JP2003206627A - 足場支持治具 - Google Patents

足場支持治具

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JP2003206627A JP2002004005A JP2002004005A JP2003206627A JP 2003206627 A JP2003206627 A JP 2003206627A JP 2002004005 A JP2002004005 A JP 2002004005A JP 2002004005 A JP2002004005 A JP 2002004005A JP 2003206627 A JP2003206627 A JP 2003206627A
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満 松崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い範囲の作業目的に対応させることがで
き、工事の作業性を向上させることができる足場支持治
具を提供する。 【解決手段】 立上部5bをその両側から挟持して固定
する第一挟接体21と第二挟接体23を、互いに近接、
離間可能に支持する支持部材16と調整部材22を有
し、該支持部材16と調整部材22に移動可能に装着さ
れるスライダ17に支持脚接合部材20を配置した。支
持脚接合部材20は、前記スライダ17と前記支持部材
16の貫通穴16dもしくは調整部材22の貫通穴22
eを貫通するボルト19aと、該ボルト19aに螺合す
るナットにより構成される固定手段19で、前記支持部
材16もしくは調整部材22の適宜位置に固定される。
従って、組足場における支持脚及び手すりを、支持部材
16もしくは調整部材22上に構築することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外周側部から水平
方向に張り出した床部と、該床部の先端から立上がる立
上部とを有する構造物本体に、前記立上部を基礎として
組足場を設置する際に用いる足場支持治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バルコニを有するマンション等
の構造物本体に、バルコニ等を利用して公知のビティ足
場や単管足場等の組足場を、前記構造物本体の外側に沿
って複数階層ごとに設置するための足場支持治具とし
て、例えば、特開平8−326303号公報に開示され
た足場支持治具が提案されている。
【0003】この足場支持治具では、バルコニの立上部
の上端面に載置される載置部から下方に向けて突出する
ように固定された第一挟接体と、前記載置部に移動可能
に嵌合する位置調整保持手段に前記第一挟接体と対向す
るように固定された第二挟接体を有し、前記第一挟接体
の下端に、組足場を支持する支持部材を固定し、該支持
部材の先端部に複数の支持脚接合部材を一定の間隔で固
定した構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、屋上階の外周
に、屋上の床面を形成するスラブの上方に前記支持部材
を突出させて、防水工事用の足場を構築する場合、位置
調整保持手段側に支持脚を立設させ、手すり等を設ける
ことが要求される。しかし、前記足場支持治具では、位
置調整保持手段側に支持脚を配置することができない。
このため、屋上階の防水工事等では前記足場支持治具を
用いることなく単管足場を構築するなど、足場支持治具
の利用範囲が限定されていた。
【0005】上記の事情に鑑み、本発明は、支持脚接合
部材の取付け位置を移動可能とし、より広い範囲の作業
目的に適合させて利用できる足場支持治具を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、外周側部から水平方向に張
り出した床部と、該床部の先端から上方に立上る立上部
とを有する構造物本体に、前記立上部を基礎として組足
場を組み立てるために使用する足場支持治具であって、
前記足場支持治具(15、30、40、50)は、前記
立上部(3e、5b)に係着する係着部(15b、30
b、40b、50b)と、前記組足場(7)を支持する
支持部(15a、30a、40a、50a)を有し、前
記係着部(15b、30b、40b、50b)は、前記
立上部(3e、5b)に載置される載置部(16f、3
5a、42a、56a)と、該載置部(16f、35
a、42a、56a)に、前記立上部(3e、5b)を
その両側から挟む形で、互いに接近、離反自在に設けら
れた第一挟接体(21、57)と第二挟接体(23、6
2)とを有し、前記第一挟接体(21、57)と第二挟
接体(23、62)との間に、それら挟接体(21、2
3,57、62)間の位置を調整し、保持する位置調整
保持手段(22、37、45、55)を設け、前記支持
部(15a、30a、40a、50a)は、前記第一挟
接体(21、57)側に、前記第二挟接体(23、6
2)とは反対側に突出した形で設けられた支持部材(1
6、31、41、51)を有し、前記組足場(7)の支
持脚(9)を着脱自在に接合する支持脚接合部材(2
0)を、前記支持部(15a、30a、40a、50
a)もしくは係着部(15b、30b、40b、50
b)に着脱固定自在に設けた。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の発明において、前記支持脚接合部材(20)は、支
