JP2015076625A - 制御装置、制御方法、プログラム - Google Patents

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英輝 宮田
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Abstract

【課題】安価な構成で、且つ事前準備を必要とすることなく、楽曲のリミックス操作を容易に行うことが可能な制御装置、制御方法、プログラムを提供する。【解決手段】本発明の制御装置を適用したDJコントローラー2は、両端に割り当てられた第1の音源および第2の音源の出力割合を変化させるクロスフェーダー23と、クロスフェーダー23の操作位置を検出する検出部22と、検出したクロスフェーダー23の操作位置に応じて、第1の音源の出力を変換するフィルター回路の周波数特性と、第2の音源の出力を変換するフィルター回路の周波数特性をそれぞれ変化させる制御部24と、を備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、DJコントローラーなど、楽曲のリミックス操作を行う制御装置、制御方法、プログラムに関するものである。
従来、この種の技術として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1には、リミックスパターンデータに含まれるオリジナルテンポに基づいて、音素材のテンポをマスタテンポに合わせるための再生速度制御を行い、リミックスパターンデータに含まれるキーとマスターキーとの差および再生速度の制御量に基づいて、音素材のキーをマスターキーに合わせるための音高制御を行う技術が開示されている。
特開2008−164932号公報
ところが、上記特許文献1の技術は、複雑な処理が必要であるため、高価なプロセッサーを必要とする。また、リミックスパターンデータを必要とするため、事前準備が必要となる。
本発明は、上記の問題点に鑑み、安価な構成で、且つ事前準備を必要とすることなく、楽曲のリミックス操作を容易に行うことが可能な制御装置、制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の制御装置は、任意の音源に対する操作を行う操作部と、操作部の操作位置を検出する検出部と、検出した操作部の操作位置に応じて、任意の音源の出力割合を変化させると共に、任意の音源の出力を変換するフィルター回路の周波数特性を変化させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
上記の制御装置において、前記操作部は、第1の音源および第2の音源に対する操作を行うものであり、前記制御部は、前記操作部の操作位置に応じて、前記第1の音源および前記第2の出力割合を変化させると共に、前記第1の音源および前記第2の音源の少なくとも一方に対する前記フィルター回路の周波数特性を変化させることを特徴とする。
上記の制御装置において、前記操作部は、前記第1の音源および前記第2の音源に対するクロスフェード操作を行うものであり、前記制御部は、前記操作部の操作位置に応じて、前記第1の音源の出力割合と、前記第2の音源の出力割合を相反するように変化させると共に、前記第1の音源に対する前記フィルター回路の周波数特性と、前記第2の音源に対する前記フィルター回路の周波数特性を相反するように変化させることを特徴とする。
上記の制御装置において、操作部の移動に伴う各音源の周波数特性の変化を示すクロスフェードカーブを設定するクロスフェードカーブ設定部をさらに備え、制御部は、クロスフェードカーブに基づいて、各音源に対するフィルター回路の周波数特性を変化させることを特徴とする。
上記の制御装置において、制御部は、各音源について、出力割合の変化とフィルター回路の周波数特性の変化が略反比例するように制御を行うことを特徴とする。
上記の制御装置において、制御部は、操作部の操作位置に応じ、当該操作部の操作位置を指示するMIDIコードと、第1の音源および第2の音源に対するフィルター回路の周波数特性を指示するMIDIコードを同時生成し、制御部により生成したMIDIコードを外部に出力する出力部をさらに備えたことを特徴とする。
上記の制御装置において、フィルター回路は、ハイパスフィルターであり、周波数特性は、当該ハイパスフィルターのカットオフ周波数であることを特徴とする。
本発明の制御方法は、任意の音源に対する操作を行う操作部を備えた制御装置の制御方法であって、操作部の操作位置を検出する検出ステップと、検出した操作部の操作位置に応じて、任意の音源の出力割合を変化させると共に、任意の音源の出力を変換するフィルター回路の周波数特性を変化させる制御ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記の制御方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るDJシステムのシステム構成図である。 DJコントローラーの機能構成を示すブロック図である。 DJコントローラーのミキサー領域における一部の操作部を示す平面図である。 クロスフェーダーの操作位置に応じて出力されるMIDIコードの一例を示す表である。 クロスフェーダーの操作位置と、各デッキに対するハイパスフィルターのカットオフ周波数の関係を示す説明図である。 フィルター特性のパターン1とパターン2を示す図である。 フィルター特性のパターン3とパターン4を示す図である。 音量特性のパターン1とパターン2を示す図である。 音量特性のパターン3とパターン4を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る制御装置、制御方法、プログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、本発明の制御装置を、DJコントローラーに適用した場合について例示する。
図1は、本発明の一実施形態に係るDJシステムSYのシステム構成図である。DJシステムSYは、DJアプリケーションがインストールされたパーソナルコンピューター(以下、「PC」と称する)1と、当該PC1と接続されたDJコントローラー2と、を備えている。
PC1には、DJアプリケーションがインストールされている。また、PC1には、楽曲(音源)の楽曲データ(音声信号)と、当該楽曲データに紐付けられたメタデータ(楽曲解析情報)が記憶されている。もちろん、他の記憶媒体またはソース機器から楽曲データやメタデータを取得する構成としても良い。
一方、DJコントローラー2は、左右2つのデッキ領域2Aと、その中間に位置するミキサー領域2Bと、を備えている。各デッキ領域2Aでは、ジョグダイヤルや操作ボタン等の操作部により、楽曲の再生制御や各種演出効果を実行するための各種操作が行われる。また、ミキサー領域2Bでは、フェーダーやツマミ等の操作部により、楽曲のリミックス操作をはじめ、各デッキにアサインされた楽曲の音量調節や各種レベル調節が行われる。
また、DJコントローラー2は、PC1に対し、ユーザーの操作に応じたMIDIコードを送信する。特に本実施形態では、ユーザーによるクロスフェーダー23(操作部)の操作に対応して複数のMIDIコードを送信する。ここで、クロスフェーダー23とは、ユーザーによる操作位置の移動に伴って、クロスフェーダー23の両端に割り当てられた各音源の出力割合(音量)を調節するものである。本実施形態は、このクロスフェーダー23の操作により、音量だけでなく、ハイパスフィルターの周波数特性を制御できることを特徴とする。詳細については、後述する。
次に、図2を参照し、DJコントローラー2の機能構成について説明する。DJコントローラー2は、主な機能構成として、クロスフェーダーカーブ設定部(以下、「CFカーブ設定部」と称する)21、検出部22、制御部24および出力部25を備えている。
CFカーブ設定部21は、各音源(クロスフェーダー23の両端に割り当てられた第1の音源および第2の音源)の、クロスフェーダー23の移動に伴うカットオフ周波数の変化(以下、「フィルター特性」と称する)と、出力割合の変化(以下、「音量特性」と称する)を示すクロスフェードカーブを設定する。本実施形態では、フィルター特性として、図6(a),(b)、図7(a),(b)に示すパターン1〜4のいずれかのクロスフェードカーブを設定可能であるものとする。また、音量特性として、図8(a),(b)、図9(a),(b)に示すパターン1〜4のいずれかのクロスフェードカーブを設定可能であるものとする。なお、CFカーブ設定部21は、PC1またはDJコントローラー2の操作により設定可能である。また、物理的な操作部(例えば、ツマミ)により設定可能としても良いし、GUI(Graphical User Interface)として表示された操作部により設定可能としても良い。
検出部22は、クロスフェーダー23の操作位置を検出する。図3に示すように、クロスフェーダー23は、直線状に設けられた移動経路23b上を、移動操作部23aが移動する構成となっており、その移動操作部23aの位置が操作位置となる。音量の変化については、既存のものと同様である。つまり、クロスフェーダー23の左端に「デッキ1」(第1の音源)の音源が割り当てられ、クロスフェーダー23の右端に「デッキ2」(第2の音源)の音源が割り当てられている場合、移動操作部23aが左端にある場合は、「デッキ1」の音量がMAX、「デッキ2」の音量がMINとなる。そして、移動操作部23aが徐々に右側に移動するにしたがって、「デッキ1」の音量が徐々に小さくなり、「デッキ2」の音量が徐々に大きくなる。最終的に、移動操作部23aが右端に達すると、「デッキ1」の音量がMIN、「デッキ2」の音量がMAXとなる。
制御部24は、検出部22により検出したクロスフェーダー23の操作位置に応じて、クロスフェーダー23に割り当てられた各音源の出力割合(音量)と、各音源の出力を変化させるハイパスフルターのカットオフ周波数(フィルター回路の周波数特性)と、を変化させる。上述のとおり、「デッキ1」の音量と「デッキ2」の音量は、クロスフェーダー23の移動に伴い、相反するように(略反比例するように)変化させるが、これと同様に、「デッキ1」のカットオフ周波数と「デッキ2」のカットオフ周波数も相反するように変化させる。
また、制御部24は、任意の音源に対する音量とハイパスフルターのカットオフ周波数を相反するように(略反比例するように)変化させる。つまり、クロスフェーダー23の一端に割り当てられた「デッキ1」の音量が徐々に小さくなるにつれて、「デッキ1」のハイパスフルターのカットオフ周波数を徐々に大きくする。このとき、同時にクロスフェーダー23の他端に割り当てられた「デッキ2」の音量が徐々に大きくなるが、「デッキ2」のハイパスフルターのカットオフ周波数は徐々に小さくする。
また、制御部24は、クロスフェーダー23の操作位置に応じ、当該クロスフェーダー23の操作位置を指示するMIDIコードと、各音源に対するハイパスフルターのカットオフ周波数を指示するMIDIコードを同時生成する。つまり、図3に示したように、クロスフェーダー23の両端に「デッキ1」と「デッキ2」が割り当てられている場合、図4に示すように、クロスフェーダー23の操作位置(または操作範囲)を示すMSBとLSBの組合せと、「デッキ1」に対するハイパスフルターのカットオフ周波数を示すMSBとLSBの組合せと、「デッキ2」に対するハイパスフルターのカットオフ周波数を示すMSBとLSBの組合せを同時に生成する。出力部25は、制御部24により生成したMIDIコードをPC1(外部)に出力する。
なお、図4はMIDIコードの一例を示したものであり、これに限るものではない。例えば、図4のMIDIコードを増やして分解能(カットオフ周波数の変化のステップ幅)を高くしたり、逆にMIDIコードを間引いて分解能を低くしても良い。また、図4の例では、MSBとLSBの組合せとなる2バイトのMIDIコードを例示したが、1バイトのMIDIコードでも良い。
次に、図3を参照し、DJコントローラー2のミキサー領域2Bに設けられた一部の操作部について説明する。ミキサー領域2Bの下端部には、クロスフェーダー23が設けられている。上述のとおり、このクロスフェーダー23の操作により、「デッキ1」と「デッキ2」に対し、それぞれ音量特性とフィルター特性を可変可能となっている。また、クロスフェーダー23の近傍には、ON/OFF切り替えボタン26が設けられている。ON/OFF切り替えボタン26がON状態(点灯状態)の場合、クロスフェーダー23の操作に伴って、音量特性とフィルター特性を可変制御する。一方、ON/OFF切り替えボタン26がOFF状態(非点灯状態)の場合、クロスフェーダー23の操作に伴って、音量特性のみを可変制御する。
次に、図5を参照し、クロスフェーダー23の操作に伴う、ハイパスフィルターのカットオフ周波数の変化について説明する。ここでは、CFカーブ設定部21により、フィルター特性としてパターン1(図6(a))が選択された場合を例示している。同図に示すように、クロスフェーダー23の左端と右端にそれぞれ「デッキ1」と「デッキ2」の音源が割り当てられている場合、移動操作部23aが左端にある場合は、「デッキ1」のカットオフ周波数がセンター値(MINまたは「0」)、「デッキ2」のカットオフ周波数がMAXとなる。そして、移動操作部23aが徐々に右側に移動するにしたがって、「デッキ1」のカットオフ周波数が徐々に大きくなり、「デッキ2」のカットオフ周波数が徐々に小さくなる。最終的に、移動操作部23aが右端に達すると、「デッキ1」のカットオフ周波数がMAX、「デッキ2」のカットオフ周波数がセンター値となる。
なお、フィルター特性は、パターン1(図6(a))のように、直線的に変化するもの以外に、パターン2(図6(b))のように、「デッキ1」のカットオフ周波数の立ち上がり終了が緩やかで、且つ「デッキ2」のカットオフ周波数の立下り開始が緩やかなもの、パターン3(図7(a))のように、「デッキ1」のカットオフ周波数の立ち上がり開始が緩やかで、且つ「デッキ2」のカットオフ周波数の立下り終了が緩やかなもの、パターン4(図7(b))のように、移動操作部23aが左端から右端に移動する場合、クロスフェーダー23の操作位置が中央位置手前で「デッキ1」のカットオフ周波数の立ち上がりが終了し、且つクロスフェーダー23の操作位置が中央位置を越えた辺りから「デッキ2」のカットオフ周波数の立下りが開始するものなど、複数のパターンの中から選択・設定可能である。
同様に、音量特性も、パターン1(図8(a))のように、直線的に変化するもの、パターン2(図8(b))のように、「デッキ1」の音量の立ち下がり開始が緩やかで、且つ「デッキ2」の音量の立ち上がり終了が緩やかなもの、パターン3(図9(a))のように、「デッキ1」の音量の立下り終了が緩やかで、且つ「デッキ2」の音量の立ち上がり開始が緩やかなもの、パターン4(図9(b))のように、移動操作部23aが左端から右端に移動する場合、クロスフェーダー23の操作位置が中央位置を越えた辺りから「デッキ1」の音量の立下りが開始し、且つクロスフェーダー23の操作位置が中央位置手前で「デッキ2」の音量の立ち上がりが終了するものなど、複数のパターンの中から選択・設定可能である。
なお、フィルター特性と音量特性は、それぞれパターン1〜4から(合計16種類の組合せの中から)選択するのではなく、パターン1〜4の4種類から選択する構成としても良い。このとき、フィルター特性のパターン1と音量特性のパターン1、フィルター特性のパターン2と音量特性のパターン2、のように同じパターン番号同士で設定される。
なお、請求項における「音量の変化とフィルター回路の周波数特性の変化が相反するように制御を行う」とは、図6,7に示したフィルター特性と、図8,9に示した音量特性との組合せがいずれであっても(合計16種類の組合せのいずれであっても)該当するものである。
また、各音源に対するフィルター特性と音量特性が、正反比例の関係となるように、パターン1〜4の4種類から選択する構成としても良い。この場合、フィルター特性のパターン1(図6(a))に対応して音量特性のパターン1(図8(a))が設定される(逆に、音量特性のパターン1が選択された場合、フィルター特性のパターン1が設定される構成としても良い)。また、フィルター特性のパターン2(図6(b))に対応して、音量特性のパターン3(図9(a))が設定され、フィルター特性のパターン3(図7(a))に対応して、音量特性のパターン2(図8(b))が設定される。また、特に図示しないが、フィルター特性のパターン4(図7(b))に対応して、クロスフェーダー23の操作位置が中央位置手前までに「デッキ1」の音量の立ち下がりが終了し、且つクロスフェーダー23の操作位置が中央位置を越えた辺りから「デッキ2」の音量の立ち上がりが開始するカーブが設定される。
また、フィルター特性および音量特性共に、「デッキ1」と「デッキ2」の特性(フェーダーカーブ)を、それぞれ個別に選択・設定可能としても良い。
以上説明したとおり、本実施形態のDJコントローラー2は、一度の操作で、音量(クロスフェーダー23の操作位置)を指示するMIDIコードと、各音源に対するカットオフ周波数を指示するMIDIコードを同時出力することができる。これにより、楽曲のリミックス時に使用される複雑なDJパフォーマンス(2以上の音源に対する、音量調節とハイパスフィルターのカットオフ周波数の調節)を、クロスフェーダー23だけの操作で容易に実現することができる。また、それにより、他の演出効果を実効させるための操作を同時に行うことができるため、さらに高度なDJパフォーマンスを実現することができる。また、初心者であっても、気軽にDJミックスを楽しむことができる。
また、クロスフェーダー23の操作位置に応じた複数のMIDIコードを送信するだけの処理であるため、DJコントローラー2(制御部24)の制御負荷を軽減できる。また、本発明を実現するために、楽曲を解析したり、リミックス用のパターンデータを用意したりする必要がないため、DJの事前準備の負担を軽減できる。
なお、上述の実施形態では、本発明を実現するための操作部として、横方向に直線移動するクロスフェーダー23を例示したが(図3参照)、縦方向に直線移動するものであっても良い。また、移動操作部が曲線移動する操作部(ロータリー型操作部)など、他の形態の操作部を用いても良い。但し、移動経路が1本の線であって、その線上を移動操作部が移動する形態のものが好ましい。さらに操作部は、物理的に設けられたものではなく、GUI(Graphical User Interface)として表示されたものでも良い。
また、クロスフェーダー23ではなく、単なるフェーダーに本発明を適用しても良い。この場合、フェーダーの操作位置に応じて、フェーダーに割り当てられた任意の1以上の音源に対する音量およびフィルター回路の周波数特性を変化させることになる。この場合、各音源に対する音量とフィルター回路の周波数特性を相反するように(略反比例するように)変化させることが好ましい。また、当該機能を有するフェーダーを複数搭載することで、クロスフェード操作を容易に行うことができる。
また、上記の実施形態では、クロスフェーダー23の両端に、それぞれ1の音源(「デッキ1」と「デッキ2」)を割り当てた場合を例示したが、2以上の音源(チャンネル)を割り当てることも可能である。つまり、請求項における「第1の音源」および「第2の音源」は、それぞれ複数のデッキ(2以上のチャンネル)にアサインされた複数の音源を指すものであっても良い。
また、上記の実施形態では、クロスフェーダー23の両端に割り当てられた「デッキ1」と「デッキ2」の両方の音源に対するフィルター特性を変化させたが、いずれか一方の端に割り当てられた音源のみを対象として、フィルター特性を変化させても良い。つまり、クロスフェーダー23の操作に伴い、「デッキ1」と「デッキ2」の両方に対する音量特性を変化させるが、フィルター特性については、「デッキ1」と「デッキ2」のいずれか一方のみを変化させる構成としても良い。
また、上記の実施形態では、ハイパスフルターのカットオフ周波数を可変する制御を例示したが、他のフィルター回路(ローパスフィルターやバンドパスフィルターなど)の周波数特性を可変する制御としても良い。また、クロスフェーダー23の操作だけで、音量と、ハイパスフルターおよびローパスフィルターの周波数特性を変化させるなど、複数のフィルター回路を組み合わせた制御としても良い。
また、上記の実施形態では、ハイパスフルターのカットオフ周波数を、「デッキ1」と「デッキ2」で共に、センター値からMAXの間で可変したが、開始値と終了値を各デッキで異なる値としても良い。また、開始値と終了値をユーザーが設定可能としても良い。
また、上記の実施形態では、CFカーブ設定部21により、ユーザーのニーズまたは好みに応じてフィルター特性(CFカーブ)を設定可能であるものとしたが、楽曲データに紐付けられたメタデータ(楽曲解析情報)を取得し、当該メタデータに応じて、適切なフィルター特性(CFカーブ)を設定しても良い。この場合、メタデータは、PC1からDJコントローラー2に対し、MIDI規格のコマンドにより送信されることが好ましい。
また、上述の実施形態に示したDJコントローラー2の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターをDJコントローラー2の各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。
また、上記の実施形態では、本発明の制御装置をDJコントローラー2に適用したが、DJプレーヤーやDJ複合機器(DJプレーヤーとミキサーの一体型モデル)に適用しても良い。また、DJ機器以外のMIDIシーケンサ等に適用しても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1:PC 2:DJコントローラー 21:CFカーブ設定部 22:検出部 23:クロスフェーダー 23a:移動操作部 23b:移動経路 24:制御部 25:出力部 26:ON/OFF切り替えボタン 2A:デッキ領域 2B:ミキサー領域 SY:DJシステム

Claims (9)

  1. 任意の音源に対する操作を行う操作部と、
    前記操作部の操作位置を検出する検出部と、
    検出した前記操作部の操作位置に応じて、前記任意の音源の出力割合を変化させると共に、前記任意の音源の出力を変換するフィルター回路の周波数特性を変化させる制御部と、を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記操作部は、第1の音源および第2の音源に対する操作を行うものであり、
    前記制御部は、前記操作部の操作位置に応じて、前記第1の音源および前記第2の出力割合を変化させると共に、前記第1の音源および前記第2の音源の少なくとも一方に対する前記フィルター回路の周波数特性を変化させることを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記操作部は、前記第1の音源および前記第2の音源に対するクロスフェード操作を行うものであり、
    前記制御部は、前記操作部の操作位置に応じて、前記第1の音源の出力割合と、前記第2の音源の出力割合を相反するように変化させると共に、前記第1の音源に対する前記フィルター回路の周波数特性と、前記第2の音源に対する前記フィルター回路の周波数特性を相反するように変化させることを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記操作部の移動に伴う各音源の周波数特性の変化を示すクロスフェードカーブを設定するクロスフェードカーブ設定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記クロスフェードカーブに基づいて、各音源に対する前記フィルター回路の周波数特性を変化させることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記制御部は、各音源について、前記出力割合の変化と前記フィルター回路の周波数特性の変化が相反するように制御を行うことを特徴とする請求項3または4に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記操作部の操作位置に応じ、当該操作部の操作位置を指示するMIDIコードと、前記第1の音源および前記第2の音源に対する前記フィルター回路の周波数特性を指示するMIDIコードを同時生成し、
    前記制御部により生成した前記MIDIコードを外部に出力する出力部をさらに備えたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記フィルター回路は、ハイパスフィルターであり、前記周波数特性は、当該ハイパスフィルターのカットオフ周波数であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 任意の音源に対する操作を行う操作部を備えた制御装置の制御方法であって、
    前記操作部の操作位置を検出する検出ステップと、
    検出した前記操作部の操作位置に応じて、前記任意の音源の出力割合を変化させると共に、前記任意の音源の出力を変換するフィルター回路の周波数特性を変化させる制御ステップと、を実行することを特徴とする制御方法。
  9. コンピューターに、請求項8に記載の制御方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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