JP2003201646A - 工芸織物と製織法 - Google Patents

工芸織物と製織法

Info

Publication number
JP2003201646A
JP2003201646A JP2001398589A JP2001398589A JP2003201646A JP 2003201646 A JP2003201646 A JP 2003201646A JP 2001398589 A JP2001398589 A JP 2001398589A JP 2001398589 A JP2001398589 A JP 2001398589A JP 2003201646 A JP2003201646 A JP 2003201646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warp
fabric
weaving
edge
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001398589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3581965B2 (ja
Inventor
Shinichiro Konaka
進一朗 小仲
Yoshihisa Hirai
義久 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawashima Textile Manufacturers Ltd
Original Assignee
Kawashima Textile Manufacturers Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawashima Textile Manufacturers Ltd filed Critical Kawashima Textile Manufacturers Ltd
Priority to JP2001398589A priority Critical patent/JP3581965B2/ja
Publication of JP2003201646A publication Critical patent/JP2003201646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3581965B2 publication Critical patent/JP3581965B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)
  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 織始め側と織終り側の端縁25・26と左右
の耳縁14・14との間に外観および触感・風合いの点
において差異がなく、手織織機によって織成された小さ
い織物でも、手芸品として高く評価される工芸織物を得
る。又、手織織機の実用価値を高め、その手織織機を広
く普及させる。 【解決手段】 折れ曲がってU字状端末を形成した擬似
経糸15を、そのU字状折曲端16を織物の端縁25・
26の外側に突き出して織物に織り込み、織物の端縁2
5・26の外側に突き出ている経糸11又は緯糸13の
突出端部18を織物の端縁25・26から突き出ている
擬似経糸のU字状折曲端16の輪奈状隙間17の中に差
し込み、擬似経糸のU字状折曲端16の反対側の他端部
19を引っ張って、U字状折曲端の輪奈状隙間17に差
し込まれている経糸11又は緯糸13の突出端部18を
織物内に引き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タペストリー、壁
掛け、テーブルセンター、ショール、マフラー、ハンカ
チーフ等の装飾品や身の回り品として、一枚の継ぎ目の
ない平らな織物の状態で使用される工芸織物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】機卸し直後の生機の状態の織物の耳縁で
は、緯糸がU字状に折り返されて織物の内側に織り込ま
れている。耳縁の経糸は、その緯糸の折り返されてU字
状に折れ曲がった折返端によって織物内へと引き寄せら
れているので、耳縁から解れ出ることはない。しかし、
織始め側の端縁と織終り側の端縁では、機卸し時にカッ
トされた経糸の端末がフリーの状態で突き出ているだけ
であり、その端縁での緯糸は、その端末がフリーの状態
の経糸によって織物の内側へと引き寄せられることはな
いので、織始め側や織終り側の端縁から解れ出し易い状
態におかれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その緯糸の解れ出しを
防ぐために、織物の織始め側や織終り側の端縁を巻き込
むように二重三重に折り畳んで折畳代を縫合したり、オ
ーバーロックミシンによって端縁部分の多数本の緯糸を
経糸と一緒に締束したり、織始め側や織終り側の端縁部
分に接着剤を塗着して経糸と緯糸を接着すると言った解
れ止めが施される。しかし、そのような解れ止めでは、
織始め側や織終り側の端縁と左右の耳縁との間に外観上
だけではなく、触感・風合いの点でも違和感を生じ、織
物としての商品価値が損なわれ、ショール、マフラー、
ハンカチーフ等の肌身に触れて使用される商品に適した
工芸織物は得られない。特に、60cm以下で概して1