持脚(9)の接合部にねじ(20a)が形成されてい
る。
【0008】また、請求項3に係る発明は、請求項1記
載の発明において、前記位置調整保持手段(37)は、
前記第一挟接体(21)と第二挟接体(23)との間
に、それら挟接体(21、23)の位置を調整自在に設
けられたねじ手段(36、39)を有する。
【0009】また、請求項4に係る発明は、請求項1記
載の発明において、前記位置調整保持手段(45)は、
前記第一挟接体(21)と第二挟接体(23)との間
に、それら挟接体(21、23)の位置を調整自在に保
持するクランプ部材(43)を有する。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記支持部(15a、30a、40
a、50a)と前記係着部(15b、30b、40b、
50b)は、接続、分離自在に設けられている。
【0011】なお、括弧内の符号等は、図面において対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によると、立上部に足場支持治具を取付けたとき、支持
脚接合部材を支持部もしくは係着部に取付けることがで
きるので、多様な作業に対応することができる。例え
ば、屋上の防水工事等においては、図4又は図5に示す
ように、作業態様に応じて支持部を屋上の内周又は外周
側に装着し、任意の位置に支持脚接合部材を設置するこ
とができる。従って、より広い範囲の作業目的に対応さ
せることができ、工事の作業性を向上させることができ
る。
【0013】また、請求項2記載の発明によると、支持
脚を支持脚接合部材に螺合させて取付けるので、請求項
1記載の発明の効果に加え、支持脚の接合が安定し、組
足場の安定性を向上させることができる。
【0014】また、請求項3記載の発明によると、第1
の挟接体と第2の挟接体とをねじ手段により接続してい
るので、第1挟接体と第2挟接体との間隔を任意に設定
することができ、請求項1記載の発明の効果に加え、バ
ルコニの立上部の厚さの変化に拘わらず、常に最適な状
態で取付けることができる。
【0015】また、請求項4記載の発明によると、クラ
ンプ部材により挟接体間を固定するようにしたので、請
求項1記載の発明の効果に加え、足場支持治具の操作を
容易にすることができる。
【0016】また、請求項5記載の発明によると、足場
支持治具を、立上部に固定する係着部と、組足場を支持
する支持部とを接続、分離自在に設けたので、請求項1
記載の発明の効果に加え、一体の足場支持治具に比べて
取り扱う重量を軽減することができ、足場支持治具の取
り扱いを容易にすることができる。また、係着部と支持
部の大型化、高強度化を図り、より重荷重を支えること
を可能にした足場支持治具を得ることができ、一階層に
取付けた足場支持治具からより高い階層まで組足場を伸
ばすことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明による足場支持治
具を用いた組足場の設置状態を示す側面図である。
【0018】同図において、地盤1に鉄筋コンクリート
等で構築された基礎構築物2の上に、鉄筋コンクリート
で構造物本体3が構築されている。この構造物本体3
は、梁、柱構造をなす複数の柱3aと梁3bを有し、こ
れら柱3aと梁3bには、複数のスラブ3cが一体に層
状に構築され、各階の床や天井を形成している。
【0019】前記構造物本体3の外周部3d(図1の紙
面左側)には、鉄筋コンクリートで複数のバルコニ5が
構造物本体3と一体に形成されている。このバルコニ5
は、前記各梁3bから水平方向(矢印A方向)に突出
し、上下層状に形成された床部5aと、この床部5aの
先端側(矢印A方向の端部)に、床部5aと一体に形成
され、上方に向けて立上る壁状の立上部5bが設けられ
ている。なお、この立上部5bの高さは、バルコニ5の
床部5aに立つ人の落下を防止するのに十分な高さを持
っている。
【0020】また、前記構造物本体3の屋上階には、屋
上の周囲を囲う立上部3eと、最上階のバルコニ5の上
方に突出する庇5fが形成されている。
【0021】図1に示す構造物本体3の例では、バルコ
ニ5が設けられているのは、2階以上の階層になってお
り、1階の位置にはバルコニ5が設けられていない。こ
の構造物本体3の場合、1階(或いは1階及び地階)部
分は、駐車場空間6として形成されており、構造物本体
3の壁には外部と駐車場空間6を連通する車出入口6a
が形成されている。なお、構造物本体3の1階部分も住
戸とする場合には、1階部分にもバルコニ5を配置して
もよい。
【0022】2階部分のバルコニ5の立上部5bには、
本発明による足場支持治具15(又は30、又は40、
又は50)が設置されている。この足場支持治具15
(又は30、又は40、又は50)上には、2階から屋
上階まで5階層分の組足場7が構築され、その支持脚9
は、適宜位置で壁つなぎ10により構造物本体3(バル
コニ5の立上部5b、庇3f)に繋がれている。また、
足場板11は、ブラケット12を介して支持脚9の適宜
位置に支持されているほか、足場支持治具15(又は3
0、又は40、又は50)の上にも配置されている。な
お、組足場7の外側には、メッシュシート13が配置さ
れている。
【0023】図2乃至図5は、本発明による足場支持治
具の第1の実施の形態を示すもので、図2は、本発明に
よる足場支持治具の側面図、図3は、図2の平面図、図
4は、図1の足場支持治具を屋上階から外側に向けて取
