JP2003197722A - 半導体ウェーハ熱処理用治具及びこれを用いた熱処理用装置並びに半導体ウェーハ熱処理用治具の製造方法 - Google Patents

半導体ウェーハ熱処理用治具及びこれを用いた熱処理用装置並びに半導体ウェーハ熱処理用治具の製造方法

Info

Publication number
JP2003197722A
JP2003197722A JP2001394757A JP2001394757A JP2003197722A JP 2003197722 A JP2003197722 A JP 2003197722A JP 2001394757 A JP2001394757 A JP 2001394757A JP 2001394757 A JP2001394757 A JP 2001394757A JP 2003197722 A JP2003197722 A JP 2003197722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor wafer
jig
thin plate
ring
heat treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001394757A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Kuroi
茂明 黒井
Atsuo Kitazawa
厚男 北澤
Masahiro Yamaguchi
昌宏 山口
Yushi Horiuchi
雄史 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP2001394757A priority Critical patent/JP2003197722A/ja
Publication of JP2003197722A publication Critical patent/JP2003197722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】半導体ウェーハ熱処理用治具のSiC膜は高平
坦度で凸部がなく、半導体ウェーハと治具の接触面に処
理ガスの回り込みがよくて、リング接触部位で半導体ウ
ェーハに膜厚ムラが発生することがなく、さらに、Si
C−CVD膜の表層に純物層が存在しない半導体ウェー
ハ熱処理用治具、及び、治具の製造方法を提供する。 【解決手段】半導体ウェーハ熱処理用治具2全体がリン
グ状薄板体からなり、ウェーハ保持面に同心円状に形成
された複数の貫通孔2cを有し、この貫通孔開口部面積
の総和は、ウェーハ保持面2bの総面積の70〜90%
であること、及び、原料粉を完全なリング状薄板体に形
成し、仮焼後周方向に交互に薄板体の表裏面に所定深さ
の凹部を形成した後、金属含浸を行い、その後、表裏面
各々対向面側から凹部に達するまで表面研磨を施し、複
数の貫通孔を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウェーハ熱処
理用治具及びこれを用いた熱処理用装置並びに半導体ウ
ェーハ熱処理用治具の製造方法に係わり、特に半導体ウ
ェーハの保持面を改良した半導体ウェーハ熱処理用治具
及びこれを用いた熱処理用装置並びに金属含浸時反りや
クラックが発生しない半導体ウェーハ熱処理用治具の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程においては、半導
体ウェーハをウェーハボートに載置し、このウェーハボ
ートを熱処理炉に収納し、加熱して熱処理を行ってい
る。
【0003】半導体ウェーハが載置されるウェーハボー
トは、ウェーハを載置するための多数のスリットを有す
る複数の水平方向に延びる突起部によって、スリットが
形成されている棒形状の支持部材を複数本、縦方向に平
行に立設した構造になっており、半導体ウェーハは半導
体ウェーハの外周部の数点を支持部材のスリットで支持
された状態で、縦型熱処理炉で熱処理される。また、ウ
ェーハボートを形成する素材としては、SiC膜を施し
たSi含浸SiCが主として使用されている。
【0004】ウェーハボートの支持部材に形成された突
起部で支持された半導体ウェーハは、支持部から自重に
よる応力を受け、さらに熱処理時にはウェーハ面内の温
度差によって熱応力を受ける。
【0005】これら重畳した応力が半導体ウェーハのシ
リコン結晶のせん断降伏応力値を超えると、半導体ウェ
ーハに結晶転位が生じ、スリップとなり、半導体ウェー
ハの品質を低下させる。
【0006】半導体ウェーハにスリップを発生させるせ
ん断降伏応力値は高温であるほど小さく、すなわちスリ
ップが発生しやすい。
【0007】さらに近年、半導体デバイスの高集積化に
伴い、ウェーハ1枚あたりのデバイス収率を上げるた
め、ウェーハの大口径化が進んでおり、このウェーハ径
の増大と共に、ウェーハボートの支持部から受ける応力
が増大し、スリップ転位が発生しやすくなり問題となっ
ている。
【0008】また、CVD法により高温に加熱された半
導体ウェーハの表面にシリコン単結晶を堆積、成長させ
るためのエピタキシャル成長装置においては、バッチ
式、あるいは枚葉式サセプタにはSiC膜を形成した黒
鉛基材が用いられている。この場合にも上記と同様の問
題が発生している。
【0009】このような従来の問題点を解決する方策と
