JP2013253638A - 補強カラー - Google Patents

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敬範 牧野
Kanji Sakota
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Abstract

【課題】先端割れ、座屈無し、座屈ズレ等の不具合を生ずることがなく適正に座屈可能であり且つ軟質部材に加わる軸力面圧を分散可能な補強カラーを提供する。
【解決手段】補強カラー1が、軟質部材2への取付時に取付孔3に嵌め込まれる本体部4と取付孔3から突出する座屈部5とから成る筒状体で構成され、座屈部5は、取付時に座屈変形して2重に折り曲げられるように構成され、座屈部5の外径x(mm)の値と座屈部5の取付孔3からの突出長さy(mm)の値が、上限式y=0.35x+1.5で表される直線と下限式y=0.22x+0.27で表される直線とにより囲まれた範囲から選択される。
【選択図】図1

Description

本発明は、補強カラーに関し、特に、軟質部材のボルト等の取付孔にプレス等により取り付け可能な補強カラーに関する。
従来技術によれば、このような補強カラーは、軟質部材の取付孔に挿入され、その取付孔から突出した部分をプレス等で座屈させることにより軟質部材に取付けられるようになっている。この座屈の形状としては、2重折り形状のもの、カール形状のもの(特許文献1)、くの字形状のもの(特許文献2)等がある。また、特許文献1の補強カラーは、自己穿孔機能を有し、その補強カラー自身によって軟質部材に取付孔を形成するようになっている。また、特許文献3は、自己穿孔機能を有する中空リベットを開示しているが、この中空リベットは、上記補強カラーと同様な構造を有しており、その先端部分はカール状に曲げられて軟質部材に取り付けられるようになっている。
特開2009−144911号公報 特開平11−101218号公報 実開平6−51521号公報
カール形状に座屈する補強カラーによれば、カール留め時に先端割れが起きるという不具合がある。また、カール形状の座屈では、座屈面が一点になるため、軸力面圧が一点に集中するという不具合もある。さらに、2重折り形状に座屈する補強カラーによれば、座屈しなかったり、座屈ズレ(図3参照)が起きたり等の不具合がある。
本発明の目的は、先端割れ、座屈無し、座屈ズレ等の不具合を生ずることがなく適正に座屈可能であり且つ軟質部材に加わる軸力面圧を分散可能な補強カラーを提供することである。
本発明の1つの特徴によれば、軟質部材の取付孔に取り付け可能な補強カラーにおいて、取付時に前記取付孔に嵌め込まれる本体部と前記取付孔から突出する座屈部とから成る筒状体で構成され、前記座屈部は、取付時に座屈変形して2重に折り曲げられるように構成され、前記座屈部の外径xの値と前記突出する長さyの値が、xとyの関係式で定められた範囲から選択されるように構成されている。
本発明の別の特徴によれば、前記xとyの値の選択範囲が、その範囲の上限を定める上限式で表される直線と下限を定める下限式で表される直線とにより囲まれた範囲であってもよい。
本発明の更に別の特徴によれば、前記上限式がy=0.35x+1.5であり、前記下限式がy=0.22x+0.27であってもよい。
本発明の更に別の特徴によれば、前記座屈部の厚みが前記本体部の厚みよりも薄くなっていてもよい。
本発明の更に別の特徴によれば、前記補強カラーは自己穿孔機能付補強カラーであってもよい。
本発明によれば、2重折りの座屈形状を採用しているため、先端割れを生ずることがなく、また、座屈面が平面となり軸力面圧を分散可能である。また、座屈部の外径と突出長さの関係を定めることによって座屈寸法を明確にしたので、座屈無し、座屈ズレ等の不具合も生じない。
図1は、本発明の実施形態による補強カラーが軟質部材へ挿入された状態を示す断面図である。 図2は、図1の補強カラーの座屈時の状態を示す断面図である。 図3は、従来の補強カラーの座屈時の不具合を示す断面図である。 図4は、本発明の実施形態による補強カラーの座屈部寸法の選択範囲を示すグラフである。 図5は、本発明の別の実施形態による穿孔機能付き補強カラーを軟質部材に取り付ける工程を示す部分断面図であり、(A)は穿孔前の状態を示す図、(B)は穿孔後の状態を示す図、(C)は座屈前の状態を示す図、(D)は座屈後の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態による補強カラー1が軟質部材2の取付孔3に挿入された状態を示しており、図2は、補強カラー1が座屈によって軟質部材2に取り付けられた状態を示している。
補強カラー1は、本体部4と座屈部5とから成る筒状体で構成されている。この筒状体の壁の厚さは、座屈部5の厚さが本体部4の厚さよりも薄くなるように形成されている。本体部4の座屈部5とは反対側の端部にはフランジ6が設けられており、このフランジ6が、補強カラー1が軟質部材2の取付孔3に挿入された際に、軟質部材の上面と係合するようになっている。
また、補強カラー1が軟質部材2の取付孔3に挿入された際に、本体部4が取付孔3に嵌め込まれ、座屈部5が取付孔3から突出するようになっている。座屈部5は、取付時にプレス等によって座屈変形して2重に折り曲げられて軟質部材2の下面と係合するようになっている。そして、2重に折り曲げられた座屈部5とフランジ6とによって軟質部材2を挟むことによって補強カラー1が軟質部材2に取り付けられるようになっている。
図1の実施形態による補強カラーでは、座屈部の外径x(mm)の値と突出長さy(mm)の値が、xとyの関係式で定められた特定の選択範囲から選択されている。この選択範囲は、その上限を定める上限式y=0.35x+1.5で表される直線と下限を定める下限式y=0.22x+0.27で表される直線とにより囲まれた範囲である。図4は、これらの直線を示すグラフである。
図4のグラフは、座屈部の外径x(mm)を横軸とし、座屈部の突出長さy(mm)を縦軸として上限式を表す直線L1及び下限式を表す直線L2を示している。これらの直線L1及びL2の始点及び終点の座標を*及び●でそれぞれ示している。因みに、これらの直線L1及びL2の始点及び終点の座標(x、y)は、L1の始点及び終点がそれぞれ(3、2.55)及び(25、10.25)であり、L2の始点及び終点がそれぞれ(3、0.93)及び(25、5.77)である。
座屈部の外径x(mm)の値と突出長さy(mm)の値の関係が、上限式L1より大きい場合、座屈時に2重折りされた座屈部15の先端が軸対象にならないという座屈ズレが生じやすく、また、下限式L2より小さい場合は、2重折りにならない等の座屈異常が生じやすい。
図3は、本発明の実施形態による補強カラーと従来の補強カラーとを比較するための従来の補強カラーの座屈時の不具合を示す図である。図3に示すように、従来の補強カラー11では、座屈部15の寸法が規定されていないため、座屈時に2重折りされた座屈部15の先端が軸対称にならないという座屈ズレZが生じる。
これに対して本発明の実施形態による補強カラー1によれば、上述したように座屈部5の寸法を数式化することにより明確にしたので、図2に示すように座屈時に2重折りされた座屈部5の先端が軸対称になり、従って、従来の補強カラーのような座屈ズレは生じない。
次に、図5を参照して、本発明の別の実施形態による自己穿孔機能付き補強カラー21について説明する。自己穿孔機能付き補強カラー21は自己穿孔機能を有する点以外は図1の補強カラー1の構造と同じ構造を有する。従って、図5の補強カラー21は、図1の補強カラー1と同様に、本体部24、座屈部25及びフランジ26で構成されている。
図5は、補強カラー21を軟質部材2に取り付ける工程を示す部分断面図であり、(A)、(B)、(C)及び(D)は、穿孔前、穿孔後、座屈前及び座屈後のそれぞれの状態を示している。図5に示すように、補強カラー21の軟質部材2への取付は、パンチ27とダイ28を使用して行われる。ダイ28は、半径方向に移動自在な2つのダイセグメントで構成され、それによって、開閉自在となっている。ダイ28は、穿孔工程(図5の(A)及び(B)参照)では開いており、座屈工程(図5の(C)及び(D)参照)では閉じている。また、パンチ27は、図5の上下方向に移動自在となっている。
先ず、穿孔工程について説明すると、図5の(A)に示すように、ダイ28上に軟質部材2が置かれ、その軟質部材の穿孔位置に補強カラー21が置かれる。そしてパンチ27が補強カラーのフランジ26の上面に装着される。穿孔時には、パンチ27がダイ28へ向かって押下げられ、それにより補強カラー21が軟質部材2の穿孔位置へ打ち込まれる。すると、軟質部材2から切出片2aが切り出されて、開状態のダイ28の開口29に収容される。このとき、補強カラー21のフランジ26が軟質部材2の上面と係合し、座屈部25が開口29内へ突出する(図5の(B)参照)。
次に、座屈工程について説明すると、図5の(C)に示すように、切出片2aが開口29から除去された後、ダイ28が閉状態となり、閉じたダイ28の上に、補強カラー21が軟質部材2の穿孔された取付孔3に挿入され状態で装着される。そして、パンチ27が再びダイ28へ向かって押下げられ、座屈部25が座屈変形して2重に折り曲げられて軟質部材2の下面と係合する。そして図1の補強カラー1と同様に、2重に折り曲げられた座屈部25とフランジ26とによって軟質部材2を挟むことによって補強カラー21が軟質部材2に取り付けられる。
なお、補強カラー21も、図1の補強カラー1と同様に、座屈部の外径x(mm)の値と突出長さy(mm)の値が、図4のグラフで示されるような、上限式y=0.35x+1.5で表される直線と下限式y=0.22x+0.27で表される直線とにより囲まれた範囲から選択されている。
1、11、21 補強カラー
2 軟質部材
3 切出片2a
4、24 本体部
5、15、25 座屈部
6、26 フランジ
27 パンチ
28 ダイ
29 開口

Claims (5)

  1. 軟質部材の取付孔に取り付け可能な補強カラーにおいて、取付時に前記取付孔に嵌め込まれる本体部と前記取付孔から突出する座屈部とから成る筒状体で構成され、前記座屈部は、取付時に座屈変形して2重に折り曲げられるように構成され、前記座屈部の外径xの値と前記突出する長さyの値が、xとyの関係式で定められた範囲から選択されることを特徴とする補強カラー。
  2. 前記xとyの値の選択範囲が、その範囲の上限を定める上限式で表される直線と下限を定める下限式で表される直線とにより囲まれた範囲であることを特徴とする請求項1に記載の補強カラー。
  3. 前記上限式がy=0.35x+1.5であり、前記下限式がy=0.22x+0.27であることを特徴とする請求項2に記載の補強カラー。
  4. 前記座屈部の厚みが前記本体部の厚みよりも薄くなっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の補強カラー。
  5. 前記補強カラーは自己穿孔機能付補強カラーであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の補強カラー。
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