JP5550795B1 - 足場固定具用のブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】建物に対して狭い接触面積によって固定されうる足場固定具用のブラケット1の提供。
【解決手段】建物に足場を固定するための足場固定具の一部を構成し、建物に対して着脱可能に固定されうるブラケット1であって、本体4と、この本体4に設けられた、互いに離間した少なくとも一対の係合部5、6であって、それらの間に位置する建物の一部を把持しうるように構成された第一係合部5及び第二係合部6とを備えており、少なくとも一方の係合部が、ねじ回されることによって他方の係合部に離間接近するねじ棒19と、このねじ棒19における他方の係合部に対向する位置に装着されたジョー20とを有しており、このジョー20が、上記ねじ棒19に対してその中心軸回りに回転自在に構成され、且つ、上記建物の一部に対して点状又は線状で接触する接触部22を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、足場を建物に固定するための足場固定具の主要部を構成するブラケットに関する。
建物に外壁塗装等の補修がなされるとき、その建物の外壁面に足場が構築される。この足場は、縦パイプと横パイプとが組み合わされて構築される。この足場を建物に固定するために、足場固定具が用いられている。この足場固定具の一例が、実用新案登録第3164320号公報に開示されている。
図5には、上記公報の足場固定具51が示されている。この足場固定具51は、建物に連結するブラケット52と、足場に連結する壁つなぎ53とを備えている。図5には、この足場固定具51によって建物のベランダ100に連結された足場の縦パイプ104が示されている。この縦パイプ104は、足場の一部である。図示されていないが、この縦パイプ104に横パイプが組まれている。ベランダ100はコンクリート製である。ベランダ100は、排水溝101が形成された床部102と、この床部102の端縁に立設された手すり用のプレート(以下、手摺りプレートという)103とから構成されている。図5において、右側がベランダ100の外側であり、左側がベランダ100の内側である。図5では、ブラケット52と壁つなぎ53とが連結されている。ブラケット52は、床部102の端部を把持するためのものである。壁つなぎ53は、縦パイプ104を把持するためのものである。
図5に示されるように、上記ブラケット52は、本体54と、この本体54の先端部(図中の左端側)近傍から直角をなして下方に突設された第一係合部55と、本体4の後端部(図中の右端側)近傍から直角をなして下方に突設された第二係合部56と、本体4の上面に設けられた連結部57とを有している。足場固定具51がベランダ100に固定される際には、そのブラケット52が、手摺りプレート103の下端と床部102の上面との間の隙間Dを通してベランダ100内へ挿入される。そして、第一係合部55と第二係合部56とで、ベランダ100の床部102の端縁が把持される。こうすることにより、ブラケット52がベランダ100に固定される。上記連結部57は、ブラケット52に壁つなぎ53を連結するためのものである。
第一係合部55の、ベランダ床部102に当接する部位には、円柱状の硬質ゴム製緩衝部材58が装着されている。第二係合部56には、可動当接部材59が螺着されている。可動当接部材59の先端にも、円柱状の硬質ゴム製緩衝部材60が装着されている。この可動当接部材59を締め込むことにより、可動当接部材59の緩衝部材60と第一係合部55の緩衝部材58とで、ベランダ床部102の端部が挟持される。
実用新案登録第3164320号公報
