JP2003202896A - 車両用空調装置および車両用オーディオ装置 - Google Patents

車両用空調装置および車両用オーディオ装置

Info

Publication number
JP2003202896A
JP2003202896A JP2002000492A JP2002000492A JP2003202896A JP 2003202896 A JP2003202896 A JP 2003202896A JP 2002000492 A JP2002000492 A JP 2002000492A JP 2002000492 A JP2002000492 A JP 2002000492A JP 2003202896 A JP2003202896 A JP 2003202896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
voice recognition
vehicle
flow rate
air flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002000492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3807307B2 (ja
Inventor
Yoshinori Isshi
好則 一志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2002000492A priority Critical patent/JP3807307B2/ja
Publication of JP2003202896A publication Critical patent/JP2003202896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3807307B2 publication Critical patent/JP3807307B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話時や音声認識操作時の静寂を確保しつ
つ、温感低下による乗員の不快感を軽減する。 【解決手段】 熱負荷に基づいて車室内への送風量を自
動制御する車両用空調装置において、通話時や音声認識
操作時に送風量を低下させて車室内の静寂を確保すると
ともに、その際の送風量を熱負荷に応じて補正すること
により温感低下による乗員の不快感を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風量を自動制御
可能な車両用空調装置、およびオーディオ音量を自動制
御可能な車両用オーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−208626号公報に記載さ
れた従来の車両用空調装置においては、電話の使用を検
出した時には、送風量を低下させることにより送風音を
下げて通話を妨げないようにしている。また、上記公報
には、電話の使用を検出した時にオーディオ音量も低下
させることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来装置においては、電話使用時には送風量を最小ま
で低下させるようにしているため、特に空調過渡期に乗
員の温感が著しく低下し、乗員に不快感を与えるという
問題があった。また、電話使用時にオーディオ音量を最
小まで低下させるようにしているため、音量の急変によ
り乗員に違和感を与えるという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、電話使用時等の静寂を確保しつつ、温感低下による
乗員の不快感や、オーディオ音量の急変による乗員の違
和感を軽減することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、熱負荷に基づいて車室
内への送風量を自動制御する車両用空調装置において、
熱負荷以外の所定条件に基づいて送風量を低下させる
時、低下後の送風量を熱負荷に応じて補正することを特
徴とする。
【0006】これによると、電話使用時等の所定条件下
では送風量を低下させて車室内の静寂を確保しつつ、所
定条件下で許容される最大限の空調を行うことにより温
感低下による乗員の不快感を軽減することができる。
【0007】請求項2に記載の発明では、音声認識開始
信号により音声認識を開始する音声認識装置(61)を
備える車両に搭載され、熱負荷に基づいて車室内への送
風量を自動制御する車両用空調装置において、音声認識
開始信号により送風量を低下させる手段と、音声認識装
置(61)が音声認識を失敗した場合に更に送風量を低
下させる手段とを備えることを特徴とする。
【0008】これによると、音声認識操作時には送風量
を低下させるが、それでも音声認識を失敗した場合には
更に送風量を低下させるようにしているため、音声認識
率を向上させることができる。
【0009】請求項3に記載の発明では、熱負荷に基づ
いて車室内への送風量を自動制御する車両用空調装置に
おいて、電話(60)による通話が開始されると送風量
を低下させる手段と、電話(60)による通話音量に応
じて送風量の低下量を補正する手段とを備えることを特
徴とする。
【0010】これによると、通話中の送風量を相手の声
の大きさに応じたレベルとすることにより、温感低下を
最低限に抑えつつ、通話の聞き取りやすさも確保するこ
とができる。
【0011】請求項4に記載の発明では、送風量を乗員
が設定するための操作手段(40)を備え、送風量を低
下させている際に操作手段(40)により送風量を増加
させる操作がなされた時は、送風量を低下させていない
時に比べて、送風量の増加量を少なくすることを特徴と
する。
【0012】これによると、電話使用時や音声認識操作
時の送風量の増加量を少なくしているため、通話や音声
認識を阻害する程度が軽減される。従って、運転から気
がそれて走行安全上好ましくない通話や音声認識操作
を、早く終わらせることができる。
【0013】請求項5に記載の発明では、送風量のレベ
ルを表示する表示手段(42)を備え、送風量を低下さ
せている際に操作手段(40)により送風量を増加させ
る操作がなされた時は、操作手段(40)により設定さ
れた送風量のレベルを表示手段(42)に表示し、送風
量を低下させる作動が終了した時に、実際の送風量を表
示手段(42)に表示された送風量のレベルに合わせる
