JP2003124287A - エピタキシャルウェハ製造装置及びウェハ製造方法 - Google Patents

エピタキシャルウェハ製造装置及びウェハ製造方法

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JP2003124287A
JP2003124287A JP2001321495A JP2001321495A JP2003124287A JP 2003124287 A JP2003124287 A JP 2003124287A JP 2001321495 A JP2001321495 A JP 2001321495A JP 2001321495 A JP2001321495 A JP 2001321495A JP 2003124287 A JP2003124287 A JP 2003124287A
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Shinji Marutani
新治 丸谷
Hidetoshi Takeda
英俊 武田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エピタキシャルウェハ製造装置のチャンバ内
からウェハを搬送する際に、ウェハに反りが発生するこ
とを防止できる搬送方法及び機構を提供する。 【解決手段】 チャンバ2内に反応ガスを供給し、上面
がウェハ12を支持する支持面となっているサセプタ4
上にウェハ12を載置し、チャンバ2内のサセプタ4と
ウェハ12を加熱しエピタキシャル層を成長させる。ウ
ェハ12の搬出時には、ウェハ支持ピン23とサセプタ
支持軸14を一緒に上方へ移動させ、その後、ウェハ支
持ピン23に対してサセプタ支持軸14を相対的に下方
へ移動させる。ウェハ12をチャンバ2内から搬送する
際に、ウェハ支持ピン23とともにサセプタ4を上昇さ
せる機構としたため、ウェハ表裏面に温度差が生じるの
を防止し、ウェハの反り,ウェハの裏面傷及びパーティ
クルが発生することを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハにエピタキ
シャル層を形成するためのエピタキシャルウェハ製造装
置およびウェハ製造方法に関し、特に、エピタキシャル
ウェハ製造装置において、サセプタを回転,垂直変位さ
せ、熱反応炉からウェハを搬送する機構及びウェハ搬送
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェハの表面にシリコンの結晶層を成長
させることにより、結晶欠陥がなく、所望の抵抗率を有
するシリコンウェハを製造する技術が知られている。こ
のシリコンの結晶層は、例えば直径が200mmで厚さ
が0.75mmのウェハの場合に数μm程度の厚さを有
する極薄い層であり、一般的にエピタキシャル層と呼ば
れ、このエピタキシャル層を形成する装置をエピタキシ
ャルウェハ製造装置と呼んでいる。エピタキシャルウェ
ハ製造装置には、シリコンウェハを1枚ずつ処理する枚
葉式と称されるものがある。
【0003】この枚葉式のエピタキシャルウェハ製造装
置においては、通常、ウェハを1枚だけ水平に支持する
サセプタ(ウェハ支持台)が処理チャンバ内に設けられ
ている。また、サセプタ上にウェハを搬送するために、
ウェハをサセプタに対して上下動させるためのリフト機
構が設けられている。従来の一般のリフト機構は、サセ
プタを貫通して延びる複数本のリフトピンを有してお
り、これらのリフトピンの上端にウェハを載せ、リフト
ピンを上下動させることで、ウェハを昇降させることが
できるようになっている。このようなリフト機構によ
り、搬送用アームのハンドに載せられてチャンバ内に運
ばれてきたウェハをサセプタ上に移載したり、或いはそ
の逆に、ウェハをサセプタからハンドに受け渡したりす
ることが可能となる。また、エピタキシャル層の成長を
行うためには、サセプタ上で支持されたウェハを高温に
加熱する必要がある。このため、多数のハロゲンランプ
(赤外線ランプ又は遠赤外線ランプ)を処理チャンバの
上下に配置し、サセプタ及びウェハを加熱している。
【0004】しかし、上述したような従来の枚葉式エピ
タキシャルウェハ製造装置においては、ウェハが搬送中
に位置ずれを起こしていることがあった。また、処理済
みのウェハの裏面(下面)に傷が付いていることもあっ
た。このウェハの裏面の傷は後プロセスで問題となるお
それがある。
【0005】特開2000−269137号公報におい
ては、上記位置ずれ及び裏面傷の原因として、処理チャ
ンバからウェハを搬送する際のウェハ表裏面の温度差に
よる凸形状の反りを見出している。図10に示すよう
に、ウェハ12をチャンバ2内から搬送する際にはリフ
トピン23にウェハ12を載せて上昇させるために、ウ
ェハ12の表面(上面)が上方のハロゲンランプ8に接
近することになる。その結果、ウェハ12の表面温度が
裏面温度に比べて上昇し、ウェハ表裏面の熱膨張差によ
って凸形状の反りが発生する。このようにウェハに反り
が発生すると、搬送用アームのハンド上でウェハが動い
てしまう可能性が高くなる。また、反りの発生したウェ
ハをリフトピンの上端に移載した場合、時間が経過する
につれてウェハの反りの度合いが変化し、ウェハがリフ
トピン上で移動してしまい、リフトピンによってウェハ
の裏面(下面)に傷が付けられることになる。
【0006】そのため、前記公開公報においては、リフ
トピンを上昇させる際に上方の全ハロゲンランプを消灯
させ又は上方の一部のハロゲンランプを消灯させること
により、ウェハ表裏面の温度差を無くすようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】確かにエピタキシャル
層成長工程においてはウェハが凸形状に反る場合もある
が、全てのウェハが凸形状に反るわけではなく、本願発
明者等の成膜条件においては、ウェハの温度分布によっ
てウェハが凹形状に反る場合も多く確認されている。こ
のようにウェハが凹形状に反るということは、ウェハの
表面よりも裏面の熱膨張が大きく、裏面側の温度が高い
ことを意味している。これは、ウェハが上方よりも下方
から受ける熱量が大きいことを示しており、この原因と
して上方のハロゲンランプからの加熱よりも、ウェハの
直下に位置しているサセプタからの熱放射による加熱の
方が大きいことが考えられる。このようなウェハの凹形
状の反りを低減する方法として、上部加熱源(上方のハ
ロゲンランプ)からの加熱量を増やすこと、またはサセ
プタ自体の温度を下げることが考えられる。
【0008】しかし、前者については、搬送用アーム及
びハンドの耐熱性を考慮すると、上部加熱源の加熱量を
増やすことは実質的に困難である。また、後者について
は、下部加熱源(下方のハロゲンランプ)を停止する方
法が考えられる。しかし、サセプタはウェハの温度分布
を均一化するためにウェハの数倍の厚み、すなわち数倍
の熱容量を有している。そのため、下部加熱源を停止さ
せて、サセプタ自身からの熱放射とサセプタ上を流れる
処理ガスへの熱伝導だけでサセプタ温度を下げようとす
る場合には、サセプタは熱容量が大きいために冷め難
く、逆にウェハの表面は処理ガスによって冷却が促進さ
れ、さらにウェハ表裏面に温度差を生じ、凹形状の反り
を促進する結果となってしまうという問題があった。
【0009】更に、従来のウェハ搬送方法は、サセプタ
を位置固定した状態でリフトピンを上下動させることに
より、ウェハをサセプタから脱着させている。リフトピ
ンはサセプタに形成された貫通穴を通って上下動する
が、上下動の際にリフトピンと穴内壁面との接触によっ
てパーティクルが発生することのないように、サセプタ
に形成されているリフトピン挿通用の穴は、リフトピン
の直径よりも大きな直径を有している。そのため、リフ
トピンが上下動するときには、リフトピンの動作による
機械的な振動がリフトピン上のウェハに直接伝わり、リ
フトピン上端とウェハ裏面間でズレが生じやすく、ウェ
ハの裏面に傷がつき、パーティクルも発生するという問
題があった。
【0010】本出願に係る発明は、上記のような問題点
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは、エピタキシャルウェハ製造装置のチャンバ内
からウェハを搬送する際に、ウェハに反りが発生するこ
とを防止できる搬送方法及び機構を提供することにあ
る。また、本出願に係る発明の他の目的は、エピタキシ
ャルウェハ製造装置のチャンバ内からウェハを搬送する
際に、リフトピンによる振動がウェハに直接伝わること
を防ぐことができる搬送方法及び機構を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1の発明は、反応ガスの供給口と排
出口を有するチャンバと、上面がウェハを支持する支持
面となっているサセプタと、サセプタを支持する支持手
段と、前記チャンバ内のサセプタとウェハを加熱する加
熱手段と、ウェハをチャンバ内から搬送するウェハ搬送
手段と、前記サセプタに形成された穴内を通って上下動
自在であり前記サセプタ上のウェハを上端部で支持する
ウェハ支持手段と、前記サセプタ支持手段とウェハ支持
手段を一緒に上下動させる第1の移動手段と、前記ウェ
ハ支持手段に対して前記サセプタ支持手段を相対的に上
下動させる第2の移動手段と、前記第1および第2の移
動手段を制御する制御手段と、を備えたウェハ製造装置
であって、前記チャンバ内のサセプタ上からウェハを搬
送するときに、前記制御手段が前記第1の移動手段を制
御して、前記サセプタ支持手段とウェハ支持手段を上方
に移動させ、次いで、前記第2の移動手段を制御して、
前記サセプタ支持手段を前記ウェハ支持手段に対して下
方に移動させることを特徴とするウェハ製造装置であ
る。
【0012】また、本出願に係る第2の発明は、前記制
御手段によって制御され、前記サセプタ支持手段を回転
させる回転駆動機構を備え、前記チャンバ内のサセプタ
上からウェハを搬送するときに、前記サセプタ支持手段
とウェハ支持手段が上方に移動している間は、前記回転
駆動機構によって前記サセプタ支持手段を回転させ、前
記サセプタ支持手段が下方に移動している間は、前記サ
セプタ支持手段の回転を停止させることを特徴とする前
記第1の発明に記載のウェハ製造装置である。
【0013】更に、本出願に係る第3の発明は、上面が
ウェハを支持する支持面となっているサセプタ上にウェ
ハを載置するステップと、前記チャンバ内のサセプタと
ウェハを加熱するステップと、チャンバ内に反応ガスを
供給するステップと、前記サセプタに形成された穴内を
通って上下動自在であり前記サセプタ上のウェハを上端
部で支持するウェハ支持手段と、前記サセプタ支持手段
を一緒に上方へ移動させる第1の移動ステップと、前記
ウェハ支持手段に対して前記サセプタ支持手段を相対的
に下方へ移動させる第2の移動ステップと、を含むこと
を特徴とするウェハ製造方法である。
【0014】また、本出願に係る第4の発明は、前記第
1の移動ステップが、前記ウェハ支持手段を回転させつ
つ上方に移動させるステップを含むことを特徴とする前
記第3の発明に記載のウェハ製造方法である。
【0015】更に、本出願に係る第5の発明は、前記第
1の移動ステップ後、前記第2の移動ステップ前に、前
記ウェハ支持手段の回転を停止させるステップを含むこ
とを特徴とする前記第4の発明に記載のウェハ製造方法
である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本出願に係る発明の一実施
の形態について、図1〜図9に基づいて詳細に説明す
る。図1は、本発明に係るエピタキシャルウェハ製造装
置の概略構造を示す縦断面である。同図において図面中
腹より上方にチャンバ2が、図面中腹より下方に駆動機
構3が示されている。この駆動機構3は、サセプタ4を
上下に動かす昇降機構とサセプタ4を回転させる回転駆
動機構を含んでいる。
【0017】チャンバ2は、不図示のベースリングを石
英よりなる透光性の窓5,6によって上下から挟んでな
り、内部の閉空間は反応炉7となっている。さらに、反
応炉7を加熱する熱源8,9をチャンバ2の上下に備え
ている。本実施の形態においては、上下の熱源8,9は
それぞれ複数本のハロゲンランプから構成されている。
チャンバ2の左右には開口10,11が形成されてお
り、一方の流入口10から反応ガスおよびキャリアガス
が流入し、他方の排出口11から反応後のガスおよびキ
ャリアガスが排出される。
【0018】反応炉7内には、ウェハ12を上部に支持
するサセプタ4を収納している。サセプタ4は上方から
見ると円板形状をしており、その直径はウェハ12より
も大きく、サセプタ4の上面にはウェハ12が収納され
る円形状のウェハ収納用凹部13を設けている。サセプ
タ4は、本例においては炭素Cの基材に炭化シリコンS
iCの被膜を施したものであり、ウェハ12を加熱する
際にウェハ12全体の温度を均一に保つ均熱盤としての
役割を果たす。そのため、サセプタ4はウェハ12より
も数倍の厚さ、すなわち数倍の熱容量を有している。前
述のように、サセプタ4はエピタキシャル層成長処理操
作の間、ウェハ12の板面と平行な面内において、垂直
軸を回転中心として回転動をする。サセプタ4に設けた
サセプタ収納用凹部13の中心は、サセプタ4の回転中
心と一致する。
【0019】サセプタ4の下面には、サセプタ4を水平
に支持し回転軸となるサセプタ支持軸14が当接する。
サセプタ支持軸14は、その軸心とサセプタ4の円板中
心とが一致する位置に垂直に配置されており、サセプタ
支持軸14の回転によりサセプタ4が回転する。サセプ
タ支持軸14への回転は、回転駆動機構によって与えら
れる。サセプタ支持軸14は、下部熱源9からの光を遮
ることのないよう、透光性の石英から形成されている。
サセプタ支持軸14は、先端が円筒状の回転可能な駆動
軸17の上端に連結されている。サセプタ支持軸14
は、ステンレス製の駆動軸17内の結合部18より駆動
力が伝達される。
【0020】駆動軸17にはボールスプライン用溝が設
けられており、回転ベース15に固定されたスプライン
ナット20の中心穴内を挿通しており、回転ベース15
に対して上下動可能に支持されている。回転ベース15
が回転するとその回転に追従するように駆動軸17も回
転する。このように駆動軸17は、回転ベース15と共
に回転するように支持されている。駆動軸17の下端
は、回転ベース15の下端面よりも下方に伸び出した状
態で配置されている。駆動軸17の上部と回転ベース1
5はベローズ16により密閉構造となり、駆動軸17と
回転ベース15との間からガスが漏れないようになって
おり、回転ベース15に対して駆動軸17が上下方向に
伸縮自在になっている。
【0021】回転ベース15はシール本体21を挿通し
ており、磁性流体シール45により回転ベース15の外
周をシールし、ベアリング19によって回転動自在に支
持されている。この回転ベース15は、シール本体21
に対して、独立して上下方向に移動しないように支持さ
れている。
【0022】サセプタ4には3個の貫通穴22(図1に
おいては、2個しか図示されていない)が設けられ、各
々の貫通穴22の上部はウェハ収納用凹部13に上方に
向かって拡大開口する皿状穴22´を形成している。3
個の貫通穴22にはそれぞれウェハ支持用のウェハ支持
ピン23が挿通している。この貫通穴22の穴径はウェ
ハ支持ピン23の直径よりも大きくし、サセプタ4に対
してウェハ支持ピン23が上下動する際に接触しない大
きさを有するように形成する。ウェハ支持ピン23は、
石英,シリコンSi,炭化シリコンSiC,石英にシリ
コンSi又は炭化シリコンSiCの被膜を施したもの等
よりなる。
【0023】ウェハ支持ピン23の上端部は皿状穴22
´に対応するように円錐台形の頭部24を備えている。
この円錐台形頭部24は皿状穴22´の形状にぴったり
と適合する。この結果、頭部24は皿状穴22´の内壁
に対し、かなり優れたシールを与え、これにより処理ガ
スがウェハ支持ピン23と貫通穴22の内壁との間を通
って漏れること、およびウェハ12の下側が焼けること
が防止される。さらに、頭部24はその上面が、サセプ
タ4のウェハ収納用凹部13の上面と同一平面となるよ
うな寸法になっており、これにより均一なウェハ支持面
が得られる。ウェハ支持ピン23は、回転ベース15の
上端部に上方に向けて固定されている。
【0024】次に、昇降機構について説明する。図1に
示すように、エピタキシャルウェハ製造装置の外周には
剛体支持フレームであるメインフレーム25が配置され
ている。メインフレーム25には、垂直上方に向けてそ
の回転軸を配置した状態で、昇降用モータ26が固定さ
れている。昇降用モータ26はその回転軸の延長上にね
じ送り機構用の雄ねじ27を形成している。雄ねじ27
の上端は、メインフレーム25に外周が固定されたボー
ルベアリング44の内周壁に嵌着し、メインフレーム2
5に対して滑らかに回転できるように支持されている。
そして、昇降用モータ26の回転によって回転軸上に設
けられた雄ねじ27は、その場で回転する。
【0025】雄ねじ27には、ブラケット28の側部に
回転不能に固定された雌ねじ29が嵌合しており、雄ね
じ27の回転動によって雌ねじ29が上下動する。雌ね
じ29はブラケット28に固定されているため、雄ねじ
27の回転によって雌ねじ29と共にブラケット28が
上下方向に昇降動する。また、図示していないが、ブラ
ケット28の側面には昇降動作時のガイドとなる凹状の
アリ溝が設けてあり、メインフレーム25に垂直方向に
わたって設けた凸状のガイドレールに嵌合している。そ
して、ブラケット28は、ガイドレールに案内され、安
定した状態で前記ねじ送り機構によって上下方向にねじ
送りされる。
【0026】ブラケット28はその下端部に、上方に向
けてロッド30を配置したエアシリンダ31のバレル部
32を支持している。エアシリンダ31はポンプ33に
よってバレル内に送り込まれる圧縮空気に応じて、ロッ
ド30を上下方向に移動させる。ロッド30の上端には
駆動軸17が配置されており、駆動軸17はロッド30
によってその下端が支持されている。そして、ロッド3
0が上下動することにより、ロッド30の上端によって
駆動軸17が下方から押し上げられ、駆動軸17が上下
動を行う。このとき、駆動軸17は回転ベース15に対
して独立して上下方向に移動するため、回転ベース15
はその位置を維持したまま、駆動軸17のみが上下動を
行う。また、駆動軸17の下端はロッド30の上端部に
単に載置されているだけであり、滑らかに摺動可能であ
る。従って、駆動軸17の回転力はエアシリンダ31の
ロッド30には伝達されない。
【0027】更に、ブラケット28には、回転ベース駆
動用の回転駆動用モータ34を設けている。回転駆動用
モータ34の回転軸は垂直下方に向けて配置され、その
下端には駆動ギヤ35を固定している。また、回転ベー
ス15の下端部外周にもギヤ36を設けており、駆動ギ
ヤ35から回転ベース15のギヤ36にわたって、環状
のタイミングベルト39が掛けられている。回転駆動用
モータ34の駆動によって駆動ギヤ35が回転し、駆動
ギヤ35の回転に従ってタイミングベルト39を介して
回転ベース15が回転を行う。なお、本例ではタイミン
グベルト39を用いているが、駆動ギヤ35とギヤ36
を直接噛み合わせる構造であっても良い。
【0028】昇降用モータ26,エアシリンダ用ポンプ
33,回転駆動用モータ34は、装置内若しくは装置と
は別途に設けた制御部37に接続されている。制御部3
7は昇降用モータ26の回転を制御することにより、サ
セプタ4及びウェハ支持ピン23の全体の昇降動をコン
トロールする。また、制御部37はエアシリンダ用ポン
プ33の圧力制御を行うことにより、サセプタ4のみの
昇降動をコントロールする。更に、制御部37は回転駆
動用モータ34の回転を制御することにより、サセプタ
4の回転の有無及び回転数をコントロールする。この制
御部37は、装置内に設けたものであっても、装置とは
別に設けた例えばパーソナルコンピュータ等のコントロ
ール装置であっても良い。また、制御部37をディスプ
レイに接続することにより、サセプタ4およびウェハ支
持ピン23の昇降状態やサセプタ4の回転情報をグラフ
ィカルに若しくは数値的にディスプレイに表示して、作
業者がディスプレイの表示を確認しながら作業を行える
ようにしても良い。
【0029】シール本体21の上部にはフランジ部38
が設けられており、このフランジ部38の下面をブラケ
ット28の上面に、ボルト等によって固定している。従
って、シール本体21はブラケット28に固定されてい
るため、ブラケット28と一体となって上下動を行う。
フランジ部38の上面とチャンバ2の下側の窓6とは、
ベローズ40によって接続されており、チャンバ2内の
機密性を保持している。
【0030】次に、図1〜3を用いて、エピタキシャル
ウェハ製造装置全体の昇降機構の動作説明を行う。通常
のエピタキシャル処理状態においては、サセプタ4とウ
ェハ支持ピン23の位置関係は図1に示す状態になって
いる。説明の都合上、以降この位置関係を初期位置と称
する。サセプタ4はチャンバ2内に固定配置されたサセ
プタリング41内に収容された状態で、サセプタ4の上
面とサセプタリング41の上面とがほぼ同一平面状に配
置される。図1に示す状態においては、エアシリンダ3
1のロッド30は上昇した位置にある。また、ウェハ支
持ピン23は下降した位置にあり、ウェハ支持ピン23
の頭部24上面とサセプタ4のウェハ収納用凹部13の
上面とが平坦面を形成するように配置する。このウェハ
支持ピン23の頭部24上面は、処理されるウェハ12
に影響を与えない範囲内で、ウェハ収納用凹部13の上
面よりもやや下がった位置であっても良い。このウェハ
収納用凹部13にウェハ12を載置し、サセプタ4を回
転させた状態でウェハ4のエピタキシャル層成長処理を
行う。エピタキシャル層成長処理中は、ウェハ12上に
エピタキシャル層を均一に成長させるために、制御部3
7によって回転駆動用モータ34を回転させ、サセプタ
4を回転させた状態を保っておく。
【0031】次に、ウェハ12を反応炉7内から搬出す
る際には、制御部37からの指令により昇降用モータ2
6を駆動させる。図2に示すように、ねじ送り機構によ
ってブラケット28に固定された雌ねじ29と共にブラ
ケット28が上昇する。このときブラケット28の下端
に設けたエアシリンダ31も一緒に上昇するため、サセ
プタ4とウェハ支持ピン23はお互いの相対的な位置関
係を保った状態で、共に上昇する。サセプタ4上のウェ
ハ12は、従来技術のようにウェハ支持ピン23に押し
上げられることなく、サセプタ4に載置された状態でサ
セプタ4によって上方に持ち上げられる。このサセプタ
上昇工程においても、回転駆動用モータ34を駆動させ
た状態を保ち、サセプタ4を回転させた状態で上昇させ
るように制御する。
【0032】次に、制御部37からの指令によって回転
駆動用モータ34の回転を止め、サセプタ4の回転を停
止させる。サセプタ4の回転が停止したら、制御部37
はエアシリンダ31のポンプ33の空気圧を制御し、図
3に示すようにエアシリンダ31のロッド30を下降し
た位置に移動させる。エアシリンダ31のロッド30の
上端部には駆動軸17が載置されているため、駆動軸1
7もロッド30の動きに追従して下降する。このとき、
サセプタ4に設けられたウェハ支持ピン用の貫通穴22
とウェハ支持ピン23の間にはギャップがあるため、サ
セプタ4は滑らかに下降し、ウェハ支持ピンとの接触に
よってウェハ支持ピン23に振動が発生するのを防止す
ることができる。
【0033】サセプタ4はウェハ支持ピン23に対して
相対的に下降し、ウェハ12はサセプタ4に載置された
状態から、ウェハ支持ピン23の頭部24に載置された
状態へと移行する。従来技術によれば、サセプタ4から
ウェハ12を持ち上げる際には、ウェハ支持ピン23の
みを上昇させる機構としていたためにウェハ支持ピン2
3の振動によってウェハ12の裏面(下面)が傷付けら
れることがあった。本願発明によれば、ウェハ12をサ
セプタ4に載置した状態でサセプタ4と共にウェハ支持
ピン23を上昇させ、その後、サセプタ4のみを下降さ
せる機構としたため、ウェハ12の裏面に傷が付いたり
パーティクルが発生したりするのを防止することができ
る。
【0034】なお、本実施の形態においては、ウェハ支
持ピン23が回転ベース15上に固定され、回転ベース
15とともに回転する例について説明したが、当該技術
分野で周知のように、ウェハ支持ピン23を回転ベース
15から分離させてサセプタ4の貫通穴22に吊るされ
た構造を採用してもよい。
【0035】次に、本願発明のエピタキシャルウェハ製
造装置の全体の動作説明について、図1及び図4〜9を
用いて説明する。図4〜9は、本動作の遷移の様子を模
式的に示した図である。本動作説明においては、昇降機
構や回転駆動機構の機械的な動作の説明は省略し、サセ
プタおよびウェハ支持ピンとウェハとの動作関係、及
び、それらの位置関係についてのみ説明する。
【0036】[動作例1]まず、上下部の熱源8,9を
作動させ、処理チャンバ2内のサセプタ4をウェハの搬
送に適した温度まで加熱する。ウェハ搬送温度として
は、800℃程度が好ましく、サーモセンサ等によって
反応炉7内のサセプタ4の温度を検知しながら上記の温
度範囲を保つように制御する。同時に、ガス流入口10
からキャリアガスを流し込み、反応炉7内をキャリアガ
スによって充填する。反応炉7はガス流入口10の反対
側にガス排出口11を有しており、ガス流入口10から
ガス排出口11に向かってキャリアガスが常時流れる。
キャリアガスとしては一般に水素Hを用いることが多
く、通常、常温(室温)の状態で反応炉7内へ供給され
る。
【0037】次に、反応炉7内が十分に加熱されキャリ
アガスが充填されたら、今度は反応炉7内にウェハ12
を搬入する。ウェハ12はインゴットからスライス加工
され、研削工程、研磨工程を経てなり、薄い円板状をな
している。一例としては、直径200mm,厚さ0.7
〜0.75mm程度のものがある。図4(a)に示すよ
うに、このウェハ12を石英製のハンド42の上に載
せ、ハンド42をチャンバ2内に入れる。図4(a)に
おいては、ハンド42はガス流入口10と同一方向から
チャンバ2内に挿入されているが、ハンド42の挿入方
向はこれだけに限られるものではなく、ガス排出口11
やガスの流れと直交する方向から挿入しても良い。(ス
テップ1) このときサセプタ4は、図9にその平面図で示すよう
に、3本のウェハ支持ピン23の各頭部24がハンド4
2の投影面内に配置されない位置(搬送位置)に停止さ
せておく。その後、図4(b)に示すように、ウェハ支
持ピン23を静止させた状態でサセプタ4のみを下降さ
せ、サセプタ4からウェハ支持ピン23が突き出た状態
にする。(ステップ2)
【0038】ハンド42がサセプタ4のウェハ収納用凹
部13の真上の位置まで挿入されたら、図4(c)に示
すように、今度はサセプタ4とウェハ支持ピン23を同
時に上昇させる。ウェハ支持ピン23の上端は、ハンド
42の位置よりも高い位置まで上昇する。ウェハ支持ピ
ン23とサセプタ4が上昇し、ウェハ支持ピン23の頭
部24がウェハ12の裏面に接触してウェハ12を押し
上げると、ハンド42上に載置されていたウェハ12が
ウェハ支持ピン23上へと移載され、ウェハ12は3本
のウェハ支持ピン23によって支持された状態となる。
そして、ハンド42をチャンバ2内から抜き出す。(ス
テップ3)
【0039】図5(a)に示すようにサセプタ4を上昇
させて、サセプタ4のウェハ収納用凹部13のウェハ載
置面とウェハ支持ピン23の上端面を面一状態にして、
ウェハ12をサセプタ4に移載する。ウェハ12はサセ
プタ4の凹部13に嵌り込み、左右方向の位置ずれが発
生しない状態となる。(ステップ4)
【0040】その後、図5(b)に示すようにサセプタ
4とウェハ支持ピン23を同時に下降させ、サセプタ4
をエピタキシャル処理位置(初期位置)で停止させる。
ウェハ12は、サセプタ4に載置された状態で下降する
ため、ウェハ支持ピン23のみによって支えられて下降
する場合に比べ、裏面への傷の発生を防止することがで
き、パーティクルの発生も防ぐことができる。(ステッ
プ5)
【0041】上下部の熱源8,9を作動させ、ウェハ表
面温度をエピタキシャル成長に適した温度(1000〜
1200℃)に上昇させる。また、制御部37からの指
令によって回転駆動用モータ34を駆動し、サセプタ4
を回転させる。サセプタ4の回転が安定したら、今度は
反応ガスをキャリアガス(例えばH)と共にガス流入
口10からチャンバ2内に供給する。反応ガスは、一般
にトリクロルシランSiHClやジクロルシランSi
Cl等が用いられる。
【0042】ウェハ12の表面を反応ガスが流れ、ウェ
ハ表面にエピタキシャル層が成長し始める。ウェハ12
はサセプタ4に収容された状態で水平面内で回転してい
るため、ウェハ12の表面にはほぼ均一な厚さを有する
エピタキシャル層が成長する。所望の厚さのエピタキシ
ャル層が成長したら、反応ガスの供給を停止し、ウェハ
搬送温度に下げる。
【0043】そして今度は、処理済みのウェハ12をチ
ャンバ2内から搬出する。図6(a)に示すように、ガ
ス流入口10からキャリアガスを流した状態で、昇降用
モータ26の駆動によりサセプタ4及びウェハ支持ピン
23を一緒に上昇させる。ウェハ12はサセプタ4上に
載置された状態で上昇するため、ウェハ支持ピン23の
先端によって裏面が傷つけられることなく上昇する。こ
のとき、サセプタ4は回転した状態のまま上昇させるよ
うにする。処理位置から搬出位置へと上昇したサセプタ
4は、ガス流入口10から常温で供給されるキャリアガ
スによって冷却される。
【0044】このとき、矢示しているようにキャリアガ
スはサセプタ4の上下を流れるため、サセプタ4全体が
ほぼ一様に冷却される。更に、ウェハ12の表面は処理
位置よりも上部熱源8に近い位置に配置されるため、ウ
ェハ12の表面が上部熱源8によって加熱され凹形状の
反りの発生を防止することができる。また、サセプタ4
が回転しているために、サセプタ4の冷却も偏り無く行
われ、サセプタ全体をほぼ均等に温度低下させることが
できる。サセプタ4の冷却は数秒から十数秒程度で良
く、適度な時間だけサセプタ4を冷却させたら、回転駆
動用モータ34を停止し、サセプタ4を搬送位置に停止
させる。(ステップ6)
【0045】上記のようにサセプタ4を処理位置よりも
上昇させた位置において、キャリアガスに晒すことによ
り、サセプタ支持軸14やサセプタ4の下面に付着・堆
積した反応ガスの副生成物(パーティクル)を吹き飛ば
すことができる。また、チャンバ2の下方にもキャリア
ガスが流入するため、チャンバ2の下部に付着・堆積し
たパーティクルもキャリアガスと共にチャンバ外へ排出
することができ、チャンバ2内をクリーンな状態に保つ
ことができる。
【0046】そして、サセプタ4の回転が停止したらエ
アシリンダ31を作動させ、図6(b)に示すようにサ
セプタ4のみを処理位置まで下降させる。従来技術では
サセプタ4からの放射熱によってウェハ12の裏面が加
熱され、ウェハ12が凹形状に反ることがあったが、本
発明によればサセプタ4はキャリアガスによって冷却さ
れているため、その放射熱によってウェハ12の裏面を
加熱する影響が少なく、ウェハ12に凹形状の反りが発
生するのを防止することができる。(ステップ7)
【0047】次に、図6(c)に示すように、ハンド4
2をチャンバ2内に挿入し、ウェハ12の真下に配置す
る。(ステップ8)
【0048】図6(d)に示すように、昇降用モータ2
6を駆動させることにより、サセプタ4とウェハ支持ピ
ン23を共に下降させる。ウェハ支持ピン23が下降す
るに従ってウェハ12の裏面がハンド42に接触し、ウ
ェハ12がウェハ支持ピン23上からハンド42上へ移
載される。(ステップ9)このとき、ウェハ支持ピン2
3のみを下降させるよりも、ウェハ支持ピン23ととも
にサセプタ4も一緒に下降させることにより、ウェハ支
持ピン23の機械的な振動をより少なくすることができ
る。
【0049】ウェハ12がハンド42上に載置された
ら、図6(d)の状態からハンド42を水平に移動させ
て、図7(a)に示すようにウェハ12及びハンド42
をチャンバ2内から搬出する。(ステップ10)
【0050】ハンド42によってウェハ12が搬出され
たら、エアシリンダ31を作動させてサセプタ4を上昇
させ、図7(b)に示すようにサセプタ4を処理位置
(初期位置)へと戻し、初期状態になる(ステップ1
1)。そして、ウェハ製造装置は、次の新たな被処理ウ
ェハが搬入されるまで、待機状態を保つ。
【0051】[動作例2]次に動作例2について説明す
る。なお、本例については動作例1と同様な部分が多い
ため、相違する部分についてのみ説明する。本例におい
ては、ハンド42を支持するアーム43の移動機構が動
作例1と異なる。
【0052】ウェハ12の処理が終了し、ウェハ12を
チャンバ2内から搬出するために、サセプタ4及びウェ
ハ支持ピン23を共に上昇させ、サセプタ4のみを下降
させる点までは、動作例1と同様である。本例において
は、動作例1の図6(c)のステップ8の後に、図8
(a)に示すステップ9´へと続く。図8(a)におい
ては、ハンド42をウェハ12の真下に入れた後、ウェ
ハ支持ピン23を下降させるのではなくアーム43を上
昇させる。(ステップ9´)
【0053】アーム43を上昇させることにより、ハン
ド42がウェハ支持ピン23の上端よりも上昇した時点
で、図8(b)に示すようにウェハ支持ピン23上のウ
ェハ12がハンド42上に移載される。(ステップ10
´)
【0054】その後は、図8(c)に示すようにハンド
42を水平に移動させてチャンバ2内から搬出し(ステ
ップ11´)、図8(d)に示すようにウェハ支持ピン
23を初期位置まで下降させる。(ステップ12´)
【0055】このように動作例2においては、ウェハ1
2をウェハ支持ピン23からハンド42へ移載させる際
に、ウェハ支持ピン23を下降させるのではなくアーム
43を上昇させる機構にした。これにより、ウェハ12
はウェハ支持ピン23の振動によって揺られること無く
ハンド42に移載されることができ、ウェハ裏面への傷
やパーティクルの発生を防止することができる。
【0056】
【発明の効果】本願発明は、ウェハをチャンバ内から搬
送する際に、ウェハ支持ピンとともにサセプタを上昇さ
せる機構としたために、ウェハ表裏面に温度差が生じる
のを防止し、ウェハの反り,ウェハの裏面傷及びパーテ
ィクルが発生することを防止することができる。
【0057】また、本発明によれば、エピタキシャルウ
ェハ製造装置のチャンバ内からウェハを搬送する際に、
リフトピンによる振動がウェハに直接伝わることを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のウェハ製造装置の概略を示す、縦断
面図である。
【図2】本願発明のウェハ製造装置において、サセプタ
及びウェハ支持ピンを上昇させた状態を示す概念図であ
る。
【図3】本願発明のウェハ製造装置において、ウェハ支
持ピンのみを上昇させた状態を示す概念図である。
【図4】図4(a)〜(c)は、本願発明のウェハ製造
装置にウェハを搬入する手順を示す図である。
【図5】図5(a)及び(b)は、図4(c)に続い
て、本願発明のウェハ製造装置にウェハを搬入する手順
を示す図である。
【図6】図6(a)〜(d)は、本願発明のウェハ製造
装置からウェハを搬出する手順を示す図である。
【図7】図7(a)及び(b)は、図6(d)に続い
て、サセプタ及びウェハ支持ピンを初期位置に移動させ
る様子を示す図である。
【図8】図8(a)〜(d)は、ハンド及びアームの上
下動によってウェハを搬出する動作例を示す図である。
【図9】サセプタ停止位置(搬送位置)を示すサセプタ
の平面図である。
【図10】従来技術のウェハ製造装置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1…エピタキシャルウェハ製造装置 2…チャンバ 3…駆動機構 4…サセプタ 5…上部窓 6…下部窓 7…反応炉 8…上部熱源 9…下部熱源 10…ガス流入口 11…ガス排出口 12…ウェハ 13…ウェハ収納用凹部 14…サセプタ支持軸 15…回転ベース 16…ベローズ 17…駆動軸 18…結合部 19…ベアリング 20…スプラインナット 21…シール本体 22…貫通穴 22´…皿状穴 23…ウェハ支持ピン 24…頭部 25…メインフレーム 26…昇降用モータ 27…雄ねじ 28…ブラケット 29…雌ねじ 30…ロッド 31…エアシリンダ 32…バレル 33…ポンプ 34…回転駆動用モータ 35…駆動ギヤ 36…ギヤ 37…制御部 38…フランジ部 39…タイミングベルト 40…ベローズ 41…サセプタリング 42…ハンド 43…アーム 44…ボールベアリング 45…磁性流体シール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 英俊 神奈川県平塚市万田1200番地 株式会社小 松製作所研究本部内 Fターム(参考) 4K030 AA06 AA17 BA29 BB02 CA04 FA10 GA12 KA45 LA15 5F031 CA02 FA01 FA12 HA02 HA12 HA33 HA58 HA59 JA01 JA46 LA01 LA12 LA13 LA14 LA15 MA28 NA15 PA13 PA23 5F045 AA03 AB02 AC05 AD14 AD15 AD16 AF03 BB11 BB15 DP03 DQ10 EK12 EK14 EM02 EM10 EN04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応ガスの供給口と排出口を有するチャン
    バと、 上面がウェハを支持する支持面となっているサセプタ
    と、 サセプタを支持する支持手段と、 前記チャンバ内のサセプタとウェハを加熱する加熱手段
    と、 ウェハをチャンバ内から搬送するウェハ搬送手段と、 前記サセプタに形成された穴内を通って上下動自在であ
    り、前記サセプタ上のウェハを上端部で支持するウェハ
    支持手段と、 前記サセプタ支持手段とウェハ支持手段を一緒に上下動
    させる第1の移動手段と、 前記ウェハ支持手段に対して前記サセプタ支持手段を相
    対的に上下動させる第2の移動手段と、 前記第1および第2の移動手段を制御する制御手段と、 を備えたウェハ製造装置であって、 前記チャンバ内のサセプタ上からウェハを搬送するとき
    に、前記制御手段が前記第1の移動手段を制御して、前
    記サセプタ支持手段とウェハ支持手段を上方に移動さ
    せ、 次いで、前記第2の移動手段を制御して、前記サセプタ
    支持手段を前記ウェハ支持手段に対して下方に移動させ
    ることを特徴とするウェハ製造装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段によって制御され、前記サセ
    プタ支持手段を回転させる回転駆動機構を備え、 前記チャンバ内のサセプタ上からウェハを搬送するとき
    に、前記サセプタ支持手段とウェハ支持手段が上方に移
    動している間は、前記回転駆動機構によって前記サセプ
    タ支持手段を回転させ、 前記サセプタ支持手段が下方に移動している間は、前記
    サセプタ支持手段の回転を停止させることを特徴とする
    請求項1に記載のウェハ製造装置。
  3. 【請求項3】上面がウェハを支持する支持面となってい
    るサセプタ上に、ウェハを載置するステップと、 前記チャンバ内のサセプタとウェハを加熱するステップ
    と、 チャンバ内に反応ガスを供給するステップと、 前記サセプタに形成された穴内を通って上下動自在であ
    り前記サセプタ上のウェハを上端部で支持するウェハ支
    持手段と、前記サセプタ支持手段を一緒に上方へ移動さ
    せる第1の移動ステップと、 前記ウェハ支持手段に対して前記サセプタ支持手段を相
    対的に下方へ移動させる第2の移動ステップと、を含む
    ことを特徴とするウェハ製造方法。
  4. 【請求項4】前記第1の移動ステップは、前記ウェハ支
    持手段を回転させつつ上方に移動させるステップを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載のウェハ製造方法。
  5. 【請求項5】前記第1の移動ステップ後、前記第2の移
    動ステップ前に、 前記ウェハ支持手段の回転を停止させるステップを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載のウェハ製造方法。
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