JP2003207978A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JP2003207978A
JP2003207978A JP2002005612A JP2002005612A JP2003207978A JP 2003207978 A JP2003207978 A JP 2003207978A JP 2002005612 A JP2002005612 A JP 2002005612A JP 2002005612 A JP2002005612 A JP 2002005612A JP 2003207978 A JP2003207978 A JP 2003207978A
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unit
belt unit
electrostatic
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Shinobu Akama
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダンパ機構の配置スペースを小さく抑えて省
スペースを実現するとともに、静電転写ベルトユニット
の安全及び機能を損なうことなく開閉作業及びジャム処
理、消耗品の交換等の諸作業を簡単に行うことができる
多色画像形成装置を提供すること。 【構成】 感光体ドラム(像担持体)1a〜1dと、ス
キャナユニットと、給紙部と、定着部と、静電転写ベル
トユニット25を有し、該静電転写ベルトユニット25
を搬送方向に対して上流側に位置する回動軸(回転支
軸)28aを中心に回動可能に支持し、該静電転写ベル
トユニット25が転写材上に画形成可能な第1の位置と
ジャム処理及び消耗品の交換を行う諸作業における第2
の位置の2つの位置を移動する構成の多色画像形成装置
において、前記静電転写ベルトユニット25が前記回動
軸28aを中心として第1の位置から第2の位置に回転
移動する際、該静電転写ベルトユニット25の回動軸2
8a上で発生するモーメントを打ち消すダンパ機構35
aを回動軸28a上に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用するカラー複写機やカラープリンタ等の多色画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より複数の感光体ドラムを一列に並
べた多色画像形成装置が知られているが、このような多
色画像形成装置の現像ユニットの交換及びジャム紙の除
去においては本体装置を大きく開放しなければならな
い。
【0003】ところで、本体装置を開放する方法として
は、回転開放、スライド開放、着脱等の方法があるが、
一般的には回転させて本体装置内を大きく開放する方法
が採用されている。
【0004】図6は転写部を縦配置して成る従来のカラ
ー画像形成装置の断面図であり、同図に示すカラー画像
形成装置は、垂直方向に並設された4個の感光体ドラム
38(38a,38b,38c,38d)を備えてお
り、各感光体ドラム38は、不図示の駆動手段によっ
て、同図中、反時計回りに回転駆動される。そして、各
感光体ドラム38の周囲には、その回転方向に従って順
に、各感光体ドラム38表面を均一に帯電する帯電ロー
ラ39(39a,39b,39c,39d)、画像情報
に基づいてレーザービームを照射して各感光体ドラム3
8上に静電潜像を形成するスキャナユニット40(40
a,40b,40c,40d)、静電潜像にトナーを付
着させてトナー像として現像する現像装置41(41
a,41b,41c,41d)、各感光体ドラム38上
のトナー像を転写材Sに転写させる静電転写ローラ42
(42a,42b,42c,42d)、転写後の各感光
体ドラム38表面に残った転写残トナーを除去するクリ
ーニング装置43(43a,43b,43c,43d)
等が配設されている。
【0005】ここで、各感光体ドラム38と各帯電ロー
ラ39、各現像装置41、各クリーニング装置43は一
体的にカートリッジ化されてプロセスカートリッジ44
(44a,44b,44c,44d)を構成している。
【0006】更に、全ての感光体ドラム38a,38
b,38c,38dに対向して接するように循環移動す
る静電転写ベルトユニット45が配設されている。この
静電転写ベルトユニット45は、ベルト駆動ローラ4
6、従動ローラ47a,47b、テンションローラ48
の4軸で支持され、図中左側の外周面に転写材Sを静電
吸着して前記各感光体ドラム38に転写材Sを接触させ
るべく循環移動する。これにより、転写材Sは静電転写
ベルトユニット45により転写位置まで搬送され、各感
光体ドラム38上のトナー像の転写を受ける。
【0007】又、上記静電転写ベルトユニット45の内
側に当接し、4個の感光体ドラム38a,38b,38
c,38dに対向した位置には、静電転写ローラ42
(42a,42b,42c,42d)が並設されてい
る。これらの各静電転写ローラ42から正極性の電荷が
静電転写ベルトユニット45を介して転写材Sに印加さ
れ、この電荷による電界により、各感光体ドラム38上
の負極性のトナー像が各感光体ドラム38に接触中の転
写材Sに転写される。
【0008】給紙部49は、画像形成部に転写材Sを給
紙搬送するものであり、複数枚の転写材Sが給紙カセッ
ト50に収納されている。画像形成時には給紙ローラ
(半月ローラ)51とリタードローラ対52が画像形成
動作に応じて駆動回転し、給紙カセット50内の転写材
Sが1枚ずつ分離給送されるとともに、転写材Sは、そ
の先端がレジストローラ対53に突き当たって一旦停止
し、ループを形成した後に静電転写ベルトユニット45
の回転と画像書出し位置の同期を取ってレジストローラ
対53によって静電転写ベルトユニット45へと給送さ
れていく。
【0009】定着部54は、転写材Sに転写された複数
色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱
ローラ55aと、これに圧接されて転写材Sに熱及び圧
力を与える加圧ローラ55bとで構成されている。
【0010】即ち、各感光体ドラム38上のトナー像の
転写を受けた転写材Sは、定着部54を通過する際に定
着ローラ対55(加熱ローラ55aと加圧ローラ55
b)で搬送されるとともに、定着ローラ対55によって
熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー
像が転写材Sの表面に定着される。
【0011】画像形成の動作としては、プロセスカート
リッジ44a,44b,44c,44dが印字タイミン
グに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ド
ラム38a,38b,38c,38dが反時計回り方向
に回転駆動される。そして、各々のプロセスカートリッ
ジ44に対応する各スキャナユニット40が順次駆動さ
れる。この駆動により、各帯電ローラ39は各感光体ド
ラム38の周面に一様な電荷を付与し、各スキャナユニ
ット40は、各感光体ドラム38周面に画像信号に応じ
て露光を行って各感光体ドラム38周面上に静電潜像を
形成する。各現像装置41内の現像ローラ56(56
a,56b,56c,56d)は、静電潜像の低電位部
にトナーを転移させて各感光体ドラム38の周面上にト
ナー像を形成(現像)する。
【0012】最上流の感光体ドラム38aの周面上のト
ナー像の先端が静電転写ベルトユニット45との対向点
に回転搬送されてくるタイミングで、その対向点に転写
材Sの印字開始位置が一致するように、レジストローラ
対53が回転を開始して転写材Sを静電転写ベルトユニ
ット45へ給送する。
【0013】転写材Sは、静電吸着ローラ57と静電転
写ベルトユニット45とによって挟み込まれるようにし
て静電転写ベルトユニット45の外周に圧接され、静電
転写ベルトユニット45と静電吸着ローラ57との間に
電圧を印加することにより、誘電体である転写材Sと静
電転写ベルトユニット45の誘電体層に電荷が誘起さ
れ、転写材Sが静電転写ベルトユニット45の外周に静
電吸着される。これにより、転写材Sは、静電転写ベル
トユニット45に安定して吸着され、最下流の転写部ま
で搬送される。
【0014】このように搬送されながら転写材Sは、各
感光体ドラム38と各静電転写ローラ42との間に形成
される電界によって各感光体ドラム38のトナー像が順
次転写される。
【0015】4色のトナー像が転写された転写材Sは、
ベルト駆動ローラ46の曲率により静電転写ベルトユニ
ット45から曲率分離され、定着部54に搬入される。
転写材Sは、定着部54でトナー像の熱定着を受けた
後、排紙ローラ対58によって排紙トレイ59に画像面
を下にした状態で排出される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、感光ドラム
を垂直方向に並べたインライン構成を採用する従来の多
色画像形成装置は、縦長で静電転写ベルトユニットを開
閉するという特徴があった。この縦長の構成において
は、静電転写ベルトユニットもそれに準じた縦長の構成
になってしまうため、静電転写ベルトユニットの本体奥
に設置された現像ユニットを交換する際に静電転写ベル
トユニットを第1の位置から重力方向に回動開放して第
2の位置に移動させる必要がある。そのとき、静電転写
ベルトユニットを開けた手は現像ユニットに移され、そ
の際、静電転写ベルトユニットは自由回転落下して損壊
又はユーザーに損傷を及ぼす可能性があった。
【0017】これまでの静電転写ベルトユニットが自由
回転落下する構成では、図7に示すようなダンパ70
a,70bを使用してきた。
【0018】しかし、ジャム処理及び消耗品交換等の諸
作業においてダンパの位置が邪魔で作業を行いづらいも
のとなっていた。
【0019】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ダンパ機構の配置スペースを
小さく抑えて省スペースを実現するとともに、静電転写
ベルトユニットの安全及び機能を損なうことなく開閉作
業及びジャム処理、消耗品の交換等の諸作業を簡単に行
うことができる多色画像形成装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数個配置された像担持体
と、それぞれの像担持体に配置されたスキャナユニット
と、像担持体下方に配置された給紙部と、搬送方向下流
側に配置された定着部と、全ての像担持体に接し、且
つ、前記給紙部から給送された転写材を前記定着部まで
搬送する静電転写ベルトユニットを有し、前記静電転写
ベルトユニットを搬送方向に対して上流側に位置する回
転支軸を中心に回動可能に支持し、該静電転写ベルトユ
ニットが転写材上に画形成可能な第1の位置とジャム処
理及び消耗品の交換を行う諸作業における第2の位置の
2つの位置を移動する構成の多色画像形成装置におい
て、前記静電転写ベルトユニットが前記回転支軸を中心
として第1の位置から第2の位置に回転移動する際、該
静電転写ベルトユニットの回転支軸上で発生するモーメ
ントを打ち消すダンパ機構を回転支軸上に配置したこと
を特徴とする。
【0021】又、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記静電転写ベルトユニットが第2の
位置から第1の位置に回転移動する際には、前記ダンパ
機構にトルクを伝達しないことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0023】<実施の形態1>先ず、カラー画像形成装
置の全体構成を図2に基づいて説明する。尚、図2はカ
ラー画像形成装置の一態様としてのフルカラーレーザー
ビームプリンタの全体構成を示す縦断面図である。
【0024】図2に示すカラー画像形成装置は、垂直方
向に並設された4個の感光体ドラム1(1a,1b,1
c,1d)を備えており、各感光体ドラム1は、不図示
の駆動手段によって図示矢印方向(反時計回り)に回転
駆動される。そして、各感光体ドラム1の周囲には、そ
の回転方向に従って順に、各感光体ドラム1表面を均一
に帯電する各帯電ローラ2(2a,2b,2c,2
d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射して各
感光体ドラム1上に静電潜像を形成する各スキャナユニ
ット3(3a,3b,3c,3d)、静電潜像にトナー
を付着させてトナー像として現像する各現像装置4(4
a,4b,4c,4d)、各感光体ドラム1上のトナー
像を転写材Sに転写させる各静電転写ローラ5(5a,
5b,5c,5d)、転写後の各感光体ドラム1表面に
残った転写残トナーを除去する各クリーニング装置6
(6a,6b,6c,6d)等が配設されている。
【0025】ここで、各感光体ドラム1と各帯電ローラ
2、各現像装置4、各クリーニング装置6は、一体的に
カートリッジ化されて各プロセスカートリッジ7(7
a,7b,7c,7d)を構成している。
【0026】以下、各感光体ドラム1から順に詳述す
る。
【0027】各感光体ドラム1は、例えば直径30mm
のアルミニウムシリンダの外周面に有機光導電体層(O
PC感光体)を塗布して構成したものである。ここで、
感光体ドラム1は、その両端部が支持部材によって回転
自在に支持されており、一端部に駆動モータ(不図示)
からの駆動力が伝達されることにより、図示矢印方向
(反時計回り)に回転駆動される。
【0028】各帯電ローラ2としては、接触帯電方式の
ものを使用することができる。帯電部材は、ローラ状に
形成された導電性ローラであり、このローラを各感光体
ドラム1表面に当接させるとともに、このローラに帯電
バイアス電圧を印加することにより各感光体ドラム1表
面を一様に帯電させるものである。
【0029】各スキャナユニット3は、各感光体ドラム
1の略水平方向に配置され、レーザーダイオード(不図
示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモ
ータ(不図示)によって高速回転される各ポリゴンミラ
ー8(8a,8b,8c,8d)に照射される。各ポリ
ゴンミラー8に反射した画像光は、各結像レンズ9(9
a,9b,9c,9d)を介して帯電済みの各感光体ド
ラム1表面を選択的に露光して静電潜像を形成する。
【0030】現像装置4a,4b,4c,4dは、それ
ぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のト
ナーを収納した現像器で構成されている。
【0031】全ての感光体ドラム1a,1b,1c,1
dに対向して接するように循環移動する静電転写ベルト
11が配設されており、この静電転写ベルト11は、1
11〜1014Ω・cmの体積固有抵抗を有する厚さ約1
50μmのフィルム状部材で構成されている。この静電
転写ベルト11は、垂直方向に4軸でローラに支持さ
れ、図中左側の外周面に転写材Sを静電吸着して感光体
ドラム1に転写材Sを接触させるべく循環移動する。こ
れにより、転写材Sは、静電転写ベルト11により転写
位置まで搬送され、各感光体ドラム1上のトナー像の転
写を受ける。
【0032】この静電転写ベルト11の内側に当接し、
4個の感光体ドラム1a,1b,1c,1dに対向した
位置には、各静電転写ローラ5(5a,5b,5c,5
d)が並設されている。これらの各静電転写ローラ5か
ら正極性の電荷が静電転写ベルト11を介して転写材S
に印加され、この電荷による電界により、各感光体ドラ
ム1に接触中の転写材Sに各感光体ドラム1上の負極性
のトナー像が転写される。
【0033】静電転写ベルト11は、周長約780m
m、厚み150μmのベルトであり、ベルト駆動ローラ
12と従動ローラ13a,13b及びテンションローラ
14の4本のローラにより掛け渡され、図中、時計周り
に回転される。これにより、静電転写ベルト11が循環
移動して転写材Sが従動ローラ13a側からベルト駆動
ローラ12側へ搬送される間にトナー像を転写される。
【0034】給紙部15は、画像形成部に転写材Sを給
紙搬送するものであり、複数枚の転写材Sが給紙カセッ
ト16に収納されている。画像形成時には給紙ローラ
(半月ローラ)17とリタードローラ対18が画像形成
動作に応じて回転駆動され、給紙カセット16内の転写
材Sを1枚毎分離給送するとともに、転写材Sは、その
先端がレジストローラ対19に突き当たって一旦停止
し、ループを形成した後、静電転写ベルト11の回転と
画像書出し位置の同期を取ってレジストローラ対19に
よって静電転写ベルト11へと給送されていく。
【0035】定着部20は、転写材Sに転写された複数
色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱
ローラ21aとこれに圧接されて転写材Sに熱及び圧力
を与える加圧ローラ21bとで構成されている。
【0036】即ち、感光体ドラム1上のトナー像が転写
された転写材Sは、定着部20を通過する際に加熱ロー
ラ21aと加圧ローラ21bによって搬送されるととも
に、加熱ローラ21aと加圧ローラ21bによって熱及
び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー像が
転写材S表面に定着される。
【0037】画像形成の動作としては、プロセスカート
リッジ7a,7b,7c,7dが印字タイミングに合わ
せて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1
a,1b,1c,1dが図示矢印方向(反時計回り方
向)に回転駆動される。そして、各々のプロセスカート
リッジ7に対応する各スキャナユニット3が順次駆動さ
れる。この駆動により、各帯電ローラ2は各感光体ドラ
ム1の周面に一様な電荷を付与し、各スキャナユニット
3は、各感光体ドラム1周面に画像信号に応じて露光を
行って各感光体ドラム1周面上に静電潜像を形成する。
各現像装置4内の現像ローラ10a,10b,10c,
10dは、静電潜像の低電位部にトナーを転移させて各
感光体ドラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0038】最上流の感光体ドラム1aの周面上のトナ
ー像の先端が静電転写ベルト11との対向点に回転搬送
されてくるタイミングで、その対向点に転写材Sの印字
開始位置が一致するように、レジストローラ対19が回
転を開始して転写材Sを静電転写ベルト11へ給送す
る。
【0039】転写材Sは、静電吸着ローラ22と静電転
写ベルト11によって挟み込まれるようにして静電転写
ベルト11の外周に圧接され、静電転写ベルト11と静
電吸着ローラ22との間に電圧を印加することにより、
誘電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層
に電荷が誘起され、転写材Sが静電転写ベルト11の外
周に静電吸着される。これにより、転写材Sは、静電転
写ベルト11に安定して吸着され、最下流の転写部まで
搬送される。
【0040】このように搬送されながら転写材Sは、各
感光体ドラム1と各静電転写ローラ5との間に形成され
る電界によって各感光体ドラム1のトナー像が順次転写
される。
【0041】而して、4色のトナー像を転写された転写
材Sは、ベルト駆動ローラ12の曲率により静電転写ベ
ルト11から曲率分離され、定着部20に搬入される。
そして、転写材Sは、定着部20でトナー像の熱定着を
受けた後、排紙ローラ対23によって、画像面を下にし
た状態で排紙トレイ24に排出される。
【0042】ここで、静電転写ベルトユニット25の開
閉機構について図1及び図3を用いて詳しく説明する。
【0043】静電転写ベルト11は、ベルト駆動ローラ
12と従動ローラ13a,13b及びテンションローラ
14の4本のローラにより掛け渡された状態で支持フレ
ーム26に支持されている。駆動ローラ12及び従動ロ
ーラ13aの両端部は、不図示のベアリングを介して回
転自在に支承され、その外周面が露出した状態で支持フ
レーム26にそれぞれ支持されている。
【0044】図3に示すように、支持フレーム26の脚
部60a,60bには回動軸28a,28bが設けられ
ている。静電転写ベルトユニット25と回動軸28a,
28bは固定されており、本体装置内の両側板10a,
10bに回転自在に支持されている。ダンパ機構35
a,35bは、回動軸28a,28bに倣って本体装置
の両側板10a,10bに回転固定されている。
【0045】ダンパ機構35a,35bが回動軸28
a,28bに倣うように両側板10a,10bに固定さ
れ、自由回転落下を防止するトルク保持部36a,36
bと共にワンウェイクラッチ37a,37bが配置され
ている。
【0046】ここで、静電転写ベルトユニット25は、
転写材Sの搬送方向に対して上流側に位置する回動軸2
8a,28bを中心に回動可能に支持され、転写材S上
に画形成可能な第1の位置とジャム処理及び消耗品の交
換を行う諸作業における第2の位置の2つの位置を移動
することができる。
【0047】前記ワンウェイクラッチ37a,37b
は、静電転写ベルトユニット25を回転開放する際にロ
ックし、静電転写ベルトユニット25が第2の位置から
第1の位置へ回転移動する際にロックを解除してトルク
を伝達しないようにすることによって、静電転写ベルト
ユニット25が第1の位置から重力方向に回転開放する
際には自由回転落下を抑え、静電転写ベルトユニット2
5が第2の位置から第1の位置へ回転移動する際はダン
パ機構35a,35bは、静電転写ベルトユニット25
が第2の位置から第1の位置に前記回動軸28a,28
bを中心に回転移動する際に、回動軸28a,28b上
で発生するモーメントを打ち消すダンパ機構35a,3
5bにトルクを伝達しないため、静電転写ベルトユニッ
ト25の回転移動の妨げにならない。又、作業エリアに
ダンパ機構35a,35bが張り出さないため、ジャム
処理及び消耗品の交換等の諸作業が容易化する。
【0048】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2について説明する。
【0049】本実施の形態に係るカラー画像形成装置の
全体構成は前記実施の形態1と同様であるため、これに
ついての再度の説明は省略する。
【0050】図4は本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の静電転写ベルトユニット25の構成を示す斜視
図、図5は同静電転写ベルトユニット25の脚部60
a,60bの断面図である。
【0051】図5に示すように、静電転写ベルトユニッ
ト25の支持フレーム脚部60a,60bには、自由回
転落下を防止するためのトルク保持部36a,36bを
有すると共にワンウェイクラッチ37a,37bを備え
たダンパ機構35a,35bが設けられている。本体装
置側の回動軸61a,61bは、本体内の両側板10
a,10bに固定されている。静電転写ベルトユニット
25が回動軸61a,61bを中心に第1の位置から第
2の位置へ回転開放する際に該静電転写ベルトユニット
25の脚部60a,60bに備えたダンパ機構35a,
35bが発生したモーメントを打ち消すことによって自
重による回転を防止する。
【0052】静電転写ベルトユニット25が第2の位置
から第1の位置へ回転移動する際、図5に示すように、
回動軸61a,61b上にワンウェイクラッチ37a,
37bを備えることによってトルク保持部36a,36
bにトルクを伝達しなくなり、静電転写ベルトユニット
25の第2の位置から第1の位置への回転移動の抵抗と
ならない。又、ジャム処理及び消耗品の交換等の妨げに
ならず、省スペースを実現することができる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、複数個配置された像担持体と、それぞれの像担
持体に配置されたスキャナユニットと、像担持体下方に
配置された給紙部と、搬送方向下流側に配置された定着
部と、全ての像担持体に接し、且つ、前記給紙部から給
送された転写材を前記定着部まで搬送する静電転写ベル
トユニットを有し、前記静電転写ベルトユニットを搬送
方向に対して上流側に位置する回転支軸を中心に回動可
能に支持し、該静電転写ベルトユニットが転写材上に画
形成可能な第1の位置とジャム処理及び消耗品の交換を
行う諸作業における第2の位置の2つの位置を移動する
構成の多色画像形成装置において、前記静電転写ベルト
ユニットが前記回転支軸を中心として第1の位置から第
2の位置に回転移動する際、該静電転写ベルトユニット
の回転支軸上で発生するモーメントを打ち消すダンパ機
構を回転支軸上に配置したため、ダンパ機構の配置スペ
ースを小さく抑えて省スペースを実現するとともに、静
電転写ベルトユニットの安全及び機能を損なうことなく
開閉作業及びジャム処理、消耗品の交換等の諸作業を簡
単に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る多色画像形成装置
の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る多色画像形成装置
の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る多色画像形成装置
の静電転写ベルトユニット脚部の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る多色画像形成装置
の斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る多色画像形成装置
の静電転写ベルトユニット脚部の断面図である。
【図6】従来の多色画像形成装置の断面図である。
【図7】従来の多色画像形成装置の斜視図である。
【符号の説明】
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体) 3a〜3d スキャナユニット 11 静電転写ベルト 15 給紙部 20 定着部 25 静電転写ベルトユニット 26 支持フレーム 28a,28b 回動軸(回転支軸) 35a,35b ダンパ機構 36a,36b トルク保持部 37a,37b ワンウェイクラッチ 60a,60b 脚部 61a,61b 回動軸(回転支軸) S 転写材
フロントページの続き Fターム(参考) 2H030 AA06 AB02 BB02 BB21 BB43 BB46 2H071 AA14 AA15 AA42 BA03 BA13 BA14 DA09 EA04 2H200 FA12 GA12 GA23 GA34 GA44 GA47 GB25 HA02 HA28 HB12 HB22 JA02 JB06 LA11 LA12 LA21 LA38 3J066 AA14 AA24 BB10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個配置された像担持体と、それぞれ
    の像担持体い配置されたスキャナユニットと、像担持体
    下方に配置された給紙部と、搬送方向下流側に配置され
    た定着部と、全ての像担持体に接し、且つ、前記給紙部
    から給送された転写材を前記定着部まで搬送する静電転
    写ベルトユニットを有し、前記静電転写ベルトユニット
    を搬送方向に対して上流側に位置する回転支軸を中心に
    回動可能に支持し、該静電転写ベルトユニットが転写材
    上に画形成可能な第1の位置とジャム処理及び消耗品の
    交換を行う諸作業における第2の位置の2つの位置を移
    動する構成の多色画像形成装置において、 前記静電転写ベルトユニットが前記回転支軸を中心とし
    て第1の位置から第2の位置に回転移動する際、該静電
    転写ベルトユニットの回転支軸上で発生するモーメント
    を打ち消すダンパ機構を回転支軸上に配置したことを特
    徴とする多色画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記静電転写ベルトユニットが第2の位
    置から第1の位置に回転移動する際には、前記ダンパ機
    構にトルクを伝達しないことを特徴とする請求項1記載
    の多色画像形成装置。
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