JP2003200405A - 化粧材及びその製造方法 - Google Patents

化粧材及びその製造方法

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JP2003200405A JP2002003190A JP2002003190A JP2003200405A JP 2003200405 A JP2003200405 A JP 2003200405A JP 2002003190 A JP2002003190 A JP 2002003190A JP 2002003190 A JP2002003190 A JP 2002003190A JP 2003200405 A JP2003200405 A JP 2003200405A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の木質系フローリング材と同等の意匠性を
有すると共に、個々の化粧材の上面は勿論のこと、化粧
材同士の継ぎ目においても優れた耐水性を有しており、
しかも、化粧材自体の製造も施工現場での加工及び施工
も共に容易な床材等の化粧材及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】木質基材1の上面11に、熱可塑性樹脂製
化粧シート等による防水層2を設けると共に、上面11
と側面12との間の稜部13を、硬質ロール3等により
押圧して、面取り加工14を施すと同時に、該面取り加
工14部に沿って木質基材1の圧縮部15を形成した化
粧材である。施工後に化粧材同士の継ぎ目部分に露出す
る面取り加工14部は、木質基材1の圧縮により耐水性
が向上しているので、ここからの水分の滲み込みによる
木質基材1の膨潤や腐朽、黴、反り、防水層2の膨れ、
剥離等が発生しにくい、耐水性に優れた化粧材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、戸建て住宅、アパ
ート、マンション、保養所、オフィスビル、店舗等の建
築物における室内床面に使用するための床材等として好
適な化粧材及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、戸建て住宅等の建築物における室
内床面用の床材としては、木質系フローリング材が最も
広く流行している。この木質系フローリング材とは具体
的には、厚み6〜15mm程度の天然木材の無垢板や、
厚み6〜15mm程度の積層合板等の木質基材上に、厚
み数百μm乃至数mm程度の天然木材の突板を貼着した
もの、或いはそれらの塗装品等である。
【0003】これらの天然木材を使用した木質系フロー
リング材は、日光による変色等の耐候性の問題や、表面
に傷が付き易く耐水性も弱い等の問題が有るにも拘わら
ず、その表面の意匠が天然木材の木目という、最も自然
で親しみ易く美麗な意匠であることが最大の強みとなっ
て、耐候性の弱さは天然物ゆえに大目に見られ、表面の
傷付きは研磨・塗装による補修で対処することで許容さ
れて、消費者に広く受けられている現状がある。
【0004】しかるに、上記木質系フローリング材は、
表面化粧材として天然木突板が使われているため、本質
的に耐水性が弱く、例えば浴室脱衣所や洗面所、厨房の
流し台近傍等の様に、床面が水に濡れる機会の多い箇所
に使用すると、水分が突板層やその下の木質基材に滲み
込み易く、突板層の膨れや木質基材からの剥離、床材全
体としての反り等が発生し易いという問題点があった。
【0005】また、上記木質系フローリング材は、その
表面意匠が天然木材に依存するため、色調や木目模様な
どの意匠品質の安定した製品を安定的に大量生産するこ
とが困難であるという問題がある。資源が比較的に豊富
なオーク材(楢材)であれば現在のところ問題はあまり
表面化していないが、消費者の多様な嗜好に合わせて、
例えばバーチ材(樺材)、チェリー材(桜材)、メープ
ル材(楓材)などを使用してライト調(淡色系)の意匠
の製品を品揃えに加えようとすると、世界的にも木材資
源が不足していることから、意匠品質の安定した製品の
大量供給は非常に困難である。
【0006】こうした問題点に鑑みて、表面の意匠の付
与手段として、上記した天然木材の突板に代えて、木目
模様等を印刷等により人工的に表現した意匠が付与され
た化粧シートを使用した床材も、既に提案されている。
係る床材は、表面意匠の自由度や安定性に優れることは
勿論、化粧シートが合成材料であることから耐候性や耐
水性にも優れるなどの利点がある。
【0007】ところが、上記の如くして、木質基材の上
面に合成樹脂製の化粧シートを貼着して床材を構成して
も、これを多数敷き詰めて施工した際に、床材同士の継
ぎ目から水分が容易に滲み込むことができるので、こう
して継ぎ目から滲み込んだ水分が木質基材を膨潤させ、
継ぎ目付近からの化粧シートの膨れや剥離、継ぎ目付近
の湿潤部における黴や腐朽、滲み込んだ水分の作用によ
る床材の反り等の問題を発生する場合がある。
【0008】特に、一般的な木質フローリング材におい
ても通例である様に、床材の継ぎ目部における床材間の
段差を目立たなくさせ、床面の意匠性を向上させるため
に、床材同士の継ぎ目となる外周部において、上面と側
面との間の稜部に面取り加工が施されると、この面取り
加工部においては施工後にも木質基材が床面表面に露出
した状態となるので、上記した水分の滲み込みの問題が
発生し易い。
【0009】この問題の解決策としては、施工後に床材
同士の継ぎ目に合成樹脂等によるシーリング処理を施す
方法や、床材の上面部のみならず面取り加工部等の側面
部にまで巻き込む様に化粧シートを貼着する方法、床材
の面取り加工部等の側面部に塗装を施す方法なども考え
られる。
【0010】しかし、シーリング処理は、施工に手間が
かかる上に、施工後に養生期間が必要となって工期が長
引き、色彩や艶の整合が困難で意匠的にも望ましくない
こと、側面部への化粧シート貼着や塗装は、特殊な生産
工程が必要となって生産性が悪化することや、施工現場
において床材を切断又は切削加工した際の対処が困難で
あること、特に塗装はシーリング処理と同様、意匠的に
も問題があることなど、それぞれ各種の問題を抱えてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記した問題点を解決するためになされたもの
であり、従来の木質系フローリング材と同等の意匠性を
有すると共に、個々の化粧材の上面は勿論のこと、化粧
材同士の継ぎ目においても優れた耐水性を有しており、
しかも、化粧材自体の製造も施工現場での加工及び施工
も共に容易な床材等の化粧材及びその製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧材は、平板
状の木質基材の上面に防水層が積層されると共に、前記
木質基材の上面と側面との間の稜部に面取り加工が施さ
れてなる化粧材であって、前記面取り加工部に沿って前
記木質基材が圧縮されてなる圧縮部を有することを特徴
とするものである。
【0013】また、本発明の化粧材の製造方法は、上記
の化粧材の製造方法であって、平板状の木質基材の上面
と側面との間の稜部を硬質部材により押圧することによ
って、前記面取り加工と同時に前記圧縮部の形成を行う
ことを特徴とするものである。
【0014】特に、上記の化粧材の製造方法において、
前記硬質部材として硬質ロールを使用し、該硬質ロール
を前記稜部に沿って押圧しつつ転動させることによっ
て、前記面取り加工及び前記圧縮部の形成を行うことを
特徴とするものである。
【0015】また特に、上記の化粧材の製造方法におい
て、前記面取り加工及び前記圧縮部の形成は、前記木質
基材の上面に前記防水層を積層した後に行うことを特徴
とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の化粧材の実施の形
態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1及び図2
は、本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図であ
り、図3及び図4は、本発明の化粧材の製造方法の実施
の形態を工程順に示す側断面図である。
【0017】本発明の化粧材は、図1に示す様に、積層