り付けた状態を示す側面図、図5は、図1の足場支持治
具を屋上階から内側に向けて取り付けた状態を示す側面
図である。
【0024】同図において、足場支持治具15は、組足
場7を支持する支持部15aと、バルコニ5の立上部5
bや、構造物本体3の屋上階の立上部3eに取付けるた
めの係着部15bとを有している。
【0025】前記支持部15aを構成する支持部材16
は、断面が矩形の筒状部材で形成されている。この支持
部材16の矢印A方向の端部には、その側面16bを紙
面の前後方向に貫通する複数の貫通穴16dが所定の間
隔で形成され、矢印B方向の端部には、その側面を紙面
の前後方向に貫通する複数の貫通穴16eが所定の間隔
で形成されている。
【0026】前記支持部材16に摺動可能に嵌合するス
ライダ17には、前記貫通穴16dと連通する貫通穴
(図示せず)が形成されている。そして、該スライダ1
7は、その貫通穴と前記支持部材16の貫通穴16dを
貫通するボルト19aと、該ボルト19aに螺合するナ
ット19bで構成される固定手段19によって所要の位
置に固定される。
【0027】前記スライダ17には、前記支持部材16
の上面16aから上方に向けて突出するように、支持脚
接合部材20が固定されている。この支持脚接合部材2
0の上端部には、ねじ20aが形成されている。
【0028】前記支持部材16の下面16cの矢印B方
向の端部には、断面が矩形の筒状部材で形成された第一
挟接体21が固定されている。そして、支持部材16の
第一挟接体21から矢印B方向に突出する部分は、バル
コニ(図1参照)5の立上部5bの上端面5cに載置さ
れる載置部16fとなる。前記支持部材16の下面16
cと第一挟接体21の矢印A方向の側面との間には、断
面が矩形の筒状部材で形成された補強部材21bが接合
されている。なお、第一挟接体21の矢印B方向の側面
には、スペーサ21aが固定されている。
【0029】前記第一挟接体21は、その断面寸法が、
前記支持部材16の断面寸法と同一かそれより小さい部
材で形成されている。また、前記補強部材21bは、そ
の断面寸法が、前記第一挟接体21の断面寸法と同一か
それより小さい部材で形成されている。なお、補強部材
21bの接合位置は、支持部材16の上面16aから上
方へ突出せず、かつ第一挟接体21の矢印B方向の側面
から矢印B方向へ突出しない限り、支持部材16の側面
16bと第一挟接体21の紙面前後方向の側面であって
もよい。
【0030】調整部材22は、前記支持部材16の内部
に摺動自在に装着し得る大きさの断面が矩形の筒状部材
で形成されている。この調整部材22の矢印A方向の端
部には、その側面22bを紙面の前後方向に貫通し前記
支持部材16の貫通穴16eと連通する複数の貫通穴2
2dが所定の間隔で形成され、中央部から矢印B方向の
端部に向けて、その側面22bを紙面の前後方向に貫通
する複数の貫通穴22eが所定の間隔で形成されてい
る。
【0031】なお、前記調整部材22の矢印A方向の一
端には、内周に補強部材22fが固定され、外周にスペ
ーサ22gが固定されている。また、貫通穴22eが形
成された部分には、その内周及び外周に補強部材22h
が配置され、調整部材22の強度の低下を補っている。
【0032】前記調整部材22の矢印B方向の端部に
は、該調整部材22の断面寸法より幅の広い断面が溝形
の部材で形成された第二挟接体23が固定されている。
なお、調整部材22と第二挟接体23の接合部は、補強
部材23aで補強されている。
【0033】前記第二挟接体23の第一挟接体21との
対向面には、複数(図2では2個)の貫通穴(図示せ
ず)が形成されている。これら貫通穴と連通するように
第二挟接体23に固定されたナット25aに螺合するボ
ルト25bの矢印A方向の端部には、パッド25cが揺
動及び回転自在に支持されている。
【0034】なお、前記調整部材22は、前記支持部材
16の貫通穴16eと、該貫通穴16eと連通する貫通
穴22dを貫通するボルト26aと、該ボルト26aに
螺合するナット26bで構成される結合手段26により
結合される。そして、前記第一挟接体21、支持部材1
6、調整部材22及び第二挟接体23で係着部15bを
構成している。
【0035】このような構成で、予め、支持脚接合部材
20を支持部材16の所要の位置に配置して、固定手段
19のボルト19a、ナット19bを締めつけて固定す
る。
【0036】構造物本体3(図1参照)が二階層以上構
築されている状態で、構築されているバルコニ5の立上
部5bの上端面5cに、支持部材16の載置部16fが
接触し、立上部5bの矢印A方向の側面に第一挟接体2
1のスペーサ21aが接触するように、足場支持治具1
5を載置する。
【0037】支持部材16と調整部材22の結合部から
結合手段26のボルト26aを抜き取り、調整部材22
を矢印A方向に、第二挟接体23が立上部5bの内側面
に対し所要の位置(例えば、二点鎖線で示す位置)まで
移動させる。そして、互いに連通する支持部材16の貫
通穴16eと調整部材22の貫通穴22dの軸心を整合
させ、貫通穴16e、22dにボルト26aを挿入し、
ナット26bを締めて支持部材16と調整部材22を結
合する。
【0038】この状態で、第二挟接体23に支持された
ボルト25bを回して、パッド25cを立上部5bの内
側面に押付ける。このとき、パッド25cは、ボルト2
5bに対して揺動及び回転自在であるので、立上部5b
の内側面に沿って接触し、立上部5bの内側面を傷つけ
ることはない。
