JP2003201034A - ペーパーサポート及び給紙装置 - Google Patents

ペーパーサポート及び給紙装置

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JP2003201034A
JP2003201034A JP2002004174A JP2002004174A JP2003201034A JP 2003201034 A JP2003201034 A JP 2003201034A JP 2002004174 A JP2002004174 A JP 2002004174A JP 2002004174 A JP2002004174 A JP 2002004174A JP 2003201034 A JP2003201034 A JP 2003201034A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単票紙の種類に拘わらず、ホッパーに残され
た単票紙が少なくなったときの多重給紙を確実に防止す
るためのペーパーサポートを提供する。 【解決手段】 被記録材Pを重ねてスタックしておき、
回転するローラ13の表面がスタックされた被記録材の
最上部の被記録材に摩擦接触することにより該最上部の
被記録材を送り出す機構を備える給紙装置2に取付可能
であり、前記スタックされた被記録材の上端側を下側か
ら支持するペーパーサポート9において、該ペーパーサ
ポートは、スタックされた被記録材との接触面の少なく
とも一部に摩擦部材27を備えており、摩擦部材27の
存在により、ローラの表面と被記録材Pとの間の摩擦係
数、被記録材Pとペーパーサポート9との間の摩擦係数
及び被記録材P間同士の摩擦係数が、被記録材の種類に
拘わらず、この順で小さくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の記録
装置におけるオートシードフィーダの一部を構成するペ
ーパーサポート及びこれを備える給紙装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】プリンタ等の記録装置において単票紙に
記録を行う場合、予めホッパーに複数枚の単票紙をスタ
ックしておき、給紙ローラの回転によりホッパーから1
枚ずつ単票紙を分離して記録ヘッド側へこれを送り出す
方法が採られている。
【0003】通常ホッパーには、A4版やA3版など比
較的長めの用紙をセットしたときに該用紙の上端(後
端)側が後方へ折れ曲がらないように、ホッパーの上端
側に設けられている被接続部にペーパーサポートを接続
するようになっている。しかし、このようなペーパーサ
ポートは、プラスチック材料で構成されている場合が多
く、その表面が比較的滑らかであるため、ホッパーにス
タックされた単票紙の残り枚数が少なくなると、給紙ロ
ーラがこれら全ての単票紙を一度に記録ヘッド側へ送り
出してしまうことがある。
【0004】このような多重給紙現象は、給紙ローラと
単票紙との摩擦係数、単票紙とペーパーサポートとの間
の摩擦係数および単票紙同士の摩擦係数がこの順で設定
されていれば本来は生じないが、近年使用される他品種
の単票紙の中にはこのような摩擦係数の関係が必ずしも
成立しないものもあり、多重給紙の問題が発生すること
もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、単票
紙の種類に拘わらず、ホッパーに残された単票紙が少な
くなったときに、多重給紙を確実に防止するためのペー
パーサポート及び給紙装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載のペーパーサポートは、被記録
材を重ねてスタックしておき、回転するローラの表面が
スタックされた被記録材の最上位の被記録材に摩擦接触
することにより被記録材を送り出す機構を備える給紙装
置に装着され、前記スタックされた被記録材の上端側を
下側から支持するペーパーサポートであって、前記ペー
パーサポートは、前記スタックされた被記録材との接触
面の少なくとも一部に摩擦部材を備えており、前記摩擦
部材の存在により、前記ローラの表面と被記録材との間
の摩擦係数、前記被記録材と前記ペーパーサポートとの
