JP3646792B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3646792B2
JP3646792B2 JP2001369764A JP2001369764A JP3646792B2 JP 3646792 B2 JP3646792 B2 JP 3646792B2 JP 2001369764 A JP2001369764 A JP 2001369764A JP 2001369764 A JP2001369764 A JP 2001369764A JP 3646792 B2 JP3646792 B2 JP 3646792B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
general
packet
interface
loopback
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001369764A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003169093A (ja
Inventor
貴史 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001369764A priority Critical patent/JP3646792B2/ja
Publication of JP2003169093A publication Critical patent/JP2003169093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3646792B2 publication Critical patent/JP3646792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の通信装置が接続されたネットワークの保守・運用管理機能に関し、特に、遠隔から制御し、試験することのできる通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワークの保守・運用管理機能として、ある装置(以下、自局装置と称す)から、自局装置に対向する装置(以下、他局装置と称す)にパケットを送信し、他局装置にて折り返し、自局装置にて受信するループバック試験が行われている。ループバック試験の目的は、自局装置と他局装置の間のパスに異常があるか否か、他局装置が正常に動作しているか否かなどを確認することである。
【0003】
図6は、ネットワークの一部分の一例を示す図である。図6を参照すると、スイッチやサーバ等のノード61と端末62とが、メディアコンバータ63を介して接続されている。
【0004】
ノード61のインタフェースと端末62のインタフェースは、接続されるケーブルの種類が互いに異なる。メディアコンバータ63はこれら異なるインタフェース間の変換を行う。
【0005】
図7は、メディアコンバータの構成およびループバック試験中の様子を示す図である。図7を参照すると、メディアコンバータ63は、回線インタフェースの異なる2つの物理層部71,72を有している。物理層部71,72は、各回線インタフェースを終端し、MII(Media Independent Interface)に変換する。物理層部71と物理層部72とはMIIで接続されている。MIIとは、ケーブルの種類により符号化方式の異なるインタフェースを共通的に扱うために規定されたインタフェースである。通常、物理層部71,72はLSIにより実現されており、このLSIはPHY LSIと呼ばれている。
【0006】
図8は、従来のPHY LSIを1つ用いた装置の一般的な構成および物理層での折り返しの様子を示す図である。図8を参照すると、装置81は、上位層部82のMIIに物理層部72が接続されており、物理層部72は回線インタフェースでケーブル83に接続されている。
【0007】
上位層部82はパケット処理やさらに上位のアプリケーション処理等を行う。
【0008】
物理層部72は、アナログディジタル変換回路(ADC)84やディジタルアナログ変換回路(DAC)85を含むが、上位層部82の折り返しが設定されると、図8に示されたように、MIIから受信した全てのパケットを、DAC85の手前からADC84の後ろに折り返し、MIIに送信する。
【0009】
メディアコンバータ63では、図8に示された物理層部62の折り返し機能を用いてループバック試験が行われる。再び、図7を参照すると、ループバック試験において、まず、物理層部72に図7のような折り返しが設定される。次に、ノード61から端末62へパケットが送信される。ノード61からのパケットは、メディアコンバータ63の物理層部71からMIIを介して物理層部72に転送される。物理層部72では、物理層部71からの全てのパケットがMIIに折り返される。折り返されたパケットはノード61にて受信され、パケットが正常に折り返されてきたか否か判定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のメディアコンバータ63では、折り返しが設定されると、物理層部71からMIIへのパケットが全て折り返されるので、ノード61と端末62との間でパケットの送受信ができなくなり、通信が完全に遮断される。そのため、ループバック試験を行う場合には、予めネットワークの利用を停止する必要がる。
【0011】
また、ループバック試験を行うためには、ネットワークの利用を停止する必要があるので、常時あるいは頻繁に試験を行うことができない。また、ネットワークの運用を継続しながら試験を行うことができないので、ループバック試験は実際に障害が発生した場合に、現象を確認したり、障害箇所を特定するのが主な用途となっている。
【0012】
また、物理層部71,72のPHY LSIは、各種設定が上位層部82からレジスタ等に対して行われる構成となっている。そのため、物理層部71,72が直接接続された従来のメディアコンバータ63の構成では、サーバ61からレジスタ等を設定することができず、メディアコンバータ63を遠隔で制御することができなかった。
【0013】
本発明は、ループバック試験により信号線を常時監視することができ、また、遠隔から制御することのできる通信装置、メディアコンバータ、および通信装置の保守管理方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、データをパケットにより送受信する通信装置であって、
自装置内の所定の汎用インタフェースを有しており、該汎用インタフェースに送信するパケットのプリアンブルに管理データを挿入し、また、前記汎用インタフェースから受信するパケット間のアイドル時間に挿入された管理データを検出する第1の回路と、
前記汎用インタフェースで前記第1の回路と接続されており、前記汎用インタフェースから受信したパケットのプリアンブルに挿入された管理データを検出し、また、前記汎用インタフェースに送信するパケット間のアイドル時間に管理データを挿入することにより前記第1の回路と通信する第2の回路を有し、
前記第1の回路は、他の通信装置と接続される第1の外部通信インタフェースを更に有し、前記第1の外部通信インタフェースと前記汎用インタフェースの間の変換を行っており、前記第1の外部通信インタフェースから受信した管理用パケットを解析し、解析結果から前記汎用インタフェースへのパケットのプリアンブルに挿入する管理データを生成し、前記汎用インタフェースからのパケット間のアイドル時間で検出した管理データから生成した管理用パケットを前記第1の外部通信インタフェースに送信することにより、前記第1の外部通信インタフェースに接続された前記他の装置から制御されている。
【0015】
本発明のよれば、第1の回路と第2の回路が、汎用インタフェース上で、パケットのプリアンブルおよびアイドル時間のパターンによりデータを送受信して通信を行う。
【0017】
また、本発明の通信装置は、第1の外部通信インタフェースで送受信する管理用パケットを、第1の回路と第2の回路の間に伝達することができる。
【0018】
また、前記第2の回路が、他の通信装置と接続される第2の外部通信インタフェースを更に有し、前記第2の外部通信インタフェースと前記汎用インタフェースの間の変換を行う回路であり、第1の回路と第2の回路とで前記第1の外部通信インタフェースと前記第2の外部通信インタフェースの間の変換を行うメディアコンバータを構成していてもよい。
【0019】
また、前記第1の回路が、前記管理データとして前記プリアンブルに挿入する前記管理データは試験データであり、前記第2の回路は、前記プリアンブルから検出した前記試験データを前記汎用インタフェースへのパケット間のアイドル時間に折り返し、前記第1の回路は、前記汎用インタフェースからのパケット間の前記アイドル時間に検出された試験データと、前記プリアンブルに挿入した前記試験データとを比較することによりループバック試験を行うことが好ましい。
【0020】
したがって、第1の回路と第2の回路が、汎用インタフェース上で、パケットのプリアンブルおよびアイドル時間のパターンによりデータを送受信してループバック試験を行う。
【0021】
また、前記第1の外部通信インタフェースから受信した管理用パケットが前記第2の回路内のレジスタへの設定値を含むとき、前記第1の回路は該設定値を管理データとして前記プリアンブルに挿入し、前記第2の回路は前記プリアンブルから前記設定値を検出して前記レジスタに設定することが好ましい。
【0022】
したがって、第1の外部通信インタフェースに接続された装置から受信した管理用パケットに含まれた内容を第2の回路内のレジスタに設定することができる。
【0023】
また、前記第2の回路が前記レジスタから読み出した値を前記汎用インタフェースへのパケット間のアイドル時間に挿入し、前記第1の回路が前記アイドル時間で検出した値を管理用パケットで前記第1の外部通信インタフェースから送信してもよい。
【0024】
したがって、第2の回路のレジスタ値が管理用パケットにより、第1の外部通信インタフェースに接続された装置に通知される。
【0025】
また、前記第1の回路は、他の通信装置と接続される第1の外部通信インタフェースを更に有し、前記第1の外部通信インタフェースと前記汎用インタフェースの間の変換を行っており、前記第1の外部通信インタフェースから受信した管理用パケットが前記第1の回路内のレジスタへの設定値を含むとき、前記第1の回路は、該設定値を前記レジスタに設定してもよい。
【0026】
したがって、第1の外部通信インタフェースに接続された装置から受信した管理用パケットに含まれた内容を第1の回路内のレジスタに設定することができるので、第1の回路内のレジスタを遠隔から設定することができる。
【0027】
また、前記第1の回路が前記第1の回路内のレジスタから読み出した値を管理用パケットで前記第1の外部通信インタフェースから送信してもよい。
【0028】
したがって、第1の回路のレジスタ値が管理用パケットにより、第1の外部通信インタフェースに接続された装置に通知されるので、遠隔から第1の回路内のレジスタを読み出すことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0030】
図1は、本実施形態のネットワークの一部分の一例を示す図である。図1を参照すると、ネットワークには、スイッチやサーバ等のノード11と端末12とメディアコンバータ13が含まれている。ノード11と端末12とは、メディアコンバータ13を介して接続されている。
【0031】
ノード11のインタフェースと端末12のインタフェースは、接続されるケーブルの種類が互いに異なる。メディアコンバータ13はこれら異なるインタフェース間の変換を行う。
【0032】
図2は、メディアコンバータ13の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、メディアコンバータ13は、物理層部21,22を有している。物理層部21と物理層部22とは、MIIでクロス接続されている。
【0033】
物理層部21は、アナログディジタル変換器(ADC)211、ディジタルアナログ変換器(DAC)212、符号化部(PCS)213、管理パケット制御回路214,ループバックチェック回路215、バッファ216およびセレクタ217を有している。
【0034】
物理層部22は、プリアンブル検出回路221、バッファ222,223、パケット末尾検出回路(EOP検出回路)224、セレクタ225、アナログディジタル変換器(ADC)226、ディジタルアナログ変換器(DAC)227および符号化部(PCS)228を有している。
【0035】
ADC211は、ノード11からの信号をアナログからディジタルに変換する。
【0036】
DAC212は、ノード11への信号をディジタルからアナログに変換する。
【0037】
PCS213は、ノード11との間の回線インタフェースの信号と、物理層部21内の信号の間の符号化方式の変換を行う。
【0038】
管理パケット制御回路214は、ノード11からの管理パケットを受信し、管理パケットに従って処理を行い、自装置内の各種ステータス情報をj管理パケットでノード11に送信する。ノード11からの管理パケットには、メディアコンバータ13の状態を取得するためのものがある。管理パケット制御回路214は、状態取得の管理パケットを受信すると、ループバックチェック回路215によるループバック試験の結果であるループバックエラービットを含む各種状態情報を書き込んだ管理パケットをノード11に返送する。
【0039】
ループバックチェック回路215は、所定の周期で、物理層部22に対するループバック試験を行う。ループバック試験において、ループバックチェック回路215は、ノード11からのパケットのプリアンブルにループバックデータを挿入して物理層部22に送り、物理層部22にてパケットの間のIdle時間に折り返されたループバックデータを検出する。本実施形態のループバック試験はノード11と端末12の間で送受信するパケットのスループットを実質的に圧迫しないので、ループバックチェック回路215は周期を短くして頻繁にループバック試験を行うことができる。
【0040】
バッファ216は、管理パケット制御回路214からの管理パケットをノード11に送るために、管理パケット制御回路214からの制御に従って端末12からのパケットを一時蓄積する。
【0041】
セレクタ217は、管理パケット制御回路214からの制御に従って、バッファ216からのパケットまたは管理パケット制御回路214からのパケットのいずれかを選択してPCS213へ送る。
【0042】
プリアンブル検出回路221は、物理層部21からのパケットのプリアンブルを検出し、その中にループバックデータが含まれていれば、バッファ222に格納する。
【0043】
バッファ222は、ループバックデータを一時蓄積する。
【0044】
バッファ223は、バッファ222からのループバックデータをIdle時間に挿入するために、端末12からのパケットを一時蓄積する。
【0045】
EOP検出回路224は、バッファ222にループバックデータが蓄積されているときに、バッファ223からのパケットのパケットの末尾(以下、EOP(End of Packet)と称す)を検出すると、バッファ223からの次のパケットの読み出しを止め、Idle時間にバッファ222からループバックデータを挿入する。
【0046】
セレクタ225は、EOP検出回路224からの制御に従って、バッファ223からのパケットまたはバッファ222からのループバックデータのいずれかを選択し、物理層部21に送る。
【0047】
ADC226は、端末12からの信号をアナログからディジタルに変換する。
【0048】
DAC227は、端末12への信号をディジタルからアナログに変換する。
【0049】
PCS228は、端末12との間の回線インタフェースの信号と、物理層部22内の信号の間の符号化方式の変換を行う。
【0050】
図3は、物理層部21の管理パケット制御回路214およびループバックチェック回路215の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、管理パケット制御回路214は、管理パケット検出回路31、管理パケット生成回路32および管理パケット送信回路33を有している。また、ループバックチェック回路215は、ループバックビット付加回路34、ループバックデータチェック回路35およびループバックデータ検出回路36を有している。
【0051】
管理パケット検出回路31は、ノード11から受信されるパケットの中から管理パケットを検出すると、管理パケットの指示に従って処理を行う。管理パケット検出回路31は、その管理パケットを管理パケット生成回路32に送る。
【0052】
管理パケット生成回路32は、状態取得を指示する管理パケットを管理パケット検出回路31から受信すると、その管理パケットのヘッダを書き換えてノード11に返送可能なフォーマットにして一時蓄積する。また、管理パケット生成回路32は、ループバックチェック回路215から受信したループバックエラービットを管理パケットの特定領域に書き込む。ループバックエラービットとは、ループバックチェック回路215により行われたループバック試験の結果を示すビットである。ここでは、一例としてループバックエラービットが“0”のときループバック試験が正常に終了したことを示し、“1”のとき何らかの異常が起きたことを示す。
【0053】
管理パケット送信回路33は、管理パケット生成部32により生成され、ループバックエラービットが付加されたパケットがあるときに、バッファ216からのパケットのEOPを検出すると、バッファ216からのパケットの出力を止めて、管理パケットを送信する。
【0054】
ループバックデータ付加回路34は、ノード11から管理パケット検出回路34を介してパケットを受信しつつ、管理パケット検出回路31からループバック試験の指示を待つ。ループバックデータ付加回路34は、管理パケット検出回路31からループバック試験の指示を受けると、パケットの先頭(以下、SOP(Start of Packet)と称す)を検出し、その後ろのプリアンブルにループバックデータを上書きする。そして、ループバックデータ付加回路34は、ループバックデータをパケットに付加すると、その値と共に送信記録をループバックデータチェック回路35に通知する。
【0055】
図4は、本実施形態における物理層のパケットのフォーマットを示す図である。図4を参照すると、パケットは、SOPで始まり、次にプリアンブル(Preamble)があり、次に宛先アドレス(DA(Destination Address))、次に送信元アドレス(SA(Source Address))、次にペイロードがあり、最後にEOPがある。
【0056】
ループバックデータ検出回路36は、バッファ223からのパケットのEOPを検出すると、その後ろのIdle時間にループバックデータが挿入されているか否か検出する。ループバックデータ検出回路36は、ループバックデータを検出すると、それを取り出してループバックデータチェック回路35に通知する。また、ループバックデータ検出回路36は、ループバックデータが検出された部分をIdle時間を示すパターンに戻してバッファ216に送る。
【0057】
ループバックデータチェック回路35は、ルップバックデータ付加回路215から通知されたループバックデータと、ループバックデータ検出回路36から通知されたループバックデータが一致したとき、ループバックエラービットとして“0”を管理パケット生成回路32に通知する。それらが一致しなかったとき、または所定時間内にループバックデータを検出できなかったとき、ループバックデータ検出回路36は、ループバックエラービットとして“1”を管理パケット生成回路32に通知する。
【0058】
メディアコンバータ13のループバック試験における動作について説明する。
【0059】
まず、管理パケット制御回路214からループバック試験を指示されると、ループバックチェック回路215は管理パケット制御回路214からのパケットのプリアンブルの領域にループバックデータを書き込み、MIIを介してプリアンブル検出回路221に送り、送信記録を残す。ループバックデータは1ビットまたは2ビット以上のデータでありループバックチェック回路215が生成するものであっても、管理パケットによりノード11から指示されたものであってもよい。ループバックデータの例としては、1回送る毎に+1するインクリメントデータ、ランダムデータ、固定データなどが考えられる。
【0060】
プリアンブル検出回路221は、ループバックチェック回路215からのパケットのプリアンブルの領域にループバックデータを検出すると、ループバックデータをパケットから分離する。そして、プリアンブル検出回路221は、ループバックデータが挿入されていたパケットのプリアンブルを通常の値に戻してPCS228に送る。また、プリアンブル検出回路221は、ループバックデータをバッファ222に書き込む。
【0061】
バッファ222にループバックデータが書き込まれたとき、EOP検出回路224にバッファ223からのパケットが流れていれば、EOP検出回路224はそのパケットのEOPを検出する。EOPを検出すると、EOP検出回路224は、バッファ223からのパケットの読み出しを停止してIdle時間にバッファ222からループバックデータを読み出し、またセレクタ225を制御してループバックデータをループバックチェック回路215に送る。
【0062】
ループバックチェック回路215では、物理層部22から送られてくるパケット間のIdle時間のパターンを監視し、ループバックデータを受信するとそれを分離する。正常なループバックデータが所定の時間内に受信されると、ループバックチェック回路215は、管理パケットのループバックエラービットに“0”を書き込む。受信したループバックデータの値に異常があったとき、または所定時間内にループバックデータを受信しなかったとき、ループバックチェック回路215は、管理パケットのループバックエラービットに“1”を書き込む。そして、ループバックチェック回路215は、ループバックエラービットを書き込んだ管理パケットを管理パケット制御回路214に送る。以上により、メディアコンバータ13のループバック試験が終了する。
【0063】
メディアコンバータ13は、ループバック試験を所定の周期で繰り返している。
【0064】
ノード11のメディアコンバータ13の運用状態を確認するとき、管理者はノード13からメディアコンバータ13へ管理パケットを送信する。ノード11からの管理パケットは、メディアコンバータ13を宛先(DA)とし、各種動作をメディアコンバータ13に指示するものである。管理パケット制御回路214は、管理パケットを受信すると、他のパケットから分離し、宛先をノード11に変更して一時蓄積し、ループバックチェック回路215へは送らない。そして、管理パケット制御回路214は、一時蓄積した管理パケットにループバックエラービットを書き込んでノード11に送る。
【0065】
管理パケットをノード11に送るとき、管理パケット制御回路214は、パケットの切れ目でバッファ216からのパケットを停止させ、セレクタ217を制御して管理パケットを挿入する。
【0066】
本実施形態では、ループバックチェック回路215が周期的にループバック試験を行っており、ノード11から状態取得を指示されると、ループバックエラービットを管理パケットで返送する例をしめしたが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0067】
ループバックチェック回路215は周期的にループバック試験を行っていなくてもよい。メディアコンバータ13の管理パケット制御回路214がノード11からの管理パケットでループバック試験を指示されると、ループバックチェック回路215にループバック試験を指示し、その結果をノード11に返送するものであってもよい。
【0068】
また、ループバックチェック回路215は周期的にループバック試験を行っており、管理パケット制御回路214はループバックエラービットとして“1”が記録されると、ループバック試験結果の異常を示す管理パケットを自発的にノード11に送信してもよい。
【0069】
本実施形態のよれば、物理層部21と物理層部22が、MII上で、パケットのプリアンブルおよびIdle時間のパターンによりデータを送受信してループバック試験を行い、その結果が管理パケットによりノード11に送られるので、ノード11と端末12とのパケットの送受信に影響を与えずにノード11から、ノード11とメディアコンバータ13の間の回線、物理層部21およびMIIの正常性を確認することができる。
【0070】
また、物理層部21と物理層部22が、汎用のインタフェースであるMII上で通信を行うことにより、信号線を追加せずにループバック試験を実現しているので、物理層部21や物理層部22のPHY LSIは従来との互換性を保っており、また、信号ピンの数も増加しない。
【0071】
図5は、本発明の他の実施形態のメディアコンバータの構成を示すブロック図である。図5を参照すると、メディアコンバータ51は、物理層部52,53を有している。
【0072】
物理層部52は、ADC211、DAC212、PCS213、バッファ216、セレクタ217、管理パケット制御回路54、ループバックチェック回路55およびMIIレジスタ57を有している。
【0073】
物理層部53は、バッファ222,223、EOP検出回路224、セレクタ225、ADC226、DAC227、PCS228、プリアンブル検出回路56およびMIIレジスタ58を有している。
【0074】
ADC211、DAC212、PCS213、バッファ216、セレクタ217、バッファ222,223、EOP検出回路224、セレクタ225、ADC226、DAC227およびPCS228は図1のものと同じである。
【0075】
MIIレジスタ57,58は、物理層部52,53のそれぞれのMIIの動作を設定し、また状態を表示するためのレジスタである。PHY LSIのMIIレジスタ57,58は、通常は上位層部により制御されることが想定されているが、図5のメディアコンバータ51のような装置に用いられた場合は上位層から制御されることができない。
【0076】
図5のメディアコンバータ51は、MIIレジスタ57,58をノード11からの管理パケットによる命令で制御可能としたものである。
【0077】
管理パケット制御回路54は、図1に示されたものと同じ機能を有する他に、管理パケットにより指示された値をMIIレジスタ57に設定し、また、MIIレジスタ57の値を読み出して管理パケットでノード11に返送する。
【0078】
また、管理パケット制御回路54は、管理パケットにより指示された値をMIIレジスタ58に設定するために、ループバックチェック回路55に設定値を送り、また、MIIレジスタ58から読み出された値をループバックチェック回路55から受けて管理パケットでノード11に送る。
【0079】
ループバックチェック回路55は、図1に示されたものと同じ機能を有する他に、管理パケット制御回路54から通知された、MIIレジスタ58への設定値をプリアンブルに挿入する。また、ループバックチェック回路55は、端末13からのパケットの間のIdle時間に、プリアンブル検出回路56により挿入された、MIIレジスタ58から読み出された値を検出し、管理パケット制御回路54に送る。
【0080】
プリアンブル検出回路56は、図1に示されたものと同じ機能を有する他に、ループバックチェック回路55からプリアンブルに挿入された設定値を取り出し、MIIレジスタ58に設定する。また、プリアンブル検出回路56は、MIIレジスタ58から読み出した値を、物理層部52に送るために、バッファ222に書き込む。
【0081】
本実施形態によれば、ノード11からの管理パケットによる指示で管理パケット制御回路54がMIIレジスタ57を設定し、また、読み出した値を管理パケットでノード11に通知することができるので、ノード11からメディアコンバータ13のMIIレジスタ57を制御することができる。
【0082】
また、物理層部21と物理層部22が、MII上で、パケットのプリアンブルおよびIdle時間のパターンによりMIIレジスタ58への設定値およびMIIレジスタ58からの読み出し値を送受信することができ、プリアンブル検出回路56がMIIレジスタ58の設定および読み出しを行うことができるので、ノード11からメディアコンバータ13のMIIレジスタ58を制御することができる。
【0083】
また、物理層部52と物理層部53が、汎用のインタフェースであるMII上で通信を行うことにより、信号線を追加せずに遠隔制御を実現しているので、物理層部52や物理層部53のPHY LSIは従来との互換性を保っており、また、信号ピンの数も増加しない。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、第1の回路と第2の回路が、汎用インタフェース上で、パケットのプリアンブルおよびアイドル時間のパターンによりデータを送受信して通信を行うので、汎用インタフェースを用い、かつ、ユーザデータのパケットの送受信に影響を与えずに第1の回路と第2の回路とが通信することができる。
【0085】
また、第1の回路と第2の回路が、汎用インタフェース上で通信を行うことにより、信号線を追加せずにループバック試験を実現しているので、第1の回路や第2の回路のPHY LSIは従来との互換性を保っており、また、信号ピンの数も増加しない。
【0086】
また、本発明の通信装置は、第1の外部通信インタフェースで送受信する管理用パケットを、第1の回路と第2の回路の間に伝達することができるので、第1の外部通信インタフェースに接続された遠隔の通信装置から制御することができる。
【0087】
また、第1の回路と第2の回路が、汎用インタフェース上で、パケットのプリアンブルおよびアイドル時間のパターンによりデータを送受信してループバック試験を行うので、ユーザデータのパケットの送受信に影響を与えずに第1の回路および汎用インタフェースの正常性を確認することができる。
【0088】
また、第1の外部通信インタフェースに接続された装置から受信した管理用パケットに含まれた内容を第2の回路内のレジスタに設定することができるので、第2の回路内のレジスタを遠隔から設定することができる。
【0089】
また、第2の回路のレジスタ値が管理用パケットにより、第1の外部通信インタフェースに接続された装置に通知されるので、遠隔から第2の回路内のレジスタを読み出すことができる。
【0090】
また、第1の外部通信インタフェースに接続された装置から受信した管理用パケットに含まれた内容を第1の回路内のレジスタに設定することができる。
【0091】
また、第1の回路のレジスタ値が管理用パケットにより、第1の外部通信インタフェースに接続された装置に通知される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のネットワークの一部分の一例を示す図である。
【図2】メディアコンバータの構成を示すブロック図である。
【図3】物理層部の管理パケット制御回路およびループバックチェック回路の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態における物理層のパケットのフォーマットを示す図である。
【図5】本発明の他の実施形態のメディアコンバータの構成を示すブロック図である。
【図6】ネットワークの一部分の一例を示す図である。
【図7】従来のメディアコンバータの構成およびループバック試験中の様子を示す図である
【図8】従来のPHY LSIを1つ用いた装置の一般的な構成および物理層での折り返しの様子を示す図である。
【符号の説明】
11 ノード
12 端末
13 メディアコンバータ
21,22 物理層部
211 アナログディジタル変換器(ADC)
212 ディジタルアナログ変換器(DAC)
213 符号化部(PCS)
214 管理パケット制御回路
215 ループバックチェック回路
216 バッファ
217 セレクタ
211 プリアンブル検出回路
222,223 バッファ
224 パケット末尾検出回路(EOP検出回路)
225 セレクタ
226 アナログディジタル変換器(ADC)
227 ディジタルアナログ変換器(DAC)
228 符号化部(PCS)
31 管理パケット検出回路
32 管理パケット生成回路
33 管理パケット送信回路
34 ループバックビット付加回路
35 ループバックデータチェック回路
36 ループバックデータ検出回路
51 メディアコンバータ
52,53 物理層部
54 管理パケット制御回路
55 ループバックチェック回路
56 プリアンブル検出回路
57,58 MIIレジスタ

Claims (7)

  1. データをパケットにより送受信する通信装置であって、
    自装置内の所定の汎用インタフェースを有しており、該汎用インタフェースに送信するパケットのプリアンブルに管理データを挿入し、また、前記汎用インタフェースから受信するパケット間のアイドル時間に挿入された管理データを検出する第1の回路と、
    前記汎用インタフェースで前記第1の回路と接続されており、前記汎用インタフェースから受信したパケットのプリアンブルに挿入された管理データを検出し、また、前記汎用インタフェースに送信するパケット間のアイドル時間に管理データを挿入することにより前記第1の回路と通信する第2の回路を有し、
    前記第1の回路は、他の通信装置と接続される第1の外部通信インタフェースを更に有し、前記第1の外部通信インタフェースと前記汎用インタフェースの間の変換を行っており、前記第1の外部通信インタフェースから受信した管理用パケットを解析し、解析結果から前記汎用インタフェースへのパケットのプリアンブルに挿入する管理データを生成し、前記汎用インタフェースからのパケット間のアイドル時間で検出した管理データから生成した管理用パケットを前記第1の外部通信インタフェースに送信することにより、前記第1の外部通信インタフェースに接続された前記他の装置から制御されることを特徴とする通信装置。
  2. 前記第2の回路が、他の通信装置と接続される第2の外部通信インタフェースを更に有し、前記第2の外部通信インタフェースと前記汎用インタフェースの間の変換を行う回路であり、第1の回路と第2の回路とで前記第1の外部通信インタフェースと前記第2の外部通信インタフェースの間の変換を行うメディアコンバータを構成している、請求項記載の通信回路。
  3. 前記第1の回路が、前記管理データとして前記プリアンブルに挿入する前記管理データは試験データであり、前記第2の回路は、前記プリアンブルから検出した前記試験データを前記汎用インタフェースへのパケット間のアイドル時間に折り返し、前記第1の回路は、前記汎用インタフェースからのパケット間の前記アイドル時間に検出された試験データと、前記プリアンブルに挿入した前記試験データとを比較することによりループバック試験を行う、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記第1の外部通信インタフェースから受信した管理用パケットが前記第2の回路内のレジスタへの設定値を含むとき、前記第1の回路は該設定値を管理データとして前記プリアンブルに挿入し、前記第2の回路は前記プリアンブルから前記設定値を検出して前記レジスタに設定する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記第2の回路が前記レジスタから読み出した値を前記汎用インタフェースへのパケット間のアイドル時間に挿入し、前記第1の回路が前記アイドル時間で検出した値を管理用パケットで前記第1の外部通信インタフェースから送信する、請求項に記載の通信装置。
  6. 前記第1の回路は、他の通信装置と接続される第1の外部通信インタフェースを更に有し、前記第1の外部通信インタフェースと前記汎用インタフェースの間の変換を行っており、前記第1の外部通信インタフェースから受信した管理用パケットが前記第1の回路内のレジスタへの設定値を含むとき、前記第1の回路は、該設定値を前記レジスタに設定する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記第1の回路が前記第1の回路内のレジスタから読み出した値を管理用パケットで前記第1の外部通信インタフェースから送信する、請求項に記載の通信装置。
JP2001369764A 2001-12-04 2001-12-04 通信装置 Expired - Fee Related JP3646792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001369764A JP3646792B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001369764A JP3646792B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003169093A JP2003169093A (ja) 2003-06-13
JP3646792B2 true JP3646792B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=19179101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001369764A Expired - Fee Related JP3646792B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3646792B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4652245B2 (ja) * 2006-02-06 2011-03-16 富士通テレコムネットワークス株式会社 警報転送システム
KR100856196B1 (ko) 2007-01-03 2008-09-03 삼성전자주식회사 Tdd 방식의 광중계기에서 리모트 제어 방법 및 시스템
EP2198557B1 (en) * 2007-09-13 2014-04-23 Accedian Networks Inc. System for testing ethernet paths and links without impacting non-test traffic
JP2012227837A (ja) * 2011-04-21 2012-11-15 Hitachi Ltd 送受信監視方法および送受信監視装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003169093A (ja) 2003-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6862699B2 (en) Apparatus for testing functions of communication apparatus
US7408883B2 (en) Apparatus and method for performing a loopback test in a communication system
US7177325B2 (en) Operations, administration and maintenance (OAM) systems and methods for packet switched data networks
JPH11509703A (ja) 多数の媒体独立インターフェイス及び混合媒体接続を有する拡張可能な集積回路マルチポート中継装置コントローラ
US6400715B1 (en) Network address matching circuit and method
US7701861B1 (en) Physical layer and physical layer diagnostic system with reversed loopback test
JP2004320785A (ja) ネットワーク通信のテスト装置及び方法
US20020124110A1 (en) Media converter and link test technique using the same
US6839872B2 (en) Media converter and failure detection technique
US6741566B1 (en) Remote management ethernet network and device
US6944587B2 (en) Ethernet adapting apparatus
US20030021281A1 (en) Media converter and transmission system using the same
JP2009117920A (ja) 通信装置、通信方法および通信プログラム
US8705548B2 (en) Method and apparatus for the transmission of data via a bus network using the broadcast principle
JP3646792B2 (ja) 通信装置
EP1988470B1 (en) Network device and transmission method thereof
JP3861226B2 (ja) 集線装置及びそのリセット管理方法
US6560200B1 (en) Serial bus experimental apparatus
US6741558B1 (en) Method and apparatus for event detection in a switching system
JP2008210114A (ja) カード間通信を行う内部バス解析システム、その方法及びそのプログラム
JP3445443B2 (ja) 通信制御方法
WO2007040482A1 (en) Apparatus and method for performing a loopback test in a communication system
US20020188790A1 (en) Apparatus for converting 8-line/4-line ethernet into 2-line ethernet
JP4804680B2 (ja) データ転送用集積回路の評価装置
Depari et al. Multi-probe measurement instrument for real-time ethernet networks

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041216

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041216

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees