JP2003198592A - Lan間接続装置 - Google Patents

Lan間接続装置

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JP2003198592A
JP2003198592A JP2001390336A JP2001390336A JP2003198592A JP 2003198592 A JP2003198592 A JP 2003198592A JP 2001390336 A JP2001390336 A JP 2001390336A JP 2001390336 A JP2001390336 A JP 2001390336A JP 2003198592 A JP2003198592 A JP 2003198592A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成で、データの送受信のスループッ
トを低下させず、破棄フレームの監視を行い、宅内側伝
送路の保守を行うLAN間接続装置を提供する。 【解決手段】 本発明のLAN間接続装置は、ブリッジ
方式を用いたユーザLANと通信事業者の広域LANと
を接続するLAN間接続装置であって、前記ユーザLA
N側から送信されるフレームから、異常フレームを検出
し、このフレームを正常なダミーフレームに変換し、M
ACスイッチ1に転送する制御部3と、ユーザLANと
広域LANとの間のメディア変換を行うMACスイッチ
1と、MACスイッチ1を通過したダミーフレームを、
異常フレームと変換する制御部6とを具備し、前記ブリ
ッジ回路が前記異常フレームを破棄することなく、前記
ユーザLANからの異常フレームを、広域LANの伝送
路を介して、通信事業者の局内側メディアコンバータへ
転送することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブリッジ方式を用
いたユーザLANと通信事業者の広域LANとを接続す
るLAN間接続装置に係り、特にメディアコンバータ内
部にブリッジ方式を用いているLAN間接続装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN(Local Area Network)技
術をベースとした広域LANが各地域にそれぞれ構築さ
れて、これらをさらに高速帯域の基幹網より接続した広
域網が全国規模において展開され、その実用化が図られ
ている。こうした、広域LANのサービスとして、10M/10
0Mbpsなどの伝送速度があるが、LAN同士を、光ケーブ
ルを介して接続するLAN間接続装置としては、コスト
をより下げるために、一つの装置で10M/100Mbpsの両方の
速度に対応したLAN間接続装置の実用化がされてい
る。このような背景において、LAN同士を接続するL
AN間接続装置の一つに、ブリッジ方式を用いた装置が
ある。
【0003】そして、従来の技術では、ブリッジ方式の
装置(宅内メディアコンバータ:ブリッジ)によりLA
N間接続を実現すると、ショートフレーム・ロングフレ
ーム・CRCエラーフレームの異常データフレームを破棄
していた。周知のように、ユーザLANを上記のような
通信事業者の広域LANと、伝送路により接続する際
に、図7に示すように、伝送路の宅内側の終端点に通信
事業者の責任分岐点が位置付けられ、終端点までの保守
が必要とされている。
【0004】しかしながら、ブリッジ方式を用いている
場合、ユーザ側において、宅内メディアコンバータ(ブ
リッジ)により、上述したように異常フレームが破棄さ
れてしまうため、局側では、どの程度の異常フレームが
ユーザ側LANで発生しているかの検出(監視)が行え
ない。このため、ユーザ側LANのLAN間接続装置
(宅内メディアコンバータ)と、広域LAN側のLAN
間接続装置(局内メディアコンバータ)両方に、破棄さ
れたデータフレームを監視する能力を持った高価なMA
Cスイッチ(ブリッジ回路)と、そのMACスイッチを
制御するCPUなどから構成された監視機能とを搭載し
て、破棄されるフレームの種類等の監視を用いた機能が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法で
は、破棄されるフレームの種別やその数を監視するた
め、高価なMACスイッチと、このMACスイッチによ
り破棄されるフレームの監視制御を行うCPUによる監
視システムを、宅内側と局内側の両方のLAN間接続装
置に搭載する必要があるため、システムの開発を含めた
装置全体として考えると高価なシステムになってしま
う。また、従来の方法には、ユーザLAN側に設置され
たLAN間接続装置において、異常データフレーム数を
通信事業者に通知するための手段として、ユーザLAN
からの情報を一旦止めてから自装置の破棄フレーム数情
報をデータ帯域中に挿入して送出するinband方式が用い
られるが、この方式であると、ユーザLANからの情報
を一旦止める必要があるため、上り方向のスループット
の低下を招くという問題がある。
【0006】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、安価な構成により、データの送受信のスループッ
トを低下させずに、破棄フレームの監視を行い、宅内側
伝送路の保守を行うことが可能なLAN間接続装置を提
供する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のLAN間接続装
置は、ブリッジ方式を用いたユーザLANと通信事業者
の広域LANとを接続するLAN間接続装置であって、
前記ユーザLAN側から送信されるフレームから、異常
フレームを検出し、このフレームを正常なダミーフレー
ムに変換し、ブリッジ回路(MACスイッチ1)に転送
する第1の変換部(制御部3)と、前記ユーザLANと
前記広域LANとの間のメディア変換を行うブリッジ回
路と、前記ブリッジ回路を通過した前記ダミーフレーム
を、前記異常フレームと変換する第2のフレーム変換部
(制御部6)とを具備し、前記ブリッジ回路が前記異常
フレームを破棄することなく、前記ユーザLANからの
異常フレームを、広域LANの伝送路を介して、通信事
業者の局内側メディアコンバータへ転送することを特徴
とする。
【0008】本発明のLAN間接続装置は、前記異常フ
レームを一時的に記憶する記憶部を有し、前記第1の変
換部が前記異常フレームをこの記憶部に格納し、前記第
2の変換部が記憶部から異常フレームを読み出すことに
より、異常フレームの変換を行うことを特徴とする。本
発明のLAN間接続装置は、前記ダミーフレームが、格
納されている異常フレームの前記記憶部におけるアドレ
スを有していることを特徴とする。
【0009】本発明のLAN間接続装置は、ブリッジ方
式を用いたユーザLANと通信事業者の広域LANとを
接続するLAN間接続装置であって、前記ユーザLAN
側から送信されるフレームから、異常フレームを検出
し、このフレームを正常なダミーフレームに変換し、ブ
リッジ回路に転送する第1の変換部と、前記ユーザLA
Nと前記広域LANとの間のメディア変換を行うブリッ
ジ回路と、前記ブリッジ回路を通過した前記ダミーフレ
ームを、前記異常フレームと同種の異常を有する他の異
常フレームに変換する第2のフレーム変換部とを具備
し、前記ブリッジ回路が前記異常フレームを破棄するこ
となく、前記ユーザLANからの異常フレームと同種の
異常を有する他の異常フレームを、広域LANへの伝送
路へ転送することを特徴とする。
【0010】本発明のLAN間接続装置は、前記ユーザ
LANの発生する異常フレームの種類に対応し、この種
類毎の前記他の異常フレームが記憶されている記憶部を
有し、前記第1の変換部が前記異常フレームの種類を検
出し、前記第2の変換部が記憶部から、この種類と同種
の他の異常フレームを読み出すことにより、異常フレー
ムの変換を行うことを特徴とする。本発明のLAN間接
続装置は、前記ダミーフレームが、第1の変換部が検出
した異常フレームの種類を示すデータを有していること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のLAN間接続装置は、ユ
ーザLANや広域LANにおいて、イーサネット(登録
商標)フレームの様な、データをフレーム単位で送受信
するシステムに用いられるものである。以下、データの
送受信を行うフレームの例としてイーサネット(登録商
標)フレームを用い、宅内側メディアコンバータにおい
て、異常フレームをブリッジ回路で棄せずに局内側メデ
ィアコンバータに、この異常フレームを送信し、局内側
メディアコンバータにおいて、この異常フレームの検出
及び解析を行うネットワークにより本願発明のLAN間
接続装置の構成例を説明する。 <第1の実施形態>図1は本発明の第1の実施形態によ
るLAN間接続装置(宅内メディアコンバータ:ブリッ
ジ)の構成を示すブロック図である。この図において、
本発明のLAN間接続装置には、MACスイッチ(ブリ
ッジ回路)1を用いたメディアコンバータを用いること
とする。
【0012】E−PHY・2は、ユーザ側LANからの
フレーム(データフレーム)等の信号の波形整形等を行
う物理層デバイス(PHYチップ)であり、フレームの
開始を示すフレーム同期信号を検出して、データイネー
ブル信号を送出する。制御部2は、E−PHY・2から
入力されるフレームが、異常フレームであるか否かの検
出を行う。また、制御部2は、入力されるフレームを異
常フレームと判定した場合、この異常フレームを保護す
るためにメモリ・4へ記憶させ、この異常フレームを、
予めメモリ5に用意されているダミーフレームと交換
(変換)し、MACスイッチ1へ転送する。一方、制御
部2は、入力されるフレームを異常フレームでないと判
定した場合、このフレームを、そのままの状態でMAC
スイッチ1へ転送する。
【0013】MACスイッチ(ブリッジ回路)・1は、
入力されるフレームを、対向する局内側のLAN間接続
装置に対応させ、伝送速度10M/100Mbpsや、伝送方法全/
半二重などを選択を行い、選択された通信速度及び通信
モードにより、この局内側のLAN間接続装置に送出す
る。制御部6は、MACスイッチ1から入力されるフレ
ームが、ダミーフレームか否かの判定を行い、ダミーフ
レームであれば、メモリ4に記憶されている異常フレー
ムを読み出し、ダミーフレームとこの異常フレームとを
交換(変換)し、O−PHY・7へ出力する。O−PH
Y・7は、ユーザ側LANと広域LANとの間のフレー
ム等の信号を、光信号/電気信号に変換し、かつ波形整
形等を行う物理層デバイス(PHYチップ)であり、フ
レームの開始を示すフレーム同期信号を検出して、デー
タイネーブル信号(例えば、「H」レベル)を送出す
る。
【0014】次に、図1における制御部3の構成を図2
を用いて説明する。図2は、制御部3の構成例を示すブ
ロック図であり、構成として、図1のメモリ4,5を、
説明上加えてある。フレーム検出部11は、データイネ
ーブル信号のアクティブになった変化(「L」レベルか
ら「H」レベルへの遷移)を検出し、入力されるフレー
ム及びデータイネーブル信号をCRCエラー検出部12
へ出力し、データイネーブル信号をショート・ロングフ
レーム検出部13へ出力する。
【0015】ショート・ロングフレーム検出部13は、
データイネーブル信号の長さをカウントし、フレームの
長さを検出する。データイネーブル信号は、フレームと
同じ長さの期間、「H」レベルとなっている。このと
き、ショート・ロングフレーム検出部13は、例えば、
カウントしたバイト数(1バイトで1回カウントすれば
カウント回数)が63Byte以下ならばショートフレーム
であると判断し、メモリアクセス部14へショートフレ
ーム検出信号を出力する。また、ショート・ロングフレ
ーム検出部13は、例えば、カウントしたバイト数が1
537Byte以上ならばロングフレームであると判断し、
メモリアクセス部14へロングフレーム検出信号を送
る。一方、ショート・ロングフレーム検出部13は、カ
ウントしたバイト数が64Byte以上であり1536Byte
以下であれば、このフレームを正常なフレームと判定し
て、メモリアクセス部14には何も送らない。
【0016】CRC検出部12は、入力されるフレーム
のCRC(Cyclic Redundancy Check)の計算を行う。
ここで、CRCとは、フレーム内のデータが伝送中に破
損(紛失)されていないかをチェックする値のことであ
る。一般にはパリティー・チェックやチェックサムにく
らべて誤り検出が高い方式と言われており、Ethernet
(登録商標)の生成多項式G(x)は、 G(x)=X32+X26+X23+X22+X16+X12+X11+X10+X8+X7+X5+X4+X2+X+1 ……(1) であらわすことができる、32bitの長さの値となる。(X
はデータのビットを示す)。
【0017】この生成多項式は、バースト的な誤り(フ
レーム中で連続してbitが誤ること)に対して強く、32b
it以下のバースト誤りを検出することが可能となる。フ
レーム中に格納されるCRC値は送信側であて先アドレス
からデータフィールドまでを多項式としてX32倍して、
生成多項式で割った余りとなる。CRC検出部12は、
このようにしてCRC計算を行い、フレーム中のCRC
の値と適合しなければエラーとみなし、メモリアクセス
部14へCRCエラー信号を送る。一方、CRC検出部
12は、フレーム中のCRCの値と適合した場合、メモ
リアクセス部14へは何も送らない。また、CRC検出
部12は、フレームとデータイネーブル信号とが、メモ
リアクセス部14及びフレーム挿入部15の双方へ出力
する。
【0018】メモリアクセス部14は、入力されるフレ
ームに対応して、ロングフレーム検出信号,ショートフ
レーム検出信号及びCRCエラー信号などのエラー検出
信号が入力された場合、このフレーム(異常フレーム)
をメモリ4に記憶させる。また、メモリアクセス部14
は、メモリ5から、正常なフレーム構成であるダミーフ
レームを読み出し、上記異常フレームを記憶させたメモ
リ4のアドレス(先頭アドレスと最後尾のアドレスとの
双方)を、このダミーフレームのデータ領域に添付す
る。さらに、メモリアクセス部14は、フレームの転送
元MACアドレスに、ベンダー固有の宅内メディアコン
バータのMACアドレスを書き込む。
【0019】加えて、メモリアクセス部14は、CRC
エラー検出部12の出力するデータイネーブル信号Rに
同期させて、上記エラー検出信号が入力された場合、デ
ータイネーブル信号Pを「H」レベルで出力し、一方、
このエラー検出信号が入力されない場合、データイネー
ブル信号Pを「L」レベルで出力する。フレーム挿入部
15は、データイネーブル信号Rが「H」レベルのと
き、データイネーブル信号Pが「L」レベルの場合(フ
レームのエラーが検出されない場合)、CRCエラー検
出部12からのフレームをそのまま出力し、データイネ
ーブル信号Pが「H」レベルの場合(フレームのエラー
が検出された場合)、メモリアクセス部14から入力さ
れるダミーフレームを出力する。
【0020】次に、図1における制御部6の構成を図3
を用いて説明する。図3は、制御部6の構成例を示すブ
ロック図であり、構成として、図1のメモリ4,5を、
説明上加えてあるが、第1の実施形態ではメモリ5はメ
モリアクセス部23と接続されていない。この図におい
て、フレーム検出部21は、データイネーブル信号のア
クティブになった変化(「L」レベルから「H」レベル
へへの遷移)を検出し、入力されるフレーム及びデータ
イネーブル信号をフレーム解析部22へ出力する。
【0021】フレーム解析部22は、フレームのMAC
アドレス領域の転送元MACアドレスが、ベンダー固有
の宅内メディアコンバータのMACアドレスであるか否
かを判定し、転送元MACアドレスが宅内メディアコン
バータのMACアドレスであると判定した場合、情報フ
レーム検出信号をメモリアクセス部23へ出力し、転送
元MACアドレスが宅内メディアコンバータのMACア
ドレスでないと判定した場合、メモリアクセス部23に
対して情報フレーム検出信号の出力を行わない。また、
フレーム解析部22は、情報フレーム検出信号の出力タ
イミングの後、フレーム及びデータイネーブル信号Q
を、メモリアクセス部23とフレーム挿入部24とに各
々出力する。
【0022】メモリアクセス部23は、情報フレーム検
出信号が入力されると、ダミーフレームのデータ領域か
ら、メモリ4に記憶されている異常フレームの先頭アド
レスと最後尾のアドレスとを抽出し、このアドレスに対
応してメモリ4から異常フレームを読み出し、データイ
ネーブル信号Qに同期して、フレーム挿入部24へ出力
する。また、メモリアクセス部23は、情報フレーム検
出信号が入力された場合、データイネーブル信号Qに同
期して、データイネーブル信号Tを「H」レベルで出力
し、情報フレーム信号が力されない場合、データイネー
ブル信号Qに同期して、データイネーブル信号Tを
「L」レベルで出力する。
【0023】フレーム挿入部24は、データイネーブル
信号Qが「H」レベルであるとき、データイネーブル信
号Tが「H」レベルのとき、メモリアクセス部23から
入力される、メモリ4から読み出された異常フレームを
出力する。一方、フレーム挿入部24は、データイネー
ブル信号Qが「H」レベルであるとき、データイネーブ
ル信号Tが「L」レベルのとき、フレーム解析部22か
ら入力されるフレームそのものを出力する。
【0024】次に、図1,図2,図3及び図4を参照し
て、第1の実施形態によるLAN間結合装置の動作例を
説明する。図4は、図1の各点A,B,C,Dにおける
フレームの処理を行うタイミングを示す概念図である。
ここで、図4(a)が点A(E−PHY・2と制御部3
との間),図4(b)が点B(制御部3とMACスイッ
チ1との間),図4(c)が点C(MACスイッチ1と
制御部6との間),図4(d)が点D(制御部6とO−
PHY・7との間)のフレームの処理状態を示してい
る。上述した構成のLAN間結合装置において、例え
ば、異常フレームとして入力されたフレームが長さ20
00Byteのオーバーサイズ(ロングフレーム)であると
する。
【0025】図4(a)において、制御部3のフレーム
検出部11は、E−PHY・2から入力されるデータフ
レームを検出すると、データイネーブルがアクティブへ
と変化し、ショート・ロングフレーム検出部13にデー
タイネーブルを出力し、CRCエラー検出部12にデー
タイネーブル,及びフレームの双方のデータをを両方を
出力する。これにより、ショート・ロングフレーム検出
部13は、データイネーブルの長さをカウントし、すな
わちバイト数をカウントし、このカウント回数が1537回
を越えた場合、上記フレームがオーバーサイズであると
判定し、オーバーサイズであることを示すロングフレー
ム検出信号をメモリアクセス部14へ出力する。
【0026】そして、メモリアクセス部14は、ロング
フレーム検出信号が入力されると、データイネーブルが
「H」レベルの間、すなわち、データイネーブル信号が
非アクティブ「L」レベルとなるデータの終了まで、フ
レームの各データを、メモリ4(異常フレーム保護領
域)に記憶させる(記録する)。このとき、メモリアク
セス部14は、あらかじめイーサネット(登録商標)フ
レーム構成まで完全になされた正常なダミーフレーム
を、メモリ5(ダミーフレーム記憶領域)から読み出
す。
【0027】そして、メモリアクセス部14は、メモリ
5から読み出したダミーフレームのデータフィールドの
中に、メモリ4に記録したフレームのデータの先頭アド
レスと最後尾のデータのアドレスを書き込み、フレーム
挿入部15へ、ダミーフレームとデータイネーブルPと
を、データイネーブルRに同期させて出力する。この場
合、メモリ4において、アドレス[0000]から[0
7CF]までの間に異常フレームが書き込まれたとする
と、ダミーフレームのデータフィールドには、メモリ4
に記録したデータの先頭アドレスである[0000]
と、最後尾のアドレスである[07CF]の値が書き込
まれることとなる。
【0028】ここで、図5を用いて、ダミーフレームと
して呼び出したイーサネット(登録商標)フレームの説
明を行う。このイーサネット(登録商標)フレームは通
常のイーサネット(登録商標)フレーム構成と同様な構
成になっているため、MACスイッチ1を破棄せずに通
過させることが可能である。この場合のダミーフレーム
は、フレームサイズとしては最小の64オクテット(1オ
クテット=8bit)からなっている。フレームの先頭から
順に、プリアンブルが7オクテット、SFD(Start Fr
ame Delimiter)が1オクテットあり(ただしこれは、
フレーム長64オクテットの中にはかぞえない)、その後
に8オクテットの宛先アドレスフィールドがあり、その
中にはベンダー固有のMACアドレスが記入されてい
る。
【0029】さらに、その後ろに送信元アドレスフィー
ルドが8オクテット続き、この中にもやはりベンダー固
有のMACアドレスが記されている。ベンダー固有のM
ACアドレスを入力する理由は、他の通常データフレー
ムと情報フレームの区別をつけるようにするためであ
る。その後ろにLengthフィールドが2オクテット続き、
中身は46のデータサイズが格納されている。その後に46
オクテットの送信データフィールドが来る。データフィ
ールドの中身は、最初の4オクテットにメモリ4に記録
した異常フレームのデータの先頭アドレスである[00
00]が書き込まれ、次の4オクテットにメモリ4に記
録した異常フレームのデータの最後尾のアドレスである
[07CF]が書き込まれ、残りの38オクテットにはP
AD(無意味なデータ)が入り、最後にFCSフィール
ドが4オクテット続いてこのフレームは終了となる。
【0030】次に、フレーム挿入部15は、セレクタと
なっており、データイネーブル信号Rが「H」でかつデ
ータイネーブル信号Pが「H」であると(ショート・ロ
ングフレーム検出部13またはCRCエラー検出部12
のいずれかのエラーが検出された場合)、メモリアクセ
ス部14から入力されるダミーフレームを出力し、デー
タイネーブル信号Rが「H」でかつデータイネーブル信
号Pが「L」である(何のエラーも検出されなかった場
合)と、CRCエラー検出部12から入力されるフレー
ムがそのまま出力される。以上の動作により、図4
(b)に示すように、B点において、異常フレームがメ
モリ4に保護され、この異常フレームと正常フレーム形
態であるなダミーフレームとの変換が行われる(置き換
えが完了する)。
【0031】次に、B点を通過したデータフレームは、
MACスイッチ1に入力されるが、B点を通過する、ダ
ミーフレームを含むすべてのフレームは正常なフレーム
形態であるので、全てのフレームがMACスイッチ1を
通過して、制御部6へ入力される。そして、図4(c)
に示すように、制御部6のフレーム検出部21は、デー
タイネーブル信号のアクティブへの変化(「L」レベル
から「H」レベルへの遷移)を検出し、フレームが入力
されたことを確認すると、このフレームとデータイネー
ブル信号を、フレーム解析部22へ出力する。
【0032】データ解析部22は、フレームのMACア
ドレス欄をチェックし、送信元アドレスがベンダー固有
のMACアドレス(宅内メディアコンバータのMACア
ドレス)であることを確認すると、このフレームがダミ
ーフレームであることを検出し、メモリアクセス部23
に情報フレーム検出信号を出力するとともに、フレーム
とデータイネーブル信号Qを出力する。また、このと
き、データ解析部22は、フレームとデータイネーブル
信号Qを、フレーム挿入部24へ出力する。
【0033】メモリアクセス部23は、情報フレーム検
出信号を受信すると、ダミーフレームのデータフィール
ドに記憶されている、もともとの異常データフレームが
記憶されているメモリ4の先頭アドレス、たとえば[0
000],及び最後尾のアドレス、例えば[07CF]
を読み取る。そして、メモリアクセス部23は、読みと
った先頭アドレス及び最後尾のアドレスに基づき、ダミ
ーフレームと交換した異常フレームをメモリ4から読み
出し、フレーム挿入部24へ出力する。また、メモリア
クセス部23は、情報フレーム検出信号を受信すると、
データイネーブル信号Tを「H」レベルで出力する。
【0034】フレーム挿入部24は、セレクタとなって
おり、データイネーブル信号Qが「H」でかつデータイ
ネーブル信号Tが「H」であると(ショート・ロングフ
レーム検出部13またはCRCエラー検出部12のいず
れかのエラーが検出された場合)、メモリアクセス部2
3が読み出す、元の異常フレームを出力し、データイネ
ーブル信号Rが「H」でかつデータイネーブル信号Tが
「L」である(何のエラーも検出されなかった場合)
と、フレーム解析部22から入力されるフレームがその
まま出力される。以上の動作により、図4(d)に示す
ように、D点において、ダミーフレームが、メモリ4に
保護されていた、このダミーフレームに交換された元の
異常フレームへ戻される(置き換えが完了する)。
【0035】上述したように、本発明の第1の実施形態
によるLAN間接続装置によれば、MACスイッチ1を
挟み、制御部3がメモリ4に異常フレームを一時格納
し、制御部6がこの異常フレームをアクセスして、MA
Cスイッチ1をバイパスする経路を構成しているため、
MACスイッチ1により異常フレームが破棄されること
なく、異常フレームをブリッジを通過させることができ
るので、局内側のLAN間接続装置により異常フレーム
の検出及び解析を行うことにより、ユーザLANの、例
えばリピータからLAN間接続装置(ブリッジ)の間に
おける伝送路等の不具合による異常フレームを局内側に
て監視できるため、責任分岐点までの保守を行うことが
可能となる。
【0036】<第2の実施形態>次に、図1,2,3を
用いて、第2の実施形態の説明を行うが、第1の実施形
態と同様な構成であるので、第1の実施形態と異なる点
のみの説明を行う。第2の実施形態において、メモリ4
には、3種類のエラーフレーム、すなわち、[CRCエ
ラー],[ショートフレームエラー],[ロングフレー
ムエラー]のフレームが、それぞれ代表的なフレームと
して、1つずつ書き込まれている。また、メモリ5に
は、第1の実施形態と同様に正常な形態のダミーフレー
ムが書き込まれている。ここで、メモリ4は制御部3に
接続されておらず、制御部6に接続されている。メモリ
5は制御部3に接続されているが、制御部6に接続され
ていない。
【0037】メモリアクセス部14は、CRCエラー検
出部12またはショート・ロングフレーム検出部13か
ら、CRCエラー信号,ロングフレーム検出信号(ロン
グフレームエラーの場合),ショートフレーム検出信号
(ショートフレームエラーの場合)等のエラー検出信号
が入力されると、メモリ5からダミーフレームを読み出
す。また、メモリアクセス部14は、エラー検出信号の
種類に応じた識別符号、すなわち、[CRCエラー]の
場合は「0101」、[ショートフレームエラー]の場
合は「0011」、[ロングフレームエラー]の場合は
「1100」の識別符号を、上記ダミーフレームのデー
タフィールドに書き込む。さらに、メモリアクセス部1
4は、第1の実施形態と同様に、エラー検出信号が入力
されると、フレームのMACアドレスの領域において、
転送元のMACアドレスに、宅内メディアコンバータの
MACアドレスを書き込み、データイネーブル信号Pを
「H」レベルとして、フレーム挿入部15へ出力する。
【0038】フレーム挿入部15は、第1の実施形態と
同様に、上記ダミーフレームをMACスイッチ1へ出力
する。このとき、MACスイッチ1は、フレームの形態
が正常のため、ダミーフレームを通過させる。フレーム
解析部22は、フレームのMACアドレス領域の転送元
MACアドレスが、ベンダー固有の宅内メディアコンバ
ータのMACアドレスであるか否かを判定し、転送元M
ACアドレスが宅内メディアコンバータのMACアドレ
スであると判定した場合、情報フレーム検出信号をメモ
リアクセス部23へ出力し、転送元MACアドレスが宅
内メディアコンバータのMACアドレスでないと判定し
た場合、メモリアクセス部23に対して情報フレーム検
出信号の出力を行わない。また、フレーム解析部22
は、情報フレーム検出信号の出力タイミングの後、フレ
ーム及びデータイネーブル信号Qを、メモリアクセス部
23とフレーム挿入部24とに各々出力する。
【0039】メモリアクセス部23は、情報フレーム検
出信号が入力されると、ダミーフレームのデータ領域
(データフィールド)から、エラーの種類を示す識別符
号を抽出し、この識別符号に対応したエラーと同種のエ
ラーフレームを、メモリ5から読み出し、データイネー
ブル信号Qに同期して、フレーム挿入部24へ出力す
る。また、メモリアクセス部23は、情報フレーム検出
信号が入力された場合、第1の実施形態と同様に、デー
タイネーブル信号Qに同期して、データイネーブル信号
Tを「H」レベルで出力し、情報フレーム信号が力され
ない場合、データイネーブル信号Qに同期して、データ
イネーブル信号Tを「L」レベルで出力する。
【0040】次に、図1,図2,図3及び図6を参照し
て、第2の実施形態によるLAN間結合装置の動作例を
説明する。図6は、図1の各点A,B,C,Dにおける
フレームの処理のタイミングを示す概念図である。ここ
で、図6(a)が点A(E−PHY・2と制御部3との
間),図6(b)が点B(制御部3とMACスイッチ1
との間),図6(c)が点C(MACスイッチ1と制御
部6との間),図6(d)が点D(制御部6とO−PH
Y・7との間)のフレームの処理状態を示している。上
述した構成のLAN間結合装置において、例えば、異常
フレームとして入力されたフレームが長さ2000Byte
のオーバーサイズのフレームであるとする。
【0041】図6(a)において、制御部3のフレーム
検出部11は、E−PHY・2から入力されるデータフ
レームを検出すると、データイネーブルがアクティブへ
と変化し、ショート・ロングフレーム検出部13にデー
タイネーブルを出力し、CRCエラー検出部12にデー
タイネーブル,及びフレームの双方のデータを両方を出
力する。これにより、ショート・ロングフレーム検出部
13は、データイネーブルの長さをカウントし、すなわ
ちバイト数をカウントし、このカウント回数が1537回を
越えた場合、上記フレームがオーバーサイズであると判
定し、オーバーサイズであることを示すロングフレーム
検出信号をメモリアクセス部14へ出力する。
【0042】そして、メモリアクセス部14は、ロング
フレーム検出信号が入力されると、メモリ5からダミー
フレームを読み出し、このデータフィールドに「ロング
フレームエラー]を示す識別符号「1100」を書き込
むとともに、転送元のMACアドレスとして、宅内メデ
ィアコンバータのMACアドレスを書き込み、フレーム
挿入部24へ、このダミーフレームを出力する。
【0043】ここで、図5を用いて、ダミーフレームと
して呼び出したイーサネット(登録商標)フレームの説
明を行う。このイーサネット(登録商標)フレームは通
常のイーサネット(登録商標)フレーム構成と同様な構
成になっているため、MACスイッチ1を破棄されずに
通過することが可能である。この場合のダミーフレーム
は、フレームサイズとしては最小の64オクテット(1オ
クテット=8bit)からなっている。フレームの先頭から
順に、プリアンブルが7オクテット、SFD(Start Fr
ame Delimiter)が1オクテットあり(ただしこれは、
フレーム長64オクテットの中にはかぞえない)、その後
に8オクテットの宛先アドレスフィールドがあり、その
中にはベンダー固有のMACアドレスが記入されてい
る。
【0044】さらに、その後ろに送信元アドレスフィー
ルドが8オクテット続き、この中にもやはりベンダー固
有のMACアドレスが記されている。ベンダー固有のM
ACアドレスを入力する理由は、他の通常データフレー
ムと情報フレームの区別をつけるようにするためであ
る。その後ろにLengthフィールドが2オクテット続き、
中身は46のデータサイズが格納されている。その後に46
オクテットの送信データフィールド(データ領域)が来
る。データフィールドの中身は、最初の4オクテットに
エラーの種類を示す識別符号「1100」が書き込ま
れ、残りの42オクテットにはPAD(無意味なデー
タ)が入り、最後にFCSフィールドが4オクテット続
いてこのフレームは終了となる。
【0045】次に、フレーム挿入部15は、セレクタと
なっており、データイネーブル信号Rが「H」でかつデ
ータイネーブル信号Pが「H」であると(ショート・ロ
ングフレーム検出部13またはCRCエラー検出部12
のいずれかのエラーが検出された場合)、メモリアクセ
ス部14から入力されるダミーフレームを出力し、デー
タイネーブル信号Rが「H」でかつデータイネーブル信
号Pが「L」である(何のエラーも検出されなかった場
合)と、CRCエラー検出部12から入力されるフレー
ムがそのまま出力される。以上の動作により、図6
(b)に示すように、B点において、異常フレームがメ
モリ4に保護され、この異常フレームと正常フレーム形
態であるなダミーフレームとの変換が行われる(置き換
えが完了する)。
【0046】次に、B点を通過したデータフレームは、
MACスイッチ1に入力されるが、B点を通過する、ダ
ミーフレームを含むすべてのフレームは正常なフレーム
形態であるので、全てのフレームがMACスイッチ1を
通過して、制御部6へ入力される。そして、図6(c)
に示すように、制御部6のフレーム検出部21は、デー
タイネーブル信号のアクティブへの変化(「L」レベル
から「H」レベルへの遷移)を検出し、フレームが入力
されたことを確認すると、このフレームとデータイネー
ブル信号を、フレーム解析部22へ出力する。
【0047】データ解析部22は、フレームのMACア
ドレス欄をチェックし、送信元アドレスがベンダー固有
のMACアドレス(宅内メディアコンバータのMACア
ドレス)であることを確認すると、このフレームがダミ
ーフレームであることを検出し、メモリアクセス部23
に情報フレーム検出信号を出力するとともに、フレーム
とデータイネーブル信号Qを出力する。また、このと
き、データ解析部22は、フレームとデータイネーブル
信号Qを、フレーム挿入部24へ出力する。
【0048】メモリアクセス部23は、情報フレーム検
出信号を受信すると、ダミーフレームのデータフィール
ドに記憶されている、もともとの異常フレームの種類を
識別符号「1100」から、[ロングフレームエラー]
であることを検出し、この識別符号「1100」に対応
した[ロングフレームエラー]のエラーフレームを、メ
モリ5から読み出し、フレーム挿入部24へ出力する。
また、メモリアクセス部23は、情報フレーム検出信号
を受信すると、データイネーブル信号Tを「H」レベル
で出力する。
【0049】フレーム挿入部24は、セレクタとなって
おり、データイネーブル信号Qが「H」でかつデータイ
ネーブル信号Tが「H」であると(ショート・ロングフ
レーム検出部13またはCRCエラー検出部12のいず
れかのエラーが検出された場合)、メモリアクセス部2
3が読み出す、元の異常フレームを出力し、データイネ
ーブル信号Rが「H」でかつデータイネーブル信号Tが
「L」である(何のエラーも検出されなかった場合)
と、フレーム解析部22から入力されるフレームがその
まま出力される。以上の動作により、図6(d)に示す
ように、D点において、ダミーフレームが、メモリ4に
記憶されていた識別符号に対応するエラーフレームへ変
換される(置き換えが完了する)。
【0050】上述したように、本発明の第2の実施形態
によるLAN間接続装置によれば、MACスイッチ1を
挟み、制御部3がメモリ5からダミーフレームを読み出
し、このダミーフレームにエラーの種類を示す識別符号
を書き込み、正常なフレームとしてこのダミーフレーム
を通過させ、制御部6がこの識別符号をダミーフレーム
から読み出し、識別符号のしめすエラーフレームとこの
ダミーフレームを交換するため、MACスイッチ1をバ
イパスする経路を構成他のと同様の機能となり、MAC
スイッチ1により異常フレームが破棄されることなく、
この異常フレームと同種のエラーフレームをブリッジを
通過させることができるので、局内側のLAN間接続装
置により、このエラーフレームを用いて、異常フレーム
の検出及び解析を行うこととなり、第1の実施形態と同
様に、ユーザLANの、例えばリピータからLAN間接
続装置(ブリッジ)の間における伝送路等の不具合によ
る異常フレームを局内側にて、実質的に監視できるた
め、責任分岐点までの保守を行うことが可能となる。
【0051】また、本発明の第2の実施形態によるLA
N間接続装置では、第1の実施形態の効果に加え、広域
LAN側の対向装置内のブリッジ方式装置で、異常デー
タフレームは最終的には破棄され、破棄されたデータフ
レームの種類のみが記録されていき、データの中身まで
はチェックされないことを考慮し、同種のエラーフレー
ムを用意しておき、検出した異常フレームと同種のエラ
ーフレームに交換して送信している。これにより、本発
明の第2の実施形態によるLAN間接続装置では、ブリ
ッジ回路(MACスイッチ)において、異常フレームを
通過させるフロー制御などを行った場合、内部のメモリ
4(第1の実施形態)記憶部にフレームのデータを蓄え
ることとなり、すなわち、フロー制御がかかっている
間、異常フレームを保護(格納)する必要があり、この
異常フレームが非常に長い(たとえば一秒間ぐらいの)
ロングフレームであると、非常に大容量の記憶領域をメ
モリ4に確保(第1の実施形態)しなければならない
が、異常となる最低長のロングフレームのエラーフレー
ムを用意しておくことにより、メモリ4の容量を必要最
小限に押さえ、第1の実施形態に比較して、より安価に
監視/保守を可能とする。
【0052】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。
【0053】
【発明の効果】上述した構成により、本発明のLAN間
接続装置によれば、ブリッジ回路を挟み、第1の変換部
が記憶部に異常フレームを一時格納し、第2の変換部が
この異常フレームをアクセスして、ブリッジ回路をバイ
パスする経路を構成しているため、ブリッジ回路により
異常フレームが破棄されることなく、異常フレームをブ
リッジを通過させることができるので、局内側のLAN
間接続装置により異常フレームの検出及び解析を行うこ
とにより、ユーザLANの、例えばリピータからLAN
間接続装置(ブリッジ)の間における伝送路等の不具合
による異常フレームを局内側にて監視できるため、責任
分岐点までの保守を行うことが可能となる。
【0054】また、本発明のLAN間接続装置によれ
ば、異常データフレームは破棄されずに対向装置まで伝
送されるため、高価なブリッジ回路とCPU(中央処理
装置)を対向するメディアコンバータのどちらか一方に
つけるだけでよく、例えば局内側のメディアコンバータ
に付けるだけで良く、宅側と局内側との双方のメディア
コンバータに高価なブリッジ回路とCPUを取り付けた
保守の処理と同等の機能を安価に得ることができ、ま
た、入力されたエラーフレームをすべて伝送するだけな
ので、従来例のように、破棄された異常フレームの情報
を局内側に送信するために、ユーザLANからのフレー
ムの送出を一端止める必要がなく、上り方向のフレーム
送信のスループットを下げることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1及び第2の実施形態によるLA
N間接続装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1の制御部3の構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】 図1の制御部6の構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】 本発明の第1の実施形態による図1の点A,
B,C,Dの各点におけるフレームの変換状態を示す概
念図である。
【図5】 イーサネット(登録商標)におけるフレーム
の構成を示す概念図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態による図1の点A,
B,C,Dの各点におけるフレームの変換状態を示す概
念図である。
【図7】 伝送路の宅内側の終端点に通信事業者の責任
分岐点の説明を行う、ネットワークシステムの構成例で
ある。
【符号の説明】
1 MACスイッチ 2 E−PHY 3,6 制御部 4,5 メモリ 7 O−PHY 11,21 フレーム検出部 12 CRCエラー検出部 13 ショート・ロングフレーム検出部 14,23 メモリアクセス部 15,24 フレーム挿入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA19 HC01 HD06 MA04 5K033 AA04 CB08 DA06 DB19 EA02 EA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブリッジ方式を用いたユーザLANと通
    信事業者の広域LANとを接続するLAN間接続装置で
    あって、 前記ユーザLAN側から送信されるフレームから、異常
    フレームを検出し、このフレームを正常なダミーフレー
    ムに変換し、ブリッジ回路に転送する第1の変換部と、 前記ユーザLANと前記広域LANとの間のメディア変
    換を行うブリッジ回路と、 前記ブリッジ回路を通過した前記ダミーフレームを、前
    記異常フレームと変換する第2のフレーム変換部とを具
    備し、 前記ブリッジ回路が前記異常フレームを破棄することな
    く、前記ユーザLANからの異常フレームを、広域LA
    Nへの伝送路へ転送することを特徴とするLAN間接続
    装置。
  2. 【請求項2】 前記異常フレームを一時的に記憶する記
    憶部を有し、 前記第1の変換部が前記異常フレームをこの記憶部に格
    納し、前記第2の変換部が記憶部から異常フレームを読
    み出すことにより、異常フレームの変換を行うことを特
    徴とする請求項1記載のLAN間接続装置。
  3. 【請求項3】 前記ダミーフレームが、格納されている
    異常フレームの前記記憶部におけるアドレスを有してい
    ることを特徴とする請求項2に記載のLAN間接続装
    置。
  4. 【請求項4】 ブリッジ方式を用いたユーザLANと通
    信事業者の広域LANとを接続するLAN間接続装置で
    あって、 前記ユーザLAN側から送信されるフレームから、異常
    フレームを検出し、このフレームを正常なダミーフレー
    ムに変換し、ブリッジ回路に転送する第1の変換部と、 前記ユーザLANと前記広域LANとの間のメディア変
    換を行うブリッジ回路と、 前記ブリッジ回路を通過した前記ダミーフレームを、前
    記異常フレームと同種の異常を有する他の異常フレーム
    に変換する第2のフレーム変換部とを具備し、 前記ブリッジ回路が前記異常フレームを破棄することな
    く、前記ユーザLANからの異常フレームと同種の異常
    を有する他の異常フレームを、広域LANへの伝送路へ
    転送することを特徴とするLAN間接続装置。
  5. 【請求項5】 前記ユーザLANの発生する異常フレー
    ムの種類に対応し、この種類毎の前記他の異常フレーム
    が記憶されている記憶部を有し、 前記第1の変換部が前記異常フレームの種類を検出し、
    前記第2の変換部が記憶部から、この種類と同種の他の
    異常フレームを読み出すことにより、異常フレームの変
    換を行うことを特徴とする請求項4記載のLAN間接続
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ダミーフレームが、第1の変換部が
    検出した異常フレームの種類を示すデータを有している
    ことを特徴とする請求項5に記載のLAN間接続装置。
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