ことを特徴とする。
【0014】これによると、請求項4と同様の効果が得
られると共に、通話や音声認識操作が終わったら送風量
増加を行うことにより、乗員の要求を満足させることが
できる。
【0015】請求項6に記載の発明では、音声認識開始
信号により送風量を低下させる手段の作動を禁止するキ
ャンセル手段(61b)を有することを特徴とする。
【0016】これによると、音声の明瞭な乗員の場合は
送風量を低下させなくても音声認識可能なため、送風量
低下を禁止して温感低下を防止することができる。
【0017】請求項7に記載の発明では、デフロスタモ
ードおよびフットデフロスタモードのいずれかに吹出モ
ードが切り替えられた時に、送風量を低下させる作動を
終了させることを特徴とする。
【0018】これによると、窓ガラスの防曇を優先し
て、走行安全上必要な視界を確実に確保することができ
る。
【0019】請求項8に記載の発明では、熱負荷に基づ
いて車室内への送風量を自動制御する車両用空調装置の
作動を制御するプログラムであって、コンピュータに、
熱負荷以外の所定条件に基づいて送風量を低下させる
時、低下後の送風量を熱負荷に応じて補正する手順を実
行させることを特徴とする。
【0020】請求項8は請求項1に対応するものであ
り、請求項1の作用効果を奏する車両用空調装置の作動
制御を行うことができる。
【0021】請求項9に記載の発明では、音声認識開始
信号により音声認識を開始する音声認識装置(61)を
備える車両に搭載され、熱負荷に基づいて車室内への送
風量を自動制御する車両用空調装置の作動を制御するプ
ログラムであって、コンピュータに、音声認識開始信号
により送風量を低下させる手順と、音声認識装置(6
1)が音声認識を失敗した場合に更に送風量を低下させ
る手順を実行させることを特徴とする。
【0022】請求項9は請求項2に対応するものであ
り、請求項2の作用効果を奏する車両用空調装置の作動
制御を行うことができる。
【0023】請求項10に記載の発明では、熱負荷に基
づいて車室内への送風量を自動制御する車両用空調装置
の作動を制御するプログラムであって、コンピュータ
に、電話(60)による通話が開始されると送風量を低
下させる手順と、電話(60)による通話音量に応じて
送風量の低下量を補正する手順を実行させることを特徴
とする。
【0024】請求項10は請求項3に対応するものであ
り、請求項3の作用効果を奏する車両用空調装置の作動
制御を行うことができる。
【0025】請求項11に記載の発明では、音声認識開
始信号により音声認識を開始する音声認識装置(61)
を備える車両に搭載され、オーディオ音量を自動制御可
能な車両用オーディオ装置において、音声認識開始信号
によりオーディオ音量を低下させる手段と、音声認識装
置(61)が音声認識を失敗した場合に更にオーディオ
音量を低下させる手段とを備えることを特徴とする。
【0026】これによると、音声認識時にはオーディオ
音量を低下させるが、それでも音声認識を失敗した場合
には更にオーディオ音量を低下させるようにしているた
め、音声認識率を向上させることができる。
【0027】請求項12に記載の発明では、オーディオ
音量を自動制御可能な車両用オーディオ装置において、
電話(60)による通話が開始されるとオーディオ音量
を低下させる手段と、電話(60)による通話音量に応
じてオーディオ音量の低下量を補正する手段とを備える
ことを特徴とする。
【0028】これによると、通話中のオーディオ音量を
相手の声の大きさに応じたレベルとすることにより、通
話の聞き取りやすさを確保することができる。
【0029】請求項13に記載の発明では、音声認識開
始信号によりオーディオ音量を低下させる手段の作動を
禁止するキャンセル手段(61b)を有することを特徴
とする。
【0030】これによると、音声の明瞭な乗員の場合は
オーディオ音量を低下させなくても音声認識可能なた
め、オーディオ音量低下を禁止して、オーディオ音量の
急変による乗員の違和感を防止することができる。
【0031】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0032】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は車両用空
調装置全体の概略構成を示すもので、車両用空調装置1
は、車室内に向かって空気が送風される空気通路を構成
するケース2を有し、このケース2の空気通路の最上流
部に内気導入口3および外気導入口4を有する内外気切
替箱5を配置している。この内外気切替箱5内に、内外
気切替手段としての内外気切替ドア6を回動自在に配置
している。この内外気切替ドア6はサーボモータ7によ
って駆動されるもので、内気導入口3より内気(車室内
空気)を導入する内気モードと、外気導入口4より外気
(車室外空気)を導入する外気モードとを切り替える。
【0033】内外気切替箱5の下流側には車室内に向か
う空気流を発生させる電動式の送風機8を配置してい
る。この送風機8は、送風ファン8aをモータ8bによ
り駆動するようになっている。送風機8の下流側にはケ
ース2内を流れる空気を冷却する蒸発器9を配置してい
る。この蒸発器9は、送風機8の送風空気を冷却する冷
房用熱交換器で、冷凍サイクル10を構成する要素のひ
とつである。
【0034】なお、冷凍サイクル10は、圧縮機11か
ら、凝縮器12、レシーバ13および膨張弁14を介し
て蒸発器9に冷媒が循環するように形成された周知のも
のである。圧縮機11は、電磁クラッチ11aを介して
車両エンジン(図示せず)の回転動力が伝達されること
により回転駆動される。
【0035】蒸発器9の下流側には、ケース2内を流れ
る空気を加熱するヒータコア15を配置している。この
ヒータコア15は、車両エンジンの冷却水(以下、温
水)を熱源として蒸発器9を通過後の空気(冷風)を加
熱する暖房用熱交換器であり、その側方にはヒータコア
15をバイパスして空気が流れるバイパス通路16が形
成してある。
【0036】蒸発器9とヒータコア15との間には、温
度調節手段としてのエアミックスドア17が回動自在に
配置してある。このエアミックスドア17は、サーボモ
ータ18により駆動されてその回転位置(開度)が連続
的に調節可能になっている。エアミックスドア17の開
度により、ヒータコア15を通る空気量(温風量)と、
バイパス通路16を通過してヒータコア15をバイパス
