JP2003197719A - 半導体製造装置および基板支持構造 - Google Patents

半導体製造装置および基板支持構造

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JP2003197719A
JP2003197719A JP2001390043A JP2001390043A JP2003197719A JP 2003197719 A JP2003197719 A JP 2003197719A JP 2001390043 A JP2001390043 A JP 2001390043A JP 2001390043 A JP2001390043 A JP 2001390043A JP 2003197719 A JP2003197719 A JP 2003197719A
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susceptor
hole
wafer
support pin
spherical surface
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JP2001390043A
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English (en)
Inventor
Shinji Marutani
新治 丸谷
Hidetoshi Takeda
英俊 武田
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Sumco Techxiv Corp
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバ内の温度変化や加工誤差からウェハ
支持ピンが傾いても、接触により生じる磨耗や欠けなど
の発生を抑制することができる機構を提供することにあ
る。 【解決手段】 サセプタ4に、上部の大径部と下部の小
径部の2段になっている貫通穴22を設ける。前記貫通
穴22は、前記大径部から前記小径部へとつながる部分
を球状の凹面とする椀状穴22´を有し、前記球面の中
心点が前記貫通穴22の中心軸上にあるようにする。一
方、ウェハ支持ピン11の上端部は前記貫通穴22の球
面に対応するような球状の凸面を有する頭部24を備
え、椀状穴22´と面接触する。そのため、温度変化や
加工誤差の影響によりウェハ支持ピン11が傾いた場合
にも、接触により生じる磨耗や欠けなどの発生を抑制す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エピタキシャルウ
ェハ製造装置に関し、特に、サセプタの貫通穴に吊り下
げられたウェハ支持ピンと、ウェハ支持ピンを吊り下げ
るサセプタの貫通穴の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェハの表面にシリコンの結晶層を成長
させることにより、結晶欠陥がなく、所望の抵抗率を有
するシリコンウェハを製造する技術が知られている。こ
のシリコンの結晶層は、例えば直径が200mmで厚さ
が0.75mmのウェハの場合に数μm程度の厚さを有
する極薄い層であり、一般的にエピタキシャル層と呼ば
れる。この結晶層を成長させるために、ウェハはチャン
バ内で反応ガスを供給され、熱処理される。
【0003】図9は、従来から知られている枚葉式の半
導体ウェハ製造装置のチャンバの縦断面図である。同図
は、チャンバ2内に配設されたサセプタ4上にウェハ1
2が載置された状態を示している。なお、説明の都合
上、チャンバ2の下部に設けられたサセプタ駆動装置、
およびチャンバ2内にウェハ12を搬入出するためのア
ーム駆動装置の図示を省略している。
【0004】このウェハ製造装置においては、通常、ウ
ェハ12を1枚だけ水平に支持するサセプタ4(ウェハ
支持台)がチャンバ2内に設けられている。また、サセ
プタ4上にウェハ12を搬送するために、ウェハ12を
サセプタ4に対して上下動させるためのリフト機構が設
けられている。このリフト機構は、サセプタ4を貫通し
て延びる複数本のウェハ支持ピン11と協働してウェハ
12を昇降させる。具体的には、アーム23がサセプタ
4に対して上昇しウェハ支持ピン11の下端を支え、ウ
ェハ支持ピン11を上下動させることでウェハ12を昇
降させる。ここにおいて、リフト機構は、サセプタ4と
同一速度で回転する必要が無いように、ウェハ支持ピン
11と分離している。
【0005】このリフト機構およびウェハ支持ピン11
により、搬送用アームのハンドに載せられてチャンバ2
内に運ばれてきたウェハ12をサセプタ4上に移載した
り、或いはその逆に、ウェハ12をサセプタ4からハン
ドに受け渡したりすることが可能となる。ウェハ支持ピ
ン11の上下動の際に、ウェハ支持ピン11のガタツキ
を防止してウェハ支持ピン11を垂直に安定して持ち上
げられるように、サセプタ支持アーム14にはガイド穴
46を設けている。
【0006】また、ウェハ支持ピン11の頭部24は円
錐台形となっており、ロート状の拡大開口を有するサセ
プタ貫通穴22を封止することにより、サセプタ貫通穴
22を通過する反応ガスの移動を実質的に防止してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の技術
においては、サセプタ4のサセプタ貫通穴22、ウェハ
支持ピン11およびサセプタ支持アーム14のガイド穴
46との関係において一定の問題がある。
【0008】図9に示すようにウェハ12の熱処理の際
には、ウェハ12はウェハ収納用凹部13に正確に収容
されている必要がある。しかし、ウェハ支持ピン11と
サセプタ貫通穴22とは、すきまばめの関係にあるた
め、図11に示すようにウェハ支持ピン11が傾いた状
態になる場合がある。同図に示す状態においてウェハ支
持ピン11を下降させると、ウェハ12をウェハ収納凹
部13に収納することができず、図12(a)に示すよ
うにウェハ12の一端がウェハ収納用凹部13の縁に引
っかかる場合がある。このようにウェハ12が傾いた状
態でサセプタ4上に載置されると、ウェハ12が傾いた
状態でその後の熱処理等がなされるため、ウェハ12の
品質管理という観点から許容できないという問題があ
る。
【0009】その問題を解決するために、ウェハ収納用
凹部13の内径を、ウェハ12の外形よりも十分に大き
く形成することが考えられる。しかしながら、ウェハ1