上記足場固定具51では、固定対象のベランダ100に対し、可動当接部材59の円柱状の硬質ゴム製緩衝部材60が圧接する。その結果、ベランダ100の外壁の塗装時には、緩衝部材60が圧接している範囲が未塗装となってしまう。塗装面が乾燥した後、可動当接部材59を緩めてわずかに移動させた後、再度塗装をしなければならない。また、可動当接部材59を締め込むことにより、緩衝部材60が回転し、ベランダ100の外壁面に摺接する。その結果、ベランダ100の外壁面には、硬質ゴムによる黒い汚れが付着する。従って、緩衝部材60が圧接していた上記外壁面の範囲を未塗装のまま放置することができず、再塗装の必要が生じる。このように、いわゆる「もりかえ作業」という作業が必要となり、塗装や清掃の作業が大幅に増大する。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、建物への固定に伴う、建物の壁面の塗装及び清掃の作業の増大を招くことのない足場固定具用のブラケットを提供することを目的としている。
本発明に係るブラケットは、
建物に足場を固定するための足場固定具の一部を構成し、建物に対して着脱可能に固定されうるブラケットであって、
本体と、
この本体に設けられた、互いに離間した少なくとも一対の係合部であって、それらの間に位置する建物の一部を把持しうるように構成された第一係合部及び第二係合部とを備えており、
少なくとも一方の係合部が、ねじ回されることによって他方の係合部に離間接近するねじ棒と、このねじ棒における他方の係合部に対向する位置に装着された押圧部とを有しており、
この押圧部が、上記ねじ棒に対してその中心軸回りに回転自在に構成され、且つ、上記建物の一部に対して点状又は線状で接触する接触部を有している。
好ましくは、第三の係合部であって、上記本体における上記一対の係合部同士の間の部位との間に位置する建物の一部を把持しうるように構成された第三係合部をさらに備えており、
この第三係合部が、ねじ回されることによって本体における上記一対の係合部同士の間の部位に離間接近するねじ棒と、このねじ棒の先端に装着された押圧部とを有しており、
この押圧部が、上記ねじ棒に対してその中心軸回りに回転自在に構成されており、且つ、上記建物の一部に対して点状又は線状で接触する接触部を有している。
好ましくは、上記接触部が、その接触端側が開口した円筒状を呈しており、その接触端の円周方向に沿って形成された複数箇所の切り欠き部、及び、その円筒状胴部に形成された窓部、の少なくとも一方を有している。
好ましくは、上記接触部が、互いに離間し、且つ、他方の係合部に向けて突設された、複数本の突起から構成されている。
本発明に係るブラケットによれば、建物に対して狭い接触面積によって固定される。このため、建物への足場の固定に伴う外壁への塗装や清掃の作業が増大することが防止されうる。もりかえ作業が不要となりうる。
図1(a)は、建物のベランダに足場を連結した状態の、本発明の一実施形態に係る足場固定具用のブラケットを示す正面図であり、図1(b)は、その平面図であり、図1(c)は、その左側面図であり、図1(d)は、その底面図である。 図2(a)は図1のブラケットにおける、第二係合部の可動当接部材の一部を示すを示す一部切り欠き正面図であり、図2(b)は、その左側面図である。 図3(a)は、第二係合部の他の可動当接部材の一部を示すを示す一部切り欠き正面図であり、図3(b)は、その左側面図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係るブラケットを備えた足場固定具を示す正面図である。 図5は、従来のブラケットを備えた足場固定具の一例を示す正面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1に示されたブラケット1は、角筒状の鋼管から形成された本体4と、この本体4の先端部(図中の左端側)4a近傍から直角をなして下方に突設された第一係合部5と、本体4の後端部(図中の右端側)4b近傍から直角をなして下方に突設された第二係合部6と、本体4の上面に設けられた第一連結部7と、本体4の後端部4bに設けられた第二連結部8とを有している。第一係合部5と第二係合部6とが、ベランダ100の床部102の端縁を把持する。これにより、ブラケット1がベランダ100に固定される。第一連結部7及び第二連結部8はいずれも、ブラケット1に壁つなぎ2を連結するためのものである。