する空気量(冷風量)とを調節し、これにより、車室内
に吹き出す空気の温度を調節するようになっている。
【0037】ケース2の空気通路の最下流部には、車両
の窓ガラスWに向けて空調風を吹き出すためのデフロス
タ吹出口19、乗員上半身に向けて空調風を吹き出すた
めのフェイス吹出口20、および乗員下半身に向けて空
調風を吹き出すためのフット吹出口21の3種類の吹出
口が設けられている。
【0038】これら吹出口19〜21の上流部にはデフ
ロスタドア22、フェイスドア23およびフットドア2
4が回動自在に配置されている。これらのデフロストド
ア22、フェイスドア23およびフットドア24は、図
示しないリンク機構を介して共通のサーボモータ25に
よって駆動される。
【0039】制御手段としての制御装置30は、CPU
31、ROM32およびRAM33等を含んで構成され
るもので、予めROM32内に車室内の空調制御のため
の制御プログラムを記憶しており、その制御プログラム
に基づいて各種演算、処理を行う。
【0040】制御装置30の出力側には、それぞれ上記
サーボモータ7、18、25、送風機駆動回路34、お
よびクラッチ駆動回路35が接続されている。送風機モ
ータ8bの印加電圧を送風機駆動回路34により制御す
ることにより、送風機モータ8bの回転数(送風量)を
制御する。また、圧縮機11の電磁クラッチ11aの通
電をクラッチ駆動回路35により断続して圧縮機11の
作動を断続する。
【0041】制御装置30の入力側には、車室内の運転
席前方の計器盤(図示せず)に設けられた空調操作パネ
ル36の操作スイッチ37〜41が接続されている。こ
の操作スイッチ37〜41のうち、内外気モード設定手
段としての内外気切替スイッチ37は、内気モードをマ
ニュアル設定する内気モード設定手段としての内気スイ
ッチ37aと、外気モードをマニュアル設定する外気モ
ード設定手段としての外気スイッチ37bと、内外気モ
ードを後述のようにオート設定するオート内外気モード
設定手段としてのオート内外気スイッチ37cとを有し
ている。
【0042】温度設定スイッチ38は車室内の設定温度
の信号を出すものであり、吹出モードスイッチ39は吹
出モードとしてフェイスモード、バイレベルモード、フ
ットモード、フットデフロスタモード、およびデフロス
タモードをマニュアル設定するための信号を出すもので
あり、風量切替スイッチ40は送風機8のオンオフおよ
び送風機8の風量切替をマニュアル設定するための信号
を出すものであり、エアコンスイッチ41は電磁クラッ
チ11aの通電のオンオフ信号を出して圧縮機11の作
動を断続するものである。なお、風量切替スイッチ40
は操作手段に相当する。
【0043】空調操作パネル36には、送風量のレベル
を表示する表示手段としての表示器42が設けられてお
り、この表示器42は制御装置30の出力側に接続され
ている。
【0044】また、制御装置30の入力側には、空調環
境条件を検出するセンサとして、内気センサ50、外気
センサ51、日射センサ52、水温センサ53、および
蒸発器温度センサ54が接続されている。
【0045】内気センサ50は内気温度を検出し、その
検出温度に応じた内気温信号Trを発生する。外気セン
サ51は外気温度を検出し、その検出温度に応じた外気
温信号Tamを発生する。日射センサ52は車室内に入
射した日射量を検出し、その検出した日射量に応じた日
射量信号Tsを発生する。水温センサ53はヒータコア
15に循環する温水の温度を検出し、その検出水温に応
じた水温信号Twを発生する。蒸発器温度センサ54
は、蒸発器9の吹出空気温度を検出し、その検出温度に
応じた蒸発器温度信号Teを発生する。そして、内気温
度、外気温度、および日射量から、空調熱負荷を推定す
る。
【0046】本実施形態の車両用空調装置1は、自動車
電話60、地図情報等を表示するナビゲーション装置6
1、およびオーディオ音量を自動制御可能なオーディオ
装置62が搭載された車両に適用される。自動車電話6
0は通話中に通話信号を出力し、その通話信号が制御装
置30に入力されるようになっている。
【0047】音声認識装置としてのナビゲーション装置
61は、音声によって操作可能なものであり、音声スイ
ッチ61aを押すと音声認識開始信号が出力され、音声
認識開始信号により音声認識を開始するようになってい
る。そして、その音声認識開始信号が制御装置30およ
びオーディオ装置62に入力され、車両用空調装置1は
音声認識開始信号により送風量を低下させ、オーディオ
装置62は音声認識開始信号によりオーディオ音量を低
下させるようになっている。
【0048】また、ナビゲーション装置61は、キャン
セル手段としてのキャンセルスイッチ61bを備え、こ
のキャンセルスイッチ61bを押すとキャンセル信号が
出力され、キャンセル信号が制御装置30およびオーデ
ィオ装置62に入力される。そして、車両用空調装置1
は、キャンセル信号が入力されると、上記した音声認識
開始信号により送風量を低下させる作動を禁止し、オー
ディオ装置62は、キャンセル信号が入力されると、上
記した音声認識開始信号によりオーディオ音量を低下さ
せる作動を禁止するようになっている。
【0049】次に、上記構成において第1実施形態の作
動を説明する。まず、空調全体の制御を図2のフローチ
ャートに従って説明する。
【0050】制御装置30は、図示しないイグニッショ
ンスイッチがイグニッションON位置に設定されて電源
が投入されると制御プログラムをスタートし、図2のフ
ローチャートにしたがって演算、処理を実行する。
【0051】まず、ステップS1にて各種タイマーや制
御フラグ等を初期化する。次に、ステップS2にて温度
設定スイッチ38から設定温度信号Tsetを読み込
む。続いて、ステップS3にて車室内の空調状態に影響
を及ぼす空調環境条件を検出するために各種センサ50
〜54から入力信号(内気温信号Tr、外気温信号Ta
m、水温信号Tw、日射量信号Ts、蒸発器温度信号T
e)を読み込む。
【0052】次に、ステップS4にて車室内に吹き出す
空気の目標吹出温度TAOを下記数式1に基づいて算出
する。この目標吹出温度TAOは、空調熱負荷の変動に
かかわらず車室内温度を設定温度Tsetに維持するた
めに必要な目標温度である。
【0053】
【数1】TAO=Kset・Tset−Kr・Tr−K
am・Tam−Ks・Ts+C 但し、Ksetは温度設定ゲイン、Tsetは設定温度
信号、Krは内気温ゲイン、Trは内気温信号、Kam