2側面のデポによる結晶の異状成長を抑制する必要性か
ら、図12(b)に示すウェハ12の外径とウェハ収納
用凹部13の内径との隙間はできる限り小さいことが望
まれる。
【0010】上述のように、ウェハ収納用凹部13の内
径はウェハ12の外径に近い大きさでなければならない
ため、ウェハ12を正確にウェハ収納用凹部13に収納
させるには、ウェハ12をできる限り垂直に上下動させ
るべくウェハ支持ピン11の傾きを防止する必要があ
る。したがって、サセプタ貫通穴22とサセプタ支持ア
ーム14のガイド穴46の径を、ウェハ支持ピン11の
径に極力近づけなければならない。
【0011】ところがこの場合には、サセプタ4とサセ
プタ支持アーム14の線膨張係数の相違から一定の問題
が出てくる。以下に一例として一般的なエピタキシャル
ウェハ製造装置を挙げて説明する。この一般的な例で
は、サセプタ4は高純度カーボン基材にSiCをコーテ
ィングしたもので、線膨張係数は約4.9×E−6であ
る。また、サセプタ4を支持しウェハ支持ピン11のガ
イド穴46を持つサセプタ支持アーム14は、透明石英
からなり、線膨張係数は約0.6×E−6である。
【0012】図3に示すように、サセプタ貫通穴22の
PCDは室温で177.3mmであり、サセプタ支持ア
ーム14のガイド穴46のPCDは室温で177.8m
mである。このPCDの違いはそれぞれの構成材料の線
膨張係数の違いによるものである。ウェハ12をサセプ
タ4上に搬送するときのチャンバ内雰囲気温度は約80
0℃であり、その温度のときのPCDは以下のようにな
る。サセプタ4のサセプタ貫通穴22のPCD(800
℃時)は、
【式1】 である。また、サセプタ支持アーム14のガイド穴46
のPCD(800℃時)は、
【式2】 である。
【0013】よって800℃のときには互いのPCDの
差は0.1mmで、図4に示すように穴位置のズレは
0.05mmに過ぎないため、ウェハ12をサセプタ4
上に搬送するときはウェハ支持ピン11が垂直に上下動
することができる。このウェハ製造装置は室温において
組み立てられ、成膜時には1200℃まで加熱される。
そのため、室温におけるウェハ支持ピン11の動作確認
から成膜プロセス最高温度(1200℃)における実動
作の間に、ウェハ支持ピン11が傾いても破損などを起
こさない寸法および配置が要求される。
【0014】ところが、前述のようにサセプタ4は高純
度カーボン基材にSiCをコーティングしたものであ
り、サセプタ支持アーム14は透明石英で形成されてい
るため、それぞれ異なる熱膨張率を有する。チャンバ2
内の温度は1200℃になることもあり、また室温の場
合もある。したがって前記温度変化におけるこれらの熱
膨張率の相違は無視できず、サセプタ貫通穴22とサセ
プタ支持アーム14のガイド穴46を正確に位置合わせ
することは物理的に不可能といえる。前述の例では室温
時のサセプタ貫通穴22とガイド穴46のズレは、図3
に示すように0.25mmとなり、1200℃時のズレ
は図5に示すように0.21mmとなる。
【0015】その結果、図10に示すように室温状態や
成膜温度のときには、ウェハ支持ピン11は垂直よりも
左または右に1.87°程度傾いた状態になり、ウェハ
支持ピン頭部24とサセプタ貫通穴22は点で接触する
状態となる。また、加工誤差によっても同様の問題が生
じる。特にサセプタ支持アーム14やウェハ支持ピン1
1を石英で形成しているため加工誤差が大きい。この状
態でサセプタ4を回転させたり、ウェハ支持ピン11を
上下動させたりすると、接触点において局所的な力が発
生し、破損や磨耗がおこる場合がある。破損や磨耗した
石英、SiC、Cの微粉はウェハ12に付着し、ウェハ
12の品質を悪化させる。また、飛散せずに残留する欠
片は、ウェハ支持ピン11の上下動の妨げとなり、安定
したウェハ搬送ができなくなる。
【0016】また、図10に示すようにウェハ支持ピン
11が傾いている状態では、ウェハ支持ピン頭部24の
円錐台側面とサセプタ貫通穴22のテーパ面の間には隙
間が発生する。この隙間があると反応ガスの一部がこの
隙間に流れ込み、サセプタ貫通穴22の内壁に生成物が
できる。その結果ウェハ12搬送時のウェハ支持ピン1
1の上下動によって発塵が起こり、ウェハ12に付着し
た粉塵によりウェハ品質が悪化することになる。さら
に、サセプタ裏面に廻り込んだ反応ガスは、ウェハ裏面
と反応し焼き付け跡のようなものができてしまい、ウェ
ハ品質上好ましくない。
【0017】本出願に係る発明は、上記のような問題点
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは、チャンバ内の温度変化や加工誤差があって
も、ウェハ支持ピンとサセプタ貫通穴との間で局所的な
力が発生せず、接触により生じる磨耗や欠けなどの発生
を抑制することができる機構を提供することにある。
【0018】また、本出願に係る発明の第2の目的は、
チャンバ内の温度変化や加工誤差があっても、サセプタ
貫通穴の内壁面に反応ガスの生成物をつくらず、ウェハ
支持ピンの上下動による発塵を抑え、ウェハへの異物の
付着を抑制することができる機構を提供することにあ
る。
【0019】さらに、本出願に係る発明の第3の目的
は、一定温度でウェハ支持ピンが傾きサセプタとウェハ
支持ピンの間で生じた隙間からウェハ裏面へ反応ガスが
侵入し、裏面成膜によるウェハ品質の低下という問題を
防ぐことができる機構を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1の発明は、熱処理の際にウェハを
載置し、貫通穴を有する支持台に吊り下げられる支持ピ
ンであって、前記支持ピンは軸部と、前記支持台の前記
貫通穴の内壁に係止する係止部とを有し、前記係止部が
球面を有することを特徴とする支持ピンである。
【0021】また、本出願に係る第2の発明は、前記支
持ピンの係止部が有する前記球面の中心点が、前記支持
ピンの中心軸上にあることを特徴とする前記第1の発明
に記載の支持ピンである。
【0022】更に、本出願に係る第3の発明は、前記球
面は、前記支持ピンの先端を中心とした球面であること
を特徴とする前記第1または第2の発明に記載の支持ピ
ンである。
【0023】また、本出願に係る第4の発明は、熱処理
の際にウェハを載置し、前記ウェハを上下動させるため
の支持ピンを係止するための貫通穴を備えた支持台であ
って、前記貫通穴の内壁面の一部に球面を有することを