5〜30cmに織幅が設定されている学習用や手芸用の
小幅の手織織機で織成される織物では、それが一般織物
の端切れのように小さいので、それに折り畳んで縫合す
る方法やオーバーロックミシン、或いは、接着剤による
解れ止めを施しても梵論布の如きイメージを与えかね
ず、手芸品としての付加価値の高い工芸織物は得られな
い。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、織始め側と織終り側の
端縁25・26と左右の耳縁14・14との間に外観お
よび触感・風合いの点において差異がなく、手織織機に
よって織成された小さい織物でも、手芸品として高く評
価される工芸織物が得られ、手織織機の実用価値が高ま
り、広く普及されるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る工芸織物の
製織法は、折れ曲がってU字状端末を形成した擬似経糸
15を、そのU字状折曲端16を織物の端縁25・26
の外側に突き出して織物に織り込み、織物の端縁25・
26の外側に突き出ている経糸11又は緯糸13の突出
端部18を織物の端縁25・26から突き出ている擬似
経糸のU字状折曲端16の輪奈状隙間17の中に差し込
み、擬似経糸のU字状折曲端16の反対側の他端部19
を引っ張ってU字状折曲端の輪奈状隙間17に差し込ま
れている経糸11又は緯糸13の突出端部18を織物内
に引き込むことを特徴とする。
【0006】本発明によると、工芸織物は、(a) 整
経された経糸11の形成する開口12に緯糸13を投入
して織物を織成する製織過程において、(b) 緯糸1
3を経糸配列の耳縁14において折り返し、耳縁に沿っ
て平行に連続する少なくとも4本の経糸11と緯糸13
が交叉した織物の耳縁14における織組織構造、即ち、
織組織として認められる規則性をもって経糸と緯糸が交
叉して構成する織物としての構造を形成し、(c) 織
始め側の織物の端縁25と織終り側の織物の端縁26に
おいて、折れ曲がってU字状端末を形成した擬似経糸1
5を、そのU字状折曲端16を織物の端縁25・26の
外側に突き出して、織物本体を構成する整経された経糸
11と共に織り込み、織物の端縁25・26に沿って平
行に連続する少なくとも4本の緯糸13と交叉した織組
織構造を形成し、(d) その後、織物の端縁25・2
6から突き出ている擬似経糸のU字状折曲端16の輪奈
状隙間17の中に、織物の端縁25・26から突き出て
いる経糸の突出端部18を差し込み、(e) 擬似経糸
のU字状折曲端16の反対側の他端部19を引っ張っ
て、U字状折曲端の輪奈状隙間17に差し込まれている
経糸の突出端部18を織物内に引き込み、(f) 必要
に応じてU字状折曲端16の反対側の他端部19を更に
引っ張って擬似経糸15を織物20から抜き取って織成
される。
【0007】その製織に手織織機を使用する場合、工芸
織物は、(g) 織機フレーム21の製織方向38にお
ける前方と後方に、製織方向に直交する織機の織幅方向
39に軸芯方向を平行に係止された前方桿22・23と
後方桿32・33の間で経糸11を繰り返して往復さ
せ、(h) その経糸の折返端41・42・43・51
・52・53を前方桿22・23と後方桿32・33に
係止し、経糸11を前方桿22・23と後方桿32・3
3の間にジグザグに張設し、(i) 前方桿22に係止
された折返端41・42・43から後方桿23に係止さ
れた折返端51・52・53の間の部分経糸11に綜絖
24を取り付け、(j) 綜絖24を操作して形成され
る部分経糸の開口12に緯糸13を投入して織物を織成
する製織過程において、(k) 緯糸13を経糸配列の
耳縁14において折り返し、耳縁に沿って平行に連続す
る少なくとも4本の経糸11と緯糸13が交叉した織物
の耳縁14における織組織構造を形成し、(l) 織終
り側の織物の端縁26において、折れ曲がってU字状端
末を形成した擬似経糸15を、そのU字状折曲端16を
織物の端縁26の外側に突き出して、織物本体を構成す
る部分経糸11と共に織り込み、織物の端縁26に沿っ
て平行に連続する少なくとも4本の緯糸13と交叉した
織組織構造を形成し、(m) その後、織物の端縁26
から突き出ている擬似経糸のU字状折曲端16の輪奈状
隙間17の中に、織物の端縁26から突き出ている部分
経糸の突出端部18を差し込み、(n) 擬似経糸のU
字状折曲端16の反対側の他端部19を引っ張って、U
字状折曲端の輪奈状隙間17に差し込まれている部分経
糸の突出端部18を織物内に引き込み、(o) 必要に
応じてU字状折曲端16の反対側の他端部19を更に引
っ張って擬似経糸15を織物20から抜き取って織成さ
れる。
【0008】そのように手織織機を使用する場合、前方
桿22・23を第1前方桿22と第2前方桿23との2
種類とし、その第1前方桿22を製織方向に移動可能に
織機フレーム21に係止し、(q) 前方桿22・23
と後方桿32・33の間で経糸11を繰り返して往復さ
せ、その経糸の折返端41・42・43・51・52・
53を前方桿22・23と後方桿32・33に係止し、
経糸11を前方桿22・23と後方桿32・33の間に
ジグザグに張設する過程において、(r) 前方桿22
・23と後方桿32・33の間を往復する経糸11の前
方桿22・23に順次係止される3個の折返端41・4
2・43の中の1個の折返端41を第1前方桿22に係
