JP2003206404A - ビルドアップ多層プリント配線板とその関連製品 - Google Patents
ビルドアップ多層プリント配線板とその関連製品Info
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Abstract
せることなく耐熱性、耐湿性に優れるとともに、IVH
入りビルドアップ多層プリント配線板の製造工程を短縮
することができるビルドアップ用樹脂組成物が提供され
る。 【解決手段】 (A)重量平均分子量が10000以上
である熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂、(B)エポキ
シ樹脂、(C)架橋フェノキシホスファゼン化合物、
(D)無機充填剤、(E)カップリング剤、(F)硬化
剤および(G)硬化促進剤を必須成分として、(A)の
熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を(A)〜(G)の合
計量に対して5〜80重量%の割合で含有するととも
に、IVH入り内層板のスルーホールを埋め込むと同時
にビルドアップを行って得られるビルドアップ多層プリ
ント配線板に適用されるビルドアップ用樹脂組成物であ
る。
Description
ハロゲンを用いておらず、従って燃焼時臭化水素などの
有毒ガスを発生させることのないビルドアップ多層プリ
ント配線板と、そのビルドアップ多層プリント配線板の
製造工程を短縮できる耐熱性、耐湿性、耐食性に優れた
樹脂組成物および樹脂フィルムに関するものである。
性についての世界的な関心の高まりに伴なって、電気・
電子機器についても、従来からの難燃性に加え、より少
ない有害性、より高い安全性という要求が増大してい
る。すなわち、電気・電子機器は、単に燃えにくいだけ
でなく、有害ガスや有害煙塵の発生が少ないことが要望
されている。従来、電気・電子部品を搭載するガラス基
材エポキシ樹脂のプリント配線板は、エポキシ樹脂とし
て、難燃剤の臭素を含有する臭素化エポキシ樹脂、特に
テトラブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂が一般に
使用されている。
難燃性を有するものの、燃焼時に有害なハロゲン化水素
(臭化水素)ガスを発生するため、その使用が抑制され
つつある。
量化、高密度化が図れるビルドアップ多層プリント配線
板の需要が増加してきている。ビルドアップ多層プリン
ト配線板では、内層板に形成されたインタースティシャ
ルバイアホール(IVH)を埋込み用樹脂によって埋め
込み、続いてキャリアシート付き樹脂フィルムによって
ビルドアップを行うことがなされている。
プリント配線板の製造工程を図2に示す。同図におい
て、1は内層板の素材として用いられる両面銅張積層板
である。先ず、両面銅張積層板1には必要なスルーホー
ル2が形成され、スルーホールメッキ3を施して、IV
H4が形成される。次に、形成されたIVH4には埋込
み用樹脂5が充填される。そして次に、表面メッキ層と
銅箔がエッチングされて内層回路6が形成される。内層
回路6が形成された内層板7は、その両面に銅箔付き樹
脂フィルム9を重ねてプレスすれば、4層ビルドアップ
シールド板10の多層板が得られるのである。
化手法としてハロゲンを用いずに、燃焼時臭化水素など
の有毒ガスを発生させることなく、耐熱性、耐湿性、耐
食性に優れた多層プリント配線板のビルドアップ用樹脂
組成物を提供することにある。さらに、本発明は、その
ようなビルドアップ用樹脂組成物をキャリアシートの片
側にコートしてなるキャリアシート付樹脂フイルム、並
びにこの樹脂フイルムを用いてIVH埋込みとビルドア
ップ層形成とを同時に行って製造されるビルドアップ多
層プリント配線板を提供することをも目的とする。
的を達成しようと鋭意研究を重ねた結果、ビルドアップ
用樹脂組成物中の難燃剤として、ハロゲン含有化合物を
用いず、フェノキシホスファゼン化合物を架橋してなる
架橋フェノキシホスファゼン化合物と無機充填剤を添加
するとともに、この無機充填剤の表面処理をするシラン
カップリング剤またはチタネート系カップリング剤を添
加することにより、上記目的が実用的に達成されること
を見いだし、本発明を完成させたものである。
10000以上である熱可塑性樹脂または熱硬化性樹
脂、(B)エポキシ樹脂、(C)架橋フェノキシホスフ
ァゼン化合物、(D)無機充填剤、(E)カップリング
剤、(F)硬化剤および(G)硬化促進剤を必須成分と
して、(A)の熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を
(A)〜(G)の合計量に対して5〜80重量%の割合
で含有するとともに、インタースティシャルバイアホー
ル(以下、IVHという)入りガラスエポキシ内層板の
スルーホールを埋め込むと同時にビルドアップを行って
得られるビルドアップ多層プリント配線板に適用される
ことを特徴とするビルドアップ用樹脂組成物である。ま