は外気温ゲイン、Tamは外気温信号、Ksは日射ゲイ
ン、Tsは日射量信号、Cは補正定数である。
【0054】次に、ステップS5では、送風機モータ8
bに印加する送風機電圧BLWを上記目標吹出温度TA
Oに基づいて決定する。具体的には、TAOが第1所定
温度より低い低温域(最大冷房域)、およびTAOが第
1所定温度より十分高い温度である第2所定温度より高
い高温域(最大暖房域)において送風機8の送風量を増
大し、TAOが第1所定温度と第2所定温度との間の中
間温度域にあるとき、送風機8の送風量を減少するよう
に送風機電圧BLWを決定する。
【0055】ここで、送風機8の回転数(送風量)はモ
ータ印加電圧に比例するから、送風機電圧BLWの決定
によって送風機8の送風量を決定できる。なお、空調操
作パネル36の風量切替スイッチ40により送風機8の
送風量がマニュアル設定された場合には、このマニュア
ル設定の送風量に対応した送風機電圧BLWを決定す
る。
【0056】また、ステップS5では、電話使用時や音
声認識操作時に、TAOに基づいて決定された送風機電
圧BLWを適宜補正する制御を実行するようになってお
り、それについての詳細は後述する。
【0057】次に、ステップS6においてエアミックス
ドア17の目標開度SWを次の数式2によって算出す
る。
【0058】
【数2】SW ={(TAO−TE)/(TW−T
E)}×100(%) なお、SW =0%は、エアミックスドア17がヒータ
コア15の通風路を全閉し、バイパス通路16を全開す
る最大冷房位置(図1のa位置)であり、SW=100
%は、エアミックスドア17がバイパス通路16を全閉
し、ヒータコア15の通風路を全開する最大暖房位置
(図1のb位置)である。
【0059】次に、ステップS7において内外気モード
を決定する。具体的には、オート制御時には目標吹出温
度TAOに基づいて内外気モードを決定する。すなわ
ち、TAOが所定温度以下の低温域にあるときは内外気
モードを内気循環モードとし、TAOが所定温度を超え
る高温域にあるときは内外気モードを外気導入モードと
する。なお、空調操作パネル36の内外気切替スイッチ
37を乗員が操作したときは、そのスイッチ操作により
マニュアル設定された内外気モードを決定する。
【0060】次に、ステップS8において、冷凍サイク
ル10の圧縮機11の作動の断続制御を決定する。具体
的には、蒸発器温度の目標温度TEOと実際の蒸発器温
度Teとを比較して、TeがTEOより高いと、圧縮機
11の電磁クラッチ11aの通電をオンして圧縮機11
を作動させ、これに反し、TeがTEOより低くなる
と、電磁クラッチ11aの通電をオフして圧縮機11の
作動を停止させる。このような圧縮機作動の断続制御に
より、実際の蒸発器温度Teを目標温度TEOに維持す
る。
【0061】続いて、ステップS9では車室内への吹出
空気の吹出モードを目標吹出温度TAOに基づいて決定
する。具体的には、目標吹出温度TAOが低温側から上
昇するにつれて吹出モードをフェイス(FACE)モー
ド→バイレベル(B/L)モード→フット(FOOT)
モードと順次自動的に切り替える。なお、空調操作パネ
ル36の吹出モードスイッチ39により吹出モードがマ
ニュアル設定された場合には、そのマニュアル設定され
た吹出モードを決定する。
【0062】次に、ステップS10では、上述の各ステ
ップS5〜S9で決定した制御信号を図1の各アクチュ
エータモータ7、18、25、送風機駆動回路34、お
よびクラッチ駆動回路35に出力して、各空調機器の作
動を制御する。続いて、ステップS11にて所定の制御
周期τの間待機した後に、ステップS2に戻る。
【0063】次に、ステップS5の処理のうち、電話使
用時や音声認識操作時の制御のかかわる部分について、
図3のフローチャートにて説明する。
【0064】図3において、ステップS501では、キ
ャンセルスイッチ61bが押されてキャンセル信号が出
力されているか否かを判定し、キャンセル信号が出力さ
れていなければステップS501がNOとなり、ステッ
プS502に進む。
【0065】ステップS502では、所定条件としての
通話信号が出力されているか否か、または音声スイッチ
61aが押されて所定条件としての音声認識開始信号が
出力されているか否かを判定し、少なくとも一方の信号
が出力されていれば、すなわち通話中または音声認識操
作中は、ステップS502がYESとなりステップS5
03に進む。
【0066】ここで、送風機電圧BLWが高い場合は送
風音により通話や音声認識が阻害されるため、ステップ
S503では、TAOに基づいて決定された送風機電圧
BLWが通話等を阻害する恐れのあるレベルか否かを判
定する。本例では、送風機電圧BLWが6.25Vを超
える場合、通話等を阻害する恐れがあるレベルと判定
し、ステップS503がYESとなりステップS504
に進む。
【0067】ステップS504では、内気温度Trと設
定温度Tsetとの差ΔT(ΔT=Tr−Tset)、
すなわち熱負荷に応じて送風機電圧BLWを算出する。
より詳細には、図3のステップS504のマップに示す
ように、冷房時において車室内が暑い程送風機電圧BL
Wをあまり下げない設定になっており、温度差ΔTが1
0℃以上の時には送風機電圧BLWを8.0Vとし、温
度差ΔTが10℃から0℃に至る間は送風機電圧BLW
を漸減し、温度差ΔTが0℃の時には送風機電圧BLW
を6.25Vとするようになっている。
【0068】そして、ステップS504では、TAOに
基づいて決定された送風機電圧BLWと、図3のステッ
プS504のマップにて温度差ΔTに基づいて決定され
た送風機電圧BLWのうち、電圧が低い方を送風機電圧
BLWとして決定する。なお、ステップS502〜ステ
ップS504が、熱負荷以外の所定条件に基づいて送風
量を低下させる時、低下後の送風量を熱負荷に応じて補
正する手順に相当する。
【0069】このように、通話中または音声認識操作中
のような所定条件下では送風量を低下させることにより
車室内の静寂を確保すると共に、所定条件下で許容され
る最大限の空調を行うことにより温感低下による乗員の
不快感を軽減することができる。
【0070】次に、ステップS504からステップS5
05に進み、音声認識開始信号が出力されているか否か
を判定し、その信号が出力されていれば、すなわち音声
認識操作中はステップS505がYESとなりステップ
S506に進む。ステップS506では、風量切替スイ
ッチ40により乗員がマニュアルで風量変更操作をした
か否かを判定し、風量変更操作があればステップS50
6がYESとなりステップS507に進む。
【0071】ステップS507では、風量を増加させる
変更操作であった場合は、表示器42には乗員がマニュ
アル操作で設定した送風量のレベルを表示させ、送風機
電圧BLWはステップS504で決定された送風機電圧
BLWのままとする。これによると、音声認識操作中に
風量を増加させる変更操作があった場合でも送風量は増
加しないため、音声認識が阻害されない。従って、運転
から気がそれて走行安全上好ましくない音声認識操作
を、早く終わらせることができる。
【0072】一方、ステップS505がNO、すなわち
通話中の場合、ステップS508に進み、風量切替スイ
ッチ40により乗員がマニュアルで風量変更操作をした
か否かを判定し、風量変更操作があればステップS50
8がYESとなりステップS509に進む。そして、ス
テップS509では、乗員がマニュアル操作で設定した
送風量のレベルに対応する送風機電圧BLWを設定す
る。
【0073】ステップS507またはステップS509
からステップS510に進み、通話信号と音声認識開始
信号が共に出力されていない時、すなわち、通話中でも
なく音声認識操作中でもない時は、ステップS510が
YESとなりステップS511に進む。また、吹出モー
ドスイッチ39により吹出モードがフットデフロスタモ
ードまたはデフロスタモードに切り替えられた時にも、
ステップS510がYESとなりステップS511に進
む。なお、ステップS510がNOの場合はステップS
504に戻り、ステップS504ないしステップS51
0の処理を繰り返す。
【0074】ステップS511では、ステップS504
ないしステップS510の処理中に、マニュアルによる
風量変更操作があったか否かを判定する。そして、風量
変更操作がなかった場合はステップS511がNOとな
ってステップS512に進み、通話または音声認識操作
が開始される前の送風機電圧BLWに戻す。すなわち、
通話や音声認識操作が終了した場合、または、フットデ
フロスタモードまたはデフロスタモードに切り替えられ
た場合は、送風量を低下させる制御を終了して、乗員の
温感または窓ガラスの防曇に適した通常の空調制御に戻
る。
【0075】一方、ステップS511がYESの場合
は、ステップS513に進み、表示器42に表示された
送風量のレベルに対応する送風機電圧BLWを設定す
る。
【0076】なお、ステップS501がNOの場合はス
テップS514に進み、通話信号が出力されていればス
テップS514がYESとなってステップS503に進
み、ステップS503以降の送風量を低下させる制御を
実行する。
【0077】また、ステップS501およびステップS
514が共にNOの場合は、ステップS503以降の送
風量を低下させる制御は行わない。これによると、音声
の明瞭な乗員の場合は送風量を低下させなくても音声認
識可能なため、送風量低下を禁止して温感低下を防止す
ることができる。
【0078】(第2実施形態)本実施形態は、音声認識
操作時に送風量を低下させても音声認識を失敗した場合
に、更に送風量を低下させるようにしたものである。そ
のために、本実施形態では、ナビゲーション装置61
(図1参照)が音声認識に失敗した時に、音声認識認識
失敗信号がナビゲーション装置61から出力され、音声
認識認識失敗信号が制御装置30(図1参照)に入力さ
れるようになっている。また、第1実施形態の図3の制
御処理が図4のように変更されている。なお、その他の
点は第1実施形態と同一である。
【0079】図4において、音声認識開始信号が出力さ
れていれば、すなわち音声認識操作中は、ステップS5
21がYESとなりステップS522に進む。ステップ
S522では、TAOに基づいて決定された送風機電圧
BLWが6.25Vを超える場合、音声認識操作を阻害
する恐れがあるレベルと判定し、ステップS522がY
ESとなりステップS523に進む。
【0080】ステップS523では、内気温度Trと設
定温度Tsetとの差ΔT(ΔT=Tr−Tset)に
応じて送風機電圧BLWを算出する。より詳細には、図
4のステップS523のマップに示すように、温度差Δ
Tが10℃以上の時には送風機電圧BLWを8.0Vと
し、温度差ΔTが10℃から0℃に至る間は送風機電圧
BLWを漸減し、温度差ΔTが0℃の時には送風機電圧
BLWを6.25Vとするようになっている。そして、
ステップS523では、TAOに基づいて決定された送
風機電圧BLWと、図4のステップS523のマップに
て温度差ΔTに基づいて決定された送風機電圧BLWの
うち、電圧が低い方を送風機電圧BLWとして決定す
る。
【0081】なお、上記ステップS521〜ステップS
523が、音声認識開始信号により送風量を低下させる
手段および手順に相当する。
【0082】次に、ステップS524に進み、音声認識
認識失敗信号が出力されていれば、すなわち、ナビゲー
ション装置61が音声認識に失敗した時にはステップS
524がYESとなりステップS525に進む。そし
て、ステップS523で決定された送風機電圧BLWが
5.0Vを超える場合は、ステップS525がYESと
なってステップS526に進み、ステップS526では
更に送風量を低下させる制御を行う。
【0083】すなわち、ステップS526では、内気温
度Trと設定温度Tsetとの差ΔT(ΔT=Tr−T
set)に応じて送風機電圧BLWを算出する。より詳
細には、図4のステップS526のマップに示すよう
に、温度差ΔTが10℃以上の時には送風機電圧BLW
を6.75Vとし、温度差ΔTが10℃から0℃に至る
間は送風機電圧BLWを漸減し、温度差ΔTが0℃の時
には送風機電圧BLWを5.5Vとするようになってい
る。そして、ステップS526では、TAOに基づいて
決定された送風機電圧BLWと、図4のステップS52
6のマップにて温度差ΔTに基づいて決定された送風機
電圧BLWのうち、電圧が低い方を送風機電圧BLWと
して決定する。
【0084】なお、上記ステップS524〜ステップS
526が、音声認識装置が音声認識を失敗した場合に更
に送風量を低下させる手段および手順に相当する。
【0085】本実施形態では、音声認識操作時には送風
量を低下させるが、それでも音声認識を失敗した場合に
は更に送風量を低下させるようにしているため、音声認
識率を向上させることができる。
【0086】なお、音声認識操作時にオーディオ装置6
2(図1参照)のオーディオ音量を低下させ、それでも
音声認識を失敗した場合には更にオーディオ音量を低下
させるようにしてもよい。
【0087】(第3実施形態)本実施形態は、通話中の
送風量を相手の声の大きさに応じて補正するようにした
ものである。そのために、本実施形態では、相手の通話
音量を表す通話音量信号が自動車電話60(図1参照)
から出力され、通話音量信号が制御装置30(図1参
照)に入力されるようになっている。また、第1実施形
態の図3の制御処理が図5のように変更されている。な
お、その他の点は第1実施形態と同一である。
【0088】図5において、通話信号が出力されていれ
ば、すなわち通話中は、ステップS531がYESとな
りステップS532に進む。ステップS532では、相
手の通話音量に応じて送風機電圧BLWを算出する。よ
り詳細には、図5のステップS532のマップに示すよ
うに、通話音量が大の時には送風機電圧BLWを7.2
5Vとし、通話音量が大から小に至る間は送風機電圧B
LWを漸減し、通話音量が小の時には送風機電圧BLW
を5.0Vとするようになっている。そして、ステップ
S532では、TAOに基づいて決定された送風機電圧
BLWと、図5のステップS532のマップにて通話音
量に基づいて決定された送風機電圧BLWのうち、電圧
が低い方を送風機電圧BLWとして決定する。
【0089】なお、上記ステップS531およびステッ
プS532が、通話が開始されると送風量を低下させる
手段および手順と、通話音量に応じて送風量の低下量を
補正する手段および手順に相当する。
【0090】本実施形態では、通話中の送風量を相手の
声の大きさに応じたレベルとすることにより、温感低下
を最低限に抑えつつ、通話の聞き取りやすさも確保する
ことができる。
【0091】なお、通話中のオーディオ装置62(図1
参照)のオーディオ音量を相手の声の大きさに応じたレ
ベルにして、通話の聞き取りやすさを確保するようにし
てもよい。
【0092】(第4実施形態)本実施形態は、通話時や
音声認識操作時に乗員が送風量を増加させる操作をした
場合、乗員が希望する送風量の増加量よりも、実際の送
風量の増加量を少なくするようにしたものである。その
ために、本実施形態では、第1実施形態の図3の制御処
理が図6のように変更されている。なお、その他の点は
第1実施形態と同一である。
【0093】図6において、ステップS541では、通
話信号または音声認識開始信号が出力されているか否か
を判定し、少なくとも一方の信号が出力されていればス
テップS541がYESとなりステップS542に進
む。ステップS542では、TAOに基づいて決定され
た送風機電圧BLWが6.25Vを超える場合、通話や
音声認識操作を阻害する恐れがあるレベルと判定し、ス
テップS542がYESとなりステップS543に進
む。
【0094】ステップS543では、内気温度Trと設
定温度Tsetとの差ΔT(ΔT=Tr−Tset)に
応じて送風機電圧BLWを算出する。より詳細には、図
6のステップS543のマップに示すように、温度差Δ
Tが10℃以上の時には送風機電圧BLWを8.0Vと
し、温度差ΔTが10℃から0℃に至る間は送風機電圧
BLWを漸減し、温度差ΔTが0℃の時には送風機電圧
BLWを6.25Vとするようになっている。そして、
ステップS543では、TAOに基づいて決定された送
風機電圧BLWと、図6のステップS543のマップに
て温度差ΔTに基づいて決定された送風機電圧BLWの
うち、電圧が低い方を送風機電圧BLWとして決定す
る。
【0095】次に、ステップS543からステップS5
44に進み、音声認識開始信号が出力されているか否か
を判定し、その信号が出力されていればステップS54
4がYESとなりステップS545に進む。ステップS
545では、風量切替スイッチ40(図1参照)により
乗員がマニュアルで風量変更操作をしたか否かを判定
し、風量変更操作があればステップS545がYESと
なりステップS546に進む。
【0096】ステップS546では、風量を増加させる
変更操作であった場合は、表示器42(図1参照)には
乗員がマニュアル操作で設定した送風量のレベルを表示
させ、送風機電圧BLWはステップS543で決定され
た送風機電圧BLWのままとする。
【0097】一方、ステップS544がNO、すなわち
通話中の場合、ステップS547に進み、風量切替スイ
ッチ40により乗員がマニュアルで風量変更操作をした
か否かを判定し、風量変更操作があればステップS54
7がYESとなりステップS548に進む。ステップS
548では、風量切替スイッチ40を1回操作する毎
に、送風機電圧BLWを0.25V変更する。
【0098】ステップS546またはステップS548
からステップS549に進み、通話信号と音声認識開始
信号が共に出力されていない時は、ステップS549が
YESとなりステップS550に進む。なお、ステップ
S549がNOの場合はステップS543に戻り、ステ
ップS543ないしステップS549の処理を繰り返
す。
【0099】ステップS550では、ステップS543
ないしステップS549の処理中に、マニュアルによる
風量変更操作があったか否かを判定する。そして、風量
変更操作がなかった場合はステップS550がNOとな
ってステップS551に進み、通話または音声認識操作
が開始される前の送風機電圧BLWに戻す。すなわち、
通常の空調制御に戻る。
【0100】一方、ステップS550がYESの場合
は、ステップS552に進み、表示器42に表示された
送風量のレベルに対応する送風機電圧BLWを設定す
る。
【0101】なお、ステップS541がNO、すなわ
ち、通話中でもなく音声認識操作中でもない時は、ステ
ップS553に進み、風量切替スイッチ40により乗員
がマニュアルで風量変更操作をしたか否かを判定し、風
量変更操作があればステップS553がYESとなりス
テップS554に進む。ステップS554では、風量切
替スイッチ40を1回操作する毎に、送風機電圧BLW
を1.0V変更する。
【0102】本実施形態では、通話中でもなく音声認識
操作中でもない時は、風量切替スイッチ40を1回操作
する毎に送風機電圧BLWを1.0V変更するのに対
し、通話中は、風量切替スイッチ40を1回操作する毎
に送風機電圧BLWを0.25V変更し、音声認識操作
中に風量を増加させる変更操作があった場合は送風機電
圧BLWを変更しないようにしている。すなわち、通話
時や音声認識操作時に乗員が送風量を増加させる操作を
した場合、乗員が希望する送風量の増加量よりも、実際
の送風量の増加量を少なくし、あるいは送風量の増加を
禁止するようにしているため、通話や音声認識を阻害す
る程度が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の車両用空調装置の全体
構成図である。
【図2】第1実施形態の空調制御の概要を示すフローチ
ャートである。
【図3】図2の要部の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図4】第2実施形態の空調制御の要部を示すフローチ
ャートである。
【図5】第3実施形態の車両用空調装置の全体構成図で
ある。
【図6】第4実施形態の空調制御の要部を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
30…制御装置、60…電話、61…音声認識装置とし
てのナビゲーション装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 3/00 310 G10L 3/00 551G

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱負荷に基づいて車室内への送風量を自
    動制御する車両用空調装置において、 前記熱負荷以外の所定条件に基づいて前記送風量を低下
    させる時、低下後の前記送風量を前記熱負荷に応じて補
    正することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 音声認識開始信号により音声認識を開始
    する音声認識装置(61)を備える車両に搭載され、熱
    負荷に基づいて車室内への送風量を自動制御する車両用
    空調装置において、 前記音声認識開始信号により前記送風量を低下させる手
    段と、 前記音声認識装置(61)が音声認識を失敗した場合に
    更に前記送風量を低下させる手段とを備えることを特徴
    とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 熱負荷に基づいて車室内への送風量を自
    動制御する車両用空調装置において、 電話(60)による通話が開始されると前記送風量を低
    下させる手段と、 前記電話(60)による通話音量に応じて前記送風量の
    低下量を補正する手段とを備えることを特徴とする車両
    用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記送風量を乗員が設定するための操作
    手段(40)を備え、 前記送風量を低下させている際に前記操作手段(40)
    により前記送風量を増加させる操作がなされた時は、前
    記送風量を低下させていない時に比べて、前記送風量の
    増加量を少なくすることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記送風量のレベルを表示する表示手段
    (42)を備え、 前記送風量を低下させている際に前記操作手段(40)
    により送風量を増加させる操作がなされた時は、前記操
    作手段(40)により設定された送風量のレベルを前記
    表示手段(42)に表示し、 前記送風量を低下させる作動が終了した時に、実際の送
    風量を前記表示手段(42)に表示された送風量のレベ
    ルに合わせることを特徴とする請求項4に記載の車両用
    空調装置。
  6. 【請求項6】 前記音声認識開始信号により前記送風量
    を低下させる手段の作動を禁止するキャンセル手段(6
    1b)を有することを特徴とする請求項2に記載の車両
    用空調装置。
  7. 【請求項7】 デフロスタモードおよびフットデフロス
    タモードのいずれかに吹出モードが切り替えられた時
    に、前記送風量を低下させる作動を終了させることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両
    用空調装置。
  8. 【請求項8】 熱負荷に基づいて車室内への送風量を自
    動制御する車両用空調装置の作動を制御するプログラム
    であって、 コンピュータに、前記熱負荷以外の所定条件に基づいて
    前記送風量を低下させる時、低下後の前記送風量を前記
    熱負荷に応じて補正する手順を実行させることを特徴と
    するプログラム。
  9. 【請求項9】 音声認識開始信号により音声認識を開始
    する音声認識装置(61)を備える車両に搭載され、熱
    負荷に基づいて車室内への送風量を自動制御する車両用
    空調装置の作動を制御するプログラムであって、 コンピュータに、前記音声認識開始信号により前記送風
    量を低下させる手順と、前記音声認識装置(61)が音
    声認識を失敗した場合に更に前記送風量を低下させる手
    順を実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 熱負荷に基づいて車室内への送風量を
    自動制御する車両用空調装置の作動を制御するプログラ
    ムであって、 コンピュータに、電話(60)による通話が開始される
    と前記送風量を低下させる手順と、前記電話(60)に
    よる通話音量に応じて前記送風量の低下量を補正する手
    順を実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 音声認識開始信号により音声認識を開
    始する音声認識装置(61)を備える車両に搭載され、
    オーディオ音量を自動制御可能な車両用オーディオ装置
    において、 前記音声認識開始信号により前記オーディオ音量を低下
    させる手段と、 前記音声認識装置(61)が音声認識を失敗した場合に
    更に前記オーディオ音量を低下させる手段とを備えるこ
    とを特徴とする車両用オーディオ装置。
  12. 【請求項12】 オーディオ音量を自動制御可能な車両
    用オーディオ装置において、 電話(60)による通話が開始されると前記オーディオ
    音量を低下させる手段と、前記電話(60)による通話
    音量に応じて前記オーディオ音量の低下量を補正する手
    段とを備えることを特徴とする車両用オーディオ装置。
  13. 【請求項13】 前記音声認識開始信号により前記オー
    ディオ音量を低下させる手段の作動を禁止するキャンセ
    ル手段(61b)を有することを特徴とする請求項11
    に記載の車両用オーディオ装置。
JP2002000492A 2002-01-07 2002-01-07 車両用空調装置 Expired - Fee Related JP3807307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000492A JP3807307B2 (ja) 2002-01-07 2002-01-07 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002000492A JP3807307B2 (ja) 2002-01-07 2002-01-07 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003202896A true JP2003202896A (ja) 2003-07-18
JP3807307B2 JP3807307B2 (ja) 2006-08-09

Family

ID=27640864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002000492A Expired - Fee Related JP3807307B2 (ja) 2002-01-07 2002-01-07 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3807307B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195411A (ja) * 2004-12-14 2006-07-27 Alpine Electronics Inc 音声処理装置
JP2007118675A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Honda Motor Co Ltd 車両用空調機の吹出制御装置
JP2011045125A (ja) * 2004-12-14 2011-03-03 Alpine Electronics Inc 音声処理装置
JP2015507219A (ja) * 2011-12-26 2015-03-05 インテル・コーポレーション 搭乗者の聴覚視覚入力の乗り物ベースの決定
KR101527518B1 (ko) * 2012-09-25 2015-06-09 한라비스테온공조 주식회사 차량용 제어장치
US9487060B2 (en) 2013-12-13 2016-11-08 Hyundai Motor Company Air conditioning control apparatus for a vehicle

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006195411A (ja) * 2004-12-14 2006-07-27 Alpine Electronics Inc 音声処理装置
JP2011045125A (ja) * 2004-12-14 2011-03-03 Alpine Electronics Inc 音声処理装置
JP4722607B2 (ja) * 2004-12-14 2011-07-13 アルパイン株式会社 音声処理装置
JP2007118675A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Honda Motor Co Ltd 車両用空調機の吹出制御装置
JP4585425B2 (ja) * 2005-10-26 2010-11-24 本田技研工業株式会社 車両用空調機の吹出制御装置
JP2015507219A (ja) * 2011-12-26 2015-03-05 インテル・コーポレーション 搭乗者の聴覚視覚入力の乗り物ベースの決定
KR101527518B1 (ko) * 2012-09-25 2015-06-09 한라비스테온공조 주식회사 차량용 제어장치
US9487060B2 (en) 2013-12-13 2016-11-08 Hyundai Motor Company Air conditioning control apparatus for a vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP3807307B2 (ja) 2006-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0885333A (ja) 車両用空気調和装置
JPH09175143A (ja) 車両用空調装置
JP6123557B2 (ja) 車両用空調装置
JP2021059234A (ja) コンバーチブル車両の温調デバイス制御装置
JP3870823B2 (ja) 車両用空調装置
JP3781612B2 (ja) 車両用空調装置
JP3807307B2 (ja) 車両用空調装置
JP3451705B2 (ja) 車両用空調制御装置
JP2001206040A (ja) 車両用空調装置
JP3918546B2 (ja) 車両用空調装置
JP3945243B2 (ja) 車両用空調装置
JP2001341514A (ja) 空調装置
JP2008068794A (ja) 車両用空調装置
JP3493895B2 (ja) 自動車用空調制御装置
JP2003175717A (ja) 車両用空調装置
JP2004042706A (ja) 車両用空調装置
JP2016013811A (ja) 車両用空調装置
JP2004042711A (ja) 車両用空調装置
JP3960221B2 (ja) 車両用空調装置
JP2004230997A (ja) 車両用空調制御装置、車両用空調制御装置の制御用プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3760368B2 (ja) 車両用空調装置
JP3111613B2 (ja) 空調装置
JP2003080919A (ja) 車両用空調装置
JPH05213045A (ja) 車両用空気調和装置
JP4360196B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees