JP2020120026A - シート製造装置およびシート製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、連続不要シート剥離手段を備えれば、連続不要シートのない原反を形成することができる。
さらに、その他不要シート剥離手段を備えれば、その他不要シートのない原反を形成することができる。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、図を指定することなく方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。なお、図1(C)は、図1(A)のD1矢視部分図である。
切断刃23は、図1(D)[I]に示すように、連続不要シートUS1とその他不要シートUS2との境界を形成する不要シート切り分け部23Aにおいて、一端部EP1と他端部EP2とを有している。
本実施形態では、シート切断手段20は、繰出手段10と同期し、切断刃23における一端部EP1を含む切断刃一端領域23A1で形成される切込一端領域CU1と、切断刃23における他端部EP2を含む切断刃他端領域23A2で形成される切込他端領域CU2とを交差させて、切込CUをひとつながりとする構成になっている。
なお、切断刃23は、磁性体であるマグネットローラ22に磁着可能なベース部材としての鋼板23C上に支持され、当該マグネットローラ22に対して着脱可能となっている。また、切断刃一端領域23A1と、切断刃他端領域23A2とは、相互に傾斜しており、マグネットローラ22の回転方向内で近付けると(実際には近付けることはできないが)、相互に交差する位置関係となっている。
先ず、図1中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EA1に対し、当該シート貼付装置EA1の使用者(以下、単に「使用者」という)が原反RSを同図に示すようにセットし、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、繰出手段10、シート切断手段20および連続不要シート剥離手段30(以降、これら3つの手段をまとめて「順送り手段」という)が回動モータ12A、21、32Aを駆動し、マグネットローラ22を回転させて切断刃23で接着シート基材ABに切込CUを形成しつつ、支持ローラ11から回収ローラ13に向う正方向に接着シート基材ABを繰り出す。そして、マグネットローラ22が1回転すると、順送り手段が回動モータ12A、21、32Aの駆動を停止し、接着シート基材ABに切断刃23と同形状の切込CUを形成する(以降、順送り手段による以上の動作を「順送り動作」という)。なお、切込CUによって形成された接着シートASの先端部が剥離ローラ31を過ぎるまでは、接着シート基材AB全体が当該剥離ローラ31で剥離シートRLから剥離されるが、接着シートASの先端部が剥離ローラ31を過ぎると、切込CUによって形成された連続不要シートUS1が剥離ローラ31で剥離シートRLから剥離され、連続不要シート回収ローラ33で回収されるようになる。
シート切断手段20は、例えば、特許文献1のように、接着シート基材としての基材シート1cおよび接着剤層1bにひとつながりの切込を形成し、所望形状の接着シートとしてのカバーシート12と、原反としての原反1の延出方向に延びる連続不要シートとしての不要シート部分4と、接着シートでも連続不要シートでもないその他不要シートとしての領域3とに接着シート基材を切り分けてもよいし、原反RSの両側縁部それぞれに連続不要シートUS1を形成するとともに、当該原反RSの中央部に1以上の連続不要シートUS1を形成し、それら連続不要シートUS1のうち少なくとも2つの間にその他不要シートUS2を形成するものでもよいし、原反RSの両側縁部のうち何れか一方の側縁部に連続不要シートUS1を形成するとともに、当該原反RSの中央部に1以上の連続不要シートUS1を形成し、それら連続不要シートUS1のうち少なくとも2つの間または、連続不要シートUS1と当該連続不要シートUS1が形成されていない原反RSの側縁部との間にその他不要シートUS2を形成するものでもよいし、原反RSの両側縁部の何れにも連続不要シートUS1を形成せず、且つ、当該原反RSの中央部に複数の連続不要シートUS1を形成し、それら連続不要シートUS1のうち少なくとも2つの間または、連続不要シートUS1と当該連続不要シートUS1が形成されていない原反RSの側縁部との間にその他不要シートUS2を形成するものでもよいし、原反RSの両側縁部のうち何れか一方の側縁部にのみ連続不要シートUS1を形成し、当該連続不要シートUS1と当該連続不要シートUS1が形成されていない原反RSの側縁部との間にその他不要シートUS2を形成するものでもよいし、原反RSの両側縁部の何れにも連続不要シートUS1を形成せず、且つ、当該原反RSの中央部に1つの連続不要シートUS1を形成し、当該1つの連続不要シートUS1と当該原反RSの側縁部との間にその他不要シートUS2を形成するものでもよいし、直線状、曲線状または折れ線状等、どのような形状の連続不要シートUS1を形成するものでもよいし、円形、楕円形、多角形等、どのような形状の接着シートASを形成するものでもよいし、受け部材として、マグネットローラ22と同期回転しないアンビルローラ24や平板等を採用してもよい。
シート切断手段20は、接着シートASの繰出方向先端部が剥離板50の剥離縁50Aで所定長さ剥離された際、マグネットローラ22が初期位置(切断刃23がない位置がアンビルローラ24に対向する位置)で停止するように、当該マグネットローラ22およびアンビルローラ24を原反RSの繰出方向上流側および下流側に移動する駆動機器や手動調整部材等の切断刃移動手段を設けたり、アンビルローラ24と剥離板50との間で原反RSの長さを変更するダンサローラや移動ローラ等の原反長さ変更手段を設けたりしてもよい。
シート切断手段20を構成する支持部材は、マグネットローラ22以外に、磁着能力のないローラで構成されてもよいし、切断刃23を支持する面が全て円周面22Aで構成されていてもよいし、切断刃23を支持する面以外が平坦面や凹凸面等の他の面で構成されていてもよい。
切断刃23は、支持部材に対して着脱可能に構成されていなくてもよいし、支持部材に直接形成されていてもよいし、支持部材に対して着脱できるように、磁性体で構成されていてもよいし、磁着以外に、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で支持部材に支持される構成でもよいし、一端部EP1や他端部EP2とベース部材の端部とが同じ位置でなくてもよい。
ベース部材は、樹脂板や陶器板等であってもよい。
連続不要シート剥離手段30は、剥離ローラ31を採用することなく、剥離シートRLから連続不要シートUS1を剥離してもよいし、連続不要シートUS1を巻回することなく、例えば、ファンフォールド折りにしたり、シュレッダ等で切り刻んだりして回収する回収手段を採用してもよいし、巻回したりファンフォールド折りにしたりすることなく単に集積して連続不要シートUS1を回収する回収手段を採用してもよいし、回収手段を採用しなくてもよいし、連続不要シートUS1を剥離シートRLから剥離する際、当該連続不要シートUS1に所定の張力が付与されるように回動モータ32Aのトルク制御を行ってもよいし、連続不要シートUS1を剥離シートRLから剥離できる構成であればどのようなものを採用してもよいし、本発明のシート製造装置EAやシート貼付装置EA1に備わっていなくてもよい。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよい。
10…繰出手段
20…シート切断手段
22…マグネットローラ(支持部材)
22A…円周面
23…切断刃
23A…不要シート切り分け部
23A1…切断刃一端領域
23A2…切断刃他端領域
23B…接着シート切り分け部
23B1…切断刃一端領域
23B2…切断刃他端領域
30…連続不要シート剥離手段
40…その他不要シート剥離手段
AB…接着シート基材
AS…接着シート
CU…切込
CU1…切込一端領域
CU2…切込他端領域
EP1…一端部
EP2…他端部
RL…剥離シート
RS…原反
US1…連続不要シート
US2…その他不要シート
Claims (4)
- 帯状の剥離シートに帯状の接着シート基材が仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
円周面を備えた支持部材の当該円周面に支持され、前記接着シート基材に切込を形成して当該接着シート基材を所望形状の接着シートと、前記原反の延出方向に延びる連続不要シートと、前記接着シートでも前記連続不要シートでもないその他不要シートとに切り分ける切断刃を有するシート切断手段とを備え、
前記切断刃は、前記連続不要シートと前記その他不要シートとの境界を形成する不要シート切り分け部、または、前記連続不要シートと前記接着シートとの境界を形成する接着シート切り分け部において、一端部と他端部とを有し、
前記シート切断手段は、前記繰出手段と同期し、前記切断刃における一端部を含む切断刃一端領域で形成される切込一端領域と、前記切断刃における他端部を含む切断刃他端領域で形成される切込他端領域とを交差させて、前記切込をひとつながりとすることを特徴とするシート製造装置。 - 前記連続不要シートを前記剥離シートから剥離する連続不要シート剥離手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート製造装置。
- 前記その他不要シートを前記剥離シートから剥離するその他不要シート剥離手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート製造装置。
- 帯状の剥離シートに帯状の接着シート基材が仮着された原反を繰り出す繰出工程と、
円周面を備えた支持部材の当該円周面に支持され、前記接着シート基材に切込を形成して当該瀬着シート基材を所望形状の接着シートと、前記原反の延出方向に延びる連続不要シートと、前記接着シートでも前記連続不要シートでもないその他不要シートとに切り分ける切断刃を有するシート切断手段を用いたシート切断工程とを実施し、
前記切断刃は、前記連続不要シートと前記その他不要シートとの境界を形成する不要シート切り分け部、または、前記連続不要シートと前記接着シートとの境界を形成する接着シート切り分け部において、一端部と他端部とを有し、
前記シート切断工程は、前記繰出工程と同期し、前記切断刃における一端部を含む切断刃一端領域で形成される切込一端領域と、前記切断刃における他端部を含む切断刃他端領域で形成される切込他端領域とを交差させて、前記切込をひとつながりとすることを特徴とするシート製造方法。
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