して、リング形状のSi−SiC複合素材にSiC膜を
形成したウェーハ熱処理用治具を用い、この治具に半導
体ウェーハを載置し、これを従来のウェーハボートを形
成する段付きの複数本の支柱で支持して、熱処理炉に装
填し、熱処理することが行われていた。
【0010】しかしながら、従来のウェーハ熱処理用治
具を用いたウェーハボートは、治具のSiC膜の表面粗
さが、Raが1μm以上であるため、凸部を起点として
スリップが発生し、また、図11に示すように、従来の
リング状治具の製造上の問題点として、予め貫通孔11
及び切欠部12が形成されたリング状治具13、あるい
は、図12に示すように、予め一側14にのみ凹部15
を形成したリング状治具16におけるSi注入工程等に
おいて反りやクラックが発生していた(図11太線部が
クラックを示し、図12(b)が反り状態を示す)。さ
らに、従来の治具は半導体ウェーハと治具の接触面は処
理ガスの回り込みが悪く、リング接触部位で半導体ウェ
ーハに膜厚ムラが発生することが多かった。また、Si
C−CVD膜はその表層にFeなどの金属不純物が存在
する不純物層が存在し、半導体ウェーハを金属汚染する
問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、半導体ウェー
ハ熱処理用治具のSiC膜は高平坦度で凸部がなく、半
導体ウェーハにスリップが発生せず、半導体ウェーハと
治具の接触面に処理ガスの回り込みがよくて、リング接
触部位で半導体ウェーハに膜厚ムラが発生することがな
く、さらに、SiC−CVD膜の表層に不純物層が存在
しない半導体ウェーハ熱処理用治具が要望されていた。
【0012】また、半導体ウェーハ熱処理用治具のSi
C膜は高平坦度で凸部がなく、半導体ウェーハにスリッ
プが発生せず、半導体ウェーハと治具の接触面に処理ガ
スの回り込みがよくて、リング接触部位で半導体ウェー
ハに膜厚ムラが発生することがなく、さらに、SiC−
CVD膜の表層に不純物層が存在しない半導体ウェーハ
熱処理用装置が要望されていた。
【0013】さらに、Si注入工程等において反りやク
ラックが発生しない半導体ウェーハ熱処理用治具の製造
方法が要望されていた。
【0014】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、半導体ウェーハ熱処理用治具のSiC膜は高平
坦度で凸部がなく、半導体ウェーハにスリップが発生せ
ず、半導体ウェーハと治具の接触面に処理ガスの回り込
みがよくて、リング接触部位で半導体ウェーハに膜厚ム
ラが発生することがなく、さらに、SiC−CVD膜の
表層に不純物層が存在しない半導体ウェーハ熱処理用治
具を提供することを目的とする。
【0015】また、半導体ウェーハ熱処理用治具のSi
C膜は高平坦度で凸部がなく、半導体ウェーハにスリッ
プが発生せず、半導体ウェーハと治具の接触面に処理ガ
スの回り込みがよくて、リング接触部位で半導体ウェー
ハに膜厚ムラが発生することがなく、さらに、SiC−
CVD膜の表層に不純物層が存在しない半導体ウェーハ
熱処理用装置を提供することを目的とする。
【0016】さらに、Si注入工程等において反りやク
ラックが発生しない半導体ウェーハ熱処理用治具の製造
方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の1つの態様によれば、半導体ウェーハを処
理する際にウェーハ保持面により半導体ウェーハを保持
する治具において、全体がリング状薄板体からなり、こ
の薄板体のウェーハ保持面に同心円状に形成された複数
の貫通孔を有し、この貫通孔開口部面積の総和は、ウェ
ーハ保持面の総面積の70〜90%であることを特徴と
する半導体ウェーハ熱処理用治具が提供される。これに
より、半導体ウェーハを十分に支持でき、かつ、治具の
熱容量を小さくでき、半導体ウェーハにおけるスリップ
の発生が防止される。
【0018】好適な一例では、上記リング状薄板体のウ
ェーハ保持面の平面度は、50μm以下であり、かつ、
ウェーハ保持面の少なくとも表層30μmのFe含有量
は1014atoms/cm以下である。これによ
り、治具に基因する半導体ウェーハのスリップの発生が
なく、金属汚染もない。
【0019】他の好適な一例では、上記リング状薄板体
の内径は、保持する半導体ウェーハの直径の50〜75
%であり、また、上記貫通孔は少なくともリング状薄板
体の内径及び外径の中間径部位に形成されており、か
つ、この径方向の最大幅は、前記リング状薄板体の幅の
30〜60%である。これにより、治具の強度を十分に
保つことができると共に、処理ガスの流れが十分かつ均
一になり、半導体ウェーハに均一な膜が形成され、ま
た、治具の熱容量を減少させることができて、スリップ
発生が防止される。
【0020】また、他の好適な一例では、上記リング状
薄板体の少なくとも表面は、CVD法により形成された
SiC材からなり、そのウェーハ保持面、その裏面及び
これら以外の側壁面の表面粗さは、粗い方から順に前記
側壁面、前記ウェーハ保持面、前記裏面となるように形
成されている。これにより、治具の脱落がなく、処理ガ
スの回り込みがよく、ウェーハ膜厚を均一にすることが
でき、裏面を基準面として、保持面の表面粗さを正確に
測定することができる。
【0021】また、他の好適な一例では、上記側壁面の
表面粗さRaは、0.8〜2.0μmであり、ウェーハ
