JP2003201052A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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Abstract
での用紙の間隔を狭くして画像形成作業の生産性を高
め、かつ、ファーストプリントタイムを短縮することに
より画像形成作業の生産性をさらに高める。 【解決手段】 画像形成部2に送り込まれる前後の用紙
を少なくともその一部を重畳させながら反転路4d内で
スイッチバックさせることにより、画像形成部2への用
紙の送り込みを小さい間隔に精度良く維持し、画像形成
作業の生産性を高める。さらに、反転路4d内に予め1
枚の用紙を保持しておき、画像形成時にその用紙を1枚
目の用紙として画像形成部2へ送り込むことにより、1
枚目の用紙を用紙収納部1から給紙する場合に比べてフ
ァーストプリントタイムを短縮することができ、画像形
成作業の生産性をさらに高めることができる。
Description
等の画像形成装置に関する。
画像形成される用紙の間隔を狭くして画像形成の生産性
を高めるようにした画像形成装置として、特開2001
−130812公報で本出願人が提案したものがある。
示された画像形成装置は、用紙が給紙トレイから画像形
成部に搬送される給紙用搬送路の途中に反転路を設け、
給紙用搬送路を搬送される用紙を反転路に一旦送り込
み、この反転路内でスイッチバックさせた後に画像形成
部へ送り込むものである。そして、反転路内に送り込ま
れた用紙をスイッチバックさせるとき、反転路から給紙
用搬送路へ送り出される先行の用紙と反転路へ送り込ま
れる後続の用紙との少なくとも一部を重畳させるように
したので、反転路への用紙の送り込み速度や反転路から
の用紙の送り出し速度、反転路からの用紙の送り出しタ
イミングなどを制御することにより、スイッチバックさ
れて画像形成部へ送り込まれる用紙の間隔を小さくする
とともに均一化することができる。これにより、給紙ト
レイから給紙する用紙の用紙間隔を狭くした場合におい
て、給紙トレイからの給紙タイミングのバラツキや、反
転路に至る搬送中における搬送速度のバラツキ等が生じ
ても、画像形成部への用紙の送り込みを小さい間隔に精
度良く維持することができ、画像形成装置における画像
形成作業の生産性を高めることができる。
た上述の画像形成装置では、画像形成のスタートキーを
押してから最初の1枚目の用紙への画像形成が終了する
までの時間(ファーストプリントタイム)が長くなる。
これは、反転路を設けたことにより、給紙トレイから画
像形成部に至る用紙の搬送距離が長くなり、給紙トレイ
から給紙された用紙が画像形成部まで搬送される時間が
長くなるためである。
がらその原稿の画像を読取り、読取った各原稿の画像を
一部ずつ画像形成する場合においては、給紙トレイから
画像形成部までの用紙の搬送距離が長いと、原稿の読取
りを開始する前に給紙トレイからの用紙の給紙を開始す
ることになるため、原稿が無くなったことを検知したと
きには、存在しないその次の原稿に対応した用紙の給紙
が既に開始されている。したがって、画像形成部を通過
して排紙された最後の用紙は、画像形成されていない白
紙になる。この白紙を給紙トレイに戻せば画像形成に用
いることはできるが、1枚の白紙を給紙トレイに戻す作
業は手間がかかって煩雑である。
り画像形成作業の生産性を高めるようにした画像形成装
置において、ファーストプリントタイムを短縮して画像
形成作業の生産性をさらに高めることである。
り画像形成作業の生産性を高めるようにした画像形成装
置において、ADF装置で搬送される原稿の画像を読取
りながら各原稿の画像を一部ずつ画像形成する場合に、
最後の用紙が白紙状態で排紙されることを防止すること
である。
像形成装置は、用紙を積層保持する用紙収納部と、前記
用紙収納部から用紙を1枚ずつ分離給紙する分離給紙手
段と、給紙された用紙上に画像形成を行う画像形成部
と、前記用紙収納部から前記画像形成部に至る給紙用搬
送路と、前記給紙用搬送路の途中に接続されてこの給紙
用搬送路を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、前
記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて前
記給紙用搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転路
から送り出されている先行する用紙と前記反転路に送り
込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳すること
を許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、前
記反転路内に予め1枚の用紙を保持させる用紙保持手段
と、を有する。
用紙が分離給紙手段により一枚ずつ分離給紙されて給紙
用搬送路を搬送され、給紙用搬送路を搬送された用紙は
反転路に一旦送り込まれ、この反転路内で用紙反転手段
によりスイッチバックされて反転路から給紙用搬送路へ
送り出され、給紙用搬送路を経由して画像形成部へ送り
込まれ、画像形成部においてその用紙上に画像形成が行
われる。
ックさせるとき、給紙用搬送路へ送り出される先行の用
紙と反転路へ送り込まれる後続の用紙とが少なくとも一
部を重畳させた状態となるので、反転路への用紙の送り
込み速度や反転路からの用紙の送り出し速度、反転路か
らの用紙の送り出しタイミングなどを制御することによ
り、スイッチバックされて画像形成部へ送り込まれる用
紙の間隔を小さくすることができる。これにより、用紙
収納部から給紙する用紙の用紙間隔を狭くした場合にお
いて、用紙収納部からの給紙タイミングのバラツキや、
反転路に至る搬送中における搬送速度のバラツキ等が生
じても、画像形成部への用紙の送り込みを小さい間隔に
精度良く維持することができ、画像形成装置における画
像形成作業の生産性を高めることができる。
め1枚の用紙が保持されているので、反転路内に予め保
持されている用紙を画像形成時の1枚目の用紙として画
像形成部へ向けて搬送することにより、1枚目の用紙を
用紙収納部から給紙する場合に比べてファーストプリン
トタイムを短縮することができ、画像形成作業の生産性
がさらに高くなる。このことは、1枚の原稿に対する画
像形成枚数が少ない場合に特に有効である。
としては、前回の画像形成作業の終了時に行うようにし
てもよく、又は、画像形成開始前のウォームアップ時に
行うようにしてもよい。さらに、ADF装置を用いて原
稿を搬送しながらその原稿の画像を読取り、読取った各
原稿の画像を一部ずつ画像形成する場合において、原稿
が無くなったことを検知したときに存在しない次の原稿
に対応する用紙が既に搬送を開始されている場合には、
その用紙を次回の画像形成に備えて予め保持することが
できる。
紙収納部に異なる種類の用紙が積層保持されている場合
において、反転路内に予め保持されている用紙と異なる
種類の用紙を給紙して画像形成を行う場合に備えて、反
転路内に予め保持されている用紙を排紙トレイ上に排紙
する排紙手段を設ける必要がある。また、画像形成部を
通過した用紙が両面印刷のために再給送される再給送路
を有する画像形成装置であれば、排紙手段に代えて、反
転路内に予め保持されていた用紙をその再給送路上に退
避させる退避手段を設けてもよい。ここで、本発明及び
以下の各発明において、「異なる種類の用紙」とは、サ
イズ又は向きの少なくとも一方が異なる用紙を意味す
る。
れらの用紙収納部に異なる種類の用紙が積層保持されて
いる場合には、どの用紙収納部に積層保持されている用
紙を反転路に保持させるのかを決定する必要がある。予
め、或る特定の用紙収納部に積層保持されている用紙を
保持するように設定しておいてもよいが、使用頻度の高
い種類の用紙や、画像形成部までの距離が最も長い用紙
収納部に積層保持されている用紙とすることが好適であ
る。どの種類の用紙を反転路に予め保持するのかという
ことの判断に際して、過去の画像形成ジョブのデータか
ら最も使用頻度の高い用紙の種類を判断する使用頻度判
断手段を設けてもよい。
めに再給送される再給送路を有する画像形成装置であれ
ば、反転路内に予め1枚の用紙を保持するとともに、再
給送路内にも予め1枚の用紙を保持させる第2の用紙保
持手段を設けるようにしてもよい。反転路内に予め保持
する用紙と再給送路内に予め保持する用紙とは、同じ種
類の用紙又は異なる種類の用紙とのいずれでもよい。本
発明及び以下の各発明において、「同じ種類の用紙」と
は、サイズ及び向きが同じである用紙を意味する。
や、用紙収納部から画像形成部までの距離が特に長い場
合には、反転路内に予め保持されていた用紙を最初に給
紙して画像形成を行っても、その1枚目の用紙への画像
形成が終了してから用紙収納部から最初に給紙された用
紙が画像形成部に到達するまでの間隔が長くなり、画像
形成作業の生産性を高めるうえで十分とは言えない。こ
のような場合には、反転路と再給送路とにそれぞれ同じ
種類の用紙を1枚ずつ保持しておき、それらの用紙を次
々と給紙することにより、給紙する用紙の長さが短い場
合や、用紙収納部から画像形成部までの距離が特に長い
場合であっても、ファーストプリントタイムが短くなる
とともに1枚目の用紙と2枚目の用紙との間隔が短くな
るので、画像形成作業の生産性がさらに高くなる。
と再給送路内に予め保持されていた用紙とが異なる場合
において、使用する用紙が反転路内に予め保持されてい
た用紙と同じ種類の用紙であれば、反転路内に予め保持
されていた用紙を1枚目の用紙として画像形成を行い、
ファーストプリントタイムを短縮できる。一方、使用す
る用紙が再給送路内に予め保持されていた用紙と同じ種
類の用紙であれば、反転路内に予め保持されていた用紙
を上述した排紙手段で排紙し又は上述した退避手段で退
避させた後に、再給送路内に予め保持されていた用紙を
1枚目の用紙として画像形成を行い、ファーストプリン
トタイムを短縮できる。
像形成装置において、前記反転路は上下方向に配列され
て複数段設けられ、前記用紙保持手段はそれぞれの前記
反転路に異なる種類の用紙を保持させるものである。
し、それらの用紙収納部に異なる種類の用紙が積層保持
されている場合には、各用紙収納部に積層保持されてい
るそれぞれ異なる種類の用紙を各反転路内に予め保持し
ておくことにより、反転路内に予め保持されている用紙
を使用して画像形成を行う確率が高くなり、反転路内に
予め保持されている用紙を使用して画像形成を行うこと
により画像形成作業の生産性を高めることができる確率
が高くなる。例えば、反転路が2つで、用紙収納部が3
つである場合には、用紙の種類の使用頻度を考慮しない
ものとすれば、反転路内に予め保持されている用紙を使
用して画像形成を行う確率が2/3となる。なお、反転
路が1つで用紙収納部が3つの場合には、反転路内に予
め保持されている用紙を使用して画像形成を行う確率は
1/3と低くなる。
頻度の高い種類の用紙や、画像形成部までの距離が長い
用紙収納部に積層保持されている用紙とすることが好適
である。どの種類の用紙を反転路に予め保持するのかと
いうことの判断に際して、過去の画像形成ジョブのデー
タから最も使用頻度の高い用紙の種類を判断する使用頻
度判断手段を設けてもよい。
る種類の用紙を給紙して画像形成を行う場合には、反転
路内に予め保持されていた用紙を上述した排紙手段で排
紙し又は上述した退避手段で退避させるようにする。
段設けられている場合、上下で隣接する2つの反転路に
おいては、それらの反転路で用紙をスイッチバックさせ
るための用紙反転手段の一部を共用することができる。
例えば、用紙反転手段として駆動ローラとその駆動ロー
ラに接触して連れ回りされる従動ローラとを用いる場
合、従動ローラを共用することができ、それにより、部
