JP6280714B2 - 制御装置、コマンド生成方法、プログラム - Google Patents

制御装置、コマンド生成方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、DJコントローラーなど、楽曲の再生制御を行う制御装置、コマンド生成方法、プログラムに関するものである。
従来、この種の技術として、例えば特許文献1および特許文献2が知られている。特許文献1には、ユーザーにより指定された先頭拍位置およびビート間隔と、音声信号の振幅値に基づいて次の拍位置を順次検出し、各拍位置においてMIDI(登録商標)クロックを生成する技術が開示されている。また、特許文献2には、MIDIクロックを利用して、複数の機器によるシンク演奏を行う技術が開示されている。
一方、DJ機器の一種として、PC(DJアプリケーション)の制御を行うDJコントローラーが知られている。通常、DJコントローラーでは、ボタンやツマミなどの操作子を操作するとき、それぞれの操作子に割り当てられた1つのMIDIコードを出力する。PC側では、出力されたMIDIコードに紐付けられた所定の動作や効果を実行する。
特開平05−006172号公報 特開平10−187148号公報
ところで、DJコントローラーの操作として、楽曲の拍タイミングに連動して再生制御を行うものが知られている。例えば、予め設定しておいたキューポイント(ホットキュー機能)からの再生を、楽曲の拍タイミングに合わせて繰り返し実行するような演奏方法がある。このような演奏方法を実現するために、上記の特許文献1を適用すると、ユーザーによるビート間隔の指定が必要となり、操作が煩雑である。また、上記の特許文献2を適用すると、MIDIクロックを用いることにより常にクロックの監視が必要となるため、プロセッサーにかかる負荷が大きく、BPM値の誤差も発生する。
本発明は、上記の問題点に鑑み、通常のDJ操作の中でユーザーがビート間隔を意識することなく、且つプロセッサーに負荷をかけることなく、複雑なDJパフォーマンスを容易に実現可能な制御装置、コマンド生成方法、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の制御装置は、楽曲の拍位置を示す拍位置情報を取得する取得部と、ユーザーが操作を行う操作部と、操作部による操作が行われている間、取得部により取得した拍位置情報に基づき、楽曲の拍タイミングの整数倍または整数分の1倍の周期で所定の演出効果を実行させるための指示コマンドを生成するコマンド生成部と、を備えたことを特徴とする。
コマンド生成部は、楽曲に重ねて所定の演出効果を実行させるための指示コマンドを生成してもよい。
上記の制御装置において、コマンド生成部は、操作部による操作が行われている間、周期に合わせて繰り返し指示コマンドを生成し、コマンド生成部による指示コマンドの生成に伴って、当該指示コマンドを外部に出力する出力部をさらに備えたことを特徴とする。
上記の制御装置において、コマンド生成部は、操作部の操作開始時および操作終了時の少なくとも一方のタイミングで、所定の演出効果以外の所定の動作を実行させるための指示コマンドを生成することを特徴とする。
上記の制御装置において、周期を設定する周期設定部をさらに備えたことを特徴とする。
上記の制御装置において、操作部は、複数の演出効果にそれぞれ対応した複数の選択用操作子と、指示コマンドを生成させるためのコマンド生成用操作子と、を含み、コマンド生成部は、コマンド生成用操作子の操作が行われている間、選択された選択用操作子の種類に対応した演出効果を実行させるための指示コマンドを生成することを特徴とする。
上記の制御装置において、所定の演出効果は、周期に合わせてホットキューまたはサンプラーの再生を繰り返す効果を含むことを特徴とする。
上記の制御装置において、所定の演出効果は、周期に合わせて音出力のON/OFFを繰り返す効果を含むことを特徴とする。
上記の制御装置において、所定の演出効果は、周期に合わせてフィルター回路の周波数特性を変化させる効果を含むことを特徴とする。