た、別の本発明は、上記ビルドアップ用樹脂組成物を銅
箔又はキャリアシートの片側に塗布し半硬化させてなる
ことを特徴とするキャリアシート付樹脂フィルムであ
り、そしてまた、この樹脂フィルムをIVH入りガラス
エポキシ内層板のスルーホールの埋込みと同時にビルド
アップを行って得られるビルドアップ多層プリント配線
板でもある。
分子量10000以上の熱可塑性樹脂または熱硬化性樹
脂は、ビルドアップ用樹脂組成物にフィルム性を付与す
るものであって、接着性および可とう性に優れたものが
好ましく、例えばエポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ウレ
タン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリビニルブチラール、ポ
リビニルアセタール、ポリビニルホルマール、ポリアミ
ド、ポリアセタール、ポリカーボネート、変性ポリフェ
ニレンオキサイド、ポリブチレンテレフタレート、強化
ポリエチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリス
ルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、
ポリアミドイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリエ
ーテルエーテルケトン等があげられ、これらの樹脂は単
独または2種以上混合して使用することができる。重量
平均分子量が10000未満ではフィルム形成能が低下
するので好ましくない。
もの、あるいは熱軟化点温度が90℃以上のものが、耐
熱性、耐湿性向上に関して好ましいがそれのみに限定さ
れるものではない。(A)成分の配合割合は、全体の樹
脂組成物に対して5〜80重量%である。
は、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ
樹脂を使用することができる。この1分子中に2個以上
のエポキシ基を有するエポキシ樹脂としては、例えば、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、グリシジル
エーテル型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環
型エポキシ樹脂等が挙げられ、これらは単独又は2種以
上混合して使用することができる。
のフェノキシホスファゼン化合物としては、ジクロルホ
スファゼン化合物とフェノール類のアルカリ金属塩との
反応により得られるものであれば特に制限されず、従来
公知のものを広く使用することができる。該フェノキシ
ホスファゼン化合物の具体例としては、下記構造式に示
す環状フェノキシホスファゼン化合物および
挙げられる。
基−N=P(O)OC6H5 を表し、Y1 は基−P(O
C6 H5 )4 又は基−P(O)(OC6 H5 )2を、n
は3〜10000の整数をそれぞれ表す) 架橋フェノキシホスファゼン化合物は、上記環状フェノ
キシホスファゼン化合物及び鎖状フェノキシホスファゼ
ン化合物から選ばれる少なくとも1種のホスファゼン化
合物が、o−フェニレン基、m−フェニレン基、p−フ
ェニレン基および一般式で表されるビスフェニレン基
−S−又は−O−を表し、aは0又は1以上の整数をそ
れぞれ表す)から選ばれる少なくとも1種の架橋基によ
り架橋されてなる化合物である。
においては、(a)該架橋基が、ホスファゼン化合物に
おけるフェニル基の脱離した2個の酸素原子間に介在
し、(b)架橋されてなる化合物におけるフェニル基の
含有割合が、前記化4の環状フェノキシホスファゼン化
合物及び/又は前記化5の鎖状フェノキシホスファゼン
化合物中の全フェニル基の総数を基準に50〜99.9
%であり、かつ(c)分子内にフリーの水酸基を有しな
いものである。
1 及びY1 は、反応条件等により変化し、通常の反応条
件で、例えば、非水の系で穏和な反応を行った場合に
は、X 1 が基−N=P(OC6 H5 )3 、Y1 が基−P
(OC6 H5 )4 の構造となり、水分もしくはアルカリ
金属水酸化物が反応系内に存在するような反応条件、又
は転移反応が生じるような過酷な反応条件で反応を行っ
た場合には、X1 が基−N=P(OC6 H5 )3 、Y1
が基−P(OC6 H5 )4 である構造の他に、X 1 が基
−N=P(O)OC6 H5 、Y1 が基−P(O)(OC
6 H5 )2 の構造のものが混在する状態となる。
の水酸基を有していない」とは、分析化学便覧(改訂第
3版、日本分析化学会編、丸善(株)、1981年)第
353頁に記載の無水酢酸とピリジンによるアセチル化
法に従って定量した場合に、フリーの水酸基量が検出限
界以下であることを意味する。ここで検出限界とは、試
料(本発明の架橋フェノキシホスファゼン化合物)1g
当たりの水酸基当量としての検出限界であり、より具体
的には1×10-6水酸基当量/g以下である。なお、上