保持面の表面粗さRaは、0.1〜0.7μmであり、
かつ、裏面の表面粗さRaは、0.01〜0.08μm
である。
【0022】また、他の態様によれば、少なくとも水平
方向に延びる突起部を有する半円筒状部材もしくは複数
の棒状部材の前記突起部にリング状薄板体を1つもしく
は縦方向に複数配置するボートと上記リング状薄板体を
具備する半導体ウェーハ熱処理用装置において、前記ボ
ート及び前記リング状薄板体は、少なくとも表面がCV
D法によるSiC材からなり、前記リング状薄板体の側
壁面の表面粗さRaは、0.8〜2.0μmであり、か
つ、前記円筒状部材もしくは複数の棒状部材各々のリン
グ状薄板体が当接する側壁面部の表面粗さRaは0.8
〜2.0μmであることを特徴とする半導体ウェーハ熱
処理用装置が提供される。これにより、半導体ウェーハ
の熱処理時に半導体ウェーハと治具の接触面に処理ガス
の回り込みがよくて、リング接触部位で半導体ウェーハ
に膜厚ムラが発生することがなく、さらに、SiC−C
VD膜の表層に不純物層が存在しない。
【0023】好適な一例では、上記リング状薄板体は、
全体がリング形状をなし、そのウェーハ保持面に同心円
状に形成された複数の貫通孔を有し、この貫通孔開口部
面積の総和が、ウェーハ保持面の総面積の70〜90%
である。
【0024】また、他の好適な一例では、上記リング状
薄板体は、そのウェーハ保持面の平面度が50μm以下
であり、かつ、ウェーハ保持面の少なくとも表層30μ
mのFe含有量は1014atoms/cm以下であ
る。
【0025】また、他の好適な一例では、上記リング状
薄板体は、その内径が保持する半導体ウェーハの直径の
50〜75%であり、また、上記貫通孔は少なくともリ
ング状薄板体の内径及び外径の中間径部位に形成されて
おり、かつ、この径方向の最大幅は、前記リング状薄板
体の幅の30〜60%である。
【0026】また、他の態様によれば、ウェーハ保持面
を複数の貫通孔が形成されたセラミックス製半導体ウェ
ーハ用治具の製造方法において、原料粉を完全なリング
状薄板体に形成し、仮焼後周方向に交互に薄板体の表裏
面に所定深さの凹部を形成した後、金属含浸を行い、そ
の後、表裏面各々対向面側から前記凹部に達するまで表
面研磨を施し、複数の貫通孔を形成することを特徴とす
る半導体ウェーハ熱処理用治具の製造方法が提供され
る。これにより、半導体ウェーハ熱処理用治具のSiC
膜は高平坦度で凸部がなく、製造工程時に反りやクラッ
クが発生しない。
【0027】好適な一例では、上記金属含浸後に薄板体
の一部を切欠する。これにより、製造工程時に反りやク
ラックの発生がなく、薄板体はほぼ馬蹄形状に形成され
る。
【0028】また、他の好適な一例では、上記複数の貫
通孔が形成された薄板体にCVD−SiC膜を形成し、
このSiC膜を研磨し、しかる後、保持面をブラストす
る。これにより、平面度を50μm以下、Ra=0.0
5μm以下とし、また、Fe含有量を1014atom
s/cm以下にし、さらに、ウェーハ保持面の表面粗
さは裏面の粗さより粗くなる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる半導体ウェ
ーハ熱処理用治具、この半導体ウェーハ熱処理用治具を
用いた熱処理用装置及び上記半導体ウェーハ熱処理用治
具の製造方法の実施の形態について添付図面を参照して
説明する。
【0030】図1は本発明に係わる半導体ウェーハ熱処
理用装置の斜視図を示す。
【0031】図1に示すように、本発明に係わる半導体
ウェーハ熱処理用装置1は、半導体ウェーハSが載置さ
れる本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理用治具(以下
単に治具という)2と、この治具2を着脱自在に受ける
支持部材、例えば、ボート3で構成されている。このボ
ート3には、SiC材(膜)を施したSi含浸SiCが
用いられ、円板形状の基台4と、この基台4に開口部5
が形成されるように立設された3本の支柱6、6、6
と、これら支柱6、6、6に設けられた支持部、例え
ば、多数の水平方向に延びる突起部7、7、7と、支柱
6、6、6の安定と支柱6、6、6間の間隔保持のため
に支柱6、6、6の上端に設けられたほぼ馬蹄形状の上
部固定板8で構成されている。
【0032】上記治具2は、開口部5から挿入され、こ
の支柱6、6、6の各々の突起部7、7、7に載置され
てボート3に着脱に収納、配置される。
【0033】図2乃至図4に示すように、治具2は、一
部切欠されたリング状(ほぼ馬蹄形状)でその基体をな
す薄板体2aからなり、外径がD1、内径がD2に形成
されたウェーハ保持面2bを有し、厚さtであり、CV
D法によりSiC膜を施したSi含浸SiCの焼結体で
ある。なお、本実施形態における治具2は、例えばウェ
ーハ直径Dsが300mmの半導体ウェーハSに用いら
れるもので、その外径はD1=301mm、内径はD2
=210mm、厚さt=2.5mmのリング状薄板体で
ある。
【0034】上記リング状薄板体のウェーハ保持面2b
には多数の貫通孔2cが設けられており、この貫通孔開
口部面積の総和は、ウェーハ保持面2bの総面積の70
〜90%になっている。これにより、処理ガスの流れが
十分かつ均一になり、半導体ウェーハに均一な膜が形成
され、さらに、治具2の熱容量を減少させることができ
て、半導体ウェーハのスリップの発生を防止することが
できる。総面積が70%より小さいと、処理ガスの流れ
を十分かつ均一にすることができず半導体ウェーハに均
一な膜を形成させることができず、さらに、治具の熱容
量を減少させることができず、スリップの発生を防止す
ることができない。総面積が90%より大きいと、治具
の機械的強度が低下し、使用中に破損あるいは変形が生
じ、スリップを発生させる原因となる。
【0035】また、ウェーハ保持面2bは、その平面度
は全面に亘り50μm以下になるよう形成されている。
これにより、半導体ウェーハSは面で保持されることに
なり、スリップ発生をより防止し得る。平面度が50μ
mより大きいと、点で保持されることになり、スリップ
を発生させる原因となる。さらに、ウェーハ保持面2b
の少なくとも表層30μmのFe含有量は1014at
oms/cm以下である。これにより、半導体ウェー
ハSへの転移汚染の危険性が少なくなると共に、治具2
のFe基因の破損等の問題をより効果的に回避し得る。
【0036】上記内径D2はウェーハ直径Dsの50〜
75%、すなわち、D2=0.50Ds〜0.75Ds
に形成されている。これにより、半導体ウェーハSを十
分に支持でき、また、治具2の熱容量を小さくできるの
で、半導体ウェーハSにスリップが発生するのを防止で
きる。内径D2がウェーハ直径Dsの50%より小さい
(D2<0.50Ds)と、リング効果が得られず治具
の熱容量により半導体ウェーハにスリップが発生し易
く、また、内径D2がウェーハ直径Dsの75%より大
きい(D2>0.75Ds)と、支持される半導体ウェ
ーハに撓みが生じ、その支持点を起点としてスリップが
発生し易い。
【0037】また、ウェーハ保持面2bには多数の貫通
孔2cが設けられており、この貫通孔2cは長円形状を
なし外径と内径との中間径D3((D3=D1+D2)
/2)上に配置されており、貫通孔2cの径方向の幅W
1は、ウェーハ保持面2bの幅W2(W2=D1−D
2)の30〜60%である。これにより、治具2の強度
を十分に保つことができると共に、処理ガスの流れが十
分かつ均一になり、半導体ウェーハSに均一な膜が形成
され、また、治具2の熱容量を減少させることができ
て、半導体ウェーハSにスリップが発生するのをより防
止できる。
【0038】貫通孔2cの径方向の幅W1がウェーハ保
持面2bの幅W2の30%より小さいと、処理ガスの流
れが不十分かつ不均一になり、半導体ウェーハに均一な
膜を形成できず、また、治具の熱容量を減少させること
ができず、半導体ウェーハにスリップが発生する。
【0039】貫通孔2cの径方向の幅W1がウェーハ保
持面2bの幅W2の50%より大きいと、治具の機械的
強度が低下し、使用中に破損あるいは変形が生じ、スリ
ップを発生させる原因となる。
【0040】さらに、治具2を形成するリング状薄板体
の少なくとも表面は、上記のようにCVD法により形成
されたSiC材からなり、そのウェーハ保持面2b、そ
の裏面2d及びこれら以外の側壁面2eの表面粗さは、
粗い方から順に側壁面2e、ウェーハ保持面2b、裏面
2dとなるように形成されている。
【0041】例えば、側壁面2eの表面粗さRaは、
0.8〜2.0μmであり、ウェーハ保持面2bの表面
粗さRaは、0.1〜0.7μmであり、かつ、裏面2
dの表面粗さRaは、0.01〜0.08μmである。
【0042】側壁面2eの表面粗さRaは、0.8〜
2.0μmであり、図5及び図6に示すように、この側
壁面2eが接する支柱6の側壁部6aも表面粗さRaが
0.8〜2.0μmであるので、使用時に両者間で滑り
がなく、治具2の脱落がない。また、ウェーハ保持面2
bの表面粗さRaは、0.1〜0.7μmであり、半導
体ウェーハSと保持面2aが密着し過ぎず、処理ガスの
回り込みがよく、ウェーハ膜厚を均一にすることができ
る。さらに、裏面2dの表面粗さRaは、0.01〜
0.08μmであり、この裏面2dを基準面として、保
持面2aの表面粗さを正確に制御することができると共
にウェーハ熱処理用治具2をボート3に配置する際のパ
ーティクル発生を防止することが可能となる。
【0043】なお、本発明に係わる半導体ウェーハ熱処
理用治具において、リング状とは完全な円環状に限ら
ず、本実施形態のように、円環の一部を切欠きいたほぼ
馬蹄形状のものも含む。また、半導体ウェーハ熱処理用
治具は、治具単独で用いられる場合、あるいは、図7に
示すように、一枚の半導体ウェーハSAを載せた治具2
Aが載置される枚葉式ウェーハボート3A、さらに、図
8に示すように、天板3Ba及び底板3Bbを有し、円
筒の一部を切欠した半円筒体、例えば2分割した半円筒
体3Bcの内壁面に多数の突起部3Bdを設けたボート
3B、サセプタなどボートとしての支持部材側は如何な
る形態であってもよく、これらの場合において同等の作
用、効果が生じることは言うまでもない。
【0044】次に本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理
用治具の製造方法について説明する。
【0045】図9に示す本発明に係わる半導体ウェーハ
熱処理用治具の製造方法のフローに沿って、治具の製造
は行われる。例えば、炭化珪素原料粉を混練する(S
1)。炭化珪素原料粉としては、平均粒径が15〜35
μmの第1炭化珪素粉末を50〜75重量部と、平均粒
径が0.5〜2.0μmの第2炭化珪素粉末を25〜5
0重量部と、さらに平均粒径が0.01〜0.1μmの
炭素質粉末を外割で3〜8重量部とを混合し、これに有
機結合剤を加えて行われる。
【0046】炭化珪素原料粉を完全なリング状に成形す
る(S2)。炭化珪素原料粉をラバープレスなどにより
図10(a)及び図10(d)に示すような薄板円板状
に成形する。
【0047】仮焼する(S3)。仮焼は、成形体内に残
存する遊離炭素を燃焼させることなく、次工程における
反応焼結に与らせるために、真空雰囲気又は不活性ガス
雰囲気下600℃程度で行うことが必要であり、この仮
焼を行うと、仮焼体が形成されて、シリコンを含浸する
際の保形性、安定性が増し、また、仮焼により不純物の
一部も除去されて純度が向上する。
【0048】凹部を形成する(S4)。図10(b)及
び図10(e)に示すような仮焼体2aの表裏両面、す
なわち、ウェーハ保持面2b及び裏面2dに交互に周方
向に所定深さの凹部2gを形成する。
【0049】金属含浸を行う(S5)。溶融シリコンに
浸漬し、不活性ガス雰囲気下で、炉内を1600〜20
00℃の温度範囲に加熱し反応焼結を行う。これによ
り、毛細管現象により成形体中の気孔に浸透し、シリコ
ンと仮焼体中の炭素とが反応する。この反応により成形
体の気孔中で炭化ケイ素が生成し、気孔を埋め多孔質体
中の気孔がより小さく、かさ密度が大きくなり、全体の
強度が向上することになる。シリコンと炭素との反応
は、1420〜2000℃程度で起こるので、焼結は、
1600〜2000℃の温度範囲で行われ、1600〜
1900℃の範囲で行うことが好ましい。上記金属含浸
工程は、薄板体2aのウェーハ保持面2b、裏面2dに
交互に凹部2gは形成されているが、未だ貫通孔が形成
されていない状態で金属含浸と反応焼結が行われるの
で、従来のように薄板体の貫通孔を起点とするクラック
が入ることがない。また、従来にように薄板体の一側に
のみ凹部が形成されているのと異なり、薄板体2aのウ
ェーハ保持面2b、裏面2dに交互に凹部2gは形成さ
れており、さらに、薄板体2aは完全なリング状である
ので、金属含浸後の薄板体2aが反ることがない。
【0050】研磨、貫通孔形成する(S6)。シリコン
が含浸され反応焼結された薄板体2aのウェーハ保持面
2b、裏面2dの各々対向面側から凹部2gに達するま
で表面研磨を施し、図10(c)及び図10(f)に示
すような複数の貫通孔2cを形成する。さらに、一部切
り欠いてほぼ馬蹄形状にする。本実施形態のように、一
部切欠してほぼ馬蹄形状にしてもよく、また、薄板体の
厚さ、ウェーハ保持面の幅の寸法などを考慮して切欠部
を設けず、完全なリング形状であってもよい。
【0051】CVD法によりSiC膜を形成する(S
7)。貫通孔2c、切欠部が形成され金属が含浸された
薄板体2aにCVD法によりSiC膜を形成する。
【0052】SiC膜を研磨する(S8)。これによ
り、ウェーハ保持面の平面度を50μm以下、Ra=
0.05μm以下とし、使用時半導体ウェーハのスリッ
プの発生を低減することができる。また、SiC膜表層
を機械加工することにより不純物層を除去、特にFe含
有量を1014atoms/cm以下にすることがで
きる。
【0053】保持面をブラストする(S9)。SiC膜
が形成された後研磨された保持面2aをサンドブラスト
する。ブラスト粉には石英ガラスを用い、ブラスト後、
HF洗浄することにより、ブラスト粉により半導体ウェ
ーハSが汚染されるのを防止する。ブラストにより、ウ
ェーハ保持面2bの表面粗さRaは、0.1〜0.7μ
mになる。
【0054】また、本発明に係わる半導体ウェーハ及び
半導体ウェーハ熱処理用治具を用いた半導体ウェーハの
熱処理方法について説明する。
【0055】半導体ウェーハSを熱処理する場合には、
図1に示すように、半導体ウェーハSを本発明に係わる
治具2に同心円状に載置し、しかる後、この半導体ウェ
ーハSが載置された治具2を開口部5から挿入して、突
起部7、7、7に多数載置し、ボート3に収納する。こ
の多数の治具2が収納されたボート3を熱処理炉(図示
せず)に装填し、熱処理炉を加熱して、半導体ウェーハ
Sを熱処理する。
【0056】この熱処理工程において、治具2の内径D
2はウェーハ直径Dsの50〜75%に形成されてお
り、半導体ウェーハSを十分に支持でき、また、治具2
の熱容量を小さくできるので、半導体ウェーハSにスリ
ップが発生するのを防止できる。
【0057】多数の貫通孔2cは長円形状をなし外径と
内径との中間径D3上に配置されており、貫通孔2cの
径方向の幅W1は、ウェーハ保持面2bの幅W2の30
〜60%であり、治具2の強度を十分に保つことができ
ると共に、処理ガスの流れが十分かつ均一になり、半導
体ウェーハに均一な膜が形成され、また、治具2の熱容
量を減少させることができて、半導体ウェーハSのスリ
ップの発生を防止することができる。
【0058】また、ウェーハ保持面2bは、その平面度
は全面に亘り50μm以下になるよう形成されている。
これにより、半導体ウェーハSは面で保持されることに
なり、スリップが発生することがない。
【0059】さらに、ウェーハ保持面2bの少なくとも
表層30μmのFe含有量は10 atoms/cm
以下である。これにより、半導体ウェーハSへの転移
汚染の危険性が少なくなると共に、治具2のFe基因の
破損等の問題をより効果的に回避し得る。
【0060】また、側壁面2eの表面粗さRaは、0.
8〜2.0μmであり、側壁面2eが接する側壁部6a
も同じ表面粗さであるので、両者間で滑りがなく、治具
2の脱落がない。
【0061】さらに、ウェーハ保持面2bの表面粗さR
aは、0.1〜0.7μmであり、半導体ウェーハSと
保持面2aが密着し過ぎず、処理ガスの回り込みがよ
く、ウェーハ膜厚を均一にすることができる。
【0062】
【発明の効果】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理用
治具によれば、処理ガスの流れが十分かつ均一になり、
半導体ウェーハに均一な膜が形成され、また、治具の熱
容量を減少させることができて、半導体ウェーハのスリ
ップの発生を防止することができ、さらに、半導体ウェ
ーハは面で保持されることになり、スリップ発生をより
防止でき、半導体ウェーハへの転移汚染の危険性が少な
くなると共に、治具のFe基因の破損等の問題をより効
果的に回避し得る。
【0063】また、本発明に係わる半導体ウェーハ熱処
理用装置によれば、半導体ウェーハに均一な膜が形成さ
れ、半導体ウェーハのスリップの発生を防止することが
でき、また、スリップ発生をより防止でき、半導体ウェ
ーハへの転移汚染の危険性が少なくなると共に、治具F
e基因の破損等の問題をより効果的に回避し得る。
【0064】また、本発明に係わる半導体ウェーハ熱処
理用治具の製造方法によれば、半導体ウェーハ熱処理用
治具のSiC膜は高平坦度で凸部がなく、クラックや反
りが発生しない半導体ウェーハ熱処理用治具の製造方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理用装置の
斜視図。
【図2】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理用治具の
平面図。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図。
【図5】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理用治具の
組込み状態を示す半導体ウェーハ熱処理用装置の斜視
図。
【図6】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理用治具の
組込み状態を示す半導体ウェーハ熱処理用装置の断面
図。
【図7】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理用装置の
他の実施形態を示す半導体ウェーハ熱処理用装置の断面
図。
【図8】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理用装置の
他の実施形態を示す半導体ウェーハ熱処理用装置の断面
図。
【図9】本発明に係わる半導体ウェーハ熱処理用治具の
製造フロー図。
【図10】(a)乃至(f)は本発明に係わる半導体ウ
ェーハ熱処理用治具の製造状態を示す平面図及び断面
図。
【図11】従来の半導体ウェーハ熱処理用治具の製造状
態を示す平面図。
【図12】(a),(b)はそれぞれ従来の半導体ウェ
ーハ熱処理用治具の製造状態を示す平面図及び断面図。
【符号の説明】
1 半導体ウェーハ熱処理用装置 2 半導体ウェーハ熱処理用治具 2a 薄板体 2b ウェーハ保持面 2c 貫通孔 2d 裏面 2e 側壁面 2g 凹部 3 ボート 4 基台 5 開口部 6 支柱 6a 側壁部 7 突起部 8 上部固定板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 昌宏 山形県西置賜郡小国町大字小国町378番地 東芝セラミックス株式会社小国事業所内 (72)発明者 堀内 雄史 山形県西置賜郡小国町大字小国町378番地 東芝セラミックス株式会社小国事業所内 Fターム(参考) 5F031 CA02 HA02 HA03 HA10 HA62 HA63 HA64 PA11 PA18 PA30 5F045 AA03 AA06 AB02 DP19 DQ05 EM02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハを処理する際にウェーハ
    保持面により半導体ウェーハを保持する治具において、
    全体がリング状薄板体からなり、この薄板体のウェーハ
    保持面に同心円状に形成された複数の貫通孔を有し、こ
    の貫通孔開口部面積の総和は、ウェーハ保持面の総面積
    の70〜90%であることを特徴とする半導体ウェーハ
    熱処理用治具。
  2. 【請求項2】 上記リング状薄板体のウェーハ保持面の
    平面度は、50μm以下であり、かつ、ウェーハ保持面
    の少なくとも表層30μmのFe含有量は1014at
    oms/cm以下であることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体ウェーハ熱処理用治具。
  3. 【請求項3】 上記リング状薄板体の内径は、保持する
    半導体ウェーハの直径の50〜75%であり、また、上
    記貫通孔は少なくともリング状薄板体の内径及び外径の
    中間径部位に形成されており、かつ、この径方向の最大
    幅は、前記リング状薄板体の幅の30〜60%であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体ウェーハ
    熱処理用治具。
  4. 【請求項4】 上記リング状薄板体の少なくとも表面
    は、CVD法により形成されたSiC材からなり、その
    ウェーハ保持面、その裏面及びこれら以外の側壁面の表
    面粗さは、粗い方から順に前記側壁面、前記ウェーハ保
    持面、前記裏面となるように形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体ウ
    ェーハ熱処理用治具。
  5. 【請求項5】 上記側壁面の表面粗さRaは、0.8〜
    2.0μmであり、ウェーハ保持面の表面粗さRaは、
    0.1〜0.7μmであり、かつ、裏面の表面粗さRa
    は、0.01〜0.08μmであることを特徴とする請
    求項4に記載の半導体ウェーハ熱処理用治具。
  6. 【請求項6】 少なくとも水平方向に延びる突起部を有
    する半円筒状部材もしくは複数の棒状部材の前記突起部
    にリング状薄板体を1つもしくは縦方向に複数配置する
    ボートと上記リング状薄板体を具備する半導体ウェーハ
    熱処理用装置において、前記ボート及び前記リング状薄
    板体は、少なくとも表面がCVD法によるSiC材から
    なり、前記リング状薄板体の側壁面の表面粗さRaは、
    0.8〜2.0μmであり、かつ、前記円筒状部材もし
    くは複数の棒状部材各々のリング状薄板体が当接する側
    壁面部の表面粗さRaは0.8〜2.0μmであること
    を特徴とする半導体ウェーハ熱処理用装置。
  7. 【請求項7】 上記リング状薄板体は、全体がリング形
    状をなし、そのウェーハ保持面に同心円状に形成された
    複数の貫通孔を有し、この貫通孔開口部面積の総和が、
    ウェーハ保持面の総面積の70〜90%であることを特
    徴とする請求項6に記載の半導体ウェーハ熱処理用装
    置。
  8. 【請求項8】 上記リング状薄板体は、そのウェーハ保
    持面の平面度が50μm以下であり、かつ、ウェーハ保
    持面の少なくとも表層30μmのFe含有量は1014
    atoms/cm以下であることを特徴とする請求項
    6又は7に記載の半導体ウェーハ熱処理用装置。
  9. 【請求項9】 上記リング状薄板体は、その内径が保持
    する半導体ウェーハの直径の50〜75%であり、ま
    た、上記貫通孔は少なくともリング状薄板体の内径及び
    外径の中間径部位に形成されており、かつ、この径方向
    の最大幅は、前記リング状薄板体の幅の30〜60%で
    あることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に
    記載の半導体ウェーハ熱処理用装置。
  10. 【請求項10】 ウェーハ保持面を複数の貫通孔が形成
    されたセラミックス製半導体ウェーハ用治具の製造方法
    において、原料粉を完全なリング状薄板体に形成し、仮
    焼後周方向に交互に薄板体の表裏面に所定深さの凹部を
    形成した後、金属含浸を行い、その後、表裏面各々対向
    面側から前記凹部に達するまで表面研磨を施し、複数の
    貫通孔を形成することを特徴とする半導体ウェーハ熱処
    理用治具の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記金属含浸後に薄板体の一部を切欠
    することを特徴とする請求項10に記載の半導体ウェー
    ハ熱処理用治具の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記複数の貫通孔が形成された薄板体
    にCVD−SiC膜を形成し、このSiC膜を研磨し、
    しかる後、保持面をブラストすることを特徴とする請求
    項10又は11に記載の半導体ウェーハ熱処理用治具の
    製造方法。
JP2001394757A 2001-12-26 2001-12-26 半導体ウェーハ熱処理用治具及びこれを用いた熱処理用装置並びに半導体ウェーハ熱処理用治具の製造方法 Pending JP2003197722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394757A JP2003197722A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 半導体ウェーハ熱処理用治具及びこれを用いた熱処理用装置並びに半導体ウェーハ熱処理用治具の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001394757A JP2003197722A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 半導体ウェーハ熱処理用治具及びこれを用いた熱処理用装置並びに半導体ウェーハ熱処理用治具の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003197722A true JP2003197722A (ja) 2003-07-11

Family

ID=27601386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001394757A Pending JP2003197722A (ja) 2001-12-26 2001-12-26 半導体ウェーハ熱処理用治具及びこれを用いた熱処理用装置並びに半導体ウェーハ熱処理用治具の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003197722A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007096220A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Toshiba Ceramics Co Ltd 脆性材料部材の製造方法
US7210925B2 (en) 2004-06-21 2007-05-01 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corporation Heat treatment jig for silicon semiconductor substrate
US7329947B2 (en) * 2003-11-07 2008-02-12 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corporation Heat treatment jig for semiconductor substrate
US7331780B2 (en) 2003-04-02 2008-02-19 Sumco Corporation Heat treatment jig for semiconductor wafer
JP2008277781A (ja) * 2007-03-30 2008-11-13 Covalent Materials Corp 縦型ウエハボート
JP2011527109A (ja) * 2008-06-30 2011-10-20 エムイーエムシー・エレクトロニック・マテリアルズ・インコーポレイテッド 低熱容量半導体ウェハサポート
US8105078B2 (en) 2005-08-12 2012-01-31 Sumco Corporation Heat treatment jig for semiconductor silicon substrates and method for manufacturing the same
JP2013016635A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
CN107641798A (zh) * 2017-09-15 2018-01-30 浙江爱旭太阳能科技有限公司 改善el边角发黑和卡点发黑的管式perc电池石墨舟
CN107641799A (zh) * 2017-09-15 2018-01-30 浙江爱旭太阳能科技有限公司 改善el边角发黑和卡点发黑的管式perc电池石墨舟
TWI649204B (zh) * 2013-11-06 2019-02-01 美商應用材料股份有限公司 用於熱處理腔室之支撐件及其形成方法
CN113517192A (zh) * 2021-07-14 2021-10-19 长江存储科技有限责任公司 晶圆处理方法和制造半导体器件的方法
US20220093435A1 (en) * 2020-09-18 2022-03-24 Kokusai Electric Corporation Substrate processing apparatus, substrate retainer and method of manufacturing semiconductor device
CN115460873A (zh) * 2022-08-29 2022-12-09 西安空间无线电技术研究所 一种星载高功率圆腔用卡箍式散热支架

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7331780B2 (en) 2003-04-02 2008-02-19 Sumco Corporation Heat treatment jig for semiconductor wafer
US7329947B2 (en) * 2003-11-07 2008-02-12 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corporation Heat treatment jig for semiconductor substrate
EP1780774A4 (en) * 2004-06-21 2009-12-09 Sumco Corp THERMAL TREATMENT JIG FOR SEMICONDUCTOR SILICON SUBSTRATE
EP1780774A1 (en) * 2004-06-21 2007-05-02 SUMCO Corporation Heat treatment jig for semiconductor silicon substrate
US7210925B2 (en) 2004-06-21 2007-05-01 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corporation Heat treatment jig for silicon semiconductor substrate
US8105078B2 (en) 2005-08-12 2012-01-31 Sumco Corporation Heat treatment jig for semiconductor silicon substrates and method for manufacturing the same
JP2007096220A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Toshiba Ceramics Co Ltd 脆性材料部材の製造方法
JP2008277781A (ja) * 2007-03-30 2008-11-13 Covalent Materials Corp 縦型ウエハボート
JP2011527109A (ja) * 2008-06-30 2011-10-20 エムイーエムシー・エレクトロニック・マテリアルズ・インコーポレイテッド 低熱容量半導体ウェハサポート
JP2013016635A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
US11646218B2 (en) 2013-11-06 2023-05-09 Applied Materials, Inc. Sol gel coated support ring
CN111584396B (zh) * 2013-11-06 2023-09-01 应用材料公司 溶胶凝胶涂布的支撑环
TWI649204B (zh) * 2013-11-06 2019-02-01 美商應用材料股份有限公司 用於熱處理腔室之支撐件及其形成方法
US10672641B2 (en) 2013-11-06 2020-06-02 Applied Materials, Inc. Sol gel coated support ring
CN111584396A (zh) * 2013-11-06 2020-08-25 应用材料公司 溶胶凝胶涂布的支撑环
CN107641798A (zh) * 2017-09-15 2018-01-30 浙江爱旭太阳能科技有限公司 改善el边角发黑和卡点发黑的管式perc电池石墨舟
CN107641799A (zh) * 2017-09-15 2018-01-30 浙江爱旭太阳能科技有限公司 改善el边角发黑和卡点发黑的管式perc电池石墨舟
CN107641799B (zh) * 2017-09-15 2024-01-12 浙江爱旭太阳能科技有限公司 改善el边角发黑和卡点发黑的管式perc电池石墨舟
CN107641798B (zh) * 2017-09-15 2024-01-12 浙江爱旭太阳能科技有限公司 改善el边角发黑和卡点发黑的管式perc电池石墨舟
US20220093435A1 (en) * 2020-09-18 2022-03-24 Kokusai Electric Corporation Substrate processing apparatus, substrate retainer and method of manufacturing semiconductor device
CN113517192A (zh) * 2021-07-14 2021-10-19 长江存储科技有限责任公司 晶圆处理方法和制造半导体器件的方法
CN113517192B (zh) * 2021-07-14 2023-10-20 长江存储科技有限责任公司 晶圆处理方法和制造半导体器件的方法
CN115460873A (zh) * 2022-08-29 2022-12-09 西安空间无线电技术研究所 一种星载高功率圆腔用卡箍式散热支架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003197722A (ja) 半導体ウェーハ熱処理用治具及びこれを用いた熱処理用装置並びに半導体ウェーハ熱処理用治具の製造方法
JPH0758041A (ja) サセプタ
JP2006086534A (ja) 高温基板処理用の粗面サセプタ
TW200908199A (en) Wafer supporting jig, vertical heat treatment boat including the same, and manufacturing method of wafer supporting jig
JP4599816B2 (ja) シリコンエピタキシャルウェーハの製造方法
JP2018523308A (ja) エピタキシャルウェーハを製造するためのリアクターの再稼動準備方法
KR20170023792A (ko) 서셉터 및 그 제조 방법
JP3317781B2 (ja) 半導体ウエハの熱処理用サセプタの製造方法
JPH08188468A (ja) 化学蒸着法による炭化ケイ素成形体及びその製造方法
JP2003197553A (ja) 熱処理用ボート及び縦型熱処理装置
JPH08188408A (ja) 化学蒸着法による炭化ケイ素成形体及びその製造方法
JP5110464B2 (ja) CVD−SiC単体膜の製造方法
JP4003906B2 (ja) シリコン単結晶半導体ウエハ加熱処理用治具及びこれを用いたシリコン単結晶半導体ウエハ加熱処理用装置
JP2004200436A (ja) サセプタ及びその製造方法
JP2003142407A (ja) 薄膜成長装置用のリフトピン、その形成方法およびリフトピン頭部
KR100476350B1 (ko) 플라즈마처리장치용전극판의제조방법
JP3094312B2 (ja) サセプター
JP3811540B2 (ja) 炭化珪素成形体の製造方法
JP7255473B2 (ja) 炭化ケイ素多結晶基板の製造方法
JP7247819B2 (ja) 炭化ケイ素多結晶基板の製造方法
JP3069216B2 (ja) 半導体用部材
KR20140118905A (ko) 실리콘 부재 및 실리콘 부재의 제조 방법
JP2549030B2 (ja) 半導体用処理部材及びその製造方法
JP2001203192A (ja) 半導体製造装置用部品及び半導体製造装置
JP4453140B2 (ja) 半導体製造装置用部品及び半導体製造装置