JP2003206450A - フィルム貼付装置 - Google Patents

フィルム貼付装置

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JP2003206450A
JP2003206450A JP2002004029A JP2002004029A JP2003206450A JP 2003206450 A JP2003206450 A JP 2003206450A JP 2002004029 A JP2002004029 A JP 2002004029A JP 2002004029 A JP2002004029 A JP 2002004029A JP 2003206450 A JP2003206450 A JP 2003206450A
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JP
Japan
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film
roll
holding member
section
end holding
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Application number
JP2002004029A
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English (en)
Inventor
Takeshi Fujii
健 藤井
Koji Hironaka
浩二 弘中
Fumiaki Numajiri
文晶 沼尻
Atsushi Miura
淳 三浦
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルムロール供給方法において装置内で人手
によりフィルムを引き回すことなく基板表面へフィルム
を搬送しながらラミネートを行い、フィルムをセットす
る時に生じる皺や汚れの発生個人差による気泡を防止す
ることが出来るようにしたフィルム貼付方法を提供する
ことにある。 【解決手段】フィルムを真空吸着し自動で受け渡す手段
と、フィルムを真空吸着し自動で搬送する手段と、仮圧
着ロールへフィルムを静電吸着させる手段により、基板
にフィルムを自動搬送し仮圧着を行いラミネートする方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルム貼付装置に
係わり、特にプリント配線基板などの基板表面にレジス
ト膜などのフィルムを貼付ける装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルム貼付装置へのフィルム供
給においては、フィルムロールと称す数百Mにわたって
ロールに巻かれたフィルムを装置内へセットし、フィル
ム端辺を人手により保持し幾つかのガイドロール、セパ
レートバーを経由して装置内へフィルムを引き回し、任
意の位置へセットしている。任意の箇所は、特開昭60
−71229号公報にあるように真空吸着によるメイン
バキュームプレートによりフィルム端辺を保持し、フィ
ルム貼付け時には、吸着箇所のフィルムを基板に押し当
て基板表面へ仮圧着し、その後、ラミネーションロール
によりフィルムを貼り付けることが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のフィルム貼付
装置では、装置本体内においてフィルム端辺を人手によ
り保持し任意の位置まで引き回しメインバキュームプレ
ートへセットしているが、メインバキュームプレートま
でフィルムを引き回す距離が長い場合、フィルムをセッ
トする際にフィルムが傾くため、仮着けを行った際にフ
ィルムが基板からはみ出すといった問題が生じてしま
う。
【0004】また、人手によりメインバキュームプレー
トまでフィルムを引き回すため、セットする人が変わる
とフィルム端辺を引っ張る力も変わるため吸着させた際
に、気泡が発生し仮着けした基板にも気泡が混入すると
いった問題が生じてしまう。
【0005】また、人手によりフィルムをメインバキュ
ームプレートまで引き回すため、基板貼付部のフィルム
に手が触れて汚してしまい基板に貼り付けることが出来
ず無駄になるといった問題が生じてしまう。
【0006】また、連続式のラミネータの場合、装置構
造上セットしたフィルムのうち始めの数Mのフィルムは
貼り付けることが出来ないため、フィルムを無駄にして
しまうといった問題が生じてしまう。
【0007】本発明の目的は、フィルムロール供給機構
