JP6233712B2 - 気相成長装置及び被処理基板の支持構造 - Google Patents

気相成長装置及び被処理基板の支持構造 Download PDF

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本発明は、気相成長装置及び被処理基板の支持構造に関する。
特許文献1には、典型的なランプ加熱式のシリコンエピタキシャル成長装置101(図6A、図6B参照)が開示される。装置101では、シリコン基板などの被処理基板W’が回転可能なサセプタ103により支持され、サセプタ103を取り囲むように反応容器102(図6B参照)が気密に形成される。反応容器102の一端側(図示左側)にはガス導入管110が接続され、その反対側(図示右側)にガス排出管111が接続される。一方、反応容器102の外部にはランプL及びブロワ(図示省略)が設けられる。気相成長時には、ランプLにより被処理基板W’が加熱された状態で気相成長ガスがガス導入管110から反応容器102内に導入され、シリコン基板上にエピタキシャル層を形成し、ガス排気管111から排出される。また、反応容器102の壁は、気相成長ガスが無用な反応を起こさないようにブロワで冷却され、シリコン基板より低い温度に維持される。
気相成長に先立ち、被処理基板W’は、ランプLにより900℃前後の温度(熱衝撃により基板W’に欠陥が生じない温度)に維持された反応容器102に搬送される。被処理基板W’は搬送ロボットにより搬送され、反応容器102内のサセプタ103上に載置される。そして、被処理基板W’にエピタキシャル成長処理を施した後、搬送ロボットによりサセプタ103上の被処理基板W’が取り上げられ、反応容器102から搬出される。
このように反応容器に対して被処理基板を搬入出する方法は、反応容器の温度が高い点と反応容器内に金属原子等の不純物が混入してはならない制約から実質的に以下に述べる2つの方法しかない。
第1の方法は、搬送ロボットにおけるロボットアーム下面に被処理基板を吸着させた状態で被処理基板を反応容器内に搬入出させる方法である。被処理基板をロボットアームからサセプタに受け渡す際は、被処理基板の吸着をロボットアームが解除してサセプタ上方から被処理基板を落下させる。また、サセプタ上の被処理基板をロボットアームが受け取る際には、サセプタ上に載置された被処理基板をロボットアームが吸着する。
ロボットアームによる被処理基板の吸着方法には、真空ポンプを用いる方法とベルヌーイ効果を利用する方法がある。しかし、前者は被処理基板の表面を傷つける危険性が高い。後者においても大量の気体を被処理基板に吹き付けることで、反応容器内の微粒子が巻き上がり被処理基板の表面に微粒子が付着する問題がある。
反応容器に対して被処理基板を搬入出する第2の方法は、ロボットアーム先端の上面に被処理基板を載置させて搬入出させる方法である。被処理基板をロボットアームからサセプタに受け渡す際は、サセプタの厚さ方向に貫通する小孔に差し込まれたリフトピンでロボットアームに載置された被処理基板を持ち上げる。そして、被処理基板を持ち上げた状態のまま、ロボットアームを退けた後、リフトピンを下げてサセプタ上に被処理基板を降ろす(載置する)。また、ロボットアームがサセプタから被処理基板を受け取る際は、逆の手順で被処理基板がサセプタからロボットアームに渡される。
特開2014−60219号公報
しかし、ロボットアームとサセプタの間における被処理基板の受け渡しにリフトピンを用いると、リフトピン用の小孔をサセプタに形成する必要がある。サセプタにリフトピン用の小孔が形成されると、気相成長時におけるサセプタの温度分布が小孔付近で不均一となり、形成される気相成長膜の厚さの均一性が失われる問題がある。
本発明の課題は、反応容器内の微粒子の巻き上がりを防止するとともに、リフトピンを用いない気相成長装置及びリフトピンを用いずに被処理基板の受け渡しが可能なサセプタ支持構造を提供する。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の気相成長装置は、
被処理基板を載置する載置面を有するサセプタと、載置面に載置された被処理基板を気相成長する反応容器と、を備える気相成長装置において、
被処理基板がウェーハであり、
サセプタは、載置面が水平又は略水平である水平状態から、載置面が上に凸の湾曲面となり、湾曲面の凸部に被処理基板が載置されると被処理基板の外周部と載置面が離間する湾曲状態に弾性変形可能であり、
外周部を支持して被処理基板を反応容器に対して搬入又は反応容器から搬出する搬送ロボットとサセプタとの被処理基板の受け渡し時に、外周部を支持する搬送ロボットとサセプタの接触を避けるためにサセプタを湾曲状態にし、搬送ロボットに被処理基板を凸部に載置させ、又は凸部に載置された被処理基板を受け取らせることを特徴とする。
本発明の気相成長装置は、被処理基板の搬送ロボットがサセプタとの間で被処理基板の受け渡しをする際にサセプタにおける被処理基板の載置面が上に凸の湾曲面となる。その湾曲面の凸部に被処理基板が載置されると被処理基板の外周部と載置面が離間する。よって、被処理基板の外周部を支持する搬送ロボットがサセプタと被処理基板の受け渡しをする際に搬送ロボットとサセプタが接触するのを回避できる。そのため、搬送ロボットとサセプタが直接、被処理基板の受け渡しをすることができる。それ故、搬送ロボットとサセプタの間で被処理基板を受け渡す(受け取る)際に被処理基板の吸着を利用する必要がなく、微粒子が巻き上がり被処理基板に付着するのを防止できる。同様にリフトピンも用いる必要がない。なお、本明細書で「離間」とは、物理的に離れていることを意味する。
また、被処理基板の気相成長時には、水平状態のサセプタにより被処理基板を気相成長することができる。この際、サセプタにはリフトピン用の小孔を形成する必要がない。そのため、気相成長時にサセプタの温度分布を不均一にする1つの原因(リフトピン用の小孔)を排除できる。よって、気相成長時におけるサセプタの温度分布をより均一にして、このサセプタに載置される(隣接する)被処理基板の温度分布もより均一にすることが可能となる。したがって、気相成長時に被処理基板上に形成される膜厚もより均一にすることが可能となる。
本発明の実施態様では、
サセプタを下方から支持するとともに、サセプタを上下に可動可能な可動支持部と、
上方に移動するサセプタに抗してサセプタの外縁部を保持可能なサセプタ保持部と、を備え、
水平状態のサセプタが可動支持部により上方に移動する際、サセプタ保持部が上方に移動するサセプタに抗して外縁部を保持することでサセプタが水平状態から湾曲状態に弾性変形することができる。
可動支持部によりサセプタを上方に移動させる一方で、サセプタ保持部が上方に移動するサセプタに抗してサセプタの外縁部を保持する。よって、サセプタ保持部により保持される外縁部はその位置に止まろうとするのに対して、サセプタ保持部により保持された外縁部以外の部分は上方に移動(付勢)する。そのため、サセプタ保持部により保持された外縁部を支点とするようにサセプタを水平状態から湾曲状態に弾性変形させることができる。
また、可動支持部はサセプタを支持した支持位置にサセプタを固定可能であり、サセプタ保持部は支持位置に固定されたサセプタに抗して外縁部を下方に可動可能であり、
水平状態のサセプタが可動支持部により支持位置に固定される際、サセプタ保持部が支持位置に固定されたサセプタに抗して外縁部を下方に移動させることでサセプタが平坦状態から湾曲状態に弾性変形することができる。
可動支持部によりサセプタを支持位置に固定させる一方で、サセプタ保持部が固定されたサセプタに抗してサセプタの外縁部を下方に移動させる。よって、サセプタ保持部により移動(付勢)させられる外縁部は下方に移動するのに対して、サセプタ保持部により移動させられる外縁部以外の部分は支持位置に止まる。そのため、サセプタ保持部により移動させられる外縁部を支点とするようにサセプタを水平状態から湾曲状態に弾性変形させることができる。
本発明の実施態様では、可動支持部がサセプタ保持部に対して相対的に上方に移動することでサセプタが水平状態から湾曲状態に弾性変形することができる。
本発明の実施態様では、サセプタは炭化ケイ素で被覆されたグラファイト又は炭化ケイ素からなり、可動支持部及びサセプタ保持部は石英ガラスからなる。
また、本発明の被処理基板の支持構造は、
被処理基板を載置する水平又は略水平の載置面を有するサセプタと、
サセプタを下方から支持するとともに、サセプタを上方に可動可能な可動支持部と、
上方に移動するサセプタに抗してサセプタの外縁部を保持可能なサセプタ保持部と、を備え、
被処理基板がウェーハであり、
サセプタを可動支持部により上方に移動する際、サセプタ保持部が上方に移動するサセプタに抗して外縁部を保持することで載置面が上に凸の湾曲面に弾性変形し、被処理基板の外周部と載置面が離間した状態で湾曲面の凸部に被処理基板を載置できることを特徴とする。
本発明の被処理基板の支持構造は、可動支持部により上方に移動させたサセプタに抗してサセプタの外縁部を保持可能なサセプタ保持部を備える。よって、上方に移動するサセプタに抗してサセプタ保持部がサセプタの外縁部を保持すると、サセプタの載置面が上に凸の湾曲面に弾性変形する。その湾曲面の凸部に被処理基板を載置すると、被処理基板の外周面と載置面が離間した状態となる。そのため、被処理基板の外周部を支持する搬送ロボットがサセプタと被処理基板の受け渡しをする際に搬送ロボットとサセプタの接触を回避できる構造となる。よって、搬送ロボットとサセプタが直接、被処理基板の受け渡しができる。それ故、搬送ロボットとサセプタが被処理基板の受け渡しをする際にリフトピンを排除することができる。
本発明の気相成長装置の一例を示す模式垂直断面図。 図1のサセプタとサセプタの支持構造を示す模式斜視図(ただし、可動機構は省略してある)。 図2Aとは異なる方向から示した模式斜視図。 図2A及び2Bとは異なる方向から示した模式斜視図。 搬送ロボットとサセプタの間におけるウェーハの受け渡し(ウェーハの搬入)の一連の流れを説明する説明図(ウェーハの搬入に備えてサセプタが降下した状況)。 図3Aに続き、搬送ロボットにより支持されたウェーハがサセプタの上方に位置した状況を示す説明図。 図3Bに続き、ウェーハの搬入に備えて下降したサセプタがウェーハの近傍まで上昇した状況を示す説明図。 図3Cに続き、サセプタ(載置面)が上に凸となるように湾曲(弾性変形)し、湾曲した載置面(湾曲面)の凸部とウェーハの裏面が接触した状況を示す説明図。 図3Dに続き、搬送ロボットによるウェーハの支持を解放し、湾曲面の凸部にウェーハの裏面を載置した状況を示す説明図。 図3Eに続き、湾曲(弾性変形)したサセプタ(載置面)を復元させ、サセプタのザグリ部にウェーハを収容した状況を示す説明図。 図3Fに続き、搬送ロボットが退出するのに備えてサセプタが降下した状況を示す説明図。 図3Gに続き、気相成長に備えてサセプタを上昇させた状況を示す説明図。 搬送ロボットとサセプタの間におけるウェーハの受け渡し(ウェーハの搬出)の一連の流れを説明する説明図(ウェーハの搬出に備えてサセプタが降下した状況)。 図4Aに続き、ウェーハを搬出する搬送ロボットがサセプタ上に載置されたウェーハの上方に位置した状況を示す説明図。 図4Bに続き、ウェーハの搬出に備えて下降したサセプタがウェーハの近傍まで上昇した状況を示す説明図。 図4Cに続き、サセプタ(載置面)が上に凸となるように湾曲(弾性変形)し、載置面上のウェーハを湾曲した載置面(湾曲面)の凸部により持ち上げた状況を示す説明図。 図4Dに続き、搬送ロボットによりウェーハの外周部を支持した状況を示す説明図。 図4Eに続き、湾曲(弾性変形)したサセプタ(載置面)を復元させ、サセプタの水平状態に復元させた状況を示す説明図。 図4Fに続き、ウェーハを搬出するのに備えてサセプタが降下した状況を示す説明図。 従来の気相成長装置により作製したエピタキシャルウェーハにおけるエピタキシャル層の膜厚分布を示す膜厚分布図。 本発明の気相成長装置により作製したエピタキシャルウェーハにおけるエピタキシャル層の膜厚分布を示す膜厚分布図。 従来の気相成長装置の一例を示す模式水平断面図。 従来の気相成長装置の一例を示す模式垂直断面図。
図1は、本発明で使用される気相成長装置1を示す。気相成長装置1は、被処理基板の主表面上にエピタキシャル層を気相成長させてエピタキシャルウェーハを製造する装置である。
気相成長装置1は、透明石英部材やステンレス等の金属部材等から構成された気相成長炉である反応容器2を備える。反応容器2は外部から反応容器2内に不純物が混入しないように気密に構成(大気から隔離)される。大気雰囲気から隔離された反応容器2の内部には、被処理器基板(以下、単にウェーハWという)を水平又は略水平に支持するサセプタ3を備える。図1ではサセプタ3は側面図で示され、ウェーハWはサセプタ3に隠れて図示されていない。
図2Aに示すようにサセプタ3は幅広の環状の外縁部3aを有して円盤状に形成され、反応容器2内に水平配置される。サセプタ3の表面には、ウェーハWを水平又は略水平に載置するザグリ部3bが形成される。ザグリ部3bは、ウェーハWの直径より大きい円盤状にサセプタ3の上面が窪んだ凹部であり、ウェーハWはザグリ部3bの底面に配置され、その底面がウェーハWを載置する載置面となる。サセプタ3は、例えば、炭化ケイ素(SiC)で被覆したグラファイト又は炭化ケイ素からなる。そのため、サセプタ3は外力に応じて弾性変形可能である。図1中の軸線Oは、円盤状のサセプタ3の中心(円状に形成されたサセプタ3表面の中心)を通過して鉛直方向に延びる中心軸Oである。なお、本明細書における外縁部3aは、サセプタ3を上から見た場合にサセプタ3の外縁からザグリ部3bの近傍に至る範囲を含む部分を意味する(図2A参照)。
図1に戻って、サセプタ3の下方には、サセプタ3下面の外縁部3aを支持する可動支持部4と、サセプタ3上面の外縁部3aの位置を保持可能なサセプタ保持部5を有するサセプタサポート6が備わる。サセプタサポート6は石英ガラス(SiO)からなる。
可動支持部4はサセプタ3を下方から支持するとともに、サセプタ3を上下に可動及び中心軸O回りに回転可能に配置される。可動支持部4は、サセプタ3を支持するための支持軸4aと、支持軸4aの下端部に接続され、支持軸4aを可動させる可動機構4bと、支持軸4aの上端部から延びてサセプタ3下面を支持する支持腕部4cを備える。
支持軸4aは、中心軸Oに沿ってサセプタ3の下方からサセプタ3の近傍まで円柱状に延び、中心軸Oと同軸に配置される。支持軸4aの下端部には、可動機構4bが接続され、可動機構4bにより支持軸4aは中心軸O回りに回転可能及び中心軸O方向(上下方向)に上下動可能である。
可動機構4bは、支持軸4aを中心軸O回りに回転させる回転機構7aと、支持軸4aを鉛直方向(上下)に可動させる上下動機構8aを備える。回転機構7aは、図示しないモーターを介して支持軸4aを中心軸O回りに回転可能である。上下動機構8aは、図示しないモーターを介して支持軸4aを中心軸O方向(上下方向)に上下動可能である。
また、図2B及び図2Cに示すように支持軸4aの上端部には、中心軸O(図2B参照)を中心に互いに異なる方向に延びて、サセプタ3の下面の外縁部3aを支持する複数(例えば2つ)の支持腕部4cが備わる。サセプタ3を上から見て(図2A参照)、支持腕部4cがサセプタ3を支持する支持領域R1は、サセプタ3の中心部を挟むように位置する。支持腕部4cは支持軸4aに固定され、更に支持腕部4cはサセプタ3の下面の外縁部3aに固定される。よって、回転機構7aにより支持軸4aが回転すると支持腕部4cとサセプタ3が中心軸O回りに回転可能となる。また、上下動機構8aにより支持軸4aが上下動すると支持腕部4cとサセプタ3が中心軸O方向(上下方向)に上下動可能となる。
図1に戻って、サセプタ保持部5は、支持軸4aと同軸に配置される保持軸5aと、保持軸5aの下端部に接続され、保持軸5aを可動させる可動機構5bと、保持軸5aの上端部からサセプタ3上面に延びる保持腕部5cを備える。
保持軸5aは、支持軸4aを覆うように中心軸Oに沿ってサセプタ3の下方からサセプタ3の近傍まで円筒状に延び、中心軸O及び支持軸4aと同軸に配置される。保持軸5aの下端部には、可動機構5bが接続され、可動機構5bにより保持軸5aは中心軸O回りに回転可能及び中心軸O方向(上下方向)に上下動可能である。
可動機構5bは、保持軸5aを中心軸O回りに回転させる回転機構7bと、保持軸5aを鉛直方向(上下)に可動させる上下動機構8bを備える。回転機構7bは、図示しないモーターを介して保持軸5aを中心軸O回りに回転可能である。上下動機構8bは、図示しないモーターを介して保持軸5aを中心軸O方向(上下方向)に上下動可能である。
図2A〜Cに示すように保持軸5aの上端部には、複数の保持腕部5cが備わる。保持腕部5cは、中心軸O(図2B参照)を中心としてサセプタ3の外縁に向けて広がり、サセプタ3の側面を経てサセプタ3の上面の外縁部3aまで延びて外縁部3aの上面に接触する。複数の保持腕部5cは中心軸Oを中心に放射状に広がる。サセプタ3を上から見て(図2A参照)、保持腕部5cがサセプタ3を保持する保持領域R2が支持領域R1を繋ぐ境界Lを中心として線対称状に位置する。保持腕部5cの数は、支持腕部4cの数より多く形成され、また、保持腕部5cは保持軸5aに固定される。よって、回転機構7bにより保持軸5aが回転すると保持腕部5cは中心軸O回りに回転可能となる。また、同様に上下動機構8bにより保持軸5aが上下動すると保持腕部5cは中心軸O方向(上下方向)に上下動可能となる。
図1に戻って、支持軸4aを可動させる回転機構7a及び上下動機構8a並びに保持軸5aを可動させる回転機構7b及び上下動機構8bには制御部9が接続される。制御部9は、図示しないCPUと各機構7a、7b、8a、8bに備わるモーターを駆動する駆動回路を有する。制御部9(CPUと駆動回路)により支持軸4a、保持軸5aの回転、上下動が制御される。例えば、支持軸4aが回転、上下動するとサセプタ3は支持軸4aに対応して回転可能、上下動可能となる。また、保持軸5aが回転、上下動すると保持腕部5cは保持軸5aに対応して回転可能、上下動可能となる。サセプタ3(支持軸4c)の回転又は上下動に対応して保持腕部5c(保持軸5a)を回転又は上下動させることで、サセプタ3の動きは保持腕部5cに阻害されない。
反応容器2内に搬入されたウェーハWをサセプタ3に渡す際や気相成長後にサセプタ3に載置されたウェーハWを反応容器2から搬出する際にサセプタ3の上下動(速度、タイミング、振幅)が制御部9により制御される。また、ウェーハW上にエピタキシャル層を気相成長させる際にサセプタ3の回転(回転速度)が制御部9により制御される。
反応容器2の一端側(図1の左側)には、気相成長ガスGをサセプタ3の上側の領域に導入するとともに、サセプタ3上のウェーハWの主表面上に気相成長ガスGを供給するガス導入管10が接続される。反応容器2内に供給される気相成長ガスGは、原料ガス(例えばトリクロロシラン)と、原料ガスを希釈するキャリアガス(例えば水素)と、成長層(エピタキシャル層)に導電型を付与するドーパントガスを含む。また、ガス導入管10の反対側(図1の右側)に反応容器2内のガスを排出するガス排出管11が接続される。
反応容器2の周囲(例えば、反応容器2の上下)には、気相成長時にウェーハWをエピタキシャル成長温度(例えば、900〜1200℃)に加熱するハロゲンランプなどのランプLが設けられる。
以上のように構成した気相成長装置1における反応容器2内のサセプタ3上にウェーハWが搬入され、ガス導入管10から気相成長ガスGがサセプタ3上に供給されて気相成長が行われる。気相成長の終了後にサセプタ3上のウェーハW(エピタキシャルウェーハ)は、反応容器2内から搬出される。
反応容器2へのウェーハWの搬入及び反応容器2からのウェーハWの搬出を含むウェーハWの搬送は、搬送ロボット12(図3B参照)が行う。搬送ロボット12はウェーハWの外周部を支持した状態でウェーハWを搬送することができる。搬送ロボット12は、ウェーハWの外周面(表面と裏面を接続する側面)を挟むように支持可能な一対の第1、第2アーム13、14を有する支持部と、第1、第2アーム13、14を独立して可動可能なアーム可動機構15を備える。
第1アーム13は一端がアーム可動機構15に接続され、一端から他端に向けて水平方向に延び、他端側では下方に下がるようにして一端側に引き返す折り返し部13aが形成される。第2アーム14は第1アーム13の下方に位置するように一端がアーム可動機構15に接続され、一端から他端に向けて水平方向に延び、他端側には折り返し部13aに対向する先端部14aが形成される。折り返し部13aと先端部14aの対向面13b、14bがウェーハWの外周面を支持するための支持面となる。
アーム可動機構15は、第1アーム13及び第2アーム14を独立して水平方向に可動可能である。そのため、アーム可動機構15は、対向面13bと対向面14bの間の距離D1を可変可能である。例えば、距離D1をウェーハWの直径より長くしたり、ウェーハWの直径にしたりすることができる。距離D1をウェーハWの直径より長くした状態でウェーハWを対向面13b、14bの間に位置させ、その後、距離D1をウェーハWの直径にすることで、ウェーハWの外周面を支持できる。また、アーム可動機構15は、第1、第2アーム13、14を独立して水平方向に伸縮可能である。したがって、反応容器2に対してウェーハWを搬入出させる基板導入口が解放される場合は、両アーム13、14を伸長させることで反応容器2内(サセプタ3の上方)に両アーム13、14を入れることが可能となる。そのため、第1、第2アーム13、14によりウェーハWを支持した状態を維持したまま、両アーム13、14を同時に伸長又は縮めることで、ウェーハWを反応容器2内に搬入又は反応容器2から搬出できる。
次に気相成長に先立って、搬送ロボット12がウェーハWを反応容器2内に搬入する一連の流れ、及び気相成長後のウェーハWを反応容器2から搬出する一連の流れを説明する。なお、下記において参照する図3A〜H及び図4A〜Gでは、ウェーハWの位置関係を分かり易くするために、サセプタ3の一部(ザグリ部3b及びその周辺)を部分断面図で示してある。
ウェーハWを反応容器2内に搬入する際は、ウェーハWを支持する第1、第2アーム13、14が進入できるように、支持腕部4c及び保持腕部5cの高さを同時に下げることによりサセプタ3を下げる(図3A)。進入してくる両アーム13、14の下面よりサセプタ3及び保持腕部5cの上面が低くなるようにサセプタ3及び保持腕部5cの高さを下げる。
図3Bに示すように第1、第2アーム13、14によりウェーハWの外周面を支持したままで両アーム13、14を同時に伸長させ、両アーム13、14とともにウェーハWを反応容器2内に搬入する。上から見てウェーハWがザグリ部3b内に収まる位置で両アーム13、14の伸長を停止させる。
両アーム13、14の伸長が停止した後、サセプタ3がウェーハWの下面の近傍に位置するように支持腕部4c及び保持腕部5cを同時に上昇させる(図3B→C)。そして、保持腕部5cをウェーハWの下面の近傍に保持したまま、支持腕部4cのみを上昇させる。すると、保持腕部5cにより保持された外縁部3aはその高さを維持しようとするのに対し、保持腕部5cで保持された外縁部3a以外の部分は上方に向けて移動(付勢)する。そのため、保持腕部5cにより保持された外縁部3aを支点とするようにサセプタ3が湾曲する。よって、サセプタ3は、ウェーハWを載置する載置面(ザグリ部3bの底面)が水平又は略水平の水平状態から、載置面が上に凸の湾曲面となる湾曲状態に弾性変形する(図3C→D)。図2Aに示すようにサセプタ3を上から見て、保持領域R2が支持領域R1を繋ぐ境界Lを中心として線対称状に位置するため、サセプタ3は、いわば山折状に湾曲して山折状の峰部分が凸部Cとなる。
図3Dに示すように湾曲したサセプタ3の凸部CはウェーハWの裏面に接触又は略接触するような至近距離に位置する。そして、第1、第2アーム13、14によるウェーハWの支持を解放し、ウェーハWをサセプタ3の凸部Cに載置させる(図3D→E)。いわば、山折状のサセプタ3の峰部分にウェーハWが載置される。湾曲面の凸部CにウェーハWが載置された状態では、ウェーハWの外周部とウェーハWの載置面(ザグリ部3bの底面)が離間する。
次に保持腕部5cをそのままにし、支持腕部4cをのみを下降させる。すると、サセプタ3を湾曲させた付勢力が次第に解放され、サセプタ3が湾曲状態から水平状態に復元する。よって、湾曲面の凸部Cに載置されたウェーハWは、サセプタ3の湾曲が解消するのにともない、次第に下降し、ウェーハWは、サセプタ3が水平状態に復元するとザグリ部3bに収容される(図3E→F)。その後、ウェーハWをサセプタ3に載置した第1、第2アーム13、14が反応容器2から出る際にサセプタ3及び保持腕部5cと接触しないように、支持腕部4c及び保持腕部5cを同時に下降させることでサセプタ3を下降させる(図3G)。その降下後、第1、第2アーム13、14を縮めて、両アーム13、14を反応容器2内から後退させる。
その後、水平状態のサセプタ3をエピタキシャル成長する高さまで支持腕部4c及び保持腕部5cにより上昇させ(図3H)、ウェーハWにエピタキシャル成長を実施する。なお、エピタキシャル成長中には、支持腕部4c及び保持腕部5cを中心軸O(図1参照)回りに同時に回転させてサセプタ3を回転させ、ガス導入管10から気相成長ガスGを導入してウェーハW上にエピタキシャル層を成長させる。
エピタキシャル成長が終了すると、ウェーハWを反応容器2から外部に搬出する。ウェーハWを搬出する場合は、ウェーハWを反応容器2へ搬入する場合と逆の工程となる。気相成長時のサセプタ3は、反応容器2内に入る第1、第2アーム13、14の進入を阻害する高さに位置する。そのため、先ず第1、第2アーム13、14が進入できるように、支持腕部4c及び保持腕部5cを同時に下げることでサセプタ3を下げる(図4A)。支持腕部4c及び保持腕部5cが下降して生じた空間に第1、第2アーム13、14を同時に伸長させ、両アーム13、14を反応容器2内に進入させる。そして、対向面13bと対向面14bの間の距離D1をウェーハWの直径より長くして、距離D1の間にウェーハWの直径が収まる位置で第1、第2アーム13、14を停止させる(図4B)。
次にサセプタ3がウェーハWの下面の近傍に位置するまで支持腕部4c及び保持腕部5cを同時に上昇させる(図4B→C)。そして、保持腕部5cをウェーハWの下面の近傍に保持したまま、支持腕部4cのみを上昇させ、サセプタ3を水平状態から湾曲状態に弾性変形させる(図4C→D)。
ザグリ部3bに載置されたウェーハWは、サセプタ3が湾曲するとともに、ウェーハWの外周部と載置面(ザグリ部3bの底面)が次第に離間し、ウェーハWはサセプタ3の湾曲面に押されるように上昇する。ウェーハWは、最終的には対向面13b、14bの間に収まる位置まで上昇し、その状態でウェーハWは湾曲面の凸部Cに載置される(図4D)。
そして、第1、第2アーム13、14を可動させ、対向面13b、14bによりウェーハWの外周部を挟むようにして支持する(図4D→E)。ウェーハWが第1、第2アーム13、14に支持された後、保持腕部5cをそのままにし、支持腕部4cのみを下降させる。すると、サセプタ3を湾曲させた付勢力が次第に解放され、サセプタ3が湾曲状態から水平状態に復元する(図4E→F)。その後、ウェーハWを支持した第1、第2アーム13、14が反応容器2から出る際にサセプタ3及び保持腕部5cと接触しないように、支持腕部4c及び保持腕部5cを同時に下降させることでサセプタ3を下降させる(図4F→G)。その降下後、ウェーハWを支持したまま、第1、第2アーム13、14を縮小させて、両アーム13、14を反応容器2内から後退させ、ウェーハWを反応容器2から搬出する。
本実施形態では、搬送ロボット12がサセプタ3との間でウェーハWの受け渡しをする際にサセプタ3の載置面(ザグリ部3bの底面)が上に凸の湾曲面となる。その湾曲面の凸部CにウェーハWが載置されるとウェーハWの外周部と載置面が離間する。よって、第1及び第2アーム13、14によりウェーハWの外周部を支持する搬送ロボット12がサセプタ3とウェーハWの受け取りをする際に搬送ロボット12とサセプタ3が接触するのを回避できる。そのため、搬送ロボット12とサセプタ3が直接、ウェーハWの受け渡しをすることができる。よって、搬送ロボット12とサセプタ3の間でウェーハWを受け渡す(受け取る)際にウェーハWを吸着する必要がなく、吸着により微粒子が巻き上がりウェーハWに付着するのを防止できる。同様にリフトピンも用いる必要がない。
また、気相成長時には水平状態のサセプタ3にウェーハWを載置させて気相成長することができる。この際、サセプタ3にはリフトピン用の小孔を形成する必要がない。そのため、気相成長時にサセプタ3の温度分布を不均一にする1つの原因(リフトピン用の小孔)を排除できる。よって、気相成長時におけるサセプタ3の温度分布をより均一にして、サセプタ3に載置されるウェーハWの温度分布もより均一にすることが可能となる。したがって、気相成長時にウェーハW上に形成される膜厚もより均一にすることが可能となる。
以下、実施例及び従来例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例)
実施例として図1に示したサセプタ3及びサセプタサポート6を用いてエピタキシャルウェーハの作製を行った。サセプタ3は、厚さ2mm、直径373mmの炭化ケイ素製であり、サセプタ3の表面には基板を収容するための深さ0.76mm、直径303mmのザグリ部3bを設けた。エピタキシャルウェーハの作製条件としては、300mmのシリコン単結晶基板を準備した。そして、準備したシリコン単結晶基板をサセプタ3上に載置してシリコン単結晶基板上にエピタキシャル層を形成した。
(従来例)
従来例として、サセプタ3の中心軸O回りに等角度間隔にリフトピン用の小孔を3つ設けたサセプタを用い、サセプタ3及びサセプタサポート6以外は実施例と同じ条件でエピタキシャルウェーハの作製を行った。なお、シリコン単結晶基板をサセプタに載置する際、及びサセプタから受け取る際にはリフトピンを用いた。
図5Aにリフトピンを用いた場合、図5Bにサセプタ3を用いた場合のエピタキシャル層の膜厚分布を示した。図5Aに示すようにリフトピンを用いると、リフトピン用の小孔の位置に対応してエピタキシャル層の膜厚が薄くなった3つの箇所が発生した。膜厚が薄くなった3箇所はちょうどリフトピン用の小孔がある場所に一致していた。一方、図5Bに示すように本発明のサセプタ3を用いた場合には局所的に膜厚が薄くなる等の膜厚分布は見られなかった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
上記実施形態では、水平状態のサセプタ3が支持腕部4cにより上方に移動する際、保持腕部5cが上方に移動するサセプタ3に抗してサセプタ3の外縁部3aを保持することでサセプタ3が湾曲する例を示した。サセプタ3を湾曲させる方法としては、これ以外にも次に示す方法で湾曲させてもよい。例えば、サセプタ3を支持腕部4cで支持された支持位置に固定し、保持腕部5cが固定されたサセプタ3に抗してサセプタ3の外縁部3aを下方に移動させる等の種々の方法でサセプタ3を湾曲してもよい。上記では、山折状に湾曲したサセプタ3を例示したが、山折状以外にもサセプタ3の中心部のみが突出するように湾曲するなど種々の湾曲状態にサセプタ3を湾曲してもよい。
また、ウェーハWの外周面を対向面13b、14bで挟むようにして支持する搬送ロボット12を例示した。搬送ロボットとしては、それ以外にもウェーハWの下面の外縁部を支持してウェーハWを搬送する構成のものも採用できる。搬送ロボットはウェーハWの外周部を支持してウェーハWを搬送できるものであればよい。そのため、湾曲したサセプタ3に載置されたウェーハWは、ウェーハWの外周部の全域に渡り載置面から離間している必要はない。搬送ロボットがウェーハWを支持できるようにウェーハWの外周部の一部が載置面から離間していればよい。
1 気相成長装置 2 反応容器
3 サセプタ 3a 外縁部
3b ザグリ部 4 可動支持部
4a 支持軸 4b 可動機構
4c 支持腕部 5 サセプタ保持部
5a 保持軸 5b 可動機構
5c 保持腕部 12 搬送ロボット
13 第1アーム 14 第2アーム
W ウェーハ

Claims (6)

  1. 被処理基板を載置する載置面を有するサセプタと、前記載置面に載置された前記被処理基板を気相成長する反応容器と、を備える気相成長装置において、
    前記被処理基板がウェーハであり、
    前記サセプタは、前記載置面が水平又は略水平である水平状態から、前記載置面が上に凸の湾曲面となり、前記湾曲面の凸部に前記被処理基板が載置されると前記被処理基板の外周部と前記載置面が離間する湾曲状態に弾性変形可能であり、
    前記外周部を支持して前記被処理基板を前記反応容器に対して搬入又は前記反応容器から搬出する搬送ロボットと前記サセプタとの前記被処理基板の受け渡し時に、前記外周部を支持する前記搬送ロボットと前記サセプタの接触を避けるために前記サセプタを前記湾曲状態にし、前記搬送ロボットに前記被処理基板を前記凸部に載置させ、又は前記凸部に載置された前記被処理基板を受け取らせることを特徴とする気相成長装置。
  2. 前記被処理基板の気相成長時には、前記水平状態の前記サセプタにより前記被処理基板を気相成長する請求項1に記載の気相成長装置。
  3. 前記サセプタを下方から支持するとともに、前記サセプタを上下に可動可能な可動支持部と、
    上方に移動する前記サセプタに抗して前記サセプタの外縁部を保持可能なサセプタ保持部と、を備え、
    前記水平状態の前記サセプタが前記可動支持部により上方に移動する際、前記サセプタ保持部が上方に移動する前記サセプタに抗して前記外縁部を保持することで前記サセプタが前記水平状態から前記湾曲状態に弾性変形する請求項1又は2に記載の気相成長装置。
  4. 前記可動支持部が前記サセプタ保持部に対して相対的に上方に移動することで前記サセプタが前記水平状態から前記湾曲状態に弾性変形する請求項に記載の気相成長装置。
  5. 前記サセプタは炭化ケイ素で被覆されたグラファイト又は炭化ケイ素からなり、前記可動支持部及び前記サセプタ保持部は石英ガラスからなる請求項3又は4に記載の気相成長装置。
  6. 被処理基板を載置する水平又は略水平の載置面を有するサセプタと、
    前記サセプタを下方から支持するとともに、前記サセプタを上方に可動可能な可動支持部と、
    上方に移動する前記サセプタに抗して前記サセプタの外縁部を保持可能なサセプタ保持部と、を備え、
    前記被処理基板がウェーハであり、
    前記サセプタを前記可動支持部により上方に移動する際、前記サセプタ保持部が上方に移動する前記サセプタに抗して前記外縁部を保持することで前記載置面が上に凸の湾曲面に弾性変形し、前記被処理基板の外周部と前記載置面が離間した状態で前記湾曲面の凸部に前記被処理基板を載置できることを特徴とする被処理基板の支持構造。
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