間の摩擦係数及び前記被記録材間同士の摩擦係数が、被
記録材の種類に拘わらず、この順で小さくなっているこ
とを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、摩擦部材の存在により、
被記録材の種類に関係なく、被記録材同士間の摩擦係数
よりも、被記録材とペーパーサポートとの間の摩擦係数
の方を常に大きくすることが可能となるから、スタック
された被記録材が残り少ない場合でも、回転するローラ
が最上位に位置する被記録材に接触した際に最上位の被
記録材の下側に位置する被記録材を一緒に搬送してしま
うことを確実に防止できる。またローラの表面と被記録
材との間の摩擦係数が、被記録材とペーパーサポートと
の間の摩擦係数よりも大きいから、スタックされている
被記録材が残り1枚になったときでも、この被記録材を
確実に送り出すことができる。
【0008】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載されたペーパーサポートにおいて、前記摩擦
部材がコルク材でできていることを特徴とするものであ
る。本発明によれば、ローラの表面と被記録材との間の
摩擦係数、被記録材とペーパーサポートとの間の摩擦係
数および被記録材間同士の摩擦係数が、被記録材の種類
に拘わらず、この順で小さくなっているという関係を容
易に満たすことができる。
【0009】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項1または2に記載されたペーパーサポートにおいて、
前記摩擦部材が、前記給紙装置において使用可能な全て
の大きさの被記録材に対して、該被記録材と接触できる
ペーパーサポート上の位置に設けられていることを特徴
とするものである。本発明によれば、該給紙装置で対応
する全ての種類の被記録材に対して1つの摩擦部材が有
効に作用することができる。
【0010】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項1〜3のいずれか1項に記載されたペーパーサポート
において、前記摩擦部材は前記ペーパーサポート上に貼
付されていることを特徴とするものである。本発明によ
れば、既存のペーパーサポートに後から貼付することが
できるので、既存のペーパーサポートを有効に利用する
ことができる。
【0011】また、本願請求項5に記載の発明は、請求
項1〜4のいずれか1項に記載されたペーパーサポート
において、前記摩擦部材は、前記被記録材の荷重が前記
ペーパーサポートに最も掛かっている箇所に設けられて
いることを特徴とするものである。本発明によれば、摩
擦力はそこに掛かる荷重に比例して増加するから、被記
録材とペーパーサポートとの間で確実に摩擦力を生じさ
せることができる。
【0012】また、本願請求項6に記載の発明は、請求
項1〜5のいずれか1項に記載されたペーパーサポート
において、前記ペーパーサポートは後方へ屈曲する屈曲
部を備え、前記摩擦部材が前記屈曲部に跨って設けられ
ていることを特徴とするものである。本発明によれば、
被記録材は屈曲部に沿って後方へ撓むようになるが、こ
のとき屈曲部にはペーパーサポートの荷重が最も掛かる
ようになるので、摩擦部材との間で確実に摩擦力を生じ
させることができる。
【0013】また、本願請求項7に記載の発明に係る給
紙装置は、給紙ローラと、複数枚の被記録材をスタック
可能であり、下端側が前記給紙ローラに対向して位置
し、スタックした被記録材の下端を前記給紙ローラに対
して接近離反させることができるホッパーと、を備え、
回転する前記給紙ローラの表面が前記ホッパーにスタッ
クされた被記録材の最上位の被記録材に摩擦接触するこ
とにより被記録材を送り出すように構成された給紙装置
であって、該給紙装置の前記ホッパーの上端側となる被
装着部に装着され、前記スタックされた被記録材を下側
から支持するペーパーサポートを備え、前記ペーパーサ
ポートが、前記スタックされた被記録材との接触面の少
なくとも一部に摩擦部材を備えており、前記摩擦部材の
存在により、前記ローラの表面と被記録材との間の摩擦
係数、前記被記録材と前記ペーパーサポートとの間の摩
擦係数及び前記被記録材間同士の摩擦係数が、被記録材
