JP2009038835A - プログラムおよびミキサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 フェーダ等に対応して設定されるパラメータ(減衰レベル等)を予め定めた目標値に自動的に設定すべきことを指示するシーンリコール操作を検出する検出過程(SP2)と、シーンリコール操作が検出されたことを条件として、フェーダ等に係るパラメータの現在値を表示器に表示する表示過程(SP56)と、該パラメータが目標値に到達したことを条件として、この表示器の表示内容を、チャンネル名またはチャンネル番号に変更する表示変更過程(SP28)とを処理装置に実行させた。
【選択図】 図4
Description
「DM2000取扱説明書」 ヤマハ株式会社,平成14年2月 p.160−163
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、シーンリコールの途中であってもパラメータの目標値を容易に確認することができるプログラムおよびミキサを提供することを第1の目的としている。また、これらにおいてシーンリコールの途中で目標値を変更できるようにすることを第2の目的としている。
請求項1記載のプログラムにあっては、パラメータを操作するための操作子と、前記操作子に対応して設けられた表示器(31〜36)と、前記操作子に対して現在適用されているパラメータを記憶するカレントデータ記憶手段(C1〜C6)と、前記カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータの値(C1〜C6)をシーンデータとして記憶するシーンデータ記憶手段(101,102,103)と、前記カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータに基づいて信号処理を行う信号処理手段(信号処理回路10)とを有するミキサにおいて実行されるプログラムであって、前記シーンデータを前記カレントデータ記憶手段(C1〜C6)に復元すべきことを指示するシーンリコール指示を検出する検出過程(SP2)と、前記シーンリコール指示が検出されたことを条件として、前記シーンデータとして記憶された前記操作子に対応するパラメータの値を目標値とし、前記カレントデータ記憶手段に記憶された前記操作子に係るパラメータの値が前記目標値に一致するまで該カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータの値を徐々に更新するシーンリコールを実行するリコール過程(SP10,SP12)と、前記シーンリコール指示が検出されたことを条件として、前記リコール過程によるシーンリコールが完了するまでの期間、前記操作子に係るパラメータの現在値であって前記リコール過程により前記目標値に向けて徐々に更新される現在値と前記目標値とを前記表示器に表示し、前記シーンリコールが完了するとともに前記目標値の表示を終了する表示制御過程(SP8)とを備えたことを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載のプログラムにおいて、前記リコール過程によるシーンリコールが完了するまでの期間において、前記目標値に対する変更指示を検出する過程(SP14)と、該変更指示に基づいた新たな目標値を前記表示器に表示する目標値表示変更過程(SP18)とをさらに有し、前記リコール過程は前記変更指示に基づいた新たな目標値とした前記シーンリコールを継続して実行することを特徴とする。
さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項1または2記載のプログラムにおいて、前記シーンデータ記憶手段は,複数のシーンデータを記憶し、前記検出過程にて検出されるシーンリコール指示は、前記複数のシーンデータのうち何れか一のシーンデータを前記カレントデータ記憶手段に復元すべきことを指示するものであり、前記リコール過程は、前記複数のシーンデータのうち、前記指示された一のシーンデータに基づいて前記シーンリコールを実行するものであることを特徴とする。
また、請求項4記載のミキサにあっては、パラメータを操作するための操作子と、前記操作子に対応して設けられた表示器(31〜36)と、前記操作子に対して現在適用されているパラメータを記憶するカレントデータ記憶手段(C1〜C6)と、前記カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータの値(C1〜C6)をシーンデータとして記憶するシーンデータ記憶手段(101,102,103)と、前記カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータに基づいて信号処理を行う信号処理手段(信号処理回路10)と、前記シーンデータを前記カレントデータ記憶手段(C1〜C6)に復元すべきことを指示するシーンリコール指示を検出する検出手段(SP2)と、前記シーンリコール指示が検出されたことを条件として、前記シーンデータとして記憶された前記操作子に対応するパラメータの値を目標値とし、前記カレントデータ記憶手段に記憶された前記操作子に係るパラメータの値が前記目標値に一致するまで該カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータの値を徐々に更新するシーンリコールを実行するリコール手段(SP10,SP12)と、前記シーンリコール指示が検出されたことを条件として、前記リコール手段によるシーンリコールが完了するまでの期間、前記操作子に係るパラメータの現在値であって前記リコール手段により前記目標値に向けて徐々に更新される現在値と前記目標値とを前記表示器に表示し、前記シーンリコールが完了するとともに前記目標値の表示を終了する表示制御手段(SP8)とを備えたことを特徴とする。
さらに、目標値に対する変更指示に基づいた新たな目標値を表示器に表示する構成によれば、目標値の変更に対して表示内容を自動的に追従させることができる。
1.1.全体構成
次に、本発明の一実施例のデジタルミキサの構成を図1を参照し説明する。
図において2は操作子群であり、フェーダ、ボリューム操作子、スイッチ、マウス、キーボード等から構成されている。4は検出・駆動回路であり、これら操作子群2の操作イベントを検出し通信バス16を介して出力するとともに、モータによってフェーダを駆動する。6は表示器群であり、スイッチ内部のLED、ボリューム操作子周辺のLED、各チャンネル名等を表示する小型表示器、および大画面のLCD表示器等から構成されている。8は表示回路であり、通信バス16を介して供給された表示コマンドに基づいて、これら表示器群6の表示状態を制御する。
次に、デジタルミキサの操作パネルの要部の構成を図2を参照し説明する。図において43,44,45,46は電動フェーダであり、「4」入力チャンネルの減衰レベルを設定する。電動フェーダ43〜46は、ユーザによって操作されるとともに、CPU22の制御の下、自動的に駆動制御される。41,42はロータリエンコーダであり、左右の出力チャンネルの減衰レベル設定のために用いられる。51,52はレベル表示LED群であり、各々数十個程度のLEDから構成されている。これらLEDはロータリエンコーダ41,42の周囲に各々下部を切り欠いた環状に配置され、その点灯状態によってロータリエンコーダ41,42の操作位置を表示する。すなわち、表示対象のパラメータが最低値であれば、最左端のLEDのみが点灯状態になる。そして、所定の分解幅づつパラメータが増加する毎に、右隣のLEDが順次点灯状態になり、パラメータが最高値になると全LEDが点灯状態にされる。
LCD表示器70に表示すべき画像はユーザが選択することができる。例えば、何れかの入出力チャンネルに対して周波数特性等の詳細なパラメータ設定を行う場合には、対応するパラメータを表示および編集可能な画面が表示される。また、LCD表示器70には、例えば操作パネルの一部を模擬した画像も表示することができる。その一例を図6に示しておく。図6において131〜136はチャンネル表示器画像であり、チャンネル表示器31〜36の表示内容と同様の内容を表示する。
次に、RAM20に記録されるシーンデータ等のデータ構造を図3を参照し説明する。
図において101,102,103はシーンデータであり、各々第1,第2,第3シーンに対応して設けられる。シーンデータ101の内部においては、複数のパラメータP1〜P6に対して、目標値が記憶される。なお、これら目標値は、左右の出力チャンネルおよび「4」入力チャンネルの個々の減衰レベルの目標値を示すものである。但し、図上で「−」印のみのパラメータは、シーンリコール対象外のパラメータであることを示す。
2.1.全体動作
次に、本実施例の動作を説明する。
まず、本実施例のデジタルミキサが起動されると、図4に示すメインルーチンが起動される。図において処理がステップSP2に進むと、シーンデータのリコール指示、すなわちシーンスイッチ61,62,63のうち何れかの押下イベントが検出されたか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP28に進み、シーンリコール以外の処理が実行される。なお、その内容については後述する。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記実施例においては、デジタルミキサのCPU22等が各種プログラムを実行することにより、パラメータの表示処理を行ったが、このプログラムのみをCD−ROM、フレキシブルディスク等の記録媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布することもできる。
Claims (4)
- パラメータを操作するための操作子と、
前記操作子に対応して設けられた表示器と、
前記操作子に対して現在適用されているパラメータを記憶するカレントデータ記憶手段と、
前記カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータの値をシーンデータとして記憶するシーンデータ記憶手段と、
前記カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータに基づいて信号処理を行う信号処理手段と
を有するミキサにおいて実行されるプログラムであって、
前記シーンデータを前記カレントデータ記憶手段に復元すべきことを指示するシーンリコール指示を検出する検出過程と、
前記シーンリコール指示が検出されたことを条件として、前記シーンデータとして記憶された前記操作子に対応するパラメータの値を目標値とし、前記カレントデータ記憶手段に記憶された前記操作子に係るパラメータの値が前記目標値に一致するまで該カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータの値を徐々に更新するシーンリコールを実行するリコール過程と、
前記シーンリコール指示が検出されたことを条件として、前記リコール過程によるシーンリコールが完了するまでの期間、前記操作子に係るパラメータの現在値であって前記リコール過程により前記目標値に向けて徐々に更新される現在値と前記目標値とを前記表示器に表示し、前記シーンリコールが完了するとともに前記目標値の表示を終了する表示制御過程と
を備えたことを特徴とするプログラム。 - 前記リコール過程によるシーンリコールが完了するまでの期間において、前記目標値に対する変更指示を検出する過程と、
該変更指示に基づいた新たな目標値を前記表示器に表示する目標値表示変更過程と
をさらに有し、
前記リコール過程は前記変更指示に基づいた新たな目標値とした前記シーンリコールを継続して実行することを特徴とする請求項1記載のプログラム。 - 前記シーンデータ記憶手段は,複数のシーンデータを記憶し、
前記検出過程にて検出されるシーンリコール指示は、前記複数のシーンデータのうち何れか一のシーンデータを前記カレントデータ記憶手段に復元すべきことを指示するものであり、
前記リコール過程は、前記複数のシーンデータのうち、前記指示された一のシーンデータに基づいて前記シーンリコールを実行するものであること
を特徴とする請求項1または2記載のプログラム。 - パラメータを操作するための操作子と、
前記操作子に対応して設けられた表示器と、
前記操作子に対して現在適用されているパラメータを記憶するカレントデータ記憶手段と、
前記カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータの値をシーンデータとして記憶するシーンデータ記憶手段と、
前記カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータに基づいて信号処理を行う信号処理手段と、
前記シーンデータを前記カレントデータ記憶手段に復元すべきことを指示するシーンリコール指示を検出する検出手段と、
前記シーンリコール指示が検出されたことを条件として、前記シーンデータとして記憶された前記操作子に対応するパラメータの値を目標値とし、前記カレントデータ記憶手段に記憶された前記操作子に係るパラメータの値が前記目標値に一致するまで該カレントデータ記憶手段に記憶されたパラメータの値を徐々に更新するシーンリコールを実行するリコール手段と、
前記シーンリコール指示が検出されたことを条件として、前記リコール手段によるシーンリコールが完了するまでの期間、前記操作子に係るパラメータの現在値であって前記リコール手段により前記目標値に向けて徐々に更新される現在値と前記目標値とを前記表示器に表示し、前記シーンリコールが完了するとともに前記目標値の表示を終了する表示制御手段と
を備えたことを特徴とするミキサ。
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JP2003202880A (ja) * | 2002-01-08 | 2003-07-18 | Roland Corp | オーディオミキサ |
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