JP2009243602A - 車輪用軸受装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪用軸受装置で等速ジョイントの外輪に一体形成された中心軸部の軸端をハブホイールにカシメ固定するとき、カシメ位置の必要範囲内で、カシメ治具の揺動スペースを確保して、カシメ治具のハブホイールの環状部への干渉を防止する。
【解決手段】車輪用軸受装置10は、ハブホイール12の中空孔14に等速ジョイントの外輪20に一体成形された中心軸部22をスプライン嵌合させ、カシメパンチ32を揺動回転させて、中心軸部22の軸端に形成された円筒状端面24を径方向外向きに屈曲させてハブホイール12のアウター側端面16のカシメ固定部17にカシメ固定した、車輪用軸受装置である。そして、中心軸部22の先端に形成されたカシメ部25のアウター側表面は、車輪用軸受装置10の軸に垂直な平面で軸芯側から径方向外向きを基準としたときのインナー側への傾きが、−5度〜15度の範囲である。
【選択図】図1

Description

この発明は車輪用軸受装置に関する。具体的にはカシメ加工によって組み立てられる車輪用軸受装置およびその製造方法に関する。
車輪用軸受装置には、ハブホイールと、等速ジョイントの外輪と、ハブホイールの外周面および等速ジョイントの外周面にそれぞれ内輪軌道面が形成された複列転がり軸受とが一体化されたものがある。
この種の車輪用軸受装置では、ハブホイールの軸芯部に形成された中空孔に、等速ジョイントの外輪に一体形成された中心軸部をスプライン嵌合させて、ハブホイールと等速ジョイントの外輪の相対的な回転を抑止している。そして、等速ジョイントの中心軸部の軸端に形成された円筒状端面をカシメ治具で径方向外向きに屈曲させて、ハブホイールのアウター側のカシメ固定部にカシメ固定して軸方向に予圧付与し、ハブホイールと等速ジョイントの外輪の軸方向での緩みを抑止して複列転がり軸受の内輪軌道面を安定化させている。
図4に従来技術によるカシメ加工時の車輪用軸受装置50の軸平行断面図を示す。ここで、図4を用いて、従来技術により車輪用軸受装置50についてカシメ加工を行う方法を説明する。車輪用軸受装置50は、ハブホイール52の中空孔54に等速ジョイント外輪60に一体形成された中心軸部62がスプライン嵌合され、複列転がり軸受の外輪70が外嵌めされた状態となっている。そして、等速ジョイントの外輪60の中心軸部62の軸端部に形成された円筒状端面64の内側にはカシメ治具であるカシメパンチ72の先端に形成された円柱状のパンチ凸端74を挿入することのできるガイド孔66が設けられている。
そこで、カシメパンチ72のパンチ凸端74をガイド孔66に挿入して、カシメパンチ72を等速ジョイントの外輪60の中心軸部62の軸端部の円筒状端面64に押し当てて揺動回転させることにより、円筒状端面64を径方向外向きに屈曲させてハブホイール52のアウター側端面56の中空孔54につながるカシメ固定部57にカシメ固定する。
図5にカシメ固定されたカシメ部65の断面形状を示す。従来技術では、中心軸部62の先端に形成されたカシメ部65のアウター側表面の先端部がインナー側に傾斜するようにカシメ固定されている。そして、図5にβで示した、車輪用軸受装置50の軸に垂直な平面で軸芯側から径方向外向きを基準としたときのインナー側への傾きであるカシメ角βは、30度程度に設定されている。
先行技術文献として、特開2001−315502号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、車両用ハブユニットの製造方法として、等速ジョイントの外輪から連なる軸部の外端を径方向外向きに屈曲してハブホイールに軸方向外端面に対してカシメ付ける方法が記載されている(特許文献1の図2参照)。特許文献1では上述のカシメ角について明文の記載はないが、特許文献1の各図面によれば、上述のカシメ角は30度程度に設定されていると解される。なお、特許文献1には、カシメの過程での車両用ハブユニットの変形防止のため、カシメ過程で等速ジョイントの外輪に拘束治具をあてがうことが記載されている(特許文献1の図2参照)。
特開2001−315502号公報
ところで、図4に示したように、ハブホイール52のアウター側端面56には、カシメ固定部57の径方向の外側に、ハブホイールに車輪側部材を取付ける際にガイドとなる円筒状に突起した環状部58が形成されている。そこで、カシメパンチ72を揺動回転させてカシメ固定を行うとき、カシメ位置やカシメ部65の径のサイズあるいはカシメパンチ72の揺動角の大きさによっては、カシメパンチ72がハブホイール52の環状部58に干渉して、環状部58を変形させてしまう懸念がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、車輪用軸受装置で等速ジョイントの外輪に一体形成された中心軸部の軸端をハブホイールにカシメ固定するとき、カシメ位置の必要範囲内で、カシメ治具の揺動スペースを確保して、カシメ治具のハブホイールの環状部への干渉を防止することである。
この課題を解決するため、本願の発明者は、カシメ治具の揺動スペースを縮小の可否について研究した。そこで、現状の揺動スペースが必要とされる、上述のカシメ角が30度程度とされている理由について調査を行った。そして、従来からのカシメ固定によって軸方向に高い予圧を付与するためにカシメ角を30度とする技術は、発明者らが第3世代と呼んでいる車輪用軸受装置の時代から継承されている技術であることが明らかとなった。
従来は、車輪用軸受装置では、ハブホイールと等速ジョイントに一体形成された中心軸部がすき間嵌めまたは中間嵌めにより嵌合されていた。そのため、カシメによるハブホイールと等速ジョイントの外輪の固定強度が不足するとハブホイールと等速ジョイントの外輪の中心軸部の嵌合部にクリープが発生して、ハブホイールと等速ジョイントの中心軸部の間で摺動を生じうる。そこで、第3世代の車輪用軸受装置ではクリープの発生を防ぐため、カシメ加工によって軸方向に高い予圧を付与する必要があり、カシメ角が30度程度となるまでカシメられていたのである。
しかしながら、本願の発明者が開発中の、第4世代と呼んでいる車輪用軸受装置では、ハブホイールと等速ジョイントに一体形成された中心軸部はスプラインにより嵌合されている。そのため、両者の間で摺動が生じる懸念はない。
よって、カシメの強さは、ハブホイールと等速ジョイントの軸方向での緩みを抑止して複列転がり軸受の内輪軌道面を安定化させることができればよい。そこで、ハブホイールと等速ジョイントの軸方向での緩みを抑止するためにカシメ角をどの程度とするカシメ強さが必要となるかについて研究を行った。
上述の研究結果をふまえて、カシメ治具の揺動スペースを縮小するという課題の解決のため、本発明は次の手段をとる。
まず、本発明の第1の発明は、軸芯部に中空孔が形成されたハブホイールと、円柱状の中心軸部が一体形成された等速ジョイントの外輪と、ハブホイールの外周面に一方の内輪軌道面が形成され、等速ジョイントの外周面に他方の内輪軌道面が形成された複列転がり軸受を備え、
前記ハブホイールの中空孔に前記等速ジョイントの中心軸部をスプライン嵌合させ、カシメ治具を揺動回転させて、等速ジョイントの中心軸部の軸端に形成された円筒状端面を径方向外向きに屈曲させてハブホイールのアウター側端面のカシメ固定部にカシメ固定した、車輪用軸受装置であって、
前記中心軸部の先端に形成されたカシメ部のアウター側表面は、車輪用軸受装置の軸に垂直な平面で軸芯側から径方向外向きを基準としたときのインナー側への傾きが、−5度〜15度の範囲であることを特徴とする。
この第1の発明によれば、等速ジョイントの中心軸部の先端に形成されたカシメ部のアウター側表面は、車輪用軸受装置の軸に垂直な平面で軸芯側から径方向外向きを基準としたときのインナー側への傾きが、−5度〜15度の範囲であり、従来よりも浅いカシメ角となっている。そのため、カシメ治具を揺動回転させる角度を従来よりも小さく設定できる。よって、カシメ位置の必要範囲内で、カシメ治具の揺動スペースが狭くて済むため、ハブホイールの環状部の位置や軸方向の幅は従来と同じであっても、カシメ治具のハブホイールの環状部への干渉を防止することができる。
また、カシメに必要な力が従来よりも弱くて済むため、圧痕が生じにくく、ハブホイールや等速ジョイントの外輪の変形も生じにくいという利点がある。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る車輪用軸受装置であって、
中心軸部の先端に形成されたカシメ部のアウター側表面が、回転軸中心に対して垂直な平面のみで構成されていることを特徴とする。
この第2の発明によれば、カシメ部のアウター側表面が、回転軸中心に対して垂直な平面のみで構成される。そしてカシメ部を平面形状とするためにはカシメ治具の周辺部を径方向の傾斜が一定の直線的な形状とすることができるため、カシメ治具の形状が簡単となる。また、カシメ治具による等速ジョイントの外輪の中心軸部の軸端部への接触が平面的な接触となるため、カシメ部がカシメ治具に嵌り込むことが無くカシメの作業効率がよい
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る車輪用軸受装置であって、
前記カシメ治具の中心軸を前記車輪用軸受装置の中心軸に対して揺動回転させる揺動角は5度以下とされていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、カシメ治具の中心軸を車輪用軸受装置の中心軸に対して揺動回転させる揺動角は5度以下とされているので、カシメ位置の必要範囲内で、カシメ治具の揺動スペースが従来よりも狭くすることができる。よって、ハブホイールの環状部の位置や軸方向の幅は従来と同じであっても、カシメ治具のハブホイールの環状部への干渉を防止することができる。
上記本発明の各発明によれば、次の効果が得られる。
まず、上述の第1の発明によれば、従来よりも浅いカシメ角となっている。そのため、カシメ治具を揺動回転させる角度を従来よりも小さく設定できる。よって、カシメ位置の必要範囲内で、カシメ治具の揺動スペースが狭くて済むため、ハブホイールの環状部の位置や軸方向の幅は従来と同じであっても、カシメ治具のハブホイールの環状部への干渉を防止することができる。また、カシメに必要な力が従来よりも弱くて済むため、圧痕が生じにくく、ハブホイールや等速ジョイントの外輪の変形も生じにくいという利点がある。
次に上述の第2の発明によれば、カシメ部のアウター側表面が、回転軸中心に対して垂直な平面のみで構成される。そしてカシメ部を平面形状とするためにはカシメ治具の周辺部を径方向の傾斜が一定の直線的な形状とすることができるため、カシメ治具の形状が簡単となる。また、カシメ治具による等速ジョイントの外輪の中心軸部の軸端部への接触が平面的な接触となるため、カシメ部がカシメ治具に嵌り込むことが無くカシメの作業効率がよい。
次に上述の第3の発明によれば、カシメ治具の中心軸を前記軸受装置の中心軸に対して揺動回転させる揺動角は5度以下とされているので、カシメ位置の必要範囲内で、カシメ治具の揺動スペースが従来よりも狭くすることができる。よって、ハブホイールの環状部の位置や軸方向の幅は従来と同じであっても、カシメ治具のハブホイールの環状部への干渉を防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1に本発明の一実施例である車輪用軸受装置10のカシメ加工時における軸平行断面図を示す。ここで、図1を用いて車輪用軸受装置10のカシメ加工を行う方法について説明する。
車輪用軸受装置10は、カシメ加工に先立って、ハブホイール12の中空孔14に等速ジョイントの外輪20に一体形成された中心軸22がスプライン嵌合され、複列転がり軸受の外輪30が外嵌めされて一体化された状態とされている。そして、等速ジョイントの外輪20の中心軸部22の軸端部には円筒状端面24が形成されており、円筒状端面24の内側には、カシメ治具をガイドするガイド孔26が設けられている。
図2に、車輪用軸受装置10のカシメ加工に用いるカシメ治具であるカシメパンチ32の軸平行外観図を示す。カシメパンチ32は円柱状の回転対称形状で、先端の中央部に円柱状に突設形成されたパンチ凸端34が形成されており、パンチ凸端34は等速ジョイントの外輪20の中心軸部22の軸端部に形成されたガイド孔26に挿入することができる径とされている。そして、パンチ凸端34の周囲はカシメパンチ32の軸芯に直交する方向を基準として上方へ3度傾斜した円錐状の押圧部36が形成されている。
そして、図1に示すように、ハブホイール12のアウター側端面16の中空孔14につながるカシメ固定部17の周囲には円筒状の環状部18が形成されている。
カシメ加工作業は次のようにして行う。まず、図1に想像線で示すようにカシメパンチ32のパンチ凸端34をガイド孔26に挿入し、押圧部36を円筒状端面24に押し当る。次に、カシメパンチ32の押圧部36を円筒状端面24に押圧してカシメパンチ32揺動させ、円筒状端面24を径方向外向きに屈曲させていく。そして、円筒状端面24を径方向外向きに屈曲させたカシメ部25をハブホイール12のアウター側端面16のカシメ固定部17にカシメて固定する。この実施例ではカシメパンチ32の揺動角αは最大で3度としている。
図3にカシメ加工を終えた車輪用軸受装置10のカシメ部25の軸平行断面を示す。カシメ加工の最大揺動角αが3度であり、押圧部36の傾斜が同じく3度であるため、カシメ部のアウター側表面は、回転軸中心に対して垂直な平面形状となっている。
上記の実施例によれば、カシメ部は平面状でカシメ角βは0度であって、従来よりも浅いカシメ角となっている。そのため、カシメ治具を揺動回転させる角度を従来よりも小さく設定できる。そのため、カシメ治具の揺動スペースが狭くて済むので、ハブホイールの環状部の位置や軸方向の幅は従来と同じであっても、カシメ治具のハブホイールの環状部への干渉を防止することができる。
また、カシメに必要な力が従来よりも弱くて済むため、圧痕が生じにくく、ハブホイールや等速ジョイントの変形も生じにくいという利点がある。なお、カシメ加工時には、必要に応じて、等速ジョイントの外輪に拘束治具をあてがって等速ジョイントの外輪の変形を抑止する。
また、上記の実施例によれば、カシメ治具の周辺部を径方向の傾斜が一定の直線的な形状としているため、カシメ治具の形状が簡単となる。また、カシメ治具による等速ジョイントの外輪の中心軸部の軸端部への接触が平面的な接触となるため、カシメ部がカシメ治具に嵌り込むことが無くカシメの作業効率がよい。
また、カシメ治具の中心軸を軸受装置の中心軸に対して揺動回転させる揺動角αは最大で3度としているので、カシメ治具の揺動スペースが従来よりも狭くすることができる。よって、ハブホイールの環状部の位置や軸方向の幅は従来と同じであっても、カシメ治具のハブホイールの環状部への干渉を防止することができる。
また、上記の実施例によれば、カシメ治具によるハブホイールの環状部への干渉が抑制されることにより、等速ジョイントの外輪と一体形成される中心軸部の軸径のアップやカシメの外径アップ等、軸回りの設計の自由度が拡大する。
上記の実施例では、カシメ部のアウター側表面は、回転軸中心に対して垂直な平面形状としておりカシメ角は0度であるが、カシメ角が−5度から15度の範囲が好適な範囲である。
カシメ角が−5度に満たない場合は、ハブホイールと等速ジョイントの軸方向での緩みを抑止するためのカシメの強度が十分でない。また、カシメ角が15度を超える場合はカシメの強度は十分であるが、カシメ治具の揺動スペースがそれほど狭くならないので、等速ジョイントの外輪と一体形成される中心軸部の軸径のアップやカシメの外径アップ等、軸回りの設計の自由度を確保するために十分でない。よって、カシメ角の好適な範囲は−5度から15度としている。
上記の実施例では揺動角αは3度としているが、揺動角αの好ましい範囲は5度以下である。揺動角は5度以下であっても、ハブホイールと等速ジョイントの軸方向での緩みを抑止するためにカシメの強度を確保できる。一方、揺動角αが5度を超えて7〜8度程度になると、カシメ治具の揺動スペースの確保のため、等速ジョイントの外輪と一体形成される中心軸部の軸径のアップやカシメの外径アップ等、軸回りの設計の自由度を十分に確保できない。よって、揺動角αの好ましい範囲は5度以下としている。なお、揺動角αを0度とし、カシメ治具を揺動させずに押し下げてカシメることによっても、ハブホイールと等速ジョイントの軸方向での緩みを抑止するためのカシメの強度を確保できる。
上記の実施例ではカシメ治具の揺動角αとカシメ治具の押圧部の傾斜を共に3度としているが、一致させる必要はなく、押圧部の形状も実施例に限定されない。
その他、本発明はその発明の思想の範囲で、各種の形態で実施できるものである。
一実施例である車輪用軸受装置のカシメ加工時の軸平行断面図を示す。 一実施例おけるカシメ治具の軸平行外観図である。 一実施例におけるカシメ部の軸平行断面図である。 従来技術によるカシメ加工時の車輪用軸受装置の軸平行断面図である。 従来技術によるカシメ部の軸平行断面図である。
符号の説明
α 揺動角
β カシメ角
10 車輪用軸受装置
12 ハブホイール
14 中空孔
16 アウター側端面
17 カシメ固定部
18 環状部
20 等速ジョイントの外輪
22 中心軸部
24 円筒状端面
25 カシメ部
26 ガイド孔
30 複列転がり軸受の外輪
32 カシメパンチ
34 パンチ凸端
36 押圧部

Claims (3)

  1. 軸芯部に中空孔が形成されたハブホイールと、中心軸部が一体形成された等速ジョイントの外輪と、ハブホイールの外周面に一方の内輪軌道面が形成され、等速ジョイントの外周面に他方の内輪軌道面が形成された複列転がり軸受を備え、
    前記ハブホイールの中空孔に前記等速ジョイントの中心軸部をスプライン嵌合させ、カシメ治具を揺動回転させて、等速ジョイントの中心軸部の軸端に形成された円筒状端面を径方向外向きに屈曲させてハブホイールのアウター側端面のカシメ固定部にカシメ固定した、車輪用軸受装置であって、
    前記中心軸部の先端を屈曲させることにより形成されたカシメ部のアウター側表面は、車輪用軸受装置の軸に垂直な平面で軸芯側から径方向外向きを基準としたときのインナー側への傾きが、−5度から15度の範囲であることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 請求項1に記載の車輪用軸受装置であって、
    中心軸部の先端に形成されたカシメ部のアウター側表面が、回転軸中心に対して垂直な平面のみで構成されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車輪用軸受装置の製造方法であって、
    前記カシメ治具の中心軸を前記車輪用軸受装置の中心軸に対して揺動回転させる揺動角は5度以下とされていることを特徴とする車輪用軸受装置の製造方法。
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