JP2003202880A - オーディオミキサ - Google Patents
オーディオミキサInfo
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- JP2003202880A JP2003202880A JP2002001436A JP2002001436A JP2003202880A JP 2003202880 A JP2003202880 A JP 2003202880A JP 2002001436 A JP2002001436 A JP 2002001436A JP 2002001436 A JP2002001436 A JP 2002001436A JP 2003202880 A JP2003202880 A JP 2003202880A
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- JP
- Japan
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- effect
- performance
- audio mixer
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- Pending
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- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パラメータの設定値を記憶することができる
とともに、DJなどによる演奏を妨げることなく設定値
を切り替えることができるオーディオミキサを提供す
る。 【解決手段】 入力端子201から入力される複数の演
奏信号に対し、操作子群205による設定値に応じた効
果を施す効果手段203と、その効果手段203の設定
値を記憶する記憶手段207と、現在の設定値から記憶
手段207に記憶されている設定値まで設定値を滑らか
に変化させる制御手段206とを備えている。
とともに、DJなどによる演奏を妨げることなく設定値
を切り替えることができるオーディオミキサを提供す
る。 【解決手段】 入力端子201から入力される複数の演
奏信号に対し、操作子群205による設定値に応じた効
果を施す効果手段203と、その効果手段203の設定
値を記憶する記憶手段207と、現在の設定値から記憶
手段207に記憶されている設定値まで設定値を滑らか
に変化させる制御手段206とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の演奏音を混
合して出力するオーディオミキサに関する。
合して出力するオーディオミキサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆるディスクジョッキー
(以下DJと略称する)によって使用されるオーディオ
ミキサとして、各種のエフェクタ機能を内蔵したオーデ
ィオミキサが知られている。このオーディオミキサは、
演奏音を表す複数の演奏信号を多チャンネルで受け付け
るものであり、例えば複数台のレコードプレーヤなどに
よって複数のレコードが再生されて得られる複数の演奏
信号が入力され、それらの演奏信号それぞれに対して、
各種のエフェクタ機能によってフィルタやイコライザや
残響などといった種々の効果を施し、そのように効果が
施された演奏信号を混合して出力する。
(以下DJと略称する)によって使用されるオーディオ
ミキサとして、各種のエフェクタ機能を内蔵したオーデ
ィオミキサが知られている。このオーディオミキサは、
演奏音を表す複数の演奏信号を多チャンネルで受け付け
るものであり、例えば複数台のレコードプレーヤなどに
よって複数のレコードが再生されて得られる複数の演奏
信号が入力され、それらの演奏信号それぞれに対して、
各種のエフェクタ機能によってフィルタやイコライザや
残響などといった種々の効果を施し、そのように効果が
施された演奏信号を混合して出力する。
【0003】また、このオーディオミキサには、エフェ
クタ機能における効果の程度や種類を表すパラメータ値
を設定する操作子が設けられており、DJは、この操作
子を操作することにより、所望の効果を演奏信号に施し
てオリジナルの演奏音を作り出している。このようなパ
ラメータ値の設定は、レコードプレーヤで再生されるレ
コードの種類などに応じてDJが変更するのが一般的で
あるが、操作子の操作位置などをDJがいちいち記憶し
て再現することは煩雑であるので、パラメータの設定値
を記憶する機能をオーディオミキサに搭載することが考
えられる。
クタ機能における効果の程度や種類を表すパラメータ値
を設定する操作子が設けられており、DJは、この操作
子を操作することにより、所望の効果を演奏信号に施し
てオリジナルの演奏音を作り出している。このようなパ
ラメータ値の設定は、レコードプレーヤで再生されるレ
コードの種類などに応じてDJが変更するのが一般的で
あるが、操作子の操作位置などをDJがいちいち記憶し
て再現することは煩雑であるので、パラメータの設定値
を記憶する機能をオーディオミキサに搭載することが考
えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DJの演奏
としては、レコードプレーヤで再生されるレコードを次
々と取り替えながら、演奏信号の混合比などを調整し
て、演奏音がなめらかに継続するように演奏することが
求められる。
としては、レコードプレーヤで再生されるレコードを次
々と取り替えながら、演奏信号の混合比などを調整し
て、演奏音がなめらかに継続するように演奏することが
求められる。
【0005】上述したような、パラメータの設定値を記
憶する機能を搭載したオーディオミキサをこのような演
奏に適用することを想定すると、レコードが取り替えら
れたときなどに、記憶されたパラメータ値の設定が読み
出されて設定が切り替えられるという使用態様が考えら
れるが、設定値の切り替えに伴って演奏音に不自然なノ
イズなどが生じてしまい、DJに求められているなめら
かな演奏を妨げるという問題を生じることが予想され
る。
憶する機能を搭載したオーディオミキサをこのような演
奏に適用することを想定すると、レコードが取り替えら
れたときなどに、記憶されたパラメータ値の設定が読み
出されて設定が切り替えられるという使用態様が考えら
れるが、設定値の切り替えに伴って演奏音に不自然なノ
イズなどが生じてしまい、DJに求められているなめら
かな演奏を妨げるという問題を生じることが予想され
る。
【0006】このため、パラメータの設定値を記憶する
機能を搭載したオーディオミキサや、そのオーディオミ