止し、残りの2個の折返端42・43を第2前方桿23
に係止し、(s) 部分経糸の突出端部18の織物内へ
の引込前において、第1前方桿の折返端41から続く部
分経糸の後方桿32・33における折返端52・53を
製織方向に移動可能なフリーの状態にし、(t) 織物
の織始め側の端縁25から引き離す方向に第1前方桿2
2を移動して、後方桿側32・33のフリーの状態にさ
れた折返端52・53を織物内部(20)を通して織前
26(織終り側の織物の端縁)に引き寄せた後、(u)
第1前方桿22によって引き出された折返端41から
続く織始め側の部分経糸の突出端部18と、第1前方桿
22によって織前26に引き寄せられずに残った織終り
側の部分経糸の突出端部18を、擬似経糸15によって
織物内に引き込むとよい。
【0009】このようにして織成された工芸織物20
は、織物の周縁における経糸端末が織物の内側に折り返
されており、その折り返された経糸端末が、織物の周縁
に沿って平行に連続する少なくとも4本の緯糸と交叉し
て織物の周縁における織組織構造を形成している点に第
1の特徴がある。本発明に係る工芸織物20の第2の特
徴は、織物の周縁における経糸端末と緯糸端末がそれぞ
れ織物の内側に折り返されており、その折り返された経
糸端末が、織物の周縁に沿って平行に連続する少なくと
も4本の緯糸と交叉して織物の周縁における織組織構造
を形成しており、又、折り返された緯糸端末が、織物の
周縁に沿って平行に連続する少なくとも4本の経糸と交
叉して織物の周縁における織組織構造を形成している点
にある。
【0010】
【発明の実施の形態】シャットル織機で織成される織物
では、緯糸が耳縁で折り返されて織始め(25)から織
終り(26)までエンドレスに連続している。レピア織
機で織成される織物では、筬打ち(ピッキング)毎に緯
糸がカットされるが、そのカットされた緯糸端末は次の
開口時に織物の内側に折り返されて耳織組織を形成して
いる。その耳織組織を、絽や羅や紗等の搦み織組織にす
る場合、特に、耳縁に沿って配列される耳経糸に熱融着
性繊維が使用されている場合には、緯糸端末が織物の内
側に折り返されていなくても、経糸の耳縁からの解れ出
しは防止される。このため、緯糸端末を織物の内側に折
り返すことは必ずしも必要ではなく、特に、自動織機に
よる製織過程で行われるシャットルチェンジの際に発生
する緯糸の端末までも逐一自動織機を停止して織物の内
側に折り返すことは必ずしも必要とされない。しかし、
織始めと織終りの織前だけを、織幅の全長にわたって絽
や羅や紗等の搦み織組織にすることは出来ない。従っ
て、工芸織物の周縁での解れ止めには、経糸端末を織物
の内側に折り返し、その折り返された経糸端末が少なく
とも4本の緯糸と交叉した織組織構造を形成することが
必須要件となる。その場合においても、全ての経糸端末
を織物の内側に折り返すことは必ずしも必要ではなく、
1本或いは数本おきの経糸端末を織物の内側に折り返
し、その折り返された経糸端末が4本以上の緯糸と交叉
した織組織構造を形成するだけでも織始め(25)と織
終り(26)の織前からの緯糸の解れ出しを防ぐことが
出来る。
【0011】図1と図2と図3は、ワイヤー綜絖24を
使用した通常の織機における本発明の実施例を図示し、
織始め(25)と織終り(26)の間では、従来通り綜
絖24の操作によって形成される経糸間の開口12に緯
糸13を打ち込んで製織を進行する(図1)。図2は、
織終り時の織前26の状態を図示し、擬似経糸15は、
最後の緯糸13を打ち込む数回前の打ち込み時に、経糸
11と同じ綜絖の綜目27に通されたガイド糸28の先
端の輪奈に通して折り曲げ、そのU字状に折れ曲がった
擬似経糸の両端19・19を、織前に平行に固定した係
止桿29に係止して織機にセットされ、経糸と同様に開
口を形成して織物の一部を成すように織り込まれる。そ
の擬似経糸15を織り込む過程において、擬似経糸と同
様にU字状に折り曲げた擬似緯糸25を、そのU字状折
曲端36を耳縁14の外側に突き出し、緯糸13と共に
織り込んでおくとよい。擬似経糸15や擬似緯糸25に
は、経糸11や緯糸11に使用される有機繊維糸条の他
に釣糸やワイヤーを使用することも出来、特に、擬似緯
糸25には、剛直なヒゲ針やベラ針等の編み機用針や糸
通し孔の大きい縫い針を使用することも出来る。
【0012】図3は、織終り後において織前から突き出
て綜絖24へと続く経糸の突出端部18を織物内に引き
込む過程を図示する。即ち、織終り後においては、擬似
経糸15をガイド糸28から外してフリーにし、織前
(26)と綜絖24の間で経糸(18)をカットし、そ
のカットした経糸の突出端部18を擬似経糸のU字状折
曲端の輪奈状隙間17に差し込み、擬似経糸15を引っ
張って擬似経糸15と共に経糸の突出端部18を織物内
に引き込む。その場合、その引き込む経糸の突出端部1
8は、その引き込む経糸と一緒に開口運動をして一緒に
織り込まれた擬似経糸の輪奈状隙間17にではなく、そ
の引き込む経糸とは異なる1本または数本隣の別の経糸
と一緒に開口運動した擬似経糸の輪奈状隙間17に差し
込み、その1本または数本隣合う経糸と経糸が、その織
物内に引き込まれた突出端部18を介して接続された恰
好にするとよい。何故なら、一緒に(一体になって)開
口運動した擬似経糸の輪奈状隙間に通すと、その経糸の
突出端部が擬似経糸によって織物から抜き出されてしま
