JP2003200602A - フライング・スポットによる熱的記録 - Google Patents

フライング・スポットによる熱的記録

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JP2003200602A JP2002288507A JP2002288507A JP2003200602A JP 2003200602 A JP2003200602 A JP 2003200602A JP 2002288507 A JP2002288507 A JP 2002288507A JP 2002288507 A JP2002288507 A JP 2002288507A JP 2003200602 A JP2003200602 A JP 2003200602A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報を熱的に記録する。 【解決手段】 焼き付き温度Tbをもつ実質的に感光性
をもたないサーモグラフィー材料mの中に画像を記録す
る装置であって、変換温度Tcをもつ感熱要素、支持
体、および少なくとも1個の光−熱変換剤から成り、該
実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料mは、
該光−熱変換剤によって吸収された波長λを含む輻射線
ビームを発生する装置、および走査サイクルの各時点に
おいて走査方向に沿った異なった位置において該輻射線
ビームを用い実質的に感光性をもたないサーモグラフィ
ー材料mのラインを走査する光学装置を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[本発明の分野]本発明は熱的に記録を行
う方法および装置に関する。
【0002】[本発明の背景]熱的な印画方法、即ちサ
ーモグラフィーは、画像に従って変調された熱エネルギ
ーを用いて画像を生成する記録法である。直接的なサー
モグラフィー記録材料の大部分は化学的なタイプであ
る。或る変換温度に加熱すると、不可逆的な化学反応が
起こり着色した画像がつくられる。特に興味がもたれる
直接的な熱的印画要素では有機銀塩が還元剤と組み合わ
せて使用されている。このような組み合わせは適当な熱
源、例えば加熱ヘッド、レーザーなどによって印画され
ることができる。
【0003】熱の影響下において銀イオンは現像されて
金属の銀になるから、このような材料を用いて白黒の画
像を得ることができる。しかし、中間的な黒色の階調を
もった画像を得ることは困難なように思われる。さら
に、或る種の用途(例えば図表の用途)に必要とされる
ような十分に高い密度を得ることも困難なように思われ
る。
【0004】いわゆる「フライング・スポット(fly
ing spot)走査」によりサーモグラフィー材料
に熱的に情報を記録することは従来法において公知であ
る。
【0005】熱的な記録は種々の記録装置、例えばフラ
ット・ベッド型の記録装置(図1参照)、キャプスタン
型の記録装置(図2参照)、内部ドラム型のXTD記録
装置(図4、5および6参照)を用いて行うことができ
る。このような記録装置の詳細な説明は例えばヨーロッ
パ特許0 734 148号および米国特許5,93
2,394号(両方ともAgfa−Gevaert名
義)に見出だすことができ、従って本明細書でそれにつ
いて明確且つ詳細に説明することは不必要であろう。
【0006】ヨーロッパ特許A0 485 148号に
は、感光性部材、第1および第2のビームを放射しここ
で該第1および第2のビームの一つは画像情報をもって
いる光源装置、および第1および第2のビームが該感光
性材料の上で重なるような時間間隔で第1および第2の
ビームを用いて該感光性部材を走査する走査部材から成
る、光ビームを用いて画像を感光性部材に記録する画像
記録装置が記載されている。
【0007】ヨーロッパ特許A0 842 782号に
は、熱エネルギーに依存した密度でカラー画像を現像す
るために光エネルギーを熱エネルギーに変換するための
光−熱変換剤をもった感熱記録材料の上に階調をもった
画像を熱的に記録する方法において、記録すべき画像の
階調に依存したレベルの光エネルギーを有するレーザー
ビーム(L)を感熱性記録媒体に当て、このレーザービ
ーム(L)を用い少なくとも5m/秒の速度で感熱性記
録媒質(S)を走査する段階から成る方法が記載されて
いる。
【0008】ヨーロッパ特許A1 104 699号に
は、サーモグラフィー材料(m)に画像を記録する方法
において、熱的印画要素(1e)を有するサーモグラフ
ィー材料、エネルギーを賦与し得る加熱要素(Hi)を
有する透明な加熱ヘッド(TH)および輻射線ビーム
(L)を用意し、該加熱ヘッドの加熱要素を賦活し該輻
射線ビームで該印画要素を画像に従って走査しながら露
光し、該加熱ヘッドおよび該輻射線ビームから得られる
全エネルギーが該印画要素の上で記録すべき画像の階調
に対応するレベルをもつようにし、ここで画像に従って
走査しながら行われる露光は該輻射線ビームを該加熱ヘ
ッドの透明な部分を通すことによって行われる方法が記
載されている。
【0009】米国特許5,932,394号には、平版
印刷板上にコントーン(contone)画像の網掛け
された複写を生成する方法において、該方法は(1)少
なくとも1個のマイクロドットが有効なマイクロドット
である多数のマイクロドットを含む少なくとも一つの走
査ラインをもった感熱性印画要素を露出区域を通して移
送し、(2)該感熱印画要素が該露出区域を通って移送
される際、一組の輻射線ビームを用いてコントーン画像
の階調を表す網掛けされたデータに従って走査しながら
該感熱性印画要素を露出させ、ここで該輻射線の少なく
とも一つは有効な輻射線ビームであり、該露出の間の任
意の或る与えられた時間において該輻射線ビームの組の
少なくとも二つの輻射線ビームを該印画要素の上の走査
ラインの異なったマイクロドットに衝突させ、このよう
にして露出段階を終了させることにより該組のすべての
有効なビームが該走査ラインの各々の有効なマイクロド
ットに衝突するようにする段階から成り、ここで該感熱
性衝突要素は平版印刷基質の疎水性の表面上にある画像
生成層を含み、該画像生成層は疎水性の熱可塑性重合体
粒子および光を熱に変換し得る化合物から成り、該化合
物は該画像生成層およびそれに隣接した層の中の一つに
存在している方法が記載されている。
【0010】従来法によりフライング・スポット・レー
ザーを用いてサーモグラフィー材料上に熱的な記録を行
うと、一般に望ましくない副作用が起こる(例えば焼き
付き、収縮および不規則な膨張)ほどレーザービームに
よって輻射されるエネルギーが高い場合にだけ十分な密
度が得られる。このような副作用が除去されるようにエ
ネルギーを減少させると、出力密度が許容できないほど
低くなる。
【0011】特にこの問題は、光学密度が3.0または
4.0よりも、場合によっては5.0Dよりも高いこと
が要求される図表に対する用途の場合に起こる。また例
えば600dpiより、場合によっては1200dpi
より高い空間的な分解能該しばしば要求され、或いはラ
イン幅は例えば40μmより、場合によっては20μm
より狭いことが要求され、また画素の大きさは例えば4
0μmより、場合によっては20μmより小さいことが
要求される。
【0012】[本発明の態様]本発明の一態様において
は、階調の中立性(中間的な階調)が改善された画像を
与え得る熱記録装置が提供される。
【0013】本発明の他の態様においては、階調の中立
性が改善された画像から成る情報を記録する装置が提供
される。
【0014】本発明のさらに他の態様および利点は以下
の説明から明らかになるであろう。
【0015】[本発明の概要]本発明の上記態様は、焼
き付き温度Tbをもつ実質的に感光性をもたないサーモ
グラフィー材料mの中に画像を記録する装置であって、
変換温度Tcをもつ感熱要素、支持体、および少なくと
もひとつの光−熱変換剤から成る該実質的に感光性をも
たないサーモグラフィー材料mは、該光−熱変換剤によ
って吸収された波長ηを含む輻射線ビーム20を発生す
る装置、および走査過程の各時点において走査方向に沿
った異なった位置で輻射線ビーム20を用い実質的に感
光性をもたないサーモグラフィー材料mのライン40を
走査する光学装置を含んでいる装置を提供することによ
って実現される。
【0016】また本発明の態様は、熱記録装置1および
上記の実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料
m(5)を用意し;該光−熱変換剤によって吸収され記
録すべき情報に従って変調された波長ηを含む輻射線ビ
ーム20を発生させ;先ず該輻射線ビームを用いて実質
的に感光性をもたないサーモグラフィー材料mのライン
40を走査して実質的に感光性をもたないサーモグラフ
ィー材料mの該ラインを該実質的に感光性をもたないサ
ーモグラフィー材料mの変換温度Tcよりも高いがその
焼き付き温度Tbよりも低い第1の予め定められた温度
xに加熱し;記録すべき情報に従って同じように変調
された同じ輻射線を用いnsの複数回に亙り実質的に感
光性をもたないサーモグラフィー材料mの同じラインを
再走査する段階から成ることを特徴とする方法によって
実現される。
【0017】また本発明の態様はレーザー・サーモグラ
フィーにおいて上記方法を使用することによって実現さ
れる。
【0018】本発明のさらに他の利点および具体化例は
下記の説明および添付図面から明らかになるであろう。
【0019】[本発明の詳細な記述]部材リスト 1 熱印刷システム 5 実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料m 10 可動ミラー(例えばポリゴン) 12 輻射線検出要素 14 保持装置(例えばフラット) 15 ドラム 17 ハードコピー印刷物 18 ドラムの駆動システム 19 レーザー・ダイオードの配列 20 書込み用輻射線ビーム 21 輻射線源 22 フィルター 23 回転モーター 24 レンズ 25 基準輻射線ビーム 26 第1のミラー 27 第2のミラー 28 変調器 29 凹レンズ 31 ドラムの制御(温度、速度) 32 電源(ポリゴン、変調器) 33 多面体の速度制御 34 輻射線源の制御(冷却を含む) 35 ビデオ信号の制御 40 ライン 41 ラインの長さB 42 BOL 43 EOL 44 ライン幅bi 46 材料の幅Wm 50 温度の時間展開 51 加熱曲線 52 冷却曲線 55 周囲温度Ta 56 温度T2 57 変換温度Tc 58 温度T1 59 焼き付き温度Tb 61 ガウシアン・ビーム強度の三次元分布 62 温度Tm1の二次元分布 63 温度Tm2の二次元分布 65 支持体 66 基質 67 感熱要素 68 保護層 69 裏地層 80 供給マガジン 81 キャプスタン 82 張力ローラ 84 取出しシステム 102 供給マガジン 104 ベルト 105 張力ローラ 107 サーモグラフィー材料のシート 108 ローラ 109 ローラ 110 制御装置 113 排気装置 116 シート出口 117 キーボード 118 レーザー源 119 変調器 120 第1の対物レンズ 121 ポリゴン・ミラー 122 第2の対物レンズ 123 シート入力 124 シート供給器 125 印画および処理ユニット/記録ユニット X 第1の走査方向 Y 第2の走査方向術語および定義 「レーザー・サーモグラフィー」という言葉は、レーザ
ーによらない均一な予備加熱段階およびレーザーによる
画像に従った露出段階から成る直接サーモグラフィーの
技術を意味する(ヨーロッパ特許A1 104 699
号参照)。
【0020】本明細書の目的に対する「サーモグラフィ
ー」と言う言葉は、直接的な感光性をもたないが、熱に
対して敏感な即ち感熱性をもった材料に関する技術であ
り、この場合感熱性をもった印画材料の視覚的な変化は
光学密度を変化させるのに十分なの熱を画像に従ってか
けることによって生じる。このように画像に従ってかけ
られた熱は感熱性材料の直ぐ近所にある熱源によって供
給されるか、或いは熱感性材料の中に光を熱に変化する
少なくとも1種の試剤を存在させて画像に従って供給さ
れる光を吸収した結果として熱感性材料の中で熱を供給
することができる。
【0021】「サーモグラフィー材料」(またはもっと
完全な言葉としてサーモグラフィー記録材料、以後記号
mで表す)という言葉は、実質的に感光性をもたない感
熱要素または直接加熱要素、および支持体から成ってい
る。
【0022】感光性をもたないという言葉は、画像生成
過程には直接関与しないことを意味するが、光を熱に変
換する少なくとも1種の試剤により光が吸収される場合
のように、間接的に光が関与する場合を排除するもので
はない。
【0023】実質的に感光性をもたないという言葉は、
意図的に感光性を持たせたものではないことを意味す
る。
【0024】「主走査速度vx」または「処理速度」と
言う言葉は互いに交換して使用され、「遅い走査速度v
y」または「移送速度」と言う言葉も交換して使用され
る。処理方向Xおよび移送方向Yは多数の図面に示され
ている(図1、3、4、5および8.1参照)。
【0025】例えば商業的な理由のためにライン時間t
1および分解能(例えばdpi)が知られている場合に
は、対応する遅い走査速度vyは式
【0026】
【数1】
【0027】によって計算することができる。ここで分
解能はXおよびYの両方向において同じであると仮定す
る。従って記号的に表すと DPIX=DPIy=DPI (ドット/インチ単位) (式2) のようになる。
【0028】フライング・スポット・レーザーシステム
の「掃引時間」ts(秒単位)は、画素の一つのライン
40(BOLj)の走査開始時と画素の同じライン(B
OLj +1)の走査開始時との間の時間である。内部(静
止した)ドラムITDを通過するサーモグラフィー材
料、或いは例えば外部(回転する)ドラムXTD上に取
り付けられたサーモグラフィー材料の上の逐次的な3本
の走査ラインを示す図8.1を参照されたい。
【0029】ポリゴン(polygon)の鏡の面の数
をnfとし、その回転数(1秒当たり)をnpとすれば、
【0030】
【数2】
【0031】が成立する。例えば或る実験をnf=8、
p=1875(rpm)で行ってts=約4ミリ秒/掃
引の結果が得られたとしよう。、同じ回転ミラーを用い
る他の実験をnp=750(rpm)で行うとts=約1
0ミリ秒/掃引の結果が得られる。同じ回転ミラーを用
いるさらに他の実験をnp=500(rpm)で行うと
s=約15ミリ秒/掃引の結果が得られる。
【0032】フライング・スポット・レーザーシステム
の「全ライン時間t1」は画素の一つのラインの印刷開
始時とプリンターの移送方向(しばしば「遅い走査方
向」または「サブスキャン方向」と呼ばれ、「速い走査
方向」または「主走査方向X」とは明確に区別される)
における画素の次のラインの印刷開始時との間の時間で
ある。
【0033】nsは掃引の回数であるから次式が成立す
る。
【0034】
【数3】
【0035】式3および4は、種々の速度で回転する
(np=205〜2500)多面体ミラーを用いて行わ
れた実験において下記表の特性値を計算するのに使用さ
れた。
【0036】
【表1】
【0037】「ライン幅b1」の意味は自明であり、図
8.2に示されている(参照番号44)。下記の式が成
立する。
【0038】
【数4】
【0039】比較実験に関する後の節において、好適具
体化例に従って走査した場合第1のサーモグラフィー材
料が到達する温度Tmの幾何学的な広がり62を示す図
14.1、および第2の好適具体化例に従って走査した
場合第2の実質的に感光性をもたないサーモグラフィー
材料m2が到達する温度Tmの幾何学的な広がり63を示
す図14.2を参照してライン幅b1の物理的な意味を
説明することにする。
【0040】「空間的な分解能」と言う言葉は、或る画
像を再現する精度(分離)を該画像の中で区別できる線
の数を測定して表した値、例えば本数/mmの単位また
はドット/インチ(dpi)の単位で表した値である。
或るサーモグラフィーシステムで得ることができる最高
分解能をここではdpiuppで表す。
【0041】「画素印字時間tp」(秒単位)は1個の
画素を書き出すのに要する時間を意味する。画素印字時
間(秒単位)、空間的な分解能(ドット/インチ、DP
I単位)および速度vx(m/秒単位)の間の数学的な
関係は次のとおりである。
【0042】
【数5】
【0043】「輻射線ビームの効率η」は該輻射線ビー
ム(例えば図13に示されているようなガウシアン・レ
ーザービーム)の得られる強度(または出力)の幾何学
的な広がりと関連して定義され、このような強度曲線の
全面積(または疑似全面積)対実質的に感光性をもたな
いサーモグラフィー材料mの強度曲線の変換温度Tc
り高い部分に限定された面積の比である。この面積は定
積分の計算法によって容易に計算することができる。
【0044】「原図(オリジナル)」とは、光学密度、
透過度または不透明度の変動の形で画像としての情報を
含む任意のハードコピーまたはソフト的なコピーであ
る。各原図は多数の画像要素、いわゆる画素(ピクセ
ル)から成っている。さらに本明細書においては画素お
よびドットと言う言葉を等価であると考える。また本発
明に従えば、画素とドットとは入力画像(原図として知
られている)並びに出力画像(ソフト的なコピーまたは
ハードコピー、例えば印刷物の形)と関連させることが
できる。
【0045】本明細書においては、「画素の出力Do
或いは単に「出力Do」はサーモグラフィー材料の上に
印刷された画素を数量化したものであり、この数量化は
密度(Dで表す)、大きさなどの特性値と関連してい
る。
【0046】これ以外の幾つかの特殊な術語は以下の節
において説明することにする。
【0047】サーモグラフィー材料 本発明に使用される焼き付き時間Tbをもつ実質的に感
光性をもたないサーモグラフィー材料mは、或る変化温
度Tcをもった感熱要素、支持体、および光を熱に変換
する少なくとも1種の試剤から成っている。この実質的
に感光性をもたないサーモグラフィー材料mは不透明で
あっても透明であってもよい。感熱要素の厚さは一般に
約7〜25μm(例えば20μm)であり、支持体の厚
さは一般に約50〜180μm(例えば175μm)で
ある。適当な支持体の材料としてはポリ(エチレンテレ
フタレート)が含まれる。
【0048】実質的に感光性をもたないサーモグラフィ
ー材料mはさらに厚さ約0.1〜1μm(例えば0.2
μm)の下塗り層または基質層66、および/または典
型的な厚さが約2〜6μm(例えば4μm)の保護層6
8を、支持体の感熱要素と同じ側に含んでいる(参照番
号は図17を参照のこと)。支持対65の他の側には随
時帯電防止剤および/またはマッティング剤(matt
ing agent)(或いはしばしば使用される同義
語としてラフニング剤(rougheningagen
t)またはスペーシング剤(spacing agen
t))を含む裏地層69を取り付け、実質的に感光性を
もたないサーモグラフィー材料mの粘着を防止しおよび
/または移送を助けることができる。このような実質的
に感光性をもたないサーモグラフィー材料mの形状に関
するこれ以上の詳細点についてはヨーロッパ特許0 6
92 733号を参照されたい。
【0049】光を熱に変換する試剤(光−熱変換剤)は
好ましくは可視光に対して透明であり、感熱要素の中お
よび/またはその隣接した層の中に固体粒子の分散物、
溶液、或いは部分的に粒子で部分的に溶液の形で存在し
ている。適当な光−熱変換剤には赤外線吸収染料および
赤外線吸収体が含まれる。適当な光−熱変換剤は一緒に
または別々に感熱要素、感熱要素の構成成分層および/
または感熱要素に隣接した層の中に好ましくは均一に分
布している。
【0050】感熱要素は画像生成反応を起こさせるのに
必要な成分を含んでいる。感熱要素は、画像生成反応に
活性な成分が互いに反応的に関連している限り、画像生
成反応を起こさせるのに必要な成分が異なった層に分散
されているような層システムを含んでいることができ
る。即ちこのような層システムでは、熱による現像過程
の間1種の活性成分が他の種類の活性成分の中に拡散し
て画像生成反応を起こし得るような方法で存在していな
ければならない。
【0051】本発明においては種々の画像生成反応を起
こさせる任意の種類のサーモグラフィー材料を使用する
ことができる。本発明に使用するのに好適なサーモグラ
フィー材料は米国特許5,804,355号に記載され
たいわゆる「レーザー誘起染料移動体LIDT」であ
る。好適な画像生成反応は1種またはそれ以上の実質的
に感光性をもたない有機銀塩と1種またはそれ以上の還
元剤との反応であり、この場合還元剤は実質的に感光性
をもたない銀塩の粒子の中に拡散して銀を還元すること
ができるような方法で存在している。
【0052】本発明に用いられる実質的に感光性をもた
ないサーモグラフィー材料の中に使用される好適な実質
的に感光性をもたない銀塩は、有機カルボン酸の実質的
に感光性をもたない銀塩であり、ここで脂肪酸の実質的
に感光性をもたない銀塩、例えばベヘン酸銀が特に好適
である。
【0053】いわゆる「変換温度または閾値Tc」は、
或る範囲の時間の間で画像生成反応を起こして視覚的に
感知し得る像をつくるのに必要な実質的に感光性をもた
ないサーモグラフィー材料mの最低温度である。
【0054】実質的に感光性をもたないサーモグラフィ
ー材料の温度がTcよりも高くなると、記録密度はさら
に増加するが、その増加は一般に直線的ではない。本発
明に使用される実質的に感光性をもたないサーモグラフ
ィー材料のTcは一般に15〜120℃、特に80〜1
10℃の範囲である。
【0055】実質的に感光性をもたないサーモグラフィ
ー材料mの「焼き付き温度Tb」は、どの層で起こるか
は無関係に焼き付きが起こる最低の温度である(例えば
支持体65、基質層66、感熱要素67、保護層68、
および/または裏地層69の中のどの層でもよい、参照
番号は図17参照)。
【0056】(実質的に感光性をもたないサーモグラフ
ィー材料の中に画像を熱的に記録する装置)本発明の種
々の態様は、焼き付き温度がTbの実質的に感光性をも
たないサーモグラフィー材料mの中に画像を熱的に記録
する装置によって実現され、ここで該実質的に感光性を
もたないサーモグラフィー材料mは変換温度Tcをもつ
感熱要素、支持体および少なくとも1種の光−熱変換剤
から成っている。該装置は光−熱変換剤によって吸収さ
れる波長λを含む輻射線ビーム20を発生させる装置、
および走査過程のそれぞれの時点で走査方向に沿った異
なった位置において実質的に感光性をもたないサーモグ
ラフィー材料mのライン40を走査する光学装置から成
っている。
【0057】本発明の装置の第1の具体化例において
は、輻射線ビーム20は記録すべき情報で変調されてい
ることができる。
【0058】本発明の装置の第2の具体化例において
は、光学走査装置は実質的に感光性をもたないサーモグ
ラフィー材料mのラインを実質的に感光性をもたないサ
ーモグラフィーmの変換温度Tcよりは高いが焼き付き
温度Tbよりは低い温度T1に加熱することができる。
【0059】本発明の装置の第3の具体化例において
は、該装置はさらに実質的に感光性をもたないサーモグ
ラフィー材料mのラインを変換温度Tcよりは低い第2
の予め定められた温度T2に冷却する装置を含んでい
る。
【0060】本発明の装置の第4の具体化例において
は、該装置はさらに記録すべき情報に従って同じように
変調された輻射線ビームを用い実質的に感光性をもたな
いサーモグラフィー材料のラインをnsの複数の回数に
亙って再走査する装置を含んでいる。
【0061】図6は本発明の熱的記録装置の見取り図で
ある。
【0062】本発明の装置の第5の具体化例において
は、サーモグラフィー材料は保持装置14(これはフラ
ット・ベットであることができる)、例えば外部ドラム
15の上に取り付けることができる。
【0063】本発明の装置の第6の具体化例において
は、サーモグラフィー材料は保持装置14、例えば実質
的に感光性をもたないサーモグラフィー材料mを実質的
に感光性をもたないサーモグラフィー材料の変換温度T
cよりも低い予め定められた温度Tpに加熱し得るドラム
の上に取り付けることができる。
【0064】本発明の装置の第7の具体化例において
は、輻射線ビーム20を発生させる装置はレーザー・ビ
ームである。
【0065】本発明の装置の第8の具体化例において
は、輻射線ビーム20を発生させる装置は半導体レーザ
ーまたはダイオード・レーザー(随時光ファイバーと結
合された)、ダイオードでポンピングされるレーザー
(例えばネオジム・レーザー)、またはイッテルビウム
・ファイバー・レーザーを含むコヒーレントな光源(1
1)である。
【0066】本発明の装置の第9の具体化例において
は、輻射線ビーム20を発生させる装置は赤外線または
近赤外レーザービーム、即ちλ=700〜1500nm
の波長の輻射線を出すレーザービームである。適当なレ
ーザーとしてはNd−YAGレーザー(ネオジム−イッ
トリウム−アルミニウム−ガーネット;1064nm)
またはNd−YLFレーザー(ネオジム−イットリウム
−ランタン−フッ化物;1053nm)がある。この目
的に適した典型的なレーザー・ダイオードは例えば83
0nmまたは860〜870nmで発光する。
【0067】レーザーがサーモグラフィー材料全体を走
査する場合、記録された画素の温度が上昇し、画像生成
過程、例えばサーモグラフィー材料の実質的に感光性を
もたない銀塩の還元が起こり、認知し得る画像が現れ
る。第1のラインを描いた後、モーター(図6には示さ
れていない)はドラムを一段階だけ移動させる。
【0068】本発明の装置の第10の具体化例において
は、輻射線ビーム20を発生させる装置はレーザービー
ム(例えば連続波として20Wの出力で1030nmで
発光するYAGをドーピングしたイッテルビウム・レー
ザー、Yb−YAG;例えばNANOLASE社製の
「DisKlaser」型)であり、これは変調器2
8、例えば作動化および非作動化させ得る音響的変調器
で変調されている。
【0069】図6は第1のミラー26によって偏倚さ
れ、変調器26、例えば作動化または非作動化させ得る
音響変調器を通るレーザービーム20を示す。それがレ
ーザービームを作動化させた場合、レーザービームは第
2のミラー27へ向い、2個のレンズを通って(垂直
な)ビームの直径を調節し、次いで移動するミラー、例
えば8個の面を有するポリゴンへ至る。次いでこのポリ
ゴンはfθ対物レンズを経てトロイダル(torroi
dal)レンズ(明示的には示されていない)へ至り、
このレンズによってビームは実質的に感光性をもたない
サーモグラフィー材料の上に焦点を結ぶ。
【0070】本発明の装置の第11の具体化例において
は、光学走査装置はレーザービームを偏倚させ偏倚され
たレーザービームを用い実質的に感光性をもたないサー
モグラフィー材料mを走査する光偏倚装置、例えばポリ
ゴン・ミラーを含んでいる。光学走査装置、例えばポリ
ゴン・ミラーの可動部材のの速度に依存して輻射線ビー
ムは実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料m
の上を速くまたは遅く走査する。
【0071】本発明の装置の第12の具体化例において
は、該装置はさらに加熱装置を含んでいる。
【0072】本発明の装置の第13の具体化例において
は、該装置はさらに例えば図4およびず8.1に示され
ている米国特許5,932,394号に記載されたよう
な外部ドラムを含む他の加熱装置を含んでいる。
【0073】図4はこのような具体化例においていわゆ
る「印画アレー」(レーザー・アレー)を有する外部ド
ラム型の記録装置を示し、このような具体化例において
は例えばレーザー・ダイオードのようなアレー19をも
った送り機構はドラム15の片側(例えばBOL)から
ドラムの他の側(例えばEOL)へと少なくとも2回動
かさ(掃引し)なければならない。このことは長いライ
ン時間を必要とする(送り機構の機械的な運動のため
に)ように思われるが、このようなアレーは好ましくは
同時に少なくとも二つのレーザービームで実質的に感光
性をもたないサーモグラフィー材料m(5)を走査する
(場合によっては「櫛状に」と呼ばれる)ので、ライン
時間に利得が得られる(電気的−光学的な同時性にた
め)ことを強調しておかなければならない。
【0074】本発明の装置の第14の具体化例において
は、該装置はさらにヨーロッパ特許A1 104 69
9号記載のような透明な加熱ヘッド(これは図5におい
て分離して示されていない)を含んでいる。
【0075】図5は、本発明方法に使用するのに適した
レーザー・サーモグラフィー装置の好適具体化例を示し
ている。図5においては、参照番号5は熱的印画要素で
あり、17はハードコピーの印刷物、20はレーザービ
ーム、102は供給マガジン、104はベルと、105
は張力ローラ、108はローラ、109はローラ、11
0はコントローラ、113は換気装置、116は印画さ
れ処理されたシート、117はキーボード、118はレ
ーザー光源、119は変調器、120は第1の対物レン
ズ、121はポリゴン・ミラー、122は第2の対物レ
ンズ、123は印画すべき白紙、124はシート供給
機、125は印画および処理ユニット、126は加圧ロ
ーラである。レーザー・サーモグラフィー・プリンター
の詳細な説明はドイツ特許A196 36 253号に
記載されている。
【0076】本発明の装置の第15の具体化例において
は、該装置は(1)実質的に感光性をもたないサーモグ
ラフィー材料mおよび光−熱変換剤の仕様、(2)ドラ
ムの温度Tp、(3)ドラムに対する感熱要素の位置、
(4)レーザーの出力、(5)変調器の入力、(6)実
質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料mの移送
速度vy、(7)回転光学装置の速度np、(8)1ライ
ン時間t1の間の掃引の回数nsから成る調節可能なパラ
メータを含んでいる。
【0077】本発明の装置の第16の具体化例において
は、該装置は透明な加熱ヘッドを含んでいない。
【0078】情報の記録方法 本発明の態様は、熱記録装置1、並びに変換温度がTc
の実質的に感光性をもたないサーモグラフィー感熱要
素、支持体および少なくとも1個の光−熱変換剤から成
る焼き付き温度Tb(例えば約300℃)をもつ実質的
に感光性をもたないサーモグラフィー材料m(5)を用
意し;該光−熱変換剤によって吸収される波長ηを含
み、記録すべき情報に従って(例えば画像に従って)変
調された輻射線ビーム20を発生させ;先ず該輻射線ビ
ームを用いて実質的に感光性をもたないサーモグラフィ
ー材料mのライン(図8.1の40)を走査し、実質的
に感光性をもたないサーモグラフィー材料mの該ライン
を、該実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料
mの変換温度Tcよりも高いがその焼き付き温度Tbより
も低い第1の予め定められた温度T1に加熱し;記録す
べき情報に従って同じように変調された同じ輻射線を用
いnsの複数回に亙り実質的に感光性をもたないサーモ
グラフィー材料mの同じラインを再走査する段階から成
ることを特徴とする情報(例えば画像データまたはバー
コード)を記録する方法によって実現される。
【0079】図7は、本発明方法に従って多数回の走査
を行う間、サーモグラフィー材料が達する温度の時間展
開を示す。
【0080】図11および12においては、第1の予め
定められた温度T1を約200℃とした場合のいくつか
の実験を示す。
【0081】本発明方法の第1の具体化例においては、
該方法はさらに実質的に感光性をもたないサーモグラフ
ィー材料mを変換温度Tcよりも低い第2の予め定めら
れた温度T2に冷却する方法を含んでおり、ここで非強
制的な冷却法、即ち時間をかけて温度を自然に物理的に
低減させる方法が好適である。強制的な冷却の例は送風
機を用いる冷却である。
【0082】一般に、第2の予め定められた温度T2
変換温度Tcと周囲温度Taの間にあり、好適な具体化例
においては第2の予め定められた温度T2は殆ど周囲温
度Taの近傍にあり、実質的に感光性をもたないサーモ
グラフィー材料mが保持装置14(例えば図1に示すよ
うに平らであるか、或いは図3〜6、および8.1にお
いてドラム15によって示されるような円筒形である)
と接触している他の好適な具体化例においては、第2の
予め定められた温度T2はいわゆる予熱温度Tpの所にあ
り、従ってT2=Tpである(図7参照)。保持装置14
またはドラム15を予熱しない具体化例においては温度
pは周囲温度Taである(従ってT2=Tp=Ta)。
【0083】本発明方法の第2の具体化例においては、
該方法は熱的記録装置1から実質的に感光性をもたない
サーモグラフィー材料mを取り出し、情報のハードコピ
ー印刷物(図5の参照番号17で示す)を移送する過程
を含んでいる。
【0084】本発明方法の第3の具体化例においては、
第1の予め定められた温度T1に関する主走査速度vy
決定することにより空間的分解能の上限(dpiupp
を制御する。
【0085】例えば、与えられた実質的に感光性をもた
ないサーモグラフィー材料mおよび与えられた予め定め
られた温度T1に対し、ハードコピー印刷物17の空間
的分解能を必要な値dpiuppまで増加させることが望
ましいならば、主走査速度vxは増加するであろう。
【0086】実質的に感光性をもたないサーモグラフィ
ー材料に対し輻射線ビームを走査する速度は回転ポリゴ
ンの速度が増加するとと共に増加する。レーザービーム
の強度は通常非二次曲線分布(non−square
distribution)をしているために、照射さ
れたサーモグラフィー材料はその一部しか変換温度T c
よりも高い温度に達しない(図14.1および14.2
参照)。従って主走査速度vxが速い場合には小さいラ
インが記録されるであろう。それに対応して遅い走査速
度vyをまた増加させると、高い空間的な分解能、即ち
dpiuppが得られる。
【0087】主走査速度vxが速い所においてはレーザ
ーシステムの効率ηの減少が観測される(下記に説明す
るように例えば図15参照)ので、十分に高い密度を得
るためには掃引の回数を増加させる必要がある。
【0088】本発明方法の第4の具体化例においては、
該方法はさらに第1の温度T1を実質的にTcより高く選
ぶことによってハードコピー印刷の空間的な分解能(d
pi)を制御する段階を含んでいる。
【0089】或る状況においては、第1の温度T1は比
較的Tcに近く(かなり速い主走査速度vxで走査される
サーモグラフィー材料に対し図14.1で示されるよう
に)、その結果細いラインが得られる。
【0090】他の好適な状況においては、大の温度T1
はTcに対して比較的離れており(かなり遅い主走査速
度vxで走査されるサーモグラフィー材料に対し図1
4.2で示されるように)、その結果太いラインが得ら
れる。
【0091】或る与えられた実質的に感光性をもたない
サーモグラフィー材料mおよび或る与えられた主走査速
度vxに対し、ハードコピー印刷17の空間的分解能
(dpi)を例えば上限のdpiuppまで増加させるこ
とが望ましい場合には、第1の温度T1は減少させなけ
ればならない。
【0092】図14.1および14.2はまた本発明の
他の具体化例を示している。例えば装置が少なくとも2
種類のサーモグラフィー材料、例えば変換温度がそれぞ
れT c1およびTc2のサーモグラフィー材料m1およびm2
を含む二つまたはそれ以上のフィルム・カセットをもっ
ているような場合、温度Tmの同じ上限に対し、ハード
コピー印刷17の空間的分解能は、サーモグラフィー材
料をその種類、特に変換温度Tcに関して選択すること
によって制御することができる。
【0093】一般に、図14.1は好適な具体化例に従
って走査した場合サーモグラフィー材料が達する温度T
mの幾何学的な広がり62を示し、図14.2は第2の
好適な具体化例に従って走査した場合サーモグラフィー
材料が達する温度Tmの幾何学的な広がり63を示す。
【0094】さらに詳細には、一つの観点から見ると、
図14.1は高速のレーザービームで走査した場合サー
モグラフィー材料が達する温度Tmの幾何学的な広がり
を示し、図14.2は低速のレーザービームで走査した
場合サーモグラフィー材料が達する温度Tmの幾何学的
な広がりを示している。他の観点から見れば、図14.
1はレーザービームで走査した場合実質的に感光性をも
たないサーモグラフィー材料m1が達する温度Tmの幾何
学的な広がりを示し、図14.2は同じレーザービーム
で走査した場合実質的に感光性をもたないサーモグラフ
ィー材料m2が達する温度Tmの幾何学的な広がりを示
す。
【0095】本発明の方法においては、焼き付き温度T
bを越えないことは極めて明白である(図7、11およ
び12参照)。
【0096】図11は単一の掃引において情報が記録さ
れた場合の感熱要素の温度Tmの実際の時間展開を示
し、図12は、本発明方法に従って多数回の掃引を行っ
て情報を記録した場合の感熱要素が到達する温度Tm
実際の時間展開を示す。多数回の掃引を行うと変形、着
色および焼け(burning)のような望ましくない
副作用が除去される。
【0097】本発明方法の第5の具体化例においては、
多数回の掃引の回数nsは少なくとも2回である(n≧
2;また図7、10および12参照)。
【0098】本発明の第6の具体化例においては、多数
回の掃引の回数nsは所望の画素の出力(Do)が得られ
るように定義される。
【0099】或る状況においては、第1の温度T1は比
較的Tcに近く(図14.1に示されているように)、
そのため得られるラインは細くなり(特にラインの幅4
4の中央、図8.2、10、14.1および14.2参
照)、出力の印刷17で十分な密度を得るためにはもっ
と多くの掃引を行わなければならない。
【0100】他の好適な状況においては、第1の温度T
1は比較的Tcから遠く(図14.2に示されるよう
に)、従って太い線が得られ一般に掃引の回数は少なく
てすむ。
【0101】本発明方法の第7の具体化例においては、
空間的分解能の上限(dpiupp)は主走査速度vxに対
し輻射線ビームによって放射されるエネルギーを決定す
ることによって制御される。
【0102】レーザー出力は、実質的に感光性をもたな
いサーモグラフィー材料mを用いて所望の密度を得るこ
とができる十分なエネルギーを生じることが必要であ
る。レーザーがサーモグラフィー材料の上を走査する
際、記録された画素上の温度は上昇して画像生成反応が
起こり、認知し得る画像が現れる。第1のラインを書込
んだ後、モーター(図6では図示されていない)はドラ
ムを一段階移動させる。
【0103】本発明方法の第8の具体化例においては、
本発明方法はさらに保持装置14またはドラム15に関
して感熱要素の位置を規定する段階を含んでいる(この
位置で実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料
mの走査が行われている)。ここではそれぞれ保持装置
14またはドラム15に関し感熱要素の第1および第2
の位置(REPLないしRPEL)をもつサーモグラフ
ィー・システムを示した図18.1および18.2を参
照されたい。
【0104】本発明方の第9の具体化例においては、該
方法は輻射線ビームで走査を行う前および/またはその
途中において実質的に感光性をもたないサーモグラフィ
ー材料mを予熱温度Tpまでさらに加熱する段階(「バ
ックグラウンド加熱または予熱」とも呼ばれる)を含ん
でいる(図5および7参照)。
【0105】図17(実際の尺度に合わせられてはいな
い)は本発明に用いるのに適した実質的に感光性をもた
ないサーモグラフィー材料mの形状の断面図を示す。
【0106】本発明方法の第10の具体化例において
は、実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料m
は、少なくとも一つの層から成る感熱要素、実質的に感
光性をもたない有機銀塩およびそれに対する還元剤をそ
れらが熱的な関係をもつように含み、該還元剤は該実質
的に感光性をもたない有機銀塩を含む該感熱要素の層お
よび/または該感熱要素の近傍の層の中に存在し、該還
元剤は該実質的に感光性をもたない有機銀塩と熱的に作
用する関係をもって存在している。
【0107】本発明の第11の具体化例においては、該
方法はさらに透明な加熱ヘッドで実質的に感光性をもた
ないサーモグラフィー材料mを加熱する段階を含んでい
る。
【0108】さらに、ガウシアン型および非ガウシアン
型のビーム強度の他に、印字スポットの形をシルクハッ
ト形の印字スポットになるようにすることが有利であ
る。これは例えばいわゆる回折光学要素(DOE)によ
って行うことができる。
【0109】本発明方法の第12の具体化例において
は、実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料は
親水性の表面の上に画像生成層をもっていない。
【0110】工業的用途 本発明による画像を熱的に記録する装置は、医学用また
は画像生成用の用途において実質的に感光性をもたない
サーモグラフィー材料の中に情報を記録するのに用いら
れる。
【0111】実施例 すべての実験は図6に示したXTDの具体化例で行われ
た。このシステム(また図8.1を参照)の実際の寸法
は次の通りである。ドラム15の直径Ddは70mm、
ドラム15の幅は250mm、サーモグラフィー材料の
幅Wm(46)は200mm。
【0112】本発明の好適な具体化例を広い範囲で試験
し評価した。上記の制御可能なパラメータを下記の節に
まとめる。
【0113】(1)実質的に感光性をもたないサーモグ
ラフィー材料mおよび赤外吸収材(例えば分光学的な吸
収帯の幅および感度)のサーモグラフィー的な仕様は入
手し得る値の表から選んだ。
【0114】(2)ドラム15の温度Tpは30〜15
0℃、さらに好ましくは50〜120℃の範囲内で制御
し、もっとも典型的には70、75、80、85、90
および100℃の離散した値に設定した。
【0115】(3)ドラム15に対するサーモグラフィ
ー材料5の位置に関しては、二つの可能性(図18.1
および18.2においてREPLおよびRPELとして
示した)の影響を調べた。
【0116】(4)輻射線源21は波長λが1030n
mのYAGをドーピングしたYbレーザーであった。得
られる出力は20ワット(連続波)であり、これによっ
てサーモグラフィー材料5に対し約9ワットの効果が得
られた。或る場合には電源を低下させて(例えば45ア
ンペアの制御電流は20ワットの出力に相当)低い値の
出力を選んだ。
【0117】(5)変調器28の入力Vcm、もっと特
定的に言えば音響−光変調器AOM(特に例えばCRY
STAL TECHNOLOGY CORPORATI
ON製の1110AP_AIFO_2型のようなAO
M)に供給される電圧を一般的に1ボルトに設定し、こ
れによって約93%の出力Pomを得た(また音響−光
変調器に対する制御電圧Vcmと発信されるレーザー出
力Pomの間の関係を示す図9を参照されたい)。
【0118】(6)実質的に感光性をもたないサーモグ
ラフィー材料mの移送速度、即ち遅い走査速度vy
0.35〜4.5mm/秒の範囲であった。特に試験し
た速度は0.35、0.42、0.52、0.70、
1.05、1.25および2.00mm/秒であった。
【0119】(7)回転光学装置(例えばミラーまたは
ポリゴン)の速度npは250〜3500rpmの範囲
であった。特に試験した速度は444、500、750
および1875rpmであった。
【0120】(8)掃引の回数(ライン時間t1の間)
sは1〜400回であった。特に試験した値は3、
6、12、18、24、30、42、50、63、10
0、200、および400回であった。
【0121】ライン時間t1は掃引時間ts(npおよび
式4参照)および掃引の回数nsから誘導できることに
注意すべきである。試験したt1の値は20、30、4
0、50、60、...225、630、ないし126
0msを含んでいた。
【0122】本発明に対する試験プログラムの間に広範
な実験を行った。本発明をさらに明瞭に例示するため
に、簡単のために二組の実験を下記に詳細に説明する。
【0123】図10は第1の組の実験の結果を記録した
ものであり、(i)印刷されたライン40の中心の軸C
Lに対する画素の距離dY(例えば−50μm〜+50μ
mの範囲)(また図8.2参照)、(ii)バックグラ
ウンド加熱または予熱温度Tp(例えば90℃または1
00℃)、および(iii)掃引の回数ns(3回ない
し30回の範囲)の関数として実質的に感光性をもたな
いサーモグラフィー材料mに対する出力密度(例えば最
高4.5D)を示す。
【0124】これらの実験から次のことが結論できる。
【0125】(i)掃引の回数が多いと密度が高くな
り、掃引の回数が多いとライン幅が広くなる。
【0126】(ii)バックグラウンド温度Tp=90
℃に対し、許容できる密度を得るためには少なくとも3
0回の掃引が必要である。
【0127】(iii)バックグラウンド温度Tp=1
00℃に対し、許容できる密度を得るためには少なくと
も12回の掃引が必要である。
【0128】(iv)バックグラウンド温度がこれより
も高いと速く記録することができるが、出力画像の分解
能が減少する。
【0129】(v)本発明方法で記録することにより階
調の中立性を失わずに4.0より大きな密度(D)を得
ることができる。
【0130】図15は第2の組の実験結果を示す。これ
によって次のことが確かめられる。即ち(i)ポリゴン
の回転速度が速いと、ライン幅が小さくなり、従って空
間的分解能が高くなるが、(ii)ポリゴンの回転速度
が速くなると、サーモグラフィー材料の効率ηが低くな
る。特定のシステムおよび特定の実質的に感光性をもた
ないサーモグラフィー材料mが与えられると、空間的分
解能に関する実験により、異なったライン幅を適用した
場合のレーザーシステムの効率ηを示す図15の結果、
および異なった空間的分解能を適用した場合のレーザー
システムの効率ηを示す図16の結果が得られる。
【0131】「輻射線ビームの効率η」を十分理解する
ために、ガウシアン・レーザー・ビームで走査した場合
第1の実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料
1が到達する温度の幾何学的広がりを示す図14.
1、およびガウシアン・レーザー・ビームで走査した場
合第2の実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材
料m2が到達する温度の幾何学的広がりを示す図14.
2を参照されたい。本発明に従えば、高い空間的な分解
能、例えば600dpiより、場合によっては1200
dpiより高い分解能が得られ、或いは狭いライン幅、
例えば40μmより、場合によっては20μmより狭い
ライン幅が得られることに注目されたい。
【0132】以上本発明の好適具体化例を詳細に説明し
たが、当業界の専門家にとっては添付特許請求の範囲に
記載された本発明の精神および範囲を逸脱することなく
多くの変形をなし得ることは明らかであろう。
【0133】本発明の主な特徴および態様は次の通りで
ある。
【0134】1.− 熱記録装置(1)、並びに変換温
度がTcの感熱要素、支持体および少なくとも1個の光
−熱変換剤から成る焼き付き温度Tbをもつ実質的に感
光性をもたないサーモグラフィー材料m(5)を用意
し; − 該光−熱変換剤によって吸収される波長λを含み、
記録すべき情報に従って変調された輻射線ビーム(2
0)を発生させ; − 先ず該輻射線ビームを用いて実質的に感光性をもた
ないサーモグラフィー材料mのライン(40)を走査
し、実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料m
の該ラインを、該実質的に感光性をもたないサーモグラ
フィー材料mの変換温度Tcよりも高いがその焼き付き
温度Tbよりも低い第1の予め定められた温度T1に加熱
し; − 記録すべき情報に従って同じように変調された同じ
輻射線を用いnsの複数回に亙り実質的に感光性をもた
ないサーモグラフィー材料mの同じラインを再走査する
段階から成る情報を記録する方法。
【0135】2.該方法はさらに該実質的に感光性をも
たないサーモグラフィー材料mを該変換温度Tcより低
い第2の予め定められた温度T2に冷却する段階を含む
上記第1項記載の方法。
【0136】3.焼き付き温度Tbをもつ実質的に感光
性をもたないサーモグラフィー材料mの中に画像を熱的
に記録する装置であって、変換温度Tcをもつ感熱要
素、支持体、および少なくとも1個の光−熱変換剤から
成り、該実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材
料mは、該光−熱変換剤によって吸収された波長λを含
む輻射線ビーム(20)を発生する装置、および走査サ
イクルの各時点において走査方向に沿った異なった位置
において該輻射線ビーム(20)を用い実質的に感光性
をもたないサーモグラフィー材料mのライン(40)を
走査する光学装置を含んでいる装置(1)。
【0137】4.該装置はさらに記録すべき情報に従っ
て同じように変調された輻射線ビームを用いnsの複数
回に亙り実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材
料mのラインを再走査する装置を含んでいる上記第3項
記載の装置。
【0138】5.レーザー・サーモグラフィーにおける
上記第1項の方法の使用。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に使用するのに適したフラット・ベ
ッド型の記録装置の模式図。
【図2】本発明方法に使用するのに適したキャプスタン
型の記録装置の模式図。
【図3】本発明方法に使用するのに適した内部ドラム型
の記録装置の模式図。
【図4】本発明方法に使用するのに適した外部ドラム型
の記録装置の模式図。
【図5】本発明方法に使用するのに適したレーザー・サ
ーモグラフィー装置の好適具体化例。
【図6】本発明方法に使用するのに適した他のレーザー
・サーモグラフィー・システムXTDの見取り図。
【図7】本発明に従って多数回の走査を行った場合サー
モグラフィー材料が到達する温度の時間展開を示す見取
り図。
【図8】外部ドラムを通るサーモグラフィー材料の上で
順次走査された3本の走査ライン(図8.1)、ライン
幅b1をもった印刷されたラインの拡大詳細図(図8.
2)。
【図9】音響−光変調器に対する制御電圧と送信された
レーザー出力の割合との関係。
【図10】(i)印刷されたラインの中心軸に対する画
素の距離dY、(ii)予熱温度Tp、および(iii)
掃引の回数nsの関数としてのサーモグラフィー材料上
の出力密度。
【図11】1回の掃引において情報を記録した場合の感
熱要素の中における温度Tmの実際の時間展開。
【図12】本発明に従い多数回の走査を行って情報を記
録した場合の感熱要素の中における温度Tmの実際の時
間展開。
【図13】ガウシアン・レーザー・ビームで得られる強
度(または出力)の三次元的分布。
【図14】本発明の好適具体化例に従って走査した場合
のサーモグラフィー材料が到達する温度Tmの幾何学的
な広がり(図14.1)、本発明の他の好適具体化例に
従って走査した場合の実質的に感光性をもたないサーモ
グラフィー材料が到達する温度Tmの幾何学的な広がり
(図14.2)。
【図15】異なったラインの厚さを適用した場合のレー
ザー・システムの効率η。
【図16】異なった空間的分解能を適用した場合のレー
ザー・システムの効率η。
【図17】本発明の範囲内で適用するのに適した実質的
に感光性をもたないサーモグラフィー材料の形状。
【図18】保持装置に対する感熱要素の第1および第2
の位置をもつサーモグラフィー・システム。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/26 S Fターム(参考) 2C065 AB01 AC02 AF01 CA03 CA08 CA10 2H026 AA07 AA21 AA24 BB46 DD02 DD42 2H111 HA13 HA24 HA35

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 − 熱記録装置(1)、並びに変換温度
    がTcの感熱要素、支持体および少なくとも1個の光−
    熱変換剤を有する焼き付き温度Tbをもつ実質的に感光
    性をもたないサーモグラフィー材料m(5)を用意し; − 該光−熱変換剤によって吸収される波長λを含み、
    記録すべき情報に従って変調された輻射線ビーム(2
    0)を発生させ; − 先ず該輻射線ビームを用いて実質的に感光性をもた
    ないサーモグラフィー材料mのライン(40)を走査
    し、実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料m
    の該ラインを、該実質的に感光性をもたないサーモグラ
    フィー材料mの変換温度Tcよりも高いがその焼き付き
    温度Tbよりも低い第1の予め定められた温度T1に加熱
    し; − 記録すべき情報に従って同じように変調された同じ
    輻射線を用いnsの複数回に亙り実質的に感光性をもた
    ないサーモグラフィー材料mの同じラインを再走査する
    段階から成ることを特徴とする情報を記録する方法。
  2. 【請求項2】 焼き付き温度Tbをもつ実質的に感光性
    をもたないサーモグラフィー材料mの中に画像を熱的に
    記録する装置であって、変換温度Tcをもつ感熱要素、
    支持体、および少なくとも1個の光−熱変換剤から成
    り、該実質的に感光性をもたないサーモグラフィー材料
    mは、該光−熱変換剤によって吸収された波長λを含む
    輻射線ビーム(20)を発生する装置、および走査サイ
    クルの各時点において走査方向に沿った異なった位置に
    おいて該輻射線ビーム(20)を用い実質的に感光性を
    もたないサーモグラフィー材料mのライン(40)を走
    査する光学装置を含んでいることを特徴とする装置
    (1)。
JP2002288507A 2001-10-02 2002-10-01 フライング・スポットによる熱的記録 Withdrawn JP2003200602A (ja)

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