キサに搭載される効果装置などは実現されていないのが
現状である。
機能を搭載したオーディオミキサや、そのオーディオミ
キサに搭載される効果装置などは実現されていないのが
現状である。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、パラメータの
設定値を記憶することができるとともに、DJなどによ
る演奏を妨げることなく設定値を切り替えることができ
るオーディオミキサを提供することを目的とする。
設定値を記憶することができるとともに、DJなどによ
る演奏を妨げることなく設定値を切り替えることができ
るオーディオミキサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のオーディオミキサは、複数の演奏音それぞれを表す
複数の演奏信号が入力され、所定種類の効果を表すパラ
メータのパラメータ値が設定されて、それら複数の演奏
信号が表す演奏音に、設定されたパラメータ値に応じた
効果を施す効果部と、効果部によって効果が施された演
奏音を混合し、混合した演奏音を表す演奏信号を出力す
る混合部と、効果部に設定されるパラメータ値を記憶す
るパッチメモリと、所定の指示を受けて、効果部のパラ
メータ値を、その指示を受けたときに設定されているパ
ラメータ値から、パッチメモリが記憶しているパラメー
タ値まで、1つ以上の補間値を経て移行させる設定値移
行部とを備えたことを特徴とする。
明のオーディオミキサは、複数の演奏音それぞれを表す
複数の演奏信号が入力され、所定種類の効果を表すパラ
メータのパラメータ値が設定されて、それら複数の演奏
信号が表す演奏音に、設定されたパラメータ値に応じた
効果を施す効果部と、効果部によって効果が施された演
奏音を混合し、混合した演奏音を表す演奏信号を出力す
る混合部と、効果部に設定されるパラメータ値を記憶す
るパッチメモリと、所定の指示を受けて、効果部のパラ
メータ値を、その指示を受けたときに設定されているパ
ラメータ値から、パッチメモリが記憶しているパラメー
タ値まで、1つ以上の補間値を経て移行させる設定値移
行部とを備えたことを特徴とする。
【0009】ここで、「効果部」は、いわゆるエフェク
タに限られるものではなく、パンポットやボリュームな
どであってもよい。
タに限られるものではなく、パンポットやボリュームな
どであってもよい。
【0010】また、「補間値」は、補間計算によって求
められてもよく、あるいは、アナログ回路などによって
アナログ信号として生成されてもよい。
められてもよく、あるいは、アナログ回路などによって
アナログ信号として生成されてもよい。
【0011】本発明のオーディオミキサによれば、パッ
チメモリによってパラメータの設定値が記憶されるとと
もに、設定値移行部が、補間値を経てパラメータ値を移
行させるので演奏音に施される効果がなめらかに変化す
ることとなり、DJなどによる演奏を妨げることなく設
定値を切り替えることができる。
チメモリによってパラメータの設定値が記憶されるとと
もに、設定値移行部が、補間値を経てパラメータ値を移
行させるので演奏音に施される効果がなめらかに変化す
ることとなり、DJなどによる演奏を妨げることなく設
定値を切り替えることができる。
【0012】本発明のオーディオミキサは、設定値移行
部によって効果部のパラメータ値が移行される移行時間
を設定する移行時間設定部を備え、上記設定値移行部が
効果部のパラメータ値を、、移行時間設定部によって設
定された移行時間の間に、前記指示を受けたときに設定
されているパラメータ値から、パッチメモリが記憶して
いるパラメータ値まで移行させるものであることが好適
である。
部によって効果部のパラメータ値が移行される移行時間
を設定する移行時間設定部を備え、上記設定値移行部が
効果部のパラメータ値を、、移行時間設定部によって設
定された移行時間の間に、前記指示を受けたときに設定
されているパラメータ値から、パッチメモリが記憶して
いるパラメータ値まで移行させるものであることが好適
である。
【0013】このような構成のオーディオミキサによれ
ば、設定値移行部によるパラメータ値の移行に要する時
間を設定することができるので、パラメータ値の移行
を、例えば演奏音のリズムなどにあわせることができ
る。
ば、設定値移行部によるパラメータ値の移行に要する時
間を設定することができるので、パラメータ値の移行
を、例えば演奏音のリズムなどにあわせることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
説明する。
【0015】図1は、本発明のオーディオミキサの一実
施形態を示すハードウェア構成図である。
施形態を示すハードウェア構成図である。
【0016】本実施形態のオーディオミキサには、CP
U(Center Processing Unit)
B401と、ROMB402と、RAMB403と、表
示部B404と、操作子群B405と、DSP(Dig
ital Signal Processor)B40
6と、MIDIインターフェイスB411が備えられて
おり、これらはバスを介して互いに接続されている。
U(Center Processing Unit)
B401と、ROMB402と、RAMB403と、表
示部B404と、操作子群B405と、DSP(Dig
ital Signal Processor)B40
6と、MIDIインターフェイスB411が備えられて
おり、これらはバスを介して互いに接続されている。
【0017】CPUB401は、ROMB402に記憶
されているプログラムに従って動作して、オーディオミ
キサの全体的な制御を担うものであり、RAMB403
は、CPUB401の作業領域などとして用いられるも
のである。RAMB403は、本発明にいうパッチメモ
リの機能も担うものであり、ここでは、一例として4つ
のパッチメモリが用意されているものとする。
されているプログラムに従って動作して、オーディオミ
キサの全体的な制御を担うものであり、RAMB403
は、CPUB401の作業領域などとして用いられるも
のである。RAMB403は、本発明にいうパッチメモ
リの機能も担うものであり、ここでは、一例として4つ
のパッチメモリが用意されているものとする。
【0018】表示部B404は、オーディオミキサの動
作状態などを表示するものである。
作状態などを表示するものである。
【0019】操作子群B405は、オーディオミキサに
組み込まれている効果装置の設定を行うためのものであ
る。
組み込まれている効果装置の設定を行うためのものであ
る。
【0020】DSPB406には、A/D変換器B40
7と、D/A変換器B408が接続されており、DSP
B406は、入力インターフェイスB409に入力され
るオーディオ信号を、A/D変換器B407を介して受
け取り、そのオーディオ信号に効果を施し、効果が施さ
れたオーディオ信号を、D/A変換器B408を介して
出力インターフェイスB410に出力させるものであ
る。ここでは、一例として、4チャンネルの入力を受け
付け、そのうちの2チャンネルを混合して出力するもの
とする。
7と、D/A変換器B408が接続されており、DSP
B406は、入力インターフェイスB409に入力され
るオーディオ信号を、A/D変換器B407を介して受
け取り、そのオーディオ信号に効果を施し、効果が施さ
れたオーディオ信号を、D/A変換器B408を介して
出力インターフェイスB410に出力させるものであ
る。ここでは、一例として、4チャンネルの入力を受け
付け、そのうちの2チャンネルを混合して出力するもの
とする。
【0021】MIDIインターフェイスB411は、楽
音のテンポを表すテンポ情報をMIDI信号の形式で受
け取るものである。
音のテンポを表すテンポ情報をMIDI信号の形式で受
け取るものである。
【0022】図2は、図1に示す操作子群B405の詳
細を示す図である。
細を示す図である。
【0023】操作子群は、パネル100上に配設されて
おり、操作子群には、オーディオミキサに入力される4
チャンネルの演奏信号のうち、出力の対象となる2チャ
ンネルを選択するチャンネル選択スイッチ101,10
2,103,104が含まれている。このチャンネル選
択スイッチ101,…,104は押しボタン式のスイッ
チであって、後着優先で2つのスイッチによる選択が有
効となる。新たなスイッチが押下されると、そのたびに
先着のスイッチによる選択が無効となる。
おり、操作子群には、オーディオミキサに入力される4
チャンネルの演奏信号のうち、出力の対象となる2チャ
ンネルを選択するチャンネル選択スイッチ101,10
2,103,104が含まれている。このチャンネル選
択スイッチ101,…,104は押しボタン式のスイッ
チであって、後着優先で2つのスイッチによる選択が有
効となる。新たなスイッチが押下されると、そのたびに
先着のスイッチによる選択が無効となる。
【0024】また、操作子群には、エフェクタのフィル
タ機能におけるカットオフ周波数を調整するカットオフ
調整操作子105と、そのフィルタ機能におけるレゾナ
ンスを調整するレゾナンス調整操作子106と、上記4
チャンネルそれぞれの出力音量レベルを調整する音量操
作子107,108,109,110と、それら4チャ
ンネルそれぞれのオーディオ信号の左右バランスを調整
するパンポット操作子124,125,126,127
も含まれている。
タ機能におけるカットオフ周波数を調整するカットオフ
調整操作子105と、そのフィルタ機能におけるレゾナ
ンスを調整するレゾナンス調整操作子106と、上記4
チャンネルそれぞれの出力音量レベルを調整する音量操
作子107,108,109,110と、それら4チャ
ンネルそれぞれのオーディオ信号の左右バランスを調整
するパンポット操作子124,125,126,127
も含まれている。
【0025】更に、操作子群には、チャンネル選択スイ
ッチ101,102,103,104で選択された2チ
ャンネルの相互間の音量比を調整するフェーダー操作子
111も備えられている。このフェーダー操作子111
は図の左右方向に操作することができ、各操作方向が、
選択された2チャンネルそれぞれに対応している。フェ
ーダー操作子111の位置が中央であれば選択された2
チャンネルが同等に出力され、片側いっぱいであれば、
対応するチャンネルのみが出力されて他方のチャンネル
のレベルはゼロになる。
ッチ101,102,103,104で選択された2チ
ャンネルの相互間の音量比を調整するフェーダー操作子
111も備えられている。このフェーダー操作子111
は図の左右方向に操作することができ、各操作方向が、
選択された2チャンネルそれぞれに対応している。フェ
ーダー操作子111の位置が中央であれば選択された2
チャンネルが同等に出力され、片側いっぱいであれば、
対応するチャンネルのみが出力されて他方のチャンネル
のレベルはゼロになる。
【0026】操作子群には、3つのイコライザ調整操作
子112,113,114も含まれており、これら3つ
のイコライザ調整操作子112,113,114は、そ
れぞれ、3分割された周波数帯域のうち対応する1つの
周波数帯域に対する出力レベルを調整するものである。
子112,113,114も含まれており、これら3つ
のイコライザ調整操作子112,113,114は、そ
れぞれ、3分割された周波数帯域のうち対応する1つの
周波数帯域に対する出力レベルを調整するものである。
【0027】また、操作子群には、エフェクタのリバー
ブ(残響)音レベルを調整するリバーブ操作子115
と、エフェクタによる楽音のディレイ(遅延)量を調整
するディレイ操作子123も含まれている。
ブ(残響)音レベルを調整するリバーブ操作子115
と、エフェクタによる楽音のディレイ(遅延)量を調整
するディレイ操作子123も含まれている。
【0028】更に、操作子群には、パネル100上に配
設されている他の操作子による設定状態を記憶するパッ
チメモリを、上述した4つのパッチメモリの中から選択
するパッチ選択スイッチ116,117,118,11
9と、そのパッチ選択スイッチ116,…,119によ
って選択されたパッチメモリに、パネル100上に配設
されている他の操作子による設定状態を記憶させるライ
トスイッチ121も含まれている。4つのパッチ選択ス
イッチ116,…,119のうちの1つのパッチ選択ス
イッチが押下されるとそのパッチ選択スイッチに対応す
るパッチメモリが選択されて、そのパッチメモリに記憶
されている設定状態が、パネル100上の操作子による
設定に優先してエフェクタ等に反映される。選択された
パッチメモリに対応するパッチ選択スイッチが再度押下
されると、パネル100上の操作子による設定が再度エ
フェクタ等に反映される。
設されている他の操作子による設定状態を記憶するパッ
チメモリを、上述した4つのパッチメモリの中から選択
するパッチ選択スイッチ116,117,118,11
9と、そのパッチ選択スイッチ116,…,119によ
って選択されたパッチメモリに、パネル100上に配設
されている他の操作子による設定状態を記憶させるライ
トスイッチ121も含まれている。4つのパッチ選択ス
イッチ116,…,119のうちの1つのパッチ選択ス
イッチが押下されるとそのパッチ選択スイッチに対応す
るパッチメモリが選択されて、そのパッチメモリに記憶
されている設定状態が、パネル100上の操作子による
設定に優先してエフェクタ等に反映される。選択された
パッチメモリに対応するパッチ選択スイッチが再度押下
されると、パネル100上の操作子による設定が再度エ
フェクタ等に反映される。
【0029】操作子群には、本発明にいう移行時間の一
例(以下の説明ではフェードタイムと称する)を設定す
るフェードタイム操作子120と、フェードタイムをテ
ンポ情報にシンクロさせるか否かを切り替えるシンクロ
スイッチ122も含まれている。シンクロスイッチ12
2がオン状態にあるシンクロモードでは、フェードタイ
ム操作子120によって、例えば四分音符符単位でフェ
ードタイムが設定され、四分音符1つ当たりの時間間隔
は、上述したテンポ情報にシンクロした時間間隔とな
る。シンクロスイッチ122がオフ状態である場合に
は、フェードタイム操作子120によって、フェードタ
イムの絶対的な時間間隔が設定される。
例(以下の説明ではフェードタイムと称する)を設定す
るフェードタイム操作子120と、フェードタイムをテ
ンポ情報にシンクロさせるか否かを切り替えるシンクロ
スイッチ122も含まれている。シンクロスイッチ12
2がオン状態にあるシンクロモードでは、フェードタイ
ム操作子120によって、例えば四分音符符単位でフェ
ードタイムが設定され、四分音符1つ当たりの時間間隔
は、上述したテンポ情報にシンクロした時間間隔とな
る。シンクロスイッチ122がオフ状態である場合に
は、フェードタイム操作子120によって、フェードタ
イムの絶対的な時間間隔が設定される。
【0030】図3は、本実施形態のオーディオミキサの
機能ブロック図である。
機能ブロック図である。
【0031】この図3に示す本実施形態のオーディオミ
キサ200は、図1に示すハードウェア構成を有するも
のである。この図3では、機能的な側面から見た本実施
形態の構成を説明する。
キサ200は、図1に示すハードウェア構成を有するも
のである。この図3では、機能的な側面から見た本実施
形態の構成を説明する。
【0032】オーディオミキサ200には、4セットの
入力端子201からステレオ入力される4つのオーディ
オ信号それぞれの左右バランスを制御する4つのパンポ
ット回路202と、そのオーディオ信号にフィルタ効
果、イコライザ効果、残響効果などを施す4つの効果手
段203と、4つのオーディオ信号それぞれの音量レベ
ルを制御する4つの音量レベル回路204が備えられて
おり、これらの回路によって、本発明にいう効果部の一
例が構成されている。これらの回路は、図1に示すDS
PB406によって実現される。これらの回路によって
種々の効果が施されたオーディオ信号は、出力端子21
0から出力される。
入力端子201からステレオ入力される4つのオーディ
オ信号それぞれの左右バランスを制御する4つのパンポ
ット回路202と、そのオーディオ信号にフィルタ効
果、イコライザ効果、残響効果などを施す4つの効果手
段203と、4つのオーディオ信号それぞれの音量レベ
ルを制御する4つの音量レベル回路204が備えられて
おり、これらの回路によって、本発明にいう効果部の一
例が構成されている。これらの回路は、図1に示すDS
PB406によって実現される。これらの回路によって
種々の効果が施されたオーディオ信号は、出力端子21
0から出力される。
【0033】また、このオーディオミキサ200には、
図2に示す各種の操作子を含む操作子群205と、操作
子群205による現在の設定状態の記憶や、本発明にい
うパッチメモリとしての設定状態の記憶などを担う記憶
手段207と、記憶手段207に記憶されている設定状
態や、演奏情報入力端子212からMIDI形式の信号
として入力されるテンポ情報などに基づいて、パンポッ
ト回路202、効果手段203、および音量レベル回路
204を制御する制御手段206も備えられている。
図2に示す各種の操作子を含む操作子群205と、操作
子群205による現在の設定状態の記憶や、本発明にい
うパッチメモリとしての設定状態の記憶などを担う記憶
手段207と、記憶手段207に記憶されている設定状
態や、演奏情報入力端子212からMIDI形式の信号
として入力されるテンポ情報などに基づいて、パンポッ
ト回路202、効果手段203、および音量レベル回路
204を制御する制御手段206も備えられている。
【0034】更に、このオーディオミキサ200には、
2つのオーディオ信号がアサインされて、それらのオー
ディオ信号の相互間における音量比を調整して混合し、
混合したオーディオ信号をフェーダー出力端子211か
ら出力するフェーダー209と、上述した4つのオーデ
ィオ信号のうち2つのオーディオ信号をフェーダー20
9にアサインする切り替え回路208も備えられてい
る。この切り替え回路208は、図2に示すチャンネル
選択スイッチ101,…,104による選択に従って2
つのオーディオ信号をフェーダー209にアサインす
る。
2つのオーディオ信号がアサインされて、それらのオー
ディオ信号の相互間における音量比を調整して混合し、
混合したオーディオ信号をフェーダー出力端子211か
ら出力するフェーダー209と、上述した4つのオーデ
ィオ信号のうち2つのオーディオ信号をフェーダー20
9にアサインする切り替え回路208も備えられてい
る。この切り替え回路208は、図2に示すチャンネル
選択スイッチ101,…,104による選択に従って2
つのオーディオ信号をフェーダー209にアサインす
る。
【0035】図4は、パッチメモリに記憶されている設
定状態一例を示す図である。
定状態一例を示す図である。
【0036】上述した4つのパッチメモリの1つずつに
1セットの設定値群300が記憶されている。この設定
値群300には、図2に示す音量操作子107,10
8,109,110によって設定された音量レベルを表
す音量値301と、リバーブ操作子115によって設定
されたリバーブ(残響)音レベルを表すリバーブ値30
2と、イコライザ調整操作子112,113,114に
よって設定された出力レベルを表すイコライザ値30
3,304,305と、ディレイ操作子123によって
設定されたディレイ(遅延)量を表すディレイ値306
と、パンポット操作子124,125,126,127
によって設定された左右バランスを表すパン値307
と、カットオフ調整操作子105によって設定されたカ
ットオフ周波数を表すカットオフ値308と、レゾナン
ス調整操作子106によって設定されたレゾナンスを表
すレゾナンス値309と、チャンネル選択スイッチ10
1,102,103,104によるアサイン設定を表す
フェーダーアサイン値(オンオフ値)310と、フェー
ドタイム操作子120によって設定されたフェードタイ
ムを表すフェードタイム値311が含まれている。これ
らの値のうち、音量値301と、リバーブ値302と、
イコライザ値303,304,305と、ディレイ値3
06と、パン値307と、カットオフ値308と、レゾ
ナンス値309は、本発明にいうパラメータ値の一例で
ある。なお、フェードタイム値311が表すフェードタ
イムは、上述したように、本発明にいう移行時間の一例
である。
1セットの設定値群300が記憶されている。この設定
値群300には、図2に示す音量操作子107,10
8,109,110によって設定された音量レベルを表
す音量値301と、リバーブ操作子115によって設定
されたリバーブ(残響)音レベルを表すリバーブ値30
2と、イコライザ調整操作子112,113,114に
よって設定された出力レベルを表すイコライザ値30
3,304,305と、ディレイ操作子123によって
設定されたディレイ(遅延)量を表すディレイ値306
と、パンポット操作子124,125,126,127
によって設定された左右バランスを表すパン値307
と、カットオフ調整操作子105によって設定されたカ
ットオフ周波数を表すカットオフ値308と、レゾナン
ス調整操作子106によって設定されたレゾナンスを表
すレゾナンス値309と、チャンネル選択スイッチ10
1,102,103,104によるアサイン設定を表す
フェーダーアサイン値(オンオフ値)310と、フェー
ドタイム操作子120によって設定されたフェードタイ
ムを表すフェードタイム値311が含まれている。これ
らの値のうち、音量値301と、リバーブ値302と、
イコライザ値303,304,305と、ディレイ値3
06と、パン値307と、カットオフ値308と、レゾ
ナンス値309は、本発明にいうパラメータ値の一例で
ある。なお、フェードタイム値311が表すフェードタ
イムは、上述したように、本発明にいう移行時間の一例
である。
【0037】次に、本実施形態のオーディオミキサの動
作について説明する。
作について説明する。
【0038】図5は、本実施形態のオーディオミキサの
メインルーチンを表すフローチャートである。
メインルーチンを表すフローチャートである。
【0039】このメインルーチンは、オーディオミキサ
の電源がオンになると開始される。このメインルーチン
が開始されると、先ず、設定値の初期設定が行われ(ス
テップM301)、次に、図2に示す各種の操作子のう
ち、パッチ選択スイッチ116,117,118,11
9およびライトスイッチ121を除く他の操作子が操作
されたか否かが判定される(ステップM302)。そし
て、操作子が操作されたと判定された場合には、操作に
よって変化した設定値(パラメータ値)を、その設定値
が該当する効果に対する新たな設定値とする更新が行わ
れ(ステップM303)、更新された設定値が、図1に
示すDSPに転送されて該当する効果の処理が行われる
(ステップM304)。
の電源がオンになると開始される。このメインルーチン
が開始されると、先ず、設定値の初期設定が行われ(ス
テップM301)、次に、図2に示す各種の操作子のう
ち、パッチ選択スイッチ116,117,118,11
9およびライトスイッチ121を除く他の操作子が操作
されたか否かが判定される(ステップM302)。そし
て、操作子が操作されたと判定された場合には、操作に
よって変化した設定値(パラメータ値)を、その設定値
が該当する効果に対する新たな設定値とする更新が行わ
れ(ステップM303)、更新された設定値が、図1に
示すDSPに転送されて該当する効果の処理が行われる
(ステップM304)。
【0040】これらのステップM302〜ステップM3
04の動作が終わると、次に、図2に示すライトスイッ
チ121が操作されたか否かが判定され(ステップM3
05)、操作されたと判定された場合には、図2に示す
各種の操作子によって設定されている設定値が、選択さ
れているパッチメモリに記憶される(ステップM30
6)。
04の動作が終わると、次に、図2に示すライトスイッ
チ121が操作されたか否かが判定され(ステップM3
05)、操作されたと判定された場合には、図2に示す
各種の操作子によって設定されている設定値が、選択さ
れているパッチメモリに記憶される(ステップM30
6)。
【0041】このステップM305、ステップM306
の動作が終わると、次に、図2に示すパッチ選択スイッ
チ116,117,118,119が操作されたか否か
が判定され(ステップM307)、操作されたと判定さ
れた場合には、選択されたパッチメモリに記憶されてい
る設定状態を、パネル100上の操作子による設定に優
先してエフェクタ等に反映させるパッチ切り替えフェー
ド処理が実行される(ステップM308)。ただし、後
述する割り込みタイマが起動中の場合には何も実行され
ない。このパッチ切り替えフェード処理は、本発明にい
う設定値移行部の一例としての機能に相当するものであ
り、後述するように、設定値がなめらかに切り替わる。
の動作が終わると、次に、図2に示すパッチ選択スイッ
チ116,117,118,119が操作されたか否か
が判定され(ステップM307)、操作されたと判定さ
れた場合には、選択されたパッチメモリに記憶されてい
る設定状態を、パネル100上の操作子による設定に優
先してエフェクタ等に反映させるパッチ切り替えフェー
ド処理が実行される(ステップM308)。ただし、後
述する割り込みタイマが起動中の場合には何も実行され
ない。このパッチ切り替えフェード処理は、本発明にい
う設定値移行部の一例としての機能に相当するものであ
り、後述するように、設定値がなめらかに切り替わる。
【0042】その後、設定値をなめらかに切り替えるた
めの、後述する補間値のステップを示すポインタが最後
のステップに達したか否かが判定され(ステップM30
9)、達したと判定された場合には、設定値の切り替え
を制御する割り込みタイマが停止される(ステップM3
10)。
めの、後述する補間値のステップを示すポインタが最後
のステップに達したか否かが判定され(ステップM30
9)、達したと判定された場合には、設定値の切り替え
を制御する割り込みタイマが停止される(ステップM3
10)。
【0043】その後、オーディオミキサの動作終了を指
示する終了操作が行われたか否かが判定され(ステップ
M311)、終了操作が行われたという肯定判定が得ら
れた場合にはメインルーチンが終了し、否定判定が得ら
れた場合には、上記ステップM302に戻って、上述し
た動作が繰り返される。
示する終了操作が行われたか否かが判定され(ステップ
M311)、終了操作が行われたという肯定判定が得ら
れた場合にはメインルーチンが終了し、否定判定が得ら
れた場合には、上記ステップM302に戻って、上述し
た動作が繰り返される。
【0044】以下、上記ステップM308で実行される
パッチ切り替えフェード処理の詳細について説明する。
パッチ切り替えフェード処理の詳細について説明する。
【0045】図6は、パッチ切り替えフェード処理の概
念を説明する概念図である。
念を説明する概念図である。
【0046】この図6には、横軸が時間軸を表し、縦軸
が設定値のレベルを表すグラフが示されており、このグ
ラフは、ある1つのパラメータに着目したときの設定値
変化を示している。
が設定値のレベルを表すグラフが示されており、このグ
ラフは、ある1つのパラメータに着目したときの設定値
変化を示している。
【0047】このグラフの時間軸上には、2つの時点
A、Bが示されており、これらの時点で上記パッチ選択
スイッチが操作されているものとする。パッチ切り替え
フェード処理は、これらの時点A、Bで開始され、これ
らの時点A、Bから各フェードタイムt1,t2が経過
すると終了する。そして、そのフェードタイムt1,t
2の経過中に、設定値のレベルが、パッチ選択スイッチ
が操作されたときの設定値のレベルからパッチメモリに
記憶されている設定値のレベルまでなめらかに移行す
る。
A、Bが示されており、これらの時点で上記パッチ選択
スイッチが操作されているものとする。パッチ切り替え
フェード処理は、これらの時点A、Bで開始され、これ
らの時点A、Bから各フェードタイムt1,t2が経過
すると終了する。そして、そのフェードタイムt1,t
2の経過中に、設定値のレベルが、パッチ選択スイッチ
が操作されたときの設定値のレベルからパッチメモリに
記憶されている設定値のレベルまでなめらかに移行す
る。
【0048】このように、設定値のレベルがなめらかに
移行することにより、エフェクトなどの急激な変化が回
避され、演奏音の不自然な変化が防止される。これによ
り、DJなどによるなめらかな演奏を妨げることなく設
定が切り替わる。
移行することにより、エフェクトなどの急激な変化が回
避され、演奏音の不自然な変化が防止される。これによ
り、DJなどによるなめらかな演奏を妨げることなく設
定が切り替わる。
【0049】図7は、パッチ切り替えフェード処理の動
作を表すフローチャートである。
作を表すフローチャートである。
【0050】このパッチ切り替えフェード処理が開始さ
れると、先ず、シンクロモードであるか否かが判定され
る(ステップS401)。
れると、先ず、シンクロモードであるか否かが判定され
る(ステップS401)。
【0051】このステップS401の判定で、シンクロ
モードでないと判定された場合には、図3に示す記憶手
段207から制御手段206に、現在設定されているパ
ラメータ値(設定値)と、パッチメモリとして記憶され
ているパラメータ値(設定値)が読み出され(ステップ
S402)、フェードタイムの設定値に応じて、現在設
定されているパラメータ値からパッチメモリとして記憶
されているパラメータ値までの変化を補間する補間値の
テーブルが作成される(ステップS403)。
モードでないと判定された場合には、図3に示す記憶手
段207から制御手段206に、現在設定されているパ
ラメータ値(設定値)と、パッチメモリとして記憶され
ているパラメータ値(設定値)が読み出され(ステップ
S402)、フェードタイムの設定値に応じて、現在設
定されているパラメータ値からパッチメモリとして記憶
されているパラメータ値までの変化を補間する補間値の
テーブルが作成される(ステップS403)。
【0052】図8は、補間値のテーブルの一例を示す図
である。
である。
【0053】この図8に示すテーブルには、第1ステッ
プの段に現在の設定値401が示されており、第nステ
ップの段に、パッチメモリから読み出された設定値40
2が示されている。このテーブルの段数は、フェードタ
イムの設定値に基づいて決定されるものであり、例え
ば、フェードタイムの設定値が300ミリ秒を表してお
り、かつ、1ステップが10ミリ秒と決められている場
合には、300/10=30段のテーブルが作成される
こととなる。そして、第1ステップの設定値401と第
nステップの設定値402との間をつなぐ一連の補間値
403が算出される。但し、この図8では、補間値40
3の具体的な数値の図示は省略されている。この補間値
403としては、例えば、第1ステップの設定値401
と第nステップの設定値402との間を直線的に均等割
した補間値が算出される場合であって、第1ステップの
設定値401と第nステップの設定値402との差分が
60である場合には、1ステップ当たりに、60/30
=2ずつ値が変化する一連の補間値が算出される。
プの段に現在の設定値401が示されており、第nステ
ップの段に、パッチメモリから読み出された設定値40
2が示されている。このテーブルの段数は、フェードタ
イムの設定値に基づいて決定されるものであり、例え
ば、フェードタイムの設定値が300ミリ秒を表してお
り、かつ、1ステップが10ミリ秒と決められている場
合には、300/10=30段のテーブルが作成される
こととなる。そして、第1ステップの設定値401と第
nステップの設定値402との間をつなぐ一連の補間値
403が算出される。但し、この図8では、補間値40
3の具体的な数値の図示は省略されている。この補間値
403としては、例えば、第1ステップの設定値401
と第nステップの設定値402との間を直線的に均等割
した補間値が算出される場合であって、第1ステップの
設定値401と第nステップの設定値402との差分が
60である場合には、1ステップ当たりに、60/30
=2ずつ値が変化する一連の補間値が算出される。
【0054】なお、本発明にいう設定値移行部は、第1
ステップの設定値401と第nステップの設定値402
との間をつなぐように三角関数や三次関数などに基づい
て補間値を計算するものであってもよいし、第1ステッ
プの設定値401と第nステップの設定値402との差
分が所定の閾値以下の値である場合には1ステップで設
定値を切り替えるものであってもよい。
ステップの設定値401と第nステップの設定値402
との間をつなぐように三角関数や三次関数などに基づい
て補間値を計算するものであってもよいし、第1ステッ
プの設定値401と第nステップの設定値402との差
分が所定の閾値以下の値である場合には1ステップで設
定値を切り替えるものであってもよい。
【0055】このような補間値のテーブルが図7のステ
ップS403で作成されると、その後、フェードタイム
の設定値に応じた実時間が算出されて割り込みタイマに
セットされる(ステップS404)。その後、図5に示
すメインルーチンに戻る。
ップS403で作成されると、その後、フェードタイム
の設定値に応じた実時間が算出されて割り込みタイマに
セットされる(ステップS404)。その後、図5に示
すメインルーチンに戻る。
【0056】一方、上記ステップS401の判定で、シ
ンクロモードであると判定された場合には、図3に示す
記憶手段207から制御手段206に、現在設定されて
いるパラメータ値(設定値)と、パッチメモリとして記
憶されているパラメータ値(設定値)が読み出され(ス
テップS405)、テンポ情報が表す時間間隔に応じ
て、現在設定されているパラメータ値からパッチメモリ
として記憶されているパラメータ値までの変化を補間す
る補間値のテーブルが作成され(ステップS406)、
テンポ情報が表す時間間隔の実時間が算出されて割り込
みタイマにセットされる(ステップS407)。その
後、図5に示すメインルーチンに戻る。
ンクロモードであると判定された場合には、図3に示す
記憶手段207から制御手段206に、現在設定されて
いるパラメータ値(設定値)と、パッチメモリとして記
憶されているパラメータ値(設定値)が読み出され(ス
テップS405)、テンポ情報が表す時間間隔に応じ
て、現在設定されているパラメータ値からパッチメモリ
として記憶されているパラメータ値までの変化を補間す
る補間値のテーブルが作成され(ステップS406)、
テンポ情報が表す時間間隔の実時間が算出されて割り込
みタイマにセットされる(ステップS407)。その
後、図5に示すメインルーチンに戻る。
【0057】このように、補間値のテーブルが作成さ
れ、割り込みタイマがセットされると、以下説明する割
り込み処理が所定時間毎に起動される。
れ、割り込みタイマがセットされると、以下説明する割
り込み処理が所定時間毎に起動される。
【0058】図9は、割り込み処理を表すフローチャー
トである。
トである。
【0059】この割り込み処理では、先ず、補間値のテ
ーブルのステップを指し示すポインタが最終のステップ
(図8では第nステップ)に達しているか否かが判定さ
れ(ステップS501)、達していると判定された場合
にはそのままメインルーチンに処理が戻る。この場合に
は、メインルーチンのステップM310で割り込みタイ
マが停止されることとなる。
ーブルのステップを指し示すポインタが最終のステップ
(図8では第nステップ)に達しているか否かが判定さ
れ(ステップS501)、達していると判定された場合
にはそのままメインルーチンに処理が戻る。この場合に
は、メインルーチンのステップM310で割り込みタイ
マが停止されることとなる。
【0060】上記ステップS501の判定で、ポインタ
が最終のステップに達していないと判定された場合に
は、図8に示すような補間値のテーブルから、ポインタ
が示しているステップの補間値が読み出され、図1に示
すDSPに入力される(ステップS502)。これによ
り、オーディオ信号に施される効果が1ステップ分変化
する。その後、補間値のテーブルのステップを指し示す
ポインタが1ステップ分インクリメントされて、メイン
ルーチンに処理が戻る。
が最終のステップに達していないと判定された場合に
は、図8に示すような補間値のテーブルから、ポインタ
が示しているステップの補間値が読み出され、図1に示
すDSPに入力される(ステップS502)。これによ
り、オーディオ信号に施される効果が1ステップ分変化
する。その後、補間値のテーブルのステップを指し示す
ポインタが1ステップ分インクリメントされて、メイン
ルーチンに処理が戻る。
【0061】このような割り込み処理が繰り返されるこ
とにより、図6で説明したように設定値のレベルがなめ
らかに変化する。
とにより、図6で説明したように設定値のレベルがなめ
らかに変化する。
【0062】なお、上記実施形態では、オーディオミキ
サ内部のエフェクタ等の制御のために補間値が用いられ
ているが、本発明のオーディオミキサは、この補間値を
外部にも出力するものであってもよい。
サ内部のエフェクタ等の制御のために補間値が用いられ
ているが、本発明のオーディオミキサは、この補間値を
外部にも出力するものであってもよい。
【0063】また、上記実施形態では、操作子によって
設定される設定値のほぼ全てに対して補間値が求められ
て、レベルがなめらかに変化するが、本発明のオーディ
オミキサは、特定の設定値については補間値を求めずに
直接切り替えるものであってもよい。
設定される設定値のほぼ全てに対して補間値が求められ
て、レベルがなめらかに変化するが、本発明のオーディ
オミキサは、特定の設定値については補間値を求めずに
直接切り替えるものであってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パラメータの設定値を記憶することができるとともに、
DJなどによる演奏を妨げることなく設定値を切り替え
ることができる。
パラメータの設定値を記憶することができるとともに、
DJなどによる演奏を妨げることなく設定値を切り替え
ることができる。
【図1】本発明のオーディオミキサの一実施形態を示す
ハードウェア構成図である。
ハードウェア構成図である。
【図2】図1に示す操作子群の詳細を示す図である。
【図3】本実施形態のオーディオミキサの機能ブロック
図である。
図である。
【図4】パッチメモリに記憶されている設定状態一例を
示す図である。
示す図である。
【図5】本実施形態のオーディオミキサのメインルーチ
ンを表すフローチャートである。
ンを表すフローチャートである。
【図6】パッチ切り替えフェード処理の概念を説明する
概念図である。
概念図である。
【図7】パッチ切り替えフェード処理の動作を表すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図8】補間値のテーブルの一例を示す図である。
【図9】割り込み処理を表すフローチャートである。
100 パネル
101,102,103,104 チャンネル選択ス
イッチ 105 カットオフ調整操作子 106 レゾナンス調整操作子 107,108,109,110 音量操作子 111 フェーダー操作子 112,113,114 イコライザ調整操作子 115 リバーブ操作子 116,117,118,119 パッチ選択スイッ
チ 120 フェードタイム操作子 121 ライトスイッチ 122 シンクロスイッチ 123 ディレイ操作子 124,125,126,127 パンポット操作子 200 オーディオミキサ 201 入力端子 202 パンポット回路 203 効果手段 204 音量レベル回路 205 操作子群 206 制御手段 207 記憶手段 208 切り替え回路 209 フェーダー 210 出力端子 211 フェーダー出力端子 212 演奏情報入力端子 300 設定値群 301 音量値 302 リバーブ値 303,304,305 イコライザ値 306 ディレイ値 307 パン値 308 カットオフ値 309 レゾナンス値 310 フェーダーアサイン値 311 フェードタイム値 401,402 設定値 403 補間値
イッチ 105 カットオフ調整操作子 106 レゾナンス調整操作子 107,108,109,110 音量操作子 111 フェーダー操作子 112,113,114 イコライザ調整操作子 115 リバーブ操作子 116,117,118,119 パッチ選択スイッ
チ 120 フェードタイム操作子 121 ライトスイッチ 122 シンクロスイッチ 123 ディレイ操作子 124,125,126,127 パンポット操作子 200 オーディオミキサ 201 入力端子 202 パンポット回路 203 効果手段 204 音量レベル回路 205 操作子群 206 制御手段 207 記憶手段 208 切り替え回路 209 フェーダー 210 出力端子 211 フェーダー出力端子 212 演奏情報入力端子 300 設定値群 301 音量値 302 リバーブ値 303,304,305 イコライザ値 306 ディレイ値 307 パン値 308 カットオフ値 309 レゾナンス値 310 フェーダーアサイン値 311 フェードタイム値 401,402 設定値 403 補間値
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5D062 CC01 CC13
5D108 AA09 AB09
5J092 AA02 AA57 CA41 FA20 HA26
HA38 KA34 KA67 TA01 TA06
TA07 VL04
5J500 AA02 AA57 AC41 AF20 AH26
AH38 AK34 AK67 AT01 AT06
AT07 LV04
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の演奏音それぞれを表す複数の演奏
信号が入力され、所定種類の効果を表すパラメータのパ
ラメータ値が設定されて、それら複数の演奏信号が表す
演奏音に、設定されたパラメータ値に応じた効果を施す
効果部と、 前記効果部によって効果が施された演奏音を混合し、混
合した演奏音を表す演奏信号を出力する混合部と、 前記効果部に設定されるパラメータ値を記憶するパッチ
メモリと、 所定の指示を受けて、前記効果部のパラメータ値を、そ
の指示を受けたときに設定されているパラメータ値か
ら、前記パッチメモリが記憶しているパラメータ値ま
で、1つ以上の補間値を経て移行させる設定値移行部と
を備えたことを特徴とするオーディオミキサ。 - 【請求項2】 前記設定値移行部によって前記効果部の
パラメータ値が移行される移行時間を設定する移行時間
設定部を備え、 前記設定値移行部が、前記効果部のパラメータ値を、前
記移行時間設定部によって設定された移行時間の間に、
前記指示を受けたときに設定されているパラメータ値か
ら、前記パッチメモリが記憶しているパラメータ値まで
移行させるものであることを特徴とする請求項1記載の
オーディオミキサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001436A JP2003202880A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | オーディオミキサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001436A JP2003202880A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | オーディオミキサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003202880A true JP2003202880A (ja) | 2003-07-18 |
JP2003202880A5 JP2003202880A5 (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=27641556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002001436A Pending JP2003202880A (ja) | 2002-01-08 | 2002-01-08 | オーディオミキサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003202880A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007325057A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Rohm Co Ltd | 電子ボリウム装置、電子ボリウム制御方法およびそれらを用いた電子機器 |
JP2009038835A (ja) * | 2008-11-04 | 2009-02-19 | Yamaha Corp | プログラムおよびミキサ |
US7945060B2 (en) | 2003-10-28 | 2011-05-17 | Yamaha Corporation | Parameter display method and program therefor, and parameter setting apparatus |
JP4781491B1 (ja) * | 2010-12-15 | 2011-09-28 | パイオニア株式会社 | 操作装置、再生システム、操作装置の操作方法、プログラム |
EP4085457A4 (en) * | 2020-01-04 | 2024-04-10 | Risher, Vaughan | FADE DEVICE |
-
2002
- 2002-01-08 JP JP2002001436A patent/JP2003202880A/ja active Pending
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WO2012081054A1 (ja) * | 2010-12-15 | 2012-06-21 | パイオニア株式会社 | 操作装置、再生システム、操作装置の操作方法、プログラム |
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US9781511B2 (en) | 2010-12-15 | 2017-10-03 | Pioneer Dj Corporation | Operation device operating a reproduction control system |
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