JP2003207977A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JP2003207977A
JP2003207977A JP2002005531A JP2002005531A JP2003207977A JP 2003207977 A JP2003207977 A JP 2003207977A JP 2002005531 A JP2002005531 A JP 2002005531A JP 2002005531 A JP2002005531 A JP 2002005531A JP 2003207977 A JP2003207977 A JP 2003207977A
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transfer belt
belt unit
unit
cap
image forming
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JP2002005531A
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Shinobu Akama
忍 赤間
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写ベルトユニットの安全及び機能を損なう
ことなく開閉作業やジャム処理の操作及び転写ベルトユ
ニットの着脱を容易化することができる多色画像形成装
置を提供すること。 【構成】 転写ベルトユニット25が転写材に画像形成
可能に位置決めされる位置を第1の位置、ジャム処理、
消耗品の交換及び転写ベルトユニット25の着脱を行う
諸作業における位置を第2の位置とした多色画像形成装
置において、前記転写ベルトユニット25が第1の位置
から第2の位置へ移動する際には、回動軸(回転支軸)
28a上で発生するモーメントをトルク保持部材に伝達
し、転写ベルトユニット25が第2の位置から第1の位
置へ移動する際には、前記回動軸28a上で発生するモ
ーメントをトルク保持部材に伝達せず、位置決めの妨げ
にならないトルク保持機構29aを前記キャップ30の
回動軸28a上に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用するカラー複写機やカラープリンタ等の多色画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より複数の感光体ドラムを一列に並
べた多色画像形成装置が知られているが、このような多
色画像形成装置の現像ユニットの交換及びジャム紙の除
去においては本体装置を大きく開放しなければならな
い。
【0003】ところで、本体装置を開放する方法として
は、回転開放、スライド開放、着脱等の方法があるが、
一般的には回転させて本体装置内を大きく開放する方法
が採用され、開放されるユニットは本体装置に対して着
脱可能に構成されている。
【0004】図8はカラー画像形成装置の一態様として
のフルカラーレーザービームプリンタの全体構成を示す
縦断面図である。
【0005】図8に示すカラー画像形成装置は、垂直方
向に並設された4個の感光体ドラム1(1a,1b,1
c,1d)を備えており、各感光体ドラム1は、不図示
の駆動手段によって、同図中、反時計回りに回転駆動さ
れる。そして、各感光体ドラム1の周囲には、その回転
方向に従って順に、各感光体ドラム1表面を均一に帯電
する各帯電ローラ2(2a,2b,2c,2d)、画像
情報に基づいてレーザービームを照射して各感光体ドラ
ム1上に静電潜像を形成する各スキャナユニット3(3
a,3b,3c,3d)、静電潜像にトナーを付着させ
てトナー像として現像する各現像装置4(4a,4b,
4c,4d)、各感光体ドラム1上のトナー像を転写材
Sに転写させる各静電転写ローラ5(5a,5b,5
c,5d)、転写後の各感光体ドラム1表面に残った転
写残トナーを除去する各クリーニング装置6(6a,6
b,6c,6d)等が配設されている。
【0006】ここで、各感光体ドラム1と各帯電ローラ
2、各現像装置4、各クリーニング装置6は一体的にカ
ートリッジ化されて各プロセスカートリッジ7(7a,
7b,7c,7d)を構成している。
【0007】以下、各感光体ドラム1から順に詳述す
る。
【0008】各感光体ドラム1は、例えば直径30mm
のアルミニウムシリンダの外周面に有機光導電体層(O
PC感光体)を塗布して構成されている。そして、この
感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転
自在に支持されており、その一端部に不図示の駆動モー
タからの駆動力が伝達されることにより、反時計回りに
回転駆動される。
【0009】各帯電ローラ2としては、接触帯電方式の
ものを使用することができる。帯電部材は、ローラ状に
形成された導電性ローラであり、このローラを各感光体
ドラム1表面に当接させるとともに、このローラに帯電
バイアス電圧を印加することにより、各感光体ドラム1
表面を一様に帯電させるものである。
【0010】各スキャナユニット3は、各感光体ドラム
1の略水平方向に配置され、レーザーダイオード(不図
示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモ
ータ(不図示)によって高速回転される各ポリゴンミラ
ー8(8a,8b,8c,8d)に照射される。各ポリ
ゴンミラー8に反射した画像光は、各結像レンズ9(9
a,9b,9c,9d)を介して帯電済みの各感光体ド
ラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成する。
【0011】現像装置4a,4b,4c,4dはそれぞ
れイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナ
ーをそれぞれ収納した現像器で構成されている。
【0012】11は静電転写ベルトであり、これは全て
の感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向して接す
るように循環移動する。この静電転写ベルト11は、1
11〜1014Ω・cmの体積固有抵抗を有する厚さ約1
50μmのフィルム状部材で構成されている。この静電
転写ベルト11は、垂直方向に4軸でローラに支持さ
れ、図中左側の外周面に転写材Sを静電吸着して感光体
ドラム1に転写材Sを接触させるべく循環移動する。こ
れにより、転写材Sは、静電転写ベルト11により転写
位置まで搬送され、各感光体ドラム1上のトナー像の転
写を受ける。
【0013】上記静電転写ベルト11の内側に当接し、
4個の感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向した
位置には、各静電転写ローラ5(5a,5b,5c,5
d)が並設されている。これらの各静電転写ローラ5か
ら正極性の電荷が前記静電転写ベルト11を介して転写
材Sに印加され、この電荷による電界により、各感光体
ドラム1に接触中の転写材Sに各感光体ドラム1上の負
極性のトナー像が転写される。
【0014】ここで、静電転写ベルト11は周長約78
0mm、厚み150μmのベルトであり、ベルト駆動ロ
ーラ12、従動ローラ13a,13b、テンションロー
ラ14の4本のローラにより掛け渡され、図中、時計回
りに回転する。これにより、上述のように静電転写ベル
ト11が循環移動して転写材Sが従動ローラ13a側か
らベルト駆動ローラ12側へ搬送される間にトナー像が
転写される。
【0015】給紙部15は、画像形成部に転写材Sを給
紙搬送するものであり、複数枚の転写材Sが給紙カセッ
ト16に収納されている。画像形成時には給紙ローラ
(半月ローラ)17、リタードローラ対18が画像形成
動作に応じて回転駆動され、給紙カセット16内の転写
材Sが1枚ずつ分離給送されるとともに、転写材Sは、
その先端がレジストローラ対19に突き当たって一旦停
止し、ループを形成した後、静電転写ベルト11の回転
と画像書出し位置の同期を取ってレジストローラ対19
によって静電転写ベルト11へと給送されていく。
【0016】定着部20は、転写材Sに転写された複数
色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱
ローラ21aと、これに圧接されて転写材Sに熱及び圧
力を与える加圧ローラ21bとで構成されている。
【0017】即ち、感光体ドラム1上のトナー像の転写
を受けた転写材Sは、定着部20を通過する際に定着ロ
ーラ対21(加熱ローラ21aと加圧ローラ21b)に
よって搬送されるとともに、定着ローラ対21によって
熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー
像が転写材Sの表面に定着される。
【0018】画像形成の動作としては、プロセスカート
リッジ7a,7b,7c,7dが印字タイミングに合わ
せて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1
a,1b,1c,1dが反時計回り方向に回転駆動され
る。そして、各々のプロセスカートリッジ7に対応する
各スキャナユニット3が順次駆動される。この駆動によ
り、各帯電ローラ2は各感光体ドラム1の周面に一様な
電荷を付与し、各スキャナユニット3は、その各感光体
ドラム1の周面に画像信号に応じて露光を行って各感光
体ドラム1の周面上に静電潜像を形成する。各現像装置
4内の現像ローラ10a,10b,10c,10dは、
静電潜像の低電位部にトナーを転移させて各感光体ドラ
ム1の周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0019】最上流の感光体ドラム1aの周面上のトナ
ー像の先端が静電転写ベルト11との対向点に回転搬送
されてくるタイミングで、その対向点に転写材Sの印字
開始位置が一致するように、レジストローラ対19が回
転を開始して転写材Sを静電転写ベルト11へ給送す
る。
【0020】転写材Sは、静電吸着ローラ22と静電転
写ベルト11とによって挟み込まれるようにして静電転
写ベルト11の外周に圧接され、静電転写ベルト11と
静電吸着ローラ22との間に電圧を印加することによ
り、誘電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電
体層に電荷が誘起され、転写材Sが静電転写ベルト11
の外周に静電吸着される。これにより、転写材Sは、静
電転写ベルト11に安定して吸着され、最下流の転写部
まで搬送される。
【0021】転写材Sは、このように搬送されながら、
各感光体ドラム1と各静電転写ローラ5との間に形成さ
れる電界によって、各感光体ドラム1のトナー像が順次
転写される。
【0022】4色のトナー像を転写された転写材Sは、
ベルト駆動ローラ12の曲率により静電転写ベルト11
から曲率分離されて定着部20に搬入される。そして、
転写材Sは、定着部20でトナー像を熱定着された後、
排紙ローラ対23によって、画像面を下にした状態で排
紙トレイ24に排出される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記多色画像形成装置
において、重量物である静電転写ベルトユニットの開閉
操作では図9に示すようなダンパ70a,70bを使用
してきた。このような開閉させるものに追従して表にせ
り出してくるトルク保持機構では動作が直線的であるた
め、本体構成が大きくなるばかりではなく、正面からの
アクセス時であるジャム処理や消耗品の交換等の諸作業
が制限される。
【0024】更に、開閉した物体の着脱の際、 1.ユニットを回転開放する。 2.トルク保持機構とユニットの連結を解除する。 3.ユニットと本体装置の係止を外す。 上記手順で少なくとも3つ以上のステップを踏むことに
なり、煩雑になるばかりか、重量物であるため、上記操
作を片手で操作しづらいという問題があった。
【0025】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、トルク保持機構を本体装置内
に納めて作業スペースを大きくすることができるととも
に、転写ベルトユニットの安全及び機能を損なうことな
く開閉作業やジャム処理の操作及び転写ベルトユニット
の着脱を容易化することができる多色画像形成装置を提
供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数個配置された像担持体
と、それぞれの像担持体に像担持させるためのスキャナ
ユニットと、像担持体下方に配置された給紙部と、搬送
方向下流側に配置された定着排紙部と、全ての像担持体
に接し、且つ、前記給紙部から給送された転写材を前記
定着排紙部まで搬送する転写ベルトユニットを有し、前
記転写ベルトユニットは該転写ベルトユニットを本体装
置に着脱する着脱方向に開口部を有するキャップに係止
され、前記キャップは搬送方向に対して上流側に回転支
点を有し、前記転写ベルトユニットを本体装置に回転開
放且つ所定の位置で着脱可能に構成し、該転写ベルトユ
ニットが転写材に画像形成可能に位置決めされる位置を
第1の位置、ジャム処理、消耗品の交換及び転写ベルト
ユニットの着脱を行う諸作業における位置を第2の位置
とした多色画像形成装置において、前記転写ベルトユニ
ットが第1の位置から第2の位置へ移動する際には、前
記回転支軸上で発生するモーメントをトルク保持部材に
伝達し、転写ベルトユニットが第2の位置から第1の位
置へ移動する際には、前記回転支軸上で発生するモーメ
ントをトルク保持部材に伝達せず、位置決めの妨げにな
らないトルク保持機構を前記キャップの回転支軸上に配
置したことを特徴とする。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記転写ベルトユニットを第2の位置で本
体装置に連結するためにこれを前記キャップに係止する
際、前記キャップは前記転写ベルトユニットを本体装置
から着脱するための姿勢が外部の力により第2の位置か
ら第1の位置方向へ回転移動しないように該キャップの
底部に突起部を有し、該突起部は戻り防止部材の当接面
に当接し、前記戻り防止部材はキャップの位置姿勢を第
2の位置で維持することを特徴とする。
【0028】従って、請求項1記載の発明によれば、ト
ルク保持機構を本体装置内に納めて作業スペースを大き
くすることができるとともに、転写ベルトユニットの安
全及び機能を損なうことなく開閉作業やジャム処理の操
作及び転写ベルトユニットの着脱が容易化する。
【0029】又、請求項2記載の発明によれば、転写ベ
ルトユニットを本体装置に係止するキャップに対して戻
り防止機構を設けたため、本体装置に残るキャップは第
2の位置で待機位置姿勢を維持することができ、転写ベ
ルトユニットの着脱を支障なく円滑に行うことができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0031】<実施の形態1>本発明に係る多色画像形
成装置の全体構成は図8に示したカラー画像形成装置の
それと同様であるため、これについての説明は省略す
る。
【0032】図2は静電転写ベルトユニット25の開閉
機構を示す斜視図である。
【0033】静電転写ベルト11は、ベルト駆動ローラ
12、従動ローラ13a,13b、テンションローラ1
4の4本のローラにより掛け渡された状態で支持フレー
ム26に支持されている。駆動ローラ12及び従動ロー
ラ13aは、その両端部が不図示のベアリングを介して
回転自在に軸支され、外周面が露出した状態で支持フレ
ーム26にそれぞれ支持されている。
【0034】静電転写ベルトユニット25は、両側板3
1a,31bに回転自在に支持された回動軸28a,2
8b(28bは不図示)を中心として回動可能であっ
て、その一端にはトルク保持機構29a,29b(29
bは不図示)が、他端には支持フレーム26を本体に装
着するためのキャップ30a,30b(30bは不図
示)がそれぞれ左右対称に配置されている。ここでは、
図3に示すように静電転写ベルトユニット25が本体装
置に位置決めされた状態、即ち、略垂直になった位置を
第1の位置とし、図4に示すように静電転写ベルトユニ
ット25が垂直から約70°開いた位置を第2の位置と
する。
【0035】図1に示すトルク保持機構29a,29b
(左右対称で29bは不図示)は、回動軸28a,28
b(左右対称で28bは不図示)に倣って本体装置内部
の両側板31a,31b(左右対称で31bは不図示)
に回転固定され、自由回転落下を防止するトルク保持部
32a,32b(左右対称で32bは不図示)と共にワ
ンウェイクラッチ33a,33b(左右対称で33bは
不図示)を備えている。
【0036】ワンウェイクラッチ33a,33bは、静
電転写ベルトユニット25を回転開放する際に回動軸2
8a,28bに対して該静電転写ベルトユニット25を
ロックし、静電転写ベルトユニット25が第2の位置か
ら第1の位置へ回転移動する際にロックを解除してトル
クを伝達しないようにすることによって、静電転写ベル
トユニット25が第1の位置から重力方向に回転開放す
る際には自由回転落下を抑える。即ち、静電転写ベルト
ユニット25が第2の位置から第1の位置へ回転移動す
る際には、トルク保持機構29a,29bは、静電転写
ベルトユニット25が第2の位置から第1の位置に前記
回動軸28a,28bを中心として回転移動する際に回
動軸28a,28b上で発生するモーメントを打ち消し
てトルクを伝達せず、静電転写ベルトユニット25の回
転移動の妨げにならず、このとき、作業エリアにトルク
保持機構29a,29bが張り出さないため、正面から
のアクセスだけでなく左右斜め前からのアクセスも可能
となり、ジャム処理及び消耗品の交換等の諸作業が容易
化する。
【0037】但し、図5に示すように、前記静電転写ベ
ルトユニット25もユーザー交換の対象であり、容易に
本体装置に対して着脱可能に構成されている。この静電
転写ベルトユニット25は重量物であり、ダンパ構成で
重量物が無い場合では、本体装置に残るキャップ30
a,30bは第2の位置から第1の位置へ移動可能であ
るが、第1の位置から第2の位置へは容易には動かすこ
とができない。このとき、キャップ30a,30bは第
2の位置で静電転写ベルトユニット25の装着を待つ姿
勢を保つ必要がある。
【0038】重量物が無い状態でも第2の位置から第1
の位置へ容易に動かすことができないように第2の位置
でキャップ底部の突起部34a,34b(34bは不図
示)にダンパ力と同じトルクとなるよう戻り防止カム3
5a,35b(35bは不図示)を当接させることによ
って、キャップ30a,30bは第2の位置で待機位置
姿勢を保つことが可能であり、静電転写ベルトユニット
25がキャップ30a,30bに装着されることによっ
て、該静電転写ベルトユニット25が第2の位置から第
1の位置へ移動する際、梃の原理により戻り防止カム3
5a,35bが静電転写ベルトユニット25を押す力は
小さくなり、静電転写ベルトユニット25の移動の妨げ
とはならない。
【0039】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0040】尚、本実施の形態に係るカラー画像形成装
置の全体構成は実施の形態1と同様であるため、これに
ついての再度の説明は省略する。
【0041】実施の形態1と同様に、静電転写ベルトユ
ニット25は、両側板31a,31bに回転自在に支持
された回動軸28a,28b(28bは不図示)を中心
として回動可能であって、その一端にはトルク保持機構
29a,29b(29bは不図示)が、他端には支持フ
レーム26を本体に装着するためのキャップ30a,3
0b(30bは不図示)がそれぞれ左右対称に配置され
ている。ここでも、図3に示すように、静電転写ベルト
ユニット25が本体装置に位置決めされた状態、即ち、
略垂直になった位置を第1の位置とし、図4に示すよう
に静電転写ベルトユニット25が垂直から約70°開い
た位置を第2の位置とする。更に、図6に示すように第
2の位置で開いた開閉角度よりも小さい垂直から約55
°開いた位置を第2’の位置とする。
【0042】図2に示すトルク保持機構29a,29b
(左右対称で29bは不図示)は回動軸28a,28b
(左右対称で28bは不図示)に倣って本体装置内部の
両側板31a,31b(左右対称で31bは不図示)に
回転固定され、自由回転落下を防止するトルク保持部3
2a,32b(左右対称で32bは不図示)と共にワン
ウェイクラッチ33a,3b(左右対称で33bは不図
示)を備えている。
【0043】ワンウェイクラッチ33a,33bは、静
電転写ベルトユニット25を回転開放する際に回動軸2
8a,28bに対して該静電転写ベルトユニット25を
ロックし、静電転写ベルトユニット25が第2の位置か
ら第1の位置へ回転移動する際にロックを解除してトル
クを伝達しないようにすることによって、静電転写ベル
トユニット25が第1の位置から重力方向に回転開放す
る際には自由回転落下を抑える。即ち、静電転写ベルト
ユニット25が第2の位置から第1の位置へ回転移動す
る際には、トルク保持機構29a,29bは、静電転写
ベルトユニット25が第2の位置から第1の位置に前記
回動軸28a,28bを中心として回転移動する際に回
動軸28a,28b上で発生するモーメントを打ち消し
てトルクを伝達せず、静電転写ベルトユニット25の回
転移動の妨げにならず、このとき、作業エリアにトルク
保持機構29a,29bが張り出さないため、正面から
のアクセスだけでなく左右斜め前からのアクセスも可能
となり、ジャム処理及び消耗品の交換等の諸作業が容易
化する。
【0044】但し、前記静電転写ベルトユニット25も
ユーザー交換の対象であり、容易に本体装置に対して着
脱可能に構成されている。この静電転写ベルトユニット
25は重量物であり、ダンパ構成で重量物が無い場合で
は、本体装置に残るキャップ30a,30bは第2の位
置から第1の位置へ移動可能であるが、第1の位置から
第2の位置へは容易には動かすことができない。このと
き、キャップ30a,30bは第2の位置で静電転写ベ
ルトユニット25の装着を待つ姿勢を保つ必要がある。
【0045】図7では重量物が無い状態でも第2の位置
から第1の位置へ容易に動かすことができないように第
2の位置でキャップ底部の突起部71a,71b(71
bは不図示)にダンパ力と同じトルクとなるよう戻り防
止カム35a,35b(35bは不図示)を当接するこ
とによって、キャップ30a,30bは第2の位置で待
機位置姿勢を保つことが可能であり、更に図6に示すよ
うに第1の位置に近い位置から第1の位置へ容易に動か
すことができないようにキャップ底部の突起部72a,
72b(72bは不図示)に戻り防止カム35a,35
bを当接することによって、第2の位置で待機位置姿勢
を保つことが可能となり、静電転写ベルトユニット25
を第2の位置まで開かなくてもジャム処理、ユニット交
換等の作業が行えるようになる。
【0046】ここで、戻り防止カム35a,35bに複
数の当接面を有しても効果は同じである。又、静電転写
ベルトユニット25がキャップ30a,30bに装着さ
れることによって、静電転写ベルトユニット25が第2
の位置から第1の位置へ移動する際、梃の原理により戻
り防止カム35a,35bが静電転写ベルトユニット2
5を押す力は小さくなり、静電転写ベルトユニット25
の移動の妨げとはならない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、トルク保持機構を本体装置内に納
めて作業スペースを大きくすることができるとともに、
転写ベルトユニットの安全及び機能を損なうことなく開
閉作業やジャム処理の操作及び転写ベルトユニットの着
脱を容易化することができるという効果が得られる。
【0048】又、請求項2記載の発明によれば、転写ベ
ルトユニットを本体装置に係止するキャップに対して戻
り防止機構を設けたため、本体装置に残るキャップは第
2の位置で待機位置姿勢を維持することができ、転写ベ
ルトユニットの着脱を支障なく円滑に行うことができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1,2に係る多色画像形成
装置のトルク保持機構部の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1,2に係る多色画像形成
装置の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る多色画像形成装置
のトルク保持機構部の部分側面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る多色画像形成装置
のトルク保持機構部の部分側面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る多色画像形成装置
のトルク保持機構部の部分側面図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る多色画像形成装置
のトルク保持機構部の部分側面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る多色画像形成装置
のトルク保持機構部の部分側面図である。
【図8】従来及び本発明の実施の形態1,2に係る多色
画像形成装置の断面図である。
【図9】従来の多色画像形成装置の斜視図である。
【符号の説明】
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体) 3a〜3d スキャナユニット 11 静電転写ベルト 15 給紙部 20 定着部 24 排紙トレイ(排紙部) 25 静電転写ベルトユニット 28a,28b 回動軸(回転支軸) 29a,29b トルク保持機構 30a,30b キャップ 31a,31b 側板 32a,32b トルク保持部(トルク保持部材) 33a,33b ワンウェイクラッチ 34a,34b 突起部 35a,35b 戻り防止カム(戻り防止部材) 71a,71b 突起部 72a,72b 突起部 S 転写材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA06 AA07 AB02 BB02 BB21 BB43 BB46 2H071 AA14 AA15 AA42 BA03 BA13 BA14 DA09 DA23 EA04 2H200 GA12 GA23 GA34 GA44 GA47 GB25 HA02 HA28 HB12 HB22 JA02 JB06 LA11 LA12 LA21 LA38 LA40 3J105 AA15 AA42 AB12 AB24 AB50 BA03 BB13 BB15 BB32 BC06 BC13 DA13 DA23 DA31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個配置された像担持体と、それぞれ
    の像担持体に像担持させるためのスキャナユニットと、
    像担持体下方に配置された給紙部と、搬送方向下流側に
    配置された定着排紙部と、全ての像担持体に接し、且
    つ、前記給紙部から給送された転写材を前記定着排紙部
    まで搬送する転写ベルトユニットを有し、前記転写ベル
    トユニットは該転写ベルトユニットを本体装置に着脱す
    る着脱方向に開口部を有するキャップに係止され、前記
    キャップは搬送方向に対して上流側に回転支点を有し、
    前記転写ベルトユニットを本体装置に回転開放且つ所定
    の位置で着脱可能に構成し、該転写ベルトユニットが転
    写材に画像形成可能に位置決めされる位置を第1の位
    置、ジャム処理、消耗品の交換及び転写ベルトユニット
    の着脱を行う諸作業における位置を第2の位置とした多
    色画像形成装置において、 前記転写ベルトユニットが第1の位置から第2の位置へ
    移動する際には、前記回転支軸上で発生するモーメント
    をトルク保持部材に伝達し、転写ベルトユニットが第2
    の位置から第1の位置へ移動する際には、前記回転支軸
    上で発生するモーメントをトルク保持部材に伝達せず、
    位置決めの妨げにならないトルク保持機構を前記キャッ
    プの回転支軸上に配置したことを特徴とする多色画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写ベルトユニットを第2の位置で
    本体装置に連結するためにこれを前記キャップに係止す
    る際、前記キャップは前記転写ベルトユニットを本体装
    置から着脱するための姿勢が外部の力により第2の位置
    から第1の位置方向へ回転移動しないように該キャップ
    の底部に突起部を有し、該突起部は戻り防止部材の当接
    面に当接し、前記戻り防止部材はキャップの位置姿勢を
    第2の位置で維持することを特徴とする請求項1に記載
    の多色画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7302208B2 (en) * 2004-03-31 2007-11-27 Ricoh Company, Limited Unit supporting device and image forming apparatus
JP2008185635A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Canon Inc ドア開閉機構及びシート搬送装置及び画像形成装置
US8055151B2 (en) 2006-10-03 2011-11-08 Fuji Xerox Co., Ltd. Open-close apparatus and image forming apparatus

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