特徴とする支持台である。
【0024】更に、本出願に係る第5の発明は、ウェハ
を上面に載置することができるサセプタであって、前記
サセプタを上下方向に貫通し、第1の径部と、その下に
前記第1の径部に比し小さな径の第2の径部と、を有する
貫通穴を備えるサセプタと、前記貫通穴に吊り下げら
れ、前記貫通穴を上下方向に自在に移動し、ウェハを持
ち上げることができる支持ピンであって、上端に軸部に
比し大きな頭部を有し、前記頭部の下部に首下部分を持
つ支持ピンと、前記支持ピンを上下動させるピン昇降機
構と、を備える半導体製造装置において、前記支持ピン
の首下部分が球面を有することを特徴とする半導体製造
装置である。
【0025】また、本出願に係る第6の発明は、ウェハ
を上面に載置することができるサセプタであって、前記
サセプタを上下方向に貫通し、第1の径部と、その下に
前記第1の径部に比し小さな径の第2の径部と、を有する
貫通穴を備えるサセプタと、前記貫通穴に吊り下げら
れ、前記貫通穴を上下方向に自在に移動し、ウェハを持
ち上げることができる支持ピンと、前記支持ピンを上下
動させるピン昇降機構と、を備える半導体製造装置にお
いて、前記サセプタの前記第1の径部と前記第2の径部
をつなぐ部分が、球面を有することを特徴とする半導体
製造装置である。
【0026】更に、本出願に係る第7の発明は、前記支
持ピンは軸部と、前記サセプタの前記貫通穴の内壁に係
止する係止部とを有し、前記係止部が球面を有すること
を特徴とする上記第6の発明に記載の半導体製造装置で
ある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本出願に係る発明の一実施
の形態について、図1〜図8に基づいて詳細に説明す
る。図1は、本発明に係るエピタキシャルウェハ製造装
置の概略構造を示す縦断面である。同図において図面中
腹より上方にチャンバ2が、図面中腹より下方に駆動機
構3が示されている。この駆動機構3は、サセプタ4を
上下に動かす昇降機構とサセプタ4を回転させる回転駆
動機構を含んでいる。
【0028】チャンバ2は、不図示のベースリングを石
英よりなる透光性の窓5,6によって上下から挟んでな
り、内部の閉空間は反応炉7を形成する。さらに、反応
炉7を加熱する熱源8,9をチャンバ2の上下に備え
る。本実施の形態においては、上下の熱源8,9はそれ
ぞれ複数本のハロゲンランプから構成されている。
【0029】反応炉7内には、ウェハ12を上部に支持
するサセプタ4を収納している。サセプタ4は上方から
見ると円板形状をしており、その直径はウェハ12より
も大きく、サセプタ4の上面にはウェハ12が収納され
る円形状のウェハ収納用凹部13を設けている。サセプ
タ4は、本例においては炭素Cの基材に炭化シリコンS
iCの被膜を施したものであり、ウェハ12を加熱する
際にウェハ12全体の温度を均一に保つ均熱盤としての
役割を果たす。そのため、サセプタ4はウェハ12より
も数倍の厚さ、すなわち数倍の熱容量を有している。前
述のように、サセプタ4はウェハ12処理操作の間、ウ
ェハ12の板面と平行な面内において、垂直軸を回転中
心として回転動をする。サセプタ4に設けたサセプタ収
納用凹部13の中心は、サセプタ4の回転中心と一致す
る。
【0030】サセプタ4の下面には、サセプタ4を水平
に支持するサセプタ支持アーム14が当接する。サセプ
タ支持アーム14は、その回転中心とサセプタ4の円板
中心とが一致する位置に配置されており、サセプタ支持
アーム14の回転によりサセプタ4が回転する。サセプ
タ支持アーム14への回転は、回転駆動機構によって与
えられる。サセプタ支持アーム14はウェハ支持ピン1
1のガタツキを防止しウェハ支持ピン11を垂直に持ち
上げられるように、ガイド穴46を備えている。サセプ
タ支持アーム14は、下部熱源9からの光を遮ることの
ないよう、透光性の石英で形成する。サセプタ支持アー
ム14は、先端が円筒状の回転可能な駆動軸17の上端
に連結され、ステンレス製の駆動軸17内の結合部18
より駆動力が伝達される。
【0031】駆動軸17の中腹にはボールスプライン用
溝が設けられ、回転ベース15に固定されたスプライン
ナット20の中心穴内を挿通しており、回転ベース15
に対して上下動可能に支持されている。回転ベース15
が回転するとその回転に追従するように駆動軸17も回
転する。このように駆動軸17は、回転ベース15と共
に回転するように支持される。駆動軸17の下端は、回
転ベース15の下端面よりも下方に伸び出した状態で配
置されている。駆動軸17の上部と回転ベース15はベ
ローズ16により密閉構造となり、駆動軸17と回転ベ
ース15との間からガスが漏れないようになっており、
回転ベース15に対して駆動軸17が上下方向に伸縮自
在になっている。
【0032】回転ベース15は円筒形状のシール本体2
1を挿通しており、磁性流体シール45により回転ベー
ス15の外周をシールし、ベアリング19によって回転
動自在に支持される。この回転ベース15は、シール本
体21に対して、独立して上下方向に移動しないように
支持されている。シール本体21はその上端部にフラン
ジ部38を設けており、このフランジ部38の下面をブ
ラケット28の上面に、ボルト等(不図示)によって固
定している。このため、シール本体21はブラケット2
8に対して回転することはない。
【0033】このシール本体21の上端部に垂直上方に
向けて3本のアーム23(図1においては、2個しか図
示されていない)を駆動軸17に対し等角度(120
度)に分散して固定している。アーム23の上端はウェ
ハ支持ピンを支えるための平坦部を有しており、ウェハ
支持ピン11とは分離した構造である。
【0034】サセプタ4には3個の貫通穴22(図1に
おいては、2個しか図示されていない)がサセプタの中
心に対し等角度(120度)に分散して設けられる。各
々の貫通穴22の上部はウェハ収納用凹部13に上方に
向かって拡大開口する椀状穴22´を形成している。椀
状穴22´は貫通穴の中心軸上に中心を有する球面から
なっている。この椀状穴22´の内壁面は滑らかである
ことが望ましく、内壁面を滑面加工したり、ウェハに金
属汚染を及ぼさない部材により被膜を形成したりしても
良い。
【0035】なお、本願において球面とは、ある点を中
心として描かれる球の外表面全体を指すものではなく、
外表面の一部分を指すものとする。また、ある物体に対
して球状の凹部を形成した際の内壁面の一部分を含むも
のとする。
【0036】3個の貫通穴22にはそれぞれウェハ支持
用のウェハ支持ピン11が挿通している。この貫通穴2
2の穴径はウェハ支持ピン11の直径よりもわずかに大
きくし、サセプタ4に対してウェハ支持ピン11が上下
動する際にウェハ支持ピン11がガタつかないように形
成する。ウェハ支持ピン11は、石英,シリコンSi,
炭化シリコンSiC,石英にシリコンSi又は炭化シリ
コンSiCの被膜を施したもの等よりなる。
【0037】ウェハ支持ピン11の上端部は、貫通穴2
2よりも大きな径の頭部24を有する。頭部24の下面
は椀状穴22´に対応するように球面を備え、この球面
と椀状穴22´が係止することにより、ウェハ支持ピン
11はサセプタ貫通穴22に吊り下げられる。この頭部
24の球面は椀状穴22´の内壁面形状に適合してお
り、内壁面に面接触する。この結果、頭部24は椀状穴
22´の内壁に対し、かなり優れたシールを与え、これ
により処理ガスがウェハ支持ピン11と貫通穴22の内
壁との間を通って漏れること、およびウェハ12の下側
が焼けることが防止される。特に、頭部24の球面は滑
らかであることが望ましく、球面を滑面加工したり、ウ
ェハに金属汚染を及ぼさない部材により被膜を形成した
りしても良い。
【0038】さらに、頭部24と椀状穴22´は球面で
接触するため、図3〜5に示すような温度変化や加工誤
差から生ずるサセプタ貫通穴22とガイド穴46のズレ
によりウェハ支持ピン11が傾いた場合であっても、サ
セプタ貫通穴22とウェハ支持ピン11の間に隙間が生
じない。その結果、貫通穴22内に反応ガスが廻り込む
ことが無く、サセプタ貫通穴22の内壁面における反応
ガス生成物の発生を防止できるため、ウェハ支持ピン1
1の上下動による発塵が抑えられ、ウェハ12への異物
の付着も抑制される。また、ウェハ12裏面における焼
付け量を減少できる。
【0039】更に、温度変化や加工誤差があっても常に
球面で面接触するため、局所的な力が発生せず、ウェハ
支持ピン11とサセプタ貫通穴22との接触により生じ
る磨耗や欠けなどの発生を抑制することができる。
【0040】頭部24はその頂点部が鈍角をなす凸形状
であり、ウェハ12の裏面と点接触する。これによりウ
ェハ12の裏面における傷の発生を最小限に抑制してい
る。また、頂点部(当接部)を滑らかな放物線または円
弧状に形成することにより、ウェハ裏面における傷の発
生を一層抑制することができる。
【0041】次に、昇降機構について説明する。図1に
示すように、エピタキシャルウェハ製造装置の外周には
剛体支持フレームであるメインフレーム25が配置され
ている。メインフレーム25には、垂直上方に向けてそ
の回転軸を配置した状態で、昇降用モータ26が固定さ
れている。昇降用モータ26はその回転軸の延長上にね
じ送り機構用の雄ねじ27を形成している。雄ねじ27
の上端は、メインフレーム25に外周が固定されたボー
ルベアリング44の内周壁に嵌着し、メインフレーム2
5に対して滑らかに回転できるように支持されている。
そして、昇降用モータ26の回転によって回転軸上に設
けられた雄ねじ27は、その場で回転する。
【0042】雄ねじ27には、ブラケット28の側部に
回転不能に固定された雌ねじ29が嵌合しており、雄ね
じ27の回転動によって雌ねじ29が上下動する。雌ね
じ29はブラケット28に固定されているため、雄ねじ
27の回転によって雌ねじ29と共にブラケット28が
上下方向に昇降動する。また、図示していないが、ブラ
ケット28の側面には昇降動作時のガイドとなる凹状の
アリ溝が設けてあり、メインフレーム25に垂直方向に
わたって設けた凸状のガイドレールに嵌合している。そ
して、ブラケット28は、ガイドレールに案内され、安
定した状態で前記ねじ送り機構によって上下方向にねじ
送りされる。
【0043】ブラケット28はその下端部に、上方に向
けてロッド30を配置したエアシリンダ31のバレル部
32を支持している。エアシリンダ31はポンプ33に
よってバレル内に送り込まれる圧縮空気に応じて、ロッ
ド30を上下方向に移動させる。ロッド30の上端には
駆動軸17が配置されており、駆動軸17はロッド30
によってその下端が支持されている。そして、ロッド3
0が上下動することにより、ロッド30の上端によって
駆動軸17が下方から押し上げられ、駆動軸17が上下
動を行う。このとき、駆動軸17は回転ベース15に対
して独立して上下方向に移動するため、回転ベース15
はその位置を維持したまま、駆動軸17のみが上下動を
行う。また、駆動軸17の下端はロッド30の上端部に
単に載置されているだけであり、滑らかに摺動可能であ
る。従って、駆動軸17の回転力はエアシリンダ31の
ロッド30には伝達されない。
【0044】更に、ブラケット28には、回転ベース駆
動用の回転駆動用モータ34を設けている。回転駆動用
モータ34の回転軸は垂直下方に向けて配置され、その
下端には駆動ギヤ35を固定している。また、回転ベー
ス15の下端部外周にもギヤ36を設けており、駆動ギ
ヤ35から回転ベース15のギヤ36にわたって、環状
のタイミングベルト39が掛けられている。回転駆動用
モータ34の駆動によって駆動ギヤ35が回転し、駆動
ギヤ35の回転に従ってタイミングベルト39を介して
回転ベース15が回転を行う。なお、本例ではタイミン
グベルト39を用いているが、駆動ギヤ35とギヤ36
を直接噛み合わせる構造であっても良い。
【0045】昇降用モータ26,エアシリンダ用ポンプ
33,回転駆動用モータ34は、装置内若しくは装置と
は別途に設けた制御部37に接続されている。制御部3
7は昇降用モータ26の回転を制御することにより、サ
セプタ4、ウェハ支持ピン11、サセプタ支持アーム1
4及びアーム23の全体の昇降動をコントロールする。
また、制御部37はエアシリンダ用ポンプ33の圧力制
御を行うことにより、サセプタ4およびウェハ支持ピン
11の昇降動をコントロールする。サセプタ4およびウ
ェハ支持ピン11が下降しウェハ支持ピン11の下端が
アーム23に接触すると、アーム23はウェハ支持ピン
11を支える。
【0046】更に、制御部37は回転駆動用モータ34
の回転を制御することにより、サセプタ4の回転の有無
及び回転数をコントロールする。アーム23はウェハ支
持ピン11の下端を支える必要があるため、制御部37
はウェハ支持ピン11がアーム23上に止まるようにサ
セプタ4の停止位置を制御する。具体的には、サセプタ
4の停止位置はウェハ支持ピン11がアーム23上に来
る回転角120度ごとの位置である。この制御部37
は、装置内に設けたものであっても、装置とは別に設け
た例えばパーソナルコンピュータ等のコントロール装置
であっても良い。また、制御部37をディスプレイに接
続することにより、サセプタ4およびウェハ支持ピン1
1の昇降状態やサセプタ4の回転情報をグラフィカルに
若しくは数値的にディスプレイに表示して、作業者がデ
ィスプレイの表示を確認しながら作業を行えるようにし
ても良い。
【0047】シール本体21の上部にはフランジ部38
が設けられており、このフランジ部38の下面をブラケ
ット28の上面に、ボルト等(不図示)によって固定し
ている。従って、シール本体21はブラケット28に固
定されているため、ブラケット28と一体となって上下
動を行う。フランジ部38の上面とチャンバ2の下側の
窓6とは、ベローズ40によって接続されており、チャ
ンバ2内の機密性を保持している。
【0048】次に、図2を用いて、ウェハ支持ピン11
とサセプタ4の関係について説明する。通常のエピタキ
シャル処理状態においては、サセプタ4とウェハ支持ピ
ン11の位置関係は図2に示す状態になっている。サセ
プタ4はチャンバ2内に固定配置されたサセプタリング
41内に収容された状態で、サセプタ4の上面とサセプ
タリング41の上面とがほぼ同一平面状に配置される。
【0049】サセプタ4には貫通穴22が設けられてお
り、ウェハ支持ピン11は貫通穴22に吊り下げられ、
貫通穴22内を上下方向に自在に移動することができ
る。サセプタ支持アーム14には垂直方向に貫通する直
穴状のガイド穴46を設けている。本実施の形態におい
ては、ウェハ支持ピン11の直径を2.9mm、ガイド
穴46の直径を3mm、サセプタ貫通穴22の直径を
3.4mmに形成し、上方から見た際にサセプタ貫通穴
22とガイド穴46の中心位置がほぼ一致する位置に配
設する。ウェハ支持ピン11は、サセプタ貫通穴22及
びガイド穴46を挿通することにより、ほぼ垂直方向に
安定して移動することができる。
【0050】アーム23が上昇しあるいはサセプタ4が
下降すると、アーム23はウェハ支持ピン11の下端を
支え、ウェハ支持ピン11をサセプタ4に対して相対的
に持ち上げる。ウェハ支持ピン11の頭部24はウェハ
12の裏面を支持し、ウェハ12を持ち上げる。これに
より、ウェハ12をウェハ収納用凹部13から浮かせ、
ウェハ12の下面に搬送用ハンドが挿入可能となる。ウ
ェハ12の下にハンドを配置した状態でアーム23を下
降或いはハンドを上昇させることにより、ウェハ12を
サセプタ4から搬送用アームのハンドに受け渡すことが
できる。また、上記とは逆の動作を行うことにより、ハ
ンドに載せられてチャンバ2内に運ばれてきたウェハ1
2を、サセプタ4上に移載することが可能となる。
【0051】その一方、ウェハ12をチャンバ2内で熱
処理する際には、アーム23を下降させた位置に配置す
る。ウェハ支持ピン11は頭部24が椀状穴22´に係
止するため、自重により貫通穴22に吊り下げられた状
態となる。駆動軸17からの回転駆動が結合部18によ
りサセプタ支持アーム14に伝えられ、サセプタ4が回
転する。このときウェハ支持ピン11は、サセプタ4に
吊り下げられた状態で、アーム23から独立して回転す
る。ウェハ支持ピン11は下方をガイド穴46によって
支持されるため、回転時の遠心力によって傾くことを防
止できる。
【0052】次に、本願発明のウェハ支持ピン11とサ
セプタ4の具体的な形状について、図6〜8を用いて説
明する。図6〜8は、ウェハ支持ピン11とサセプタ貫
通穴22の形状を模式的に示した拡大断面図である。本
説明においては、昇降機構や回転駆動機構の機械的な動
作の説明は省略し、サセプタ4およびウェハ支持ピン1
1の形状及び位置関係についてのみ説明する。
【0053】[実施例1]図6(a)に第1の実施例を
示す。図6(a)はサセプタ4の拡大断面図である。同
図に示すようにサセプタ4は、ウェハ収納用凹部13の
上面から下方に向かって貫通穴47を有する。貫通穴4
7は大径の開口部47cと小径の直穴部47aを有し、
大径部から小径部へとつながる部分を球面とする椀状部
47bを備える。同図においては開口部47cの直径は
6mm、直穴部47aの直径は3.4mm、椀状部47
bの球面の半径は3.4mmである。
【0054】貫通穴47は以下のように形成される。ま
ず、サセプタ4にドリルによって直線状の直穴部47a
を形成する。その後、先端が球状の座ぐりドリルによっ
てサセプタ4の上方から椀状部47b及び開口部47c
を形成する。本実施例においては、椀状部47bの球面
の中心点は直穴部47aの中心軸上に配置している。
【0055】一方、ウェハ支持ピン11の上端部は椀状
部47bの球面に対応する半径3.4mmの球面を有す
る頭部48を備えている。また、ウェハ支持ピン11の
軸部は直径2.9mmである。本実施例においては、頭
部48の球面の中心点はウェハ支持ピン11の中心軸上
であり、且つ頭部48の頂点部よりも上方に配置する。
【0056】本実施例によれば、頭部48の球面はサセ
プタ4の椀状穴47の形状に相補的に適合するため、球
面において面接触する。この結果、頭部48はサセプタ
4の貫通穴47の内壁に対し優れたシールを与え、これ
により処理ガスがウェハ支持ピン11と貫通穴22の内
壁との間を通って漏れること、およびウェハ12の下側
が焼けることが防止される。
【0057】さらに、温度変化や加工誤差から生ずるサ
セプタ貫通穴47とガイド穴46のズレによりウェハ支
持ピン11が傾いた場合であっても、椀状部47bと頭
部48の間に隙間ができない。それにより、貫通穴47
内に反応ガスが周り込むことが無く、貫通穴47の内壁
面に反応ガスの生成物ができないため、ウェハ支持ピン
11の上下動による発塵が抑えられ、ウェハ12への異
物の付着も抑制される。また、ウェハ裏面における焼付
け量を減少できる。
【0058】更に、温度変化や加工誤差があってもサセ
プタ4の椀状部47bとウェハ支持ピン11の頭部48
は常に「球面」で接触するので局所的な力が発生せず、
ウェハ支持ピン11とサセプタ4の貫通穴47との接触
により生じる磨耗や欠けなどの発生を抑制することがで
きる。
【0059】また、ウェハ支持ピン11の頭部48を円
錐型にすることにより、頭部48の上面が平面である場
合に比しウェハ12を支持する際にウェハ12につけて
しまう傷の発生を抑制している。尚、頭部48の突起の
上端はウェハ12をサセプタ4上に載置する際邪魔にな
らないように、サセプタ4のウェハ収納用凹部13の上
面よりある程度低くなる寸法とする。
【0060】[実施例2]図6(b)に第2の実施例を
示す。図6(b)に示すようにウェハ支持ピン11の上
端部は、その先端を中心とする半径2.6mmの球面を
有する頭部50を備えている。また、本実施例において
はウェハ支持ピン11の軸部は直径2.9mmであり、
この軸部の中心軸上に前記球面の中心がある。一方、サ
セプタ4は、ウェハ収納用凹部13の上面から下方に向
かって貫通穴49を有する。貫通穴49は大径の開口部
49cと小径の直穴部49aを有し、大径部から小径部
へとつながる部分を球面とする椀状部49bを備える。
開口部49cの直径は5.2mm、直穴部49aの直径
は3.4mm、椀状部49bの球面の半径は2.6mm
である。貫通穴49は、実施例1と同様の方法で形成さ
れる。
【0061】本実施例においては、椀状部49bの球面
の中心点は直穴部49aの中心軸上にある。また、ウェ
ハ支持ピン11をサセプタ4に吊り下げた際に頭部50
の球面の中心と椀状部49bの球面の中心とが同一位置
にあるように配置する。本実施例によれば、頭部50の
球面はサセプタ4の椀状穴49bの形状に相補的に適合
するため、球面において面接触する。
【0062】この結果、実施例1の場合と同様の効果が
得られるほか、ウェハ支持ピン11が傾いたときであっ
てもウェハ支持ピン11の先端位置が固定されているた
め、前記先端部分がウェハ12の裏面を傷つける心配が
無い。したがって、頭部50の突起の先端がウェハ収納
用凹部13の上面と同じ高さとなる寸法とすることがで
きる。
【0063】[実施例3]図6(c)に第3の実施例を
示す。図6(c)に示すようにサセプタ4は、ウェハ収
納用凹部13の上面から下方に向かって貫通穴51を有
する。貫通穴51は大径の開口部51cと小径の直穴部
51aを有し、大径部から小径部へとつながる部分を球
面とする椀状部51bを備える。同図においては、開口
部51cの直径は6mm、直穴部51aの直径は3.4
mm、椀状部51bの球面の半径は3.4mmである。
貫通穴51は、実施例1と同様の方法で形成される。本
実施例においては、椀状部51bの球面の中心点は直穴
部51aの中心軸上に配置する。
【0064】一方、ウェハ支持ピン11の上端部は椀状
部51bの球面に対応する半径3.4mmの球面を有す
る頭部52を備えている。また、ウェハ支持ピン11の
軸部は直径2.9mmである。本実施例においては、頭
部52の球面の中心点はウェハ支持ピン11の中心軸上
であり、且つ頭部52の頭頂部よりも上方に配置する。
また、ウェハ支持ピン11をサセプタ4に吊り下げた際
に頭部52の球面の中心と椀状部51bの球面の中心と
が同一位置にあるように配置する。本実施例によれば、
頭部52の球面はサセプタ4の椀状部51bの形状に相
補的に適合するため、球面において面接触する。
【0065】また、本実施例のウェハ支持ピン11の頭
部52はその上端を、ウェハ支持ピンの中心軸に垂直な
平面としている。頭部52の上面はウェハ支持ピン11
が傾いた際に、頭部52がウェハ12を持ち上げ傾ける
ことの無いよう、サセプタ4のウェハ収納用凹部13の
上面よりある程度低い寸法とする。本実施例によって
も、ウェハ12を支持する際にウェハ12につけてしま
う傷の発生量を除き実施例1の場合と同様の効果を得る
ことができる。
【0066】[実施例4]図6(d)に第4の実施例を
示す。図6(d)に示すようにサセプタ4は、ウェハ収
納用凹部13の上面から下方に向かって貫通穴53を有
する。貫通穴53は大径の開口部53cと小径の直穴部
53aを有し、大径部から小径部へとつながる部分を球
面とする椀状部53bを備える。同図においては、開口
部53cの直径は5.8mm、直穴部53aの直径は
3.4mm、椀状部53bの球面の半径は3.4mmで
ある。貫通穴53は、実施例1と同様の方法で形成され
る。本実施例においては、椀状部53bの球面の中心点
は直穴部53aの中心軸上に配置する。
【0067】一方、ウェハ支持ピン11の上端部は、直
穴部53aに係止する半径3.0mmの球面を有する頭
部54を備えており、この球面は椀状部53bよりも曲
率が大きい(半径が小さい)。また、ウェハ支持ピン1
1の軸部は直径2.9mmである。本実施例において
は、頭部54の球面の中心点はウェハ支持ピン11の中
心軸上にあれば良く、頭部54の頂点部よりも上方若し
くは下方のいずれに配置しても良い。本実施例によれ
ば、頭部54の球面がサセプタ4の直穴部53a上部に
円周状に線接触する。
【0068】この結果、実施例1の場合に比し多少劣る
ものの、ほぼ同様の効果を得ることができる。尚、頭部
54の突起の上端は実施例1の場合と同様に、サセプタ
4のウェハ収納用凹部13の上面よりある程度低い寸法
とする。
【0069】[実施例5]図7(a)に第5の実施例を
示す。図7(a)に示すようにサセプタ4は、ウェハ収
納用凹部13の上面から下方に向かって貫通穴55を有
する。貫通穴55は大径の開口部55cと小径の直穴部
55aを有し、大径部から小径部へとつながる部分を頂
角90度の円錐台形状とする皿状部55bを備える。同
図においては、開口部55cの直径は5.8mmであ
り、直穴部55aの直径は3.4mmである。
【0070】貫通穴55は、以下のようにして形成され
る。まず、サセプタ4に小径ドリルによって直線状の直
穴部55aを形成する。その後、先端が頂角90度の円
錐状をなす大径ドリルによってサセプタ4の上方から皿
状部55b及び開口部55cを形成する。
【0071】一方、ウェハ支持ピン11の上端部はウェ
ハ支持ピン11の中心軸上を中心とする半径3.4mm
の球面を有する頭部56を備えている。また、ウェハ支
持ピン11の軸部は直径2.9mmである。頭部56の
球面の中心点はウェハ支持ピン11の中心軸上に配置す
る。本実施例は実施例1〜4と異なり、皿状部55bが
球面ではないが、頭部56の球面がサセプタ4の皿状部
55bに円周状に線接触する。
【0072】この結果、実施例1の場合に比し多少劣る
ものの、ほぼ同様の効果を得ることができる。更に、本
実施例においてはウェハ支持ピン11を取り換えるのみ
で従来の半導体製造装置に本願発明を適用することがで
きるため経済的である。尚、頭部56の突起の上端は実
施例1の場合と同様に、サセプタ4のウェハ収納用凹部
13の上面よりある程度低い寸法とする。
【0073】[実施例6]図7(b)に第6の実施例を
示す。図7(b)に示すようにサセプタ4は、ウェハ収
納用凹部13の上面から下方に向かって貫通穴57を有
する。貫通穴57は大径の開口部57cと小径の直穴部
57aを有し、直穴部57aの上方の角を面取りした面
取り部57bを備える。同図において開口部57cの直
径はmmであり、直穴部57aの直径は3.4mmであ
る。
【0074】貫通穴57は、以下のようにして形成され
る。まず、サセプタ4にドリルによって直線状の直穴部
57aを形成する。その後、直径5.8mmのドリルに
よってサセプタ4の上方から中腹部まで開口部57cを
形成する。更に、Rエンドミルにより面取りを行い面取
り部57bを形成する。本実施例においては、開口部5
7cと直穴部57aの中心軸は一致する。
【0075】一方、ウェハ支持ピン11は頭部56を備
えており、頭部56が有する球面は面取り部57bに円
周状に線接触する。本実施例によっても実施例5の場合
と同様の効果を得ることができる。尚、頭部56の突起
の上端は実施例1の場合と同様に、サセプタ4のウェハ
収納用凹部13の上面よりある程度低い寸法とする。
【0076】[実施例7]図8(a)に第7の実施例を
示す。図8(a)に示すようにサセプタ4は、ウェハ収
納用凹部13の上面から下方に向かって貫通穴59を有
する。貫通穴59は大径の開口部59cと小径の直穴部
59aを有し、大径部から小径部へとつながる部分を球
面とする椀状部59bを備える。図8(a)において
は、開口部59cの直径は5.8mm、直穴部59aの
直径は3.4mm、椀状部59bの球面の半径は3.4
mmである。貫通穴59は、実施例1と同様の方法で形
成される。本実施例においては、椀状部59bの球面の
中心点は直穴部59aの中心軸上に配置している。
【0077】一方、ウェハ支持ピン11の上端部は下部
を円錐台形、上部を円錐形とする頭部58を備えてい
る。また、ウェハ支持ピン11の軸部は直径2.9mm
である。この頭部58は実施例1〜6と異なり、球面部
の代わりにテーパ面を有する。頭部58の周縁部がサセ
プタ4の椀状部59bに円周状に線接触する。本実施例
によっても実施例1の場合に比し多少劣るものの、ほぼ
同様の効果を得ることができる。尚、頭部58の突起の
上端は実施例1の場合と同様に、サセプタ4のウェハ収
納用凹部13の上面よりある程度低い寸法とする。
【0078】[実施例8]図8(b)に第8の実施例を
示す。図8(b)に示すようにサセプタ4は、ウェハ収
納用凹部13の上面から下方に向かって貫通穴61を有
する。貫通穴61は大径の開口部61cと小径の直穴部
61aを有し、大径部から小径部へとつながる部分を球
面とする椀状部61bを備える。同図において開口部6
1cの直径は5.8mm、直穴部61aの直径は3.4
mm、椀状部61bの球面の半径は3.4mmである。
貫通穴61は、実施例1と同様の方法で形成される。本
実施例においては、椀状部61bの球面の中心点は直穴
部61aの中心軸上に配置する。
【0079】一方、ウェハ支持ピン11の頭部60は、
上部が円錐形、下部が円柱形であって椀状部61bに接
する角部を所定のRで面取りしたものである。このRは
椀状部61bの半径以下の半径とする。また、ウェハ支
持ピン11の軸部は直径2.9mmである。この頭部6
0はサセプタ4の椀状部61bの形状に円周状に線接触
する。本実施例によっても実施例1の場合に比し多少劣
るものの、ほぼ同様の効果を得ることができる。尚、頭
部60の突起の上端は実施例1の場合と同様に、サセプ
タ4のウェハ収納用凹部13の上面よりある程度低い寸
法とする。
【0080】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 本発明におけるウェハ支持ピン1
1は、熱処理の際にウェハ12を載置し、貫通穴を有す
るサセプタ4に吊り下げられるウェハ支持ピン11であ
って、ウェハ支持ピン11は軸部と、サセプタ4の貫通
穴の内壁に係止する係止部とを有し、この係止部が球面
を有することを特徴とする。また、ウェハ支持ピン11
の係止部が有する球面の中心点がウェハ支持ピン11の
中心軸上にあることを特徴とする。さらに、球面は、ウ
ェハ支持ピン11の先端を中心とした球面であることを
特徴とする。
【0081】また、本発明におけるサセプタ4は、熱処
理の際にウェハ12を載置し、ウェハ12を上下動させ
るためのウェハ支持ピン11を係止するための貫通穴を
備え、この貫通穴の内壁面の一部に球面を有することを
特徴とする。
【0082】さらに、本発明における半導体製造装置
は、サセプタ4を上下方向に貫通し、第1の開口部55
cと、その下に第1の開口部55cに比し小さな径の第2
の直穴部55aと、を有する貫通穴55を備えるサセプ
タ4を備える。また、貫通穴55に吊り下げられ、貫通
穴55を上下方向に自在に移動し、ウェハ12を持ち上
げることができるウェハ支持ピン11であって、上端に
軸部に比し大きな頭部56を有し、頭部56の下部に首
下部分を持つウェハ支持ピン11を備える。さらに、ウ
ェハ支持ピン11を上下動させるピン昇降機構を備え
る。そして、ウェハ支持ピン11の首下部分が球面を有
する。
【0083】また、本発明における半導体製造装置は、
サセプタ4とウェハ支持ピン11とピン昇降機構を備え
る。サセプタ4は、サセプタ4を上下方向に貫通し、開
口部59cと、その下に開口部59cに比し小さな径の
第2の直穴部59aと、開口部59cと直穴部59aと
をつなぐ椀状部59bを有する貫通穴59を備える。そ
して、椀状部59bは球面を有する。さらに、ウェハ支
持ピン11は、首下部分に椀状部59bの球面と同じ半
径を有する球面を備えることを特徴とする。
【0084】
【発明の効果】本願発明は、サセプタの貫通穴あるいは
ウェハ支持ピンあるいはその両方が球面を有する機構と
した。そのため、ウェハ支持ピンが温度変化や加工誤差
の影響で傾いた状態となった場合であっても、サセプタ
貫通穴とウェハ支持ピンは常に球面全体もしくは円周で
接触するので、局所的な力が発生せず、磨耗や欠けなど
の発生を抑えることができる。
【0085】また、本発明によれば、サセプタ貫通穴と
ウェハ支持ピンの間に隙間ができないので、貫通穴内に
反応ガスが廻り込むことが無く、貫通穴の内壁面に反応
ガスの生成物ができないので、ウェハ支持ピンの上下動
による発塵が抑えられ、ウェハへの異物の付着を抑制す
ることができる。また、ウェハ裏面における焼付け量を
減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の半導体ウェハ製造装置全体の概略を
示す縦断面図である。
【図2】本願発明の半導体ウェハ製造装置におけるチャ
ンバ部分の概略を示す、縦断面図である。
【図3】チャンバ内の温度が室温の場合のサセプタ貫通
穴とサセプタ支持アームガイド穴との位置関係を示す図
である。
【図4】チャンバ内の温度が800℃の場合のサセプタ
貫通穴とサセプタ支持アームガイド穴との位置関係を示
す図である。
【図5】チャンバ内の温度が1200℃の場合のサセプ
タ貫通穴とサセプタ支持アームガイド穴との位置関係を
示す図である。
【図6】図6(a)〜(d)はそれぞれ、本願発明の実
施例1〜4のサセプタ貫通穴とウェハ支持ピンの形状を
示す縦断面図である。
【図7】図7(a)及び(b)はそれぞれ、本願発明の
実施例5及び6のサセプタ貫通穴とウェハ支持ピンの形
状を示す縦断面図である。
【図8】図8(a)及び(b)はそれぞれ、本願発明の
実施例7及び8のサセプタ貫通穴とウェハ支持ピンの形
状を示す縦断面図である。
【図9】従来技術の半導体ウェハ製造装置を示す概略図
である。
【図10】従来技術の半導体ウェハ製造装置におけるサ
セプタ貫通穴とウェハ支持ピンの形状を示す縦断面図で
ある。
【図11】従来技術のエピタキシャルウェハ製造装置の
チャンバ部分において、ウェハ支持ピンを上昇させた状
態を示す縦断面図である。
【図12】図12(a)及び(b)は、従来技術のエピ
タキシャルウェハ製造装置のサセプタ上にウェハを載置
した状態を示す概念図である。
【符号の説明】
1…エピタキシャルウェハ製造装置 2…チャンバ 3…駆動機構 4…サセプタ 5…上部窓 6…下部窓 7…反応炉 8…上部熱源 9…下部熱源 10…皿状穴 11…ウェハ支持ピン 12…ウェハ 13…ウェハ収納用凹部 14…サセプタ支持アーム 15…回転ベース 16…ベローズ 17…駆動軸 18…結合部 19…ベアリング 20…スプラインナット 21…シール本体 22…貫通穴 22´…椀状穴 23…アーム 24…頭部 25…メインフレーム 26…昇降用モータ 27…雄ねじ 28…ブラケット 29…雌ねじ 30…ロッド 31…エアシリンダ 32…バレル 33…ポンプ 34…回転駆動用モータ 35…駆動ギヤ 36…ギヤ 37…制御部 38…フランジ部 39…タイミングベルト 40…ベローズ 41…サセプタリング 44…ボールベアリング 45…磁性流体シール 46…ガイド穴 47…貫通穴、47a…直穴部、47b…椀状部、47
c…開口部 48…頭部 49…貫通穴、49a…直穴部、49b…椀状部、49
c…開口部 50…頭部 51…貫通穴、51a…直穴部、51b…椀状部、51
c…開口部 52…頭部 53…貫通穴、53a…直穴部、53b…椀状部、53
c…開口部 54…頭部 55…貫通穴、55a…直穴部、55b…皿状部、55
c…開口部 56…頭部 57…貫通穴、57a…直穴部、57b…面取り部、5
7c…開口部 58…頭部 59…貫通穴、59a…直穴部、59b…椀状部、59
c…開口部 60…頭部 61…貫通穴、61a…直穴部、61b…椀状部、61
c…開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 英俊 神奈川県平塚市万田1200番地 株式会社小 松製作所研究本部内 Fターム(参考) 4K030 BA29 CA04 CA12 GA02 5F031 CA02 HA01 HA02 HA07 HA33 HA59 LA07 LA12 LA13 LA14 LA15 MA28 NA01 PA20 PA26 5F045 BB15 DP04 EK12 EM09 EM10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱処理の際にウェハを載置し、貫通穴を有
    する支持台に吊り下げられる支持ピンであって、 前記支持ピンは軸部と、前記支持台の前記貫通穴の内壁
    に係止する係止部とを有し、前記係止部が球面を有する
    ことを特徴とする支持ピン。
  2. 【請求項2】前記支持ピンの係止部が有する前記球面の
    中心点が、前記支持ピンの中心軸上にあることを特徴と
    する請求項1に記載の支持ピン。
  3. 【請求項3】前記球面は、前記支持ピンの先端を中心と
    した球面であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の支持ピン。
  4. 【請求項4】熱処理の際にウェハを載置し、前記ウェハ
    を上下動させるための支持ピンを係止するための貫通穴
    を備えた支持台であって、 前記貫通穴の内壁面の一部に球面を有することを特徴と
    する支持台。
  5. 【請求項5】ウェハを上面に載置することができるサセ
    プタであって、前記サセプタを上下方向に貫通し、第1
    の径部と、その下に前記第1の径部に比し小さな径の第2
    の径部と、を有する貫通穴を備えるサセプタと、 前記貫通穴に吊り下げられ、前記貫通穴を上下方向に自
    在に移動し、ウェハを持ち上げることができる支持ピン
    であって、上端に軸部に比し大きな頭部を有し、前記頭
    部の下部に首下部分を持つ支持ピンと、 前記支持ピンを上下動させるピン昇降機構と、 を備える半導体製造装置において、 前記支持ピンの首下部分が球面を有することを特徴とす
    る半導体製造装置。
  6. 【請求項6】ウェハを上面に載置することができるサセ
    プタであって、前記サセプタを上下方向に貫通し、第1
    の径部と、その下に前記第1の径部に比し小さな径の第2
    の径部と、を有する貫通穴を備えるサセプタと、 前記貫通穴に吊り下げられ、前記貫通穴を上下方向に自
    在に移動し、ウェハを持ち上げることができる支持ピン
    と、 前記支持ピンを上下動させるピン昇降機構と、 を備える半導体製造装置において、 前記サセプタの前記第1の径部と前記第2の径部をつな
    ぐ部分が、球面を有することを特徴とする半導体製造装
    置。
  7. 【請求項7】前記支持ピンは軸部と、前記サセプタの前
    記貫通穴の内壁に係止する係止部とを有し、 前記係止部が球面を有することを特徴とする請求項6に
    記載の半導体製造装置。
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