JP6551335B2 - サセプタサポートシャフト及びエピタキシャル成長装置 - Google Patents
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Description
(1)サセプタに載置した半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させるエピタキシャル成長装置内で、前記サセプタを下方から支持するサセプタサポートシャフトであって、
前記サセプタの中心と略同軸上に配置される主柱と、
前記主柱から前記サセプタの周縁部下方に放射状に延びる、3本以上のアームと、
前記アームの先端にそれぞれ設けられ、前記サセプタを直接支持する支持ピンと、
を有し、前記アームには、その上面から下面に向けて該アームを貫通した貫通孔が設けられ、
前記貫通孔の内壁は、
前記主柱の軸と平行な中心軸をもつ円筒形の第一空間を区画する第一内壁と、
前記第一内壁の上端から前記アームの上面の開口端まで延在し、前記第一空間と連通した第二空間を区画する第二内壁と、
前記第一内壁の下端から前記アームの下面の開口端まで延在し、前記第一空間と連通した第三空間を区画する第三内壁と、
を有し、
前記円筒形の中心軸方向で見て、前記アームの上面の開口端及び前記アームの下面の開口端が、前記第一内壁の上端及び下端を包囲しており、
前記第二内壁及び前記第三内壁は、前記円筒形の中心軸を通る全ての断面において直線となり、
前記円筒形の中心軸を通り、かつ前記アームの延在方向に平行な断面において、前記第二内壁の前記支持ピン側の直線と前記第三内壁の前記主柱側の直線とが、前記円筒形の中心軸に対して傾斜しており、及び/又は、前記第二内壁の前記主柱側の直線と前記第三内壁の前記支持ピン側の直線とが、前記円筒形の中心軸に対して傾斜していることを特徴とするサセプタサポートシャフト。
記
D:前記第二内壁の前記支持ピン側の直線と前記円筒形の中心軸とのなす角
E:前記第二内壁の前記主柱側の直線と前記円筒形の中心軸とのなす角
F:前記第三内壁の前記主柱側の直線と前記円筒形の中心軸とのなす角
G:前記第三内壁の前記支持ピン側の直線と前記円筒形の中心軸とのなす角
プロセスチャンバと、
該プロセスチャンバ内で前記半導体ウェーハを載置するサセプタと、
該サセプタを下方から支持する、上記(1)〜(11)のいずれか一つに記載のサセプタサポートシャフトと、
前記3本以上のアームの、各々の貫通孔に挿通され、上下方向に昇降されることにより、前記半導体ウェーハの前記サセプタに対する着脱を行う、3本以上のリフトピンと、
を有することを特徴とするエピタキシャル成長装置。
図1(A)に示すエピタキシャル成長装置1000は、プロセスチャンバ102と、図2(A)にも示すサセプタ120と、図2(B)にも示すサセプタサポートシャフト100と、図3(A)に示す3本のリフトピン130と、図3(B)に示す昇降シャフト140とを有する。
図1(A)を参照して、プロセスチャンバ102は、上部ドーム104、下部ドーム106及びドーム取付体108を含み、このプロセスチャンバ102がエピタキシャル膜形成室を区画する。プロセスチャンバ102には、その側面の対向する位置に反応ガスの供給および排出を行うガス供給口112及びガス排出口114が設けられる。
サセプタ120は、プロセスチャンバ102の内部で半導体ウェーハWを載置する円盤状の部材である。ここで、サセプタ120の主表面のうち、半導体ウェーハWを載置する側の主表面をサセプタ120のおもて面、それとは反対側の主表面をサセプタ120の裏面とする。図2(A)も参照して、サセプタ120は、周方向に120°等間隔で、サセプタ120のおもて面から裏面に向けてサセプタを貫通した3つの貫通孔122を有する。これらサセプタの貫通孔122には、後述するリフトピン130がそれぞれ挿通される。サセプタの各貫通孔122は、半導体ウェーハWの半径50%以上の裏面部領域に同心円状に位置する。サセプタ120には、カーボングラファイト(黒鉛)を母材とし、その表面を炭化ケイ素(SiC:ビッカース硬度2,346kgf/mm2)でコーティングしたものを使用することができる。サセプタ120のおもて面には、半導体ウェーハWを収容し載置するザグリ部(図示せず)が形成されている。
