JP4441035B2 - オーディオミキサー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明に属する技術分野】
この発明は各種の複数のレコードプレーヤーやCDプレーヤーの楽曲音をリアルタイムでミキシングすることによってパフォーマンスを行う、いわゆるDJ(ディスクジョッキー)用等として利用されるオーディオミキサーに関し、特に操作性の良いオーディオミキサーを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
図15に従来のオーディオミキサーの一例を示す。図中10はオーディオミキサーの全体を指す。ここに示すオーディオミキサー10は2系統のオーディオ入力端子11と12を装備し、この2系統の入力端子11と12に入力したオーディオ信号CH1、CH2をエフェクトアルゴリズム処理部21と22及び24で適当な音響効果を付加し、更に加算処理部23で適当な加算比で加算して出力端子17から適当な混合比で加算したオーディオ信号として出力する形式のオーディオミキサーの構成を示す。
【0003】
エフェクトアルゴリズム処理部21,22,24及び加算処理部23は一般にDSPと呼ばれているデジタル演算器20を用いて構成される。つまり、入力端子11及び12から入力されるオーディオ信号(一般には双方が共にステレオ信号であり、双方の信号系路は共にステレオ信号の伝送構造で構成される)は音量調整器13、14を通じてA/D変換器15、16でデジタル信号に変換され、このデジタル信号をデジタル演算器20に入力して一方と他方のオーディオ信号に例えば残響付加、エコー付加、コーラス効果付加、歪み付加等を施し、加算処理部23で適当な加算比で加算し、更にエフェクトアルゴリズム処理部24で再び適当な音響効果(例えば音量、音色等を調整する)を付加し、D/A変換器18でアナログ信号に変換し、出力端子17からアナログのオーディオ信号として出力する。
【0004】
デジタル演算器20は主にマイクロコンピュータによって構成される制御器26によって動作モードの設定等が制御される。制御器26はよく知られているように中央演算処理装置26Aと、書き換え可能なメモリRAM26Bと、読み出し専用メモリROM26Cと、入力ポート26D、出力ポート26E等によって構成される。
入力ポート26Dにはコントロールパネル30に配置した入力操作器が接続される。入力操作器の一例として、ここで必要最小限の例を挙げるとモード切替スイッチ31と、3個のスライドボリューム32、33、34とが考えられる。モード切替スイッチ31を操作することにより、デジタル演算器20の動作モードを切替ることができる。動作モードの設定によって各エフェクトアルゴリズム処理部21、22、24は可変ローパスフィルタ、可変ハイパスフィルタ、或いは残響音を付加するエフェクタ、エコーを付加するエフェクタ、音に歪みを与えるエフェクタ等、各種のエフェクタとして設定される。
【0005】
切替られた動作モードは出力ポート26Eに接続された表示器27に表示される。利用者は表示器27に表示されたモード表示によって、どのモードに設定したかを知ることができる。モード切替スイッチ31とスライドボリューム32〜34の他にエフェクタとして動作させるための各種のパラメータを設定する入力操作器も存在するが、ここでは説明を簡素に済ませるためにその説明は省略する。
【0006】
モードの設定によって起動され制御器26を構成するマイクロコンピュータを各設定モードに従って動作させるプログラムは主にROM26Cに記憶される。モードの一例としてクロスフェードモードがある。このクロスフェードモードとは入力端子11と12に入力されている信号CH1とCH2の加算比を差動的に変更できるモードである。クロスフェードモードに設定した場合のデジタル演算器20の様子を図16に簡略化して示す。この設定モードの場合にはエフェクトアルゴリズム処理部21、22、24はスルーの状態に設定され、加算処理部23がスライドボリュームと等価な状態に置き換えられる。
【0007】
つまり、加算処理部23のクロスフェードモードではコントロールパネル30に設けたスライドボリューム32を操作することにより制御器26を介して信号CH1とCH2の音量を差動的にコントロールすることができる。従って信号CH1から信号CH2へ、また信号CH2からCH1への音量の切替を行うことができる。
この切替をクロスフェードと称している。
【0008】
図17は信号CH1から信号CH2へのクロスフェード時に各入力チャンネルのフィルタの周波数特性を変化させる機能を付加した動作モードに設定した状態を示す。このためにはエフェクトアルゴリズム処理部21と22に可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタの機能を持たせる。図17に示す例では信号CH1側のエフェクトアルゴリズム処理部21に可変ローパスフィルタ機能を持たせ、エフェクトアルゴリズム処理部22に可変ハイパスフィルタ機能を持たせた場合を示す。
【0009】
エフェクトアルゴリズム処理部21が構成する可変ローパスフィルタの遮断周波数はコントロールパネル30に設置したスライドボリューム33を摺動操作することにより周波数が高い方、及び低い方に移動させることができる。また、エフェクトアルゴリズム処理部22が構成する可変ハイパスフィルタの遮断周波数はスライドボリューム34を摺動操作することにより周波数を高くする方向及び低くする方向に操作することができる。従って、加算処理部23を制御するスライドボリューム32を信号CH1側から信号CH2側へ操作すると同時に、スライドボリューム33と34を差動的(操作子の位置を差動的に移動させる)に操作して可変ローパスフィルタと、可変ハイパスフィルタの遮断周波数を共に低くする方向に操作したとすると、信号CH1の音は中高音域を含む音が低域成分が主成分になる音に変化し、これに対して信号CH2は高音域成分のみの状態から徐々に中音域、低音域も含む音となり、音として明瞭な音に変化する。
【0010】
従って、スライドボリューム32の操作と平行してスライドボリューム33と34を差動的に操作することによって、単に音量のみによってクロスフェードする場合より音の切り替わりが自然となり、聴感上優れたクロスフェードを実現することができる。
図18はクロスフェード時に、音量が小さくなっていく側の信号のみに、残響を付加する場合の状態を示す。このためにはエフェクトアルゴリズム処理部21又は22に、リバーブ又はエコーのエフェクトを設定する。図18では、エフェクトアルゴリズム処理部21にリバーブ付加部21‐1と、リバーブが付加された音とリバーブが付加されないダイレクト音をクロスフェードする加算処理部21‐2を設定した場合を示す。
【0011】
エフェクトアルゴリズム処理部21が構成する加算処理部21‐2はコントロールパネル30に設置したスライドボリューム33を摺動操作することにより、リバーブ音(残響音)とリバーブ効果のかからないダイレクト音の加算比(ミックスバランス)を制御することができる。例としてクロスフェーダーを信号CH1側から信号CH2側に動かす際、クロスフェーダの操作と同時にスライドボリューム33をリバーブ音が0%でかつダイレクト音が100%の状態からリバーブ音が100%かつダイレクト音が0%の状態に摺動操作すると、信号CH1側の音は音量が徐々に下がっていくと共に、残響音に推移していく。一方信号CH2側の音は単純に音量が増えていく。
【0012】
これらの操作により、クロスフェードの際に単に音量を信号CH1から信号CH2に遷移させるのではなく、CH1は残響音になり、徐々に深まり、遠ざかっていきCH2の音に遷移する効果を得ることができる。これにより、より自然かつ、効果的なクロスフェードが実現することができる。
図19はデジタル演算器20をエフェクトインサートモードに設定した場合を示す。図19に示す例では信号CH2側のエフェクトアルゴリズム処理部22をスルーの状態に設定し、信号CH1側にエフェクト切替スイッチSW1とSW2を設け、このエフェクト切替スイッチSW1とSW2の切替によってエフェクトアルゴリズム処理部21が挿入される状態と、スルーの状態とに切替られる構成とした場合を示す。エフェクト切替スイッチSW1とSW2はコントロールパネル30に設けたスイッチ35の操作によって切替操作される。
【0013】
エフェクトアルゴリズム処理部21のエフェクト機能としては例えば残響音を付加するモードを設定することができる。信号CH1に残響を深く掛けるか、浅く掛けるかや、残響の減衰時間などはコントロールパネル30に設けたスライドボリューム36、及び37の操作によって制御することができる。
信号CH1に残響を付加したい場合はスイッチ35を例えば押下操作し、接点信号を制御器26に入力することによりエフェクト切替スイッチSW1とSW2を切替えて信号CH1がエフェクトアルゴリズム処理部21を通じて加算処理部23に印加される状態に切替える。これと共にスライドボリューム36、及び37を摺動操作することにより、その摺動位置によって信号CH1に残響音が付加され、残響の深さや、減衰時間を変化させることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のオーディオミキサーはその操作は主にスライドボリューム32、33、34、36、37及びスイッチ35等を操作してクロスフェードを実行したり、或いはフィルタの遮断周波数を変化させたり、或いは残響を付加する深さを変えたりするものであるから、操作が繁雑であり、操作性が悪い欠点がある。
【0015】
特に図17に示した可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタの遮断周波数を差動的に変化させ、更にクロスフェードも同時に実行しようとすれば更にもう1個のスライドボリューム32、33、34(図17参照)を同時に操作なしなければならないため、操作が繁雑である。
また、一般に図16に示した単純なクロスフェード操作を実行した場合は単純に信号CH1の音が例えば徐々に小さくなり、代わって信号CH2の音が徐々に大きくなる変化をするだけであるから音の切り替りが単調であったり、不自然でもある欠点がある。特に、信号CH1、CH2の両方の音が混ざっている状態では単純に2つの入力された楽曲が、加算された繁雑な音になってしまう。
【0016】
このため、クロスフェードを実行する場合は図17に示した可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタの遮断周波数を差動的に操作するのと同期させてクロスフェードも実行すると、音の切り替りが円滑となり、聴感を向上させることができる利点が得られる。図17に示したクロスフェードにより実際の聴感上はどういう状況になるかを以下に説明する。
入力端子11及び12に入力されるCDやレコード等の楽曲において、その楽曲で使用される楽器には、それぞれ固有の周波数帯域を持っている。例えば、バスドラムでは低音域に、シンバルでは高音域に、ギターやボーカルでは中音域にその楽器の成分が主に存在する。図17に示すように各信号系路のフィルタの遮断周波数を変化させながらのクロスフェードにより、信号CH1の音量が下がっていき、信号CH2に推移するのではなく、信号CH1側の高音域の楽器から順に音が無くなっていき、信号CH2は逆に、高音域の楽器から徐々に登場するような効果が得られる。
【0017】
また、図18に示すように、残響を残しながらのクロスフェード操作により、信号CH1の音量が下がっていくだけでなく、信号CH1の音は徐々に残響音に変化していくので、聴感上信号CH1は奥に遠ざかっていき、信号CH2の音が手前に出てくるような効果的なクロスフェードが実現できる。
然し乍ら、これを実行するには上述したように、3本のスライドボリューム32、33、34を同時に操作しなければならないため操作が難しい欠点がある。
【0018】
また、図19に示したエフェクト機能付加モードではスイッチ35を押圧操作するのと同時にエフェクタの掛かり具合を制御するスライドボリューム36を操作しなければならない。従って、この場合も操作が繁雑となり長時間の使用に際しては利用者の疲労は大きい。
この発明の目的は、上述したような従来の不都合を解消し、簡単に操作することができるオーディオミキサーを提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1では、複数の系統のオーディオ信号の各信号系路のそれぞれに挿入されたエフェクトアルゴリズム処理部と、平面上の押圧点の位置を互いに交叉する2方向の位置信号として出力する平面位置センサと、この平面位置センサが出力する2方向の位置信号を取り込んで上記エフェクトアルゴリズム処理部のそれぞれに、制御パラメータを与え、上記エフェクトアルゴリズム処理部の複数の特性を制御する制御器と、上記エフェクトアルゴリズム処理部のそれぞれから出力されるオーディオ信号を加算処理して1系統の信号として出力する加算処理部と、を具備し、上記エフェクトアルゴリズム処理部の何れか一つは可変ローパスフィルタに設定され、他の一つは可変ハイパスフィルタに設定され、これら可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタのそれぞれの遮断周波数及びそれぞれの減衰量を、上記平面位置センサの一方の位置信号と他方の位置信号によって制御すると共に、上記平面位置センサの一方の位置信号により上記加算処理部を制御し、クロスフェード機能を付加したことを特徴とするオーディオミキサーを提案する。
【0020】
この発明の請求項2では、複数の系統のオーディオ信号の各信号系路のそれぞれに挿入されたエフェクトアルゴリズム処理部と、平面上の押圧点の位置を互いに交叉する2方向の位置信号として出力する平面位置センサと、この平面位置センサが出力する2方向の位置信号を取り込んで上記エフェクトアルゴリズム処理部のそれぞれに、制御パラメータを与え、上記エフェクトアルゴリズム処理部の複数の特性を制御する制御器と、上記エフェクトアルゴリズム処理部のそれぞれから出力されるオーディオ信号を加算処理して1系統の信号として出力する加算処理部と、を具備し、上記エフェクトアルゴリズム処理部の何れか一方又は双方に残響付加機能を設定し、上記平面位置センサの一方の位置信号により残響音の音量を制御し、他方の位置信号により上記加算処理部を制御し、残響を残しながらのクロスフェードを実行できる構成としたことを特徴とするオーディオミキサーを提案する。
【0025】
【作用】
この発明のオーディオミキサーの構成によれば、平面の位置センサーを入力手段として用いたから、操作性を向上することができる。特に請求項1で提案したオーディオミキサーによればX−Yの2軸方向の位置を検出することができる平面位置センサを用いたから、この平面位置センサの一方の軸方向の位置信号により複数種のパラメータを制御し、他方の軸方向の位置検出信号により別の複数種のパラメータを制御することができる。
【0026】
従って、指先を平面位置センサ上でX方向又はY方向の何れか一方向に移動させると、その移動位置に対応して複数の制御パラメータを一度に制御することができ、一方向の動きに加えて他方向の動きを加えることにより、例えば可変フィルタの遮断周波数の制御と、可変フィルタの減衰量の制御と、クロスフェードの加算比の制御をすることができ、また1本の指先の操作で複数の音響効果を制御することができる。
【0027】
また請求項10で提案したオーディオミキサーによれば、X軸方向及びY軸方向の位置信号に加えて圧力センサを設け、この圧力センサの検出信号を音響付加手段の制御に用いたから、一つの指先の操作によって3種類のパラメータを制御できる利点が得られる。
従って、この発明のオーディオミキサーによれば指先一つで各種のパラメータを自由に制御することができるため、操作性に優れたオーディオミキサーを提案することができる利点が得られる。
【0028】
【発明の実施例の形態】
図1にこの発明で提案するオーディオミキサーの一実施例を示す。図15と対応する部分には同一符号を付して示す。この実施例の特徴とする構成はコントロールパネル30に平面位置センサ37を設けた点と、制御器26のRAM26Bに位置記憶手段26B−1を設けた点にある。
平面位置センサ37はこの例で縦、横の2軸方向の位置に対応した電圧信号EXとEYを発信する構成の平面位置センサを用いた場合を示す。つまり、押圧点Pの位置に対応した電圧信号EX、EYが制御器26の入力ポート26Dに入力され、この電圧信号EX、EYの電圧値を、例えば入力ポート26Dに設けたA/D変換器でデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を読みとって押圧点Pの位置をRAM26Bに記憶する。
【0029】
図2はこの発明で提案するオーディオミキサー10の構成をエフェクトアルゴリズム処理部21、22に設定した状態のデジタル演算器20の内部の様子を示す。この発明のオーディオミキサーは、平面位置センサ37をX−Yの2軸方向の位置に対応した電圧信号EXとEYを出力する形式の平面位置センサを用いて、複数種のパラメータを1操作で制御する。
【0030】
複数種のパラメータとしては例えばフィルタの遮断周波数を制御するパラメータ、フィルタの減衰量(利得)を制御するパラメータ、クロスフェードの加算比を制御するパラメータ等とすることができる。
図2に示す平面位置センサ37の概要を図3を用いて説明する。図3Aは平面位置センサ37の平面構造を示す。ここで用いる平面位置センサ37は,X軸方向とY軸方向に対して電圧信号EX、EYを出力する。電圧信号EXは座標(X0、Y0)においてこの例では最小値であり、座標(X1、Y0)において最大値となる(図3B)。
【0031】
位置信号EYは座標(X0、Y0)においてこの例では最小値であり、座標(X0、Y1)で最大値となる(図3C)。
従って、座標(X0、Y0)、(X1、Y0)(X0、Y1)(X1、Y1)で囲まれた範囲内で押圧点Pを与えることにより、押圧点Pの位置を位置信号EXとEYによって特定することができる。制御器26はこの電圧信号EXとEYを読み取って平面上の位置を特定し、各被制御手段としてのエフェクトアルゴリズム処理部21、22、24にその位置に対応した制御パラメータを受け渡し、その状態を制御する。
【0032】
この実施例では一方のエフェクトアルゴリズム処理部21を可変ローパスフィルタとして動作するように設定し、他方のエフェクトアルゴリズム処理部22を可変ハイパスフィルタとして動作するように設定し、更にこれら可変ローパスフィルタと、可変ハイパスフィルタの遮断周波数を位置信号EXによって制御し、可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタの減衰量を位置信号EYによって制御し、さらに加算処理部23の状態を何れか一方の位置信号例えばEXによっても制御する構成とした場合を示す。
【0033】
まず、この実施例では平面位置センサ37のY0近くを操作した場合はエフェクトアルゴリズム処理部21と22はフィルタ特性を持たず、周波数特性は平坦な特性を呈する。つまり図4に示す軌跡M1を操作した場合は単に加算処理部23が制御されて図3に示した音量のみのクロスフェード動作が実行される。図5に示す曲線J1とJ2は加算処理部23の制御特性を示す。
この加算処理部23の制御特性J1とJ2は操作位置がY軸方向の何れの位置に移動しても不変である。
【0034】
一方、図4に示す軌跡M2を操作した場合には加算処理部23によるクロスフェード動作に加えて、エフェクトアルゴリズム処理部21と22は可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタとして動作する。図5Aに示す曲線LOはエフェクトアルゴリズム処理部21に設定した可変ローパスフィルタの遮断周波数FCが変化する様子を示す。また図5Bに示す曲線Hiはエフェクトアルゴリズム処理部22に設定した可変ハイパスフィルタの遮断周波数FCが変化する様子を示す。
【0035】
可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタの各遮断周波数FCは平面位置センサ37に与える押圧点Pの位置を図4に示す軌跡M2に沿って移動させると図6Aに示す状態から、図6Bの状態を経て図6Cに示す状態に変化する。
従って、この場合には信号CH1は押圧点Pが(X0、Y1)に位置している場合は低音、中音、高音を含む信号で出力されるが、押圧点Pの位置が軌跡M2の中間点に達すると、高音成分が除去され低音と中音の信号となる。押圧点Pの位置が(X1、Y1)の位置に達すると、信号CH1は低音のみの音となるが、加算処理部23のクロスフェード機能により無音になる。
【0036】
一方信号CH2側は押圧点が(X0、Y1)に位置している場合は、ハイパス特性によって高音のみの音であるが、加算処理部23のクロスフェード機能により無音である。押圧点Pの位置が軌跡M2の中間点に近づくと、高音の音に中音の音が加わり(X1、Y1)に達すると低音、中音、高音を含む音に変化する。このとき信号CH1は無音となる。
次に可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタの減衰量の制御に関して説明する。図4に示す軌跡M3を描いた場合は可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタの各減衰量が図5に示すG1、G2、G3のように漸次小さくなる方向に変化し、押圧点Pが(X0、Y0)に近づくに従って、フィルタの特性は平坦化し、(X0、Y0)の位置ではフィルタ特性は平坦となる。
【0037】
このように、図2に示した実施例によれば一つの指先でクロスフェードの制御に加えて、可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタの遮断周波数FCを差動的に変化させる制御と、フィルタの減衰量を変化させる制御を行うことができる。よって、例えば図4に示す軌跡M4を描くことにより、クロスフェードと共に、ローパスフィルタとハイパスフィルタの遮断周波数及びこれら可変ローパスフィルタと、可変ハイパスフィルタの減衰量を同時に変化させることができる。
【0038】
図7にオーディオミキサーの他の実施例を示す。このオーディオミキサーは、複数の信号系路に設けたエフェクトアルゴリズム処理部の何れか一つ、又は全部にリバーブ又はディレイ等の残響付加機能を設定し、平面位置センサ37の一方の位置信号により残響音の音量を制御し、他方の位置信号により加算処理部を制御し、残響を残しながらのクロスフェードを実行できる構成を提案するものである。
【0039】
図7に示す実施例では、信号系路の一つに挿入したエフェクトアルゴリズム処理部21にリバーブ効果を付加する機能21‐1と、このリバーブを付加する機能部21−1でリバーブを付加した信号と、リバーブが付加されないダイレクト信号とをクロスフェードして取り出す加算処理部21‐2とを設定した場合を示す。
加算処理部21‐2を平面位置センサ37の一方の位置信号、例えばEYによって制御し、加算処理部23を他方の位置信号EXによって制御する。図9と図10に加算処理部21‐2と23の制御の様子を示す。図9に示す例では加算処理部21‐2は平面位置センサ37のY0を押圧すると、ダイレクト音が100%選択され、Y0からY1に向かって押圧点を移動させることにより、ダイレクト音のレベルが漸次減少し、代わってリバーブ音が付加された音のレベルが上昇する制御が実行される。
【0040】
加算処理部23は図2の実施例での説明と同様にX0とX1の間を操作することにより信号CH1とCH2をクロスフェードするように制御される。
従って、図8に示す軌跡M1を描くことにより、信号CH1とCH2のクロスフェードを行うことができ、また軌跡M3を描くことにより信号CH1とCH2の単なるクロスフェードに加えて、信号CH1のリバーブ音とダイレクト音のクロスフェードも実行させることができる。
【0041】
例えばX0、Y0の位置から軌跡M3を描いた場合、初期位置X0、Y0の位置では信号CH1のダイレクト音が出力され、軌跡がY1方向に近づくに従ってリバーブ音が掛かり始め、また信号CH1の全体のレベルも低下する。これに代わって信号CH2のレベルが上昇する。この結果、信号CH1はリバーブがかけられた音に変化しながら同時に音のレベルも漸次低下し、最終的には信号CH2に切り替わる。この状況は信号CH1の音源が漸次遠ざかっていくのと同時に、信号CH2の音源が現れてくるように聴こえる。
【0042】
軌跡M3を逆向きに描いた場合は、信号CH2から信号CH1にクロスフェードするのと同時に信号CH1の音は小さなリバーブ音で聴え始め、そのリバーブ音は、漸次音量を上げながらダイレクト音に変化し、最後には信号CH1のダイレクト音のみが残る状態に変化する。従って、この場合は信号CH1の音源が遠方から近づいてくるように聴こえ、信号CH2の音は漸次消えていくように聴こえる。これらの制御をこの発明によれば指先1本で行うことができる。
【0043】
尚、信号系路の双方に残響付加機能を設定した場合には信号CH1とCH2の双方が交互に遠方から近づく状態と、遠方に遠ざかる状態を再現することができる。
図11はこの発明の更に他の実施例を示す。この実施例では図19に示したエフェクタを備えたオーディオミキサーにこの発明を適用した実施例を示す。つまり、この実施例では信号CH2の系路に挿入されているエフェクトアルゴリズム処理部22をスルーの状態に設定すると共に、加算処理部23の加算比はコントロールパネル30に設けたスライドボリューム32によって制御する構成とし、更に制御器26にタッチオン検知手段26Fを設け、このタッチオン検知手段26Fにより平面位置センサ37に押圧点Pが与えられたことを検出する。
【0044】
平面位置センサ37に押圧点Pが与えられたことを検知すると、制御器26はエフェクト切替スイッチSW1とSW2を切替え、エフェクトアルゴリズム処理部21を信号CH1の系路に挿入する。エフェクトアルゴリズム処理部21は例えば残響音を付加するエフェクタ、或いはエコーを付加するエフェクタ、更にはコーラス効果を付加するエフェクタ等に設定することができる。ここでは残響音を付加するエフェクタに設定したとして説明する。
【0045】
平面位置センサ37に押圧点Pを与えない状態ではエフェクトアルゴリズム21はスルーとされエフェクト効果がかからない状態となる。
この状態で平面位置センサ37に押圧点Pを与えると、制御器26に設けたタッチオン検出手段26Fがタッチオンを検出し、エフェクト切替スイッチSW1とSW2を切替え、エフェクトアルゴリズム処理部21を信号CH1の系路に挿入する。
【0046】
エフェクトアルゴリズム処理部21は上述したように残響音を付加するエフェクタに設定されている。この場合、平面位置センサ37のX方向の位置信号EXにより残響の減衰時間TRB(図12)を可変制御し、Y方向の位置信号EYにより残響の深さDを制御するように構成することができる。
例としては平面位置センサ37のX方向に関してX1側に近づくほど、残響の減衰時間が長くなる方向に制御し、また、Y方向に関してY1に近づくほど、残響の深度Dが大きくなる方向に制御するように構成することができる。
【0047】
従って、この実施例によればいわゆるワンタッチで残響をつけるか否かを制御できることと、残響の掛かり具合を合わせて調整することができる。エフェクトアルゴリズム処理部21に各種のエフェクタ、例えばエコーを付加するエフェクタ或いは歪みを付加するエフェクタ等を設定することにより、各エフェクタの2つのパラメータと、エフェクトの挿入のオン・オフを同時に制御することができる。
【0048】
図13はオーディオミキサーの他の実施例を示す。この実施例では入力信号を2系統以上のこの例では4系統にし、各信号CH1〜CH4をエフェクトアルゴリズム処理部21A、22A、21B、22Bを通じて加算処理手段23A,23Bと23Cで加算処理して出力する構成とした場合を示す。
図14は、この発明のオーディオミキサーの他の実施例を示す。この実施例では平面位置センサ37に圧力センサ37Aを付設し、この圧力センサ37Aの検出信号によって、例えば可変利得増幅器として設定したエフェクトアルゴリズム処理部24の利得を制御し、押圧点Pに与える圧力によって音量を制御するように構成した場合を示す。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば平面位置センサによって操作する構成としたから、操作性がよく、誰にでも簡単に操作することができるオーディオミキサーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】 図1に示した実施例の一つの動作モードを説明するためのブロック図。
【図3】 図2に示した実施例に用いた平面位置センサの概要を説明するための平面図。
【図4】 図2に示した実施例に用いた平面位置センサの操作の様子を説明するための平面図。
【図5】 図2に示した実施例の動作を説明するためのグラフ。
【図6】 図2に示した実施例に用いた、ローパスフィルタとハイパスフィルタの動作を説明するためのグラフ。
【図7】 この発明のオーディオミキサーの他の実施例を示すブロック図。
【図8】 図7に示した実施例の操作の一例を説明するための図。
【図9】 図7に示した実施例の動作を説明するためのグラフ。
【図10】 図9と同様の図。
【図11】 この発明のオーディオミキサーの他の実施例を示すブロック図。
【図12】 図11に示した実施例の動作を説明するためのグラフ。
【図13】 この発明の変形実施例を説明するためのブロック図。
【図14】 この発明の更に他の変形実施例を説明するためのブロック図。
【図15】 従来の技術を説明するためのブロック図。
【図16】 従来の技術の一つの動作モードを説明するためのブロック図。
【図17】 従来の技術の他の動作モードを説明するためのブロック図。
【図18】 従来の技術の更に他の動作モードを説明するためのブロック図。
【図19】 従来の技術の更に他の動作モードを説明するためのブロック図。
【符号の説明】
10 オーディオミキサー
11、12 入力端子
13、14 音量調整器
15、16 A/D変換器
17 出力端子
18 D/A変換器
20 デジタル演算器
21、22、24 エフェクトアルゴリズム処理部
23 加算処理部
26 制御器
27 表示器
30 コントロールパネル
37 平面位置センサ

Claims (7)

  1. A、複数の系統のオーディオ信号の各信号系路のそれぞれに挿入されたエフェクトアルゴリズム処理部と、
    B、平面上の押圧点の位置を互いに交叉する2方向の位置信号として出力する平面位置センサと、
    C、この平面位置センサが出力する2方向の位置信号を取り込んで上記エフェクトアルゴリズム処理部のそれぞれに、制御パラメータを与え、上記エフェクトアルゴリズム処理部の複数の特性を制御する制御器と、
    D、上記エフェクトアルゴリズム処理部のそれぞれから出力されるオーディオ信号を加算処理して1系統の信号として出力する加算処理部と、を具備し
    上記エフェクトアルゴリズム処理部の何れか一つは可変ローパスフィルタに設定され、他の一つは可変ハイパスフィルタに設定され、これら可変ローパスフィルタと可変ハイパスフィルタのそれぞれの遮断周波数及びそれぞれの減衰量を、上記平面位置センサの一方の位置信号と他方の位置信号によって制御すると共に、上記平面位置センサの一方の位置信号により上記加算処理部を制御し、クロスフェード機能を付加したことを特徴とするオーディオミキサー
  2. A、複数の系統のオーディオ信号の各信号系路のそれぞれに挿入されたエフェクトアルゴリズム処理部と、
    B、平面上の押圧点の位置を互いに交叉する2方向の位置信号として出力する平面位置センサと、
    C、この平面位置センサが出力する2方向の位置信号を取り込んで上記エフェクトアルゴリズム処理部のそれぞれに、制御パラメータを与え、上記エフェクトアルゴリズム処理部の複数の特性を制御する制御器と、
    D、上記エフェクトアルゴリズム処理部のそれぞれから出力されるオーディオ信号を加算処理して1系統の信号として出力する加算処理部と、を具備し、
    上記エフェクトアルゴリズム処理部の何れか一方又は双方に残響付加機能を設定し、上記平面位置センサの一方の位置信号により残響音の音量を制御し、他方の位置信号により上記加算処理部を制御し、残響を残しながらのクロスフェードを実行できる構成としたことを特徴とするオーディオミキサー。
  3. 請求項1又は2記載のオーディオミキサーにおいて、上記平面位置センサの押圧点の解除時は上記エフェクトアルゴリズム処理部をスルーの状態に制御する構成としたことを特徴とするオーディオミキサー。
  4. 請求項1乃至記載の、オーディオミキサーの何れかにおいて、上記平面位置センサが出力する位置信号を記憶する位置記憶手段を上記制御器に設け、任意の位置を記憶できる構成としたことを特徴とするオーディオミキサー。
  5. 請求項1乃至記載の、オーディオミキサーの何れかにおいて、上記制御器及び加算処理部及びエフェクトアルゴリズム処理部はデジタル演算器によって構成したことを特徴とするオーディオミキサー。
  6. 請求項1乃至記載のオーディオミキサーの何れかにおいて上記オーディオ入力信号は2系統以上の複数とされ、これら複数の系統のオーディオ入力信号を上記平面位置センサの位置信号によって加算比を決定し、混合して1系統の信号として出力することを特徴とするオーディオミキサー。
  7. 請求項1乃至記載のオーディオミキサーにおいて、上記位置センサは押圧点の押圧力を検出する圧力センサを備え、圧力センサの検出信号によりエフェクトアルゴリズム処理部を制御する構成としたことを特徴とするオーディオミキサー。
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