の種類に拘わらず、この順で小さくなっていることを特
徴とするものである。
【0014】本発明に係る給紙装置によれば、請求項1
の発明と同様に、摩擦部材の存在により、被記録材の種
類に関係なく、被記録材同士間の摩擦係数よりも、被記
録材とペーパーサポートとの間の摩擦係数の方が常に大
きくなるから、スタックされた被記録材が残り少ない場
合でも、回転するローラが最上部に位置する被記録材に
接触した際に最上部の被記録材の下側に位置する被記録
材を一緒に搬送してしまうことを確実に防止できる。
【0015】また、本願請求項8に記載の発明は、請求
項7に記載された給紙装置において、前記ホッパーが前
記被記録材と接触する面の少なくとも一部にも摩擦部材
が設けられていることを特徴とするものである。本発明
によれば、最も下に位置する被記録材とペーパーサポー
トまたはホッパーとの摩擦力が被記録材の送り出される
方向で2カ所以上で作用するから、上記重複給紙の防止
に加え、より安定した被記録材送り動作が実現される。
【0016】また、本願請求項9に記載の発明は、請求
項8に記載された給紙装置において、前記ホッパーの下
端付近であってホッパーが前記給紙ローラに対して接近
するように移動したときに、前記給紙ローラが被記録材
に接触する箇所と対応する位置に前記摩擦部材を設けた
ことを特徴とするものである。本発明によれば、給紙ロ
ーラが被記録材に接触する箇所では被記録材に掛かる荷
重が他の部分より大きいため、摩擦部材との間でより強
い摩擦力を生じることができる。
【0017】また、本願請求項10に記載の記録装置
は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のペーパーサポ
ートを備えることを特徴とするものである。本発明によ
れば、スタックされた被記録材の枚数が少ないときに、
残りの被記録材を全て送り出してしまうという重複給紙
によるジャム等のトラブルが少ない記録装置を提供する
ことができる。
【0018】また、本願請求項11に記載の記録装置
は、請求項7〜9のいずれか1項に記載の給紙装置を備
えることを特徴とするものである。本発明によれば、ス
タックされた被記録材の枚数が少ないときに、残りの被
記録材を全て送り出してしまうという重複給紙によるジ
ャム等のトラブルが少ない記録装置を提供することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る給紙装置2
を備えた記録装置1を示す斜視図であり、図2は記録装
置1の側面図である。尚、図1は記録装置の本体カバー
を取り除いた状態で示してある。図3は本発明に係るペ
ーパーサポートの拡大斜視図であり、図4は同ペーパー
サポートの側面図であり、図5はホッパーの正面図であ
る。
【0020】図1に示す如く、本発明に係る記録装置1
は、記録部(プリンタ本体)3と、該記録部3の後方上
部に設けられる給紙装置2と、記録部3の前方に形成さ
れる排紙部5とを備えて成る。
【0021】給紙装置2には、複数枚の用紙Pをスタッ
クするホッパー11が設けられており、ホッパー11の
上端側の被接続部には用紙Pの上方部分を支持するため
のペーパーサポート9が着脱自在に接続されている。
尚、ペーパーサポート9は、着脱自在ではなく、出没自
在又は折り畳み自在に取り付けられていてもよい。ホッ
パー11には、用紙Pの側縁を規制するためのエッジガ
イド10がホッパーの幅方向に摺動可能に設けられてい
る。
【0022】ホッパー11の下端上方の対向する位置に
は給紙ローラ13が設けられている。ホッパー11は、
図示しないカム機構により上方(図2の矢印の方向)へ
移動することにより、ホッパー11上にスタックされる
用紙Pの先端付近を給紙ローラ13に当接可能な位置ま
で持ち上げる作用をする。また給紙ローラ13は、グリ
ップ性を高めるために摩擦部材が取り付けられ、平坦部
分13aと円弧部分13bとから構成されている。そし
て、ホッパー11が用紙Pの先端を持ち上げているとき
に、給紙ローラ13が図2で時計回り方向へ回転するこ
とにより、円弧部分13bの表面が最上部に位置する用
紙Pの表面に摩擦接触して、最上位乃至最上位から数枚
の用紙Pを前方へ送り出す。
【0023】尚、給紙ローラ13の作用により数枚の用
紙Pが送り出された場合には、給紙ローラ13と対向す
る位置に設けられた図示しない分離パッドの作用によ
り、最上部の用紙Pだけが給紙ローラ13の駆動力を受
けて前方へ送り出され、分離パッド側に残された用紙は
図示しない戻し装置によりホッパー11側へ戻される。
【0024】送り出された用紙Pは、紙送りローラ17
に至り、そこで印刷工程における精密な紙送り動作を受
けながら、紙送りローラ17の下流側に位置する印刷ヘ
ッド19側へ給紙される。
【0025】印刷ヘッド19はキャリッジ21に搭載さ
れており、キャリッジ21は給紙方向と直交する方向へ
往復運動できる。印刷ヘッド19と対向する位置にはプ
ラテン23が設けられ、該プラテン23は、印刷ヘッド
19によって用紙Pに印刷を行う際に、用紙Pを下側か
ら支持する作用をなす。印刷ヘッド19とプラテン23
との距離は、用紙Pの厚さによって適宜調節できるよう
になっており、これにより用紙Pはプラテン23上を滑
らかに通過しながら、高品質の印刷が行えるようになっ
ている。印刷ヘッド19で印刷された用紙Pは、排紙部
5に設けられる排紙ローラ25によって順次排出され
る。
【0026】本発明が適用された記録装置1は概略以上
のような構成を備えるものであり、以下、本発明の特徴
的構成について具体的に説明する。
【0027】図3は本発明が適用されるペーパーサポー
ト9の斜視図であり、図4は同ペーパーサポート9の側
面図である。図3に示す如く、ペーパーサポート9の上
面には摩擦部材27が貼付されている。この摩擦部材2
7は、ペーパーサポート9によって支持される用紙Pと
ペーパーサポート9との間の摩擦係数を高めるためのも
のである。このような摩擦部材27の存在により、用紙
Pとペーパーサポート9との間の摩擦係数を用紙P同士
の摩擦係数よりも確実に大きくすることができるので、
ペーパーサポート9上に残された用紙Pが数枚であると
きに、給紙ローラ13がこれら数枚の用紙Pを一度に挟
持して搬送してしまうことを防止することができる。
【0028】またペーパーサポート9上に残された残り
1枚の用紙Pを確実に搬送するために、摩擦部材27と
用紙Pの裏面との間の摩擦係数は、給紙ローラ13の円
弧部分13bの表面と用紙Pのおもて面との間の摩擦係
数よりも小さく設定されている。
【0029】上記のように用紙Pとの間で適切な摩擦係
数が設定できる摩擦部材27の一例としてコルク材を挙
げることができる。勿論、コルク材の他にも、上記のよ
うな適切な摩擦係数が設定されるのであれば、種々の摩
擦部材を選択することができることは云うまでもない。
【0030】次に摩擦部材27を設ける位置等について
説明する。摩擦部材27は、用紙Pの大きさが変わった
場合でも、当該給紙装置において給紙対象として想定さ
れている全ての用紙に対して作用することが好ましい。
従って図3に示す如く、摩擦部材27が、全ての大きさ
の被記録材に対して、該被記録材と接触できるペーパー
サポート上の共通位置、すなわち、全ての用紙がペーパ
ーサポート9と接触する印刷ヘッド19の印刷開始側
(0桁側、即ち図3では右側)に設けることが好まし
い。また摩擦部材27は、給紙ローラ13が用紙Pを下
流側に搬送する際に、ペーパーサポート9とこれに接す
る用紙Pとの間に最も押圧力が作用する箇所に設けるこ
とが好ましい。即ち、給紙ローラ13の位置に合わせ
て、ペーパーサポート9上での摩擦部材27の位置を決
定するようにしてもよい。
【0031】しかし、摩擦部材27を設ける位置は上記
の位置に限定されるものではなく、給紙ローラ13が残
り数枚の用紙Pを一度に搬送してしまうことを防止する
ことができるのであれば、摩擦部材27を設ける位置は
限定されない。また上記多重給紙現象を回避できるよう
に、摩擦部材27の大きさや摩擦部材27の数を適宜設
定することもできる。
【0032】またペーパーサポート9には、図3または
図4に示す如く、ホッパー11の端部から一定距離のと
ころで後方へ「く」の字状に屈曲させた屈曲部29を形
成することができる。本実施の形態では、ホッパー11
の上端から65mmのところで10度後方へ屈曲させて
いる。これにより大判の用紙の自重による荷崩れを防止
することができ、併せて屈曲部29より上側の用紙先端