合板等からなる平板状の木質基材1の上面11に、合成
樹脂製の化粧シート等からなる防水層2が積層されてお
り、一方、木質基材1の上面11と側面12との間の稜
部13には、上面11と側面12とをなだらかに結ぶ面
をなす面取り加工14が施されている。そして、本発明
においては、前記面取り加工14部に沿った箇所におい
て、木質基材1が圧縮された圧縮部15が形成されてい
ることが重要である。
【0018】本発明の化粧材は上記の通り、木質基材1
の面取り加工14部に沿った部分が、圧縮前よりも耐水
性が向上した圧縮部15となっているので、防水層2が
木質基材1の主として上面11にしか積層されていなく
ても、化粧材同士の継ぎ目部分における木質基材1の露
出部は、耐水性が向上した圧縮部15であるから、この
化粧材を床材として施工した床面が水に濡れることがあ
っても、継ぎ目部分から木質基材1への水分の滲み込み
が発生しにくく、従って、木質基材1への水分の滲み込
みによる木質基材1の膨潤、腐朽、黴、反りや、化粧シ
ート等の防水層2の膨れや剥離等の問題を発生しにくい
という特長がある。
【0019】なお、上記の目的を達成するためには、木
質基材1全体を圧縮加工することも考えられるが、それ
では得られる化粧材の重量が極端に増し、硬度が増して
切断等の加工性も低下するほか、圧縮加工のための設備
も大型化、複雑化し、木材の消費量も増して、化粧材の
製造原価が大幅に上昇するなど、多くの問題がある。こ
れに対し、本発明の化粧材によれば、圧縮するのは稜部
13の近傍のみであるから、重量増も加工性の低下も極
めて軽微であり、しかも簡便な設備により安価に生産可
能である利点がある。
【0020】本発明において、木質基材1としては、例
えば天然木材の無垢板や、積層合板、集成材、単板積層
材、中密度繊維板、硬質繊維板、パーティクルボード、
配向性ボード等、或いはそれらの積層体等を使用するこ
とができる。最も一般的なのは積層合板であり、その材
種は針葉樹材、広葉樹材、或いはそれらの混合など任意
であるが、特に床材の場合等には、強度や表面硬度、耐
水性等の面では、少なくとも最上面の層に広葉樹材を用
いたものが優れる。特に、最上面の層として例えばクル
イン材、カプール材、メンクラン材等、シリカ分を多く
含む南洋材系(フタバガキ科)の材種を使用すると、表
面強度や耐キャスター性に優れた床材が得られるので好
適である。木質基材1の厚みは用途に応じて任意である
が、例えば床材の場合、一般的には3〜30mm程度、
中でも5〜15mm程度とされる場合が多い。なお、図
示はしていないが、木質基材1の側面12部は、雄雌実
や合决り等、相互間の連結に適した形状に加工されてい
てもよい。
【0021】防水層2は、化粧材の表面として通常要求
される防水性を木質基材1の表面に付与可能な材質であ
れば何であってもよく、例えば金属板(金属箔を含む)
や無機質板等であっても良いが、加工性や触感(適度の
弾性、断熱性)、意匠付与の容易性(印刷、エンボス
等)、経済性等の面から、合成樹脂を用いることが最も
望ましい。該合成樹脂としては、熱可塑性樹脂であって
も硬化性樹脂であっても良く、形成方法も塗工法、ラミ
ネート法等特に問わないが、熱可塑性樹脂フィルムのラ
ミネート加工によるのが、製造が簡便で防水性にも優
れ、最も望ましい。特に、前記熱可塑性樹脂フィルムに
絵柄の印刷やエンボス等の装飾加工を施した化粧シート
を用いると、防水性の付与と同時に意匠の付与が可能で
あり、最も望ましい。
【0022】上記化粧シートとは更に具体的には、熱可
塑性樹脂からなる不透明な基材シートの表面に絵柄層を
設けたものや、熱可塑性樹脂からなる透明な基材シート
の裏面及び/又は表面に絵柄層を設けたもの、それらの
表面に表面保護層を設けたものなどの単層構成の化粧シ
ートであっても良いし、透明又は不透明の熱可塑性樹脂
からなる基材シート上に、絵柄層を介して、透明な熱可
塑性樹脂層を積層してなる、複層構成の化粧シートであ
っても良いが、その意匠性、接着適性、耐候性、耐溶剤
性、耐摩耗性等の各種の面からは、後者である複層構成
の化粧シートが有利である。
【0023】上記化粧シートには、木質系基材1の表面
の好ましくない色彩や色ムラ、欠陥等を隠蔽して意匠性
を高めるために、基材シートに酸化チタン又は酸化鉄等
の不透明顔料を添加して隠蔽性に着色したり、絵柄層の
裏側に不透明顔料を含む不透明印刷インキによる隠蔽層
を形成したりすることもできる。また、表面にエンボス
加工を施して凹凸模様を形成したり、該凹凸模様の凹部
をワイピング法等により着色したり、最表面に表面保護
や艶調整のためのトップコート層を施したり、裏面に木
質基材1との接着性を向上させるためのプライマー層を
施したりすることも、任意に行うことができる。
【0024】化粧シートの主体である基材シートや透明
樹脂層を構成する熱可塑性樹脂としては、例えばポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂等を使用することができる。中でも、化粧材
としての表面物性や加工性、経済性、廃棄性(焼却性を
含む)等を考慮すると、ポリオレフィン系樹脂及び/又
はポリエステル系樹脂を使用することが望ましい。
【0025】上記ポリオレフィン系樹脂としては、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメ
チルペンテン等のポリオレフィン樹脂や、エチレン−プ
ロピレン共重合体樹脂、エチレン−プロピレン−ブテン
共重合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体樹脂、エチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体樹脂、その金属中和物(所
謂アイオノマー樹脂)、エチレン−(メタ)アクリレー
ト共重合体樹脂等のオレフィン系共重合体樹脂、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマー樹脂等を挙げることができ
る。
【0026】また、上記ポリエステル系樹脂としては、
例えばポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレン
テレフタレート樹脂、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリエチレンテレフタレート−イソフタレート
共重合体樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂等の結晶性ポリエステル樹脂や、ポリア
リレート樹脂、非晶質ポリエチレンテレフタレート樹脂
(所謂A−PET樹脂)、共重合ポリエステル樹脂
(例.1,4−シクロヘキサンジメタノール共重合ポリ
エチレンテレフタレート樹脂である所謂PET−G樹
脂)等の非晶質ポリエステル樹脂等を挙げることができ
る。
【0027】木質基材1と、防湿層2としての上記化粧
シートとの積層に使用する接着剤の種類は、本発明にお
いて特に限定されるものではないが、接着後の耐水性に
優れた接着剤を使用することが望ましく、具体的には、
例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体系エマルジョン型
接着剤や、2液硬化型ウレタン系接着剤、1液湿気硬化
型ウレタン系ホットメルト接着剤等を好適に使用するこ
とができる。
【0028】本発明の化粧材は、上記した熱可塑性樹脂
製の化粧シート等の防水層2が上面11に積層された木
質基材1の、上面11と側面12との間の稜部13に、
面取り加工14が施されている。面取り加工14により
形成された面の形状は、図1に示した様な斜めの平面状
(C面取り)が従来最も一般的であったが、近年では例
えば床面において上面11と面取り加工14面との間の
角が歩行者の足裏に及ぼす引っ掛かり感を弱めるため
に、図2に示した様な断面円弧状の曲面(R面取り)も
よく採用される様になっている。
【0029】なお、上記C面取りの場合における面取り
加工14面の幅や上面11との角度、R面取りの場合に
おける断面の曲率半径は、本発明において特に限定され
るものではなく、所望により適宜設計可能であるが、C
面取りの場合の幅は通例0.5〜10mm程度、角度は
通例30〜60度程度、R面取りの場合の曲率半径は通
例0.5〜10mm程度とされる場合が多い。
【0030】本発明の化粧材における面取り加工14面
の形状は、これらのいずれであっても良いし、その他、
断面円弧状以外の任意の曲面や、複数の平面及び/又は
曲面の組み合わせ等、所望により任意の形状とすること
ができる。
【0031】そして、本発明においては、前述した様
に、上記面取り加工14部は、単に木質基材1の切削加
工によって設けられているのではなく、面取り加工14
部に沿って、木質基材1が圧縮されて耐水性が向上した
圧縮部15が形成される様に、面取り加工14が施され
ていることが重要である。
【0032】上記の様に、木質基材1の圧縮部15の形
成を伴う面取り加工14の方法としては、図3に示す様
に、木質基材1の上面11と側面12との間の稜部13
を、少なくとも木質基材1よりも硬質の材質からなる硬
質部材(硬質ロール3等)によって押圧することによ
り、稜部13における木質基材1を圧縮して圧縮部15
を形成することによって、面取り加工14を施す方法に
よることが望ましい。この様にすれば、稜部13への面
取り加工14と、該面取り加工14部に沿った圧縮部1
5の形成とを、1つの工程により同時に行える利点があ
る。
【0033】面取り加工14及び圧縮部15の形成に用
いる硬質部材の材質は、少なくとも木質基材1よりも硬
質の材質であれば良く、鋼鉄等の金属や、セラミックス
等の無機材質、硬質プラスチック等の合成樹脂等、特に
問わないが、安価で加工し易く、硬度や耐久性にも優れ
た、鋼鉄等の金属製のものを用いるのが、最も好適であ
る。またその形状も、木質基材1の各辺の稜部13の全
長に亘り押圧可能な寸法を有する、平板状又は曲面板
状、柱状等であっても勿論構わないが、図3に示した様
に、少なくとも面取り加工14部の幅以上の幅を有する
ロール状の形状のもの(硬質ロール3)を使用し、これ
を木質基材1の稜部13に沿って押圧しつつ転動させる
方法によると、硬質ロール3は小型軽量で取扱性に優
れ、しかもあらゆる寸法の化粧材に対応可能であるの
で、最も好適である。
【0034】硬質ロール3の形状は、面取り加工14面
が平面状であれば、図3に示す様に単純な円筒状の形状
とすれば良い。面取り加工14面がR面等の曲面であれ
ば、図4に示す様に、面取り加工14面の断面形状を反
転した断面形状を有する回転体状の形状とすれば良い。
若しくは、円筒状の硬質ロール3を使用して、押圧角度
を少しずつ変更しながら多数回転動押圧させたり、多数
の円筒状の硬質ロール3を使用して、押圧角度を少しず
つ変更しながら順次押圧させたりすることにより、近似
的にR面を形成することもできる。R面以外の複雑形状
の場合も、これらと同様である。
【0035】硬質ロール3による加工条件は、本発明に
おいて特に限定されるものではないが、通例、押圧力は
100〜1000kPa(10〜100kgf/c
2)、転動速度は2〜40m/分程度とするのが良
い。
【0036】木質基材1に面取り加工14を施す時期
は、木質基材1の上面11への防水層2の形成前であっ
ても形成後であっても良い。但し、面取り加工14を施
した後に化粧シート等の防水層2を積層すると、防水層
2の端部処理が面倒であるのに対し、防水層2の積層後
であれば、防水層2の端部のトリミング除去処理や、木
質基材1の切断加工、側面12への実加工等の各種処理
を施し、最後に面取り加工14を施すことにより、良好
な仕上がりを容易に得ることができる。
【0037】また、施工現場において、施工面の形状等
に応じて化粧材に切断又は切削加工を施す場合にも、切
断又は切削部における稜部13に上記と同様の面取り加
工14を施すことにより、化粧材の出荷時に既に施され
ていた他の部分の面取り加工14と同等の仕上がりが容
易に得られるので、特定箇所における化粧材の切断又は
切削加工部が目立ちにくい、意匠的に良好な床面の仕上
がりが、容易に得られる利点がある。
【0038】木質基材1を常温での押圧により単に機械
的に圧縮するだけでも、ある程度の耐水性の向上が見ら
れるが、更に優れた耐水性を付与するためには、硬質部
材による押圧の際に、圧縮を受ける木質基材1の稜部1
3を加熱すると良い。熱の作用により繊維やリグニンの
結合状態が変化して、化学的にも強化されるからであ
る。そのための加熱温度としては、一般的には80〜2
50℃程度が必要であり、特に好ましくは100〜18
0℃程度である。但し、温度を上げ過ぎると熱劣化する
ので注意が必要である。この加熱は、硬質部材自体の加
熱によるものであっても良いし、硬質部材による押圧の
前又は押圧と同時に他の加熱手段により加熱しても良
く、両者を併用することもできる。後者における他の加
熱手段としては、例えば熱風の吹付けや、熱盤又は熱ロ
ール等による接触加熱、火炎加熱、赤外線加熱、高周波
加熱等、従来公知の手法を適宜用いることができる。
【0039】また、木質基材1の圧縮部15に更に優れ
た耐水性を付与するためには、硬質部材による押圧に先
立ち、圧縮を受ける木質基材1の稜部に、スポンジロー
ル又はスプレー等による水の塗布、或いは水蒸気の吹付
け等により、水分を付与しておくか、及び/又は、木質
基材1中に含浸し易い樹脂を塗布又は含浸しておくこと
が望ましい。塗布又は含浸する樹脂としては、例えばフ
ェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂
等の熱硬化性樹脂や、不飽和ポリエステル樹脂、(メ
タ)アクリレートモノマー、ビニルモノマー等の重合性
モノマー、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、酢酸ビニ
ル系樹脂等の熱可塑性樹脂等を挙げることができる。な
お、防湿層2の少なくとも裏面側の層が、加熱により木
質基材1中に浸透し易い樹脂からなる場合には、該樹脂
を加熱及び硬質部材による押圧によって木質基材1中に
浸透させることにより、上記塗布又は含浸に代えること
も可能である。
【0040】本発明の化粧材は、既に述べた様に、住宅
等の建築物における室内床面用の床材として特に好適な
ものであるが、本発明の化粧材の用途は床材に限定され
るものではなく、例えば壁材、天井材、階段踏板、建具
類等の各種建築資材や、家具什器類、家電製品の外装
材、車両等の輸送機器の内外装材等、各種の用途に適宜
使用することができる。
【0041】
【実施例】以下に、本発明の化粧材及びその製造方法の
具体的な実施例及び比較例を挙げ、本発明をより詳細に
説明する。
【0042】実施例1 厚さ12mmのラワン合板からなる矩形板状の木質基材
の上面に、エチレン−酢酸ビニル共重合体系エマルジョ
ン接着剤(塗布量:90g/m2wet)を介して、防
湿層としてのポリオレフィン系樹脂製化粧シート(着色
ポリオレフィン系樹脂製基材シート上に、2液ウレタン
系絵柄印刷層を介して、透明ポリオレフィン系樹脂層を
積層し、その表面にエンボス加工及び2液ウレタン系ト
ップコートを施したもの)を貼着し、側面に雄雌実加工
を施した。しかる後、その四方側面と上面との間の稜部
に、温度150℃に加熱した円柱状鋼鉄製ロール(直径
20mm、幅50mm)を押圧力500kPa(50k
g/cm2)で上面に対し45度の角度に押圧しながら
速度20m/分で転動させることにより、押圧部分で木
質基材に圧縮部を形成しつつ幅1mmのC面取り加工を
施して、本発明の化粧材(床材)を作製した。
【0043】実施例2 上記実施例1において、円柱状鋼鉄製ロールに代えて、
図4に示す如く、縦断面が曲率半径5mmの円弧からな
る凹曲面状の表面形状を有する回転体状鋼鉄製ロールを
使用し、その他は上記実施例1と同一の要領にて、稜部
に曲率半径5mmのR面取り加工が施された本発明の化
粧材(床材)を作製した。
【0044】比較例1 上記実施例1において、円柱状鋼鉄製ロールを押圧しな
がら転動させる代わりに、面取り鉋を使用して、木質基
材を圧縮することなく切削加工により、上記実施例1と
同形状のC面取り加工を施して、化粧材(床材)を作製
した。
【0045】性能比較 上記実施例1〜2及び比較例1の化粧材(床材)を、床
下地面であるコンクリートスラブ面上に多数敷き詰めて
施工した床面に、化粧材同士の継ぎ目部分にかかる様
に、コップ1杯分の水をこぼし、絞っていないぬれ雑巾
で被覆して、常温で24時間放置した。その結果、実施
例1〜2の化粧材には特に目立った外観の変化は見られ
なかったが、比較例1の化粧材は、化粧材同士の継ぎ目
部分で化粧シートが木質基材から剥離してめくれたり、
継ぎ目部分の近傍で化粧シートが膨れたりするなどの変
化が観察された。
【0046】
【発明の効果】以上詳述の通り、本発明の化粧材は、平
板状の木質基材の上面に防水層が積層されると共に、前
記木質基材の上面と側面との間の稜部に面取り加工が施
され、該面取り加工部に沿って前記木質基材が圧縮され
てなる圧縮部を有することにより、例えば床材として床
面に施工した際に、化粧材同士の継ぎ目に露出する化粧
材の面取り加工部において、木質基材が圧縮により耐水
性が向上しているので、ここに水分が付着することがあ
っても、付着した水分が木質基材中に滲み込みにくく、
そのため、木質基材の膨潤や腐朽、黴、反りや、面取り
加工部付近からの化粧シートの膨れや剥離等を発生しに
くい、耐水性に優れた化粧材を提供することができる。
【0047】しかも、木質基材の圧縮による面取り加工
は、硬質ロール等の硬質部材による押圧という、簡便な
方法で加工可能であり、化粧材の製造時は勿論のこと、
施工現場において化粧材を施工面の形状に合わせて切断
又は切削加工した際にも、その場で簡便に加工可能であ
り、塗装やシーリング処理の場合の様な、特別な材料の
準備や、色合わせや乾燥養生等の必要もなく、製造時に
おける納期や施工時における工期の短縮化にも寄与する
など、種々の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
【図2】本発明の化粧材の実施の形態を示す側断面図で
ある。
【図3】本発明の化粧材の製造方法の実施の形態を工程
順に示す側断面図である。
【図4】本発明の化粧材の製造方法の実施の形態を工程
順に示す側断面図である。
【符号の説明】
1 木質基材 11 上面 12 側面 13 稜部 14 面取り加工 15 圧縮部 2 防水層 3 硬質ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 15/04 E04F 15/04 601D (72)発明者 柴田 洋 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 山添 眞宏 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 2B002 AA02 AA05 AA11 BA18 DA01 2B250 AA05 BA05 BA06 CA11 GA08 2E110 AA28 AA48 AA62 AB05 AB23 BA02 BA12 BD21 EA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の木質基材の上面に防水層が積層さ
    れると共に、前記木質基材の上面と側面との間の稜部に
    面取り加工が施されてなる化粧材であって、前記面取り
    加工部に沿って前記木質基材が圧縮されてなる圧縮部を
    有することを特徴とする化粧材。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の化粧材の製造方法であっ
    て、平板状の木質基材の上面と側面との間の稜部を硬質
    部材により押圧することによって、前記面取り加工と同
    時に前記圧縮部の形成を行うことを特徴とする化粧材の
    製造方法。
  3. 【請求項3】前記硬質部材として硬質ロールを使用し、
    該硬質ロールを前記稜部に沿って押圧しつつ転動させる
    ことによって、前記面取り加工及び前記圧縮部の形成を
    行うことを特徴とする請求項2に記載の化粧材の製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記面取り加工及び前記圧縮部の形成は、
    前記木質基材の上面に前記防水層を積層した後に行うこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載の化粧材の製造方
    法。
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