JPH05252165A - 衛星通信制御装置 - Google Patents

衛星通信制御装置

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JPH05252165A
JPH05252165A JP4046590A JP4659092A JPH05252165A JP H05252165 A JPH05252165 A JP H05252165A JP 4046590 A JP4046590 A JP 4046590A JP 4659092 A JP4659092 A JP 4659092A JP H05252165 A JPH05252165 A JP H05252165A
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area network
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Katsuhiro Wada
克弘 和田
Yoshitomo Sakado
美朝 坂戸
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Omron Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Omron Corp
Mitsubishi Electric Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LAN間の衛星通信を衛星通信の伝送制御を
意識することなくLANの伝送フレームごと行う。 【構成】 CPU43のDMAコントローラあるいは外
付けのDMAコントローラ51によりLANコントロー
ラ41よりSRAM47に対しLANの伝送フレームか
らプリアンブルとフレームチェックシーケンスを取り除
いたデータを転送し、このデータをSRAM47よりH
DLCコントローラ45へ転送し、またHDLCコント
ローラ45よりHDLCフレームの情報フィールドのデ
ータのみをSRAM47へ転送し、このデータをSRA
M47よりLANコントローラへ41へ転送し、HDL
Cコントローラ45は、SRAM47より転送されるデ
ータのすべてをHDCLフレームの情報フィールドに書
き込みむように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信制御装置に関
し、特に衛星通信回線を用いたローカルエリアネットワ
ーク間通信に用いられる衛星通信制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通信衛星、放送衛星等を中継機とする衛
星通信回線を用いてコンピュータ間のデータ通信を行う
ことは従来より行われており、これは、マルチアクセス
性、同報性、ネットワーク拡張性に優れている。
【0003】コンピュータ間の衛星通信回線を用いたデ
ータ通信は、伝送制御手順として、多くの場合、伝送効
率、信頼性が高いハイレベルデータリンク(HDLC)
を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】データの送信、受信を
行うコンピュータが各ローカルエリアにて構築されたロ
ーカルエリアネットワークの一つのノードである場合、
換言すれば、データ通信がローカルエリアネットワーク
間にて行われる場合は、ローカルエリアネットワーク内
にて、衛星通信に於ける伝送フレームとは別にコンピュ
ータ間のデータ伝送のための伝送フレームが存在する。
【0005】このような場合、データの送信、受信を行
う各ローカルエリアネットワークのアクセス方式が同一
ならば、ローカルエリアネットワークの伝送フレームご
とローカルエリアネットワーク間にて衛星通信すること
が、各ローカルエリアネットワークに於ける通信処理ロ
ードを低減するうえで有効である。
【0006】また通信衛星に於いては、各受信局は送信
局よりの伝送データを不必要なものも含めてすべて受信
するから、この受信データのすべてが無差別にローカル
エリアネットワークに取り込まれると、ローカルエリア
ネットワークのトラヒック量が増大し、種々の問題が生
じることになる。
【0007】本発明は、衛星通信によるローカルエリア
ネットワーク間通信に於ける上述の如き留意点、問題点
に着目してなされたものであり、大型装置を必要とする
ことなく、ローカルエリアネットワーク間の衛星通信
を、衛星通信の伝送制御を意識することなく、ローカル
エリアネットワークの伝送フレームごと行うことがで
き、また必要な受信データのみをローカルエリアネット
ワークへ転送することができるローカルエリアネットワ
ーク・衛星通信送受信局間アダプタとしての衛星通信制
御装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、ローカルエリアネットワークコントローラ
と、ハイレベルデータリンクコントローラと、メモリ
と、ダイレクトメモリアクセスコントローラとを有し、
前記ダイレクトメモリアクセスコントローラは、前記ロ
ーカルエリアネットワークコントローラより前記メモリ
に対しローカルエリアネットワークの伝送フレームから
プリアンブルとフレームチェックシーケンスを取り除い
たデータを転送し、且つ当該データを前記メモリより前
記ハイレベルデータリンクコントローラへ転送すること
と、前記ハイレベルデータリンクコントローラよりハイ
レベルデータリンクのフレームの情報フィールドのデー
タのみを前記メモリへ転送し、且つ当該データを前記メ
モリより前記ローカルエリアネットワークコントローラ
へ転送することとを行うよう構成され、前記ハイレベル
データリンクコントローラは、前記メモリより転送され
るデータのすべてを情報フィールドに書き込み、これに
フラグとディスティネーションアドレスとフレームチェ
ックシーケンスとを付加してハイレベルデータリンクの
フレームを生成し、当該フレームを衛星通信送信局へ出
力し、また衛星通信受信局よりハイレベルデータリンク
のフレームを入力するよう構成され、前記ローカルエリ
アネットワークコントローラは、前記メモリより転送さ
れるデータにプリアンブルとフレームチェックシーケン
スとを付加してローカルエリアネットワークの伝送フレ
ームを生成し、当該フレームをローカルエリアネットワ
ークに対して出力し、またローカルエリアネットワーク
よりローカルエリアネットワークの伝送フレームを入力
するよう構成されていることを特徴とする衛星通信制御
装置によって達成される。
【0009】また上述の如き目的を達成するため、本発
明による衛星通信制御装置に於いては、前記ハイレベル
データリンクコントローラは、ハイレベルデータリンク
のフレームが保有しているディスティネーションアドレ
スフィールドに情報サービスの種別を示すサービス識別
コードを書き込む機能を有していてよい。
【0010】また上述の如き目的を達成するため、本発
明による衛星通信制御装置に於いては、前記ハイレベル
データリンクコントローラは、ハイレベルデータリンク
のフレームが保有しているディスティネーションアドレ
スフィールドに書き込まれたサービス識別コードを識別
し、特定のサービス識別コードを付与されているフレー
ムのみを取り込み処理するよう構成されていてよい。
【0011】
【作用】上述の如き構成によれば、衛星通信によるロー
カルエリアネットワーク間のデータ通信に際して、ロー
カルエリアネットワークと衛星通信送信局あるいは衛星
通信受信局間にて各々適合するプロトコル変換が自動的
になされ、ローカルエリアネットワークの伝送フレーム
ごとハイレベルデータリンクによる衛星通信が行われ、
各ローカルエリアネットワークに対してローカルエリア
ネットワークの伝送フレームを授受することになる。
【0012】またデータ送信側にてハイレベルデータリ
ンクのフレームのディスティネーションアドレスフィー
ルドに情報サービスの種別を示すサービス識別コードを
書き込むことが行われ、データ受信側はこのディスティ
ネーションアドレスフィールドに書き込まれたサービス
識別コードを識別し、特定のサービス識別コードを付与
されているフレームのみを取り込み処理する。
【0013】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0014】図1は本発明による衛星通信制御装置を用
いた通信システムの全体構成の一例を示している。ロー
カルエリアネットワークは符号1と3により示されてい
る如く、少なくとも二つ存在する。ローカルエリアネッ
トワーク1と3には各々LAN伝送路5によりワークス
テーション7が接続されている。ローカルエリアネット
ワーク1、3のアクセス方式は、例えばCSMA/CD
であるイーサネットであってよく、この場合のローカル
エリアネットワーク1、3の伝送フレーム(LANフレ
ーム)は、図3の(a)、(c)に示されている如きイ
ーサネットフレームとなる。イーサネットフレームは、
イーサネット同期フラグとしての8バイトのプリアンブ
ルと、相手局を示す6バイトのディスティネーションア
ドレスと、自局を示す6バイトのソースアドレスと、2
バイトのタイプフィールドと、46〜1500バイトの
データフィールドと、フレームチェックシーケンスとを
順に有している。
【0015】各LAN伝送路5にはローカルエリアネッ
トワーク・衛星通信送受信局間アダプタとしての衛星通
信制御装置9が接続され、衛星通信制御装置9には衛星
通信送信局11あるいは衛星通信受信局13がRS44
9等の入出力インタフェース10により接続されてい
る。この場合、ローカルエリアネットワーク1の衛星通
信制御装置9には衛星通信送信局11が接続されてロー
カルエリアネットワーク1がホストになり、ローカルエ
リアネットワーク3の衛星通信制御装置9には衛星通信
受信局13が接続されてローカルエリアネットワーク3
がローカルになる。
【0016】また衛星通信制御装置9には各種パラメー
タ設定とステータス監視のためのコントロール端末機1
5がRS232C等の入出力インタフェース14により
接続されている。
【0017】衛星通信送信局11は、符号器17と、変
調器19と、周波数変換器21と、増幅器23と、アン
テナ部25とを有し、符号器17に衛星通信制御装置9
より送信データを与えられ、アンテナ部25より通信衛
星27に対して電波を発信するようになっている。
【0018】衛星通信受信局13は、復号器29と、復
調器31と、増幅器33と、アンテナ部35とを有し、
アンテナ部35にて通信衛星27よりの電波を受信し、
受信データを復号器29より衛星通信制御装置9へ出力
するようになっている。
【0019】ローカルエリアネットワーク1のワークス
テーション7とローカルエリアネットワーク3のワーク
ステーション7は、ISDN、DDX、専用回線等によ
る地上通信網28により通信可能に接続されており、衛
星通信回線による伝送エラー等の応答は地上通信網28
により行われるようになっている。
【0020】図2は衛星通信制御装置9の具体的構成例
を示している。衛星通信制御装置9は、イーサネットに
よるLAN伝送路5との接続のためのイーサネットトラ
ンシーバ37と、イーサネットシリアル通信コントロー
ラ39と、ローカルエリアネットワークコントローラ
(以下、LANコントローラ)41と、DAMコントロ
ーラを内蔵したCPU43と、ハイレベルデータリンク
コントローラ(以下、HDLCコントローラ)45と、
メモリとしてのSRAM47と、送信制御と受信制御の
ための各々のプログラムを書き込まれたROM49と、
外付けのダイレクトメモリアクセスコントローラ(以
下、DMAコントローラ)51と、入出力インタフェー
ス10による衛星通信送信局11あるいは衛星通信受信
局13との接続のためのトランシーバ53と、入出力イ
ンタフェース14によるコントロール端末機15との接
続のためのトランシーバ55とを有している。
【0021】イーサネットシリアル通信コントローラ3
9は、衛星通信制御装置9がローカルエリアネットワー
クに於ける一つのノードとして機能すべく、イーサネッ
トに於けるキャリヤの衝突を監視すると共に、受信デー
タをマンチェスタ符号に符号化してイーサネットトラン
シーバ37へ転送するようになっている。
【0022】LANコントローラ41は、送信モードに
於いてはイーサネットシリアル通信コントローラ39よ
りイーサネットフレームを取り込み、受信モードに於い
てはSRAM47より転送されるデータにプリアンブル
とフレームチェックシーケンスとを付加して上述の如き
イーサネットフレームを生成し、当該イーサネットフレ
ームをイーサネットシリアル通信コントローラ39へ出
力するよう構成されている。
【0023】CPU43は発振器59より動作クロック
を与えられて動作し、CPU43が内蔵しているDMA
コントローラは、LANコントローラ41とSRAM4
7との間のデータ転送を制御するようになっており、送
信モードに於いてはLANコントローラ41よりSRA
M47に対しイーサネットフレームからプリアンブルと
フレームチェックシーケンスを取り除いたデータを転送
し、受信モードに於いてはSRAM47より同等のデー
タをLANコントローラ41へ転送するようになってい
る。
【0024】また外付けのDMAコントローラ51は、
HDLCコントローラ45とSRAM47との間のデー
タ転送を制御するようになっており、送信モードに於い
てはSRAM47よりデータをHDLCコントローラ4
5へ転送し、受信モードに於いてはHDLCコントロー
ラ45よりハイレベルデータリンクのフレームの情報フ
ィールドのデータのみをSRAM47へ転送するように
なっている。
【0025】HDLCコントローラ45は、発振器59
が発生する動作クロックを1/2分周器61を介して与
えられて動作し、送信モードに於いてはSRAM47よ
り転送されるデータのすべてをそのままそっくり情報フ
ィールドに書き込み、これにフラグとディスティネーシ
ョンアドレスとフレームチェックシーケンスとを付加し
て図3(b)に示されている如きハイレベルデータリン
クのフレーム(以下、HDLCフレーム)を生成し、こ
のHDLCフレームをトランシーバ53より衛星通信送
信局11へ出力し、受信モードに於いては衛星通信受信
局13よりのHDLCフレームをレシーバ53より入力
するよう構成されている。
【0026】尚、衛星通信に於いては、伝送に時間がか
かり、またこの衛星通信は単方向の1:N通信であるこ
とから、再送要求を行わないから、ここで使用されるハ
イレベルデータリンクに於いては、番号管理は不必要で
あり、このことからHDLCフレームに於ける制御フィ
ールドは省略されてよい。
【0027】CPU43にはパラレルポート部65が接
続されており、パラレルポート部65にはディプスイッ
チ67とLEDドライバ69と数字表示用LEDドライ
バ71とが接続され、更にLEDドライバ69には正常
動作表示用と伝送誤り発生表示用のLED73が接続さ
れ、また数字表示用LEDドライバ71には数字表示L
ED75が接続されている。
【0028】ディプスイッチ67は、衛星通信制御装置
9を送信用あるいは受信用の何れかに設定することと、
コントロール端末機15の接続のための入出力インタフ
ェース14の転送レート、パリティ等の設定と、サービ
ス識別コードの設定に用いられ、パラレルポート部65
を介してCPU43に直接アクセスするようになってい
る。このディプスイッチ67によるサービス識別コード
の設定は複数個に亘って行われ得るようになっている。
【0029】CPU43が読み取ったサービス識別コー
ドはHDLCコントローラ45のディスティネーション
アドレスレジスタに設定され、送信モードに於いてはH
DLCコントローラ45によりHDLCフレームのディ
スティネーションアドレスに書き込まれるようになって
いる。またCPU43が読み取ったサービス識別コード
は数字表示用LEDドライバ71に転送され、その値は
数字表示LED75に表示されるようになっている。
【0030】また上述の如くHDLCコントローラ45
のディスティネーションアドレスレジスタにディスティ
ネーションアドレスに代えてサービス識別コードが設定
されることにより、HDLCコントローラ45は、受信
モードに於いては、HDLCフレームのディスティネー
ションアドレスに書き込まれているサービス識別コード
を識別し、設定サービス識別コードと同一のサービス識
別コードがディスティネーションアドレスに書き込まれ
ているHDLCフレームのみ取り込み処理するようにな
る。
【0031】上述の如くHDLCフレームのディスティ
ネーションアドレスにディスティネーションアドレスに
代えてサービス識別コードを入れ、HDLCフレームの
ディスティネーションアドレスをアドレス情報のフィー
ルドとして使用しないのは、HDLCフレームの情報フ
イールドに入れられたイーサネットフレームがディステ
ィネーションアドレスを保有し、これがアドレス情報と
して活用されるからである。
【0032】尚、サービス識別コードの設定、また衛星
通信制御装置9の送受信モード設定、コントロール端末
機15の接続のための入出力インタフェース14の転送
レート、パリティ等の設定は、ディプスイッチ67以外
に、コントロール端末機15、ローカルネットワーク
1、3に接続されているワークステーション7より行う
ことも可能である。
【0033】サービス識別コードは、電子カタログ情
報、新製品情報、商品販売情報、住宅情報、株式情報、
チケット予約情報、旅行案内情報、ニュース、電子会議
等の情報サービスの種別を示すものであってよい。
【0034】またこのサービス識別コードにはマネージ
メント情報コードが含まれており、これはシステム管理
のために、送信局が全受信局に対して一斉に送信する情
報のためのものであり、このシステム管理のマネージメ
ント情報には、トラブル発生によるデータ送信中止、復
旧によるデータ送信再開等がある。マネージメント情報
の中には送信局が受信局数を調査するために、全受信局
が送信に対して地上通信網28により応答信号を送れと
云う命令もある。送信局は、この受信局数の調査により
伝送誤り率を検出でき、この調査は定期的に行われれば
よい。
【0035】データ送信の場合、ワークステーション7
よりLAN伝送路5、イーサネットトランシーバ37、
イーサネットシリアル通信コントローラ39を経てLA
Nコントローラ41に入力されたイーサネットフレーム
のうちディスティネーションアドレスとソースアドレス
とタイプフィールドとデータフィールドとが、CPU4
3が内蔵しているDMAコントローラによりSRAM4
7へ順に転送される。
【0036】次にCPU43は現在設定されているサー
ビス識別コードをHDLCコントローラ45のディステ
ィネーションアドレスレジスタに書き込み、DMAコン
トローラ51によりSRAM47が保有しているデー
タ、即ちイーサネットフレームのディスティネーション
アドレスとソースアドレスとタイプフィールドとデータ
フィールドとがHDLCコントローラ45へ順に転送さ
れる。
【0037】HDLCコントローラ45は、SRAM4
7よりのデータの先頭部にHDLCフラグを付加すると
共にディスティネーションアドレスレジスタに書き込ま
れているサービス識別コードを書かれたディスティネー
ションアドレスを付加し、またそのデータの終部にCR
C等によるフレームチェックシーケンスとHDLCフラ
グを付加してHDLCフレームを生成する。
【0038】このHDLCフレームは送信データとして
トランシーバ53へ送られ、トランシーバ53によりT
TLレベルより入出力インタフェース10の電気的レベ
ルに変換されて衛星通信送信局11へ転送される。
【0039】送信データの衛星通信送信局11に対する
転送は衛星通信送信局11よりの転送クロックに同期し
て行われる。このことにより衛星通信制御装置9は衛星
通信回線のデータ通信速度に依存することなく動作す
る。
【0040】尚、送信データがない場合は、HDLCコ
ントローラ45は”1”を出力する。
【0041】データ受信の場合、HDLCコントローラ
45は受信データを衛星通信受信局13よりトランシー
バ53を介して衛星通信受信局13よりの転送クロック
に同期して取り込む。この受信データはHDLCフレー
ムによるものであり、HDLCコントローラ45は、先
ず、受信したHDLCフレームのディスティネーション
アドレスに記載されたサービス識別コードがHDLCコ
ントローラ45のディスティネーションアドレスレジス
タに書き込まれているサービス識別コードと一致するか
否かを判別し、これが一致しなければ、データの取り込
みを止めてデータを破棄する。サービス識別コードが一
致すれば、HDLCフレームの情報フィールドのデータ
のみがDMAコントローラ51によりHDLCコントロ
ーラ45よりSRAM47へ転送される。
【0042】尚、この時にHDLCフレームのフレーム
チェックシーケンスによる伝送誤り検出が行われ、伝送
誤りが検出された場合は、情報フィールドのデータは破
棄し、これのSRAM47への転送は行われない。伝送
誤りが生じた場合、受信局は再送要求をせず、ワークス
テーション7の上位通信プロトコルがフレーム抜けを検
出し、地上通信網28を用いて要求を行う。
【0043】また伝送誤りが生じた場合には、その伝送
誤りの発生時刻、頻度がSRAM47に記録され、これ
はコントロール端末機15、あるいはワークステーショ
ン7にてモニタ、集計することが可能になる。
【0044】HDLCフレームの情報フィールドのデー
タがHDLCコントローラ45よりSRAM47へ転送
されると、次にCPU43が内蔵しているDMAコント
ローラにより情報フィールドのデータがSRAM47よ
りLANコントローラ41へ転送される。
【0045】LANコントローラ41は、SRAM47
よりのデータの先頭部にプリアンブルを付加すると共に
そのデータの終部にCRC等によるフレームチェックシ
ーケンスを付加してイーサネットフレームを生成し、こ
れをシリアル通信コントローラ39へ転送する。シリア
ル通信コントローラ39は、受信データをマンチェスタ
符号に符号化し、これをトランシーバ37へ転送する。
トランシーバ53は、それをTTLレベルよりイーサネ
ットの電気的レベルに変換してLAN伝送路5へ送り出
す。
【0046】上述の如きフロー制御により、イーサネッ
トに於けるデータ転送速度とRS449等によるシリア
ルな入出力インタフェース10に於けるデータ転送速度
の違いが吸収される。
【0047】イーサネットによるデータ伝送路上に於け
るデータ伝送誤りに対しては、誤り制御が必要である。
上述の如きシステムに於いては、イーサネットフレーム
に通し番号を付け、受信側より伝送誤り通知が発っせら
れない限り、連続して所定数までのフレームを伝送でき
るようにする。この連続して伝送できる最大フレーム数
は最大アウトスタンディングフレーム数と云われる。送
信側より最大アウトスタンディングフレーム数に亘るフ
レームを誤りなく伝送し終えると、受信側より送信側に
誤りなくデータを受信したと云う確認応答(ACK)信
号がくるまで、次のフレーム伝送を停止し、確認応答信
号の受信を確認してから、次のフレーム伝送が再開され
ればよい。
【0048】イーサネットに於けるデータ転送速度はR
S449等によるシリアルな入出力インタフェース10
に於けるデータ転送速度に比して高速であるから、ワー
クステション7より衛星通信制御装置9への伝送フレー
ムの送信時には上述の如き誤り制御が必要である。この
場合、データ伝送の高速化のために、最大アウトスタン
ディングフレーム数を多くし、衛星通信制御装置9に於
ける通信バッファの容量を比較的大きくしておくことが
好ましい。尚、衛星通信制御装置9よりワークステショ
ン7への伝送フレームの送信時には、最大アウトスタン
ディングフレーム数はさぼど大きい値に設定される必要
はない。
【0049】上述の如き衛星通信に於いては、HDLC
フレームが用いられているから、衛星通信が単なる伝送
路で、データをそのまま垂れ流しするもので、伝送デー
タが存在する時と存在しない時との区別が付きにくかっ
ても、伝送データの有無が受信側にて容易に検出され、
受信側にて無駄な動作、トラヒックを発生させなくて済
むようになる。またHDLCフレームの使用により、受
信側の最終段階にて誤り検出符号により伝送誤りを検出
することが可能になる。
【0050】尚、上述の如き本発明による衛星通信制御
装置が適用される衛星通信回線は通信衛星によるディジ
タル衛星通信によるものに限定されることはなく、この
衛星通信制御装置が適用される衛星通信回線は放送衛星
によるQPSK−FM方式のフォーマットの独立データ
部を利用したものであってもよい。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による衛星通信制御装置によれば、衛星通信によるロー
カルエリアネットワーク間のデータ通信に際して、ロー
カルエリアネットワークと衛星通信送信局あるいは衛星
通信受信局間にて各々適合するプロトコル変換、即ちイ
ーサネットの如きローカルエリアネットワークの伝送フ
レームとハイレベルデータリンクのフレームとの変換が
自動的になされ、ローカルエリアネットワークの伝送フ
レームごとハイレベルデータリンクによる衛星通信が行
われるから、各ローカルエリアネットワークはローカル
エリアネットワークの伝送フレームを授受することにな
り、大型装置を必要とすることなく、ローカルエリアネ
ットワーク間の衛星通信が衛星通信の伝送制御を意識す
ることなく効率よく行われるようになる。
【0052】またデータ送信側にてハイレベルデータリ
ンクのフレームのディスティネーションアドレスフィー
ルドに情報サービスの種別を示すサービス識別コードを
書き込むことが行われ、このことにより一台の送信用ワ
ークステーションより異なるサービスのデータを同時に
送信することがてきるようになり、また送信局が複数個
存在する場合は、各送信局より固有のサービス識別コー
ドをもつデータを、衛星チャンネルを時分割して利用す
ることにより、送信することが可能になる。またデータ
受信側はハイレベルデータリンクのフレームのディステ
ィネーションアドレスフィールドに書き込まれたサービ
ス識別コードを識別し、特定のサービス識別コードを付
与されているフレームのみを取り込み処理することによ
り、必要な受信データのみをローカルエリアネットワー
クへ転送することができるようになり、ローカルエリア
ネットワークのトラヒック量が不必要に増大することが
回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衛星通信制御装置を用いた通信シ
ステムの全体構成の一例を示す概略構成図。
【図2】本発明による衛星通信制御装置の具体的構成例
を示すブロック線図。
【図3】本発明による衛星通信制御装置に用いられるデ
ータ伝送のフレーム構成を示す説明図。
【符号の説明】
1 ローカルエリアネットワーク 3 ローカルエリアネットワーク 5 LAN伝送路 7 ワークステーション 9 衛星通信制御装置 11 衛星通信送信局 13 衛星通信受信局 15 コントロール端末機 41 ローカルエリアネットワークコントローラ(LA
Nコントローラ) 43 CPU 45 ハイレベルデータリンクコントローラ(HDLC
コントローラ) 47 SRAM 51 ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMA
コントローラ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルエリアネットワークコントロー
    ラと、ハイレベルデータリンクコントローラと、メモリ
    と、ダイレクトメモリアクセスコントローラとを有し、 前記ダイレクトメモリアクセスコントローラは、前記ロ
    ーカルエリアネットワークコントローラより前記メモリ
    に対しローカルエリアネットワークの伝送フレームから
    プリアンブルとフレームチェックシーケンスを取り除い
    たデータを転送し、且つ当該データを前記メモリより前
    記ハイレベルデータリンクコントローラへ転送すること
    と、前記ハイレベルデータリンクコントローラよりハイ
    レベルデータリンクのフレームの情報フィールドのデー
    タのみを前記メモリへ転送し、且つ当該データを前記メ
    モリより前記ローカルエリアネットワークコントローラ
    へ転送することとを行うよう構成され、 前記ハイレベルデータリンクコントローラは、前記メモ
    リより転送されるデータのすべてを情報フィールドに書
    き込み、これにフラグとディスティネーションアドレス
    とフレームチェックシーケンスとを付加してハイレベル
    データリンクのフレームを生成し、当該フレームを衛星
    通信送信局へ出力し、また衛星通信受信局よりハイレベ
    ルデータリンクのフレームを入力するよう構成され、 前記ローカルエリアネットワークコントローラは、前記
    メモリより転送されるデータにプリアンブルとフレーム
    チェックシーケンスとを付加してローカルエリアネット
    ワークの伝送フレームを生成し、当該フレームをローカ
    ルエリアネットワークに対して出力し、またローカルエ
    リアネットワークよりローカルエリアネットワークの伝
    送フレームを入力するよう構成されている、 ことを特徴とする衛星通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ハイレベルデータリンクコントロー
    ラは、ハイレベルデータリンクのフレームが保有してい
    るディスティネーションアドレスフィールドに情報サー
    ビスの種別を示すサービス識別コードを書き込む機能を
    有していることを特徴とする請求項1に記載の衛星通信
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ハイレベルデータリンクコントロー
    ラは、ハイレベルデータリンクのフレームが保有してい
    るディスティネーションアドレスフィールドに書き込ま
    れたサービス識別コードを識別し、特定のサービス識別
    コードを付与されているフレームのみを取り込み処理す
    るよう構成されていることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の衛星通信制御装置。
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