JP2003205739A - 車両用サンバイザ - Google Patents

車両用サンバイザ

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JP2003205739A
JP2003205739A JP2002008832A JP2002008832A JP2003205739A JP 2003205739 A JP2003205739 A JP 2003205739A JP 2002008832 A JP2002008832 A JP 2002008832A JP 2002008832 A JP2002008832 A JP 2002008832A JP 2003205739 A JP2003205739 A JP 2003205739A
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card
shell
shell body
visor
sun visor
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Takeki Nonoyama
雄樹 野々山
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Kyowa Sangyo Co Ltd
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TEIMU ENTERPRISE KK
Kyowa Sangyo Co Ltd
TIM Enterprise Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第一殻体と第二殻体とによって中空板状に構
成されるバイザ本体にカードホルダを合理的に設けた車
両用サンバイザを提供する。 【解決手段】 第一殻体3と第二殻体4とによって中空
板状に構成されたバイザ本体10にカードホルダが設け
られた車両用サンバイザである。そしてそのカードホル
ダは、第一殻体3に形成された開口窓36と、その開口
窓36から挿入されたカードを保持するために、第二殻
体4の裏面から第一殻体3へ向けて突出し、第一殻体3
との間においてカード収納部を形成するカード保持部4
2とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に装着さ
れ、車室内への光を遮る車両用サンバイザに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用サンバイザは、バイザ本体にカー
ドホルダが設けられているものが知られていた。例え
ば、バイザ本体が発泡材を主体に構成され、そのバイザ
本体に別部材が埋め込まれることでカードホルダが設け
られるものが知られていた。この埋め込まれる部材は、
一般に略板状の蓋部材と底部材とを有しており、これら
が相互に重ねられた状態で一辺を除く周囲が溶着されて
いた。これにより蓋部材と底部材との間には、一辺側を
開口部とするカード収納部が形成されていた。したがっ
てカードは、カードホルダの開口部からカード収納部内
に収納できる構造であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のカードホ
ルダは、上記したように蓋部材と底部材とを備えてお
り、部品点数が多く、複雑な構造になっていた。またバ
イザ本体が、第一殻体と第二殻体とによって中空板状に
構成されるタイプの車両用サンバイザにおいて、カード
ホルダが設けられているものは、従来、知られていなか
った。そこで本発明は、第一殻体と第二殻体とによって
中空板状に構成されるバイザ本体にカードホルダを合理
的に設けた車両用サンバイザを提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、上記各請求項に記載の通りの構成を備える
車両用サンバイザであることを特徴とする。請求項1に
記載の発明によれば、第一殻体と第二殻体とによって中
空板状に構成されたバイザ本体にカードホルダが設けら
れた車両用サンバイザである。そしてそのカードホルダ
は、第一殻体に形成された開口窓と、その開口窓から挿
入されたカードを保持するために、第二殻体の裏面から
第一殻体へ向けて突出し、第一殻体との間においてカー
ド収納部を形成するカード保持部とを備えて構成されて
いる。
【0005】すなわち車両用サンバイザは、バイザ本体
が第一殻体と第二殻体とを備えて中空板状に構成される
タイプの車両用サンバイザである。そしてその車両用サ
ンバイザのバイザ本体にカードホルダが設けられてい
る。そしてこのカードホルダは、第一殻体に形成された
開口窓を備えて構成されている。したがってカードは、
この開口窓からバイザ本体の中空部に、ずなわち第一殻
体と第二殻体の間に挿入可能になっている。またカード
ホルダは、第二殻体に形成されたカード保持部を備えて
構成されている。このカード保持部は、第二殻体の裏面
から第一殻体へ向けて突出し、第一殻体の裏面との間に
おいてカード収納部を形成する。したがって開口窓から
挿入されたカードは、カード収納部に収納可能になって
いる。
【0006】すなわちカードホルダは、バイザ本体を構
成する第一殻体に設けられた開口窓と、第二殻体に設け
られたカード保持部とによって形成されており、既存の
部品を利用して構成されている。かくして車両用サンバ
イザは、部品点数が少ない合理的な構造によって構成さ
れ得る。なお第一殻体と第二殻体は、それぞれが別々に
形成される形態であってもよいし、第一殻体と第二殻体
とが連結部分を有して一体状に構成され、その連結部分
を折り曲げることでバイザ本体が構成される形態のもの
などであってもよい。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の車両用サンバイザであって、第一殻体には、カ
ード収納部に突出することで、カードの抜け止めをする
抜け止部が設けられている。すなわち第一殻体には、抜
け止部が設けられている。そしてこの抜け止部は、カー
ド収納部に突出している。したがってカード収納部は、
抜け止部によって収納空間が狭くなる部分が形成されて
いる。かくしてカード収納部に挿入されたカードは、カ
ード収納部内での動きが制限され、カード収納部から抜
け出ることが防止される。また抜け止部は、バイザ本体
を構成する既存の分割体に形成されている。したがって
車両用サンバイザは、抜け止部を部品点数を増やすこと
なく、合理的な構成によって備える構成である。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の車両用サンバイザであって、第二殻体
のカード保持部は、同第二殻体の裏面から第一殻体に向
けて突出し、かつカードがカード収納部に挿入される方
向に延びている複数の突出片を備えて構成されている。
すなわちカード保持部は、複数の突出片を備えて構成さ
れている。したがってカード保持部は、突出片間におい
て空隙を有し、少ない材料によって構成され得る。また
複数の突出片は、カード収納部へのカードの挿入方向に
延びる構成である。したがって突出片は、カードをカー
ド収納部に対して出し入れする際において、カードの進
行方向を妨げない構造になっている。かくしてカード保
持部は、カードを容易にカード収納部から出し入れでき
る合理的な構造で構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図にしたが
って説明する。車両用サンバイザ1は、図1に示すよう
に、板状のバイザ本体10と、支軸11と、サポート軸
12とを備えて構成され、バイザ本体10にはカードホ
ルダ2が設けられている。支軸11は、図1に示すよう
に縦軸11aと横軸11bとを備えて略L字状に形成さ
れ、縦軸11aが車両天井パネルに回動可能に取付ら
れ、横軸11bがバイザ本体10に対して回動可能に取
付けられている。したがってバイザ本体10は、横軸1
1bを軸中心に回動することでフロントガラスに沿った
位置と天井パネルに沿った位置とに回動する。またバイ
ザ本体10は、縦軸11aを軸中心として回動すること
で、フロントガラスに沿った位置と、サイドガラスに沿
った位置とに回動する。
【0010】サポート軸12は、図1に示すようにバイ
ザ本体10に取付けられた支軸11の横軸11bの延長
線上におけるバイザ本体10の一端寄りに取付けられて
おり、天井パネルに設けられたフックに対して脱着可能
な構成である。そしてサポート軸12は、フックに掛け
止められた状態でフックに対して摺動可能な構成であ
る。したがってサポート軸12は、バイザ本体10をフ
ロントガラスに沿った位置と天井パネルに沿った位置と
に回動する際の回動軸となり、バイザ本体10の回動を
補助する。
【0011】バイザ本体10は、図2に示すように第一
殻体3、第二殻体4及び表皮5とを主体に構成されてい
る。第一殻体3と第二殻体4は、図2,3に示すように
それぞれがバイザ本体10の各一側面を構成し、層状に
重ねられた状態にされることで中空板状のバイザ本体1
0を構成する。また第一殻体3と第二殻体4は、図3,
4に示すように板状の板部30,40と、その板部3
0,40の周縁に沿って板部30,40に対して略垂直
状に延出する周壁部31,41とを備え、殻状(シェル
状)に形成されている。したがって第一殻体3と第二殻
体4は、それぞれの周壁部31,41の端面同士が当接
された状態で結合されることで、第一殻体3と第二殻体
4との間に中空部を形成し、かくして中空板状のバイザ
本体10を構成する。
【0012】また第二殻体4は、図3に示すように板部
40の裏面から突状に延出した略円柱状の複数の係止部
43を一体状に有する。一方第一殻体3は、図4に示す
ように板部30の裏面から突状に延出した略円筒状の複
数の係止部33を一体状に有する。これら係止部33と
係止部43は、第一殻体3と第二殻体4を層状に重ねた
際に、それぞれが結合可能な位置に形成されており、図
2に示すように係止部43が係止部33の筒中心33a
に圧入可能である。したがって係止部43と係止部33
とが嵌合されることで、結合し、これによって第一殻体
3と第二殻体4が結合している。
【0013】カードホルダ2は、ハイウェイカードや免
許証などのカード類(以下、カード6という)を保持す
る部材であって、図1に示すようにバイザ本体10に形
成されている。このカードホルダ2は、図2などに示す
ようにカード6をバイザ本体10の内部において保持す
る構成であるとともに、収納位置におけるバイザ本体1
0の下方からカード6が挿入できる構成である。あるい
は収納位置におけるバイザ本体10の上方側からカード
6が挿入できる構成である。またカードホルダ2は、図
3に示すように第一殻体3の一部と、第二殻体4の一部
と、口枠体20とを主体に構成されている。
【0014】第一殻体3は、カードホルダ2を構成する
部分を備える。すなわち第一殻体3は、図3に示すよう
に傾斜部34、取付部35、開口窓36、及び抜け止部
37を一体状に備える。傾斜部34は、図3に示すよう
に第一殻体3の略中心位置の表面側から裏面側へ傾斜
し、窪み状に設けられている。したがって傾斜部34
は、カード6をバイザ本体10内へ挿入する際、カード
6の挿入方向を案内し、カード6をカードホルダ2に保
持させる。
【0015】取付部35は、図3に示すように傾斜部3
4の先端から第一殻体3の表面と略平行に延出状に形成
されている。また取付部35には、図3に示すように貫
通孔である取付孔35aが複数(例えば三つ)設けられ
ており、これら取付孔35aに口枠体20の係止部21
〜23が挿入されることで口枠体20が取付けられる。
【0016】また図2に示すように、取付部35の先端
と第一殻体3の表面との間には、バイザ本体10の厚み
方向に段差が形成されている。そして開口窓36は、図
3に示すようにその段差に形成されている。また開口窓
36は、図2に示すようにバイザ本体10の表面(裏
面)をほぼ直交する垂直面上に形成されている。したが
って開口窓36は、カード6をバイザ本体10の表面
(裏面)に沿ってスライドさせた場合、そのスライド方
向に対して開口した構成になっている。したがってカー
ド6は、開口窓36から挿入されやすい。
【0017】抜け止部37は、図3に示すように第一殻
体3の開口窓36の近傍に形成されており、図2に示す
ように第一殻体3と第二殻体4間に形成されているカー
ド収納部60の上方に設けられている。この抜け止部3
7は、図2に示すように表面側から裏面側(他方の第二
殻体4側)に向けて突出することで、カード収納部60
に突出する突出部37bを有する。したがってカード収
納部60が抜け止部37によって一部狭くなり、カード
収納部60に挿入されたカード6の動きを抑制する。か
くしてカード6は、カード収納部60から抜け出にくく
なる。
【0018】また抜け止部37は、図3に示すように第
一殻体3に形成された略U字状の切欠き部37aによっ
て片持ち梁状に形成されている。したがって抜け止部3
7は、片持ち梁の根元となる部分を支点として弾性的に
変形可能な構成である。そのためカード6は、図2に示
すようにカード収納部60に収納する際に突出部37b
に当たり、抜け止部37が弾性変形される。そして抜け
止部37は、この弾性変形の弾性戻り力によってカード
6を第二殻体4に向けて付勢する。これによってカード
6は、カード収納部60から抜け出にくくなっている。
【0019】第二殻体4は、図3に示すようにカードホ
ルダ2の一部を構成するカード保持部42を一体状に備
える。このカード保持部42は、図3に示すように第二
殻体4の裏面から第一殻体3の裏面に向けて突出し、図
2に示すように第一殻体3の裏面との間において空間を
形成し、この空間によってカード6を収納するカード収
納部60を形成する。またカード保持部42は、図3に
示すように第二殻体4の裏面から第一殻体3の裏面へ突
出する複数の突出状に形成された周壁部42a〜42c
と突出片42d〜42fとを備えて構成されている。周
壁部42a〜42cは、図2などに示すようにカード収
納部60の周壁部分を構成し、突出片42d〜42f
は、カード収納部60の下面側を構成する。なおカード
収納部60の上面側は、第一殻体3の裏面によって形成
されている。
【0020】周壁部42a,42cは、図3に示すよう
に第二殻体4(バイザ本体10)の長手方向に延びる長
尺状の突出片状に形成され、周壁部42bは、図3に示
すように第二殻体4(バイザ本体10)の短手方向に延
びる長尺状とする突出片状に形成されている。そして周
壁部42a〜42cは、図3に示すように略コ字状に配
設され、それぞれが連結されており、周壁部42a〜4
2cが設けられていない部分によって開口部分が形成さ
れている。そのためカード6は、その開口部分から周壁
部42a〜42cに囲われた部分(カード収納部60)
に挿入できる構成になっている。また周壁部42bは、
カード6のカード収納部60への挿入量を制限する。し
たがって周壁部42bは、カード6がバイザ本体10内
に完全に入ってしまい、カード6をバイザ本体10から
取り出せなくなることを防止する。
【0021】また周壁部42a〜42cは、図3に示す
ようにほぼ同一高さ(厚さ)で構成されるとともに、図
2に示すように第一殻体3と第二殻体4を結合させた状
態において、その上端面が第一殻体3の裏面と当接す
る。あるいは第一殻体3の裏面とほぼ隙間のない状態で
配設される。換言すると周壁部42a〜42cは、図3
に示すように第一殻体3と第二殻体4の高さとほぼ同一
高さで形成され、第一殻体3と第二殻体4との間を架橋
している。したがってカード収納部60に収納されたカ
ード6は、周壁部42a〜42cによってその動きが抑
制されている。
【0022】また突出片42d〜42fは、図3に示す
ように周壁部42a〜42cに囲われた領域に形成され
ており、その高さは、周壁部42a〜42cの高さ(厚
さ)よりも低く(薄く)なるように形成されている。し
たがって突出片42e(42d,42f)は、図2に示
すように第一殻体3の裏側面との間に空間を形成し、そ
の空間においてカード6が挿入されるカード収納部60
を形成する。換言すると突出片42d〜42fの上端面
によってカード収納部60の下面が構成されている。ま
たカード収納部60の高さ(厚さ)は、突出片42d〜
42fの高さ(厚さ)を調整することで容易に調整可能
な構成になっている。
【0023】また突出片42e(42d,42f)は、
その上端面によって図2に示すようにカード6の裏面
(表面)を支持する。一方カード6の表面(裏面)は、
第一殻体3の裏面により支持される。したがってカード
6の厚み方向の動きは、突出片42d〜42fと第一殻
体3とにより制限され、カード6は、カード収納部60
に安定よく保持される。また突出片42d〜42fは、
図3に示すように第二殻体4の長手方向に延びて長尺状
に形成されている。換言すると突出片42d〜42f
は、カード収納部60へのカード6の挿入方向に延びて
長尺状に形成されている。また突出片42d〜42f
は、図3に示すように一先端が周壁部42bに当接し、
他端側が図2に示すように開口窓36近傍に配設されて
いる。また突出片42d〜42fは、図3に示すように
それぞれ等間隔の状態で並設されている。
【0024】また突出片42d〜42fは、図3に示す
ようにその上端面から上方へ(他方の第一殻体3に向け
て)突出する突出部42gを一体状に有する。この突出
部42gは、図2に示すように突出片42d〜42fの
開口窓36側の先端寄りに形成されており、突出するこ
とでカード収納部60に突出している。したがってカー
ド収納部60は、突出部42gによって開口部分側が狭
くなっており、カード収納部60に収納されたカード6
がカード収納部60から抜け出にくくなっている。
【0025】口枠体20は、図1に示すように開口窓3
6の開口周りを覆い、カードホルダ2の意匠性を向上さ
せる部材である。この口枠体20は、図5に示すように
略板状に形成された板状部分と、板状部分から下方に突
出する複数の係止部21〜23とを主体に構成されてい
る。口枠体20の板状部分は、図5(a)に示すように
三辺の周縁に沿って所定幅に形成された第一板部20a
と、第一板部20aに囲われた第二板部20bとを備え
て構成されている。第二板部20bは、図5に示すよう
に一端辺が第一板部20aと同一高さで構成され、中心
側へ行くにしたがって第一板部20aよりも低い高さに
なるような傾斜を有する構成である。したがって第二板
部20bの他端と第一板部20aとの間には、段差が形
成され、その段差において開口部20cが設けられてい
る。
【0026】係止部21〜23は、図5(b)に示すよ
うに第二板部20bの裏面から突出状に形成されてい
る。係止部21,23は、図5(b)に示すように突出
先端部から折り返し状に形成された二つの爪21a,2
3aをそれぞれ備える。これら爪21a,23aは、二
つの爪21a(23a)の先端の間隔が弾性的に拡開縮
閉する構成になっており、第一殻体3に設けられた取付
孔35aに挿入される際にその間隔が狭くなり、取付孔
35aを通過する。そして爪21a,23aは、取付孔
35aを通過した後に弾性拡開して取付孔35aの孔縁
に係止する(図3参照)。
【0027】一方係止部22は、図5(b)に示すよう
に第二板部20bの裏面から突出する二つの突出片22
aを備え、それぞれの突出片22aは、他方の突出片2
2aと反対側へ突出する爪22bをそれぞれ備える。し
たがって突出片22aは、図5(b)に示すように取付
孔35aに挿入されると、突出片22a同士が近接する
方向に弾性変形し、これによって取付孔35aを通過で
きる。そして突出片22aは、取付孔35aを通過した
後において突出片22a同士の間隙が広がる方向へ弾性
変形し、爪22bが取付孔35aの孔縁に係止する。以
上のようにして口枠体20は、複数の係止部21〜23
によって取付孔35aに係止し、第一殻体3に取付く。
【0028】次にバイザ本体10の成形手順を説明す
る。先ず第一殻体3と第二殻体4を準備する。そして第
一殻体3の係止部33と第二殻体4の係止部43とを係
合させる。これによって第一殻体3と第二殻体4を結合
させ、バイザ本体10のコア体を成形する。そしてコア
体の外表面を覆うように表皮5を装着する(図2参
照)。この表皮5には、コア体に装着した後、あるいは
コア体に装着する前に予め、開口窓36を開口させるた
めのスリットないし開口部を形成し(図2参照)、表皮
5による開口窓36の閉塞を防ぐ(図1,3参照)。
【0029】次に、口枠体20を図2,3に示すように
第一殻体3に取付ける。これによって表皮5に形成した
スリットないし開口部の端末部は、図2に示すように口
枠体20と第一殻体3との間に挟まれる。したがって前
記端末部は、口枠体20によって保持されるとともに、
外側から見えなくなる。また第一殻体3と第二殻体4を
結合させた状態によると、カード保持部42と第一殻体
3の裏面とによって形成された開口部61と、第一殻体
3に設けられた開口窓36とが近接して配される(図2
参照)。また口枠体20の開口部20cも開口窓36に
近接した状態で配される。したがってカード6は、開口
窓36、開口部20c及び開口部61とを介してバイザ
本体10の内部に挿入可能になっている。
【0030】そしてバイザ本体10の中空部に挿入され
たカード6は、図2に示すようにその大部分がカード収
納部60内に収納され、カード保持部42と第一殻体3
との協働によって保持される。またカード収納部60
は、抜け止部37によってその空間が狭くなっている。
したがってカード収納部60に収納されたカード6は、
カード収納部60から抜け出にくくなっている。さらに
カード6は、抜け止部37によってカード保持部42側
へ付勢されているため、強固にカード収納部60から抜
け止めされている。
【0031】また突出部42gは、図2に示すようにカ
ード6をカード収納部60への挿入する方向に除々に傾
斜した傾斜面を有する。したがって突出部42gは、カ
ード6をバイザ本体10の内部へ挿入する際、及び取り
出す際のガイドをなす。また突出片42d〜42fは、
図3に示すようにカード6の挿入方向に延びる長尺状に
形成されているため、カード6は、これら突出片42d
〜42fによって案内されながら挿入可能である。一
方、突出片42d〜42fは、カード6をカード収納部
60に挿入する際、及び取り出す際に、その動作を邪魔
しない構造になっている。
【0032】以上のように車両用サンバイザ1が構成さ
れる。すなわちカードホルダ2は、バイザ本体10を構
成する第一殻体3と第二殻体4のそれぞれの一部を利用
して構成される。したがって車両用サンバイザ1は、そ
の構成部品の部品点数をほとんど増やすことなく、少な
い部品点数でカードホルダ2を構成する構造になってい
る。かくして車両用サンバイザ1は、少ない材料、ある
いは少ない組付け工数によって構成され、安価に製造可
能である。またカード保持部42は、複数の突出片42
d〜42fと周壁部42a〜42cとによって構成さ
れ、これらの間に空隙ないし溝部を有する。したがって
カード保持部42は、少ない材料により構成可能であ
り、しかも各突出片42d〜42fと周壁部42a〜4
2cの厚みを調整することで、型成形におけるヒケを防
止することも可能である。また抜け止部37及び突出部
42gは、それぞれ第一殻体3と第二殻体4に一体状に
設けられている。そのため車両用サンバイザは、カード
6をカード収納部60に安定よく支持するための構造を
部品点数を増やすことなく合理的に備える構造である。
【0033】なお上記の実施の形態では、第一殻体と第
二殻体とが別々に形成された形態であったが、第一殻体
と第二殻体とが連結部分を有して一体状に構成され、そ
の連結部分を折り曲げることでバイザ本体が構成される
形態であってもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る車両用サンバイザによれ
ば、第一殻体と第二殻体とによって中空板状に構成され
るバイザ本体にカードホルダが形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用サンバイザの斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面矢視図である。
【図3】分割体及び口枠体の組立前の斜視図である。
【図4】一方の分割体の裏側(内側)の面を示す分割体
の斜視図である。
【図5】口枠体の正面斜視図(a)と、裏面斜視図
(b)である。
【符号の説明】
1…車両用サンバイザ 2…カードホルダ 3…第一殻体 4…第二殻体 5…表皮 6…カード 10…バイザ本体 20…口枠体 36…開口窓 37…抜け止部 42…カード保持部 42g…突出部 42a,42b,42c…周壁部 42d,42e,42f…突出片 60…カード収納部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一殻体と第二殻体とによって中空板状
    に構成されたバイザ本体にカードホルダが設けられた、
    車両用サンバイザであって、 前記カードホルダは、前記第一殻体に形成された開口窓
    と、その開口窓から挿入されたカードを保持するため
    に、前記第二殻体の裏面から前記第一殻体へ向けて突出
    し、前記第一殻体との間においてカード収納部を形成す
    るカード保持部とを備えて構成されていることを特徴と
    する車両用サンバイザ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用サンバイザであ
    って、 第一殻体には、カード収納部に突出することで、カード
    の抜け止めをする抜け止部が設けられていることを特徴
    とする車両用サンバイザ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用サンバ
    イザであって、 第二殻体のカード保持部は、同第二殻体の裏面から第一
    殻体に向けて突出し、かつカードがカード収納部に挿入
    される方向に延びている複数の突出片を備えて構成され
    ていることを特徴とする車両用サンバイザ。
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