品点数や部品の設置スペースの削減し、小型化を図るこ
とができる。
像形成装置において、前記反転路は上下方向に配列され
て複数段設けられ、前記用紙保持手段はそれぞれの前記
反転路に同じ種類の用紙を保持させるものである。
納部から画像形成部までの距離が特に長い場合には、1
つの反転路に保持していた用紙を最初に給紙して画像形
成を行っても、その1枚目の用紙への画像形成が終了し
てから用紙収納部から最初に給紙された用紙が画像形成
部に到達するまでの間隔が長くなり、画像形成作業の生
産性が低くなる。
反転路内にそれぞれ同じ種類の用紙を1枚ずつ予め保持
しておき、それらの用紙を次々と給紙することにより、
給紙する用紙の長さが短い場合や、用紙収納部から画像
形成部までの距離が特に長い場合であっても、ファース
トプリントタイムが短くなるとともに、1つの反転路か
ら給紙された用紙と他の反転路から給紙された用紙との
用紙間隔、及び、他の反転路から給紙された用紙と用紙
収納部から最初に給紙された用紙との用紙間隔が短くな
り、画像形成作業の生産性がさらに高くなる。
像形成装置において、前記反転路は上下方向に配列され
て複数段設けられ、前記用紙保持手段は1つの前記反転
路を空にして他の前記反転路に用紙を保持させるもので
ある。
紙と同じ種類の用紙を給紙して画像形成を行う場合に
は、保持されている用紙を1枚目の用紙として画像形成
することによりファーストプリントタイムを短縮するこ
とができる。また、反転路内に使用頻度の高い種類の用
紙を保持しておくことにより、ファーストプリントタイ
ムを短縮する頻度を高めることができる。一方、反転路
に保持されていない種類の用紙を使用して画像形成を行
う場合には、空になっている反転路を使用して画像形成
部へ給紙する用紙をスイッチバックさせることができ
る。このため、反転路内に予め保持されている用紙を排
紙トレイ上に排紙するための上述した排紙手段や、反転
路内に予め保持されていた用紙を再給送路上に退避させ
るための上述した退避手段を設けることが不要となる。
のいずれか一記載の画像形成装置において、前記反転路
の出入口側に配置されていずれか一つの前記反転路に用
紙が出入りすることを許容する切替位置へ切替自在な切
替爪と、この切替爪を各切替位置へ切り替える切替機構
とを有する。
を切替えることにより、用紙が出入りする反転路の切替
えを行うことができる。このため、用紙が出入りする反
転路を切替えるための構造を簡単化することができ、し
かも、これらの切替爪と切替機構とは小さい設置スペー
ス内に設置することが可能であるので用紙が出入りする
反転路を切替える構造の小型化を図ることができる。
のいずれか一記載の画像形成装置において、いずれか一
つの前記反転路に用紙が出入りすることが可能となる位
置へ前記反転路を昇降させる昇降機構が設けられてい
る。
ることにより、用紙が出入りする反転路を切替えること
ができる。さらに、昇降機構により反転路を昇降させる
ことにより、反転路における用紙の出入口部分に段差が
生じないようにすることができ、各反転路への用紙の出
入りをスムーズに行わせることができる。
ないし図6に基づいて説明する。図1は中間転写体を備
えた画像形成装置の構造を示す概略図、図2は入口ロー
ラと分岐爪とを拡大して示す斜視図、図3は用紙反転手
段の動作を説明する説明図、図4及び図5は連続して画
像形成を行う場合の画像形成部への用紙の送り込み状態
を説明する説明図、図6は反転路内に予め保持された用
紙を使用して画像形成を行うことにより画像形成作業の
生産性が高くなることを説明する説明図である。
用紙が積層保持される用紙収納部である給紙トレイ1、
給紙された用紙上に画像形成を行うデジタル電子写真方
式の画像形成部2、画像形成が行われた用紙が排紙され
る排紙トレイ3等が設けられている。また、この画像形
成装置には、用紙が搬送される用紙経路が設けられてお
り、この用紙経路は、給紙トレイ1から画像形成部2に
至る部分が給紙用搬送路4a、画像形成部2から排紙ト
レイ3に至る部分が排紙用搬送路4b、画像形成部2か
ら給紙用搬送路4aの途中に至る部分が再給送路4c、
給紙用搬送路4aにおける再給送路4cとの接続箇所よ
りも用紙搬送方向の下流側に位置してこの給紙用搬送路
4aの途中に接続された部分が反転路4dとされてい
る。
自在に装着されており、画像形成装置内における給紙ト
レイ1の装着位置の近傍には、給紙トレイ1内に積層保
持された用紙を送り出すピックアップローラ5、ピック
アップローラ5で送り出された用紙を一枚ずつに分離給
紙する分離給紙手段6が設けられている。分離給紙手段
6は、用紙の給紙方向へ回転駆動されるフィードローラ
7、トルクリミッタ(図示せず)を備えて用紙の給紙方
向と逆方向への回転駆動力が伝達されるリバースローラ
8等により構成されている。
エロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像を形成す
る4個の作像部9、これらの作像部9で作像された画像
が転写される中間転写体10、中間転写体10上に転写
された画像を用紙に転写する転写器11、用紙上に転写
された画像を定着する定着器12等が設けられている。
3、入口ローラ14、分岐爪15、搬送ローラ16、レ
ジストローラ17、搬送される用紙を検知する各種セン
サ(図示せず)等が配置されている。
送路4aと反転路4dとの接続箇所に配置されている。
入口ローラ14は図2に示すように、複数個のローラ部
14aを中心軸14bに固定した形状に構成されてい
る。分岐爪15は、図2に示すように、反転路4dに送
り込まれる用紙をガイドする第1ガイド面15aと、反
転路4dから送り出される用紙をガイドする第2ガイド
面15bと、第1ガイド面15aと第2ガイド面15b
とに挟まれて反転路4dに向けて鋭角的に突出した分岐
爪先端部15cとを有する略三角形に形成されている。
そして、これらの分岐爪15は、入口ローラ14の中心
軸14bの近傍にこの中心軸14bと平行に配置された
支軸18に固定され、この支軸18は軸受(図示せず)
により回動自在に軸支されている。支軸18の端部には
アーム19の一端が固定され、アーム19の他端にはス
プリング20の一端が係止されている。スプリング20
の付勢力は、分岐爪15を支軸18の回りに反時計回り
方向へ回動させる向き、即ち、分岐爪先端部15cをロ
ーラ部14aの外周面より内側に入り込ませる向きに作
用している。また、スプリング20の付勢力によりアー
ム19が回動する方向には、アーム19の回動位置を規
制するためのストッパ21が設けられている。
軸心回りに回動することにより、第1切替位置と、第2
切替位置とに回動自在に設けられている。第1切替位置
は、反転路4dに送り込まれる用紙が自らの腰の強さに
よりスプリング20の付勢力に抗して分岐爪15を時計
回り方向へ回動させ、その用紙が入口ローラ14のロー
ラ部14aの外周面と分岐爪15の第1ガイド面15a
との間を進行しているときの回動位置である。第2切替
位置は、入口ローラ14のローラ部14aの外周面と分
岐爪15の第1ガイド面15aとの間に用紙が存在せ
ず、スプリング20の付勢力により回動したアーム19
がストッパ21に当接したときの回動位置である。分岐
爪15が第2切替位置に回動しているとき、分岐爪先端
部15cはローラ部14aの外周面より内側に入り込
み、反転路4dから送り出された用紙は第2ガイド面1
5bに沿って進行する。
られており、この用紙反転手段22は図3に示すよう
に、ステッピングモータ(図示せず)により間欠的に回
転駆動される反転ローラ23と、反転路4dを挟んだ反
転ローラ23に対向する位置に配置されて反転ローラ2
3の外周面に当接されることにより連れ回りされる従動
ローラ24とから構成されている。反転ローラ23の外
周部の一部には、従動ローラ24に対向したときに従動
ローラ24の外周面との間に隙間を形成する切欠部23
aが形成されている。また、この用紙反転手段22は、
反転路4dに送り込まれた用紙をスイッチバックさせて
給紙用搬送路4aへ送り出す送り出し状態と、反転路4
dから送り出されている先行する用紙と反転路4dに送
り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳するこ
とを許容する開放状態とに切替自在に設けられている。
従動ローラ24の外周面とが当接して反転ローラ23が
矢印方向に回転駆動され、及び、従動ローラ24が矢印
方向に連れ回りされる送り出し状態である。これによ
り、反転路4d内に送り込まれた用紙が反転ローラ23
と従動ローラ24とにより挟持されてスイッチバックさ
れ、給紙用搬送路4aへ送り出される。
24に対向した状態で反転ローラ23の回転駆動が停止
され、反転ローラ23と従動ローラ24との間に隙間が
形成された開放状態である。これにより、反転路4dか
らの先行する用紙の送り出しと反転路4dへの後続の用
紙の送り込みとが同時に行われ、先行する用紙と後続の
用紙との少なくとも一部が反転路4d内で重畳する。
流側における排紙用搬送路4bと再給送路4cとの分岐
箇所には切替爪25が設けられている。この切替爪25
はソレノイド(図示せず)の駆動により回動切替えさ
れ、切替爪25の切替えにより、画像形成部2を通過し
た用紙が排紙用搬送路4b又は再給送路4cへ送り込ま
れる。排紙用搬送路4bへ送り込まれた用紙は排紙トレ
イ3上に排紙され、再給送路4cへ送り込まれた用紙は
両面印刷のために再び画像形成部2へ送り込まれる。
2における画像形成動作、分離給紙手段6、入口ローラ
14、レジストローラ17、用紙反転手段22等を、用
紙経路(給紙用搬送路4a、再給送路4c、反転路4
d)上に配置された各種センサの検知結果や、操作パネ
ル(図示せず)上に設けられた各種キーの操作結果に応
じて駆動させるマイクロコンピュータの制御部(図示せ
ず)が設けられている。そして、この画像形成装置に
は、制御部により実行される処理の一つとして、用紙保
持手段が設けられている。この用紙保持手段は、反転路
4d内に予め1枚の用紙A(図1参照)を保持させる処
理である。
る方法としては、前回の画像形成作業の終了時に最後に
給紙した用紙を反転路4d内で停止させるようにしても
よく、又は、画像形成開始前のウォームアップ時に給紙
トレイ1内の最初の用紙を反転路4dまで搬送するよう
にしてもよい。さらに、ADF装置を用いて原稿を搬送
しながらその原稿の画像を読取り、読取った各原稿の画
像を一部ずつ画像形成する場合において、原稿が無くな
ったことを検知したときに存在しない次の原稿に対応す
る用紙が既に給紙トレイ1から搬送を開始されている場
合には、その用紙を次回の画像形成に備えて予め反転路
4d内に保持することができる。
モードに設定された後にプリントスタートキーが押され
ると、給紙トレイ1から次々と用紙が給紙され、これら
の用紙は給紙用搬送路4a上を画像形成部2に向けて搬
送され、その途中で、反転路4dに送り込まれてスイッ
チバックされ、前後及び表裏が逆向きとなる。反転路4
dでスイッチバックされた用紙が画像形成部2に送り込
まれると、画像形成部2においてその用紙に対する画像
形成が行われる。
15をスプリング20の付勢力に抗して押し上げ、分岐
爪15の第1ガイド面15aと入口ローラ14のローラ
部14aの外周面との間を通過して進行する。反転路4
d内でスイッチバックされた用紙は、分岐爪15の第2
ガイド面15bに沿って進行して給紙用搬送路4aへ送
り出される。
形成する場合の用紙の流れを説明する説明図である。先
行する用紙aが反転路4dから給紙用搬送路4aへ送り
出されている最中に、後続の用紙bが反転路4dに向け
て搬送される(図4参照)。先行する用紙aは、最初、
用紙反転手段22の反転ローラ23と従動ローラ24と
に挟持されて搬送力を付与され、用紙反転手段22が図
3(a)に示す開放状態で停止した後は搬送ローラ16
に挟持されて搬送力を付与され、画像形成部2へ向けて
搬送される。一方、後続の用紙bは、搬送ローラ13と
入口ローラ14とにより搬送力を付与され、用紙反転手
段22が図3(a)に示す開放状態となっているときに
反転路4d内へ送り込まれる。そして、反転路4dへの
用紙bの送り込みは、用紙反転手段22が開放状態とな
って用紙aが反転路4dから送り出されている最中に、
反転路4d内で先行する用紙aと後続の用紙bとがその
一部を重畳させるようにして行われる。
をスイッチバックさせるとき、給紙用搬送路4aへ送り
出される先行の用紙aと反転路4dへ送り込まれる後続
の用紙bとが一部を重畳させた状態となるので、反転路
4dへの用紙の送り込み速度や反転路4dからの用紙の
送り出し速度、反転路4dからの用紙の送り出しタイミ
ングなどを制御することにより、スイッチバックされて
画像形成部2へ送り込まれる用紙の間隔を小さくするこ
とができる。これにより、給紙トレイ1から給紙される
用紙の用紙間隔を狭くした場合において、給紙トレイ1
からの給紙タイミングのバラツキや、反転路4dに至る
搬送中における搬送速度のバラツキ等が生じても、画像
形成部2への用紙の送り込みを小さい間隔に精度良く維
持することができ、画像形成装置における画像形成作業
の生産性を高めることができる。
に1枚の用紙Aが予め保持されている場合について説明
する。1枚の用紙Aが反転路4d内に予め保持されてい
る場合には、画像形成を開始した場合、1枚目の用紙を
この反転路4d内に保持されている用紙Aとすることが
できる。
続して行う場合における、プリント動作がスタート(給
紙動作のスタート)してから、4枚目のプリントが終了
するまでの時間を、反転路4d内に予め1枚の用紙Aが
用紙保持手段により保持されている場合(図6(a))
と、そのような用紙の保持が行われていない場合(図6
(b))とを比較して示した説明図である。
予め1枚の用紙Aが保持されている場合には、画像形成
される1枚目の用紙として、反転路4d内に予め保持さ
れている用紙Aを用いることができる。給紙トレイ1か
ら画像形成部2までの距離に比べて、反転路4dから画
像形成部2までの距離は短いので、プリント動作がスタ
ートしてから1枚目の用紙に対する画像形成が行われる
までの時間(ファーストプリントタイム)を短縮するこ
とができ、ひいては、全体(4枚目)の画像形成が終了
するまでの時間を短縮することができ、画像形成作業の
生産性を高めることができる。
のような用紙の保持が行われていない場合には、1枚目
の用紙は給紙トレイ1から給紙されるので、プリント動
作がスタートしてから1枚目の用紙への画像形成が行わ
れるまでの時間(ファーストプリントタイム)が長くな
り、ひいては、全体(4枚目)の画像形成が終了するま
での時間が(a)の場合に比べて長くなる。
及び図8に基づいて説明する。なお、先行して説明した
他の実施の形態で説明した部分と同じ部分は同じ符号で
示し、説明も省略する(以下の各実施の形態でも同
じ)。
の形態と同じであり、異なる点は、反転路4d内に予め
1枚の用紙Aを保持させる用紙保持手段が設けられてい
ることに加え、再給送路4c内にも予め1枚の用紙Bを
保持させる第2の用紙保持手段が設けられている点であ
る。この第2の用紙保持手段は、用紙保持手段と同じよ
うに、制御部により実行される処理の一つとして設けら
れているものである。
長さが短い場合には、第1の実施の形態で説明したよう
に、反転路4d内に予め保持されていた用紙Aを最初に
給紙して画像形成を行っても、その1枚目の用紙Aへの
画像形成が終了してから給紙トレイ1から最初に給紙さ
れた用紙が画像形成部2に到達するまでの間隔“X”が
長くなり、画像形成作業の生産性を高める上で十分とは
言えない(図8(a)参照)。
1枚の用紙Aを保持しておき、さらに、再給送路4c内
にも予め1枚の用紙Bを保持しておく。すると、連続画
像形成のモードに設定された後にプリントスタートキー
が押されると、最初に反転路4d内に予め保持されてい
た用紙Aが画像形成部2へ給紙され、その次に再給送路
4c内に予め保持されていた用紙Bが画像形成部2へ給
紙され、3枚目の用紙として給紙トレイ1から給紙され
た用紙が画像形成部2へ給紙される。このため、給紙ト
レイ1から画像形成部2までの距離に比べて再給送路4
cから画像形成部2までの距離は短いので、給紙する用
紙の長さが短い場合であっても、ファーストプリントタ
イムが短くなるとともに1枚目の用紙Aと2枚目の用紙
Bとの間隔を短くすることができるので(図8(b)参
照)、画像形成作業の生産性をさらに高めることができ
る。
けることが有効な場合としては、給紙する用紙の長さが
短い場合のほかに、給紙トレイ1から画像形成部2まで
の距離が特に長い場合が挙げられる。給紙トレイ1から
画像形成部2までの距離が特に長くなるのは、給紙トレ
イを複数有し、最も離れた位置の給紙トレイから給紙す
る場合である。
に基づいて説明する。本実施の形態の外観上の構造が第
1又は第2の実施の形態と異なる点は、給紙トレイ1が
3段設けられ、各給紙トレイ1には異なる種類の用紙
(サイズ又は向きの少なくとも一方が異なる用紙)が積
層保持されている点である。
の形態と異なる他の点は、異なる種類の用紙を積層保持
する3段の給紙トレイ1が設けられたことに伴い、制御
部により実行される処理としての各種の手段が設けられ
ている点である。各種の手段としては、排紙手段、退避
手段、使用頻度判断手段である。
ている用紙Aと異なる種類の用紙を給紙して画像形成を
行う場合に、反転路4d内に予め保持されている用紙A
を排紙トレイ3上に排紙する処理である。
ている用紙Aと異なる種類の用紙を給紙して画像形成を
行う場合に、反転路4d内に予め保持されている用紙A
を再給送路4c内に退避させる処理である。
反転路4d内に予め保持するのかということの判断に際
して、過去の画像形成ジョブのデータから最も使用頻度
の高い用紙の種類を判断する処理である。
予め保持された用紙Aと異なる種類の用紙を給紙して画
像形成を行う場合には、その用紙Aを排紙手段により排
紙トレイ3上に排紙した後、又は、その用紙Aを退避手
段により再給送路4cに退避させた後に画像形成を行う
ことができる。したがって、用紙保持手段により反転路
4d内に予め用紙Aが保持されている場合において、そ
の用紙Aと異なる種類の用紙を給紙して画像形成を行う
場合には、用紙保持手段を有しない場合と同じように画
像形成を行うことができる。
へ退避させた場合には、その画像形成作業が終了した後
に、再給送路4c内へ退避させた用紙Aを反転路4d内
へ戻すようにする。
め保持するのかということの判断に際して、使用頻度判
断手段でその時期に最も使用頻度の高い用紙の種類を判
断してその用紙を反転路4d内に保持するようにしても
よい。これにより、反転路4d内に予め保持されている
用紙Aはその時期においても最も使用頻度が高い用紙と
なり、画像形成時にファーストプリントタイムを短縮す
る頻度を高めることができる。なお、ここでいう「その
時期」とは、その時点から過去の一定期間を意味し、例
えば、過去100回のジョブが行われた期間、又は、過
去50回のジョブが行われた期間などである。
図13に基づいて説明する。本実施の形態の基本的構造
は第1又は第2の実施と同じであり、異なる点は、反転
路4dが上下方向に2段に配列されている点である。こ
れらの反転路4d上にはそれぞれ用紙反転手段22が設
けられている。各用紙反転手段22は、反転ローラ23
と従動ローラ24とから構成されているが、従動ローラ
24は、2つの用紙反転手段22において共用されてい
る。
形状に形成された切替爪26が配置されている。切替爪
26は、図11ないし図13に示すように、下側の反転
路4dに出入りする用紙をガイドする第1ガイド面26
aと、上側の反転路4dに出入りする用紙をガイドする
第2ガイド面26bと、第1ガイド面26aと第2ガイ
ド面26bとに挟まれて分岐爪15に向けて鋭角的に突
出したな切替爪先端部26cとを有する略三角形に形成
されている。そして、これらの切替爪26は、入口ロー
ラ14の中心軸14bの近傍にこの中心軸14bと平行
に配置された支軸27に固定され、この支軸27は軸受
(図示せず)により回動自在に軸支されている。支軸2
7の端部には、切替爪26を第1切替位置(図12参
照)と第2切替位置(図13参照)とへ回動させる切替
機構であるソレノイド(図示せず)が連結されている。
切替爪26を第1切替位置へ回動させたとき、切替爪先
端部26cが入口ローラ14のローラ部14aの外周面
より内側に入り込んでいる。また、切替爪26を第2切
替位置へ回動させたとき、切替爪先端部26cは分岐爪
15の分岐爪先端部15cより上方位置に位置してい
る。
と同じように、反転路4d内に予め1枚の用紙を保持さ
せる用紙保持手段が設けられている。この用紙保持手段
による用紙の保持は、2つの反転路4dに異なる種類の
用紙を保持してもよく、又は、2つの反転路4dに同じ
種類の用紙を保持してもよく、又は、1つの反転路4d
を空にして他の反転路4dのみに用紙を保持してもよ
い。
る場合を含め、上側の反転路4dに対して用紙を出入り
させる場合には、図12に示すように、切替爪26を第
1切替位置へ回動させておく。すると、上側の反転路4
dに送り込まれる用紙は、図12(a)に示すように、
分岐爪15の第1ガイド面15aと切替爪26の第2ガ
イド面26bとに沿って進行する。上側の反転路4dか
ら送り出される用紙は、図12(b)に示すように、切
替爪26の第2ガイド面26bと分岐爪15の第2ガイ
ド面15bとに沿って進行する。
場合を含め、下側の反転路4dに対して用紙を出入りさ
せる場合には、図13に示すように、切替爪26を第2
切替位置へ回動させておく。すると、下側の反転路4d
に送り込まれる用紙は、図13(a)に示すように、分
岐爪15の第1ガイド面15aと切替爪26の第1ガイ
ド面26aとに沿って進行する。下側の反転路4dから
送り出される用紙は、図13(b)に示すように、切替
爪26の第1ガイド面26aと分岐爪15の第2ガイド
面15bとに沿って進行する。
おいても上述した各実施の形態と同じように、画像形成
部2に送り込まれる用紙を反転路4d内でスイッチバッ
クさせることにより、給紙トレイ1から給紙される用紙
の用紙間隔を狭くした場合において、給紙トレイ1から
の給紙タイミングのバラツキや、反転路4dに至る搬送
中における搬送速度のバラツキ等が生じても、画像形成
部2への用紙の送り込みを小さい間隔に精度良く維持す
ることができ、画像形成装置における画像形成作業の生
産性を高めることができる。
り予め1枚の用紙を保持しておき、反転路4d内に予め
保持されている用紙を画像形成時の1枚目の用紙として
画像形成部2へ向けて搬送することにより、1枚目の用
紙を給紙トレイ1から給紙する場合に比べてファースト
プリントタイムを短縮することができ、画像形成作業の
生産性をさらに高めることができる。
異なる種類の用紙を保持してもよく、又は、同じ種類の
用紙を保持してもよく、又は、1つの反転路4dを空に
して他の反転路4dのみに保持してもよい。
持されている場合には、反転路4d内に予め保持されて
いる用紙を使用して画像形成を行う確率が高くなり、反
転路4d内に予め保持されている用紙を使用して画像形
成を行うことにより画像形成作業の生産性を高めること
ができる確率が高くなる。具体的には、反転路4dが2
つで、給紙トレイ1が3つであるので、用紙の種類の使
用頻度を考慮しないものとすれば、反転路4d内に予め
保持されている用紙を使用して画像形成を行う確率が2
/3となる。なお、反転路4dに予め保持されていない
用紙を給紙して画像形成を行う場合には、いずれか一方
の反転路4d内に予め保持されている用紙を、上述した
排紙手段により排紙し、又は、上述した退避手段により
退避させる。
されている場合には、それらの用紙を1枚目、及び、2
枚目の用紙として給紙することができる。これにより、
その種類の用紙の長さが短い場合や、その種類の用紙が
積層保持されている給紙トレイ1から画像形成部2まで
の距離が特に長い場合であっても、ファーストプリント
タイムを短くできるとともに、1枚目の用紙と2枚目の
用紙との用紙間隔が長くなるということを防止でき、画
像形成作業の生産性がさらに高くなる。なお、反転路4
dに予め保持されていない用紙を給紙して画像形成を行
う場合には、いずれか一方の反転路4d内に予め保持さ
れている用紙を、上述した排紙手段により排紙し、又
は、上述した退避手段により退避させる。
4dにのみ用紙が保持されている場合には、反転路4d
内に保持されている種類の用紙を給紙して画像形成を行
う場合に、保持されている用紙を1枚目の用紙として画
像形成することによりファーストプリントタイムを短縮
することができる。また、反転路4d内に使用頻度の高
い種類の用紙を保持しておくことにより、ファーストプ
リントタイムを短縮する頻度を高めることができる。
の用紙を使用して画像形成を行う場合には、空になって
いる反転路4dを使用して用紙をスイッチバックさせる
ことができる。このため、反転路4d内に予め保持され
ている用紙を排紙トレイ3上に排紙するための上述した
排紙手段や、反転路4d内に予め保持されていた用紙を
再給送路4c上に退避させるための上述した退避手段を
設けることが不要となる。
構造は、ソレノイドの駆動により切替爪26を第1切替
位置又は第2切替位置へ回動させる構造であり、しか
も、これらの切替爪26とソレノイドとを小さい設置ス
ペース内に設置することが可能であるので、用紙が出入
りする反転路4dを切替える構造の簡単化及び小型化を
図ることができる。
4に基づいて説明する。本実施の形態の基本的構造は第
4の実施の形態と同じであり、2つの反転路4dが上下
方向に配列されている。本実施の形態が第4の実施の形
態と異なる点は、いずれか一つの反転路4dに用紙が出
入りすることが可能となる位置へ反転路4dを昇降させ
る昇降機構28が設けられている点である。この昇降機
構28は、その内側に反転路4dを形成された反転トレ
イ部29に連結されたベルト30、ベルト30を駆動さ
せるモータ31により構成されている。
動させることにより反転トレイ部29(反転路4d)を
昇降させることができ、用紙が出入りする反転路4dを
切替えることができる。図13は、上側の反転路4dに
対して用紙の出入りが可能となっている状態である。
は水平状態を維持したまま昇降されるので、用紙が出入
りする反転路4dにおける用紙の出入口部分に段差が生
じないようにすることができ、各反転路4dへの用紙の
出入りをスムーズに行わせることができる。
れば、画像形成部に送り込まれる前後の用紙を少なくと
もその一部を重畳させながら反転路内でスイッチバック
させることにより、画像形成部への用紙の送り込みを小
さい間隔に精度良く維持することができ、画像形成装置
における画像形成作業の生産性を高めることができる。
さらに、反転路内に予め1枚の用紙を保持しておき、画
像形成時にその用紙を1枚目の用紙として画像形成部へ
送り込むことにより、1枚目の用紙を用紙収納部から給
紙する場合に比べてファーストプリントタイムを短縮す
ることができ、画像形成作業の生産性をさらに高めるこ
とができる。
載の画像形成装置において、前記反転路は上下方向に配
列されて複数段設けられ、前記用紙保持手段はそれぞれ
の前記反転路に異なる種類の用紙を保持させるものであ
るので、用紙収納部が2つ以上存在し、それらの用紙収
納部に異なる種類の用紙が積層保持されている場合に
は、各用紙収納部に積層保持されているそれぞれ異なる
種類の用紙を各反転路内に予め保持しておくことによ
り、反転路内に予め保持されている用紙を使用して画像
形成を行う確率が高くなり、反転路内に予め保持されて
いる用紙を使用して画像形成を行うことによりファース
トプリントタイムを短縮して画像形成作業の生産性を高
めることができる確率を高めることができる。
載の画像形成装置において、前記反転路は上下方向に配
列されて複数段設けられ、前記用紙保持手段はそれぞれ
の前記反転路に同じ種類の用紙を保持させるものである
ので、給紙する用紙の長さが短い場合や、用紙収納部か
ら画像形成部までの距離が特に長い場合には、複数の反
転路に予め保持されている用紙を次々と給紙して画像形
成を行うことにより、ファーストプリントタイムを短く
できるとともに、1つの反転路から給紙された用紙と他
の反転路から給紙された用紙との用紙間隔、及び、他の
反転路から給紙された用紙と用紙収納部から最初に給紙
された用紙との用紙間隔を短くすることができ、画像形
成作業の生産性をさらに高めることができる。
載の画像形成装置において、前記反転路は上下方向に配
列されて複数段設けられ、前記用紙保持手段は1つの前
記反転路を空にして他の前記反転路に用紙を保持させる
ものであるので、反転路内に保持されている用紙と同じ
種類の用紙を給紙して画像形成を行う場合には、保持さ
れている用紙を1枚目の用紙として画像形成することに
よりファーストプリントタイムを短縮することができ
る。一方、反転路に保持されていない種類の用紙を使用
して画像形成を行う場合には、空になっている反転路を
使用して画像形成部に給紙する用紙をスイッチバックさ
せることができ、反転路内に予め保持されていた用紙を
排紙したり他の場所に退避させたりする手段や機構を不
要として構造の簡単化を図ることができる。
いし4のいずれか一記載の画像形成装置において、前記
反転路の出入口側に配置されていずれか一つの前記反転
路に用紙が出入りすることを許容する切替位置へ切替自
在な切替爪と、この切替爪を各切替位置へ切り替える切
替機構とを有するので、用紙が出入りする反転路を切替
えるための構造を簡単化することができ、しかも、これ
らの切替爪と切替機構とは小さい設置スペース内に設置
することが可能であるので用紙が出入りする反転路を切
替える構造の小型化を図ることができる。
いし4のいずれか一記載の画像形成装置において、いず
れか一つの前記反転路に用紙が出入りすることが可能と
なる位置へ前記反転路を昇降させる昇降機構が設けられ
ているので、昇降機構で反転路を昇降させることにより
用紙が出入りする反転路を切替えた場合には、反転路に
おける用紙の出入口部分に段差が生じないようにするこ
とができ、各反転路への用紙の出入りをスムーズに行わ
せることができる。
造を示す概略図である。
ある。
(a)は開放状態、(b)は送り出し状態である。
用紙の送り込み状態を説明する説明図である。
用紙の送り込み状態を説明する説明図である。
形成を行うことにより画像形成作業の生産性が高くなる
ことを説明する説明図である。
造を示す概略図である。
を使用して画像形成を行うことにより画像形成作業の生
産性がさらに高くなることを説明する説明図である。
造を示す概略図である。
構造を示す概略図である。
す斜視図である。
ける分岐爪と切替爪との回動位置を説明する説明図であ
る。
ける分岐爪と切替爪との回動位置を説明する説明図であ
る。
構造を示す概略図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 用紙を積層保持する用紙収納部と、 前記用紙収納部から用紙を1枚ずつ分離給紙する分離給
紙手段と、 給紙された用紙上に画像形成を行う画像形成部と、 前記用紙収納部から前記画像形成部に至る給紙用搬送路
と、 前記給紙用搬送路の途中に接続されてこの給紙用搬送路
を搬送される用紙が送り込まれる反転路と、 前記反転路に送り込まれた用紙をスイッチバックさせて
前記給紙用搬送路へ送り出す送り出し状態と、前記反転
路から送り出されている先行する用紙と前記反転路に送
り込まれる後続の用紙との少なくとも一部が重畳するこ
とを許容する開放状態とに切替自在な用紙反転手段と、 前記反転路内に予め1枚の用紙を保持させる用紙保持手
段と、を有する画像形成装置。 - 【請求項2】 前記反転路は上下方向に配列されて複数
段設けられ、前記用紙保持手段はそれぞれの前記反転路
に異なる種類の用紙を保持させるものである請求項1記
載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記反転路は上下方向に配列されて複数
段設けられ、前記用紙保持手段はそれぞれの前記反転路
に同じ種類の用紙を保持させるものである請求項1記載
の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記反転路は上下方向に配列されて複数
段設けられ、前記用紙保持手段は1つの前記反転路を空
にして他の前記反転路に用紙を保持させるものである請
求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記反転路の出入口側に配置されていず
れか一つの前記反転路に用紙が出入りすることを許容す
る切替位置へ切替自在な切替爪と、この切替爪を各切替
位置へ切り替える切替機構とを有する請求項2ないし4
のいずれか一記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 いずれか一つの前記反転路に用紙が出入
りすることが可能となる位置へ前記反転路を昇降させる
昇降機構が設けられている請求項2ないし4のいずれか
一記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003108A JP3904455B2 (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003108A JP3904455B2 (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003201052A true JP2003201052A (ja) | 2003-07-15 |
JP3904455B2 JP3904455B2 (ja) | 2007-04-11 |
Family
ID=27642787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP3904455B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008074511A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Seiko Epson Corp | 用紙束プリンタおよび用紙束プリンタの制御方法 |
JP2008162806A (ja) * | 2008-03-10 | 2008-07-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-01-10 JP JP2002003108A patent/JP3904455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008074511A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Seiko Epson Corp | 用紙束プリンタおよび用紙束プリンタの制御方法 |
JP2008162806A (ja) * | 2008-03-10 | 2008-07-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4586078B2 (ja) * | 2008-03-10 | 2010-11-24 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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