において装置本体内で人手によりフィルムを引き回すこ
となく基板表面へフィルムを搬送しながらラミネートを
行い、フィルムをセットする時に生じる皺や汚れの発
生、個人差による気泡を防止することが出来るようにし
たフィルム貼付装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の特徴とするところは、装置内からフィルムロールを
セットするユニットを引き出し可能としユニットに設け
られた吸着プレートへ簡易的にフィルム端辺を保持せし
め、フィルムの先端を自動的に廃棄する手段と装置内の
搬送装置により吸着プレートのフィルムをラミネーショ
ンロールへ搬送する自動段取り手段を設けることによ
り、人手によりフィルムを装置内で引き回す必要をなく
すことによって、フィルムセット時に生じる皺や汚れの
発生を防止することが出来るようにしたところにある。
また、ラミネーションロールへ搬送されたフィルムは、
静電気により保持し基板へ貼付けることが出来る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1から図10に示す一実
施形態に基づいて、本発明の装置を説明する。
【0010】図1は本発明を実施するためのフィルム貼
合装置(以後ラミネート装置と称する場合もある)の概
要である。ラミネート装置100は大きく区分すると、
フィルム供給部27と、フィルム搬送部28と、フィル
ム貼付部102と、基板搬送部101とから構成されて
いる。フィルム供給部27にセットされているフィルム
ロール1は図1(b)に示すように、基板貼付側からベ
ースフィルム7bと、レジスト7a及びカバーフィルム
2の3層で形成されており、内側からカバーフィルム
2、レジスト7a、ベースフィルム7bの順番で形成さ
れたものが巻かれている。以後、3層で形成されている
状態のフィルムを積層フィルムと、レジスト7aとベー
スフィルム7bの2層構造のものを貼付フィルム7と称
することにする。
【0011】フィルム供給部27はガイドロール3及び
5、セパレートバー4、巻き取りロール6、吸着プレー
ト8、エアシリンダ9、移動部材10、エアスライドテ
ーブル11から構成されており、図9に示すリニアガイ
ドによりラミネート装置100本体から引き出し可能な
構造となっている。ガイドロール3はフィルムロール1
より引き出された積層フィルムをセパレートバー4まで
搬送するために用いる。セパレートバー4は、積層フィ
ルムのうちカバーフィルム2を剥離するために用いる。
ガイドロール5は、セパレートバー4によって剥離した
カバーフィルム2を巻き取りロール6まで搬送するため
に用いる。巻き取りロール6にセパレートバー4で剥離
したカバーフィルム2をテープ等で固定し、カバーフィ
ルム2を巻き取る。巻き取りロール6は、フィルム量に
よりトルクを調整可能な構造(図示せず)となっており、
フィルム張力を一定に保ったまま巻き取りが可能であ
る。
【0012】3層で形成された積層フィルムのうちカバ
ーフィルム2を剥離した貼付フィルム7は吸着プレート
8に保持される。吸着プレート8は真空室を構成する部
材と吸着孔が設けられた部材から成り、真空室が真空ポ
ンプ(図示せず)に接続されることにより貼付フィルム7
を吸着する。
【0013】フィルム供給部27に備えられたエアシリ
ンダ9と移動部材10は連結していて、移動部材10に
は、ガイドロール3及び5、セパレートバー4、吸着プ
レート8、エアスライドテーブル11が取り付けられて
いる。なお、吸着プレート8は内部に真空室、それと連
接して複数の吸着孔を吸着面に設けてあり、図示しない
真空ポンプにより真空室を減圧することで吸着力を発生
する構成としてある。さらに、エアシリンダ9により移
動部材10及び移動部材に取り付けられた他の部材が鉛
直方向に移動する。エアスライドテーブル11には、吸
着プレート8が取り付けられており、貼付フィルムのセ
ット時や切断時等に吸着プレート8を移動させる。
【0014】次にフィルム搬送部28及び周辺の装置構
成要素について説明する。フィルム搬送部28は先端保
持部材12及び、後端保持部材13、先端保持部材移動
用シリンダ14、後端保持部材退避用シリンダ15(図
7参照)、後端保持部材退避用クランク16(図7参
照)、カッタ機構17、移動部材18、サーボモータ1
9、ボールネジ20から構成されている。先端保持部材
12は内部に真空室、上面には吸着孔が設けられ、その
真空室が真空ポンプ(図示せず)に接続されることにより
貼付フィルム7を吸着する。貼付フィルム7の搬送方向
に対し先端保持部材12の前方に先端保持部材12と並
んで設置された後端保持部材13も、先端保持部材12
と同様に真空室及び吸着孔を備えており、貼付フィルム
7を吸着する構造となっている。また、後端保持部材1
3には幅方向に溝が設けられており、貼付フィルム7を
幅方向に切断する際のカッタ受けとして用いられる。
【0015】先端保持部材移動用シリンダ14はフィル
ム搬送部28から仮圧着ロール21へ貼付フィルム7を
受け渡す際に、先端保持部材12を仮圧着ロール21へ
近接した位置へ移動させるために用いる。後端保持部材
退避用シリンダ15は、先端保持部材12が仮圧着ロー
ル21へ近接した位置まで移動する際に、後端保持部材
13を先端保持部材12と干渉しない位置まで退避させ
る際に用いる。後端保持部材退避用クランク16は、後
端保持部材退避用シリンダ15の直線運動を回転運動へ
変換する。そのため、後端保持部材退避用シリンダ15
により退避する後端保持部材13は弧を描きながら退避
する。
【0016】カッタ機構17はラミネート装置本体側に
設けられている。カッタ機構17はカッタ刃及びカッタ
刃を移動させるロッドレスシリンダから構成されてい
る。このカッタ刃がフィルム幅方向に移動することによ
りフィルムを切断する。
【0017】フィルム搬送部28の移動部材18には、
先端保持部材12及び後端保持部材13、先端保持部材
移動用シリンダ14、後端保持部材退避用シリンダ1
5、後端保持部材退避用クランク16、カッタ機構17
が取り付けられている。移動部材18はサーボモータ1
9と直結したボールネジ20で駆動し、基板25の進行
方向に対し前後に移動可能であり、フィルムを正確に搬
送することが出来る。
【0018】また、フィルム貼付部102は仮圧着ロー
ル21と、電極27と電極を保護するための防塵カバー
24と静電気発生部23とから構成されている。仮圧着
ロール21はフィルム搬送部27から受け渡された貼付
フィルム7を基板へ仮圧着するために用いる。電極22
は静電気発生部23と接続されており先端保持部材12
の先端からはみ出したフィルム7が仮圧着ロール21に
乗ると、静電気発生部23で電極22に高電圧を印加さ
せフィルム7を吸着させる。防塵カバー24は、仮圧着
ロール21及び電極22を取り囲む様に取り付けられて
おり、電極22で帯電したフィルム7にゴミが付着する
のを防止する。
【0019】基板搬送部101は複数のローラ26から
構成されており、ローラ26上に基板を載せ、ローラの
回転で貼り合せ部に基板を搬送し、また貼り合せの終了
した基板をラミネート装置100の外へ搬出するもので
ある。
【0020】次に、本実施形態で、フィルムロール交換
するための、フィルム供給部27をラミネート装置本体
100から引き出すための機構を説明する。図9にフィ
ルム供給部の引き出し機構の斜視図を示す。図10に引
出されたフィルム供給部をラミネート装置本体に戻すと
きの位置合わせのための構造を示す。
【0021】図9に示すように、ラミネート装置本体側
の架台110には、リニアガイド115が設けてある。
そして、フィルム供給装置は、取っ手30を引っ張るこ
とによって、このリニアガイド115に沿ってラミネー
ト装置本体100の外に引出される。そこで、後述する
ようにフィルムロール1が交換・セットされてフィルム
がフィルム供給部27内を引き回され、再度ラミネート
装置100内に押し込まれて、フィルム搬送部28と位
置が合わせられる。
【0022】図10にフィルム供給部27とフィルム搬
送部28との位置合わせを行う構造を示す。ラミネート
装置100本体側の架台110に設けたリニアガイド1
15の一端部側(フィルム供給部を押し込んだときに一
番奥となる側)にはストッパ35が設けらている。ま
た、リニアガイド115の中間部(他端側に近い位置)
にもフィルム搬送部27をラミネート装置100本体か
ら引出したときフィルム搬送部27が、ラミネート装置
100から脱落することを防止するための脱落防止用ス
トッパ35cを設けてある。
【0023】また、フィルム供給部27側に設けたスラ
イダ27aにも前記ストッパ35、35cに対応して位
置調整用突起36と脱落防止用突起35cを設けてあ
る。さらに、ストッパ35位置調整用突起36が確実に
接触して固定されるように、スライダ27aのラミネー
ト装置10入り口側端部に押し付け力を受けるための受
部材34を設け、ラミネート装置100側に設けた調整
ネジつきのレバー31を図10矢示方向に回転可能に設
けてある。
【0024】次に、本実施形態のフィルムロール1のセ
ットから、仮圧着ロールへのフィルム受け渡しまでの動
作について説明する。
【0025】手動でフィルム供給部27をラミネート装
置100から引き出す。このとき、ラミネート装置10
0にも受けたガイドレール115の中間部に設けた脱落
防止用ストッパ35cにスライダ27aに設けた脱落防
止用突起35cが接触しそれ以上引出せなようにしてい
る。その状態で、使用済みのフィルムロール1を外し、
新しいフィルムロール1をセットする。その後、フィル
ムロール1から手動で積層フィルムを引き出し、ガイド
ロール3を経由しセパレートバー4までセットする。セ
パレートバー4の位置で積層フィルムのうち、内側のカ
バーフィルム2を手で剥離する。剥離したカバーフィル
ム2はセパレートバー4からガイドロール5を経由しフ
ィルムロール1の表面を沿って巻き取りロール6まで引
き回し、巻き取りロール6にテープ等で固定した後、巻
き取る。
【0026】次に、フィルム7をガイドロール3の手前
にある吸着プレート8に所定の張力が与えられた状態で
吸着させる。この張力はトルク調整機能を有する巻き取
りロール6の巻取り力と同じ程度である。このとき、吸
着プレートの吸着孔からは吸引力が作用するように予め
真空ポンプが駆動されている。通常は必要ないが、吸着
プレート8から大幅に貼付フィルム7はみ出した場合
は、搬送するために手で掴んでいた不要な貼付フィルム
7はカッタなどで手動で切断し廃棄してもよい。また、
この状態で皺の発生やフィルムの張りの状態、傾き等を
目で確認できるため、皺の発生や気泡の発生する状態を
事前に防止できる。なお、吸着プレート8にフィルム7
を吸着させる際には、手で掴んだ部分は余分なフィルム
としてカッタ等で除去できるように吸着プレート8から
ははみ出した状態で吸着させる。
【0027】この状態でフィルムロール1のセットは完
了となり、引き出しておいたフィルム供給部27をラミ
ネート装置本体へ戻す。このとき、リニアガイド115
の端部に設けたストッパ35に位置調整用突起36を押
し付けることで、フィルム供給部27とフィルム搬送部
28との位置が合わせられる。なお、押し付けが完了す
ると、レバー31を回転してラミネート装置に固定す
る。
【0028】図2にはフィルム供給部からフィルム搬送
部へフィルムを受け渡す状態を示す。図2に示す様にフ
ィルム供給部27に設けたシリンダ9を駆動して、移動
部材10を吸着プレート8の吸着面に貼付フィルム7を
保持した状態で、後端保持部材13の吸着面に貼付フィ
ルム7が接触する位置まで移動する。なお、このとき先
端保持部材12の吸着面と後端保持部材13の吸着面は
同じ高さに設定されている。移動部材10の移動が終了
すると、先端保持部材12及び後端保持部材13が吸着
を開始する。このとき、吸着プレート8は吸着を解除
し、フィルム供給部27からフィルム搬送部28へ貼付
フィルム7の受け渡しが完了する。
【0029】図3にフィルムの受け渡しが終了後余分な
フィルムを切断する状態を示す図である。図3に示す様
に、フィルム切断のため吸着プレート8が移動部材10
に備えられたエアスライドテーブル11によりカッタ機
構17と干渉しない位置へ一旦退避し、カッタ機構17
がフィルム幅方向へ移動し、フィルムを切断する。切断
が完了するとカッタ機構17は吸着プレート8と干渉し
ない位置まで戻る。その後、退避していた吸着プレート
8が退避前の位置まで戻る。そして、吸着プレート8の
吸着面が後端保持部材13上の貼付フィルム7と接触す
ると、吸着プレート8が吸着を開始し、後端保持部材1
3は真空吸着を解除する。これによって、後端保持部材
13上に残った切断された不要な貼付フィルムが吸着プ
レート8へ受け渡される。なおこのとき、先端保持部材
12の吸着力は作用させた状態を保持している。
【0030】吸着プレート8はフィルム搬送部28と干
渉しない位置へエアスライドテーブル11により退避
し、次回のフィルム交換まで不要な貼付フィルム7を保
持しておく。これにより、従来フィルムセット時に人手
によりラミネート装置内でフィルムを引き回していた作
業が必要なくなり、個人差によって発生していた気泡の
発生を防止することが可能となる。また、装置内に手を
入れる必要がなくなるため安全性も向上する。不要なフ
ィルムは次回フィルムロール1をセットする時にフィル
ム供給部27をラミネート装置本体の外へ引き出した時
に廃棄する。
【0031】図4にフィルムをフィルム貼付部へ搬送す
る状態を示す。図4に示す様に、ボールネジ20により
フィルム搬送部28の移動部材18が移動し、後端保持
部材13が仮圧着ロール21と近接するフィルム受け渡
し位置に来る。そして、フィルム搬送装置28から仮圧
着ロール21へフィルム2の受け渡しを開始する。フィ
ルムロール1を交換後一回目の貼付フィルム受け渡しで
は、フィルムセット時の余分な貼付フィルム7は吸着プ
レート8へ受け渡されているため、後端保持部材13上
に貼付フィルム7は存在しない。そのため、後端保持部
材13は、後端保持部材移動用シリンダ15により先端
保持部材12が仮圧着ロール21へ貼付フィルム7を受
け渡す際干渉しない位置まで退避する。
【0032】図5に搬送部から仮圧着ロール(ラミネー
ションロールと称する場合もある)にフィルムを受け渡
す状態を示す。
【0033】図5に示す様に、先端保持部材移動用シリ
ンダ14により先端保持部材12が押し出され、仮圧着
ロール21と近接した位置まで移動すると、静電気発生
部23で電極22に高電圧を印加し、電極22と仮圧着
ロール21の間にあり先端保持部材12からはみ出して
いる貼付フィルムが帯電され接地している仮圧着ロール
21に静電吸着され、その後イニシャル状態へ戻る。
【0034】図6に1枚目のフィルムを切断する状態を
示す。
【0035】図6に示す様に、フィルム搬送部28が1
枚目の貼付フィルム7の後端(2枚目の貼付フィルム7
の先端)を切断する位置まで移動する。フィルム搬送部
28はサーボモータ19に直結したボールネジ20によ
って駆動しているので、搬送される基板25の長さに応
じてあらゆる長さに貼付フィルム7を切断可能である。
搬送ロール26により基板25が仮圧着の行われる位置
に来るまで、仮圧着ロール21は待機している。その間
にフィルム搬送部28が任意のフィルム切断位置まで移
動し、先端保持部材12及び後端保持部材13がフィル
ム7を保持すると、カッタ機構により所定の長さにフィ
ルムを切断する。その後、仮圧着ロール21が回転し基
板25へフィルムロール1を一枚目の貼付フィルムを仮
圧着し始めると、フィルム搬送部28は仮圧着ロール2
1の回転速度に合せてフィルム受け渡し位置まで移動す
る。フィルム搬送部28は仮圧着ロール21より若干遅
い速度で移動するよう制御されており、貼付フィルム7
はたるむ事無く一定の張力が与えられる。
【0036】図7、図8にフィルム搬送部の後端保持部
材の退避させるための駆動部の状態を示す。
【0037】後端保持部材13が仮圧着ロール21の動
きに合わせ退避位置まで後端保持部退避用シリンダ15
にて退避する。この際、後端保持部材14は図8に示す
様に、後端保持部材退避用クランク16により弧を描き
ながら退避するので、貼付フィルム7の後端を仮圧着ロ
ール21に巻き付けながら受け渡しつつ退避する。この
ため貼付フィルム7の後端は仮圧着ロール21へ皺、気
泡なく受け渡される。
【0038】ここまでの動作で、一枚目の貼付フィルム
受け渡しが完了となり二枚目の受け渡しを開始する。先
端保持部材12が移動用シリンダ14にて押し出され仮
圧着ロール21に近接した位置まで移動する。この時、
後端保持部材13は一枚目の貼付フィルムの後端を仮圧
着ロールに受け渡しながら退避し終えているため、先端
保持部材12と後端保持部材13が干渉することはな
い。
【0039】次に、静電気発生部23が電極22に高電
圧を印加し二枚目の貼付フィルム先端を仮圧着ロール2
1へ吸着すると、先端保持部材12は移動前の位置に戻
り、続いて後端保持部材13が退避前の位置へ戻る。
【0040】その後、所定の切断位置へフィルム搬送部
28が移動し、先端保持部材12及び後端保持部材13
が貼付フィルム7を吸着し、三枚目の貼付フィルムをカ
ッタ機構17により切断する。以下前記動作を繰り返
し、フィルム搬送部28から仮圧着ロール21へ貼付フ
ィルム7の受け渡しが行われ、仮圧着ロール21から基
板25へ貼付フィルム7が仮圧着される。
【0041】この仮圧着された基板は、図示しない仮圧
着ロール21より基板搬送部101の下流側に設けてあ
るラミネーションロールによって加熱・加圧されて本圧
着される。
【0042】なお、本実施形態では仮圧着ロールと本圧
着ロールを別に設ける構成としたが、両者を1つのロー
ルで兼用するようにしても良い。
【0043】これにより、フィルムロール1は積層フィ
ルムをラミネート装置内で引き回すことなくセット可能
となり、自動で貼付フィルムの搬送及び受け渡しを行う
ことにより基板への仮圧着の信頼性及びラミネート作業
を向上することができ、使い勝手を向上し得るものであ
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フィル
ムロール供給する場合に装置内で人手によりフィルムを
引き回すことなく、基板表面へフィルムを搬送しながら
ラミネートを行い、フィルムをセットする時に生じる皺
や汚れの発生、個人差による気泡を防止することが出来
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルム貼付装置を示す断面図であ
る。
【図2】本発明のフィルム供給部がフィルム搬送位置ま
で移動した状態を示す図である。
【図3】カッタ機構によりフィルム交換後に余分なフィ
ルムを切断する時の図である。
【図4】本発明のフィルム搬送部の移動部材がフィルム
受け渡し位置まで移動した時の図である。
【図5】仮圧着ロールへフィルムを受け渡す時の状態を
示す図である。
【図6】フィルム搬送部の移動部材がフィルム切断位置
まで移動した時の状態を示す図である。
【図7】後端保持部材退避用シリンダ及び後端保持部材
退避用クランクを示した図である。
【図8】本発明の後端保持部材が後端保持部材退避用シ
リンダにより退避した時の図である。
【図9】フィルム供給部の引き出し機構の斜視図を示
す。
【図10】フィルム供給部とフィルム搬送部28との位
置合わせを行う構造を示す。
【符号の説明】
1…フィルムロール、2…カバーフィルム、3…ガイド
ロール、4…セパレートバー、5…ガイドロール、6…
巻き取りロール、7…フィルム、8…吸着プレート、9
…シリンダ、10…移動部材、11…エアスライドテー
ブル、12…先端保持部材、13…後端保持部材、14
…先端保持部材移動用シリンダ、15…後端保持部材退
避用シリンダ、16…後端保持部材退避用クランク、1
7…カッタ機構、18…移動部材、19…サーボモー
タ、20…ボールネジ、21…仮圧着ロール、22…電
極、23…静電気発生装置、24…防塵カバー、25…
基板、26…搬送ローラ、27…フィルム供給装置、2
8…フィルム搬送装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼尻 文晶 東京都足立区中川四丁目13番17号 株式会 社日立インダストリイズ内 (72)発明者 三浦 淳 東京都足立区中川四丁目13番17号 株式会 社日立インダストリイズ内 Fターム(参考) 4J040 MB03 MB05 NA20 PA20 PB01 PB08 PB11 PB17 5E314 AA24 BB02 BB11 BB12 CC15 EE03 FF01 GG24 GG26 5E339 BE11 CD01 CE16 CF01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムロールからカバーフィルムを剥が
    したフィルムをフィルム搬送部に受け渡す機構を備えた
    フィルム供給部と、前記フィルム供給部から供給された
    前記フィルムを所定の長さに切断してフィルム貼付部へ
    搬送するフィルム搬送部と、前記フィルム貼付部におい
    て前記フィルムを貼り付けるための基板を搬送する基板
    搬送部とを内蔵した本体部からなるフィルム貼付装置に
    おいて、 前記フイルムロールを交換する時に、前記フィルム供給
    部は、前記本体部から引出すための機構と、前記本体部
    に前記フィルム供給部を収納したときに、前記フィルム
    搬送部と位置合わせする機構とを有し、フイルム供給時
    には、フィルム供給部の吸着プレートから自動でフィル
    ム搬送部にフィルムを受け渡す構成としたことを特徴と
    するフィルム貼付装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフィルム貼付装置におい
    て、前記フィルム搬送部から仮圧着ロールへフィルムを
    受け渡す際、静電気を帯電させることにより吸着させ、
    フィルム後端ではフィルム搬送部のフィルム保持部材
    が、フィルムの動きに合わせ移動する構成としたことを
    特徴とするフィルム貼付装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007002127A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Just:Kk ラミネート装置
JP2008258630A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Seho Robot Industry Co Ltd カバーレイ付着システムおよびその方法
CN108637958A (zh) * 2018-04-18 2018-10-12 浙江大华科技有限公司 一种跳线开关的组装设备及控制方法和控制装置

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