記のアセチル化法で本発明の架橋フェノキシホスファゼ
ン化合物を分析すると、残留する原料フェノールの水酸
基の量も加算されるが、原料フェノールは高速液体クロ
マトグラフィーによって定量できるので、架橋フェノキ
シホスファゼン化合物中のフリーの水酸基のみを定量す
ることができる。
ン化合物は、ジクロルホスファゼン化合物にアルカリ金
属フェノラートとジフェノラートとを混合して反応さ
せ、(第一工程)、次いで、得られた化合物にアルカリ
金属フェノラートを更に反応させる(第二工程)ことに
より製造される。
は、公知のもの、例えば、下記一般式化7で示される環
状ジクロルホスファゼン化合物、一般式化8で示される
鎖状ジクロルホスファゼン化合物等が使用できる。
(O)Clを、Y2 は基−P(Cl)4 又は基−P
(O)Cl2 を、nは3〜10000の整数をそれぞれ
表す) また、これらジクロルホスファゼン化合物は、単独又は
2種以上混合して使用することができる。また、環状の
ものと鎖状のものとを併用してもよい。
えば、H.R.Allcock著、“Phosphor
us−Nitrogen Compounds”,Ac
ademic Press,(1972),J.E.M
ark,H.R.Allcock,R.West著,
“Inorganic Polymer”Prenti
ce−Hall International In
c.,(1992)等に記載の公知の方法に従って製造
できる。その一例を示せば、まず、クロルベンゼンやテ
トラクロルエタン中で、塩化アンモニウムと五塩化リン
(又は塩化アンモニウムと三塩化リンと塩素)とを12
0〜130℃程度で反応させ、脱塩酸化することで、m
が3〜25である環状ジクロルホスファゼン化合物やn
が3〜25である鎖状ジクロルホスファゼン化合物が製
造できる。これらのジクロルホスファゼン化合物(ジク
ロルホスファゼンオリゴマー)は、通常、混合物として
得られる。また、このようにして得られる環状及び鎖状
のジクロルホスファゼンオリゴマー混合物から、蒸留又
は再結晶により、ヘキサクロルシクロトリホスファゼ
ン、オクタクロルシクロテトラホスファゼン及びデカク
ロルシクロペンタホスファゼン等の環状のジクロルホス
ファゼン化合物や、ヘキサクロルシクロトリホスファゼ
ンを220〜250℃に加熱し、開環重合することによ
り、nが25〜10000である鎖状ジクロルホスファ
ゼン化合物を製造できる。ジクロルホスファゼン化合物
は、環状及び鎖状のジクロルホスファゼンとを混合した
まま、又は分離して各々単独で用いてもよい。
させるアルカリ金属フェノラートとしては、例えば下記
一般式
ルカリ金属フェノラート(以下、アルカリ金属フェノラ
ート化9という)が挙げられる。化9中、Mで示される
アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウ
ムを挙げることができる。アルカリ金属フェノラート化
9の具体例としては、ナトリウムフェノラート、カリウ
ムフェノラート、リチウムフェノラート等が挙げられ、
これらは単独又は2種以上混合して使用することができ
る。
と反応させるジフェノラートとしては、例えば下記一般
式
−,m−,p−置換アルカリ金属ジフェノラートや、
−S−又は−O−を表し、aは0又は1以上の整数を、
Mはアルカリ金属をそれぞれ表す)で示されるアルカリ
金属ジフェノラート等を挙げることができる。化10の
フェノラートの置換位置は、オルト、メタ又はパラのい
ずれであってもよい。
体例としては、レゾルシノール、ハイドロキノン、カテ
コール等のアルカリ金属塩を挙げることができる。これ
らの中でもナトリウム塩及びリチウム塩が好ましい。化
11のアルカリ金属ジフェノラートの具体例としては、
4,4′−イソプロピリデンジフェノール(ビスフェノ
ール−A)、4,4′−スルホニルジフェノール(ビス
フェノール−S)、4,4′−チオジフェノール、4,
4′−オキシジフェノール、4,4′−ジフェノール等
のアルカリ金属塩等塩を挙げることができる。これらの
中でもナトリウム塩及びリチウム塩が好ましい。化10
のアルカリ金属ジフェノラートと化11のアルカリ金属
ジフェノラートはそれぞれ単独又は2種以上併用して使
用することができる。
第一工程においては、ジクロルホスファゼン化合物中の
塩素原子がアルカリ金属フェノラート及びアルカリ金属
ジフェノラートとの反応によって全て消費されないよう
に、即ち、ジクロルホスファゼン化合物中の塩素原子が
アルカリ金属フェノラート及びアルカリ金属ジフェノラ
ートとの反応によっても尚残存しているように、アルカ
リ金属フェノラート及びアルカリ金属ジフェノラートの
使用量を調節することが望ましい。これにより、アルカ
リ金属ジフェノラートの両−O−M基(Mは前記に同
じ)がジクロルホスファゼン化合物のリン原子に結合す
る。第1工程では、アルカリ金属フェノラートおよびア
ルカリ金属ジフェノラートの使用量は、ジクロルホスフ
ァゼン化合物の塩素量を基準にして、両フェナートの合
計で通常0.05〜0.9当量程度、好ましくは、0.
1〜0.8当量程度とすればよい。
する化合物中の塩素原子がアルカリ金属フェノラートと
の反応によって全て消費されるように、アルカリ金属フ
ェノラートの使用量を調節することが望ましい。アルカ
リ金属フェノラートの使用量は、ジクロルホスファゼン
化合物の塩素量を基準にして、通常1〜1.5当量程
度、好ましくは1〜1.2当量程度とすればよい。
工程で用いる合計量)とアルカリ金属ジフェノラートと
の使用割合(アルカリ金属ジフェノラート/アルカリ金
属フェノラート、モル比)は、通常1/2000〜1/
4程度、好ましくは、1/20〜1/6とすればよい。
室温〜150℃程度、好ましくは80〜140℃程度の
温度下で行なわれ、通常1〜12時間程度、好ましくは
3〜7時間程度で終了する。第一工程及び第二工程の反
応は、いずれも、通常ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、モノクロルベンゼン、ジクロルベ
ンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素等の有機溶媒中で
行なわれる。
スファゼン化合物は、分解温度が250〜350℃の範
囲にある。また、架橋フェノキシホスファゼン化合物中
のフェニル基の含有割合は、環状フェノキシホスファゼ
ン化合物及び/又は鎖状フェノキシホスファゼン化合物
中の全フェニル基の総数を基準に50〜99.9%であ
り、好ましくは70〜90%である。
でも、架橋フェノキシホスファゼン化合物を好ましく使
用できる。フェノキシホスファゼン化合物は、1種を単
独で又は2種以上を混合して、使用することができる。
特に制限なく、タルク、アルミナ、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、シリカ等が挙げられ、これら
は単独又は2種以上混合して使用することができる。無
機充填剤の配合割合は、樹脂成分である(A)、
(B)、(F)、(G)の合計を100重量%とした場
合に、20〜100重量%の割合で配合することが好ま
しい。配合量が20重量%未満では、十分な難燃性、耐
熱性、耐湿性が得られない上に、IVHを埋め込んだ際
の表面平滑性が低下し、一方100重量%を超えると、
樹脂粘度が増加し塗布ムラやボイドが発生し好ましくな
い。
ては、シランカップリング剤、チタネート系カップリン
グ剤であれば特に制限はなく、一般に無機フィラーの表
面改質剤として市販されているものが使用できる。カッ
プリング剤は、特に樹脂と無機充填剤との密着向上させ
るので、樹脂フィルムの耐熱性、耐湿性などの特性を向
上させる。
填剤の表面処理を行う段階については特に制限はないの
で、樹脂製造の段階で配合することも、予めカップリン
グ剤で表面処理を行った無機充填剤を用いることも可能
である。
常、エポキシ樹脂の硬化に使用されている化合物であれ
ば特に制限なく使用でき、例えば、アミン硬化系として
は、ジシアンジアミド、芳香族ジアミン等が挙げられ、
フェノール硬化系としては、フェノールノボラック樹
脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールA型ノ
ボラック樹脂、トリアジン変性フェノールノボラック樹
脂等が挙げられ、これらは単独又は2種以上混合して使
用することができる。また、(G)硬化促進剤として
は、通常、エポキシ樹脂の硬化促進剤に使用されている
ものであり、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1
−ベンジル−2−メチルイミダゾール等のイミダゾール
化合物、三フッ化ホウ素アミン錯体、トリフェニルホス
フィン等が挙げられる。これらの硬化促進剤は単独又は
2種以上混合して使用することができる。
述した(A)重量平均分子量が10000以上である熱
可塑性樹脂または熱硬化性樹脂、(B)エポキシ樹脂、
(C)架橋フェノキシホスファゼン化合物、(D)無機
充填剤、(E)カップリング剤、(F)硬化剤および
(G)硬化促進剤を必須成分とするが、本発明の目的に
反しない限度において、また必要に応じて、メラミン
類、グアナミン類およびメラミン樹脂、グアナミン樹脂
などの難燃助剤かつ硬化剤となり得る窒素含有化合物等
を必要に応じて添加配合することができる。
フィルムに適用するには、以上述べた(A)〜(G)、
その他の成分をメチルセロソルブ等の好適な有機溶剤で
希釈してワニスとなし、これを銅箔又はポリエステル、
ポリイミドなどキャリアシートの片側に塗布し、乾燥、
半硬化させるなどの常法により、キャリアシート付樹脂
フィルムとすることができる。
を、ビルドアップ多層プリント配線板のIVHとなるス
ルーホールを有するガラスエポキシ積層板に積層成形す
るなどの常法により、IVH入りビルドアップ多層プリ
ント配線板を製造することができる。
銅張積層板1には必要なスルーホール2が形成され、ス
ルーホールメッキ3を施して、IVH4を形成し、次
に、表面メッキ層と銅箔をエッチングして内層回路6を
形成する。内層回路6が形成された内層板8は、その両
面に銅箔付き樹脂フィルム9を重ねてプレスすれば、ス
ルーホールの埋込みとビルドアップ層の形成が同時に行
なわれて4層ビルドアップシールド板10の本発明の多
層板が得られる。
ないことと、無機フィラーと樹脂との密着性の向上を目
的としたカップリング剤を含有していることを特徴とし
ており、燃焼時有毒ガスである臭化水素等を発生させる
ことなく、前記(A)成分のフィルム性を付与する特定
分子量の樹脂、(B)エポキシ樹脂、(C)架橋ホスフ
ァゼン化合物、(D)無機充填剤、(E)カップリング
剤、(F)硬化剤および(G)硬化促進剤成分の結合に
より耐熱性、耐湿性、耐食性に優れるビルドアップ用樹
脂組成物を得ることができる。また、本発明による樹脂
を用いて内層板のIVHを埋め込んだ場合、IVH埋め
込み用樹脂を用いた場合と同等の表面平滑性と接続信頼
性を有するIVH入りビルドアップ多層プリント配線板
を得ることができるものであり、これによって、IVH
入りビルドアップ多層プリント配線板の製造工程を短縮
することもできたものである。
的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定
されるものではない。以下の実施例および比較例におい
て「部」とは「重量部」を意味する。なお、合成例にお
いて、「−Ph」はフェニル基を、「−Ph−」は、フ
ェニレン基をそれぞれ示し、また、図1は実施例及び比
較例1〜4の製造工程を、図2は比較例5の製造工程を
それぞれ示す。
を有するフェノキシホスファゼン化合物の合成) フェノール103.5g(1.1モル)、水酸化ナトリ
ウム44.0g(1.1モル)、水50gおよびトルエ
ン500mlの混合物を加熱還流し、水のみを系外に取
り除くことにより、ナトリウムフェノラートのトルエン
溶液を調製した。
ハイドロキノン16.5g(0.15モル)、フェノー
ル94.1g(1.0モル)、水酸化リチウム31.1
g(1.3モル)、水52gおよびトルエン600ml
の混合物を入れ、加熱還流し、水のみを系外に取り除く
ことにより、ハイドロキノンとフェノールのリチウム塩
のトルエン溶液を調製した。このトルエン溶液にジクロ
ルホスファゼンオリゴマー(3量体62%、4量体12
%、5量体及び6量体11%、7量体3%、8量体以上
12%の混合物)1.0ユニットモル(115.9g)
を含む20%クロルベンゼン溶液580gを、攪拌しな
がら30℃以下で滴下した後、110℃で3時間攪拌反
応した。次に、先に調製したナトリウムフェノラートの
トルエン溶液を攪拌下で添加した後、110℃で4時間
反応を継続した。
リウム水溶液1.0lで3回洗浄し、次に水1.0lで
3回洗浄した後、有機層を減圧下で濃縮した。得られた
生成物を80℃、3mmHg以下で11時間加熱真空乾
燥して、211gの微黄色粉末を得た。
フェノキシホスファゼン化合物の加水分解塩素は、0.
04%で、リン含有率並びにCHN元素分析値より最終
物の組成は、[N=P(−O−p−Ph−O−)0.1
5(−O−Ph)1.7]であった。重量平均分子量
(Mw)はポリスチレン換算(GPC分析による)で1
100であり、TG/DTA分析では明確な融点は示さ
ず、分解開始温度は、306℃、5%重量減少温度は3
11℃であった。また、アセチル化法によって残存ヒド
ロキシ基の定量を行った結果、検出限界(サンプル1g
当たりのヒドロキシ当量として:1×10-6当量/g以
下)以下であった。
ニル)イソプロリデン基による架橋構造を有するフェノ
キシホスファゼン化合物の合成) フェノール65.9g(0.7モル)およびトルエン5
00mlを1l四つ口フラスコに入れ、攪拌下、内部の
液温を25℃に保ちつつ、金属ナトリウム0.65グラ
ム原子(14.9g)を細かく裁断して投入した。投入
終了後、77〜113℃で金属ナトリウムが完全に消失
するまで8時間攪拌を続けた。
25モル(57.1g)、フェノール1.1モル(10
3.5g)およびテトラヒドロフラン(THF)800
mlを3l四つ口フラスコに入れ、攪拌下、内部の液温
を25℃に保ちつつ、金属リチウム1.6グラム原子
(11.1g)を細かく裁断して投入した。投入終了
後、61〜68℃で金属リチウムが完全に消失するまで
8時間攪拌を続けた。このスラリー溶液にジクロルホス
ファゼンオリゴマー(濃度:37%、クロルベンゼン溶
液313g、組成:3量体75%、4量体17%、5量
体及び6量体6%、7量体1%、8量体以上1%の混合
体)1.0モル(115.9)gを攪拌下、内部の液温
度を20℃以下にに保ちつつ、1時間かけて滴下した
後、80℃で2時間反応した。次いで、攪拌下、内部の
液温を20℃に保ちつつ、別途調製したナトリウムフェ
ノラート溶液を1時間かけて添加した後、80℃で5時
間反応した。
を除き、新たにトルエン1lを添加した。このトルエン
溶液を2%NaOH1lで3回洗浄し、次に水1lで3
回洗浄した後、有機層を減圧下で濃縮した。得られた生
成物を80℃、3mmHg以下で11時間加熱真空乾燥
して、229gの白色粉末を得た。
フェノキシホスファゼン化合物の加水分解塩素は0.0
7%で、リン含有率並びにCHN元素分析値より最終物
の組成は、[N=P(−O−Ph−C(CH3 )2 −P
h−O−)0.25(−O−Ph)1.50]であっ
た。重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレン換算(G
PC分析による)で1130であり、TG/DTA分析
では明確な融点は示さず、分解開始温度は308℃、5
%重量減少温度は313℃であった。また、アセチル化
法によって残存ヒドロキシ基の定量を行った結果、検出
限界(サンプル1g当たりのヒドロキシ当量として:1
×10-6当量/g以下)以下であった。
ン(ビスフェノール−S残基)による架橋構造を有する
フェノキシホスファゼン化合物の合成) フェノール37.6g(0.4モル)およびTHF50
0mlを1l四つ口フラスコに入れ、攪拌下、内部の液
温を25℃に保ちつつ、金属ナトリウム0.45グラム
原子(9.2g)を細かく裁断して投入した。投入終了
後、65〜72℃で金属ナトリウムが完全に消失するま
で5時間攪拌を続けた。
で、フェノール160.0g(1.70モル)とビスフ
ェノール−S12.5g(0.05モル)をTHF50
0mlに溶解し、25℃以下で金属ナトリウム1.8グ
ラム原子(41.4g)を投入し、投入終了後1時間か
けて61℃まで昇温、61〜68℃で6時間攪拌を続
け、ナトリウムフェノラート混合溶液を調製した。この
溶液をジクロルホスファゼンオリゴマー(組成:3量体
62%、4量体12%、5量体および6量体11%、7
量体3%、8量体以上12%の混合体)1.0ユニット
モル(115.9g)を含む20%クロルベンゼン溶液
580gに、25℃以下の冷却、攪拌下で滴下後、71
〜73℃で5時間攪拌反応した。
ト混合溶液を滴下した後、71〜73℃で3時間反応を
継続した。
ベンゼン500mlに再溶解した後、5%NaOH水洗
浄を3回、5%硫酸洗浄、5%重曹水洗浄、水洗3回を
行い、濃縮乾固して、淡黄色のワックス状物218gを
得た。
フェノキシホスファゼン化合物の加水分解塩素は、0.
01%以下であり、リン含有率並びにCHN元素分析値
より最終物の組成はほぼ、[N=P(−O−Ph−SO
2 −Ph−O−)0.05(−O−Ph)1.90]と
決定した。重量平均分子量(Mw)はポリスチレン換算
(GPC分析による)で1080であり、TG/DTA
分析による融解温度(Tm)は103℃、分解開始温度
は320℃、5%重量減少温度は334℃であった。ま
た、アセチル化法によって残存ヒドロキシ基の定量を行
った結果、検出限界(サンプル1g当たりのヒドロキシ
当量として:1×10-6当量/g以下)以下であった。
256(ジャパンエポキシレジン社製商品名、エポキシ
当量7900、重量平均分子量約50000、樹脂固形
分40重量%)75部、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂のエピコート1001(ジャパンエポキシレジン社製
商品名、エポキシ当量475)28部、ノボラック型フ
ェノール樹脂BRG−558(昭和高分子社製商品名、
水酸基当量106)6.3部、メラミン3部、合成例1
の架橋フェノキシホスファゼン10部、水酸化アルミニ
ウム40部、エポキシシランカップリング剤A−187
(日本ユニカー社製商品名)0.2部および2−エチル
−4−メチルイミダゾール0.2部に、メチルセロソル
ブを加えて樹脂固形分50重量%のエポキシ樹脂ワニス
を調製した。
256(前出)75部、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂のエピコート1001(前出)28部、ノボラック型
フェノール樹脂BRG−558(前出)6.3部、メラ
ミン3部、合成例2の架橋フェノキシホスファゼン17
部、水酸化アルミニウム40部、エポキシシランカップ
リング剤A−187(前出)0.2部および2−エチル
−4−メチルイミダゾール0.2部に、メチルセロソル
ブを加えて樹脂固形分50重量%のエポキシ樹脂ワニス
を調製した。
256(前出)75部、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂のエピコート1001(前出)28部、ノボラック型
フェノール樹脂BRG−558(前出)6.3部、メラ
ミン3部、合成例3の架橋フェノキシホスファゼン15
部、水酸化アルミニウム40部、エポキシシランカップ
リング剤A−187(前出)0.2部および2−エチル
−4−メチルイミダゾール0.2部に、メチルセロソル
ブを加えて樹脂固形分50重量%のエポキシ樹脂ワニス
を調製した。
をチタネート系カップリング剤のKR46B(味の素社
製商品名)に替えた以外は、実施例1と同様にしてエポ
キシ樹脂ワニスを調製した。
をチタネート系カップリング剤のKR46B(前出)に
替えた以外は、実施例2と同様にしてエポキシ樹脂ワニ
スを調製した。
をチタネート系カップリング剤のKR46B(前出)に
替えた以外は、実施例3と同様にしてエポキシ樹脂ワニ
スを調製した。
256(前出)75部、臭素化エポキシ樹脂エピクロン
1121(大日本インキ化学工業社製商品名、エポキシ
当量490)28部、ノボラック型フェノール樹脂BR
G−558(前出)6.1部、および2−エチル−4−
メチルイミダゾール0.2部に、メチルセロソルブを加
えて樹脂固形分50重量%のエポキシ樹脂ワニスを調製
した。
256(前出)75部、臭素化エポキシ樹脂エピクロン
1121(前出)28部、ノボラック型フェノール樹脂
BRG−558(前出)6.1部、水酸化アルミニウム
40部、エポキシシランカップリング剤A−187(前
出)0.2部、および2−エチル−4−メチルイミダゾ
ール0.2部に、メチルセロソルブを加えて樹脂固形分
50重量%のエポキシ樹脂ワニスを調製した。
256(前出)75部、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂のエピコート1001(前出)28部、ノボラック型
フェノール樹脂BRG−558(前出)6.3部、メラ
ミン3部、合成例1の架橋フェノキシホスファゼン7
部、水酸化アルミニウム40部、および2−エチル−4
−メチルイミダゾール0.2部に、メチルセロソルブを
加えて樹脂固形分50重量%のエポキシ樹脂ワニスを調
製した。
ポキシ樹脂ワニスを厚さ18μmの銅箔の片面に連続的
に塗布し、150℃の温度で乾燥して銅箔付き樹脂フィ
ルムを製造した。あらかじめ、ハロゲンを含まない樹脂
組成物で製造した0.4mm厚の積層板(特開平11−
153204号公報参照)に、ドリル穴あけ(穴径0.
3mmφ)、メッキ、回路形成を行い、コアになる両面
回路基板に、こうして得られた銅箔付き樹脂フィルムを
170℃の温度、40MPaの圧力で90分間加熱・加
圧し、厚さ0.6mmのIVH入りビルドアップ多層プ
リント配線板を得た。
ィルムを用いてIVH入りビルドアップ多層プリント配
線板を製造する際に、IVHになるスルーホールを予め
IVH穴埋め用樹脂PHP−900(山栄化学社製商品
名)で充填したガラスエポキシ積層板をコアに用いる以
外は、実施例1と同様にしてビルドアップ多層プリント
配線板を作製した。
のIVH入りビルドアップ多層プリント配線板につい
て、難燃性、耐熱性、耐湿性の測定および燃焼ガス分析
を行ったので結果を表1,2に示す。本発明のビルドア
ップ用樹脂組成物、樹脂フィルムを使用したビルドアッ
プ多層プリント配線板は、いずれの特性においても従来
の臭素化エポキシ樹脂を用いたものと比較して遜色がな
く、また、長期劣化の引き剥がし強さについては臭素を
含まないため良好な結果が得られている。一方、燃焼時
の問題とされている臭化水素の発生もないことが確認で
きた。
る。
鏡にて観察、測定。
定。
各時間試料を浮かべ、膨れの有無を観察し、以下の基準
で評価した。◎印…膨れなし、○印…一部膨れあり、△
印…大部分に膨れあり、×印…全部膨れあり。
後、最高温度240℃の条件でリフロー試験を1回およ
び2回行い、膨れの有無を観察して、以下の基準で評価
した。◎印…膨れなし、○印…一部膨れあり、△印…大
部分に膨れあり、×印…全部膨れあり。
秒」を1サイクルとするホットオイル熱衝撃試験におい
て、導通抵抗が初期値から10%以上変化した時点を断
線と判断し、断線までのサイクル数を100サイクルま
で試験した。
間の条件下、空気中で燃焼させ、その際、発生するガス
を吸収液に吸収させ、イオンクロマトグラフィにて分析
を行った。
ように、本発明によれば、難燃化手法としてハロゲンを
使用しないことを特徴としており、燃焼時に有毒ガスで
ある臭化水素等を発生させることなく耐熱性、耐湿性に
優れるとともに、IVH入りビルドアップ多層プリント
配線板の製造工程を短縮することができる用樹脂組成物
が提供される。それにより、耐熱性、耐湿性に優れたキ
ヤリアシート付き樹脂フィルムおよびIVH入りビルド
アップ多層プリント配線板を製造することができる。
工程を断面図とともに示す製造工程図である。
程を断面図とともに示す製造工程図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)重量平均分子量が10000以上
である熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂、(B)エポキ
シ樹脂、(C)架橋フェノキシホスファゼン化合物、
(D)無機充填剤、(E)カップリング剤、(F)硬化
剤および(G)硬化促進剤を必須成分として、(A)の
熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を(A)〜(G)の合
計量に対して5〜80重量%の割合で含有するととも
に、インタースティシャルバイアホール入りガラスエポ
キシ内層板のスルーホールを埋め込むと同時にビルドア
ップを行って得られるビルドアップ多層プリント配線板
に適用されることを特徴とするビルドアップ用樹脂組成
物。 - 【請求項2】 (C)架橋フェノキシホスファゼン化合
物が、下記一般式に示す環状フェノキシホスファゼン化
合物および 【化1】 (但し、式中、mは3〜25の整数を表す) 下記一般式に示す鎖状フェノキシホスファゼン化合物 【化2】 (但し、式中、X1 は基−N=P(OC6 H5 )3 又は
基−N=P(O)OC6H5 を表し、Y1 は基−P(O
C6 H5 )4 又は基−P(O)(OC6 H5 )2を、n
は3〜10000の整数をそれぞれ表す)から選ばれる
少なくとも1種のホスファゼン化合物を、o−フェニレ
ン基、m−フェニレン基、p−フェニレン基および下記
構造式で表されるビスフェニレン基 【化3】 (但し、式中、Aは−C(CH3 )2 −、−SO2 −、
−S−又は−O−を表し、aは0又は1以上の整数をそ
れぞれ表す)から選ばれる少なくとも1種の架橋基によ
り架橋した化合物であって、(a)該架橋基がホスファ
ゼン化合物におけるフェニル基の脱離した2個の酸素原
子間に介在し、(b)架橋された化合物におけるフェニ
ル基の含有割合が上記環状フェノキシホスファゼン化合
物及び鎖状フェノキシホスファゼン化合物中の全フェニ
ル基の総数を基準に50〜99.9%であり、かつ
(c)分子内にフリーの水酸基を有しない架橋フェノキ
シホスファゼン化合物である請求項1記載のビルドアッ
プ用樹脂組成物。 - 【請求項3】 (E)カップリング剤が、シランカップ
リング剤である請求項1または2記載のビルドアップ用
樹脂組成物。 - 【請求項4】 (E)カップリング剤が、チタネート系
カップリング剤である請求項1または2記載のビルドア
ップ用樹脂組成物。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載のビルド
アップ用樹脂組成物を銅箔又はキャリアシートの片側に
塗布、乾燥してなるキャリアシート付樹脂フィルム。 - 【請求項6】 請求項5記載の樹脂フィルムをインター
スティシャルバイアホール入りガラスエポキシ内層板の
スルーホールを埋め込むと同時にビルドアップを行って
得られるビルドアップ多層プリント配線板。
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