【0039】このようにして、複数の足場支持治具15
をバルコニ5(図1参照)の立上部5bに固定した後、
複数の支持部材16に亘って足場板11を載置する。な
お、足場板11は、図示しない係止部材により支持部材
16に係止される。この際、支持部材16の上面16a
には、図2に示すように、補強部材21b等が突出して
いないので、支持部材16の上面16aには、足場板1
1を載置するのに十分な足場板載置領域ARAが形成さ
れ、足場板11の設置を円滑に行なうことができる。そ
して、この足場板11上に登って支持脚9を支持脚接合
部材20に螺合させ接合する。
【0040】以下、通常の組足場7の構築作業と同様の
作業により、足場支持治具15上に組足場7(図1参
照)を構築することができる。
【0041】図4に示すように、構造物本体3の屋上階
がその外周部3dから矢印B方向に突出し、その外周部
に立上部3eが形成され、さらにその外側(矢印B方
向)に組足場7を構築する場合がある。
【0042】このような場合にも、前記図2に示すバル
コニ5に取付けた場合と同様に、支持部材16が構造物
本体3の外側(矢印B方向)に突出するように、屋上階
のスラブ3cに形成された立上部3eに固定し、支持脚
接合部材20に支持脚9を接合し、手すり9aを取付け
て組足場7を構築する。
【0043】また、図5に示すように、構造物本体3の
屋上階の防水工事等で、屋上階の立上部3eの内側(矢
印A方向)に足場が必要な場合がある。
【0044】このような場合には、支持部材16から外
した支持脚接合部材20を、調整部材22の所要の位置
に固定した状態で、支持部材16が屋上階のスラブ5c
の上方(矢印A方向)に突出するように立上部3eに載
置し固定する。そして、支持部材16上に足場板11を
載置するとともに、調整部材22に固定した支持脚接合
部材20に支持脚9を接合し、手すり9aを取付けて組
足場7を構築する。
【0045】前記のように、支持脚接合部材20を支持
部材16(支持部15a)側だけでなく、調整部材22
(係着部15b)側に取付けることができるので、従来
と異なる態様で使用することができ、足場支持治具15
の利用範囲を広げることができる。
【0046】図6及び図7は、本発明による足場支持治
具の第2の実施の形態を示すもので、図6は本発明によ
る足場支持治具の側面図、図7は、図6の平面図であ
る。
【0047】同図において、図2、図3と同じものは同
じ符号をつけて示し、説明を省略する。足場支持治具3
0は、組足場7(図1参照)を支持する支持部30a
と、足場支持治具30をバルコニ5(図1参照)の立上
部5bに取付けるための係着部30bとを有している。
【0048】前記支持部30aを構成する支持部材31
は、断面が矩形の筒状部材で形成されている。この支持
部材31の矢印A方向の一端部には、支持部材31に摺
動自在に外嵌するスライダ32が配置され、このスライ
ダ32の上面32aに、支持脚接合部材20が上方に向
けて突出するように固定されている。
【0049】なお、前記スライダ32は、スライダ32
の下面32bに固定されたナット32cに螺合するボル
ト32dで支持部材31の任意の位置に固定される。即
ち、ボルト32dは、固定手段を構成する。また、支持
部材31の矢印A方向の端部に形成された貫通穴(図示
せず)を貫通するボルト33aと、このボルト33aに
螺合するナット33bからなるストッパ33で支持部材
31から脱落するのを防止されている。
【0050】前記支持部材31の下面31cの矢印B方
向の端部には、断面が矩形の筒状部材で形成された第一
挟接体21が固定されている。そして、前記支持部材3
1の下面31cと第1挟接体21の矢印A方向の側面と
の間には、断面が矩形の筒状部材で形成された補強部材
21bが固定されている。なお、補強部材21bは、支
持部材31の上面31aから上方に突出しない限り、支
持部材31の側面31bに固定するようにしてもよい。
【0051】ブラケット35は、バルコニ5(図1参
照)の立上部5bの上端面5cに載置される載置部35
aと、この載置部35aの紙面前後方向の両端から、前
記支持部材31の両側面31bに接触する幅で上方に向
けて形成された立上部35bと、この立上部35bの矢
印A方向の端部から下方に向けて前記第一挟接体21の
側面に接触するように形成された固定部35cとを有し
ている。そして、前記ブラケット35は、前記載置部3
5aが前記支持部材31の下面31cと同じ高さになる
ようにボルト35dと、このボルト35dに螺合するナ
ット35eで前記第一挟接体21に着脱自在に固定され
ている。
【0052】前記ブラケット35の載置部35aの中央
部には、所要の高さになるようにスペーサ36aを介し
てその軸心が矢印A−B方向と平行になるようにナット
36が固定されている。
【0053】前記第一挟接体21と第二挟接体23とを
相対移動自在に接合し、前記バルコニ5(図1参照)の
立上部5bの厚さに応じて、前記第一挟接体21と第二
挟接体23の間隔を調整するための調整部材37は、前
記支持部材31の内部に摺動自在に装着し得る大きさの
断面が矩形の筒状部材で形成され、その底面37aに
は、矢印A方向の端部から所要の位置まで前記スペーサ
36aと摺動自在に嵌合する溝37bが形成されてい
る。
【0054】前記調整部材37の矢印B方向の端部に
は、調整部材37の断面寸法と同じ幅の、断面が溝形の
部材で形成された第二挟接体23が固定されている。な
お、調整部材37と第二挟接体23の接合部は、補強部
材23bで補強されている。そして、ブラケット35
(の載置部35a)、第一挟接体21、調整部材37及
び第二挟接体23で、係着部30bが構成される。
【0055】前記第二挟接体23に形成された貫通穴
(図示せず)を移動自在に貫通するねじ軸39の矢印A
方向の一端は、前記ナット36に螺合している。また、
このねじ軸39の頭部39aは、6角形に形成され、ス
パナ等でねじ軸39を回転させられるようになってい
る。また、ねじ軸39の首部には、前記第二挟接体23
の貫通穴の周囲に当接する座39bが装着され、第二挟
接体23の矢印B方向への移動を規制している。
【0056】このような構成で、予め、スライダ32を
所要の位置へ移動させボルト32dを締めて、支持脚接
合部材20を支持部材31に固定する。
【0057】構造物本体3(図1参照)が二階層以上構
築されている状態で、構築されているバルコニ5の立上
部5bの上端面5cに、ブラケット35の載置部35a
が接触するように、即ち、第一挟接体21が立上部5b
の外側面(矢印A方向の側面)と対向し、第二挟接体2
3が立上部5bの内側面(矢印B方向の側面)と対向す
るように足場支持治具30を立上部5bの上端面5cに
載置する。
【0058】そして、第一挟接体21を立上部5bの外
側面に接触させ、ねじ軸39を回転させ、第二挟接体2
3を立上部5bの内側面に対し所要の位置(例えば、二
点鎖線で示す位置)まで移動させる。この状態で、ボル
ト25bを回し、パッド25cを所要の力で立上部5b
の内側面に押しつける。このとき、パッド25cは、ボ
ルト25aに対し揺動及び回転自在であるので、立上部
5bの内側面に倣って接触し内側面を傷つけることはな
い。
【0059】このとき、前記したように、調整部材37
は、前記支持部材31の内部に摺動自在に装着し得る大
きさの断面が矩形の筒状部材で形成されているので、支
持部材31の上面31aと係着部30bを構成する調整
部材37の上面37cとは、ほぼ同じ(支持部材31の
上面31aが調整部材37の上面37cより若干高くな
る)高さになっている。
【0060】このようにして、複数の足場支持治具30
をバルコニ5(図1参照)の立上部5bに固定した後、
複数の支持部材31に亘って足場板11を載置する。な
お、足場板11は、図示しない係止部材により支持部材
31に係止される。この際、支持部材31の上面31a
には、図6に示すように、補強部材21bなどが突出し
ていないので、支持部材31の上面31aには、足場板
11を載置するのに十分な足場板載置領域ARAが形成
され、足場板11の設置を円滑に行なうことができる。
そして、この足場板11の上に登って支持脚9を支持脚
接合部材20に螺合させ接合する。
【0061】以下、通常の組足場7の構築作業と同様の
作業により、足場支持治具30上に組足場7(図1参
照)を構築することができる。
【0062】なお、上記の実施形態においては、前記ナ
ット36の破損等に備え、ナット36の交換を容易にす
るため、ブラケット35を第一挟接体21にボルト35
dとナット35eで固定したものについて説明したが、
ナット36の交換が必要ない場合には、ブラケット35
を第一挟接体21や支持部材31に溶接等で固定するよ
うにしてもよい。また、ブラケット35の固定部35c
をなくし、立上部35bを支持部材31に固定するよう
にしてもよい。
【0063】また、図6においては、前記ナット36及
びねじ軸39の取付け位置を、調整部材37の底面37
aに近い位置に配置した場合について図示してあるが、
ナット36及びねじ軸39を、前記調整部材37もしく
は支持部材31の軸心に近い位置に配置してもよいし、
調整部材37と支持部材23の上面もしくは側面に配置
してもよい。なお、ナット36とねじ軸39を支持部材
31と調整部材37の上面に配置する場合には、支持部
材31上に突出するナット36やねじ軸39を覆うため
のカバー(図示せず)を設け、該カバーの上に足場板1
1を載置するとよい。また、前記ねじ軸39の頭部39
aにハンドル(図示せず)を固定し、該ハンドルによ
り、ねじ軸39を回すようにしてもよい。
【0064】また、図6、図7においは、前記支持部材
31を、立上部5bの外側面を含む鉛直平面から矢印A
方向に突出する部分として図示しているが、支持部材3
1を前記ブラケット35に相当する分だけ矢印B方向に
延長して載置部35aとし、該載置部35aにナット3
6を固定するようにしてもよい。このような構成とすれ
ば、前記ブラケット35は不要になる。この場合、支持
部材31が載置部35aを構成し、支持部材31、第一
挟接体21、調整部材37及び第二挟接体23で、係着
部30bを構成することになる。
【0065】図8及び図9は、本発明の第3の実施の形
態を示すもので、図8は、本発明による足場支持治具の
側面図、図9は、図8の平面図である。
【0066】同図において、図2、図3、図6及び図7
と同じものは同じ符号をつけて示し、説明を省略する。
足場支持治具40は、組足場7(図1参照)を支持する
支持部40aと、足場支持治具40をバルコニ5(図1
参照)の立上部5bに取付ける係着部40bとを有して
いる。
【0067】前記支持部40aを構成する支持部材41
は、断面が矩形の筒状部材で形成され、その側面41b
を紙面の前後方向に貫通する複数の貫通穴(図示せず)
が、支持部材41の軸心方向である矢印A、B方向に所
定の間隔で形成され、固定手段19を介して支持脚接合
部材20を着脱可能に支持している。
【0068】前記支持部材41の下面41cの矢印B方
向の端部には、断面が矩形の筒状部材で形成された第一
挟接体21が固定されている。そして、前記支持部材4
1の下面41cと第1挟接体21の側面との間には、断
面が矩形の筒状部材で形成された補強部材21bが固定
されている。なお、補強部材21bは、支持部材41の
上面41aから上方に突出しない限り、支持部材41の
側面41bに固定するようにしてもよい。
【0069】ブラケット42は、バルコニ5(図1参
照)の立上部5bの上端面5cに載置される載置部42
aと、この載置部42aの矢印A方向の端部から第一挟
接体21の矢印B方向の側面に沿って形成された立下り
部42bと、紙面前後方向の両端から前記第一挟接体2
1の外側面に接触する幅で矢印A方向に突出する取付部
42cとを有している。そして、前記ブラケット42
は、載置部42aの上面が前記支持部材41の内周面の
下面と同じ高さになるように、ボルト42d及びナット
42eで前記第一挟接体21に着脱自在に固定されてい
る。
【0070】前記第一挟接体21の下端には、前記ブラ
ケット42の立下り部42bと同じ厚さで形成されたス
ペーサ21aが固定されている。このスペーサ21aに
より、足場支持治具40をバルコニ5(図1参照)の立
上部5bに取付けたとき、バルコニ5の立上部5bの外
側面と第一挟接体21が平行になる。即ち、支持部材4
1が水平に支持される。
【0071】前記ブラケット42の載置部42aの上面
には所定の間隔で一対の角クランプ43が固定されてい
る。これら角クランプ43は、その内側面に所定の間隔
で形成された複数の突起(図示せず)を備えている。
【0072】調整部材45は、前記支持部材41の内部
に摺動自在に装着し得る大きさの断面が矩形の筒状部材
で形成され、その側面45bには、所定の間隔で前記突
起が嵌合する複数の窪み(図示せず)が形成されてい
る。そして、前記角クランプ43を通して前記支持部材
41に装着されている。
【0073】前記調整部材45の矢印B方向の端部に
は、調整部材45の断面寸法より幅が広く、断面が溝形
の部材で形成された第二挟接体23が固定されている。
なお、調整部材45と第二挟接体23の接合部を、補強
部材(図示せず)で補強してもよい。なお、ブラケット
42(の載置部42a)、第一挟接体21、調整部材4
5及び第二挟接体23で、係着部40bを構成してい
る。
【0074】このような構成で、予め、スライダ17を
支持部材41の所要の位置へ移動させ、貫通穴にボルト
19aを挿入してナット19bを締めて、支持脚接合部
材20を支持部材41の所要の位置に固定する。
【0075】構築されているバルコニ5(図1参照)の
立上部5bの上端面5cにブラケット42の載置部42
aが接触するように、すなわち、第一挟接体21が立上
部5bの外側面(矢印A方向の側面)と対向し、第二挟
接体23が立上部5bの内側面(矢印B方向の側面)と
対向するように足場支持治具40を立上部5bの上端面
5cに載置する。
【0076】そして、第一挟接体21(ブラケット42
の立下り部42bとスペーサ21a)を立上部5bの外
側面に接触させ、角クランプ43を緩めて第二挟接体2
3を矢印A方向に移動させることにより、立上部5bの
内側面に対し所要の位置(例えば、二点鎖線で示す位
置)まで移動させる。この状態で、角クランプ43を締
めて調整部材45を固定した後、ボルト25bを回し、
パッド25cを所要の力で立上部5bに押しつけて、足
場支持治具40を立上部5bに取り付ける。
【0077】このようにして、複数の足場支持治具40
をバルコニ5(図1参照)の立上部5bに固定した後、
複数の支持部材41に亘って足場板11を載置する。な
お、足場板11は、図示しない係止部材により支持部材
41に係止される。そして、この足場板11の上に登っ
て支持脚9を支持脚接合部材20に螺合させ接合する。
【0078】以下、前記第1の実施形態と同様に、通常
の組足場構築作業により、足場支持治具40上に組足場
7(図1参照)を構築することができる。
【0079】なお、前記第3の実施形態においては、角
クランプ43を2個用いた場合について説明したが、足
場支持治具40に要求される耐荷重性能に応じて、1個
であってもよいし、3個以上配置してもよい。
【0080】また、図8、図9においは、前記支持部材
41を、第一挟接体21のバルコニ5側の端面を含む鉛
直平面から矢印A方向に突出する部分として図示してい
るが、支持部材41を前記ブラケット42に相当する分
だけ矢印B方向に延長して載置部とし、該載置部に角ク
ランプ43を固定するようにしてもよい。このような構
成とすれば、前記ブラケット42は不要になる。この場
合、支持部材41の一部が載置部を構成し、支持部材4
1、第一挟接体21、調整部材45及び第二挟接体23
で、係着部40bを構成する。
【0081】図10乃至図12は、本発明の第4の実施
の形態を示すもので、図10は、本発明による足場支持
治具の側面図、図11は、図10の平面図、図12は、
接合部の拡大図である。
【0082】同図において、図2、図3及び図6乃至図
9と同じものは同じ符号をつけて示し、説明を省略す
る。この実施形態における足場支持治具50は、それぞ
れ別体として形成され、組足場7(図1参照)を支持す
る支持部50aと、足場支持治具50をバルコニ5(図
1参照)の立上部5bに取付ける係着部50bとを有
し、結合部50cを介して着脱自在に結合される。
【0083】前記支持部50aは、支持脚接合部材20
を備えた支持部材51を有している。この支持部材51
の矢印B方向の端部には、補強部材52が固定され、前
記支持部材51と補強部材52の間は、補強部材21b
で接続されている。この補強部材52は、前記支持部材
51の断面の寸法と同じかそれより小さく、前記補強部
材21bの断面の寸法と同じかそれより大きい矩形の筒
形部材で形成されている。
【0084】前記補強部材52の矢印B(立上部5b)
方向の側面には、図12に示すように、前記結合部50
cの一方を構成するように、補強部材52に接続される
根元部53aが細く、先端部53bが広いT字状の突起
53が、その先端(矢印B方向の端面)が前記支持部材
51の矢印B方向の端面を含む鉛直平面に位置するよう
に固定されている。
【0085】前記係着部50bは、前記支持部材51と
同じ大きさの断面が矩形の筒形部材で形成された調整部
材55を有している。この調整部材55には、その中央
部から矢印B方向の端部かけて所定の間隔で複数の貫通
穴55aが形成されている。
【0086】前記調整部材55の矢印A方向の端部に
は、L字状のブラケット56を介して第一挟接体57が
固定されている。なお、ブラケット56の調整部材55
との接合部は、前記立上部5bの上端面5cに載置され
る載置部56aを構成する。前記第一挟接体57の矢印
A方向の側面には、前記結合部50cの他方を構成し、
図12に示すように、矢印A方向の側面に位置する開口
部59aの幅が狭く、内部59bの幅が広くなるように
形成されたT字状の溝59が形成されている。
【0087】前記調整部材55には、前記貫通穴55a
と連通する貫通穴(図示せず)が形成されたスライダ6
0が摺動自在に嵌合ている。そして、スライダ60は、
その貫通穴及び調整部材55の貫通穴55aを貫通する
ボルト61aと、このボルト61aに螺合するナット6
1bで構成される固定手段61により調整部材61の所
要の位置に固定される。
【0088】前記スライダ60には、断面が溝形の部材
で形成された第二挟接体62が固定されている。この第
二挟接体62には、前記スライダ60の貫通穴及び調整
部材55の貫通穴55aと連通する貫通穴(図示せず)
が形成されている。そして、この第二挟接体62は、そ
の貫通穴、スライダ60の貫通穴及び調整部材55の貫
通穴55aを貫通するボルト63aと、このボルト63
aに螺合するナット63bで構成される固定手段63に
より調整部材55に結合される。なお、ブラケット56
(の載置部56a)、第一挟接体57、調整部材55及
び第二挟接体62で、係着部50bが形成される。ま
た、前記突起53と溝59で、前記結合部50cが形成
される。
【0089】このような構成で、予め、支持部50aの
スライダ17を支持部材51の所要の位置へ移動させ、
貫通穴にボルト19aを挿入してナット19bを締め
て、支持脚接合部材20を支持部材51の所要の位置に
固定する。
【0090】まず、構築されているバルコニ5(図1参
照)の立上部5bの上端面5cに、係着部50cのブラ
ケット56の載置部56aが接触するように、即ち、第
一挟接体57が立上部5bの外側面(矢印A方向の側
面)と対向し、第二挟接体62が立上部5bの内側面
(矢印B方向の側面)と対向するように係着部50bを
立上部5bの上端面5cに載置する。
【0091】そして、第一挟接体57(ブラケット56
の立下り部56bとスペーサ21a)を立上部5bの外
側面に接触させ、ボルト61a、63aを抜き取り第二
挟接体62を矢印A方向に移動させることにより、立上
部5bの内側面に対し所要の位置(例えば、二点鎖線で
示す位置)まで移動させる。この状態で、ボルト61
a、63aを挿入してナット61b、63bを締めて調
整部材55に第二挟接体62を固定した後、ボルト25
bを回し、パッド25cを所要の力で立上部5bに押付
け、係着部50bを立上部5bに固定する。
【0092】この状態で、支持部50aの突起53を第
一挟接体57の溝59に図10の上方から挿入する形で
装着し、足場支持治具50を形成する。このとき、支持
部50aは、その支持部材51の矢印B方向の下面51
cの端部が第一挟接体57の上端面に当接して支持され
る。
【0093】このようにして、複数の足場支持治具50
をバルコニ5(図1参照)の立上部5bに固定した後、
複数の支持部材51に亘って足場板11を載置する。な
お、足場板11は、図示しない係止部材により支持部材
51に係止される。そして、この足場板11の上に登っ
て支持脚9を支持脚接合部材20に螺合させ接合する。
【0094】以下、前記第1の実施形態と同様に、通常
の組足場構築作業により、足場支持治具50上に組足場
7を構築することができる。
【0095】なお、上記第4の実施形態においては、支
持部材51の下面51cを第一挟接体57の上端面に当
接させる構成としているが、第一挟接体57の溝59の
下端にストッパを形成し、補強部材52側の突起53の
下端を受け止めるように構成してもよい。
【0096】また、このような構成とした場合、第一挟
接体57を調整部材55の矢印A方向の端面に固定し、
補強部材52の矢印B方向の側面を支持部材51の矢印
B方向の端面を含む鉛直平面に配置して、前記突起53
を補強部材52から支持部材46の上端まで配置するよ
うにしてもよい。
【0097】また、支持部材51の上面51aの位置
を、支持部材51の上面51aに足場板11を載置した
とき、足場板11の上面11aと立上部5bの上端面5
cとが同じ高さになるように配置してもよい。
【0098】また、足場支持治具50を、バルコニに固
定する係着部50bと、組足場を支持する支持部50a
とを接続、分離自在に設けたので、一体の足場支持治具
に比べて取り扱う重量を略半分に軽減することができ、
足場支持治具の取り扱いを容易にすることができる。従
って、係着部50bと支持部50aの大型化、高強度化
を図り、より重荷重を支えること、即ち、一階層に取付
けた足場支持治具50からより高い階層まで組足場を伸
ばすことができる。
【0099】なお、前記第2、第3及び第4の実施形態
に示す足場支持治具30、40、50においても、前記
第1の実施形態と同様に、前記支持脚接合部材20を、
それぞれの支持部30a、40a、50aだけでなく、
係着部30b、40b、50bに取付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による足場支持治具を用いた組足場の設
置状態を示す側面図。
【図2】本発明による足場支持治具の第1の実施の形態
を示すの側面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図1の足場支持治具を屋上階から外側に向けて
取り付けた状態を示す側面図。
【図5】図1の足場支持治具を屋上階から内側に向けて
取り付けた状態を示す側面図。
【図6】本発明による足場支持治具の第2の実施の形態
を示す側面図。
【図7】図2の平面図。
【図8】本発明による足場支持治具の第3の実施の形態
を示す側面図。
【図9】図4の平面図。
【図10】本発明による足場支持治具の第4の実施の形
態を示す側面図。
【図11】図6の平面図。
【図12】接合部の拡大図。
【符号の説明】
3…構造物本体 3c…床部(スラブ) 3e…立上部 5a…床部 5b…立上部 7…組足場 9…支持脚 15…足場支持治具 15a…支持部 15b…係着部 16…支持部材 16f…載置部 20…支持脚接合部材 20a…ねじ 21…第一挟接体 22…位置調整保持手段(調整部材) 23…第二挟接体 30…足場支持治具 30a…支持部 30b…係着部 31…支持部材 35a…載置部 36…ナット 37…位置調整保持手段(調整部材) 39…ねじ軸 40…足場支持治具 40a…支持部 40b…係着部 41…支持部材 42a…載置部 43…クランプ部材(角クランプ) 45…位置調整保持手段(調整部材) 50…足場支持治具 50a…支持部 50b…係着部 51…支持部材 55…位置調整保持手段(調整部材) 56a…載置部 57…第一挟接体 62…第二挟接体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 満 千葉県流山市駒木593 三建機材株式会社 内 (72)発明者 藤 振一 千葉県流山市駒木593 三建機材株式会社 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周側部から水平方向に張り出した床部
    と、該床部の先端から上方に立上る立上部とを有する構
    造物本体に、前記立上部を基礎として組足場を組み立て
    るために使用する足場支持治具であって、 前記足場支持治具は、前記立上部に係着する係着部と、
    前記組足場を支持する支持部を有し、 前記係着部は、前記立上部に載置される載置部と、該載
    置部に、前記立上部をその両側から挟む形で、互いに接
    近、離反自在に設けられた第一挟接体と第二挟接体とを
    有し、 前記第一挟接体と第二挟接体との間に、それら挟接体間
    の位置を調整し、保持する位置調整保持手段を設け、 前記支持部は、前記第一挟接体側に、前記第二挟接体と
    は反対側に突出した形で設けられた支持部材を有し、 前記組足場の支持脚を着脱自在に接合する支持脚接合部
    材を、前記支持部もしくは係着部に着脱固定自在に設け
    た、 ことを特徴とする、足場支持治具。
  2. 【請求項2】 前記支持脚接合部材は、支持脚の接合部
    にねじが形成されている、 ことを特徴とする、請求項1記載の足場支持治具。
  3. 【請求項3】 前記位置調整保持手段は、前記第一挟接
    体と第二挟接体との間に、それら挟接体の位置を調整自
    在に設けられたねじ手段を有する、 ことを特徴とする、請求項1記載の足場支持治具。
  4. 【請求項4】 前記位置調整保持手段は、前記第一挟接
    体と第二挟接体との間に、それら挟接体の位置を調整自
    在に保持するクランプ部材を有する、 ことを特徴とする、請求項1記載の足場支持治具。
  5. 【請求項5】 前記支持部と前記係着部は、接続、分離
    自在に設けられている、 ことを特徴とする、請求項1記載の足場支持治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5550795B1 (ja) * 2014-01-06 2014-07-16 東阪工業株式会社 足場固定具用のブラケット
JP2016160663A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 株式会社杉孝 ガードポスト

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JP5550795B1 (ja) * 2014-01-06 2014-07-16 東阪工業株式会社 足場固定具用のブラケット
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