うことになるからである。
【0013】図2に図示する実施例では、擬似経糸15
をガイド糸28に連結させているが、ガイド糸28は必
ずしも必要ではなく、ガイド糸28を用いず、擬似経糸
15を直接綜目27に通し、そのU字状折曲端(16)
を綜絖24の後側の畦桿や織機フレーム、経糸送出ロー
ル等に係止しておくことも出来る。又、図2に図示する
実施例では、擬似経糸15(ガイド糸28)を経糸と同
じ綜目27に通しているが、経糸11を操作する綜絖2
4とは別の擬似経糸専用の綜絖を用意しておき、その擬
似経糸専用の綜目に擬似経糸15(ガイド糸28)を通
して、擬似経糸15(ガイド糸28)が経糸11とは異
なる開口運動をするようにすることも出来る。そのよう
に擬似経糸専用の綜絖を用意すると、織物の経糸密度や
緯糸密度が緻密で、引き抜くとき擬似経糸15や経糸の
突出端部18が織物から強い抵抗を受けて引き抜き難く
なるような場合に効果的である。例えば、経糸密度や緯
糸密度が緻密な織物では、擬似経糸の接結点の数を経糸
の接結点の数よりも少なくし、擬似経糸が織物の表面に
浮き上がって飛び飛びに織物に係止されるように織り込
まれるようにする。綜絖24に操作されるガイド糸28
を使用する場合、剛直なヒゲ針やベラ針等の編み機用針
や糸通し孔の大きい縫い針を擬似経糸15とし、それら
の糸通し孔にガイド糸28を通して擬似経糸15(針)
とガイド糸28を接続し、一旦ガイド糸28を織物に織
り込んだ後、ガイド糸28を引っ張って擬似経糸15
(針)のU字状折曲端16の輪奈状隙間17(針の糸通
し孔)を織物の周縁の外側に引き出し、その輪奈状隙間
17(針の糸通し孔)に緯糸や経糸の突出端部18を差
し込むようにすることも出来る。
【0014】最後に織り込まれた緯糸の端末34は、擬
似緯糸35のU字状折曲端36の輪奈状隙間37に差し
込み、経糸の突出端部18を織物内に引き込む場合と同
じ要領で最後の緯糸の端末34を織物内に引き込む。図
1と図2と図3は、織終り後の経糸の突出端部18の引
込過程を図示しているが、織始め(25)において緯糸
と交叉せず、残されて織物の端縁(25)の外側に突き
出ている経糸の突出端部18を織物内に引き込む場合
も、織終りの織前(26)から突き出て経糸の突出端部
18を織物内に引き込む場合と略同じ要領で織始め(2
5)の経糸の突出端部18を織物内に引き込む。
【0015】図4と図5は、搦織組織における経糸の突
出端部18の引込要領を図示する。即ち、搦織組織の場
合、搦経糸10と一緒にではなく、軸芯が製織方向に真
直ぐ続く芯経糸11と一緒に(一体に)擬似経糸15を
開口運動させるか、又は、搦経糸用綜絖にではなく、擬
似経糸専用の綜絖に擬似経糸15を通す。図1〜図4に
図示する実施例では、経糸2本につき1本の割合で擬似
経糸を配置しているが、擬似経糸は3本以上の複数本の
経糸につき1本の割合で配置し、1本の擬似経糸によっ
て3本以上の複数本の経糸を織物内に引き込むことも出
来る(図5)。その1本の擬似経糸で複数本の経糸を引
き込む場合、図4と図5に図示するように、それらの突
出端部18を撚り合わせておくと、擬似経糸と一体にな
って開口運動した経糸を、その一体になって開口運動し
た擬似経糸によって引き込む場合でも、突出端部18が
織物から抜き出されることがなく、擬似経糸を引っ張る
手間も少なくなって解れ止め処理を楽に行うことが出来
る。
【0016】図6〜図10は、手織織機による製織過程
を図示する。織機フレーム21の前方と後方には、経糸
を係止する前方桿と後方桿が製織方向に移動可能に載承
されている。前方桿は前方移動桿22と前方被移動桿2
3の2種類の桿によって構成され、後方桿も後方移動桿
32と後方被移動桿33の2種類の桿によって構成され
ており、それらの各桿には経糸を引っ掛けるフック31
が装着されている。前方移動桿22は製織方向の前方
(図面用紙の手前側)に、前方被移動桿23は製織方向
の後方(図面用紙の裏側)に、後方移動桿32は製織方
向の後方(図面用紙の裏側)に、後方被移動桿33は製
織方向の前方(図面用紙の手前側)に、それぞれ移動可
能になっている。これらの移動桿は、経糸の整経から織
物の織終りに至る製織過程で織機フレーム21に係止さ
れて移動不可能なロック状態におかれる。尚、本発明に
おいて「前方」とは、織機フレーム21と織物20の製
織方向38において織始めとなる側(25)を意味し、
「後方」とは、織機フレーム21と織物20の製織方向
38において織終りとなる側(26)を意味する。
【0017】経糸11は、前方桿22・23と後方桿3
2・33の間を往復させ、前方移動桿22・後方被移動
桿33・前方被移動桿23・後方移動桿32・前方被移
動桿23・後方被移動桿33・前方移動桿22・後方被
移動桿33・前方被移動桿23・後方移動桿32・前方
被移動桿23・後方被移動桿33………(22・33・
23・32・23・33/22・33・23・32・2
3・33/22・33・23・32・23・33……
…)の順に、即ち、前方桿に順次係止される3個の折返
端41・42・43の中の1個の折返端41を前方移動
桿22に係止し、残りの2個の折返端42・43を前方
被移動桿23に係止し、後方桿に順次係止される3個の
折返端51・52・53の中の1個の折返端51を後方
移動桿32に係止し、残りの2個の折返端52・53を
後方被移動桿33に係止すると言うように、前方と後方
の被移動桿23・33に対して2回係止する度に前方と
後方の移動桿22・32に対して1回係止する2対1の
割合で前方と後方の移動桿と被移動桿に係止する。移動
桿(22・32)に引っ掛けるときは、その前に前後合
計2つの被移動桿23と33に引っ掛けてから前方移動
桿22に引っ掛け、次いで、前後合計2つの被移動桿3
3と23に引っ掛けてから後方移動桿32に引っ掛ける
と言うように、前後合計2つの被移動桿(23と33)
に引っ掛けてから前後1つの移動桿(22・32)に引
っ掛ける。そのように2対1の割合で前方と後方の移動
桿と被移動桿に係止する場合、経糸11は、前後合計2
つの被移動桿(23と33)と前方移動桿22の間で描
くZ字と、次の前後合計2つの被移動桿(33と23)
と後方移動桿32の間で描くS字が交互に繰り返される
恰好になって織機フレームにセットされる。
【0018】綜絖24は、片側縁が未開放縁になってお
り、その反対側の他の片側縁が開放された導入溝44に
なっている鈎状の糸通し孔27を有する鈎針48によっ
て構成し、その複数本の鈎針48を、それぞれ導入溝4
4を未開放縁に隣合わせに向かい合わせ、それら複数本
の鈎針48の糸通し孔27を一直線上に揃え、隣合う鈎
針48と鈎針48の間に一定の隙間を開けて基盤に突設
し、複数本の鈎針48が櫛歯のように並んだ恰好にし、
その鈎針を前方桿22・23から後方桿32・33へと
続く各部分経糸間に挿入し、それを織幅方向39に移動
すると、各部分経糸11が導入溝44から糸通し孔27
へと嵌まり込んで織機フレーム21にセットされる。鈎
針48の糸通し孔27の近くには、擬似経糸を引っ掛け
るフック45が設けられている。
【0019】織始め(25)には、前方移動桿22のフ
ック31に係止された1本の部分経糸11につき1個の
二重輪奈40を、前方被移動桿のフック31と鈎針のフ
ック45の間に擬似経糸15を二重に巻き掛けて形成
し、輪奈を形成している擬似経糸15を経糸11と一緒
に開口運動させて何回か緯糸13を織り込む(図8)。
その後、擬似経糸15を鈎針のフック45から外すと、
綜絖24が製織方向38に移動可能なフリーの状態にな
り、その状態で綜絖15を織終り側(26)へと移動し
つつ製織し続ける。
【0020】織終り時の最後の緯糸を打ち込む数回前の
緯糸打込み時に近づいたとき、織前にフック付き係止桿
29をセットし、後方移動桿33のフック31に係止さ
れた1本の部分経糸につき1個の輪奈50を、係止桿の
フック30と鈎針のフック45に擬似経糸15を巻き掛
けて形成し、その輪奈50を形成している擬似経糸15
を部分経糸11と一緒に開口運動させて織終り(26)
に至るまで製織を再開する(図9)。その後、係止桿2
9と鈎針48から擬似経糸15を取り外してフリーに
し、導入溝44を通して部分経糸11を綜絖24から取
り外し、綜絖24を織機フレーム21(経糸配列面)か
ら取り外す。次いで、前方桿22・23と後方桿32・
33を製織方向に移動可能なフリーの状態にし、前方移
動桿22と後方移動桿32を互いに引き離される方向に
移動させる。
【0021】そうすると、前方移動桿22のフック31
に引っ掛かっている部分経糸が引っ張られ、前方移動桿
22から続いて後方被移動桿32のフック31に引っ掛
かって織終り側の端縁から突き出ている部分経糸の突出
端部18が織物内に引っ張り込まれ、同時に、後方移動
桿32のフック31に引っ掛かっている部分経糸も引っ
張られ、後方移動桿32から続いて前方被移動桿23の
フック31に引っ掛かって織始め側の端縁から突き出て
いる部分経糸の突出端部18が織物内に引っ張り込まれ
る。
【0022】そのとき、前方移動桿22のフック31に
引っ掛かっている部分経糸は、後方被移動桿32のフッ
ク31に引っ掛かって織終り側の端縁から突き出ていた
部分経糸の突出端部18が織物内に引っ張り込まれた分
だけ織始め側の端縁25から引き出され、前方移動桿2
2のフック31に引っ掛かって織始め側の端縁25から
突き出ていた部分経糸の突出端部18が一層長く突出
し、同時に、後方移動桿32のフック31に引っ掛かっ
ている部分経糸も、前方被移動桿23のフック31に引
っ掛かって織始め側の端縁から突き出ていた部分経糸の
突出端部18が織物内に引っ張り込まれた分だけ織終り
側の端縁26から引き出され、後方移動桿32のフック
31に引っ掛かって織終り側の端縁26から突き出てい
た部分経糸の突出端部18も一層長く突出することにな
る。その時点では、後方被移動桿32のフック31に引
っ掛かって織終り側の端縁26から突き出ていた部分経
糸の突出端部18の折返端52・53が織終り側の端縁
26に密着し、又、前方被移動桿32のフック31に引
っ掛かって織始め側の端縁25から突き出ていた部分経
糸の突出端部18の折返端42・43が織始め側の端縁
25に密着しているので、それらの端縁(25・26)
からの緯糸13が解れ出すことはない。
【0023】次いで、織始め側と織終り側の端縁25・
26から長く突き出ている部分経糸の突出端部18を擬
似経糸の輪奈状隙間17に差し込み、擬似経糸15を引
っ張って織物から引き出すと、部分経糸の突出端部18
が織物内に引き込まれる。かくして、織物の周縁におけ
る経糸端末と緯糸端末がそれぞれ織物の内側に折り返さ
れており、その折り返された経糸端末は、周縁に沿って
平行に連続する少なくとも4本の緯糸と交叉して織物の
周縁における織組織構造を形成しており、又、折り返さ
れた緯糸端末は、周縁に沿って平行に連続する少なくと
も4本の経糸と交叉して織物の周縁における織組織構造
を形成している工芸織物が得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明(請求項1・2)によると、織始
め側と織終り側の端縁25・26と左右の耳縁14との
間に外観および触感・風合いの点において差異がなく、
手織織機によって織成された小さい織物でも、手芸品と
して高く評価される工芸織物が得られる。
【0025】本発明(請求項3・4)によると、解れの
原因となる織糸の突出端部18を、織物の一部を構成す
る擬似織糸15によって織物内部に引き込むので、解れ
止めを効率的に行うことが出来る。
【0026】本発明(請求項5)によると、織幅60c
m以下の小幅の手織織機によって織成された小さい織物
でも付加価値が高まり、手織織機の実用価値も高まっ
て、手織織機を広く普及させることが出来る。
【0027】本発明(請求項6)によると、解れの原因
となる織糸の突出端部18の66%を瞬時にして織物内
に引き込むことが出来、擬似経糸15による解れ止め処
理を効率的に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】織機の織前の要部斜視図である。
【図2】織機の織前の要部斜視図である。
【図3】本発明に係る工芸織物の織前の拡大平面図であ
る。
【図4】本発明に係る工芸織物の織前の拡大平面図であ
る。
【図5】本発明に係る工芸織物の織前の拡大平面図であ
る。
【図6】本発明に係る工芸織物の織前の拡大平面図であ
る。
【図7】本発明に係る手織織機の斜視図である。
【図8】本発明に係る手織織機の斜視図であり、その一
部を円で囲んで拡大して図示している。
【図9】本発明に係る手織織機の斜視図であり、その一
部を円で囲んで拡大して図示している。
【図10】本発明に係る手織織機の斜視図である。
【符号の説明】
10 搦経糸 11 経糸(部分経糸・芯経糸) 12 開口 13 緯糸 14 耳縁 15 擬似経糸 16 U字状折曲端 17 輪奈状隙間 18 突出端部 19 擬似経糸の他端部 20 織物 21 織機フレーム 22 前方移動桿(第1前方桿) 23 前方被移動桿(第2前方桿) 24 綜絖 25 織始め側端縁 26 織終り側端縁(織前) 27 綜目(糸通し孔) 28 ガイド糸 29 係止桿 30・31・45 フック 32 後方移動桿 33 後方被移動桿 34 緯糸の端末 35 擬似緯糸 36 U字状折曲端 37 輪奈状隙間 38 製織方向 39 織幅方向 40 二重輪奈 41・42・43・51・52・53 折返端 44 導入溝 48 鈎針 50 輪奈
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L043 AA01 AA07 BB01 BB03 4L048 BD05 BD10 DA11 DA15 4L050 AA01 AA07 AA11 CA02 CA11 CA35 CB28 CB29 ED03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織物の周縁における経糸端末が織物の内
    側に折り返されており、その折り返された経糸端末が、
    織物の周縁に沿って平行に連続する少なくとも4本の緯
    糸と交叉して織物の周縁における織組織構造を形成して
    いる工芸織物。
  2. 【請求項2】 織物の周縁における経糸端末と緯糸端末
    がそれぞれ織物の内側に折り返されており、その折り返
    された経糸端末は、織物の周縁に沿って平行に連続する
    少なくとも4本の緯糸と交叉して織物の周縁における織
    組織構造を形成しており、又、折り返された緯糸端末
    は、織物の周縁に沿って平行に連続する少なくとも4本
    の経糸と交叉して織物の周縁における織組織構造を形成
    している工芸織物。
  3. 【請求項3】 折れ曲がってU字状端末を形成した擬似
    経糸(15)を、そのU字状折曲端(16)を織物の端
    縁(25・26)の外側に突き出して織物に織り込み、
    織物の端縁(25・26)の外側に突き出ている経糸
    (11)又は緯糸(13)の突出端部(18)を織物の
    端縁(25・26)から突き出ている擬似経糸のU字状
    折曲端の輪奈状隙間(17)の中に差し込み、擬似経糸
    のU字状折曲端の反対側の他端部(19)を引っ張っ
    て、U字状折曲端の輪奈状隙間(17)に差し込まれて
    いる経糸又は緯糸の突出端部(18)を織物内に引き込
    む工芸織物の製織法。
  4. 【請求項4】(a) 整経された経糸(11)の形成す
    る開口(12)に緯糸(13)を投入して織物を織成す
    る製織過程において、(b) 緯糸(13)を経糸配列
    の耳縁(14)において折り返し、耳縁に沿って平行に
    連続する少なくとも4本の経糸(11)と緯糸(13)
    が交叉した織物の耳縁(14)における織組織構造を形
    成し、(c) 織始め側の織物の端縁(25)と織終り
    側の織物の端縁(26)において、折れ曲がってU字状
    端末を形成した擬似経糸(15)を、そのU字状折曲端
    (16)を織物の端縁(25・26)の外側に突き出し
    て、織物本体を構成する整経された経糸(11)と共に
    織り込み、織物の端縁(25・26)に沿って平行に連
    続する少なくとも4本の緯糸(13)と交叉した織組織
    構造を形成し、(d) その後、織物の端縁(25・2
    6)から突き出ている擬似経糸のU字状折曲端(16)
    の輪奈状隙間(17)の中に、織物の端縁(25・2
    6)から突き出ている経糸の突出端部(18)を差し込
    み、(e)擬似経糸のU字状折曲端(16)の反対側の
    他端部(19)を引っ張って、U字状折曲端の輪奈状隙
    間(17)に差し込まれている経糸の突出端部(18)
    を織物内に引き込み、(f) 必要に応じてU字状折曲
    端(16)の反対側の他端部(19)を更に引っ張って
    擬似経糸(15)を織物(20)から抜き取る工芸織物
    の製織法。
  5. 【請求項5】(g) 織機フレーム(21)の製織方向
    (38)における前方と後方に、製織方向に直交する織
    機の織幅方向(39)に軸芯方向を平行に係止された前
    方桿(22・23)と後方桿(32・33)の間で経糸
    (11)を繰り返して往復させ、(h) その経糸の折
    返端(41・42・43・51・52・53)を前方桿
    (22・23)と後方桿(32・33)に係止し、もっ
    て、経糸(11)を前方桿(22・23)と後方桿(3
    2・33)の間にジグザグに張設し、(i) 前方桿
    (22)に係止された折返端(41・42・43)から
    後方桿(23)に係止された折返端(51・52・5
    3)の間の部分経糸(11)に綜絖(24)を取り付
    け、(j) 綜絖(24)を操作して形成される部分経
    糸の開口(12)に緯糸(13)を投入して織物を織成
    する製織過程において、(k) 緯糸(13)を経糸配
    列の耳縁(14)において折り返し、耳縁に沿って平行
    に連続する少なくとも4本の経糸(11)と緯糸(1
    3)が交叉した織物の耳縁(14)における織組織構造
    を形成し、(l) 織終り側の織物の端縁(26)にお
    いて、折れ曲がってU字状端末を形成した擬似経糸(1
    5)を、そのU字状折曲端(16)を織物の端縁(2
    6)の外側に突き出して、織物本体を構成する部分経糸
    (11)と共に織り込み、織物の端縁(26)に沿って
    平行に連続する少なくとも4本の緯糸(13)と交叉し
    た織組織構造を形成し、(m)その後、織物の端縁(2
    6)から突き出ている擬似経糸のU字状折曲端(16)
    の輪奈状隙間(17)の中に、織物の端縁(26)から
    突き出ている部分経糸の突出端部(18)を差し込み、
    (n) 擬似経糸のU字状折曲端(16)の反対側の他
    端部(19)を引っ張って、U字状折曲端の輪奈状隙間
    (17)に差し込まれている部分経糸の突出端部(1
    8)を織物内に引き込み、(o) 必要に応じてU字状
    折曲端(16)の反対側の他端部(19)を更に引っ張
    って擬似経糸(15)を織物(20)から抜き取る工芸
    織物の製織法。
  6. 【請求項6】(p) 前掲請求項3に記載の前方桿(2
    2・23)を第1前方桿(22)と第2前方桿(23)
    との2種類とし、その第1前方桿(22)を製織方向に
    移動可能に織機フレーム(21)に係止し、(q) 前
    方桿(22・23)と後方桿(32・33)の間で経糸
    (11)を繰り返して往復させ、その経糸の折返端(4
    1・42・43・51・52・53)を前方桿(22・
    23)と後方桿(32・33)に係止し、経糸(11)
    を前方桿(22・23)と後方桿(32・33)の間に
    ジグザグに張設する過程において、(r) 前方桿(2
    2・23)と後方桿(32・33)の間を往復する経糸
    (11)の前方桿(22・23)に順次係止される3個
    の折返端(41・42・43)の中の1個の折返端(4
    1)を第1前方桿(22)に係止し、残りの2個の折返
    端(42・43)を第2前方桿(23)に係止し、
    (s) 部分経糸の突出端部(18)の織物内への引込
    前において、第1前方桿の折返端(41)から続く部分
    経糸の後方桿(32・33)における折返端(52・5
    3)を製織方向に移動可能なフリーの状態にし、(t)
    織物の織始め側の端縁(25)から引き離す方向に第
    1前方桿(22)を移動して、後方桿側(32・33)
    のフリーの状態にされた折返端(52・53)を織物内
    部(20)を通して織前(26)(織終り側の織物の端
    縁)に引き寄せた後、(u) 第1前方桿(22)によ
    って引き出された折返端(41)から続く織始め側の部
    分経糸の突出端部(18)と、第1前方桿(22)によ
    って織前(26)に引き寄せられずに残った織終り側の
    部分経糸の突出端部(18)を、擬似経糸(15)によ
    って織物内に引き込む前掲請求項3に記載の工芸織物の
    製織法。
JP2001398589A 2001-12-27 2001-12-27 工芸織物と製織法 Expired - Fee Related JP3581965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001398589A JP3581965B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 工芸織物と製織法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001398589A JP3581965B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 工芸織物と製織法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003201646A true JP2003201646A (ja) 2003-07-18
JP3581965B2 JP3581965B2 (ja) 2004-10-27

Family

ID=27639645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001398589A Expired - Fee Related JP3581965B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 工芸織物と製織法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3581965B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102634914A (zh) * 2012-04-06 2012-08-15 经纬纺织机械股份有限公司 自然锁边织造织物及其织造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102605517A (zh) * 2011-10-27 2012-07-25 如皋市如兴纺织有限责任公司 一种剑杆织机织布幅宽度大于190cm的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102634914A (zh) * 2012-04-06 2012-08-15 经纬纺织机械股份有限公司 自然锁边织造织物及其织造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3581965B2 (ja) 2004-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5004394B2 (ja) 細幅織機及び細幅織物
KR20020073349A (ko) 웨빙 및 이의 제조 방법
JP2006508261A5 (ja)
JP3581965B2 (ja) 工芸織物と製織法
US3395738A (en) Stable fringe fabric and method of making same
CN104178913A (zh) 机针织复合异面功能织物及其编织方法及装置
JP6994250B2 (ja) ボディタオル及びその製造方法
JP2013104150A (ja) 裂き織り方法
WO2012023364A1 (ja) イ草織物及び織機
JP2006112018A (ja) 分離可能な経編地及び編生地
JP2005015954A (ja) 柄糸経緯織込織機と織物
JP3248058B2 (ja) 二重パイル織物原反製織法と織機
JP4141889B2 (ja) ウエビング及びその製造方法
JP2003041454A (ja) 手芸織物と手芸織機
JP4385029B2 (ja) ボディタオル及びボディタオルの製造方法
JP3033017U (ja) 両山ピコットを備えた織りテープ
JPH06184861A (ja) 織物およびその製織方法
JPS6034064Y2 (ja) 引き締め絞り染め用織布
JP3675531B2 (ja) エンブロイダリーレース用複合ししゅう糸
JPS6140777Y2 (ja)
JP3486717B2 (ja) 手芸織物と製織法
JP3082416B2 (ja) 三軸織物
JPH0772380B2 (ja) パイル織の製織方法
JP3637488B2 (ja) 帯及び該帯の製織法
JPH05311538A (ja) 布地および布地の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031201

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040225

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040227

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040427

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040519

A521 Written amendment

Effective date: 20040524

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040713

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees