JP6536463B2 - エピタキシャル成長装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させるエピタキシャル成長装置に関する。
エピタキシャルウェーハは、半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させたものである。例えば、結晶の完全性がより要求される場合や抵抗率の異なる多層構造を必要とする場合などには、シリコンウェーハ上に単結晶シリコン薄膜を気相成長(エピタキシャル成長)させてエピタキシャルシリコンウェーハを製造する。
エピタキシャルウェーハの製造には、例えば枚葉式エピタキシャル成長装置を用いる。ここで、一般的な枚葉式エピタキシャル成長装置について、図8を参照して説明する。図8に示すように、エピタキシャル成長装置300は、上部ドーム11、下部ドーム12及びドーム取付体13を含むチャンバ10を有し、該チャンバ10がエピタキシャル膜形成室を区画する。チャンバ10には、その側面の対向する位置に反応ガスの供給および排出を行うガス供給口15およびガス排出口16が設けられる。一方、チャンバ10内には、半導体ウェーハWが載置されるサセプタ20が配置される。サセプタ20は、下方からサセプタサポートシャフト30により支持される。サセプタサポートシャフト30は、主柱32と、この主柱32から放射状に等間隔に延びる3本のアーム34(1本は図示せず)とを含み、アーム34の先端の3つの支持ピン38(1つは図示せず)でサセプタ20の下面外周部を嵌合支持する。また、サセプタ20には3つの貫通孔(1つは図示せず)が形成され、3本のアーム34にも貫通孔が1つずつ形成されている。これらアーム34の貫通孔及びサセプタ20の貫通孔には、リフトピン40が挿通される。リフトピン40の下端部は昇降シャフト50に支持される。チャンバ10内に搬入された半導体ウェーハWの支持、この半導体ウェーハWのサセプタ20上への載置、および、気相成長後のエピタキシャルウェーハのチャンバ10外への搬出の際には、昇降シャフト50が昇降することで、リフトピン40がアームの貫通孔およびサセプタの貫通孔と摺動しながら昇降し、その上端部で半導体ウェーハWの昇降を行う。
また、上記のような枚葉式エピタキシャル成長装置においては、複数本のリフトピンはそれぞれ独立して設置されており、さらにリフトピンが挿通される貫通孔にはリフトピンが昇降できるようにある程度のクリアランスが設けられるのが一般的である。特許文献1では、このような枚葉式エピタキシャル成長装置において、リフトピン上に半導体ウェーハが存在する場合、半導体ウェーハの荷重等によりぐらつきが発生し、そのぐらつきにより半導体ウェーハのサセプタへの載置位置にバラつきが発生するという認識から、複数本のリフトピンを補助部材により相互接続することにより、補助部材が無い場合に比べて半導体ウェーハを昇降させる際のリフトピンのぐらつきを抑制し、半導体ウェーハの載置位置のずれを低減させる技術が記載されている。
特開2014−220427号公報
エピタキシャル膜の膜厚を均一にすることにより優れた平坦度特性を有するエピタキシャルウェーハを得るには、半導体ウェーハの搬送動作の際に、半導体ウェーハの主表面が水平面に対して平行となる状態を保つことが必須である。そのためには、搬送時にリフトピンの中心軸が鉛直方向に対して平行に位置することが望まれる。ここで、半導体ウェーハの搬送機構であるサセプタ、リフトピン、及びサセプタサポートシャフトの材料は、耐熱性、コスト、及び機能の観点から限られており、例えば、サセプタサポートシャフトに石英を用いる場合は、サセプタおよびリフトピンにはカーボングラファイト基材に炭化ケイ素を被覆した部材を用いることが一般的である。この場合、カーボングラファイトや炭化ケイ素の熱膨張係数は石英の熱膨張係数に比べて大きいため、半導体ウェーハWの搬送温度である600℃以上800℃以下の温度帯域では、サセプタの貫通孔は、室温時を基準としてアームの貫通孔に対して相対的にサセプタの径方向外側に熱膨張により移動する。これに伴って、サセプタの貫通孔とアームの貫通孔とを挿通するリフトピンの中心軸の鉛直方向に対する傾きも室温時と600℃以上800℃以下の温度時とでは変化する。これらを考慮して、600℃以上800℃以下の温度においてリフトピンの中心軸が鉛直方向に対して平行に位置するように、室温時において、リフトピンの中心軸が鉛直方向に対してサセプタの径方向内側に傾くように設計するのが一般的である。しかしながら、半導体ウェーハの搬送動作の調整は室温でしか行うことができないため、室温時にリフトピンの中心軸が鉛直方向に対してサセプタの径方向内側に傾くように設計すると、室温と600℃以上800℃以下の温度とにおけるリフトピンの中心軸の鉛直方向に対する傾きが異なる。そのため、室温と600℃以上800℃以下の温度とにおける半導体ウェーハの搬送動作の差が大きくなる。すなわち、室温において、リフトピンの中心軸が鉛直方向に対してサセプタの径方向内側に傾いている状況の下で半導体ウェーハの搬送動作を調整したとしても、600℃以上800℃以下の温度では、サセプタの熱膨張によりリフトピンの中心軸は鉛直方向に対して平行に位置するため、600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハの搬送動作は、室温での調整時における半導体ウェーハの搬送動作と乖離することになる。そのため、600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハの搬送動作は必ずしも良好ではなかった。その結果として、エピタキシャル膜の膜厚が不均一になり、平坦度特性に優れたエピタキシャルウェーハが得られないという問題が存在していた。
また、特許文献1では、リフトピンのぐらつき抑制の観点から複数のリフトピンを補助部材により相互接続しているが、各部材の設計に関して室温と600℃以上800℃以下の温度とにおける熱膨張係数の差が何ら考慮されておらず、さらに、リフトピン同士が相互接続により固定されている。このため、熱膨張係数の差に起因する各部材の寸法の変化が半導体ウェーハの搬送動作に与える影響は、補助部材を設けていない場合に比べて大きくなることがわかった。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、室温および600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハの搬送動作の差を低減させることにより、600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハの搬送動作の精度を向上させることができ、平坦度特性に優れたエピタキシャルウェーハを製造することができるエピタキシャル成長装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させるエピタキシャル成長装置であって、
チャンバと、
3以上の第1貫通孔を有し、前記チャンバ内で前記半導体ウェーハを載置するサセプタと、
前記サセプタを下方から支持するサセプタサポートシャフトであって、
前記サセプタの中心の下方に配置される主柱と、
前記主柱から前記サセプタの周縁部下方に放射状に延び、第2貫通孔を有する3本以上のアームと、
前記アームの先端において前記サセプタを直接支持する、前記アームの本数と同じ数の支持ピンと、
を有するサセプタサポートシャフトと、
上端部および下端部を有し、前記サセプタの前記第1貫通孔内および前記アームの前記第2貫通孔内に挿通され、上下方向に昇降されることにより、前記上端部で前記半導体ウェーハを支持しながら前記半導体ウェーハを前記サセプタに着脱させる、3本以上のリフトピンと、
前記リフトピンの下端部を支持しながら前記リフトピンを昇降させる昇降シャフトと、
を有し、
前記サセプタの前記第1貫通孔の水平面投射形状が円であり、かつ、前記アームの前記第2貫通孔の水平面投射形状が、長手方向が前記アームの延在方向と一致する長円であり、
前記サセプタの前記第1貫通孔および前記アームの前記第2貫通孔を投影した水平面において、室温および600℃以上800℃以下のいずれの温度においても、前記長円が前記円を包含することを特徴とするエピタキシャル成長装置。
(2)室温において、前記リフトピンと前記アームの前記第2貫通孔の内壁とのクリアランスのうち、前記アームの支持ピン側のクリアランスが前記アームの前記主柱側のクリアランスよりも大きい、上記(1)に記載のエピタキシャル成長装置。
(3)室温において、前記アームの支持ピン側のクリアランスが0.35mm以上である、上記(2)に記載のエピタキシャル成長装置。
(4)室温において、前記アームの支持ピン側のクリアランスが1.0mm以下である、上記(2)または(3)に記載のエピタキシャル成長装置。
(5)室温において、前記リフトピンと前記サセプタの前記第1貫通孔の内壁とのクリアランスが0.1mm以上0.35mm以下である、上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のエピタキシャル成長装置。
(6)室温において、前記リフトピンと前記アームの前記第2貫通孔の内壁とのクリアランスのうち、前記アームの前記主柱側のクリアランスが0.1mm以上0.35mm以下である、上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載のエピタキシャル成長装置。
(7)室温において、前記サセプタの中心から前記サセプタの前記第1貫通孔の内端までの距離と前記主柱の中心軸から前記アームの前記第2貫通孔の内端までの距離とが一致し、かつ、前記主柱の中心軸から前記アームの前記第2貫通孔の外端までの距離が前記サセプタの中心から前記サセプタの前記第1貫通孔の外端までの距離よりも長い、上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載のエピタキシャル成長装置。
(8)600℃以上800℃以下の温度において、前記サセプタの中心から前記サセプタの前記第1貫通孔の外端までの距離と前記主柱の中心軸から前記アームの前記第2貫通孔の外端までの距離とが一致し、かつ、前記サセプタの中心から前記サセプタの前記第1貫通孔の内端までの距離が前記主柱の中心軸から前記アームの前記第2貫通孔の内端までの距離よりも長い、上記(1)〜(7)のいずれか一つに記載のエピタキシャル成長装置。
(9)室温および600℃以上800℃以下のいずれか一方の温度において、前記第1貫通孔の直径と前記第2貫通孔の短径とが一致する、上記(1)〜(8)のいずれか一つに記載のエピタキシャル成長装置。
本発明のエピタキシャル成長装置によれば、室温および600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハの搬送動作の差を低減させることができるため、600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハの搬送動作の精度を向上させることができ、平坦度特性に優れたエピタキシャルウェーハを製造することができる。
本発明の一実施形態によるエピタキシャル成長装置100の模式図であり、室温における状態を示す。 本発明の一実施形態によるエピタキシャル成長装置100の模式図であり、600℃以上800℃以下の温度における状態を示す。 (A)はサセプタ20、(B)はサセプタサポートシャフト30の分解斜視図である。 (A)はリフトピン40、(B)は昇降シャフト50の分解斜視図である。 (A)は室温における、(B)は600℃以上800℃以下の温度における、サセプタ20、サセプタサポートシャフト30、リフトピン40、及び昇降シャフト50の位置関係を示した模式図である。 (A)は室温における、(B)は600℃以上800℃以下の温度における、本発明の一実施形態における、サセプタ20の第1貫通孔22、アーム34の第2貫通孔36、及びリフトピン40の直胴部44の位置関係を示した水平断面図である。 (A)は室温における、(B)は600℃以上800℃以下の温度における、比較例1によるエピタキシャル成長装置200におけるサセプタ20、サセプタサポートシャフト30、リフトピン40、および昇降シャフト50の位置関係を示した模式図である。 従来のエピタキシャル成長装置300の模式図であり、室温における状態を示す。
図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態によるエピタキシャル成長装置100を説明する。また、図3及び図4を参照して、このエピタキシャル成長装置100に含まれるサセプタ20、サセプタサポートシャフト30、リフトピン40、昇降シャフト50を説明する。さらに、図5及び図6を参照して、本発明の一実施形態の特徴的部分である第1貫通孔22及び第2貫通孔36を説明する。
(エピタキシャル成長装置)
図1及び図2に示すエピタキシャル成長装置100は、チャンバ10と、図3(A)にも示すサセプタ20と、図3(B)にも示すサセプタサポートシャフト30と、図4(A)に示す3本のリフトピン40A,40B,40Cと、図4(B)に示す昇降シャフト50とを有する。
(チャンバ)
チャンバ10は、上部ドーム11、下部ドーム12及びドーム取付体13を含み、このチャンバ10がエピタキシャル膜形成室を区画する。チャンバ10には、その側面の対向する位置に反応ガスの供給および排出を行うガス供給口15及びガス排出口16が設けられる。
(サセプタ)
サセプタ20は、チャンバ10の内部で半導体ウェーハWを載置する円盤状の部材である。ここで、サセプタ20の主表面のうち、半導体ウェーハWを載置する側の主表面をサセプタ20の上面、それとは反対側の主表面をサセプタ20の下面とする。図3(A)も参照して、サセプタ20は、周方向に120°等間隔で、サセプタ20を上下方向に貫通する3つの第1貫通孔22A,22B,22Cを有する。すなわち、サセプタ20の上面には、第1貫通孔22A,22B,22Cの開口部が形成されており、また、サセプタ20の下面にも、第1貫通孔22A,22B,22Cの開口部が形成されている。これら第1貫通孔22A,22B,22Cには、後述するリフトピン40A,40B,40Cがそれぞれ挿通される。各第1貫通孔は、半導体ウェーハの半径50%以上の裏面部領域に同心円状に位置する。サセプタ20は、カーボングラファイト(黒鉛)を母材とし、その表面を炭化ケイ素(SiC:ビッカース硬度2,346kgf/mm2)でコーティングしたものを使用することができる。サセプタ20の表面には、半導体ウェーハWを収容し載置するザグリ部(図示せず)が形成されている。
(サセプタサポートシャフト)
サセプタサポートシャフト30は、チャンバ10内でサセプタ20を下方から支持するものであり、図3(B)に示すように、主柱32と、3本のアーム34A,34B,34Cと、3本の支持ピン38A,38B,38Cとを有する。主柱32は、サセプタ20の中心の下方に配置される。
アーム34A,34B,34Cは、主柱32からサセプタ20の周縁部下方に放射状に延びる。ここで、主柱32に沿ってサセプタ20がある側をアーム34A,34B,34Cの上側、その反対側をアーム34A,34B,34Cの下側とする。アーム34A,34B,34Cは、図3(B)に示すように、それぞれアーム34A,34B,34Cの上下方向に、主柱32に沿って貫通する第2貫通孔36A,36B,36Cを有する。なお、本明細書において「サセプタの周縁部」とは、サセプタ中心からサセプタ半径の80%以上外側の領域を意味する。支持ピン38A,38B,38Cは、アーム34A,34B,34Cの先端においてサセプタ20を直接支持する。すなわち、支持ピン38A,38B,38Cは、サセプタ20の裏面周縁部を支持する。第2貫通孔36A,36B,36Cは、やはり後述するリフトピン40A,40B,40Cがそれぞれ挿通される。本実施形態の特徴的部分は、このような第1貫通孔22A,22B,22C、第2貫通孔36A,36B,36C、及びリフトピン40A,40B,40Cの位置関係であり、その技術的意義は後述する。
サセプタサポートシャフト30は、石英(ビッカース硬度1,103kgf/mm2)で構成することが望ましく、特に合成石英で構成することが望ましい。ただし、支持ピン38A,38B,38Cの先端部分は、サセプタ20と同じ炭化ケイ素で構成することが好ましい。
(リフトピン)
図4(A)に示すように、リフトピン40A,40B,40Cは、サセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22C及びアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cにそれぞれ挿通される直胴部44A,44B,44Cと、該直胴部44A,44B,44C及び第1貫通孔22A,22B,22Cよりも太径の上端部42A,42B,42Cと、下端部46A,46B,46Cとをそれぞれ有する。リフトピン40A,40B,40Cは、サセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22C及びアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36C内にそれぞれ挿通される。リフトピン40A,40B,40Cは、後述の昇降シャフト50によって、上下方向に昇降されることにより、上端部42A,42B,42Cで半導体ウェーハW(半径50%以上の裏面部領域)を支持しながら半導体ウェーハWをサセプタ20上に着脱させることができる。この動作についても詳細は後述する。リフトピン40A,40B,40Cは、サセプタ20と同様に、カーボングラファイト基材に炭化ケイ素を被覆してなるのが一般的である。
(昇降シャフト)
図4(B)に示すように、昇降シャフト50は、サセプタサポートシャフト30の主柱32を収容する中空を区画し、この主柱32と回転軸を共有する昇降シャフトの主柱52と、この昇降シャフトの主柱52の先端で分岐する3本の支柱54A,54B,54Cとを有し、これら支柱54A,54B,54Cの先端部でリフトピン40A,40B,40Cの下端部46A,46B,46Cをそれぞれ支持する。昇降シャフト50は石英で構成されることが好ましい。昇降シャフト50が、サセプタサポートシャフト30の主柱32に沿って上下動することにより、リフトピン40A,40B,40Cを昇降させることができる。
(加熱ランプ)
加熱ランプ14は、チャンバ10の上側領域および下側領域に配置され、一般に、昇降温速度が速く、温度制御性に優れた、ハロゲンランプや赤外ランプが用いられる。
(エピタキシャルウェーハの製造手順)
次に、チャンバ10内への半導体ウェーハWの搬入、半導体ウェーハWへのエピタキシャル膜の気相成長、および製造されたエピタキシャルウェーハのチャンバ10外への搬出の一連の動作を、図1及び図2を適宜参照して説明する。
まず、加熱ランプ14によりチャンバ10内を600℃以上800℃以下の温度に予め加熱する。その後、図示しない搬送ブレードにより、チャンバ10内に半導体ウェーハWを搬入する。リフトピン40A,40B,40C(図1及び図2において40Bは図示せず)がサセプタ20の上方に向けて移動し、リフトピンの上端部42A,42B,42Cが半導体ウェーハWの裏面に当接することにより、半導体ウェーハWがリフトピン40A,40B,40Cで一旦支持される。リフトピン40A,40B,40Cの上昇移動は、これらの下端部46A,46B,46Cを支持する昇降シャフト50の上昇移動を介して行う。
次いで、サセプタサポートシャフト30を上昇させることで、サセプタ20を半導体ウェーハWの位置まで移動し、半導体ウェーハWをサセプタ20上に載置する。この状態において、リフトピン40A,40B,40Cの上端部42A,42B,42Cは、サセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22C内に収められる。その後、加熱ランプ14により半導体ウェーハWを1000℃以上の温度に加熱する一方、ガス供給口15からチャンバ10内に反応ガスを供給して、所定の厚さのエピタキシャル膜を気相成長させて、エピタキシャルウェーハを製造する。気相成長中は、主柱32を回転軸としてサセプタサポートシャフト30を回転させることで、サセプタ20及びその上の半導体ウェーハWを回転させる。
その後、サセプタサポートシャフト30を下降させることで、サセプタ20を下降させる。この下降は、リフトピン40A,40B,40Cが昇降シャフト50に支持されサセプタ20から突出する位置まで行い、製造後のエピタキシャルウェーハをリフトピン40A,40B,40Cにて支持しておく。そして、チャンバ10内に図示しない搬送ブレードを導入し、リフトピン40A,40B,40Cを下降して搬送ブレード上にエピタキシャルウェーハを載置する。こうして、エピタキシャルウェーハをリフトピン40A,40B,40Cから搬送ブレードに受け渡す。その後、搬送ブレードとともにエピタキシャルウェーハをチャンバ10外へ搬出する。
このような一連の動作において、600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハWの搬送動作の調整は室温で行われる。具体的には、加熱ランプ14などの加熱ユニットを取り外した後、上部ドーム11の上方から目視で確認しながら、室温下においてサセプタ20に対して所定の位置に半導体ウェーハWが位置するように搬送ブレードの搬送動作の調整を行う。
本実施形態では、サセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22C及びアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cは、図6(A),(B)に示すように、サセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cの水平面投射形状が円であり、かつ、アーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cの水平面投射形状が、長手方向がアーム34A,34B,34Cの延在方向に一致する長円であり、サセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cおよびアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cを投影した水平面において、室温および600℃以上800℃以下のいずれの温度においても、上記長円が上記円を包含するように設定される。以下では、第1貫通孔22A,22B,22C、第2貫通孔36A,36B,36C、及びリフトピン40A,40B,40Cの位置関係をこのように設定する技術的意義について、図5(A),(B)を適宜参照して説明する。
平坦度特性に優れたエピタキシャル膜を得るには、図5(B)に示すように、半導体ウェーハWの搬送時である600℃以上800℃以下の温度において、リフトピン40A,40B,40Cの中心軸が鉛直方向に対して平行に位置することが求められる。これにより、半導体ウェーハWの搬送の際、半導体ウェーハWの主表面が水平面に対して平行となる状態が保たれる。ここで、600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハWの搬送動作の調整は、上述したように室温で行われる。しかしながら、図5(A),(B)に示すように、600℃以上800℃以下の温度におけるサセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cの位置は、室温時を基準としてアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cの位置に対して相対的に熱膨張により変化する。そこで、この熱膨張による変化分をアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cが吸収できるように、アーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cを上記のように設定すれば、図5(A)に示すように、室温においても、リフトピン40A,40B,40Cの中心軸が鉛直方向に対して平行となる状態が実現される。これにより、室温と600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハWの搬送動作の差が低減されるため、600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハの搬送動作の精度を向上させることができる。
サセプタサポートシャフト30に石英を用いて、サセプタ20にカーボングラファイト基材に炭化ケイ素を被覆した部材を用いる場合、カーボングラファイトや炭化ケイ素の熱膨張係数は石英の熱膨張係数に比べて大きい。従って、図6(B)に示すように、600℃以上800℃以下の温度では、サセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cは、図6(A)に示す室温時を基準として、アーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cに対して相対的にサセプタ20の径方向外側X2に移動する。そこで、図6(A)に示すように、室温において、リフトピン40A,40B,40Cとアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cの内壁とのクリアランスのうち、アーム34A,34B,34Cの支持ピン38A,38B,38C側Y2のクリアランスd3がアーム34A,34B,34Cの主柱32側Y1のクリアランスd2よりも大きいことが好ましい。これにより、図5(A),(B)に示すように、室温および600℃以上800℃以下のいずれの温度においても、リフトピン40A,40B,40Cの中心軸は鉛直方向に対して平行に位置するため、室温と600℃以上800℃以下の温度とにおける半導体ウェーハの搬送動作の差が低減される。なお、カーボングラファイトや炭化ケイ素の熱膨張係数と石英の熱膨張係数との差を考慮して、室温において、図6(A)に示すアーム34A,34B,34Cの支持ピン38A,38B,38C側Y2のクリアランスd3を0.35mm以上とすることがより好ましい。
図6(A)を参照して、室温において、アーム34A,34B,34Cの支持ピン38A,38B,38C側Y2のクリアランスd3が1.0mm以下であることが好ましい。また、室温において、リフトピン40A,40B,40Cとサセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cの内壁とのクリアランスd1が0.10mm以上0.35mm以下であることが好ましい。さらに、室温において、リフトピン40A,40B,40Cとアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cの内壁とのクリアランスのうち、アーム34A,34B,34Cの主柱32側Y1のクリアランスd2が0.10mm以上0.35mm以下であることが好ましい。上記のようなクリアランスを設けることによりリフトピンの昇降動作がより安定する。よって、リフトピン同士を相互接続して固定していなくても、半導体ウェーハWの搬送動作の際におけるリフトピンのぐらつきは抑制される。なお、リフトピンのぐらつきをより抑制する観点からは、サセプタの裏面に、各リフトピンがそれぞれ挿通するような穴を有するリング形状のリフトピン支持部を設けても良い。
図6(A)を参照して、室温において、サセプタ20の中心O1からサセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cの内端までの距離L1と主柱32の中心軸O2からアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cの内端までの距離L3とが一致し、かつ、主柱32の中心軸O2からアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cの外端までの距離L4がサセプタ20の中心O1からサセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cの外端までの距離L2よりも長くなるように設定することが好ましい。さらに、図6(B)を参照して、600℃以上800℃以下の温度において、サセプタ20の中心O1からサセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cの外端までの距離L2’と主柱32の中心軸O2からアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cの外端までの距離L4’とが一致し、かつ、サセプタ20の中心O1からサセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cの内端までの距離L1’が主柱32の中心軸O2からアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cの内端までの距離L3’よりも長くなるように設定することが好ましい。サセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cとアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cとの位置関係をこのように設定することにより、室温および600℃以上800℃以下のいずれの温度においても、リフトピン40A,40B,40Cの中心軸が鉛直方向に対して平行となる状態が実現され、なおかつ、リフトピン40A,40B,40Cのぐらつきを低減させることができる。
図6(A),(B)に示すように、サセプタ20の材質とアーム34A,34B,34Cの材質との熱膨張係数の差によって、サセプタ20の第1貫通孔22A,22B,22Cがアーム34A,34B,34Cの第2貫通孔36A,36B,36Cに対して相対的に移動するのは、サセプタ20の径方向に垂直な方向ではなく、サセプタ20の径方向である。そこで、サセプタ20の径方向に垂直な方向へのリフトピン40A,40B,40Cのぐらつきをより抑制する観点からは、室温および600℃以上800℃以下のいずれか一方の温度において、第1貫通孔の直径r1,r1’と第2貫通孔の短径r2,r2’とを一致させることが好ましい。
上記本実施形態では、主柱32から分岐する方向には、等間隔に3本のアーム34A,34B,34Cを延在させる例を示したが、本発明はこれに限定されず、4本以上分岐させてもよい。
(発明例1)
まず、図1〜6に示したエピタキシャル成長装置を用いて、室温において半導体ウェーハの搬送動作を上述した方法により調整した。次に、700℃にて半導体ウェーハの搬送動作を行った。その後、上述した手順に従ってシリコンエピタキシャルウェーハを製造した。ここで、サセプタには、カーボングラファイト基材に炭化ケイ素を被覆した部材を用いた。また、サセプタサポートシャフトには石英を用いた。また、エピタキシャルウェーハの基板としては、ボロンドープされた直径300mmのシリコンウェーハを用いた。
エピタキシャルウェーハの製造は、まず、原料ソースガスであるトリクロロシランガスを温度1150℃にて供給し、サセプタの表面に対してシリコンコートを施した。次いで、シリコンウェーハをチャンバ内に導入し、リフトピンを用いてサセプタ上に載置した。続いて、1150℃にて、水素ガスを供給し、水素ベークを行った後、1150℃にて、シリコンのエピタキシャル膜を4μm成長させてエピタキシャルシリコンウェーハを得た。ここで、原料ソースガスとしてはトリクロロシランガスを用い、また、ドーパントガスとしてジボランガス、キャリアガスとして水素ガスを用いた。
図6(A)を参照して、サセプタの第1貫通孔は、水平面投影形状が円となるように設定し、アームの第2貫通孔は、水平面投影形状が、長手方向がアームの延在方向に一致する長円となるように設定した。室温において、図6(A)に示す円の直径r1および長円の短径r2は4.0mm、長円の長径Rは4.4mmとした。また、リフトピンの水平方向の断面は円形状とし、その直径は室温において3.35mmとなるように設定した。すなわち、室温において、図6(A)に示すクリアランスd3は0.725mm、d1,d2は0.325mmとした。また、サセプタの第1貫通孔とアームの第2貫通孔との位置関係については、図6(A)に示すL1,L3を114.25mm、L4を118.65mm、L2を118.25mmとし、さらに、図6(B)に示すL2’,L4’を118.2mm、L1’を114.65mm、L3’を114.3mmとした。
(発明例2)
サセプタの裏面に各リフトピンがそれぞれ挿通するような穴を有するリング形状のリフトピン支持部を設けた以外は、発明例1と同様の構成を有するエピタキシャル成長装置とした。
(比較例1)
サセプタの第1貫通孔およびアームの第2貫通孔はともに、水平面投影形状が円となるように設定した。円の直径は、いずれも室温において4.0mmとした。また、サセプタの第1貫通孔とアームの第2貫通孔との位置関係については、室温において、サセプタの中心からサセプタの第1貫通孔の中心までの距離を113.9mm、主柱の中心軸からアームの第2貫通孔の中心までの距離を114.3mmとなるように設定した。すなわち、図7(A)に示すように、室温では、リフトピンの中心軸が鉛直方向に対してサセプタの径方向内側に傾き、図7(B)に示すように、600℃以上800℃以下の温度では、リフトピンの中心軸が鉛直方向に対して平行になるように設定した。
(評価方法および結果)
各比較例および発明例において、昇降シャフトの昇降移動を介して、リフトピンを昇降移動させることにより、サセプタ上にシリコンウェーハを搬送させる搬送動作およびエピタキシャル成長を10回行い、それぞれの搬送動作およびエピタキシャル成長の後において、シリコンウェーハの中心とサセプタの中心とのズレ量およびシリコンエピタキシャル層の平坦度特性を測定した。なお、平坦度測定については、光干渉式変位測定計(KLA-Tencor社製、WaferSight)を用いてシリコンエピタキシャル層表面の厚み分布(SFQR値)を測定することによって評価した。測定結果を表1に示す。まず、ズレ量については、いずれの搬送動作およびエピタキシャル成長の後においても、発明例1,2は比較例1に比べてズレ量を低減させることができた。また、10回のズレ量の平均値は、比較例1では平均1.82mmであったのに対し、発明例1では平均0.77mm、発明例2では平均0.41mmと、減少していた。次に、平坦度特性についても、いずれの搬送動作後およびエピタキシャル成長の後においても、発明例1,2は比較例1に比べて平坦度特性を向上させることができた。また、10回の平坦度特性の平均値は、比較例1では平均195nmであったのに対し、発明例1では平均98nm、発明例2では平均59nmと、減少していた。
本発明のエピタキシャル成長装置によれば、室温および600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハの搬送動作の差を低減させることができるため、600℃以上800℃以下の温度における半導体ウェーハの搬送動作の精度を向上させることができ、平坦度特性に優れたエピタキシャルウェーハを製造することができる。
100 エピタキシャル成長装置
10 チャンバ
11 上部ドーム
12 下部ドーム
13 ドーム取付体
14 加熱ランプ
15 ガス供給口
16 ガス排出口
20 サセプタ
22A,22B,22C 第1貫通孔
30 サセプタサポートシャフト
32 主柱
34A,34B,34C アーム
36A,36B,36C 第2貫通孔
38A,38B,38C 支持ピン
40A,40B,40C リフトピン
42A,42B,42C 上端部(頭部)
44A,44B,44C 直胴部
46A,46B,46C 下端部
50 昇降シャフト
52 昇降シャフトの主柱
54A,54B,54C 支柱
W 半導体ウェーハ
X1 サセプタの中心側
X2 サセプタの径方向外側
Y1 主柱側
Y2 アームの支持ピン側

Claims (6)

  1. 半導体ウェーハの表面上にエピタキシャル膜を気相成長させるエピタキシャル成長装置であって、
    チャンバと、
    3以上の第1貫通孔を有し、前記チャンバ内で前記半導体ウェーハを載置するサセプタと、
    前記サセプタを下方から支持するサセプタサポートシャフトであって、
    前記サセプタの中心の下方に配置される主柱と、
    前記主柱から前記サセプタの周縁部下方に放射状に延び、第2貫通孔を有する3本以上のアームと、
    前記アームの先端において前記サセプタを直接支持する、前記アームの本数と同じ数の支持ピンと、
    を有するサセプタサポートシャフトと、
    上端部および下端部を有し、前記サセプタの前記第1貫通孔内および前記アームの前記第2貫通孔内に挿通され、上下方向に昇降されることにより、前記上端部で前記半導体ウェーハを支持しながら前記半導体ウェーハを前記サセプタに着脱させる、3本以上のリフトピンと、
    前記リフトピンの下端部を支持しながら前記リフトピンを昇降させる昇降シャフトと、を有し、
    前記サセプタは、カーボングラファイト基材に炭化ケイ素を被覆した部材で構成され、前記サセプタサポートシャフトは石英で構成され、
    前記サセプタの前記第1貫通孔の水平面投影形状が円であり、かつ、前記アームの前記第2貫通孔の水平面投影形状が、長手方向が前記アームの延在方向と一致する長円であり、
    室温において、前記リフトピンと前記アームの前記第2貫通孔の内壁とのクリアランスのうち、前記アームの支持ピン側のクリアランスが前記アームの前記主柱側のクリアランスよりも大きく、
    室温において、前記アームの支持ピン側のクリアランスが0.35mm以上1.0mm以下であり、
    前記サセプタの前記第1貫通孔および前記アームの前記第2貫通孔を投影した水平面において、室温および600℃以上800℃以下のいずれの温度においても、前記長円が前記円を包含することを特徴とするエピタキシャル成長装置。
  2. 室温において、前記リフトピンと前記サセプタの前記第1貫通孔の内壁とのクリアランスが0.1mm以上0.35mm以下である、請求項1に記載のエピタキシャル成長装置。
  3. 室温において、前記リフトピンと前記アームの前記第2貫通孔の内壁とのクリアランスのうち、前記アームの前記主柱側のクリアランスが0.1mm以上0.35mm以下である、請求項1または2に記載のエピタキシャル成長装置。
  4. 室温において、前記サセプタの中心から前記サセプタの前記第1貫通孔の内端までの距離と前記主柱の中心軸から前記アームの前記第2貫通孔の内端までの距離とが一致し、かつ、前記主柱の中心軸から前記アームの前記第2貫通孔の外端までの距離が前記サセプタの中心から前記サセプタの前記第1貫通孔の外端までの距離よりも長い、請求項1〜のいずれか一項に記載のエピタキシャル成長装置。
  5. 600℃以上800℃以下の温度において、前記サセプタの中心から前記サセプタの前記第1貫通孔の外端までの距離と前記主柱の中心軸から前記アームの前記第2貫通孔の外端までの距離とが一致し、かつ、前記サセプタの中心から前記サセプタの前記第1貫通孔の内端までの距離が前記主柱の中心軸から前記アームの前記第2貫通孔の内端までの距離よりも長い、請求項1〜のいずれか一項に記載のエピタキシャル成長装置。
  6. 室温および600℃以上800℃以下のいずれか一方の温度において、前記第1貫通孔の直径と前記第2貫通孔の短径とが一致する、請求項1〜のいずれか一項に記載のエピタキシャル成長装置。
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