サセプタサポートシャフト100は、プロセスチャンバ102内でサセプタ120を下方から支持するものであり、図2(B)に示すように、主柱10と、3本のアーム30と、3本の支持ピン20とを有する。主柱10は、サセプタ120の中心と略同軸上に配置される。
図3(A)に示すように、各リフトピン130は、サセプタの各貫通孔122及び各アームの貫通孔40にそれぞれ挿通される直胴部134と、該直胴部134及びサセプタ120の各貫通孔122よりも太径の上端部132と、下端部136とをそれぞれ有する。各リフトピン130は、サセプタの各貫通孔122及び各アームの貫通孔40内にそれぞれ挿通される。各リフトピン130は、後述の昇降シャフト140によって、上下方向に昇降されることにより、各上端部132で半導体ウェーハW(半径50%以上の裏面部領域)を支持しながら半導体ウェーハWをサセプタ120上に着脱させることができる。この動作についても詳細は後述する。各リフトピン130は、サセプタ120と同様に、カーボングラファイト基材に炭化ケイ素を被覆してなるのが一般的である。
図3(B)に示すように、昇降シャフト140は、サセプタサポートシャフト100の主柱10を収容する中空を区画し、この主柱10と回転軸を共有する昇降シャフトの主柱142と、この昇降シャフトの主柱142の先端で分岐する3本の支柱144とを有し、これら支柱144の先端部で各リフトピン130の下端部136をそれぞれ支持する。昇降シャフト140は石英で構成されることが好ましい。昇降シャフト140が、サセプタサポートシャフト100の主柱10に沿って上下動することにより、各リフトピン130を昇降させることができる。
加熱ランプ110は、プロセスチャンバ102の上側領域および下側領域に配置され、一般に、昇降温速度が速く、温度制御性に優れた、ハロゲンランプや赤外ランプが用いられる。
プロセスチャンバ102の上側領域および下側領域には、上側パイロメータ116aおよび下側パイロメータ116bが配置され、上側パイロメータ116aは半導体ウェーハWの被処理面の温度を検出し、下側パイロメータ116bはサセプタ120の裏面の温度を検出する。両パイロメータの検出値に基づき、図示しない電力出力制御手段により目標温度設定値との温度差を補正するように加熱ランプ110の出力が調整される。また、下側パイロメータ116bとサセプタサポートシャフト100との位置関係は、サセプタサポートシャフト100の回転に伴い、下側パイロメータ116bとサセプタ120の裏面との間を、アーム30が通過する位置関係となっている。
図1(B),(C)を参照して、トランスファチャンバ103は、プロセスチャンバ102に隣接して配置される。詳細は後述するが、半導体ウェーハWの搬送時には、開閉弁119を開くことにより、プロセスチャンバ102とトランスファチャンバ103とが連通する。また、図1(B)に示すように、エピタキシャル成長時には、開閉弁119が閉じることにより、プロセスチャンバ102とトランスファチャンバ103とは隔離される。
図1(C)を参照して、搬送ロボット118aは、トランスファチャンバ103内に配置され、半導体ウェーハWの搬送動作を制御する。また、搬送ロボット118aには、搬送アーム118bが接続されている。さらに、搬送アーム118bの先端には、半導体ウェーハWを一時的に載置するための搬送ブレード118cが接続されている。ここで、搬送ロボット118aは、一般に円筒型の構造を有しており、搬送ロボット118aが円筒軸まわりに回転することにより、それに接続された搬送アーム118bは、水平面内を回転することができる。また、搬送アーム118bは、水平方向に伸縮することができる。なお、上記の回転および伸縮の動作は、搬送ロボット118aの一部を構成するステッピングモーター(図示せず)により制御され、具体的には、ステッピングモーターの回転および伸縮に関する動作ステップ数を適宜調整することで制御される。
次に、プロセスチャンバ102内への半導体ウェーハWの搬入、半導体ウェーハWへのエピタキシャル膜の気相成長、および製造されたエピタキシャルウェーハのプロセスチャンバ102外への搬出の一連の動作を、図1(A),(B),(C)を適宜参照して説明する。
図4(A)を参照して、各アームの貫通孔40の内壁は、主柱の軸と平行な中心軸をもつ円筒形の第一空間を区画する第一内壁42と、第一内壁の上端42Aからアームの上面の開口端34Aまで延在し、第一空間と連通した第二空間を区画する第二内壁44と、第一内壁の下端42Bからアームの下面の開口端34Bまで延在し、第一空間と連通した第三空間を区画する第三内壁46とを有する。さらに、図4(B),(D)を参照して、円筒形の中心軸X方向で見て、アームの上面の開口端34A及びアームの下面の開口端34Bが、第一内壁の上端42A及び下端42Bを包囲する。さらに、図4(A)を参照して、第二内壁44及び第三内壁46は、円筒形の中心軸Xを通る全ての断面において直線となる。さらに、図4(C)を参照して、円筒形の中心軸Xを通り、かつ前記アームの延在方向に平行な断面において、第二内壁の支持ピン側の直線44Aと第三内壁の主柱側の直線46Bとが、円筒形の中心軸Xに対して傾斜しており、及び、第二内壁の主柱側の直線44Bと第三内壁の前記支持ピン側の直線46Aとが、円筒形の中心軸Xに対して傾斜していることを特徴とする。以下では、各アームの貫通孔40の形状に、本発明の特徴的な構成を採用した技術的意義を、図4及び図5を適宜参照しつつ説明する。
記
D:前記第二内壁の前記支持ピン側の直線44Aと前記円筒形の中心軸Xとのなす角
E:前記第二内壁の前記主柱側の直線44Bと前記円筒形の中心軸Xとのなす角
F:前記第三内壁の前記主柱側の直線46Bと前記円筒形の中心軸Xとのなす角
G:前記第三内壁の前記支持ピン側46Aの直線と前記円筒形の中心軸Xとのなす角
このように、角度D,E,F,Gが、それぞれ45°未満を満たすことで、サセプタ120を保持するために必要なサセプタサポートシャフト100の強度を確保することができ、また、副生成物が付着しやすい空間の体積を抑えることができる。なお、上述した摺動抵抗をより緩和する観点から、角度D,E,F,Gは、それぞれ30°<D<40°、5°<E<15°、30°<F<40°、5°<G<15°を満たすことがより好ましい。
記
H:前記第二内壁44の直線と前記円筒形の中心軸Xとのなす角
I:前記第三内壁46の直線と前記円筒形の中心軸Xとのなす角
このように、角度H,Iがそれぞれ10°未満を満たすことで、各リフトピン130がサセプタ120の周方向にぐらつくのを抑制することができる。
図6(C)を参照して、本発明の第二の実施形態のサセプタサポートシャフト200における各アームの貫通孔40は、0°<D<45°、E=0°(図6(C)において、Eは図示せず)、0°<F<45°及びG=0°(図6(C)において、Gは図示せず)を満たすような貫通孔であってもよい。エピタキシャル成長は、1100℃以上1200℃以下の温度帯域で、各リフトピン130の中心軸がサセプタ120の径方向外側に傾いた状態で行われる。従って、第二内壁の支持ピン側の直線44Aおよび第三内壁の主柱側の直線46Bを円筒形の中心軸Xに対して、0°<D<45°および0°<F<45°を満たすように傾斜させることにより、上述した応力の逃がし部を確保することができるため、従来のエピタキシャル成長装置用サセプタサポートシャフトに比べて摺動発塵の発生を抑制させることができる。角度D及びFを上記の範囲に設定することの技術的意義は既述の通りである。
次に、図7(C)を参照して、本発明の第三の実施形態のサセプタサポートシャフト300における各アームの貫通孔40は、D=0°(図7(C)において、Dは図示せず)、0°<E<45°、F=0°(図7(C)において、Fは図示せず)及び0°<G<45°を満たすような貫通孔であってもよい。各リフトピン130の取り付けや、半導体ウェーハWの搬送動作の目視による確認は、各リフトピン130の中心軸がサセプタ120の径方向内側に傾いた状態で行われる。従って、第二内壁の主柱側の直線44Bおよび第三内壁の支持ピン側の直線46Aを円筒形の中心軸Xに対して、0°<E<45°および0°<G<45°を満たすように傾斜させることにより、各リフトピンの直胴部134の側面と各アーム30との接触や擦れに伴う応力を分散するための逃がし部を確保することができるため、従来のエピタキシャル成長装置用サセプタサポートシャフトに比べて、常温時における摺動発塵の発生を抑制させることができる。角度E及びGを上記の範囲に設定することの技術的意義は既述の通りである。
まず、以下のサセプタサポートシャフトを用意した。すなわち、図4(C)を参照して、サセプタの貫通孔の形状は、B=3.89mm、C=10.99mm、D=35°、E=10°、F=D、G=Eとなるように設定した。次に、図4(B)を参照して、アームの上面の開口端の形状は、R1が9.50mm、R1’が5.70mmである楕円とした。次に、図4(D)を参照して、アームの下面の開口端の形状は、R2が9.50mm、R2’が5.70mmである楕円とした。次に、図4(E)を参照して、H=10.0°、I=10.0°となるように設定した。次に、図8を参照して、貫通孔の周辺部におけるアームの厚みJは17.30mm、Kは30.0mmとした。なお、サセプタサポートシャフトには石英を用いた。
図6(C)を参照して、D=F=35°、E=G=0°とし、図6(B)を参照して、アームの上面の開口端のR1を8.6mm、R1’を5.7mm、図6(D)を参照して、アームの下面の開口端のR2を8.6mm、R2’を5.7mmとした以外は、発明例1と同様の構成を有するエピタキシャル成長装置を用いて、エピタキシャルウェーハの製造を行った。
図7(C)を参照して、E=G=10°、D=F=0°とし、図7(B)を参照して、アームの上面の開口端のR1を4.8mm、R1’を5.7mm、図7(D)を参照して、アームの下面の開口端のR2を4.8mm、R2’を5.7mmとした以外は、発明例1と同様の構成を有するエピタキシャル成長装置を用いて、エピタキシャルウェーハの製造を行った。
図10(A)〜(C)に示す従来型のサセプタサポートシャフト、すなわち、D=E=F=G=0°であり、アームの厚さがアームの延在方向に一定となるサセプタサポートシャフトを用いた以外は、発明例1と同様の構成を有するエピタキシャル成長装置を用いて、エピタキシャルウェーハの製造を行った。
各発明例および比較例において、シリコンウェーハの搬送動作およびエピタキシャル成長を含む、既述の一連の工程を経てエピタキシャルウェーハを製造し、以下の評価を行った。なお、既述の一連の工程を10回連続して実施しており、その間にプロセスチャンバ内のクリーニングを行っていない。また、常温下におけるシリコンウェーハの搬送動作の調整については、1回目の700℃におけるシリコンウェーハの搬送動作を行う前にのみ行った。
エピタキシャル膜の表面におけるLPD(輝点欠陥:Light point defect)の個数を以下の方法で評価した。表面欠陥検査装置(KLA-Tencor社製:Surfscan SP-2)を用いてDWOモード(Dark Field Wide Obliqueモード:暗視野・ワイド・斜め入射モード)でエピタキシャル膜の表面を観察評価し、サイズ(直径)が0.2μm以上のLPDの発生状況を調べた。測定結果を表1に示す。
エピタキシャル膜の平坦度を以下の方法で評価した。光干渉式変位測定計(KLA-Tencor社製、WaferSight)を用いて、エピタキシャルウェーハの表面外周部の平坦度(ESFQR値)を測定した。測定結果を表1に示す。
まず、LPDについては、発明例1〜3は比較例1に比べて、サイズ(直径)が0.2μm以上のLPDの発生を抑制させることができた。また、平坦度についても、10回の平坦度の平均値は、比較例1では平均47.5nmであったのに対し、発明例1では平均35.5nm、発明例2では平均37.0nm、発明例3では平均37.9nmとなっており、発明例1〜3は比較例1に比べて、高い平坦度を有していた。
102 プロセスチャンバ
103 トランスファチャンバ
104 上部ドーム
106 下部ドーム
108 ドーム取付体
110 加熱ランプ
112 ガス供給口
114 ガス排出口
116a 上側パイロメータ―
116b 下側パイロメータ―
118a 搬送ロボット
118b 搬送アーム
118c 搬送ブレード
119 開閉弁
120 サセプタ
122 サセプタの貫通孔
100,200,300,400 サセプタサポートシャフト
10 主柱
20 支持ピン
30 アーム
32A アームの上面
32B アームの下面
34A アームの上面の開口端
34B アームの下面の開口端
40 アームの貫通孔
42 第一内壁
42A 第一内壁の上端
42B 第一内壁の下端
44 第二内壁
44A 第二内壁の支持ピン側の直線
44B 第二内壁の主柱側の直線
46 第三内壁
46A 第三内壁の支持ピン側の直線
46B 第三内壁の主柱側の直線
130 リフトピン
132 上端部(頭部)
134 直胴部
136 下端部
140 昇降シャフト
142 昇降シャフトの主柱
144 支柱
W 半導体ウェーハ
Claims (12)
- サセプタに載置した半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させるエピタキシャル成長装置内で、前記サセプタを下方から支持するサセプタサポートシャフトであって、
前記サセプタの中心と略同軸上に配置される主柱と、
前記主柱から前記サセプタの周縁部下方に放射状に延びる、3本以上のアームと、
前記アームの先端にそれぞれ設けられ、前記サセプタを直接支持する支持ピンと、
を有し、前記アームには、その上面から下面に向けて該アームを貫通した貫通孔が設けられ、
前記貫通孔の内壁は、
前記主柱の軸と平行な中心軸をもつ円筒形の第一空間を区画する第一内壁と、
前記第一内壁の上端から前記アームの上面の開口端まで延在し、前記第一空間と連通した第二空間を区画する第二内壁と、
前記第一内壁の下端から前記アームの下面の開口端まで延在し、前記第一空間と連通した第三空間を区画する第三内壁と、
を有し、
前記円筒形の中心軸方向で見て、前記アームの上面の開口端及び前記アームの下面の開口端が、前記第一内壁の上端及び下端を包囲しており、
前記第二内壁及び前記第三内壁は、前記円筒形の中心軸を通る全ての断面において直線となり、
前記円筒形の中心軸を通り、かつ前記アームの延在方向に平行な断面において、前記第二内壁の前記支持ピン側の直線と前記第三内壁の前記主柱側の直線とが、前記円筒形の中心軸に対して傾斜しており、及び/又は、前記第二内壁の前記主柱側の直線と前記第三内壁の前記支持ピン側の直線とが、前記円筒形の中心軸に対して傾斜していることを特徴とするサセプタサポートシャフト。 - 前記円筒形の中心軸を通り、かつ前記アームの延在方向に平行な断面において、下記のとおり定義した角度が、D<45°、E<45°、F<45°及びG<45°を満たす、請求項1に記載のサセプタサポートシャフト。
記
D:前記第二内壁の前記支持ピン側の直線と前記円筒形の中心軸とのなす角
E:前記第二内壁の前記主柱側の直線と前記円筒形の中心軸とのなす角
F:前記第三内壁の前記主柱側の直線と前記円筒形の中心軸とのなす角
G:前記第三内壁の前記支持ピン側の直線と前記円筒形の中心軸とのなす角 - 0°<D<45°、0°<E<45°、0°<F<45°及び0°<G<45°を満たす、請求項2に記載のサセプタサポートシャフト。
- 0°<D<45°、E=0°、0°<F<45°及びG=0°を満たす、請求項2に記載のサセプタサポートシャフト。
- D=0°、0°<E<45°、F=0°及び0°<G<45°を満たす、請求項2に記載のサセプタサポートシャフト。
- 0°<D+E<45°である、請求項2〜5のいずれか一項に記載のサセプタサポートシャフト。
- 0°<F+G<45°である、請求項2〜6のいずれか一項に記載のサセプタサポートシャフト。
- D=F及び/又はE=Gである、請求項2〜7のいずれか一項に記載のサセプタサポートシャフト。
- 前記第一空間の高さCが8.00mm以上14.00mm以下である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のサセプタサポートシャフト。
- 前記アームの厚みは、その延在方向に沿って、前記貫通孔の周辺部でのみ、他の部分より厚くなっている、請求項1〜9のいずれか一項に記載のサセプタサポートシャフト。
- 前記貫通孔の周辺部の前記アームの厚みが11.00mm以上20.00mm以下である、請求項10に記載のサセプタサポートシャフト。
- 半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させるエピタキシャル成長装置であって、
プロセスチャンバと、
該プロセスチャンバ内で前記半導体ウェーハを載置するサセプタと、
該サセプタを下方から支持する、請求項1〜11のいずれか一項に記載のサセプタサポートシャフトと、
前記3本以上のアームの、各々の貫通孔に挿通され、上下方向に昇降されることにより、前記半導体ウェーハの前記サセプタに対する着脱を行う、3本以上のリフトピンと、
を有することを特徴とするエピタキシャル成長装置。
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