JP2003198130A - セラミック多層基板の製造方法 - Google Patents
セラミック多層基板の製造方法Info
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- JP2003198130A JP2003198130A JP2001396390A JP2001396390A JP2003198130A JP 2003198130 A JP2003198130 A JP 2003198130A JP 2001396390 A JP2001396390 A JP 2001396390A JP 2001396390 A JP2001396390 A JP 2001396390A JP 2003198130 A JP2003198130 A JP 2003198130A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歩留まりが良く、信頼性が向上したセラミッ
ク多層基板の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 上記目的の達成のため本発明では、セラ
ミック基板2上に導体パターン1を凹版印刷によって形
成し、少なくとも前記導体パターン1の上に絶縁層21
を形成するセラミック多層基板の製造方法において、特
に、導電性ペースト充填後の凹版の表面の残渣を除去す
る工程と焼成された導体パターンを化学的に湿式エッチ
ングし、その後洗浄する工程を加えるものである。
ク多層基板の製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 上記目的の達成のため本発明では、セラ
ミック基板2上に導体パターン1を凹版印刷によって形
成し、少なくとも前記導体パターン1の上に絶縁層21
を形成するセラミック多層基板の製造方法において、特
に、導電性ペースト充填後の凹版の表面の残渣を除去す
る工程と焼成された導体パターンを化学的に湿式エッチ
ングし、その後洗浄する工程を加えるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品を実装する
セラミック多層基板の製造方法に関する。
セラミック多層基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化が進んでおり、
それに伴って電子機器内で使用される電子部品の小型化
についてもとどまるところを知らない。電子部品を実装
するセラミック多層基板についても同様であり、回路を
形成する導体やビアホールの微細化技術あるいは、多層
化技術により一層の高密度配線を実現する方向にある。
それに伴って電子機器内で使用される電子部品の小型化
についてもとどまるところを知らない。電子部品を実装
するセラミック多層基板についても同様であり、回路を
形成する導体やビアホールの微細化技術あるいは、多層
化技術により一層の高密度配線を実現する方向にある。
【0003】この従来技術として特開平11−1216
45号公報に凹版転写工法でセラミック多層基板の製造
方法が紹介されている。この従来のセラミック多層基板
の製造方法を図14によって説明する。
45号公報に凹版転写工法でセラミック多層基板の製造
方法が紹介されている。この従来のセラミック多層基板
の製造方法を図14によって説明する。
【0004】可とう性樹脂基材の表面に1層目の導体パ
ターンに対応するパターンで溝加工、つまり凹版の作成
を行い(A)、その溝に導電性ペーストを充填し
(B)、脱泡及び乾燥する工程(C)と、セラミック基
板への接着層の形成工程(D)と、凹版とセラミック基
板とを所定の範囲の熱及び圧力を加えることによって貼
り合わせる工程(E)と、凹版をセラミック基板から剥
離して導電性ペーストのパターンをセラミック基板上に
転写し(F)、焼成(G)して1層目の導体パターンを
形成する工程と、1層目の導体パターンの上に絶縁層を
印刷形成する工程(H)と、この絶縁層を乾燥し焼成す
る工程(I)と、その絶縁層を研磨してビア部を露出さ
せる工程(J)と、さらにその絶縁層の上に2層目の導
体パターンを印刷形成する工程(K)によって高密度の
セラミック多層基板が作成されている。
ターンに対応するパターンで溝加工、つまり凹版の作成
を行い(A)、その溝に導電性ペーストを充填し
(B)、脱泡及び乾燥する工程(C)と、セラミック基
板への接着層の形成工程(D)と、凹版とセラミック基
板とを所定の範囲の熱及び圧力を加えることによって貼
り合わせる工程(E)と、凹版をセラミック基板から剥
離して導電性ペーストのパターンをセラミック基板上に
転写し(F)、焼成(G)して1層目の導体パターンを
形成する工程と、1層目の導体パターンの上に絶縁層を
印刷形成する工程(H)と、この絶縁層を乾燥し焼成す
る工程(I)と、その絶縁層を研磨してビア部を露出さ
せる工程(J)と、さらにその絶縁層の上に2層目の導
体パターンを印刷形成する工程(K)によって高密度の
セラミック多層基板が作成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の製造方法は導体パターン幅(Lとする)や導体パ
ターン間隔(Sとする)をさらに狭くした時に、具体的
にはL/S=20μm/20μmよりも狭くした時に、
以下の問題点を有している。 可とう性樹脂基材が樹脂製であるため、上記凹版の
溝間隔が狭くなる程ペースト充填時のスキージによる応
力により、溝が変形しやすくなり、その結果凹版を何度
も再利用する場合に凹版の耐久性が低下するという問題
点を有する。 凹版の溝間隔が狭くなる程ペースト充填時の凹版表
面へのわずかな導体ペースト残渣が導体パターン間のシ
ョートもしくは、導体パターン間の絶縁性の低下を引き
起こし、その結果信頼性が低下するという問題点を有す
る。 凹版の溝間隔が狭くなる程、つまり導体パターン間
隔が狭くなる程、気泡を巻き込むことなく絶縁ペースト
を導体パターンの上に印刷することが非常に困難とな
り、その結果信頼性が低下するという問題点を有する。 凹版の溝幅が狭くなる程、つまり導体パターン幅が
狭くなる程、上述の凹版とセラミック基板とを貼り合わ
せる工程において凹版とセラミック基板に加える圧力ム
ラが発生した場合、セラミック基板が破損しやすく、ま
た導体パターンの転写歩留まりが悪化するという問題点
を有する。
従来の製造方法は導体パターン幅(Lとする)や導体パ
ターン間隔(Sとする)をさらに狭くした時に、具体的
にはL/S=20μm/20μmよりも狭くした時に、
以下の問題点を有している。 可とう性樹脂基材が樹脂製であるため、上記凹版の
溝間隔が狭くなる程ペースト充填時のスキージによる応
力により、溝が変形しやすくなり、その結果凹版を何度
も再利用する場合に凹版の耐久性が低下するという問題
点を有する。 凹版の溝間隔が狭くなる程ペースト充填時の凹版表
面へのわずかな導体ペースト残渣が導体パターン間のシ
ョートもしくは、導体パターン間の絶縁性の低下を引き
起こし、その結果信頼性が低下するという問題点を有す
る。 凹版の溝間隔が狭くなる程、つまり導体パターン間
隔が狭くなる程、気泡を巻き込むことなく絶縁ペースト
を導体パターンの上に印刷することが非常に困難とな
り、その結果信頼性が低下するという問題点を有する。 凹版の溝幅が狭くなる程、つまり導体パターン幅が
狭くなる程、上述の凹版とセラミック基板とを貼り合わ
せる工程において凹版とセラミック基板に加える圧力ム
ラが発生した場合、セラミック基板が破損しやすく、ま
た導体パターンの転写歩留まりが悪化するという問題点
を有する。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解決したセ
ラミック多層基板の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
ラミック多層基板の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、セラミック基板上
に第1導体パターンを凹版印刷によって形成し、第1導
体パターンの上に絶縁層を形成するセラミック多層基板
の製造方法であって、(a)可とう性樹脂基材の表面に
第1導体パターンに対応するパターンで第1の溝を形成
し、又第1導体パターンのビア部に対応するパターンで
第2の溝を第1の溝よりも深く形成した凹版を製造する
工程と、(b)この第1および第2の溝に導電性ペース
トを充填し、脱泡及び乾燥する工程と、(c)前記工程
(b)で乾燥された導電性ペーストの乾燥による体積減
少分を補うために追加の導電性ペーストを再充填し、再
脱泡及び再乾燥する工程を所定の回数を繰り返す工程
と、(d)前記導電性ペーストを充填後の凹版の表面に
残存する導体残渣を除去する工程と、(e)この凹版と
セラミック基板とを所定の範囲の熱及び圧力を加えるこ
とによって貼り合わせる工程と、(f)この凹版をセラ
ミック基板から剥離して、導電性ペーストのパターンを
セラミック基板上に転写し、第1導体パターンを形成す
る工程と、(g)少なくとも第1導体パターンの上に第
1絶縁層を印刷形成する工程と、(h)第1絶縁層の上
に第2導体パターンを印刷形成する工程と、(i)前記
工程(f)後の第1導体パターンと前記工程(h)後の
第2導体パターンの少なくとも一方を化学的に湿式エッ
チングし、その後洗浄する工程と、を備えたセラミック
多層基板の製造方法であり、配線密度が高く、極めて導
体パターンの線間が狭くとも、製造歩留まりが高く、信
頼性の高いセラミック多層基板が可能となる。
に本発明の請求項1に記載の発明は、セラミック基板上
に第1導体パターンを凹版印刷によって形成し、第1導
体パターンの上に絶縁層を形成するセラミック多層基板
の製造方法であって、(a)可とう性樹脂基材の表面に
第1導体パターンに対応するパターンで第1の溝を形成
し、又第1導体パターンのビア部に対応するパターンで
第2の溝を第1の溝よりも深く形成した凹版を製造する
工程と、(b)この第1および第2の溝に導電性ペース
トを充填し、脱泡及び乾燥する工程と、(c)前記工程
(b)で乾燥された導電性ペーストの乾燥による体積減
少分を補うために追加の導電性ペーストを再充填し、再
脱泡及び再乾燥する工程を所定の回数を繰り返す工程
と、(d)前記導電性ペーストを充填後の凹版の表面に
残存する導体残渣を除去する工程と、(e)この凹版と
セラミック基板とを所定の範囲の熱及び圧力を加えるこ
とによって貼り合わせる工程と、(f)この凹版をセラ
ミック基板から剥離して、導電性ペーストのパターンを
セラミック基板上に転写し、第1導体パターンを形成す
る工程と、(g)少なくとも第1導体パターンの上に第
1絶縁層を印刷形成する工程と、(h)第1絶縁層の上
に第2導体パターンを印刷形成する工程と、(i)前記
工程(f)後の第1導体パターンと前記工程(h)後の
第2導体パターンの少なくとも一方を化学的に湿式エッ
チングし、その後洗浄する工程と、を備えたセラミック
多層基板の製造方法であり、配線密度が高く、極めて導
体パターンの線間が狭くとも、製造歩留まりが高く、信
頼性の高いセラミック多層基板が可能となる。
【0008】請求項2に記載の発明は、工程(i)の湿
式エッチングは25〜40%濃度の硝酸を使用し、0.
5〜5分間のエッチングをする請求項1に記載のセラミ
ック多層基板の製造方法であり、導体材料として一般的
なAg系材料を使用した場合、希釈した硝酸により導体
パターン間の飛散したAg粉が硝酸銀となって除去され
るため導体パターン間の絶縁性が高くなり、その結果と
して、セラミック多層基板としての信頼性が向上する作
用を有する。なお、硝酸の濃度を低くするとエッチング
時間が長くなり、その結果、生産性が悪化し、また、濃
度が高いとエッチングレートが高くなるためエッチング
状態の管理が難しくなり、場合によっては導体パターン
自体も過剰にエッチングされてしまうことになる。した
がって、硝酸の濃度は25〜40%であり、エッチング
の時間として0.5〜5分でなければならない。
式エッチングは25〜40%濃度の硝酸を使用し、0.
5〜5分間のエッチングをする請求項1に記載のセラミ
ック多層基板の製造方法であり、導体材料として一般的
なAg系材料を使用した場合、希釈した硝酸により導体
パターン間の飛散したAg粉が硝酸銀となって除去され
るため導体パターン間の絶縁性が高くなり、その結果と
して、セラミック多層基板としての信頼性が向上する作
用を有する。なお、硝酸の濃度を低くするとエッチング
時間が長くなり、その結果、生産性が悪化し、また、濃
度が高いとエッチングレートが高くなるためエッチング
状態の管理が難しくなり、場合によっては導体パターン
自体も過剰にエッチングされてしまうことになる。した
がって、硝酸の濃度は25〜40%であり、エッチング
の時間として0.5〜5分でなければならない。
【0009】請求項3に記載の発明は、工程(g)で
は、少なくとも第1導体パターンの上に第1絶縁層を全
面に印刷形成し、第1絶縁層から気泡を除去してから乾
燥し、第1絶縁層の乾燥皮膜を研磨あるいは研削するこ
とで第1導体パターンのビア部を露出させ、焼成する請
求項1に記載のセラミック多層基板の製造方法であり、
同層の導体パターン間だけでなく第1及び第2導体パタ
ーン間の気泡の存在による絶縁不良を抑制し、その結果
としてセラミック多層基板としての信頼性が向上すると
いう作用を有する。
は、少なくとも第1導体パターンの上に第1絶縁層を全
面に印刷形成し、第1絶縁層から気泡を除去してから乾
燥し、第1絶縁層の乾燥皮膜を研磨あるいは研削するこ
とで第1導体パターンのビア部を露出させ、焼成する請
求項1に記載のセラミック多層基板の製造方法であり、
同層の導体パターン間だけでなく第1及び第2導体パタ
ーン間の気泡の存在による絶縁不良を抑制し、その結果
としてセラミック多層基板としての信頼性が向上すると
いう作用を有する。
【0010】請求項4に記載の発明は、工程(g)で
は、少なくとも第1導体パターンの上に第1絶縁層を全
面に印刷形成し、第1絶縁層から気泡を除去してから乾
燥し、焼成後に第1絶縁層を研磨あるいは研削すること
で、第1導体パターンのビア部を露出させる請求項1に
記載のセラミック多層基板の製造方法であり、ビアサイ
ズ、ビアピッチが小さくなっても高密度にビア露出が可
能であり、ビアの上面と絶縁層の表面が同一で平坦化が
でき、さらに第1絶縁層とビア間に気泡が残らないため
絶縁性にも優れ、2層目以降の凹版転写が高歩留まりで
可能であり、信頼性も優れるという作用を有する。
は、少なくとも第1導体パターンの上に第1絶縁層を全
面に印刷形成し、第1絶縁層から気泡を除去してから乾
燥し、焼成後に第1絶縁層を研磨あるいは研削すること
で、第1導体パターンのビア部を露出させる請求項1に
記載のセラミック多層基板の製造方法であり、ビアサイ
ズ、ビアピッチが小さくなっても高密度にビア露出が可
能であり、ビアの上面と絶縁層の表面が同一で平坦化が
でき、さらに第1絶縁層とビア間に気泡が残らないため
絶縁性にも優れ、2層目以降の凹版転写が高歩留まりで
可能であり、信頼性も優れるという作用を有する。
【0011】請求項5に記載の発明は、工程(g)で
は、少なくとも第1導体パターンの上に第1絶縁層を全
面に印刷形成し、第1絶縁層から気泡を除去してから乾
燥し、第1絶縁層の乾燥皮膜を研磨あるいは研削するこ
とで第1導体パターンのビア部を露出させ、焼成した後
で再び研磨あるいは研削する請求項1に記載のセラミッ
ク多層基板の製造方法であり、高密度にビア露出が可能
であり、ビアの上面と絶縁層の表面の高さが同一面で平
坦化加工が容易なため低コストで製造でき、さらに絶縁
層とビア間に気泡が残らないため絶縁性にも優れ、2層
目以降の凹版転写が高歩留まりで可能であり、信頼性も
優れるという作用を有する。
は、少なくとも第1導体パターンの上に第1絶縁層を全
面に印刷形成し、第1絶縁層から気泡を除去してから乾
燥し、第1絶縁層の乾燥皮膜を研磨あるいは研削するこ
とで第1導体パターンのビア部を露出させ、焼成した後
で再び研磨あるいは研削する請求項1に記載のセラミッ
ク多層基板の製造方法であり、高密度にビア露出が可能
であり、ビアの上面と絶縁層の表面の高さが同一面で平
坦化加工が容易なため低コストで製造でき、さらに絶縁
層とビア間に気泡が残らないため絶縁性にも優れ、2層
目以降の凹版転写が高歩留まりで可能であり、信頼性も
優れるという作用を有する。
【0012】請求項6に記載の発明は、セラミック基板
の一部に誘電体層を印刷形成し、誘電体層から気泡を除
去してから乾燥する請求項1に記載のセラミック多層基
板の製造方法であり、誘電体層を形成することにより電
源ノイズの低減に効果があり、更に誘電体層とビア間に
気泡が残らないため絶縁性にも優れ、高歩留まりで信頼
性も優れるという作用を有する。
の一部に誘電体層を印刷形成し、誘電体層から気泡を除
去してから乾燥する請求項1に記載のセラミック多層基
板の製造方法であり、誘電体層を形成することにより電
源ノイズの低減に効果があり、更に誘電体層とビア間に
気泡が残らないため絶縁性にも優れ、高歩留まりで信頼
性も優れるという作用を有する。
【0013】請求項7に記載の発明は、工程(e)にお
いて、凹版及びセラミック基板とプレスの間に圧縮空気
によって加圧した請求項1に記載のセラミック多層基板
の製造方法であり、凹版とセラミック基板に加える圧力
をプレス本体からの直接加圧ではなく、圧縮空気により
凹版面とセラミック基板面を加圧するので、基板の厚み
ムラがあっても圧力分布が均一化され、セラミック基板
の破損や導体パターンの転写不良が極めて少なくなると
いう作用を有する。
いて、凹版及びセラミック基板とプレスの間に圧縮空気
によって加圧した請求項1に記載のセラミック多層基板
の製造方法であり、凹版とセラミック基板に加える圧力
をプレス本体からの直接加圧ではなく、圧縮空気により
凹版面とセラミック基板面を加圧するので、基板の厚み
ムラがあっても圧力分布が均一化され、セラミック基板
の破損や導体パターンの転写不良が極めて少なくなると
いう作用を有する。
【0014】請求項8に記載の発明は、可とう性樹脂基
材は、その弾性率が500kg/cm2以上である請求
項1に記載のセラミック多層基板の製造方法であり、可
とう性樹脂基材を弾性率の高いものにしたので、凹版の
溝間隔が狭いパターンにおいてもスキージの応力による
溝の変形が起こりにくいため凹版寿命が非常に延び、そ
の結果、生産コストの低減に大きな効果を得ると同時
に、溝の変形が小さいため凹版表面の導体残渣も少なく
パターン間のショート不良も低減できるという作用を有
する。
材は、その弾性率が500kg/cm2以上である請求
項1に記載のセラミック多層基板の製造方法であり、可
とう性樹脂基材を弾性率の高いものにしたので、凹版の
溝間隔が狭いパターンにおいてもスキージの応力による
溝の変形が起こりにくいため凹版寿命が非常に延び、そ
の結果、生産コストの低減に大きな効果を得ると同時
に、溝の変形が小さいため凹版表面の導体残渣も少なく
パターン間のショート不良も低減できるという作用を有
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のセラミック多層基
板の製造方法について実施の形態および図面を用いて説
明する。
板の製造方法について実施の形態および図面を用いて説
明する。
【0016】(実施の形態1)本実施の形態1および図
1〜図9により請求項1,2,7,8に記載の発明を説
明する。
1〜図9により請求項1,2,7,8に記載の発明を説
明する。
【0017】本実施の形態1のセラミック多層基板は、
図1に示すとおり、セラミック基板2の上に導体ライン
幅を10μm、ライン間隔を20μm、導体膜厚は焼成
後で10μmにした第1導体パターン3を有し、またこ
の第1導体パターン3は径50μmのビア11を有して
いる。この第1導体パターン3の上には第1絶縁層21
を有し、更にその上には第2導体パターン4を有し、こ
の第2導体パターン4はビア11と電気的に接続されて
いる。
図1に示すとおり、セラミック基板2の上に導体ライン
幅を10μm、ライン間隔を20μm、導体膜厚は焼成
後で10μmにした第1導体パターン3を有し、またこ
の第1導体パターン3は径50μmのビア11を有して
いる。この第1導体パターン3の上には第1絶縁層21
を有し、更にその上には第2導体パターン4を有し、こ
の第2導体パターン4はビア11と電気的に接続されて
いる。
【0018】続いて、本実施の形態1の製造方法を工程
順に説明する。まず、第1導体パターン3は凹版転写印
刷によって製造される。図2において、使用される凹版
40は材料として厚さ125μmの可とう性樹脂基材で
あるポリイミドフィルムを用いた。そして、エキシマレ
ーザ装置を用いて紫外線領域の波長248nmのレーザ
ビームをこのポリイミドフィルムに照射し所望の導体パ
ターンに対応した形状の第1の溝12を形成した。すな
わち、レーザビームで照射されたポリイミドは光化学反
応で分解されるため第1導体パターン3のラインに相当
する第1の溝12がポリイミドフィルムに形成される。
本実施の形態1では、溝12の幅を12μm、溝12の
深さを16μmとした。次に、第1導体パターン3のビ
ア11に対応するパターンで第2の溝13を前記同様エ
キシマレーザ装置を用いて第1の溝12に形成した。第
2の溝13の最深部の径は65μm、溝深さは90μm
とした。
順に説明する。まず、第1導体パターン3は凹版転写印
刷によって製造される。図2において、使用される凹版
40は材料として厚さ125μmの可とう性樹脂基材で
あるポリイミドフィルムを用いた。そして、エキシマレ
ーザ装置を用いて紫外線領域の波長248nmのレーザ
ビームをこのポリイミドフィルムに照射し所望の導体パ
ターンに対応した形状の第1の溝12を形成した。すな
わち、レーザビームで照射されたポリイミドは光化学反
応で分解されるため第1導体パターン3のラインに相当
する第1の溝12がポリイミドフィルムに形成される。
本実施の形態1では、溝12の幅を12μm、溝12の
深さを16μmとした。次に、第1導体パターン3のビ
ア11に対応するパターンで第2の溝13を前記同様エ
キシマレーザ装置を用いて第1の溝12に形成した。第
2の溝13の最深部の径は65μm、溝深さは90μm
とした。
【0019】可とう性樹脂基材として、溝12,13を
形成する方法としてエキシマレーザを用いる場合は、光
化学反応で分解される材料であれば用いることが可能で
あり、ポリイミドの他にポリエチレンテレフタレート
や、ポリエーテルイミド、アラミドなども使用できる。
さて、凹版40の溝12,13がファインパターンにな
るにつれて以下の問題が生ずる。すなわち、図2に示す
ように溝12,13に導体ペースト42を充填するのに
スキージ41を用いるが、その摺動により凹版40の表
面の磨耗及び上記溝12,13の変形が発生し、セラミ
ック多層基板としての信頼性が低下する。しかし、弾性
率が500kg/cm2以上の可とう性樹脂基材を用い
ることにより、溝12,13の変形やその表面の磨耗が
大幅に低減できる。
形成する方法としてエキシマレーザを用いる場合は、光
化学反応で分解される材料であれば用いることが可能で
あり、ポリイミドの他にポリエチレンテレフタレート
や、ポリエーテルイミド、アラミドなども使用できる。
さて、凹版40の溝12,13がファインパターンにな
るにつれて以下の問題が生ずる。すなわち、図2に示す
ように溝12,13に導体ペースト42を充填するのに
スキージ41を用いるが、その摺動により凹版40の表
面の磨耗及び上記溝12,13の変形が発生し、セラミ
ック多層基板としての信頼性が低下する。しかし、弾性
率が500kg/cm2以上の可とう性樹脂基材を用い
ることにより、溝12,13の変形やその表面の磨耗が
大幅に低減できる。
【0020】本実施の形態1では弾性率930kg/c
m2のポリイミドフィルムと弾性率1500kg/cm2
のアラミドフィルムを使用したが100回使用しても溝
の変形は全くなかった。これに対して従来の弾性率50
0kg/cm2未満のポリイミドフィルムは本設計のパ
ターンの場合では、溝間隔が18μmと非常に狭いパタ
ーンのため20回の使用で溝の変形と破損があって使用
不可となった。
m2のポリイミドフィルムと弾性率1500kg/cm2
のアラミドフィルムを使用したが100回使用しても溝
の変形は全くなかった。これに対して従来の弾性率50
0kg/cm2未満のポリイミドフィルムは本設計のパ
ターンの場合では、溝間隔が18μmと非常に狭いパタ
ーンのため20回の使用で溝の変形と破損があって使用
不可となった。
【0021】さて、本実施の形態1では溝12,13の
中に充填されて転写される導体ペースト42とポリイミ
ドフィルムとの剥離性を高めることを目的として凹版4
0の表面、特に溝12,13の表面に剥離層(図示せ
ず)を形成した。剥離層はフッ化炭素系単分子膜を使用
した。
中に充填されて転写される導体ペースト42とポリイミ
ドフィルムとの剥離性を高めることを目的として凹版4
0の表面、特に溝12,13の表面に剥離層(図示せ
ず)を形成した。剥離層はフッ化炭素系単分子膜を使用
した。
【0022】次に、剥離層が形成された凹版40の表面
に、導体ペースト42としてAgペーストを塗布する。
そして塗布後の凹版40の表面をスキージ41で掻くこ
とによって、凹版40表面の余分なAgペーストを除去
するとともに、溝12,13の中にAgペーストを充分
に充填する。
に、導体ペースト42としてAgペーストを塗布する。
そして塗布後の凹版40の表面をスキージ41で掻くこ
とによって、凹版40表面の余分なAgペーストを除去
するとともに、溝12,13の中にAgペーストを充分
に充填する。
【0023】凹版40に導体ペースト42を充填する時
に、特に溝12,13の幅が狭くなったり、第2の溝1
3のように深くなってくると、図3(a)に示すように
気泡8が残存しやすくなる。そこで本実施の形態1では
真空装置に導体ペースト42の充填された凹版40を入
れて脱泡し、再度スキージ41で凹版40の表面を掻く
ことによって図3(b)のように気泡8のない導体ペー
スト42の充填とした。
に、特に溝12,13の幅が狭くなったり、第2の溝1
3のように深くなってくると、図3(a)に示すように
気泡8が残存しやすくなる。そこで本実施の形態1では
真空装置に導体ペースト42の充填された凹版40を入
れて脱泡し、再度スキージ41で凹版40の表面を掻く
ことによって図3(b)のように気泡8のない導体ペー
スト42の充填とした。
【0024】充填されたAgペーストは、凹版40とと
もに乾燥機を用いて乾燥させて、Agペースト中の有機
溶剤を蒸発させる。そのため、有機溶剤の蒸発分に相当
するだけ、溝12,13の内部に充填されているAgペ
ーストの体積が減少する。そこでこの体積減少分を補う
ために、Agペーストの充填工程及び乾燥工程を再度繰
り返す。この繰り返しによって充填されているAgペー
ストの乾燥後の厚さを溝12,13の深さとほぼ同等に
することができる。本実施の形態1では3回の充填・脱
泡・乾燥を繰り返した。
もに乾燥機を用いて乾燥させて、Agペースト中の有機
溶剤を蒸発させる。そのため、有機溶剤の蒸発分に相当
するだけ、溝12,13の内部に充填されているAgペ
ーストの体積が減少する。そこでこの体積減少分を補う
ために、Agペーストの充填工程及び乾燥工程を再度繰
り返す。この繰り返しによって充填されているAgペー
ストの乾燥後の厚さを溝12,13の深さとほぼ同等に
することができる。本実施の形態1では3回の充填・脱
泡・乾燥を繰り返した。
【0025】次に凹版40表面において、溝12,13
以外の部分に付着している導体ペースト残渣9を除去す
るために、図3(c)に示すように例えば繊維径1〜2
μmの超極細繊維の布30をワイピングスキージ31に
取り付けてワイピングする。ここで導体ペースト残渣9
のAg粉は粒径約2μm以下であり、通常の布の繊維径
は約15μmであるため上記Ag粉を完全に除去するの
が困難である。したがって、ワイピングに布を用いる場
合、その繊維径は2μmであることが望ましい。これに
よって図3(d)のように、凹版40表面はクリーニン
グされて、溝間のショートの原因となるAg粉の除去を
した。
以外の部分に付着している導体ペースト残渣9を除去す
るために、図3(c)に示すように例えば繊維径1〜2
μmの超極細繊維の布30をワイピングスキージ31に
取り付けてワイピングする。ここで導体ペースト残渣9
のAg粉は粒径約2μm以下であり、通常の布の繊維径
は約15μmであるため上記Ag粉を完全に除去するの
が困難である。したがって、ワイピングに布を用いる場
合、その繊維径は2μmであることが望ましい。これに
よって図3(d)のように、凹版40表面はクリーニン
グされて、溝間のショートの原因となるAg粉の除去を
した。
【0026】一方、セラミック基板2は、図4に示すよ
うにスルーホール7にスクリーン印刷により導体ペース
トを充填・乾燥・焼成した。なお、導体ペーストとして
Ag―Pdを用いた。
うにスルーホール7にスクリーン印刷により導体ペース
トを充填・乾燥・焼成した。なお、導体ペーストとして
Ag―Pdを用いた。
【0027】続いて、セラミック基板2上に導体パター
ンが転写されるように、熱可塑性樹脂よりなる接着層4
4をセラミック基板2に形成した。この形成方法として
は熱可塑性樹脂であるポリビニールブチラール樹脂(以
下PVBと略記)を溶解したトルエン、アセトン、アル
コールの混合液をセラミック基板2の表面にディップ法
によって塗布し、その後乾燥する方法を用いた。これに
よって、セラミック基板2の表面全体に厚さ5μmのP
VB層が接着層44として形成される。次に図5(a)
に示すように、凹版40の溝12,13の形成面と接着
層44とを対向させ、凹版40とセラミック基板2とを
加熱・加圧して貼り合わせる。
ンが転写されるように、熱可塑性樹脂よりなる接着層4
4をセラミック基板2に形成した。この形成方法として
は熱可塑性樹脂であるポリビニールブチラール樹脂(以
下PVBと略記)を溶解したトルエン、アセトン、アル
コールの混合液をセラミック基板2の表面にディップ法
によって塗布し、その後乾燥する方法を用いた。これに
よって、セラミック基板2の表面全体に厚さ5μmのP
VB層が接着層44として形成される。次に図5(a)
に示すように、凹版40の溝12,13の形成面と接着
層44とを対向させ、凹版40とセラミック基板2とを
加熱・加圧して貼り合わせる。
【0028】貼り合わせ工程の温度は150℃とした。
これは使用する熱可塑性樹脂すなわち、PVBのガラス
転移点よりも約30℃程高い温度であり、この時の導体
パターンの転写性が良好であることを確認した。
これは使用する熱可塑性樹脂すなわち、PVBのガラス
転移点よりも約30℃程高い温度であり、この時の導体
パターンの転写性が良好であることを確認した。
【0029】又、他の貼り合わせ方法を図5(b)に示
す。図5(b)では接着層44の形成されたセラミック
基板2とその外周部にセラミック基板2とほぼ同じ材厚
のスペーサ36を設けて、凹版40とフィルム46で挟
み込み、それを加圧プレート37で上下から挟み込む。
この加圧プレート37には外周部にゴム質でできた耐熱
性のOリング38が付いており、更に加圧プレート37
の中央部はセラミック基板2の面に当たらないように切
り欠き部39を設けている。この加圧プレート37はプ
レス治具45によって加熱・加圧され、続いて加圧プレ
ート37に圧縮空気35が送り込まれて凹版40とセラ
ミック基板2との間で加圧されることになる。この貼り
合わせの時は、圧縮空気35によってやや熱伝導率が低
下するために、ヒーター温度を170℃とした。これに
より基板のワレも少なく、転写性の良い事を確認した。
す。図5(b)では接着層44の形成されたセラミック
基板2とその外周部にセラミック基板2とほぼ同じ材厚
のスペーサ36を設けて、凹版40とフィルム46で挟
み込み、それを加圧プレート37で上下から挟み込む。
この加圧プレート37には外周部にゴム質でできた耐熱
性のOリング38が付いており、更に加圧プレート37
の中央部はセラミック基板2の面に当たらないように切
り欠き部39を設けている。この加圧プレート37はプ
レス治具45によって加熱・加圧され、続いて加圧プレ
ート37に圧縮空気35が送り込まれて凹版40とセラ
ミック基板2との間で加圧されることになる。この貼り
合わせの時は、圧縮空気35によってやや熱伝導率が低
下するために、ヒーター温度を170℃とした。これに
より基板のワレも少なく、転写性の良い事を確認した。
【0030】次に、転写工程として、図6に示すように
貼り合わせられた凹版40とセラミック基板2の温度を
室温まで下げてから凹版40をセラミック基板2から剥
離させ、第1導体パターン3の乾燥済み導体ペースト4
3の転写を行う。この時凹版40はフレキシブル性に富
んでいるため、凹版40を90°以上の角度に曲げるこ
とが可能である。この結果、凹版40を容易に剥離する
ことができる。
貼り合わせられた凹版40とセラミック基板2の温度を
室温まで下げてから凹版40をセラミック基板2から剥
離させ、第1導体パターン3の乾燥済み導体ペースト4
3の転写を行う。この時凹版40はフレキシブル性に富
んでいるため、凹版40を90°以上の角度に曲げるこ
とが可能である。この結果、凹版40を容易に剥離する
ことができる。
【0031】次に、上記のように乾燥済み導体ペースト
43が転写されたセラミック基板2をピーク温度850
℃の温度プロフィールの下で焼成する。焼成の対象にな
るセラミック基板2は接着層44を介して導体パターン
が形成されているので、焼成条件の設定によっては接着
層44から燃焼ガスが勢い良く発生して、導体パターン
の不良の原因になる剥離や変形が生じることがある。そ
のような不具合の発生を防ぐためには、接着層44の燃
焼が開始されてから終了するまでの温度に相当する20
0℃〜500℃の間の昇温時の温度勾配を200℃/H
r以下にすることが望ましい。
43が転写されたセラミック基板2をピーク温度850
℃の温度プロフィールの下で焼成する。焼成の対象にな
るセラミック基板2は接着層44を介して導体パターン
が形成されているので、焼成条件の設定によっては接着
層44から燃焼ガスが勢い良く発生して、導体パターン
の不良の原因になる剥離や変形が生じることがある。そ
のような不具合の発生を防ぐためには、接着層44の燃
焼が開始されてから終了するまでの温度に相当する20
0℃〜500℃の間の昇温時の温度勾配を200℃/H
r以下にすることが望ましい。
【0032】以上の工程により、第1導体パターン3が
形成され、最小ライン幅10μm、最小ライン間隔20
μm、焼成後の導体膜厚10μm、ビア径50μm、ビ
ア高さ60μmの図7(a)に示すものが得られた。溝
12,13の寸法よりも小さくなったのは、導体材料が
焼成によって収縮したからである。さてここで導体パタ
ーン間に非常に微細な飛散した導体粉19が発見され
た。この導体粉19は第1導体パターン3が焼成される
時に導体ペースト中のバインダーと共に飛散したもので
あり、導体パターンがファイン化されるにしたがい絶縁
性の低下を招きやすくなる。そこでこの飛散した導体粉
19を除去するために化学的に湿式エッチング処理を施
した。
形成され、最小ライン幅10μm、最小ライン間隔20
μm、焼成後の導体膜厚10μm、ビア径50μm、ビ
ア高さ60μmの図7(a)に示すものが得られた。溝
12,13の寸法よりも小さくなったのは、導体材料が
焼成によって収縮したからである。さてここで導体パタ
ーン間に非常に微細な飛散した導体粉19が発見され
た。この導体粉19は第1導体パターン3が焼成される
時に導体ペースト中のバインダーと共に飛散したもので
あり、導体パターンがファイン化されるにしたがい絶縁
性の低下を招きやすくなる。そこでこの飛散した導体粉
19を除去するために化学的に湿式エッチング処理を施
した。
【0033】その方法は硝酸を30%濃度に希釈し、そ
の硝酸溶液に第1導体パターン3の形成されたセラミッ
ク基板2を常温にて30秒程浸漬し、次に純水で洗浄し
硝酸及び生成された硝酸銀を除去した。この工程により
飛散した導体粉19は図7(b)に示すように完全に除
去することができた。
の硝酸溶液に第1導体パターン3の形成されたセラミッ
ク基板2を常温にて30秒程浸漬し、次に純水で洗浄し
硝酸及び生成された硝酸銀を除去した。この工程により
飛散した導体粉19は図7(b)に示すように完全に除
去することができた。
【0034】その結果、第1導体パターン3のパターン
間の絶縁抵抗が100KΩ程度から1GΩ以上へ改善さ
れ、加えて、第1導体パターン3の電気抵抗は、最大線
長部分で0.4Ω、導体の面積抵抗値は3.5mΩと非
常に小さい導体抵抗にすることができた。
間の絶縁抵抗が100KΩ程度から1GΩ以上へ改善さ
れ、加えて、第1導体パターン3の電気抵抗は、最大線
長部分で0.4Ω、導体の面積抵抗値は3.5mΩと非
常に小さい導体抵抗にすることができた。
【0035】次に、図8(a)に示すように、第1導体
パターン3の形成されたセラミック基板2に第1絶縁層
21をスクリーン印刷法により印刷した。この材料とし
てセラミック基板2とほぼ同じ熱膨張係数を持った結晶
化ガラスをペースト化したものを用いた。第1絶縁層2
1は第1導体パターン3のパターン間隔が20μmと狭
く、更にその膜厚が10μmと厚いために絶縁層の気泡
26が残存しやすくなっている。そこで絶縁層の気泡2
6の除去を行う。すなわち、圧力容器にセラミック基板
2を入れ圧縮空気を注入し、圧力5Kg/cm2で10
分間の加圧を行うことにより絶縁層の気泡26を除去す
ることができる。また、絶縁層の気泡26の除去の別の
方法としては、凹版40への導体ペースト42の充填時
に発生する気泡8の除去方法を利用することも可能であ
る。続いてこの第1絶縁層21を乾燥し焼成した。
パターン3の形成されたセラミック基板2に第1絶縁層
21をスクリーン印刷法により印刷した。この材料とし
てセラミック基板2とほぼ同じ熱膨張係数を持った結晶
化ガラスをペースト化したものを用いた。第1絶縁層2
1は第1導体パターン3のパターン間隔が20μmと狭
く、更にその膜厚が10μmと厚いために絶縁層の気泡
26が残存しやすくなっている。そこで絶縁層の気泡2
6の除去を行う。すなわち、圧力容器にセラミック基板
2を入れ圧縮空気を注入し、圧力5Kg/cm2で10
分間の加圧を行うことにより絶縁層の気泡26を除去す
ることができる。また、絶縁層の気泡26の除去の別の
方法としては、凹版40への導体ペースト42の充填時
に発生する気泡8の除去方法を利用することも可能であ
る。続いてこの第1絶縁層21を乾燥し焼成した。
【0036】次に、第2導体パターン4の形成は、図9
に示すように、第1絶縁層21の上にスクリーン印刷法
によってL/S=100μm/100μmのルールにて
印刷し焼成することによって形成した。第2導体パター
ン4と第1導体パターン3はビア11を介して電気的に
接続されている。
に示すように、第1絶縁層21の上にスクリーン印刷法
によってL/S=100μm/100μmのルールにて
印刷し焼成することによって形成した。第2導体パター
ン4と第1導体パターン3はビア11を介して電気的に
接続されている。
【0037】以上の製造方法により、導体パターン間の
絶縁抵抗が高く、導体パターン間のショート不良も少な
く製造歩留まりの高い、また信頼性の高いセラミック多
層基板が得られる。
絶縁抵抗が高く、導体パターン間のショート不良も少な
く製造歩留まりの高い、また信頼性の高いセラミック多
層基板が得られる。
【0038】加えて、貼り合わせ工程において、圧縮空
気圧によって凹版面とセラミック基板2面を加圧するの
で、基板の厚みムラがあっても圧力分布が均一化され、
セラミック基板2の破損や微細な導体パターンの転写不
良を少なくすることができる。
気圧によって凹版面とセラミック基板2面を加圧するの
で、基板の厚みムラがあっても圧力分布が均一化され、
セラミック基板2の破損や微細な導体パターンの転写不
良を少なくすることができる。
【0039】さらに、可とう性樹脂基材として、弾性率
を500Kg/cm2以上の高いものにしたので、凹版
の溝間隔が極めて狭いパターンにおいても溝の変形が起
こり難く、凹版寿命が非常に延び、その結果、生産コス
トを低くすることができる。
を500Kg/cm2以上の高いものにしたので、凹版
の溝間隔が極めて狭いパターンにおいても溝の変形が起
こり難く、凹版寿命が非常に延び、その結果、生産コス
トを低くすることができる。
【0040】(実施の形態2)本実施の形態2および図
10(a)〜(e)により請求項3に記載の発明を説明
する。図10(a)〜(e)は本実施の形態2の製造工
程を示す部分断面図である。
10(a)〜(e)により請求項3に記載の発明を説明
する。図10(a)〜(e)は本実施の形態2の製造工
程を示す部分断面図である。
【0041】まず、図10(a)に示すように、第1導
体パターン3を形成する工程までは、実施の形態1と全
く同じ工程とした。
体パターン3を形成する工程までは、実施の形態1と全
く同じ工程とした。
【0042】次に、第1導体パターン3上に形成する第
1絶縁層21の形成は図10(b)に示すようにビア1
1の上も全て印刷するようにスクリーン印刷によって形
成した。第1絶縁層21は実施の形態1と同様に気泡を
除去し、乾燥した後に図10(c)に示すようにビア1
1が数μm削られるまで、研削機にて研削し平坦化し
た。この工程において、ビア11の上面は全て第1絶縁
層21から露出している。
1絶縁層21の形成は図10(b)に示すようにビア1
1の上も全て印刷するようにスクリーン印刷によって形
成した。第1絶縁層21は実施の形態1と同様に気泡を
除去し、乾燥した後に図10(c)に示すようにビア1
1が数μm削られるまで、研削機にて研削し平坦化し
た。この工程において、ビア11の上面は全て第1絶縁
層21から露出している。
【0043】次に、この状態でピーク温度850℃の温
度プロフィールのもとで焼成した。焼成すると、図10
(d)に示すように、第1絶縁層21は焼成による体積
収縮により膜厚が薄くなり、相対的にビア11が6μm
程度突き出た形となる。
度プロフィールのもとで焼成した。焼成すると、図10
(d)に示すように、第1絶縁層21は焼成による体積
収縮により膜厚が薄くなり、相対的にビア11が6μm
程度突き出た形となる。
【0044】次に、第2導体パターン4の形成は、図1
0(e)に示すように、第1絶縁層21の上にスクリー
ン印刷法によってL/S=100μm/100μmのル
ールにて印刷し焼成することによってセラミック多層基
板を形成した。第2導体パターン4と第1導体パターン
3はビア11を介して電気的に接続されている。
0(e)に示すように、第1絶縁層21の上にスクリー
ン印刷法によってL/S=100μm/100μmのル
ールにて印刷し焼成することによってセラミック多層基
板を形成した。第2導体パターン4と第1導体パターン
3はビア11を介して電気的に接続されている。
【0045】本実施の形態2が実施の形態1と異なる点
はビア11の上面にも第1絶縁層21を形成し、その後
研削にてビア11の上面を露出させる点であり、以下に
示す効果を有する。
はビア11の上面にも第1絶縁層21を形成し、その後
研削にてビア11の上面を露出させる点であり、以下に
示す効果を有する。
【0046】すなわち、第1導体パターン3のビアサイ
ズ及びビアピッチが小さくなるに従って、第1絶縁層2
1はスクリーン印刷によってビア部の上のみを印刷しな
いパターンで形成することは精度上非常に困難になって
くる。しかし、本実施の形態2の手段によれば、第1導
体パターン3で形成可能なビア11であれば、正確にビ
ア11の露出が可能となるので、実施の形態1よりも一
層高密度の配線パターン及びセラミック多層基板が得ら
れることになる。また、第1絶縁層21は気泡を完全に
除去してから焼成しているので、導体パターン間の絶縁
性が高くなり信頼性の高いセラミック多層基板を得るこ
とができる。
ズ及びビアピッチが小さくなるに従って、第1絶縁層2
1はスクリーン印刷によってビア部の上のみを印刷しな
いパターンで形成することは精度上非常に困難になって
くる。しかし、本実施の形態2の手段によれば、第1導
体パターン3で形成可能なビア11であれば、正確にビ
ア11の露出が可能となるので、実施の形態1よりも一
層高密度の配線パターン及びセラミック多層基板が得ら
れることになる。また、第1絶縁層21は気泡を完全に
除去してから焼成しているので、導体パターン間の絶縁
性が高くなり信頼性の高いセラミック多層基板を得るこ
とができる。
【0047】(実施の形態3)本実施の形態3および図
11(a)〜(d)により請求項4に記載の発明を説明
する。図11(a)〜(d)は本実施の形態3の製造工
程を示す部分断面図である。
11(a)〜(d)により請求項4に記載の発明を説明
する。図11(a)〜(d)は本実施の形態3の製造工
程を示す部分断面図である。
【0048】まず、図11(a)に示すように、第1導
体パターン3を形成する工程までは、実施の形態1と全
く同じ工程とした。
体パターン3を形成する工程までは、実施の形態1と全
く同じ工程とした。
【0049】次に、第1導体パターン3上に形成する第
1絶縁層21の形成は図11(b)に示すようにビア1
1の上も全て印刷するようにスクリーン印刷によって形
成した。第1絶縁層21は実施の形態1と同様に気泡を
除去し、乾燥してからピーク温度850℃の温度プロフ
ィールのもとで焼成した。その後、図11(c)に示す
ように研磨機にて焼成された第1絶縁層27を研磨し、
焼成された第1絶縁層27から全てのビア11が完全に
露出するまで研磨することによって焼成された第1絶縁
層27の表面を平坦化した。
1絶縁層21の形成は図11(b)に示すようにビア1
1の上も全て印刷するようにスクリーン印刷によって形
成した。第1絶縁層21は実施の形態1と同様に気泡を
除去し、乾燥してからピーク温度850℃の温度プロフ
ィールのもとで焼成した。その後、図11(c)に示す
ように研磨機にて焼成された第1絶縁層27を研磨し、
焼成された第1絶縁層27から全てのビア11が完全に
露出するまで研磨することによって焼成された第1絶縁
層27の表面を平坦化した。
【0050】次に、図11(c)の工程で得られた基板
の表面に接着層を塗布し、続いて第1導体パターン3の
形成工程と全く同様の工程により第2導体パターン4に
対応した溝を有する凹版を作成し、これを用いて転写形
成することにより図11(d)に示すような第2導体パ
ターン4を形成した。この第2導体パターン4の配線ル
ールも第1導体パターン3の配線ルールと全く同じもの
とした。またこの第2導体パターン4も微細なパターン
であるため、第1導体パターン3と同様に硝酸溶液でエ
ッチングし、導体パターン間に飛散した導体粉9を除去
した。
の表面に接着層を塗布し、続いて第1導体パターン3の
形成工程と全く同様の工程により第2導体パターン4に
対応した溝を有する凹版を作成し、これを用いて転写形
成することにより図11(d)に示すような第2導体パ
ターン4を形成した。この第2導体パターン4の配線ル
ールも第1導体パターン3の配線ルールと全く同じもの
とした。またこの第2導体パターン4も微細なパターン
であるため、第1導体パターン3と同様に硝酸溶液でエ
ッチングし、導体パターン間に飛散した導体粉9を除去
した。
【0051】本実施の形態3が実施の形態2と異なる点
は第1絶縁層21を焼成した後平坦化する点であり、以
下の利点を有する。すなわち、ビア11の上面と第1絶
縁層21の表面が同一面であり、かつ、平坦化について
も実施の形態2よりも優れたものになっているので、第
2導体パターン4の形成方法としてスクリーン印刷だけ
でなく凹版による転写も用いることができ、その結果、
実施の形態2よりも一層高密度の配線パターンを有する
セラミック多層基板を得ることができる。又第2導体パ
ターン4も第1導体パターン3と同様に微細パターンで
あるが、硝酸溶液で飛散した導体粉9をエッチングによ
り除去されるため、導体パターン間の絶縁抵抗が高くな
り、その結果セラミック多層基板としての信頼性が向上
する作用を有する。
は第1絶縁層21を焼成した後平坦化する点であり、以
下の利点を有する。すなわち、ビア11の上面と第1絶
縁層21の表面が同一面であり、かつ、平坦化について
も実施の形態2よりも優れたものになっているので、第
2導体パターン4の形成方法としてスクリーン印刷だけ
でなく凹版による転写も用いることができ、その結果、
実施の形態2よりも一層高密度の配線パターンを有する
セラミック多層基板を得ることができる。又第2導体パ
ターン4も第1導体パターン3と同様に微細パターンで
あるが、硝酸溶液で飛散した導体粉9をエッチングによ
り除去されるため、導体パターン間の絶縁抵抗が高くな
り、その結果セラミック多層基板としての信頼性が向上
する作用を有する。
【0052】(実施の形態4)本実施の形態4および図
12(a)〜(f)により請求項5に記載の発明を説明
する。図12(a)〜(f)は本実施の形態4の製造工
程を示す部分断面図である。
12(a)〜(f)により請求項5に記載の発明を説明
する。図12(a)〜(f)は本実施の形態4の製造工
程を示す部分断面図である。
【0053】図12(a)〜(d)は図10(a)〜
(d)に対応しているように、第1絶縁層21の形成・
焼成までは全く同じ工程とした。従って、図12(d)
に示すように、ビア11は焼成された第1絶縁層27か
ら相対的に6μm程度突き出ている状態になっている。
(d)に対応しているように、第1絶縁層21の形成・
焼成までは全く同じ工程とした。従って、図12(d)
に示すように、ビア11は焼成された第1絶縁層27か
ら相対的に6μm程度突き出ている状態になっている。
【0054】次に、図12(e)に示すように、研磨機
によってビア11の上面が焼成された第1絶縁層27の
表面と同じ高さになるように研磨した。続く第2導体パ
ターン4の形成は実施の形態3と全く同じ方法を用い図
12(f)に示すごとく形成した。
によってビア11の上面が焼成された第1絶縁層27の
表面と同じ高さになるように研磨した。続く第2導体パ
ターン4の形成は実施の形態3と全く同じ方法を用い図
12(f)に示すごとく形成した。
【0055】本実施の形態4が実施の形態3と異なる点
は研削工程と研磨工程を有する点であり、以下の利点を
有する。
は研削工程と研磨工程を有する点であり、以下の利点を
有する。
【0056】すなわち、実施の形態2と比較して第2導
体パターン4を高密度な配線パターンにすることがで
き、実施の形態3と同様の効果を有する。
体パターン4を高密度な配線パターンにすることがで
き、実施の形態3と同様の効果を有する。
【0057】また、実施の形態3と比較して短時間かつ
容易に図12(e)の状態にすることができる。すなわ
ち、研削工程では絶縁層21の乾燥皮膜の研削を行うた
め非常に容易に短時間で研削が可能であり、研磨工程で
は、ビア11の露出部分のみの研磨を行うためこれも非
常に容易に短時間で研磨が可能である。
容易に図12(e)の状態にすることができる。すなわ
ち、研削工程では絶縁層21の乾燥皮膜の研削を行うた
め非常に容易に短時間で研削が可能であり、研磨工程で
は、ビア11の露出部分のみの研磨を行うためこれも非
常に容易に短時間で研磨が可能である。
【0058】(実施の形態5)本実施の形態5および図
13により請求項6に記載の発明を説明する。図13は
本実施の形態5の製造工程を示す部分断面図である。
13により請求項6に記載の発明を説明する。図13は
本実施の形態5の製造工程を示す部分断面図である。
【0059】第1〜第4導体パターン3,4,5,6は
セラミック基板2の一面に実施の形態3と同様の方法で
多層化形成をした。他の面には誘電体層23をスクリー
ン印刷により形成して、実施の形態1の気泡26の除去
方法と同じように誘電体層23に加圧して気泡を除去
し、その後乾燥・焼成した。以上のように上記誘電体層
23中の気泡を除去することにより電源電極24とグラ
ンド電極25の間の耐電圧が向上でき、その結果、セラ
ミック多層基板としての信頼性が向上する。
セラミック基板2の一面に実施の形態3と同様の方法で
多層化形成をした。他の面には誘電体層23をスクリー
ン印刷により形成して、実施の形態1の気泡26の除去
方法と同じように誘電体層23に加圧して気泡を除去
し、その後乾燥・焼成した。以上のように上記誘電体層
23中の気泡を除去することにより電源電極24とグラ
ンド電極25の間の耐電圧が向上でき、その結果、セラ
ミック多層基板としての信頼性が向上する。
【0060】なお、本実施の形態5では上記誘電体層2
3の材料として誘電率5000の高誘電率材料を用い、
膜厚を40μmとしたが、これに限定されるものではな
く他の誘電率の材料を用いて気泡を除去しピンホールの
ない誘電体層23の形成は可能である。
3の材料として誘電率5000の高誘電率材料を用い、
膜厚を40μmとしたが、これに限定されるものではな
く他の誘電率の材料を用いて気泡を除去しピンホールの
ない誘電体層23の形成は可能である。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明は、セラミック基板
上に第1導体パターンを凹版印刷によって形成し、前記
第1導体パターンの上に絶縁層を形成するセラミック多
層基板の製造方法であって、可とう性樹脂基材の表面に
第1導体パターンに対応するパターンで第1の溝を形成
し、また第1導体パターンのビア部に対応するパターン
で第2の溝を第1の溝よりも深く形成した凹版を製造す
る工程と、この第1及び第2の溝に導電性ペーストを充
填し、脱泡及び乾燥する工程と、前記工程で乾燥された
導電性ペーストの乾燥による体積減少分を補うために追
加の導電性ペーストを再充填し、再脱泡及び再乾燥する
工程とを所定の回数を繰り返す工程と、前記導電性ペー
ストを充填後の凹版の表面に残存する導体残渣を除去す
る工程と、凹版とセラミック基板とを所定の範囲の熱及
び圧力を加えることによって貼り合わせる工程と、凹版
をセラミック基板から剥離して、導電性ペーストのパタ
ーンをセラミック基板上に転写して第1導体パターンを
形成する工程と、少なくとも第1導体パターンの上に第
1絶縁層を印刷形成する工程と、第1絶縁層の上に第2
導体パターンを印刷形成する工程と、焼成された第1導
体パターンと第2導体パターンの少なくとも一方を化学
的に湿式エッチングし、その後洗浄する工程とを備えた
セラミック多層基板の製造方法であり、特に、導電性ペ
ーストを充填後の凹版の表面に残存する導体残渣を除去
し、かつ焼成された第1導体パターンと第2導体パター
ンの少なくとも一方を化学的に湿式エッチングすること
により、導体パターン間の絶縁性を高め、その結果とし
て信頼性を向上することができるものである。
上に第1導体パターンを凹版印刷によって形成し、前記
第1導体パターンの上に絶縁層を形成するセラミック多
層基板の製造方法であって、可とう性樹脂基材の表面に
第1導体パターンに対応するパターンで第1の溝を形成
し、また第1導体パターンのビア部に対応するパターン
で第2の溝を第1の溝よりも深く形成した凹版を製造す
る工程と、この第1及び第2の溝に導電性ペーストを充
填し、脱泡及び乾燥する工程と、前記工程で乾燥された
導電性ペーストの乾燥による体積減少分を補うために追
加の導電性ペーストを再充填し、再脱泡及び再乾燥する
工程とを所定の回数を繰り返す工程と、前記導電性ペー
ストを充填後の凹版の表面に残存する導体残渣を除去す
る工程と、凹版とセラミック基板とを所定の範囲の熱及
び圧力を加えることによって貼り合わせる工程と、凹版
をセラミック基板から剥離して、導電性ペーストのパタ
ーンをセラミック基板上に転写して第1導体パターンを
形成する工程と、少なくとも第1導体パターンの上に第
1絶縁層を印刷形成する工程と、第1絶縁層の上に第2
導体パターンを印刷形成する工程と、焼成された第1導
体パターンと第2導体パターンの少なくとも一方を化学
的に湿式エッチングし、その後洗浄する工程とを備えた
セラミック多層基板の製造方法であり、特に、導電性ペ
ーストを充填後の凹版の表面に残存する導体残渣を除去
し、かつ焼成された第1導体パターンと第2導体パター
ンの少なくとも一方を化学的に湿式エッチングすること
により、導体パターン間の絶縁性を高め、その結果とし
て信頼性を向上することができるものである。
【図1】本発明の一実施の形態によるセラミック多層基
板の断面図
板の断面図
【図2】本発明の一実施の形態の製造工程を示す断面図
【図3】(a)〜(d)はそれぞれ本発明の一実施の形
態の製造工程を示す断面図
態の製造工程を示す断面図
【図4】本発明の一実施の形態の製造工程を示す断面図
【図5】(a)〜(b)はそれぞれ本発明の一実施の形
態の製造工程を示す断面図
態の製造工程を示す断面図
【図6】本発明の一実施の形態の製造工程を示す断面図
【図7】(a)〜(b)はそれぞれ本発明の一実施の形
態の製造工程を示す断面図
態の製造工程を示す断面図
【図8】(a)〜(b)はそれぞれ本発明の一実施の形
態の製造工程を示す断面図
態の製造工程を示す断面図
【図9】本発明の一実施の形態の製造工程を示す断面図
【図10】(a)〜(e)はそれぞれ本発明の一実施の
形態の製造工程を示す断面図
形態の製造工程を示す断面図
【図11】(a)〜(d)はそれぞれ本発明の一実施の
形態の製造工程を示す断面図
形態の製造工程を示す断面図
【図12】(a)〜(f)はそれぞれ本発明の一実施の
形態の製造工程を示す断面図
形態の製造工程を示す断面図
【図13】本発明の一実施の形態の製造工程を示す断面
図
図
【図14】従来の製造工程フロー図
2 セラミック基板
3 第1導体パターン
4 第2導体パターン
7 スルーホール
8 気泡
9 導体ペースト残渣
11 ビア
12 第1の溝
13 第2の溝
19 飛散した導体粉
21 第1絶縁層
22 第2絶縁層
23 誘電体層
24 電源電極
25 グランド電極
26 絶縁層の気泡
27 焼成された第1絶縁層
30 布
31 ワイピングスキージ
35 圧縮空気
36 スペーサ
37 加圧プレート
38 Oリング
39 切り欠き部
40 凹版
41 スキージ
42 導体ペースト
43 乾燥済み導体ペースト
44 接着層
45 プレス治具
46 フィルム
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 加藤 謙一
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Fターム(参考) 5E343 AA02 AA23 BB72 DD01 DD56
DD64 DD76 EE01 ER52 FF23
GG11
5E346 AA02 AA13 AA15 AA32 AA43
AA51 CC16 DD03 DD13 DD34
EE23 EE32 FF18 GG06 GG07
GG08 HH31
Claims (8)
- 【請求項1】 セラミック基板上に第1導体パターンを
凹版印刷によって形成し、第1導体パターンの上に絶縁
層を形成するセラミック多層基板の製造方法であって、
(a)可とう性樹脂基材の表面に第1導体パターンに対
応するパターンで第1の溝を形成し、又第1導体パター
ンのビア部に対応するパターンで第2の溝を第1の溝よ
りも深く形成した凹版を製造する工程と、(b)この第
1および第2の溝に導電性ペーストを充填し、脱泡及び
乾燥する工程と、(c)前記工程(b)で乾燥された導
電性ペーストの乾燥による体積減少分を補うために追加
の導電性ペーストを再充填し、再脱泡及び再乾燥する工
程を所定の回数を繰り返す工程と、(d)前記導電性ペ
ーストを充填後の凹版の表面に残存する導体残渣を除去
する工程と、(e)この凹版とセラミック基板とを所定
の範囲の熱及び圧力を加えることによって貼り合わせる
工程と、(f)この凹版をセラミック基板から剥離し
て、導電性ペーストのパターンをセラミック基板上に転
写し、第1導体パターンを形成する工程と、(g)少な
くとも第1導体パターンの上に第1絶縁層を印刷形成す
る工程と、(h)第1絶縁層の上に第2導体パターンを
印刷形成する工程と、(i)前記工程(f)後の第1導
体パターンと前記工程(h)後の第2導体パターンの少
なくとも一方を化学的に湿式エッチングし、その後洗浄
する工程と、を備えたセラミック多層基板の製造方法。 - 【請求項2】 工程(i)の湿式エッチングは25〜4
0%濃度の硝酸を使用し、0.5〜5分間のエッチング
をする請求項1に記載のセラミック多層基板の製造方
法。 - 【請求項3】 工程(g)では少なくとも第1導体パタ
ーンの上に第1絶縁層を全面に印刷形成し、第1絶縁層
から気泡を除去してから乾燥し、第1絶縁層の乾燥皮膜
を研磨あるいは研削することで第1導体パターンのビア
部を露出させ焼成する請求項1に記載のセラミック多層
基板の製造方法。 - 【請求項4】 工程(g)では少なくとも第1導体パタ
ーンの上に第1絶縁層を全面に印刷形成し、第1絶縁層
から気泡を除去してから乾燥し、焼成後に第1絶縁層を
研磨あるいは研削することで、第1導体パターンのビア
部を露出させる請求項1に記載のセラミック多層基板の
製造方法。 - 【請求項5】 工程(g)では少なくとも第1導体パタ
ーンの上に第1絶縁層を全面に印刷形成し、第1絶縁層
から気泡を除去してから乾燥し、第1絶縁層の乾燥皮膜
を研磨あるいは研削することで第1導体パターンのビア
部を露出させ、焼成した後で再び研磨あるいは研削する
請求項1に記載のセラミック多層基板の製造方法。 - 【請求項6】 セラミック基板の一部に誘電体層を印刷
形成し、誘電体層から気泡を除去してから乾燥する請求
項1に記載のセラミック多層基板の製造方法。 - 【請求項7】 工程(e)において、凹版及びセラミッ
ク基板とプレスの間に圧縮空気によって加圧した請求項
1に記載のセラミック多層基板の製造方法。 - 【請求項8】 可とう性樹脂基材は、その弾性率が50
0kg/cm2以上である請求項1に記載のセラミック
多層基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001396390A JP2003198130A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | セラミック多層基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001396390A JP2003198130A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | セラミック多層基板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003198130A true JP2003198130A (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=27602500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001396390A Pending JP2003198130A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | セラミック多層基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003198130A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005159344A (ja) * | 2003-11-06 | 2005-06-16 | Mitsui Chemicals Inc | 回路基板および多層基板の製造方法 |
| JP2006303056A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Murata Mfg Co Ltd | 多層セラミック基板およびその製造方法 |
| JP2007227881A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-09-06 | Tdk Corp | 複合配線基板及びその製造方法 |
| JP2010003871A (ja) * | 2008-06-20 | 2010-01-07 | Kyocera Corp | 配線基板およびプローブカードならびに電子装置 |
| WO2011058978A1 (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-19 | 株式会社フジクラ | 配線基板の製造方法 |
| WO2013118217A1 (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-15 | 日本電気株式会社 | シート積層モジュールの製造方法 |
| WO2015151809A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 株式会社村田製作所 | 積層配線基板およびこれを備えるプローブカード |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001396390A patent/JP2003198130A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2011058978A1 (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-19 | 株式会社フジクラ | 配線基板の製造方法 |
| CN102598881A (zh) * | 2009-11-10 | 2012-07-18 | 株式会社藤仓 | 布线基板的制造方法 |
| JPWO2011058978A1 (ja) * | 2009-11-10 | 2013-04-04 | 株式会社フジクラ | 配線基板の製造方法 |
| WO2013118217A1 (ja) * | 2012-02-10 | 2013-08-15 | 日本電気株式会社 | シート積層モジュールの製造方法 |
| WO2015151809A1 (ja) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | 株式会社村田製作所 | 積層配線基板およびこれを備えるプローブカード |
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