JP2003202006A - 軸体の加締め構造 - Google Patents
軸体の加締め構造Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/045—Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
弧面が形成されるのを防止するようにした軸体の加締め
構造の提供を図る。 【解決手段】 軸体13の少なくとも加締め部分に中空
部13aを形成するとともに、加締め部分の外周に段付
き小径部15を形成し、この段付き小径部15に軸方向
の加締め力を付加して鍔部14を形成することにより、
鍔部14は段付き小径部15の段差部15aから折れ曲
がって起立し、一般軸部13bに対して直角に立ち上が
って円弧面が形成されるのを防止する。
Description
めにより鍔部を形成する加締め構造に関する。
る構造は多く用いられるが、この場合に抜止めする係止
部材としては、Cクリップなどのように径方向の弾発力
を利用して軸体の周方向に形成した溝に挟着するもの、
また、ナットなどのように軸体に形成した雄ねじ部に螺
合するものなどがある。
を用いて抜止めする構造では、部品点数が増加し、また
溝や雄ねじ部などの機械加工が必要になってくるととも
に、前者のCクリップでは溝への装着不備による脱落や
軸体に作用する大きなスラスト力による脱落などの恐れ
があり、また、後者のナットではナットの締付け調整が
困難になってしまうなどの欠点がある。
抜止めできる方法としては、軸体を加締めて鍔部を形成
する加締め構造がある。この軸体の加締め構造は、例え
ば、図9に示すように図外のリンケージ機構を構成する
リンク1のボス部1aを、軸体2を介してブラケット3
に取り付ける部分に適用したものがある。
その両側部3a,3aにそれぞれ取付孔4が形成され、
これら取付孔4および前記リンク1のボス部1aに軸体
2を挿通した後、この軸体2の両端部を加締めて鍔部2
aを形成している。
端部の加締めは、軸体2をボス部1aおよび取付孔4に
挿通した状態で行うようにしており、この状態で軸体2
の端部に加締め力を付加して鍔部2aを形成すると、こ
の鍔部2aの隆起に伴って鍔部2a内側の立上り部分に
円弧面Rが形成される。
側角部4aに干渉してブラケット3の側部3aを内方に
押し込むため、両側部3a,3aの間隔Lが狭められて
リンク1の作動を妨げてしまう場合がある。
鍔部2aが取付孔4の外側角部4aに干渉しないように
側部3aから離して加締めると、鍔部2aと側部3aと
の間に隙間が発生して、リンケージ機構の作動時にガタ
付き音などの異音を誘発してしまうという課題があっ
た。
部の立上り部分に円弧面が形成されるのを防止するよう
にした軸体の加締め構造を提供することを目的とする。
は、軸体を加締めて鍔部を形成する軸体の加締め構造に
おいて、前記軸体の少なくとも加締め部分に中空部を形
成するとともに、加締め部分の外周に段付き小径部を形
成し、この段付き小径部に軸方向の加締め力を付加して
鍔部を形成したことを特徴としている。
載の軸体の加締め構造において、前記軸体を、全体が中
空状となるパイプとしたことを特徴としている。
は2に記載の軸体の加締め構造において、前記段付き小
径部を、軸体の軸方向の任意な部位に形成したことを特
徴としている。
記載の軸体の加締め構造において、段付き小径部を、軸
体の軸方向に1箇所若しくは複数箇所形成したことを特
徴としている。
加締め部分に中空部および段付き小径部が形成されてい
るため、軸方向に付加する加締め力によって段付き小径
部は略中間部が膨出しつつ拡径して、この段付き小径部
が塑性変形して鍔部が形成されることになる。このと
き、鍔部は段付き小径部の段差部から折れ曲がって起立
するため、この鍔部は軸体の一般軸部に対して直角に立
ち上がって円弧面が形成されるのを防止することができ
る。
の発明の効果に加えて、前記軸体を全体が中空状となる
パイプとしたので、加締め部分に中空部を加工する工程
が不要となって製品の低廉化を可能とするとともに、軸
体を軽量化することができる。
1,2の発明の効果に加えて、前記段付き小径部を軸体
の軸方向の任意な部位に形成したので、軸体に軸方向の
加締め力を付加することにより形成される鍔部は、軸体
の端部に限らず軸体の中間部にも容易に形成することが
できるため、係止構造の多様化を図ることができる。
〜3の発明の効果に加えて、段付き小径部を軸体の軸方
向に1箇所若しくは複数箇所形成したので、軸体に軸方
向の加締め力を付加することにより軸体の軸方向に1箇
所若しくは複数箇所の鍔部を形成することができるた
め、係止構造の多様化を図ることができる。
共に詳述する。
かかる軸体の加締め構造の第1実施形態を示し、図1は
軸体によるリンクの支持構造を示す断面図、図2は軸体
の斜視図、図3は軸体の加締め途中を示す断面図、図4
は図1中A部の拡大断面図である。
を取付けた部分を示し、U字状に折曲した取付けブラケ
ット11の両側部11a,11a間にリンク10のボス
部10aを配置し、両側部11a,11aに係止した取
付孔12と前記ボス部10aに跨って軸体13を挿通す
ることにより、取付けブラケット11に対してリンク1
0を回動自在に支持するようになっている。
1a,11aの外側に近接して鍔部14,14が加締め
形成され、これら鍔部14,14によって軸体13の抜
止めが行われる。
の全体に中空部13aが形成された断面円形のパイプ
(内径d′)が用いられ、前記鍔部14の加締め部分と
なる両端部の外周には、一般軸部13bの外径Dより小
径dとなる段付き小径部15が段差部15aを介して予
め形成される。
径部15,15間の距離L1は、前記ブラケット11の
両側部11a,11a間の間隔L2に略設定されるとと
もに、段付き小径部15の長さL0は鍔部14を形成す
るに必要な長さとなっている。
ケット11の組み付け時には、取付孔12およびボス部
10aに軸体13を挿通した後、図3に示すように軸体
13の端面13cにプレス面16を押し当てて軸方向に
加締め力Fを付加する。
屈が生じて膨出し、そして、図4に示すようにこの段付
き小径部15の中間部を折り曲げるようにして外径d″
(図1参照)の鍔部14が形成される。勿論、前記鍔部
14は軸体13の両端部に形成されることになる。
にあっては、軸体13の加締め部分は中空部13aとな
り、かつ外周に段付き小径部15が形成されているた
め、軸方向に付加する加締め力Fによって段付き小径部
15が座屈して鍔部14が形成されることになる。
すように段付き小径部15の段差部15aから折れ曲が
って起立するため、この鍔部14は軸体13の一般軸部
13bに対して直角に立ち上がり、その立上り部分に円
弧面が形成されるのを防止することができる。
ブラケット11の取付孔12に前記軸部13を挿通した
状態で両端部を加締めた場合に、両端部の鍔部14,1
4間の距離L1を、ブラケット11の両側部11a,1
1aの間隔L2と略等しい寸法に精度良く設定すること
ができ、鍔部14,14がブラケット11の両側部11
a,11aを押圧することなく、リンク10の回動をガ
タ付き無く円滑に行うことができる。
パイプとしたので、加締め部分に中空部13aを加工す
る工程が不要となって製品の低廉化を可能とするととも
に、軸体13を軽量化することができる。
5の座屈によって形成されるが、一般に座屈強度はオイ
ラーの式やランキンの式で表され、これによれば座屈荷
重は断面二次モーメントIに正比例し、長さに反比例す
る。
することなく、段付き小径部15を座屈させる必要があ
り、このためには以下の要件を満たす必要がある。
面二次モーメントI(D)と、段付き小径部15の断面
二次モーメントI(d)との関係は、 I(D)>I(d)… となることを条件とする。
中空部内径である。
工前の段付き小径部15の長さL0によって決定され、
L0が大きくなるとd″は大きくなる。勿論、L0が大
きくなると鍔部14を形成するための加締め力Fも大き
くなるが、前記式の条件を満たして、一般軸部13b
が座屈しない範囲に設定することはいうまでもない。
かる加締め構造の第2実施形態を示し、第1実施形態と
同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略し
て述べる。
との組み付け状態を示す断面図であり、軸部13の中間
部には軸方向に所定の間隔をおいて1対の段付き小径部
15,15を形成してある。
ように板状のリンク20を1対の段付き小径部15,1
5間に嵌合して、軸体13の両端部間に加締め力Fを付
加することにより、各段付き小径部15,15で鍔部1
4,14を形成して前記リンク20を抜止めすることが
できる。
の一般軸部13bに対して直角に立ち上がり、その立上
り部分に円弧面が形成されるのを防止することができ
る。
13に段付き小径部15を形成して加締め力Fを付加す
ることにより鍔部14を容易に形成することができるた
め、この鍔部4は軸体13の端部に限らず軸体13の中
間部などの任意な部位に容易に形成することができるた
め、係止構造の多様化を図ることができる。
く、軸体13の軸方向に1箇所若しくは3箇所設けるこ
ともでき、これによって係止構造の更なる多様化を図る
ことができる。
かる加締め構造の第3実施形態を示し、第1,第2実施
形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を
省略して述べる。
ンクの支持構造を示す断面図であり、中実の軸体13の
両端部に段付き小径部15,15を形成しており、この
段付き小径部15,15の形成部分、つまり加締め部分
となる軸体13の中心部を座グリして中空部13a,1
3aを形成している。
あっても、図8に示すようにリンク10のボス部10a
およびブラケット11の取付孔12に前記軸部13を挿
通した状態で両端部に加締め力Fを付加することによ
り、前記段付き小径部15,15で鍔部14を形成する
ことができる。
の一般軸部13bに対して直角に立ち上がり、その立上
り部分に円弧面が形成されるのを防止することができる
とともに、中実の軸体13にあっても中空部13aを座
グリすることによって本発明を適用することができる。
施形態を例にとって説明したが、これに限ることなく本
発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の実施形態を採るこ
とができる。
クの支持構造を示す断面図。
中を示す断面図。
の組み付け状態を示す断面図。
クの支持構造を示す断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 軸体を加締めて鍔部を形成する軸体の加
締め構造において、 前記軸体の少なくとも加締め部分に中空部を形成すると
ともに、この加締め部分の外周に段付き小径部を形成
し、この段付き小径部に軸方向の加締め力を付加して鍔
部を形成したことを特徴とする軸体の加締め構造。 - 【請求項2】 軸体は、全体が中空状となるパイプであ
ることを特徴とする請求項1に記載の軸体の加締め構
造。 - 【請求項3】 段付き小径部は、軸体の軸方向の任意な
部位に形成したことを特徴とする請求項1または2に記
載の軸体の加締め構造。 - 【請求項4】 段付き小径部は、軸体の軸方向に1箇所
若しくは複数箇所形成したことを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載の軸体の加締め構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002002388A JP4538181B2 (ja) | 2002-01-09 | 2002-01-09 | 軸体の加締め構造および軸体の加締め方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007247721A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Honda Motor Co Ltd | スライド機構のロック装置 |
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JP2013253638A (ja) * | 2012-06-06 | 2013-12-19 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | 補強カラー |
WO2016162407A1 (en) * | 2015-04-09 | 2016-10-13 | China-Euro Vehicle Technology Aktiebolag | Tolerance absorber sleeve and assembly |
-
2002
- 2002-01-09 JP JP2002002388A patent/JP4538181B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN107646077A (zh) * | 2015-04-09 | 2018-01-30 | 宁波吉利汽车研究开发有限公司 | 公差吸收器套筒及组件 |
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