部分が上反りになり、分離パッドへの進入当たり角を適
切な範囲に維持しやすくなる。
【0033】そしてペーパーサポート9に屈曲部29を
形成した場合には、この屈曲部29に跨るように摩擦部
材27を貼付するようにすることができる。屈曲部29
には用紙Pの荷重が集中するから、このような位置に摩
擦部材27を設けることにより、摩擦部材27と用紙P
との間で摩擦力が確実に生じて、上記多重給紙現象を効
率的に回避することができる。尚、本実施の形態は、ペ
ーパーサポート9に屈曲部29を形成した場合に、屈曲
部29に跨るように摩擦部材27を設けることを限定し
たものではなく、屈曲部29が形成されていても、屈曲
部29以外の位置に摩擦部材27を設けてもよい。
【0034】また摩擦部材27は、ペーパーサポート9
に加え、ホッパー11にも追加的に設けることができ
る。ホッパー11に摩擦部材27を設ける場合には、図
5に示す如く、ホッパー11におけるエッジガイド10
の下端付近であってホッパー11が給紙ローラ13に対
して接近するように移動したときに、給紙ローラ13が
用紙Pと接触する箇所と対応する位置に設けることが好
ましいが、他の箇所に設けても構わない。
【0035】このようにペーパーサポート9に加え、ホ
ッパー11にも摩擦部材27を設けることにより、用紙
Pの先端側と中央乃至後端側の両方で、ペーパーサポー
ト9またはホッパー11との間の摩擦力が増加するた
め、多重給紙の現象を一層確実に防止することができる
とともに、安定した給紙動作を実現することができる。
【0036】なお、上記実施の形態に係る全ての図面で
は、ペーパーサポート9に屈曲部29が形成されている
が、本発明は屈曲部が形成されていないペーパーサポー
ト9にも適用できることは云うまでもない。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、摩擦部材の存在によ
り、被記録材の種類に関係なく、被記録材同士間の摩擦
係数よりも、被記録材とペーパーサポートとの間の摩擦
係数の方が常に大きくすることが可能となるから、スタ
ックされた被記録材が残り少ない場合でも、回転するロ
ーラが最上部に位置する被記録材に接触した際に最上部
の被記録材の下側に位置する被記録材を一緒に搬送して
しまうことを確実に防止できる。またローラの表面と被
記録材との間の摩擦係数が、被記録材とペーパーサポー
トとの間の摩擦係数よりも大きいから、スタックされて
いる被記録材が残り1枚になったときでも、この被記録
材を確実に送り出すことができる。
【0038】またホッパーが被記録材と接触する面の少
なくとも一部にも摩擦部材を設ければ、最も下に位置す
る被記録材とペーパーサポートまたはホッパーとの摩擦
力が被記録材の送り出される方向で2カ所以上で作用す
るから、上記重複給紙の防止に加え、より安定した被記
録材送り動作が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るペーパーサポートを適用した給紙
装置を備える記録装置の斜視図である。
【図2】同上記録装置の側面図である。
【図3】本発明に係るペーパーサポートの拡大斜視図で
ある。
【図4】同ペーパーサポートの側面図である。
【図5】本発明に係るホッパーの正面図である。
【符号の説明】
1 記録装置 2 給紙装置 3 プリンタ本体 5 排紙部 9 ペーパーサポート 10 エッジガイド 11 ホッパー 13 給紙ローラ 13a 平坦部分 13b 円弧部分 17 紙送りローラ 19 印刷ヘッド 21 キャリッジ 23 プラテン 25 排紙ローラ 27 摩擦部材 29 屈曲部 P 用紙

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材を重ねてスタックしておき、回
    転するローラの表面がスタックされた被記録材の最上位
    の被記録材に摩擦接触することにより該最上位の被記録
    材を送り出す機構を備える給紙装置に取付可能であり、
    前記スタックされた被記録材の上端側を下側から支持す
    るペーパーサポートであって、 前記ペーパーサポートは、前記スタックされた被記録材
    との接触面の少なくとも一部に摩擦部材を備えており、
    前記摩擦部材の存在により、前記ローラの表面と被記録
    材との間の摩擦係数、前記被記録材と前記ペーパーサポ
    ートとの間の摩擦係数及び前記被記録材間同士の摩擦係
    数が、被記録材の種類に拘わらず、この順で小さくなっ
    ていることを特徴とするペーパーサポート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のペーパーサポートにお
    いて、前記摩擦部材はコルク材でできていることを特徴
    とするペーパーサポート。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のペーパーサポ
    ートにおいて、前記摩擦部材が、前記給紙装置において
    給紙対象として想定されている全ての大きさの被記録材
    に対して、該被記録材と接触できるペーパーサポート上
    の共通位置に設けられていることを特徴とするペーパー
    サポート。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のペ
    ーパーサポートにおいて、前記摩擦部材は前記ペーパー
    サポート上に貼付されていることを特徴とするペーパー
    サポート。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のペ
    ーパーサポートにおいて、前記摩擦部材は、前記被記録
    材の荷重が前記ペーパーサポートに最も掛かっている箇
    所に設けられていることを特徴とするペーパーサポー
    ト。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のペ
    ーパーサポートにおいて、前記ペーパーサポートは後方
    へ屈曲する屈曲部を備え、前記摩擦部材が前記屈曲部に
    跨って設けられていることを特徴とするペーパーサポー
    ト。
  7. 【請求項7】 給紙ローラと、 複数枚の被記録材をスタック可能であり、下端側が前記
    給紙ローラに対向して位置し、スタックした被記録材の
    下端を前記給紙ローラに対して接近離反させることがで
    きるホッパーと、を備え、 回転する前記給紙ローラの表面が前記ホッパーにスタッ
    クされた被記録材の最上位の被記録材に摩擦接触するこ
    とにより被記録材を送り出すように構成された給紙装置
    であって、 該給紙装置の前記ホッパーの上端側となる被装着部に装
    着され、前記スタックされた被記録材を下側から支持す
    るペーパーサポートを備え、 前記ペーパーサポートが、前記スタックされた被記録材
    との接触面の少なくとも一部に摩擦部材を備えており、
    前記摩擦部材の存在により、前記ローラの表面と被記録
    材との間の摩擦係数、前記被記録材と前記ペーパーサポ
    ートとの間の摩擦係数及び前記被記録材間同士の摩擦係
    数が、被記録材の種類に拘わらず、この順で小さくなっ
    ていることを特徴とする給紙装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の給紙装置において、前
    記ホッパーの前記被記録材と接触する面の少なくとも一
    部にも摩擦部材が設けられていることを特徴とする給紙
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の給紙装置において、前
    記ホッパーの下端付近であって、該ホッパーが前記給紙
    ローラに対して接近するように移動したときに前記給紙
    ローラが被記録材に接触する箇所と対応する位置に、前
    記摩擦部材を設けたことを特徴とする給紙装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    ペーパーサポートを備えることを特徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項7〜9のいずれか1項に記載の
    給紙装置を備えることを特徴とする記録装置。
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