JP2003201558A - 成膜方法および装置 - Google Patents
成膜方法および装置Info
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Abstract
る。 【解決手段】 真空容器2内の被成膜基板5に対して膜
生成材料を蒸着させて被成膜基板5に光学的特性を有す
る光学膜を生成する成膜装置1B。この成膜装置1B
は、真空容器2内に設けられており、膜生成材料を含む
成膜源3a1、3a2と、真空容器2内に設けられてお
り、被成膜基板5を保持する基板保持部材6、7、8
と、基板5を、その基板5に直交する軸を回転軸として
回転させる回転機構20とを備え、被成膜基板5の中心
を通り、成膜源3a1、3a2が含まれる水平面に直交
する基準線が水平面と交わる第1の交点と被成膜基板5
の中心との距離をZkとし、第1の交点から成膜源3a
1、3a2までの距離をXkとした場合、そのXk/Zkを下
式(1)に示す範囲内に設定している。 【数20】 ・・・(1)
Description
る光学フィルタ等、光学的特性を有する光学膜を生成す
るための成膜方法および装置に関する。
タ伝送量のさらなる増加が求められている現在、互いに
異なる波長を有する複数の光を多重して伝送する波長多
重伝送システム{WDM(Wavelength Division Multip
lexing)伝送システム}に大きな期待が寄せられてい
る。
イスの1つに、入射光に光学的作用を施す光学フィルタ
がある。例えば、光学フィルタとして、異なる波長が多
重光された入射光から、予め設定した所望の波長帯の光
のみを通過させる光帯域通過フィルタ(バンドパスフィ
ルタ、Band Pass Filter; BPF)や、EDFA等の光ファイ
バ増幅器の出力を平坦化するゲインフラットニングフィ
ルタ(Gain Flattening Filter; GFF)等がある。
なる複数の誘電体多層膜から成る多層膜フィルタが知ら
れている。この多層膜フィルタによれば、各層の膜厚お
よび屈折率を好適に設定することにより、所望の波長透
過特性を得ることが可能になる。
する成膜方法および装置としては、例えば基板上に真空
蒸着法やスパッタリング法等を用いて光学膜(フィルタ
膜)を順次積層していく方法および装置が知られてい
る。
を示す図である。
によれば、真空容器51の底部に設けられた成膜材料を
含む成膜源52の上方には、成膜源52を含む水平面
(成膜源を点近似した場合のこの成膜源を含む水平面)
に対して平行な基板取付け面53を有する基板ホルダ5
4が設置されている。この基板ホルダ54の基板取付け
面53には、被成膜基板55が取付けられている。
示しない加熱装置からの加熱により蒸発する。その蒸発
粒子は、真空容器51内を上昇して被成膜基板55に到
達し、被成膜基板55上に薄膜を形成する。
の成膜材料により順次繰返し行うことにより、被成膜基
板55に多層膜を形成している。
膜フィルタは、多層膜を構成する各薄膜層の膜厚により
所望のフィルタ特性を得ているため、各薄膜層の膜厚を
高精度に設定することが要求される。
によれば、成膜源と被成膜基板の取付け位置が適切では
ない。このため、成膜作業全体からみて、被成膜基板上
の成膜物質の堆積量(膜厚)に分布(膜厚分布)が生じ
る。
学フィルタの光学特性に変化(例えば、光学フィルタに
おける膜厚に差が生じている領域間での特性差)が生
じ、所望の波長透過特性を均等に得ることができる光学
フィルタを生成することが困難であった。
精度の膜厚分布が要求される光学フィルタでは、要求さ
れる仕様がその膜厚分布の偏差で0.1%以下と大変厳
しいものになっている。
小さくなり、また、製造歩留まりも低かった。
ので、多層膜フィルタの各層の膜厚分布を均一化、例え
ば、その偏差を0.1%以下にすることを特徴とする成
膜方法および装置を提供することをその第1の目的とす
る。
れたもので、各層の膜厚分布を均一化した多層膜フィル
タを広い成膜面積で製造可能な成膜方法および装置を提
供することをその第2の目的とする。
れば、真空容器内の被成膜基板に対して膜生成材料を蒸
着させて当該被成膜基板に光学的特性を有する光学膜を
生成する成膜装置であって、(a)前記真空容器内に設
けられており、前記膜生成材料を含む成膜源と、(b)
前記真空容器内に設けられており、前記被成膜基板を保
持する基板保持部材と、(c)前記基板を、当該基板に
直交する軸を回転軸として回転させる回転機構とを備
え、前記被成膜基板の中心を通り、前記成膜源が含まれ
る水平面に直交する基準線が前記水平面と交わる第1の
交点と前記被成膜基板の中心との距離をZkとし、当該第
1の交点から前記成膜源までの距離をXkとした場合、そ
のXk/Zkを下式(1)に示す範囲内に設定している。
の被成膜基板に対して膜生成材料を蒸着させて当該被成
膜基板に光学的特性を有する光学膜を生成する成膜装置
であって、(a)前記真空容器内に設けられており、前
記膜生成材料を含む成膜源と、(b)前記真空容器内に
設けられており、前記被成膜基板を、前記成膜源が含ま
れる水平面に対して所定角度で傾斜させて保持する基板
保持部材と、(c)前記基板を、当該基板に直交する軸
を回転軸として回転させる回転機構とを備えている。
持部材の被成膜基板の傾斜角度をΨとし、前記被成膜基
板の中心を通り、前記成膜源が含まれる水平面に直交す
る基準線が前記水平面と交わる第1の交点と前記被成膜
基板の中心との距離をZkとし、当該第1の交点から前記
成膜源までの距離をXkとした場合において、そのXk/Zk
を下式(2)で表した際に、前記傾斜角度Ψを下式
(3)で示す範囲内に設定し、前記Xk/Zkを下式(4)
で表した際に、前記傾斜角度Ψを下式(5)で示す範囲
内に設定している。
は少なくとも2つであり、当該2つの成膜源を、前記保
持板の中心を通り当該2つの成膜源の何れか一方が含ま
れる水平面に直交する基準線から等距離に配置してい
る。
基板の傾斜方向は、前記少なくとも2つの成膜源間の距
離の中心に向かう方向である。
は3つ以上であり、当該3つ以上の成膜源が円周方向に
沿って等間隔で配置されている。
の被成膜基板に光学的特性を有する光学膜を生成する成
膜方法であって、(a)前記真空容器内に前記膜生成材
料の源となる成膜源を用意するステップと、(b)前記
被成膜基板保持用の基板保持部材を用意し、この基板保
持部材により、前記被成膜基板を保持するステップと、
(c)前記被成膜基板の中心を通り、前記成膜源が含ま
れる水平面に直交する基準線が前記水平面と交わる第1
の交点と前記被成膜基板の中心との距離をZkとし、当該
第1の交点から前記成膜源までの距離をXkとした場合、
そのXk/Zkが下式(6):
配置するステップと、(d)前記基板を、当該基板に直
交する軸を回転軸として回転させるステップとを備えて
いる。
の被成膜基板に光学的特性を有する光学膜を生成する成
膜方法であって、(a)前記真空容器内に前記膜生成材
料の源となる成膜源を用意するステップと、(b)前記
被成膜基板保持用の基板保持部材を用意し、この基板保
持部材により、前記被成膜基板を、前記成膜源が含まれ
る水平面に対して所定角度で傾斜した状態で保持するス
テップと、(c)前記真空容器内を真空排気した状態に
おいて、前記被成膜基板を、当該基板に直交する軸を回
転軸として回転させながら、前記成膜源の膜生成材料を
蒸発させて前記被成膜基板に対して蒸着を行うステップ
とを備えている。
て図面を参照して説明する。
1の実施の形態に係わる成膜装置1の概略構成を示す図
である。
器2内の例えば底部に並置された例えば2つの成膜源
(るつぼ等)3a1、3a2と、真空容器2内における
成膜源3a1、3a2と反対側(上部)に設けられてお
り、被成膜基板5を保持する基板保持部材6とを備えて
いる。
成膜材料として、その一方の高屈折材料としては、主に
タンタル系、チタン系、ニオブ系等の酸化物等があり、
他方の低屈折材料としては、主にシリコン系の酸化物等
がある。
図1に示すように、被成膜基板5が保持された円形板状
の基板ホルダ7aを有し、この基板ホルダ7aを回転自
在に支持するホルダ回転支持部7と、真空容器2上部に
対して、各成膜源3a1、3a2を含む水平面(各成膜
源を点近似した場合のこの各成膜源を含む水平面であ
り、成膜材料が蒸発される蒸発面)に平行且つ対向配置
されており、ホルダ回転支持部7を取付けて固定支持す
る固定支持部材8とを備えている。
に、ホルダ回転支持部7は、その基板ホルダ7aが上記
成膜源を含む水平面に平行な面に対して所定角度Ψで傾
斜するように固定支持部材8に支持されている。すなわ
ち、基板ホルダ7aとその保持板の一部を通り上記成膜
源を含む水平面に平行な面とのなす角度がΨとなってい
る。
ば一側壁に設けられており、真空容器2内の空気を排気
して真空状態にするための排気ポンプ12と、真空容器
2内に設けられており、成膜源3a1、3a2内に電子
ビームを照射して成膜源3a1、3a2内の成膜材料を
加熱させるための電子銃13a1、13a2と、成膜時
における膜厚モニタ用のモニタ光を発するための光源1
4とを備えている。
じて成膜源3a1、3a2の上方を覆うことにより成膜
動作を停止させ、開放信号に応じて成膜源3a1、3a
2の上方を開放して成膜動作を開始させるためのシャッ
タ装置15a1、15a2と、光源14から発せられ、
成膜中の薄膜および基板7a等を透過したモニタ光を受
光する受光器16と、この受光器16により受光された
モニタ光の受光量に対応する光量信号を受信し、受信し
た光量信号に応じてシャッタ装置15a1、15a2に
対して個別にシャッタ信号/開放信号を送信して被成膜
基板5上に成膜された各薄膜層の膜厚を制御する制御装
置17とを備えている。
ダ7aを、その保持板の中心を通りホルダ7aに直交す
る軸を回転軸として回転させるための回転機構20が設
けられている。この回転機構20は、モータを有してお
り、このモータの駆動軸が基板ホルダ7aの中心に連結
されている。この結果、基板ホルダ7aは、回転機構
(モータ)20の駆動によりその中心軸線を中心にして
回転可能になっている。
ダ7aの中心を通り、各成膜源3a1、3a2が含まれ
る水平面に直交する基準線LRから等距離に、且つ円周
方向に沿って180°離れて配置されている。
被成膜基板5の傾斜方向は、2つの成膜源3a1、3a
2間の距離の中心に向かう方向(すなわち、各成膜源3
a1、3a2から円周方向に沿って90°の方向)とな
っている。
成膜装置1の全体動作について説明する。
容器2内の空気を排出して、真空容器2内を真空状態に
する。次いで、制御装置17から一方のシャッタ装置
(例えば、シャッタ装置15a1)に開放信号を送信し
てシャッタ装置15a1を開動作させ、次いで、他方の
シャッタ装置(例えば、シャッタ装置15a2)にシャ
ッタ信号を送信してシャッタ装置15a2を閉動作(シ
ャッタ動作)させる。
a2を動作させて電子ビームを成膜源3a1、3a2に
照射することにより、成膜源3a1、3a2内の成膜材
料を加熱融解する。この結果、成膜源3a1、3a2内
の成膜材料は蒸発する。
れていない成膜源3a1から蒸発した蒸発粒子は、真空
容器2内を上昇して、被成膜基板5に到達する。
板中心(保持板中心)を通り基板表面(保持板)に直交
する軸を回転軸としてホルダ7aと一体に回転(自転)
している。蒸発粒子は、自転中の被成膜基板5の表面に
付着し、この結果、基板表面上に薄膜が形成される。
過したモニタ光は、受光器16を介して受光量に対応す
る光量信号として制御装置17に送信される。
5の表面上に形成される薄膜の膜厚がモニタされてお
り、この膜厚が所定の厚さに到達した時点で、シャッタ
装置の切換(シャッタ装置17a1→シャッタ動作、シ
ャッタ装置17a2→開放動作)をさせる。この結果、
先に生成された薄膜に対応する成膜材料とは異なる成膜
材料の蒸着が行われ、その先に生成された薄膜の上にさ
らに薄膜が形成・積層される。
置を切換ながら繰り返し行うことにより、基板5の表面
上に多数の薄膜から成る多層膜を形成することができ
る。
a1、3a2に対して基板ホルダ7a、すなわち、被成
膜基板5を傾斜且つ回転(自転)させながらその基板5
上に成膜を行っているため、各成膜源3a1、3a2か
ら基板5の中心までの距離と、各成膜源3a1、3a2
から基板5の周縁までの距離とをトータル的に略同一に
することができる。
び成膜方法を用いて実際に成膜した場合の検証結果につ
いて説明する。
すように、全体でφ200であり、中心点A、および中
心点Aから等距離に位置する(中心点Aを中心とする正
方形の各頂点に位置する)B〜Eにそれぞれ取付孔25
(φ22.5)が設けられた3枚の基板ホルダを用意し
た。そして、各基板ホルダ7aの各取付孔25に被成膜
基板5を取り付け、基板保持部材6のホルダ回転支持部
7を、そのホルダ7a(基板5)が(1)傾斜しない状
態(傾斜角Ψ=0°)、(2)Ψ=20°傾斜する状
態、(3)Ψ=40°傾斜する状態、となるように固定
支持部材8に取り付けた。
上記(1)〜(3)パターンの各被成膜基板5に対し
て、例えば、SiO2を成膜材料として基板ホルダ7aの回
転速度を変えながら(0rpm、200rpm、800
rpm)蒸着を実行した。ここで、成膜時の成膜源(例
えば、3a2)と基板ホルダ7aとの位置関係を図3お
よび図4に示す。
°の基板ホルダ7aは、その中心が蒸発面から1000
mmの高さに配置されており、また、各成膜源3a1、
3a2は、基板ホルダ7aの中心を通り、各成膜源3a
1、3a2が含まれる水平面に直交する基準線LRから
等距離(300mm)に配置されている。
ホルダ7aの中心Aの位置に置いた基板5(A)の受光
量に基づく光量信号を制御装置17でモニタリングし
て、光学膜厚がちょうど1550nmの1/4に到達し
た所でシャッタ装置を動作させて蒸着を停止した。
7aを用いた場合について、5枚の被成膜基板5に成膜
された成膜材料(例えば、SiO2、なお、Ta2O5等の他の
膜厚材料でもよい)の物理膜厚を測定し、上記中心A位
置に置いた基板5(A)の膜厚を1としてそれぞれの膜
厚を換算(規格化)した結果を図5〜図7に示す。
ホルダ7a(基板5)を傾斜させず(Ψ=0°)に回転
させて蒸着した場合の膜厚偏差が0.00345(0.
345%)であったのに対し、Ψ=40°に傾斜したも
のでは、0.00016(0.016%)と大幅に減少
し、BPFにおいて必要な膜厚分布偏差(0.1%以
下)もクリアしている。
被成膜基板5を傾斜且つ回転(自転)させながらその基
板5上に成膜を行って、各成膜源3a1、3a2から基
板5の中心までの距離と、各成膜源3a1、3a2から
基板5の周縁までの距離とをトータル的に略同一にした
結果、成膜された各薄膜の堆積量、すなわち、膜厚分布
を例えば0.01%台まで均一化することができる。
性)をフィルタ面全体で均等に得ることが可能なフィル
タを提供できる。
した場合について説明したが、3つ以上でもよいのは当
然である。
ては、基板ホルダ7a全体を回転(公転)させることも
可能である。
合における第1実施形態の変形例に係わる成膜装置1A
を示す図である。
持部材6は、各成膜源3a1、3a2を含む水平面に平
行且つ対向配置されており、ホルダ回転支持部7を取り
付けて固定支持するための図示しない複数の取付穴を有
する円形支持部材8aを備えている。
aに連結されており、円形支持部材8aを含む基板保持
部材6を上記成膜源を含む水平面に沿って回転自在に支
持する回転支持部材9を備えている。
に、ホルダ回転支持部7は、その基板ホルダ7aがその
保持板中心を通り上記成膜源を含む水平面に平行な面に
対して所定角度Ψで傾斜するように、円形支持部材8a
の一つの取付穴に取り付けられている。
1〜3a4が、基準線LRから等距離に、それぞれ円周
方向に90°間隔で配置されていたとする。まず、基板
ホルダ7a(基板5)を第1〜第2の成膜源3a1〜3
a2の中間に向かって傾斜させた状態で、第1〜第2の
成膜源3a1〜3a2から蒸発された成膜材料に基づい
て成膜を実行する。
基板ホルダ7a(基板5)を第3〜第4の成膜源3a3
〜3a4の中間に向かって傾斜させた状態で、第3〜第
4の成膜源3a3〜3a4から蒸発された成膜材料に基
づいて成膜を実行する。
a2と同等に第3〜第4の成膜源3a3〜3a4に対し
て成膜を実行することができる。
源を回転させてもよい。
力源としてモータ等を有する回転支持部材9により行わ
れているが、レバー等の手動構造でもよく、少なくとも
180°回転すればよい。
源の下方にターンテーブル等に搭載された複数の交代用
成膜源(るつぼ)を配置しておき、最初に2つの成膜源
を用いて蒸着が終了した後、ターンテーブルを介して残
りの2つの成膜源を代わりに配置する構成であってもよ
い。この場合、被成膜基板は成膜源に対して常に同一の
角度になるため、回転支持部材は不要になる。(第2の
実施の形態)本実施形態に係わる成膜装置においては、
基板ホルダ7aに保持された被成膜基板5自体の配置関
係およびその被成膜基板5と各成膜源3a1、3a2と
の配置関係が特に第1実施形態と異なる。したがって、
その配置関係を中心に説明し、後の説明は省略または簡
略化する。
された被成膜基板5と各成膜源3a1、3a2との配置
関係について図9〜図10を用いて説明する。
にするため、一方の成膜源3a1、3a2を含む水平面
(各成膜源を点近似した場合のこの各成膜源を含む水平
面であり、成膜材料が蒸発される蒸発面)が一致するも
のとし、一方の成膜源(例えば、成膜源3a1)と被成
膜基板5との配置関係について説明する。なお、他方の
成膜源3a2に対しても、同様の関係が成立することは
当然である。
面とし、この(x、y)平面に直交する軸をz軸とし、
全体で3次元空間(x、y、z)を構成しているものと
する。また、上記各成膜源3a1を点近似した場合の水
平面(蒸発面)上の位置座標をE(0、0、0)とし、
基板ホルダ7aは(x、y)平面に対して傾斜角度Ψだ
け傾斜しているものとする。
の大きさに比べて非常に小さく、点近似(Eとして表
す)できるとき、基板5表面上の点Aにおける膜厚t
は、下式(7)で表現できる。
c) δ:薄膜における蒸着物質密度(g/cm3) R:基板表面上点Aと成膜源E(0、0、0)との距離 θ:成膜源を含む水平面(蒸発面)の法線方向と線分E
Aのなす角度(rad) φ:基板表面の法線方向と線分AEとがなす角度(ra
d) n:成膜源からの飛散分布を表すパラメータ をそれぞれ表す。
平面(x、y平面)に対して所定角度Ψで傾斜している
ため、基板5も、前記成膜源を含む水平面(x、y平
面)に対して所定角度Ψで傾斜している。したがって、
基板5上の座標A(Xa、Ya、Za)を、下式(8)
〜(10)により表すことができる。
を結ぶ線分(ax+by+cz=d)と基板平面(lx
+my+nz=p)との交角γは、下式(11)で表現
できる。
と基板平面(lx+my+nz=p)との交角γは、線
分AE(ax+by+cz=d)の上記基板平面(lx
+my+nz=p)上への投影線の線分と当該線分AE
とのなす角と定義され、その交角の定義から、φ=π/
2−γで表される。
することにより、基板5上の座標Aでの膜厚tを算出す
ることができる。また、実際の装置では、第1実施形態
で述べたように、基板5を高速で自転回転させることに
より、周方向の膜厚均一化を図っているが、本数値計算
では、同一径の値を加算平均することで対応している。
ては、まず、傾斜角Ψ=0°、すなわち、図11に示す
ように、ホルダ回転支持部7は、その基板ホルダ7aが
上記成膜源を含む水平面に平行な面に対して平行(傾斜
角Ψ=0)となるように固定支持部材8に支持されてい
る。
源が含まれる水平面に対し、被成膜基板5(その基板中
心O)を通り成膜源が含まれる水平面に直交する基準線
がその水平面と交わる第1の交点と被成膜基板5の基板
中心Oとの距離をZkとし、第1の交点から成膜源3a
1までの距離をXkとした場合の膜厚分布の関係を調べ
た。但し、(6)式において、n=1とした。
2に示す。なお、図12は、Xkを500mm(Xo=
500、Yo=0)とし、Zを550〜850mmまで
50mm刻みで振った場合の膜厚比(第1実施形態と同
様に、中心位置での膜厚で規格化している)を求めた。
は、膜厚分布が0.1%以内(膜厚比±1.001以
下)の高精度で成膜する必要がある。図12において、
Zkが550〜650mm付近の場合、膜厚比は1以上
であり、膜厚比が0.1%に収まる範囲は、基板中心か
ら30〜55付近の距離でしかない。また、Zkが75
0〜850mmの場合、膜厚比は1以下であり、膜厚比
が0.1%に収まる範囲は、基板中心から40〜70m
m付近となる。しかし、Zk=700mmの場合、計算
上膜厚比が0.1%に収まる範囲は、100mm以上と
大幅に改善される。
で、1バッチで取り出せる製品面積を拡大することがで
きるため、歩留まりを大きく向上させることができる。
3a1と被成膜基板5との配置に関係があると考え、X
k/Zk(以下、△とする)と膜厚分布との関係につい
て数値計算の検討を行行ったところ、△=0.71付近
の場合に最も膜厚分布が改善されることを確認した(Ψ
=0、n=1)。さらに、上記位置関係において、実際
の成膜装置1Bを用いて第1の成膜実験を行い、その有
用性を確認した。この実験結果を図13に示した。
5mmで、△=0.71の時の数値計算結果(シミュレ
ーション値)と実験結果(実測値)とをプロットしたも
のである。なお、成膜材料として第1実施形態と同様に
SiO2を用いている。但し、真空容器2内の真空度を10
-2Pa、蒸着レート5A/秒とし、固定した実験用基板
ホルダ7a(第1実施形態の図2と同様)にサンプル基
板5を径方向に所定間隔(27.5mm)毎および周方
向に90°間隔で計13枚配置し、光学膜厚を受光器1
6を介して制御装置17で測定した。そして、同一周
(同一径)上のサンプル基板5の光学膜厚を加算平均し
て膜厚比を算出した(図14参照)。
験値において膜厚分布が0.1%以内に入ることを確認
した。また、図13においては、XkおよびZkの組み
合わせが多少異なっていても、△が同一であれば、膜厚
分布の改善効果に大きな影響がないことを確認した。ま
た、実験結果(実測値)と数値計算結果(シミュレーショ
ン値)とを比較すれば分かるように、両者の略一致して
おり、計算モデルの妥当性を確認することができた。
と同様に、基板5を傾斜(傾斜角Ψ)して配置した場
合、膜厚分布に変化が見られるか否かについて検討を行
った。図15は、基板傾斜角度Ψを0°とし、△=0.
44(Xk=240mm、Zk=545mm)、に配置
した状態における膜厚比の数値計算結果(シミュレート
値)と実験結果(第2の成膜実験の結果)とをそれぞれ
グラフ化したものである。また、図16は、基板傾斜角
度Ψを36°とし、△=0.44(Xk=240、Zk
=545mm)に配置した状態における膜厚比の数値計
算結果(シミュレート値)と実験結果(第2の成膜実験
の結果)とをそれぞれグラフ化したものである。但し、
実験条件は先の第1の成膜実験と同様とする。
場合には、膜厚分布は基板中心から20mm付近で0.
999以下となる。また、図16に示すように、基板を
36°傾斜(Ψ=36°)させた場合においては、膜厚
分布は90mmで0.999以下となる。したがって、
基板傾斜角度(Ψ)についても、基板配置と同様に膜厚
分布改善に大きく寄与することが分かる。
が成膜装置によって異なる場合、各々の装置での最適な
△や基板傾斜角度が異なることが予想される。成膜原料
(蒸着材料)の飛散分布は、蒸発面の法線方向と線分E
Aとのなす角度をθとした場合、式(7)のcosnθ
項で表現できる。飛散分布は、材料溶融手段や機器によ
り異なるが、図1に示した電子銃13a1、13a2に
よる電子ビーム蒸着の場合、n=1〜4付近が妥当であ
る。
(cosθ〜cos4θ)において基板中心膜厚に対し
各基板中心位置からの距離(半径方向)における膜厚の
誤差(膜厚誤差)が最小となる△と基板傾斜角度とを算
出した。その数値計算結果を図17(a)、(b)に示
す。但し、本計算では、各々の飛散分布(n値)に対し
て△(Xk=500mm固定)を変数(パラメータ;図
17(b)参照)として振り、傾斜角度算出方法として
膜厚自乗誤差の積算値で評価した。
板傾斜角度との最適な関係は、楕円状の曲線にプロット
されている。すなわち、図17(a)に示すように、基
板傾斜角度が0°の場合には、△が0.48以上、0.
78以下に基板と成膜源とを配置することにより、各々
の飛散分布に対応した膜厚分布の改善が期待できる。但
し、△が0.2以下の場合でも同様な効果が期待できる
が、保持板の中心(基板中心)を通り、成膜源が含まれ
る水平面に直交する基準線がその水平面と交わる第1の
交点と被成膜基板5の中心との距離Zkを大きくとる必
要があり、蒸着レートが小さくなるため、現実的ではな
い。
距離Xkを小さくすることで、△を小さくすることもで
きるが、この場合は、蒸着粒子の基板への入射角度θが
小さくなり、膜厚分布改善の効果が小さくなる。現実的
なXkの範囲は200mm以上である。
飛散分布に対して基板の傾斜角度Ψと基板・成膜源との
配置関係を、下式(12)〜(13)式で示す範囲内に
調整することで、膜厚分布を改善することができる。
り、式(13)では、0.48≦Xk/Zk≦0.78である。
3a1と被成膜基板5との配置関係について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、成膜源3
a2と被成膜基板5との配置関係も、成膜源3a1と被
成膜基板3a1との配置関係と同一に設定することによ
り、同一の効果が得られる。
源3a1、3a2の水平面(蒸発面)を同一としたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、それぞれ異な
る独立の水平面としてもよい。
を通り成膜源が含まれる水平面に直交する基準線が各成
膜源3a1、3a2の水平面と交わる第1の各交点と被
成膜基板5の基板中心との距離をZk1、Zk2とし、
第1の各交点から各成膜源3a1、3a2までの距離を
Xk1、Xk2とすれば、上述した△=(Xk/Zk)
を成膜源3a1、3a2毎の△1=Xk1/Zk1、△
2=Xk2/Zk2とすることができる。
基板5との位置関係を、各成膜源3a1、3a2に対応
する△1=Xk1/Zk1、△2=Xk2/Zk2が
0.48以上、0.78以下となるように配置すれば、
上述した各々の飛散分布に対応した膜厚分布の改善効果
が期待できる。
板5との位置関係を、各成膜源3a1、3a2に対応す
る△1=Xk1/Zk1、△2=Xk2/Zk2が上記
(12)および(13)を満足するように定めることに
より、上述した膜厚分布の改善に寄与することができ
る。成膜源が3個以上の場合であっても同様である。
各成膜源の何れの被成膜基板に対する配置関係において
も上記関係が成り立つように、各被成膜基板および各成
膜源を配置すればよい。
は、成膜方式として、電子銃から照射された電子ビーム
による蒸着方式としたが、本発明はこれに限定されるも
のではない。例えば、スパッタ方式のような他の成膜手
段であっても、その成膜源が点近似できる程度の大きさ
のものであり、成膜材料の飛散分布が適合すれば同様に
有効である。
いては、基板ホルダ7aを、その保持板の中心を通りホ
ルダ7aに直交する軸を回転軸として回転させたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、その保持板の少
なくとも一部を通り保持板に直交する軸を回転軸として
回転させればよい。また、回転も一方向に限らず、反対
方向に交互に回転させる、いわゆる揺動させることも可
能である。
よび装置によれば、被成膜基板を傾斜且つ回転させなが
らその基板に成膜を行うことができるため、成膜源から
基板の中心までの距離と、成膜源から基板の周縁までの
距離とをトータル的に略同一にすることができる。この
結果、成膜された各薄膜の堆積量、すなわち、膜厚分布
を均一化することができ、フィルタ面全体で光学特性の
均等なフィルタを提供できる。
源との配置および被成膜基板の傾斜角度を所定の範囲内
に設定することにより、膜厚分布のバラツキが極めて小
さい光学的多層膜を広い面積で製造することが可能にな
る。
概略構成を示す図。
図。
膜源と基板ホルダとの位置関係を示す図。
膜源と基板ホルダとの位置関係を示す図。
角度が0°の場合の膜厚偏差を示す図である。
角度が20°の場合の膜厚偏差を示す図である。
角度が40°の場合の膜厚偏差を示す図である。
構成を示す図。
被成膜基板と各成膜源との配置関係を示す図。
た被成膜基板と各成膜源との配置関係を示す図。
の概略構成を示す図。
示すグラフ。
Zk=545mmで、△=0.71の時のシミュレーシ
ョン値と実測値とをプロットしたグラフ。
成を示す図。
°、△=0.44(Xk=240mm、Zk=545m
m)、に配置した状態における膜厚比のシミュレート値
と実測値とをそれぞれ示すグラフ。
6°、△=0.44(Xk=240、Zk=545m
m)に配置した状態における膜厚比のシミュレート値と
実測値とをそれぞれ示すグラフ。
散分布において基板中心膜厚に対し各基板中心位置から
の半径方向の距離における膜厚誤差が最小となる△と基
板傾斜角度との算出結果を示す図であり、(b)は、上
記算出処理におけるパラメータの値を示す図。
図。
Claims (8)
- 【請求項1】 真空容器内の被成膜基板に対して膜生成
材料を蒸着させて当該被成膜基板に光学的特性を有する
光学膜を生成する成膜装置であって、(a)前記真空容
器内に設けられており、前記膜生成材料を含む成膜源
と、(b)前記真空容器内に設けられており、前記被成
膜基板を保持する基板保持部材と、(c)前記基板を、
当該基板に直交する軸を回転軸として回転させる回転機
構とを備え、前記被成膜基板の中心を通り、前記成膜源
が含まれる水平面に直交する基準線が前記水平面と交わ
る第1の交点と前記被成膜基板の中心との距離をZkと
し、当該第1の交点から前記成膜源までの距離をXkとし
た場合、そのXk/Zkを下式(1)に示す範囲内に設定し
たことを特徴とする成膜装置。 【数1】 ・・・(1) - 【請求項2】 真空容器内の被成膜基板に対して膜生成
材料を蒸着させて当該被成膜基板に光学的特性を有する
光学膜を生成する成膜装置であって、(a)前記真空容
器内に設けられており、前記膜生成材料を含む成膜源
と、(b)前記真空容器内に設けられており、前記被成
膜基板を、前記成膜源が含まれる水平面に対して所定角
度で傾斜させて保持する基板保持部材と、(c)前記基
板を、当該基板に直交する軸を回転軸として回転させる
回転機構とを備えたことを特徴とする成膜装置。 - 【請求項3】 前記基板保持部材の被成膜基板の傾斜角
度をΨとし、前記被成膜基板の中心を通り、前記成膜源
が含まれる水平面に直交する基準線が前記水平面と交わ
る第1の交点と前記被成膜基板の中心との距離をZkと
し、当該第1の交点から前記成膜源までの距離をXkとし
た場合において、そのXk/Zkを下式(2)で表した際
に、前記傾斜角度Ψを下式(3)で示す範囲内に設定
し、前記Xk/Zkを下式(4)で表した際に、前記傾斜角
度Ψを下式(5)で示す範囲内に設定したことを特徴と
する請求項2記載の成膜装置。 【数2】 ・・・(2) 【数3】 ・・・(3) 【数4】 ・・・(4) 【数5】 ・・・(5) - 【請求項4】 前記成膜源は少なくとも2つであり、当
該2つの成膜源を、前記保持板の中心を通り当該2つの
成膜源の何れか一方が含まれる水平面に直交する基準線
から等距離に配置したことを特徴とする請求項1乃至3
の内の何れか1項記載の成膜装置。 - 【請求項5】 前記被成膜基板の傾斜方向は、前記少な
くとも2つの成膜源間の距離の中心に向かう方向である
ことを特徴とする請求項4記載の成膜装置。 - 【請求項6】 前記成膜源は3つ以上であり、当該3つ
以上の成膜源が円周方向に沿って等間隔で配置されてい
ることを特徴とする請求項1乃至3の内の何れか1項記
載の成膜装置。 - 【請求項7】 真空容器内の被成膜基板に光学的特性を
有する光学膜を生成する成膜方法であって、(a)前記
真空容器内に前記膜生成材料の源となる成膜源を用意す
るステップと、(b)前記被成膜基板保持用の基板保持
部材を用意し、この基板保持部材により、前記被成膜基
板を保持するステップと、(c)前記被成膜基板の中心
を通り、前記成膜源が含まれる水平面に直交する基準線
が前記水平面と交わる第1の交点と前記被成膜基板の中
心との距離をZkとし、当該第1の交点から前記成膜源ま
での距離をXkとした場合、そのXk/Zkが下式(6): 【数6】 ・・・(6) を満足するように、前記被成膜基板および前記成膜源を
配置するステップと、(d)前記基板を、当該基板に直
交する軸を回転軸として回転させるステップとを備えた
ことを特徴とする成膜方法。 - 【請求項8】 真空容器内の被成膜基板に光学的特性を
有する光学膜を生成する成膜方法であって、(a)前記
真空容器内に前記膜生成材料の源となる成膜源を用意す
るステップと、(b)前記被成膜基板保持用の基板保持
部材を用意し、この基板保持部材により、前記被成膜基
板を、前記成膜源が含まれる水平面に対して所定角度で
傾斜した状態で保持するステップと、(c)前記真空容
器内を真空排気した状態において、前記被成膜基板を、
当該基板に直交する軸を回転軸として回転させながら、
前記成膜源の膜生成材料を蒸発させて前記被成膜基板に
対して蒸着を行うステップとを備えたことを特徴とする
成膜方法。
Priority Applications (2)
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2001
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-
2002
- 2002-12-26 US US10/330,385 patent/US7291357B2/en active Active
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