本発明のコマンド生成方法は、ユーザーが操作を行う操作部を備えた制御装置のコマンド生成方法であって、楽曲の拍位置を示す拍位置情報を取得する取得ステップと、操作部による操作が行われている間、取得した拍位置情報に基づき、楽曲の拍タイミングの整数倍または整数分の1倍の周期で所定の演出効果を実行させるための指示コマンドを生成するコマンド生成ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記のコマンド生成方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るDJシステムのシステム構成図である。 DJコントローラーの機能構成を示すブロック図である。 DJコントローラーのデッキ領域における一部の操作子を示す平面図である。 「ホットキューロール機能」の説明図である。 「サンプラーロール機能」の説明図である。 「トランスパッド機能」の説明図である。 「コンボFX機能」の説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係る制御装置、コマンド生成方法、プログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、本発明の制御装置を、DJコントローラーに適用した場合について例示する。
図1は、本発明の一実施形態に係るDJシステムSYのシステム構成図である。DJシステムSYは、DJアプリケーションがインストールされたパーソナルコンピューター(以下、「PC」と称する)1と、当該PC1と接続されたDJコントローラー2と、を備えている。
PC1(DJアプリケーション)は、楽曲のロードに伴って拍位置情報をDJコントローラー2に送信する。拍位置情報とは、予め楽曲解析を行うことにより得られた楽曲の拍位置を示す情報である。本実施形態では、楽曲の楽曲データ(音声信号)と共に(楽曲データに紐付けられて)、PC1内に記憶されているものとする。また、PC1は、拍位置情報を、MIDIのSystem Exclusiveコマンド(System Exclusiveメッセージ)として送信する。
一方、DJコントローラー2は、左右2つのデッキ領域2Aと、その中間に位置するミキサー領域2Bと、を備えている。各デッキ領域2Aでは、ジョグダイヤルや操作ボタン等の操作子により、楽曲の再生制御や演出効果を実行するための各種操作が行われる。また、ミキサー領域2Bでは、フェーダーやツマミ等の操作子により、楽曲のミキシング操作をはじめ、各デッキにアサインされた楽曲の音量調節や各種レベル調節が行われる。
また、DJコントローラー2は、PC1に対し、ユーザーの操作に応じたMIDIコード(指示コマンド)を送信する。特に本実施形態では、ユーザーの一度の操作に対応して複数のMIDIコードを送信する。例えば、所定のパッドが押下されると、その押下が継続されている間、楽曲の拍タイミングに連動して繰り返し所定のMIDIコードを送信する。また、所定のパッドの押下を開始した時点や終了した時点では、機能や効果が異なる複数のMIDIコードを同時に送信する場合もある。詳細については、後述する。
次に、図2を参照し、DJコントローラー2の機能構成について説明する。DJコントローラー2は、主な機能構成として、取得部21、周期設定部22、操作部23、コマンド生成部24および出力部25を備えている。
取得部21は、PC1から、楽曲の拍位置を示す拍位置情報を取得する。周期設定部22は、楽曲の拍タイミングに連動して繰り返しMIDIコードを送信する際の周期を設定する。例えば、楽曲の拍タイミングの整数倍または整数分の1倍の設定が可能である。
操作部23は、複数の演出効果(機能)にそれぞれ対応した複数の選択用操作子41〜44と、指示コマンドを生成させるためのコマンド生成用操作子45と、を含む。本実施形態では、異なる演出効果を含む4種類の機能を実現可能である。例えば、第1選択用操作子41は、デッキにロードされている楽曲の拍タイミングに連動してホットキューをリピートする「ホットキューロール機能」を選択するための操作子である。また、第2選択用操作子42は、デッキにロードされている楽曲の拍タイミングに連動してサンプラーをリピートする「サンプラーロール機能」を選択するめの操作子である。また、第3選択用操作子43は、デッキにロードされている楽曲の拍タイミングに連動して音をカットする「トランスパッド機能」を選択するための操作子である。さらに、第4選択用操作子44は、コマンド生成用操作子45(パッド)を押下している間、エフェクトとフィルターを組み合わせてONする「コンボFX機能」を実行させるための操作子である。各機能については、図4〜図7にて後述する。一方、コマンド生成用操作子45は、各機能で共通して使用可能な複数(本実施形態では8個,図3参照)のパッドから成る。
コマンド生成部24は、コマンド生成用操作子45による操作が行われている間、取得部21により取得した拍位置情報に基づき、楽曲の拍タイミングの整数倍または整数分の1倍の周期で所定の演出効果を実行させるための指示コマンド(MIDIコード)を生成する。具体的には、コマンド生成用操作子45による操作が行われている間、周期設定部22により設定された周期に合わせて繰り返し指示コマンドを生成する。このとき、コマンド生成部24は、選択された選択用操作子41〜44の種類に対応した演出効果を実行させるための指示コマンドを生成する。例えば、第1選択用操作子41が選択された後、コマンド生成用操作子45が操作された場合は、「ホットキューロール機能」を実行するための指示コマンドを生成し、第2選択用操作子42が選択された後、コマンド生成用操作子45が操作された場合は、「サンプラーロール機能」を実行するための指示コマンドを生成する。
ここで、周期に合わせて実行される演出効果とは、例えば第1選択用操作子41または第2選択用操作子42が選択された場合、周期に合わせてホットキューまたはサンプラーの再生を繰り返す効果を指す。また、第3選択用操作子43が選択された場合、周期に合わせて音出力のON/OFFを繰り返す効果を指す。さらに、第4選択用操作子44が選択された場合、周期に合わせてフィルター回路(本実施形態では、ハイパスフィルター)の周波数特性を変化させる効果を指す。
一方、コマンド生成部24は、コマンド生成用操作子45の操作開始時および操作終了時の少なくとも一方のタイミングで、上述の演出効果以外の所定の機能を実行させるための指示コマンドを生成する。以下、「所定の演出効果を実行させるための指示コマンド」を演出用コマンド、「所定の動作を実行させるための指示コマンド」を動作コマンドとして区別する。なお、上述の各機能は、これら演出用コマンドと動作コマンドの組合せによって実現される。また、動作コマンドについては、図4〜図7を参照して後述する。
出力部25は、コマンド生成部24による指示コマンドの生成に伴い、当該指示コマンドをPC1(外部)に出力する。なお、コマンド生成用操作子45の操作開始時や操作終了時など、演出用コマンドと動作コマンドを同時送信する場合もある。
次に、図3を参照し、DJコントローラー2のデッキ領域2Aに設けられた各操作子について説明する。デッキ領域2Aの右側に配置されたパッドプラスON/OFF切り替えボタン31は、パッドプラス機能のON/OFFを切り替えるための操作子である。このパッドプラスON/OFF切り替えボタン31により、「パッドプラスON」に切り替えられた場合、第1選択用操作子41〜第4選択用操作子44の選択によって、それぞれ「ホットキューロール機能」、「サンプラーロール機能」、「トランスパッド機能」、「コンボFX機能」が実現される。逆に「パッドプラスOFF」に切り替えられた場合は、第1選択用操作子41〜第4選択用操作子44の選択によって、それぞれ「ホットキュー」、「ロール」、「スライサー」、「サンプラー」が実現される。
デッキ領域2Aの右側下部に配置されたビートセレクトボタン32は、周期(ビート間隔)を切り替えるための操作子である(周期設定部22)。上述のとおり、ここでは、楽曲の拍タイミングの整数倍または整数分の1倍の周期設定が可能である。また、ビートセレクトボタン32の上部に配置されたビートインジケーター33は、ビートセレクトボタン32により設定された周期を表示する。
一方、デッキ領域2Aのジョグダイヤル下部には、上述の選択用操作子41〜44として機能する4つのボタンが横並びに配置されている。さらに、その下部には、上述のコマンド生成用操作子45として機能する複数のパッドが2列に渡って配列されている。なお、同図に示した各操作子の配置および数は任意であり、同図に示した例に限定されるものではない。
次に、図4〜図7を参照し、上述の各機能について説明する。図4は、「ホットキューロール機能」の説明図である。まず、「ホットキュー」とは、設定したキューポイントへ瞬時にジャンプして再生を開始する機能であり、楽曲の中に複数のホットキューを設定することができる。これに対し「ホットキューロール機能」は、ホットキューを連打する操作を自動化したものであり、同図に示すように、ユーザーによりパッド(コマンド生成用操作子45)が押下されている間、MIDIのNoteONコマンド(演出用コマンド)を一定周期:Tで繰り返し生成・出力する。周期:Tは、楽曲の拍タイミングと同期しており、本例においては、楽曲の拍タイミング、または拍タイミングの1/n倍(nは、n≧2となる整数)の設定が可能である。通常、早い周期で連打する操作を行うとタイミングのずれが生じるが、正確なタイミングでMIDIコードの送信を繰り返すことで、従来のDJ機器では不可能であった正確なパフォーマンスが可能となる。また、ユーザーによりパッドの押下が解除されたタイミングでは、MIDIのNoteOFFコマンド(動作コマンド)を生成・出力する。
なお、「ホットキュー」は、楽曲の中に複数設定することができるが、同時に発音することはできない。したがって「ホットキューロール機能」においても異なる複数のホットキューが同時にONされたとしても排他で1つの「ホットキュー」だけを有効とする処理が必要となる。
また、変形例として、NoteONコマンドだけを送信し、NoteOFFコマンドの送信を省略しても良い。また、パッドの押下中にビートセレクトボタン32を操作し、周期:Tを可変しながら、NoteONコマンドの送信を繰り返すパフォーマンスも可能である。なお、これらの変形例は、以下に示す「サンプラーロール機能」、「トランスパッド機能」、「コンボFX機能」についても適用可能である。
図5は、「サンプラーロール機能」の説明図である。「サンプラー」は、通常、サンプラー音源(短いフレーズやボーカル音源)を再生中の楽曲に重ねて使用する機能であり、複数の音を同時に発音することができる。これに対し「サンプラーロール機能」は、「サンプラー」のトリガーを連打する操作を自動化したものであり、図5に示すようにパッドを押下している間、MIDIのNoteONコマンド(演出用コマンド)を一定周期:Tで繰り返し生成・出力する。周期:Tは楽曲の拍タイミングと同期しており、本例においては、楽曲の拍のタイミング、または拍のタイミングの1/n倍の設定が可能である。
「サンプラー」は、複数の音を同時に発音することができるため、同図に示すように「パッド1」と「パッド2」など異なるパッドが両方押下されているときは、周期:Tのタイミングを同期させる。但し、他のパッドが押下されている状態で叩かれた最初の1回目(同図の丸付き数字1参照)は、周期:Tのタイミングと同期させない処理を実施している。これは、「サンプラー」使い方の1つであるフィンガードラムを考慮したものである。例えば、各スロットにドラム音源(キック、スネア、ハイハット等)やフレーズなどを割り当て、パッドを叩いて演奏するフィンガードラムを行う場合、1回だけパッドを叩いて押したタイミングで発音させる操作とパッドを連打し同じ音を繰り返し発音させる操作を組み合わせることが多いため、敢えて最初の1回目だけは、周期:Tのタイミングと同期させないようにしている。また、「パッド1」、「パッド2」共に、ユーザーによりパッドの押下が解除されたタイミングでは、それぞれMIDIのNoteOFFコマンド(動作コマンド)を生成・出力する。
図6は、「トランスパッド機能」の説明図である。「トランスパッド機能」とは、パッドを押下している間、チャンネルフェーダー(図示省略)の現在位置に設定するMIDI(演出用コマンド)とチャンネルフェーダーのゼロ位置に設定するMIDI(演出用コマンド)を一定周期:Tで交互に繰り返し、楽曲の拍タイミングに合わせて音をカットする。つまり、同図の最初の1/2Tの区間で音が出力され、次の1/2Tの区間で音がカットされる。このような効果(以下、「トランス機能」と称する)は、楽曲再生時のエフェクトやスクラッチ操作時に使われることが多い。従来は、スクラッチミキサーのトランスフォームレバーで実現されてきたが、楽曲の拍タイミングに連動して正確なタイミングで音をカットすることは難しかった。そこで、本例を適用することにより、正確なタイミングで且つ容易に「トランス機能」を実現することができる。
なお、図6の例では、最初の1/2Tの区間で音が出力され、次の1/2Tの区間で音がカットされるものとしたが、変形例として、1/4Tなど最初の整数分の1Tの区間で音が出力され、次の整数分の1Tの区間で音がカットされるようにしても良い。また、音が出力される区間長と、音がカットされる区間長を異なる長さとしても良い。また、それらを、ユーザーが設定可能としても良い。
図7は、「コンボFX機能」の説明図である。同図に示すように「コンボFX機能」は、パッドを押下している間、複数のMIDIを適切なタイミングで送信し、通常では複雑な操作をワンアクションで簡単に実現する。具体的には、パッドの押下を開始した時点で、(1)エフェクター(FX)のレベルを設定する、(2)エフェクターONボタンを押下してエフェクトをオンする、(3)フィルター(ハイパスフィルター)をオンする、を行うためのMIDI(動作コマンド)を生成・出力する。さらに、パッドの押下を開始した時点では、(4)フィルターツマミを右へ回すためのMIDI(演出用コマンド)も生成・出力する。なお、ここで「エフェクター」とは、ユーザーが予め設定(指定)したエフェクト機能を指す。
また、パッドが押下されている間は、周期:T(本例においては、拍タイミングの1/n倍)で、フィルターツマミを徐々に右へ回すことによって得られるMIDI(演出用コマンド)を繰り返し生成・出力する。つまり、フィルターの周波数特性を徐々に変化させる。また、パッドの押下を解除した時点では、(1)エフェクターONボタンを押下してエフェクトをOFFする、(2)フィルターツマミをセンターへ戻す、(3)フィルターOFFボタンを押下してフィルターをOFFする、を行うためのMIDI(動作コマンド)を生成・出力する。このように本例では、エフェクトとフィルターを組み合わせることでより効果的なエフェクトのかけ方をユーザーに提供することができる。具体的には、フィルターの効果を加えることで、操作数を減らしエフェクトの効果をより強調することができる。
なお、図7の例では、フィルター回路としてハイパスフィルターを用いたが、ローパスフィルターやバンドパスフィルターを用いても良い。また、フィルターの周波数特性を、センターから徐々に変化させるものとしたが、必ずしも徐々に変化させなくても良いし、開始値を変更しても良い。また、それらをユーザーが設定可能としても良い。
以上説明したとおり、本実施形態のDJコントローラー2は、一度の操作で複数のMIDIコードを送信することができる。より具体的には、楽曲の拍タイミングに連動して繰り返しMIDIコード(演出用コマンド)を送信したり、一度に異なる機能のMIDIコード(演出用コマンドと1以上の動作コマンド)を同時に送信する。このような処理により、複雑なDJパフォーマンスを、操作子1つの操作で容易に実現することができる。また、それにより、他の演出効果を実効させるための操作を同時に行うことができるため、さらに高度なDJパフォーマンスを実現することができる。
また、PC1は、楽曲をロードしたときに拍位置情報をDJコントローラー2に送信するため、通常のDJ操作の中でユーザーが意識することなく(拍位置やビート間隔の設定操作を必要とすることなく)パフォーマンスを行うことができる。また、本実施形態では、MIDIのSystem Exclusiveコマンドを使って拍位置情報を送信しているため、DJコントローラー2のプロセッサーにかかる負荷も小さくすることができる。
なお、上述の実施形態では、PC1(DJアプリケーション)からDJコントローラー2に、楽曲の拍位置を示す拍位置情報を送信するものとしたが、拍位置情報の変形例として、楽曲のビート間隔を示すBPM(Beats Per Minute)値を送信しても良い。この場合、PC1は、楽曲のロード時とテンポ変更時に、BPM値を送信することが好ましい。また、BPM値を送信する場合も、拍タイミングのずれを抑えるべく、System Exclusiveコマンドを用いることが好ましい。
また、上述の実施形態において、DJコントローラー2は、拍位置情報をPC1から取得するものとしたが、他の記憶媒体またはソース機器から取得しても良い。この場合、楽曲データと拍位置情報を、同一の記憶媒体またはソース機器から取得しても良いし、異なる記憶媒体またはソース機器から取得しても良い。
また、上述の実施形態において、DJコントローラー2は、パッドが押下されている間、設定された周期に合わせて繰り返し演出用コマンドを生成・出力するものとしたが、パッドが押下された時点のみ「パッドが押下されている間(パッドの押下解除を示す指示コマンドを受信するまで)、設定された周期で所定の演出効果を実行させるための指示コマンド」を生成・出力しても良い。つまり、1回の指示コマンドの送信で、「ホットキューロール機能」や「サンプラーロール機能」などの各種機能を実現しても良い。
また、上述の実施形態では、複数の演出効果にそれぞれ対応した複数の選択用操作子41〜44と、コマンドを生成させるためのコマンド生成用操作子45を別途設けたが、共通化しても良い。この場合、選択用操作子41〜44が押下されている間、設定された周期で所定の演出効果を実行することとなる。また、操作子の種類は、ボタンやパッドに限らず、他の形態の操作子でも良い。また、物理的に設けられた操作子ではなく、GUI(Graphical User Interface)として表示された操作子を用いても良い。
また、上述の実施形態に示したDJコントローラー2の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターをDJコントローラー2の各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。
また、上記の実施形態では、本発明の制御装置をDJコントローラー2に適用したが、DJプレーヤーやDJ複合機器(DJプレーヤーとミキサーの一体型モデル)に適用しても良い。また、DJ機器以外のMIDIシーケンサ等に適用しても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1:PC 2:DJコントローラー 2A:デッキ領域 2B:ミキサー領域 21:取得部 22:周期設定部 23:操作部 24:コマンド生成部 25:出力部 31:パッドプラスON/OFF切り替えボタン 32:ビートセレクトボタン 33:ビートインジケーター 41〜44:選択用操作子 45:コマンド生成用操作子 SY:DJシステム

Claims (11)

  1. 楽曲の拍位置を示す拍位置情報を取得する取得部と、
    ユーザーが操作を行う操作部と、
    前記操作部による操作が行われている間、前記取得部により取得した前記拍位置情報に基づき、前記楽曲の拍タイミングの整数倍または整数分の1倍の周期で所定の演出効果を実行させるための指示コマンドを生成するコマンド生成部と、を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記コマンド生成部は、前記楽曲に重ねて前記所定の演出効果を実行させるための前記指示コマンドを生成する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記コマンド生成部は、前記操作部による操作が行われている間、前記周期に合わせて繰り返し前記指示コマンドを生成し、
    前記コマンド生成部による前記指示コマンドの生成に伴って、当該指示コマンドを外部に出力する出力部をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記コマンド生成部は、前記操作部の操作開始時および操作終了時の少なくとも一方のタイミングで、前記所定の演出効果以外の所定の動作を実行させるための指示コマンドを生成することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記周期を設定する周期設定部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記操作部は、複数の前記演出効果にそれぞれ対応した複数の選択用操作子と、前記指示コマンドを生成させるためのコマンド生成用操作子と、を含み、
    前記コマンド生成部は、前記コマンド生成用操作子の操作が行われている間、選択された前記選択用操作子の種類に対応した前記演出効果を実行させるための前記指示コマンドを生成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記所定の演出効果は、前記周期に合わせてホットキューまたはサンプラーの再生を繰り返す効果を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記所定の演出効果は、前記周期に合わせて音出力のON/OFFを繰り返す効果を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記所定の演出効果は、前記周期に合わせてフィルター回路の周波数特性を変化させる効果を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. ユーザーが操作を行う操作部を備えた制御装置のコマンド生成方法であって、
    楽曲の拍位置を示す拍位置情報を取得する取得ステップと、
    前記操作部による操作が行われている間、取得した前記拍位置情報に基づき、前記楽曲の拍タイミングの整数倍または整数分の1倍の周期で所定の演出効果を実行させるための指示コマンドを生成するコマンド生成ステップと、を実行することを特徴とするコマンド生成方法。
  11. コンピューターに、請求項10に記載のコマンド生成方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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