第一係合部5は、本体4の先端部4aに嵌着した状態で固定された枠部材9と、この枠部材9に対して上下方向に位置調節可能に取り付けられる係合片10とを有している。枠部材9は、係合片10をガイドするものであり、コ字状横断面を有するチャンネル状の部材である。枠部材9には、ボルト12が螺合しうるナット13が固着されている。枠部材9には、このナット13と同軸状に、ボルト孔14が形成されている。枠部材9は、本体4の先端部4aに、矩形断面の空間Sを画して溶接により固着されている。係合片10はコ字状横断面を有するチャンネル状の部材である。この係合片10は、ほとんど遊び無く上記空間Sに上下方向に挿通されている。
上記ボルト孔14を通して、ボルト12をナット13に螺入していくと、ボルト12の先端が、係合片10を本体4の先端面11に押圧する。ボルト12の先端と本体4の先端面11とによって、係合片10が挟持される。これにより、係合片10が、本体4と枠部材9との一体物に固定される。
ボルト12を緩めることにより、係合片10が本体4から離脱可能となる。これにより、係合片10は、本体4及び枠部材9に対して上下方向の位置調節が可能となる。係合片10の外側面には、上下方向に等間隔をおいて目盛り線Mが形成されている。この目盛り線Mは、枠部材9に対する係合片10の最上位置又は最下位置を基準線とされるのが好ましい。
係合片10の下部であって、第二係合部6に対向する部位には、硬質材料からなる有底円筒状の係止部材15が取り付けられている。硬質材料としては、炭素鋼、ステンレス鋼等の金属が好ましい。この係止部材15の開口側端部には、その円周方向に沿って複数箇所の切り欠き部が形成されている。その結果、切り欠き部同士の間の部分(爪部)がベランダ100に係止しうる。係止部材15の、ベランダ100に対する接触面積は小さいものとなる。この係止部材15の形状、構造は、後述するジョー20(図2)と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。また、係止部材としては、図示の構造に代えて、後述するジョー32(図3)と同様の構成の部材が用いられてもよい。
ブラケット1は、ベランダ100へ固定される際には、まず、その先端側(第一係合部5側)が、手摺りプレート103の下端と床部102の上面との間の隙間D(図5参照)を通してベランダ100内へ挿入される。隙間Dが、足場固定具1の第一係合部5の長さより狭い場合、足場固定具1は、図1から図3に示された状態から90°回転されて(横倒しにされて)から、隙間Dを通過させられる。その後、足場固定具1は、逆向きに90°回転されて(立て直されて)からベランダ100に固定される。
図1に示されるように、第二係合部6は、本体4の後端部4bに、下方に突出するように固定されたアーム部16と、このアーム部16の下端近傍に固定されたナット17と、このナット17に螺合される可動当接部材18とを有している。アーム部16は、コ字状横断面を有するチャンネル状の部材である。アーム部16は、本体4の後端部4bに嵌着した状態で固定されている。このアーム部16の長手方向と、上記係合片10の長手方向とは略平行である。このアーム部16の、上記ナット17の雌ねじ孔に一致する部位に、後述のねじ棒19が挿通される貫通孔が形成されている。上記ナット17は、その中心軸が本体4の長手方向に略平行である。従って、ナット17に螺着された可動当接部材18の長手方向(後述のねじ棒19の長手方向)は、本体4の長手方向に略平行となる。
図2も併せて参照すれば明らかなように、可動当接部材18は、雄ねじが形成されたねじ棒19と、ねじ棒19の先端19aに連結された押圧部(以下、ジョーという)20とを有している。ねじ棒19の後端19bには、回転工具の係合用の六角穴付き頭21が形成されている。ジョー20は、当接部材18における枠部材9側に位置している。六角穴付き頭21は、当接部材18における枠部材9とは反対側に位置している。
図2には、可動当接部材18の詳細が示されている。ジョー20は有底円筒状を呈している。ジョー20の開口側の端面が、ベランダ100の床部102の端面に当接しうるように配置されている。すなわち、ジョー20の、開口側の端部が、ベランダ100への接触部22を構成する。このジョー20の接触部22と、上記係合片10の係止部材15とが、ベランダ100の床部102の端部を水平方向に把持することができる。この床部102の端部の把持により、ブラケット1がベランダ100に固定される。
ジョー20は硬質材料からなる。硬質材料としては、炭素鋼、ステンレス鋼等の金属が好ましい。ジョー20の開口側端部には、その円周方向に沿って複数箇所の切り欠き部20aが形成されている。その結果、切り欠き部20a同士の間の部分(爪部)20bが、実質的に接触部22を構成している。
ジョー20の円筒状部分は比較的薄肉であるため、接触部22は実質的にここで言う線状を呈する。すなわち、その肉厚(接触部22の幅)は5mm以下が好ましい。接触部22が薄板からなるため、ベランダ100への接触形状はこの薄板の断面の形状を呈する。接触部22のベランダ100への接触面積は小さいものとなる。上記切り欠き部20aから、ジョー20の内部に刷毛を挿入することにより、ジョー20の位置を移動させることなくベランダ100の外面を塗装することが容易となる。本実施形態では、上記切り欠き部20a及び爪部20bはいずれも、等間隔で3箇所に形成されている。しかし、3箇所には限定されない。2箇所でも4箇所以上でもよい。しかし、刷毛をジョー20の内部に挿入しうる程度の大きさの切り欠き部が形成されるのが望ましい。上記切り欠き部20aに代えて、ジョー20の円筒状胴部に、刷毛を挿入しうる複数個の窓が開口されてもよい。
ジョー20は、ねじ棒19に対し、ねじ棒19の中心軸回りに回転自在に連結されている。ジョー20は、ねじ棒19の先端19aに、リベット23によって連結されている。ジョー20の底部20cの中心位置には、リベット23が挿通される貫通孔24が形成されている。ねじ棒19の先端19aには、その中心軸に沿って、リベット23が挿入されるリベット用穴25が形成されている。
リベット23の軸部23aには、その中心軸に垂直な方向にねじ孔26が形成されている。図示のごとく、ねじ棒19における、このリベット23のねじ孔26に対応する位置に、中心軸に垂直な方向に、リベット用穴25に連通する連通孔27が形成されている。この連通孔27を通して、ストッパー用の止めねじ28が、上記リベット23のねじ孔26に螺着される。止めねじ28は、その先端部がリベット23の軸部23aの外周面から突出するように螺着される。これにより、止めねじ28が上記連通孔27に係止され、リベット23の抜け止め作用が奏される。
リベット23の頭23bと、ジョー20の底部20cの内面との間にはワッシャー29が介装され、ジョー20の底部20cの外面とねじ棒19の先端19aとの間にもワッシャー30が介装されている。ジョー20がリベット23によってねじ棒19に装着された状態で、リベット23の頭23bとねじ棒19の先端19aとの離間距離は、2枚のワッシャー29、30の各肉厚及びジョー20の肉厚の合計寸法より大きい。この結果、前述のとおり、ジョー20は、ねじ棒19に対して、固定されることなく、回転自在に連結されている。ねじ棒19をねじ込むことにより、前述の係止部材15とジョー20とがベランダ100を挟圧するとき、ねじ棒19からジョー20に伝わる回転力は、小さい摩擦力のみである。従って、ジョー20がベランダ100の外面を引っ掻くことはない。上記摩擦力をさらに低減するために、ねじ棒19の先端19a、ワッシャー30、ジョー20の外面に、部分球面を形成してもよい。
以上の実施形態では、ねじ棒19とジョー20とがリベット23によって連結されている。しかし、この連結機構には限定されない。ねじ棒19に対してジョー20が中心軸回りに回転可能となる他の連結機構をも採用しうる。
図3には、他の可動当接部材31が示されている。この可動当接部材31の構成のうち、図2の可動当接部材18の構成と異なる点は、そのジョー32である。このジョー32は、円板33と、この円板33の中心を中心にした仮想円周上に等間隔を置いて突設された係止突起34とを有している。上記円板33の中心位置には、リベット23が挿通される貫通孔35が形成されている。円板33が回転可能に連結されるねじ棒19及びリベット23等は、図2に示される可動当接部材18のものと同一構成である。したがって、図2の可動当接部材18の部品と同一構成の部品には、図2におけると同一符号を付し、その説明を省略する。なお、円板33には限定されず、他の形状を有する板部材が採用されてもよい。また、板状に限定されることもなく、係止突起34を保持しうる形状であればよい。
本実施形態では、係止突起34として、ねじ34が採用されている。ねじ34の先端は縮径されている。ねじ34の先端のベランダ100への接触面は、実質的にここで言う点状を呈する。この先端の接触面の直径は5mm以下が好ましい。このねじ34は、円板33に形成されたねじ孔に螺着された上で、溶接等によって円板33に固定されている。各ねじ34の先端は、第一係合部5を向いている。係止突起34は、ねじには限定されず、円錐状、円錐台状等の棒材であってもよい。
本実施形態では、ねじ34は3箇所に突設されている。しかし、3箇所には限定されない。2箇所でも4箇所以上でもよい。しかし、ねじ34は、刷毛をジョー20の内部に挿入しうる程度の大きさの間隔をおいて形成されるのが望ましい。また、安定性の観点からは、ねじ34を3箇所以上に突設するのが望ましい。
図1に示されるように、壁つなぎ2連結するための上記第一連結部7は、本体4の上面に立設された取付用ブラケット36と、この取付用ブラケット36に固着された連結用ナット37とを有している。なお、前述した実用新案登録第3164320号公報に開示されているように、この取付用ブラケット36を、固定用のボルトナットを用いて、本体4に着脱可能に取り付けてよい。これにより、取付用ブラケット36は、水平面内の任意角度位置において、本体4に固定されうる。
取付用ブラケット36における連結用ナット37の固着部位には、連結用ナット37の雌ねじ孔に連通する貫通孔が形成されている。この連結用ナット37に、壁つなぎ2の接続シャフト3が螺合することにより、壁つなぎ2がブラケット1に連結される(図1の二点鎖線による壁つなぎ2参照)。この第一連結部7の連結用ナット37には、その前方からでも後方からでも壁つなぎ2が螺合されうることは明らかである。
以上説明した第一連結部7は、本体4の上面に設けられている。しかし、かかる構成には限定されない。例えば、第一連結部7は、本体4の側面に設けられてもよい。
本実施形態では、上記の通り、本体4の上面に、壁つなぎ2を連結するための上記第一連結部7が装備されている。しかし、かかる構成には限定されない。例えば、本体4の上面に、前述した実用新案登録第3164320号公報に開示されているようなパイプクランプ(ここでは図示しない)を備えてもよい。このパイプクランプにより、足場の一部分であるパイプをブラケット1に連結したり、別のパイプを介して足場をブラケット1に連結することができる。また、一端にクランプ部を有する短管状の壁つなぎを把持することもできる。
図1に示されるように、上記第二連結部8は、本体4の後端部4bの本体4内部側の面に固着された連結用ナット38を有している。この連結用ナット38の中心軸は本体4の長手方向に平行である。本体4の後端部4bにおける、連結用ナット38の固着部位には、連結用ナット38の雌ねじ孔に連通する貫通孔が形成されている。この連結用ナット38に、壁つなぎ2の接続シャフト3が螺合することにより、壁つなぎ2がブラケット1に連結される(図1の二点鎖線による壁つなぎ2参照)。
図4には、他のブラケット41が示されている。このブラケット41と、図1に示されたブラケット1との相違点は、このブラケット41が、本体4に対して着脱可能な第三係合部42をさらに備えている点である。このブラケット41の、その他の構成は、図1に示すブラケット1の構成と実質的に同じであるため、実質的同一構成の部材には同一符号を付して、その説明を省略する。
第三係合部42は、上記第二係合部6に後方から被さるように装着される。装着された第三係合部42は、本体4の後端部4bから下方に突出したL字状のL字アーム部43と、このL字アーム部43の先端又はその近傍に固定されたナット44と、このナット44に螺合される可動当接部材45とを有している。L字アーム部43は、本体4から下方に延びる鉛直アーム部46と、鉛直アーム部46から本体4の先端側に向けて水平に延びる水平アーム部47とを有している。水平アーム部47の長手方向は、本体4の長手方向と略平行である。上記ナット44は、水平アーム部47の先端又はその近傍に固定されている。ナット44の中心軸は、本体4の長手方向に略直交している。本体4の下面には、複数個の係止突起48が、水平アーム部47に向けて突設されている。係止突起48には限定されず、図2に示されるジョー20が採用されうる。
上記水平アーム部47の先端近傍のナット44に、可動当接部材45が螺着されている。この可動当接部材45の構成は、前述した可動当接部材18の構成と同じであるため、同一構成部材に同一符号を付して、その説明を省略する。ナット44に螺合された可動当接部材45の長手方向(ねじ棒19の長手方向)は、本体4の長手方向に略直交している。可動当接部材45のジョー20の接触部22は、本体4の下面の係止突起48に対向している。このジョー20の接触部22と本体4の係止突起48とにより、ベランダ100の床部102が、鉛直方向に把持されうる。このブラケット41によれば、ベランダ100の床部102を、水平方向及び鉛直方向に把持することができる。以上により、ブラケット41がベランダ100に固定される。
以上説明された足場固定具は、補修時のみならず、建物の新築時や解体時にも用いられうる。
1、41・・・ブラケット
2・・・壁つなぎ
4・・・本体
5・・・第一係合部
6・・・第二係合部
7・・・第一連結部
8・・・第二連結部
15・・・係止部材
18、31、45・・・可動当接部材
19・・・ねじ棒
20、32・・・ジョー(押圧部)
20a・・・切り欠き部
20b・・・爪部
22・・・接触部
23・・・リベット
34・・・ねじ(係止突起)
37、38・・・連結用ナット
42・・・第三係合部
43・・・L字アーム部
100・・・ベランダ
102・・・(ベランダの)床部

Claims (4)

  1. 建物に足場を固定するための足場固定具の一部を構成し、建物に対して着脱可能に固定されうるブラケットであって、
    本体と、
    この本体に設けられた、互いに離間した少なくとも一対の係合部であって、それらの間に位置する建物の一部を把持しうるように構成された第一係合部及び第二係合部とを備えており、
    少なくとも一方の係合部が、ねじ回されることによって他方の係合部に離間接近するねじ棒と、このねじ棒における他方の係合部に対向する位置に装着された押圧部とを有しており、
    この押圧部が、上記ねじ棒に対してその中心軸回りに回転自在に構成され、且つ、上記建物の一部に点状又は線状で接触する接触部を有しており、
    この接触部が、その接触端側が開口した円筒状を呈しており、その接触端の円周方向に沿って形成された複数箇所の切り欠き部、又は、その円筒状胴部に形成された窓部、の少なくとも一方を有しているブラケット。
  2. 第三の係合部であって、上記本体における上記一対の係合部同士の間の部位との間に位置する建物の一部を把持しうるように構成された第三係合部をさらに備えており、
    この第三係合部が、ねじ回されることによって、本体における上記一対の係合部同士の間の部位に離間接近するねじ棒と、このねじ棒の先端に装着された押圧部とを有しており、
    この押圧部が、上記ねじ棒に対してその中心軸回りに回転自在に構成されており、且つ、上記建物の一部に対して点状又は線状で接触する接触部を有している請求項1に記載のブラケット。
  3. 上記第三係合部の接触部が、その接触端側が開口した円筒状を呈しており、その接触端の円周方向に沿って形成された複数箇所の切り欠き部、又は、その円筒状胴部に形成された窓部、の少なくとも一方を有している請求項2に記載のブラケット。
  4. 上記第三係合部の接触部が、互いに離間し、且つ、他方の係合部に向けて突設された、複数本の突起から構成されている請求項2に記載のブラケット。
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