JP2002026112A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2002026112A
JP2002026112A JP2000201028A JP2000201028A JP2002026112A JP 2002026112 A JP2002026112 A JP 2002026112A JP 2000201028 A JP2000201028 A JP 2000201028A JP 2000201028 A JP2000201028 A JP 2000201028A JP 2002026112 A JP2002026112 A JP 2002026112A
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Japan
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wafer
susceptor
temperature
heater
substrate
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Pending
Application number
JP2000201028A
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English (en)
Inventor
Takeji Ota
岳児 太田
Tomoko Nishiwaki
倫子 西脇
Itaru Okada
格 岡田
Katsunao Kasatsugu
克尚 笠次
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サセプタ移載時の加熱初期のウエハの温度を
迅速に上昇させる。 【解決手段】 ウエハ1が載置されるサセプタ40と、
サセプタ40の下方に配置されてサセプタ40に載置さ
れたウエハ1を加熱するヒータ30とを処理室11に備
えており、サセプタ40とヒータ30とが相対的に回転
された状態でウエハ1に処理が施される枚葉式CVD装
置において、放射温度計32に接続された光ファイバ3
3がサセプタ40下面の中心に対向されており、放射温
度計32が測定したサセプタ40の温度に基づいてヒー
タ30がフィードバック制御されるように構成されてい
る。 【効果】 フィードバック制御のためのサセプタの現在
の温度を放射温度計が正確に測定するため、ウエハ移載
時の加熱初期のシーケンス制御の目標温度を適正かつ迅
速に上昇させることができ、昇温時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱化学反応を利用
して被処理基板に所望の処理を施す基板処理技術、特
に、ヒータによる被処理基板の加熱技術に関し、例え
ば、半導体装置の製造工程において、半導体ウエハ(以
下、ウエハという。)に酸化膜や金属膜を形成する基板
処理技術に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程において、ウエハ
に酸化膜や金属膜を形成するのに、枚葉式コールドウオ
ール形CVD装置(以下、枚葉式CVD装置という。)
が使用される場合がある。従来のこの種の枚葉式CVD
装置として、被処理基板としてのウエハを収容する処理
室と、この処理室においてウエハを一枚ずつ保持するサ
セプタと、サセプタに保持されたウエハを加熱する加熱
ユニットと、サセプタに保持されたウエハに処理ガスを
供給するガスヘッドと、処理室を排気する排気口とを備
えているものがある。
【0003】前記した枚葉式CVD装置において、ウエ
ハに形成されるCVD膜の膜厚や膜質を全体にわたって
均一に制御するために、例えば、特許第2966025
号公報および特開平9−7955号公報においては、ウ
エハを保持したサセプタを回転させることによってウエ
ハの温度分布を全体にわたって均一に制御するととも
に、ウエハに処理ガスを全体にわたって均一に接触させ
る枚葉式CVD装置が、提案されている。
【0004】また、従来の枚葉式CVD装置において
は、加熱ユニットのヒータまたはその近傍に設置された
熱電対等の接触型温度センサの測定結果に基づいてヒー
タの温度調節器を制御することにより、ウエハの温度を
予め設定された温度(目標温度)にフィードバック制御
することが、実行されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接触型
温度センサが使用された枚葉式CVD装置においては、
接触型温度センサがウエハの温度をサセプタを介してヒ
ータまたはその近傍で測定しているため、ウエハが処理
室に搬入されてサセプタに受け渡された後の加熱初期に
おけるウエハの昇温速度が緩慢になり、目標温度に到達
する迄に五分間以上も要してしまうという問題点があ
る。
【0006】このウエハの搬入直後のウエハの昇温時間
を短縮する技術として、室温状態のウエハに対して目標
温度に到達するために必要な熱量をウエハに予め加える
フィード・フォワード制御方法(以下、FFCとい
う。)がある。すなわち、FFCはヒータに100%の
電力をウエハの搬入前と搬入直後の数十秒間にわたって
供給することにより、ウエハの昇温時間を短縮する方法
である。
【0007】しかしながら、このFFCにおいては、ヒ
ータにパワーを印加する時間を予め予測してヒータを予
熱することになるため、昇温時間は短縮されるが、ウエ
ハの実際の温度が予熱中に目標温度を一時的に超えてし
まい、熱処理に必要とする以上の熱量をウエハへ印加し
てしまうという問題点がある。また、処理しようとする
ウエハの表面状態は他の工程によって既に膜が被着され
ていたりパターンが形成されていたりして異なることに
より、枚葉式CVD装置によって処理しようとするウエ
ハの条件は著しく変化するため、ヒータにパワーを印加
する予測時間は処理しようとするウエハの仕様の変更の
度に実験が必要になり、多大の費用および時間が浪費さ
れてしまう。しかも、ウエハの搬入と熱処理とが短時間
で繰り返される枚葉式CVD装置においてはウエハの昇
温特性の再現性がウエハ毎の膜厚均一性に決定する重要
な要素となるが、FFCによる昇温制御によっては精度
の高い昇温特性を再現することはできない。
【0008】本発明の目的は、被処理基板を適正かつ迅
速に昇温させることができる基板処理技術を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板処理装
置は、被処理基板が載置されるサセプタと、前記サセプ
タの下方に配置されて前記サセプタに載置された前記被
処理基板を加熱する加熱ユニットとを処理室内に備えて
おり、前記サセプタと前記加熱ユニットとが相対的に回
転された状態で前記被処理基板に処理が施される基板処
理装置であって、前記サセプタが非接触型温度センサに
よって測定され、前記加熱ユニットのヒータが前記非接
触型温度センサの測定結果に基づいて制御されるように
構成されていることを特徴とする。
【0010】前記した基板処理装置によれば、非接触型
温度センサによって測定された現在のサセプタの温度に
基づいてヒータがフィードバック制御されるため、被処
理基板の温度を予め設定された目標温度に適正かつ迅速
に上昇させることができる。すなわち、FFCのように
被処理基板の実際の温度が予熱中に目標温度を一時的に
超えてしまって熱処理に必要とする以上の熱量を被処理
基板へ印加してしまうことはない。しかも、サセプタの
表面状態は一定しているため、非接触温度センサはサセ
プタの温度を被処理基板の表面状態の変化に関わらず正
確に測定することができ、ヒータを正確にフィードバッ
ク制御することができる。
【0011】また、非接触型温度センサは被処理基板に
接触するサセプタの温度を測定することにより、被処理
基板の現在の温度を略直接的に測定することができるた
め、被処理基板が処理室に搬入されてサセプタに受け渡
された後の加熱初期における被処理基板の温度を目標温
度にヒータのフィードバック制御によって迅速に上昇さ
せることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に即して説明する。
【0013】図1に示されているように、本発明に係る
基板処理装置は、枚葉式CVD装置(枚葉式コールドウ
オール形CVD装置)として構成されており、被処理基
板としてのウエハ(半導体ウエハ)1を処理する処理室
11を形成したチャンバ12を備えている。チャンバ1
2は下側カップ13と上側カップ14とボトムキャップ
15とが組み合わされて、上下端面がいずれも閉塞した
円筒形状に形成されている。
【0014】チャンバ12の下側カップ13の円筒壁の
中間部にはゲートバルブ17によって開閉されるウエハ
搬入搬出口16が水平方向に横長に開設されており、ウ
エハ搬入搬出口16は被処理基板であるウエハ1を処理
室11に機械式ウエハ移載装置によって搬入搬出し得る
ように形成されている。すなわち、図1および図2に示
されているように、ウエハ1は機械式ウエハ移載装置の
ツィーザ2によって下から機械的に支持された状態で、
ウエハ搬入搬出口16を搬送されて処理室11に対して
搬入搬出されるようになっている。
【0015】下側カップ13のウエハ搬入搬出口16と
対向する壁面には、真空ポンプ等からなる真空排気装置
(図示せず)に流体的に接続された排気口18が処理室
11に連通するように開設されており、排気口18は真
空排気装置によって所定の真空度に排気されるようにな
っている。
【0016】チャンバ12の上側カップ14には処理ガ
スを供給するガスヘッド20が一体的に組み込まれてい
る。すなわち、上側カップ14の天井壁にはガス導入管
21が挿入されており、各ガス導入管21には原料ガス
やパージガス等の処理ガス3(図3参照)を導入するガ
ス供給装置(図示せず)が流体的に接続されている。上
側カップ14と下側カップ13との合わせ面には円板形
状に形成されたガス吹出プレート(以下、プレートとい
う。)22がガス導入管21から間隔を置いて水平に固
定されており、プレート22には複数個のガス吹出口
(以下、吹出口という。)23が全面にわたって均一に
配置されて上下の空間を流通させるように開設されてい
る。上側カップ14の内側面とプレート22の上面とが
画成する内側空間によってガス溜め24が形成されてお
り、ガス溜め24はガス導入管21に導入された処理ガ
スを全体的に均等に拡散させて各吹出口23から均等に
シャワー状に吹き出させるようになっている。
【0017】チャンバ12のボトムキャップ15の中心
には挿通孔25が円形に開設されており、挿通孔25の
中心線上には円筒形状に形成された支持軸26が処理室
11に下方から挿通されている。支持軸26はエアシリ
ンダ装置等が使用された昇降駆動装置(図示せず)によ
って昇降されるようになっている。また、支持軸26の
円筒中空部には不活性ガスとしての窒素ガス4(図3参
照)を供給する窒素ガス供給装置(図示せず)が接続さ
れている。
【0018】支持軸26の上端には加熱ユニット27が
同心に配されて水平に固定されており、加熱ユニット2
7は支持軸26によって昇降されるようになっている。
すなわち、加熱ユニット27はドーナツ形の平板形状に
形成された支持板28を備えており、支持板28の内周
縁辺部が円筒形状の支持軸26の上端開口に固定されて
いる。支持板28の上面には支柱を兼ねる電極29が複
数本、内周辺の複数箇所と外周辺の複数箇所に配置され
て垂直に立脚されており、これら電極29の上端間には
円板形状に形成されたヒータ30が架橋されて固定され
ている。図3に詳示されているように、ヒータ30は中
央ヒータ部材30aと周辺ヒータ部材30bとに分割さ
れており、中央ヒータ部材30aの出力と周辺ヒータ部
材30bとはコントローラ(図示せず)によって、互い
に連携かつまた独立して制御されるように構成されてい
る。加熱ユニット27におけるヒータ30の下側には、
チタンからなる薄膜が鏡面仕上げされて形成された反射
板31が水平に配されて支持板28に立脚された支柱3
1aによって支持されており、反射板31はヒータ30
が照射した熱線を垂直方向上向きに効果的に反射するよ
うに構成されている。
【0019】支持軸26の中心線上には非接触型温度セ
ンサの一例である放射温度計32の検出子としての光フ
ァイバ33が支持軸26を上下方向に貫通するように敷
設されている。光ファイバ33の基端である下端は支持
軸26の外部に設置された放射温度計32に接続されて
おり、光ファイバ33の検出端である上端は後記するサ
セプタの下面の中心に没設された穴部に挿入されるよう
になっている。放射温度計32はサセプタの下面の温度
を光ファイバ33によって直接かつ優れた高速応答性を
もって高い精度で測定することができ、ヒータ30を制
御するコントローラに測定結果を送信するようになって
いる。ちなみに、ヒータ30の電気配線も支持軸26の
中空部内を通して外部の電源に接続されており、電源が
コントローラによってシーケンス制御およびフィードバ
ック制御されるようになっている。
【0020】ボトムキャップ15の挿通孔25の支持軸
26の外側には、支持軸26よりも大径の円筒形状に形
成された回転軸34が同心円に配置されて処理室11に
下方から挿通されており、回転軸34はエアシリンダ装
置等が使用された昇降駆動装置によって支持軸26と共
に昇降されるようになっている。回転軸34の上端には
回転ドラム35が同心に配されて水平に固定されてお
り、回転ドラム35は回転軸34によって回転されるよ
うになっている。すなわち、回転ドラム35はドーナツ
形の平板に形成された回転板36と、円筒形状に形成さ
れた回転筒37とを備えており、回転板36の内周縁辺
部が円筒形状の回転軸34の上端開口に固定されて、回
転板36の上面の外周縁辺部に回転筒37が同心円に固
定されている。なお、回転軸34の外側には上下方向に
伸縮するベローズ38が内外の気密を維持するように設
置されており、回転軸34は非接触型カップリング39
によってベローズ38の外側から回転力を伝達されるよ
うに構成されている。
【0021】図2および図4に詳示されているように、
回転ドラム35の回転筒37の上端にはサセプタ40が
回転筒37の上端開口を閉塞するように被せられてい
る。サセプタ40は円板形状の中央部材41と円形リン
グ形状の第一周辺部材42および第二周辺部材43とが
一枚の円板を構成するように同心円に配置されて、隣接
した外周縁辺と内周縁辺とにそれぞれ形成された段付き
部が上下で係合されて内側のものが外側のものに支持さ
れるように組み合わされて構成されている。
【0022】中央部材41は炭化シリコンや窒化アルミ
ニウムが使用されて、外径がウエハ1の外径よりも小径
円板形状に形成されている。中央部材41の下面の中心
には光ファイバ33の上端部を挿入し得る大きさの円柱
形の穴部44が同心円に没設されており、穴部44の深
さは光ファイバ33の上端部を数mm分だけ挿入し得る
ように設定されている。中央部材41を外側で支持した
第一周辺部材42は炭化シリコンや窒化アルミニウムが
使用されて、内径が中央部材41の外径と等しく外径が
ウエハ1の外径よりも若干大きい円形リング形状に形成
されている。第一周辺部材42を外側で支持した第二周
辺部材43は石英が使用されて、内径が第一周辺部材4
2の外径と等しく外径が回転筒37の内径よりも若干大
きめの円形リング形状に形成されている。
【0023】第二周辺部材43には複数個の窒素ガス吹
出口45が周方向に等間隔に配置されて上下方向に貫通
するように開設されており、各窒素ガス吹出口45は回
転ドラム35の内部に支持軸26の筒中空部を通じて供
給された窒素ガス4をサセプタ40の上に全周にわたっ
て均等に吹き出すように構成されている。
【0024】図1および図3に示されているように、回
転ドラム35にはウエハ昇降装置50が設置されてい
る。ウエハ昇降装置50は円形リング形状に形成された
昇降リング51を備えており、昇降リング51は回転ド
ラム35の回転板36の上に支持軸26と同心円に配置
されている。昇降リング(以下、回転側リングとい
う。)51の下面には複数本(本実施の形態においては
三本とする。)の突き上げピン(以下、回転側ピンとい
う。)52が周方向に等間隔に配置されて垂直方向下向
きに突設されており、各回転側ピン52は回転板36に
回転軸34と同心円の線上に配置されて垂直方向に開設
された各ガイド孔53にそれぞれ摺動自在に嵌入されて
いる。各回転側ピン52の長さは回転側リング51を水
平に突き上げ得るように互いに等しく設定されていると
ともに、ウエハのサセプタ上からの突き上げ量に対応す
るように設定されている。各回転側ピン52の下端は処
理室11の底面すなわちボトムキャップ15の上面に離
着座自在に対向されている。
【0025】加熱ユニット27の支持板28には円形リ
ング形状に形成された第二の昇降リング(以下、ヒータ
側リングという。)54が支持軸26と同心円に配置さ
れている。ヒータ側リング54の下面には複数本(本実
施の形態においては三本とする。)の突き上げピン(以
下、ヒータ側ピンという。)55が周方向に等間隔に配
置されて垂直方向下向きに突設されており、各ヒータ側
ピン55は支持板28に支持軸26と同心円の線上に配
置されて垂直方向に開設された各ガイド孔56にそれぞ
れ摺動自在に嵌入されている。各ヒータ側ピン55の長
さはヒータ側リング54を水平に突き上げ得るように互
いに等しく設定されているとともに、その下端が回転側
リング51の上面に適度のエアギャップを置いて対向さ
れている。つまり、各ヒータ側ピン55は回転ドラム3
5の回転時に回転側リング51に干渉しないようになっ
ている。
【0026】ヒータ側リング54の上面には複数本(本
実施の形態においては三本とする。)の突き上げピン
(以下、突上部という。)57が周方向に等間隔に配置
されて垂直方向上向きに突設されており、突上部57の
上端は反射板31、ヒータ30を挿通してサセプタ40
の中央部材41の下面に対向するようになっている。各
突上部57の長さは中央部材41を水平に突き上げ得る
ように互いに等しく設定されているとともに、ヒータ側
リング54が支持板28に着座した状態において、その
上端が中央部材41の上面に適度のエアギャップを置い
て対向するように設定されている。つまり、各突上部5
7は回転ドラム35の回転時にサセプタ40に干渉しな
いようになっている。
【0027】次に、以上の構成に係る枚葉式CVD装置
の作用を説明する。
【0028】図1に示されているように、ウエハ1の搬
出時に回転ドラム35および加熱ユニット27が回転軸
34および支持軸26によって下限位置に下降される
と、ウエハ昇降装置50の回転側ピン52の下端が処理
室11の底面すなわちボトムキャップ15の上面に突合
するため、回転側リング51が回転ドラム35および加
熱ユニット27に対して相対的に上昇する。上昇した回
転側リング51はヒータ側ピン55を突き上げることに
より、ヒータ側リング54を持ち上げる。ヒータ側リン
グ54が持ち上げられると、ヒータ側リング54に立脚
された三本の突上部57がサセプタ40の中央部材41
を下方から支持して第一周辺部材42および第二周辺部
材43から浮き上がらせる。この中央部材41にはウエ
ハ1の中央部が載置されているため、ウエハ1は浮き上
がった状態になる。
【0029】図2に示されているように、ウエハ昇降装
置50がウエハ1をサセプタ40の上面から浮き上がら
せた状態になると、ウエハ1の下方空間すなわちウエハ
1の下面とサセプタ40の上面との間に挿入スペースが
形成された状態になるため、ウエハ移載装置のフォーク
形のツィーザ2がウエハ搬入搬出口16からウエハ1の
挿入スペースに挿入される。この際、ウエハ1の中央部
がサセプタ40の中央部材41によって支持されている
ため、ツィーザ2としては図2に示されているようにフ
ォーク形状のものが使用される。すなわち、ツィーザ2
はウエハ1の中央部の中央部材41と干渉しない状態に
なる。
【0030】図2に示されているように、ウエハ1の下
方に挿入されたツィーザ2は上昇することによりウエハ
1を移載して受け取る。この際、フォーク形状のツィー
ザ2はウエハ1の下面における外周辺部を受ける。ウエ
ハ1を受け取ったツィーザ2はウエハ搬入搬出口16を
後退してウエハ1を処理室11から搬出する。そして、
ツィーザ2によってウエハ1を搬出したウエハ移載装置
は、処理室11の外部の空ウエハカセット等の所定の収
納場所(図示せず)にウエハ1を移載する。
【0031】その後、ウエハ移載装置は実ウエハカセッ
ト等の所定の収納場所(図示せず)から次回に成膜処理
するウエハ1をツィーザ2によって受け取って、ウエハ
搬入搬出口16から処理室11に搬入する。ツィーザ2
はウエハ1をサセプタ40の中央部材41の上方におい
てウエハ1の中心が中央部材41の中心と一致する位置
に搬送する。ウエハ1を所定の位置に搬送すると、ツィ
ーザ2は若干下降することによりウエハ1を中央部材4
1に移載する。
【0032】ところで、搬入されて来たばかりのウエハ
1は低温度の状態になっているため、ウエハ1が移載さ
れると、中央部材41の温度は低下することになる。そ
して、図5(c)に示されているように、ヒータ30が
分割されずに同一出力をもってサセプタ40を全体的に
均一に加熱するように構成されている場合には、ウエハ
1によって冷却された中央部材41はそのまま下降して
ヒータ30によって第一周辺部材42および第二周辺部
材43と均等に加熱されることになるため、ウエハ1の
中央部は中央部材41が冷却された分だけ周辺部よりも
低温となり、ウエハ1の温度分布が不均一になる。その
結果、ウエハ1に形成されるCVD膜の膜厚分布や膜質
分布が不均一になってしまう。
【0033】そこで、本実施の形態においては、図5
(b)に示されているように、中央部材41が上昇して
ウエハ1を受け取る際には、分割されたヒータ30の中
央ヒータ部材30aの出力を高めて中央部材41を余分
に加熱することにより、中央部材41が低温度のウエハ
1を受け取った時に相対的に冷却されて温度が低下する
のを防止する。このようにしてウエハ1を受け取った時
に中央部材41の温度が低下する現象を防止することに
より、図5(a)に示されているように、中央部材41
が下降した後に、中央部材41が第一周辺部材42およ
び第二周辺部材43とヒータ30によって均等に加熱さ
れる場合であっても、ウエハ1の温度分布は均一になる
ため、ウエハ1に形成されるCVD膜の膜厚分布や膜質
分布は全体にわたって均一になる。
【0034】また、搬入前の低温状態のウエハ1が移載
されると、ウエハ1とサセプタ40との間で熱交換が発
生し、サセプタ40の温度が急激に下がる。そして、図
6に示されているように、ヒータ30の温度をウエハ1
の搬送前後で一定の温度T1(例えば、ウエハ1がサセ
プタ40の上にいる状態で、面内均熱を維持するような
設定温度)を保っている場合は、サセプタ40の上にウ
エハ1が設置された後に、サセプタ40からウエハ1へ
熱量移動が開始され、それによるサセプタ40の温度低
下が放射温度計32によって光ファイバ33を通じて測
定され、この放射温度計32の測定結果に従ってヒータ
30の加熱量がコントローラによってフィードバック制
御される。しかし、この方式では加熱状態のサセプタ4
0から低温状態のウエハ1へ熱量移動が緩やかなため
に、ウエハの処理温度T0へ到達するまでに多大な時間
を要し、単位時間当りのウエハ処理枚数を多くすること
ができない。
【0035】そこで、本実施の形態においては、搬入前
の低温状態のウエハ1が処理温度にまで到達するために
必要な熱量をサセプタ40に予め与えておき、搬入後の
ウエハ1への熱伝達をサセプタ40とウエハ1との間の
みで行うことにより、温度制御が介在しないでウエハ1
の急速加熱が可能となるようにしている。図7に本実施
の形態におけるウエハ加熱過程の一例を示す。ウエハ1
の搬入前、ヒータ30の温度をウエハ処理時のヒータ設
定温度T1よりも高く設定(以下、この時の温度をT2
と略す。)しておくことで、サセプタ40にウエハ処理
温度まで昇温する際に必要な熱量を蓄積させておき、ウ
エハ1が搬入され、サセプタ40の上に設置された後
に、所定の時間この温度状態を保持することにより、サ
セプタ40からウエハ1への熱伝達時間を短縮すること
ができる。
【0036】翻って、ウエハ1をウエハ昇降装置50に
受け渡したツィーザ2は、ウエハ搬入搬出口16から処
理室11の外へ退出する。ツィーザ2が処理室11から
退出すると、ウエハ搬入搬出口16はゲートバルブ17
によって閉じられる。
【0037】ゲートバルブ17が閉じられると、図3に
示されているように、処理室11に対して回転ドラム3
5および加熱ユニット27が回転軸34および支持軸2
6によって上昇される。回転ドラム35の上昇の初期に
おいて、回転側ピン52が処理室11の底面すなわちボ
トムキャップ15の上面に突合して、ヒータ側ピン55
が回転側リング51の上に載った状態になっているた
め、回転側リング51の突上部57に支持された中央部
材41は回転ドラム35の上昇に伴って回転ドラム35
に対して相対的に徐々に下降することになる。
【0038】回転側ピン52が処理室11の底面から離
座すると、ヒータ側リング54が下がることによって突
上部57はサセプタ40の下方に引き込まれた状態にな
るため、図4に示されているように、中央部材41は第
一周辺部材42の内側に嵌入する。この状態において、
ウエハ1はサセプタ40の上に完全に移載された状態に
なる。
【0039】サセプタ40に載置されたウエハ1はコン
トローラのシーケンス制御によるヒータ30によって目
標温度に加熱されるとともに、サセプタ40の温度が放
射温度計32によって光ファイバ33を通じて測定され
て、この放射温度計32の測定結果に従ってヒータ30
の加熱量がコントローラによってフィードバック制御さ
れる。
【0040】この際、放射温度計32がウエハ1の載置
されたサセプタ40の温度を直接測定することにより、
コントローラは放射温度計32によってウエハ1の現在
の温度を略直接的にモニタリングすることができるた
め、コントローラはウエハ1が処理室11に搬入されて
サセプタ40に受け渡された後の加熱初期におけるウエ
ハ1の温度をシーケンス制御の目標温度に、ヒータ30
に対するフィードバック制御によって適正かつ迅速に上
昇させることができる。すなわち、放射温度計32がサ
セプタ40の現在の温度を正確に測定することにより、
コントローラはヒータ30の目標温度とサセプタ40の
現在の温度との偏差に基づいてヒータ30の加熱量をフ
ィードバック制御することになるため、ウエハ1の現在
の温度を目標温度に適正かつ迅速に上昇させることがで
きる。したがって、ウエハ1のサセプタ40への移載時
におけるウエハ1の昇温時間を短縮することができる。
【0041】ここで、放射温度計32は発熱体からの放
射エネルギーを測定する非接触型温度センサであるた
め、放射温度計32がウエハ1自体を観察してその温度
を直接測定するように構成すると、放射温度計32はフ
ィードバック制御のための正確な温度測定を安定して確
保することができない。なぜならば、ウエハ1に既に絶
縁膜や金属膜等が被着されている場合には放射温度計3
2の観察対象である発熱体としてのウエハ1のエネルギ
ー放射率が変化してしまうため、放射温度計32の温度
測定結果には誤差が発生してしまうことになるからであ
る。
【0042】しかし、本実施の形態においては、放射温
度計32は常に同じ表面状態を維持して常に同じエネル
ギー放射率を維持するサセプタ40の下面を観察してサ
セプタ40の温度を測定するため、放射温度計32は常
に同一の測定条件でフィードバック制御のための温度を
測定することになる。つまり、ウエハ1が絶縁膜を被着
されたものか金属膜を被着されたものかに影響を受けず
に、放射温度計32はフィードバック制御のための温度
を安定して正確に測定することができる。
【0043】ちなみに、本実施の形態においては、支持
軸26を通じて回転ドラム35の内部に供給された窒素
ガス4を窒素ガス吹出口45から吹き出させて回転ドラ
ム35の内部に窒素ガス4を充満させることによって、
処理ガス3が回転ドラム35の内部に侵入してサセプタ
40の下面に接触するのを防止しているため、サセプタ
40の下面にCVD膜や未反応生成物が付着するのを防
止することができる。つまり、放射温度計32の観察対
象となるサセプタ40の下面はより一層確実に一定の状
態を維持することができる。
【0044】さらに、図3に示されているように、サセ
プタ40の温度測定に際して、放射温度計32の検出子
である光ファイバ33の先端部は中央部材41の中心に
没設された穴部44に挿入されていることにより、ヒー
タ30そのもの、またはサセプタ40以外の被加熱部
(例えば、反射板33やその他サセプタ40の裏面に配
置された部材)からの明光を受光しないため、放射温度
計32はサセプタ40の温度をより一層正確に測定する
ことができる。
【0045】また、ヒータ30が放射温度計32に基づ
いてコントローラによってフィードバック制御されるた
め、前述したFFCのようにウエハ1の実際の温度が目
標温度を一時的に超えてしまうことはなく、ウエハ1の
過度の加熱による弊害の発生を未然に防止することがで
きる。
【0046】以上のヒータ30によるウエハ1の加熱初
期に際して、サセプタ40には突上部57を挿通するた
めの挿通孔が開設されていないため、ウエハ1の温度分
布はウエハ昇降装置50の存在にかかわらず全体にわた
って均一になる。また、前述した通り、サセプタ40を
受け取る際に中央部材41は予熱されているため、ウエ
ハ1を中央部材41にて受け取ったにもかかわらず、ウ
エハ1の温度分布は全体にわたって均一になっている。
【0047】回転ドラム35および加熱ユニット27は
処理室11を回転軸34および支持軸26によって上昇
されて、ウエハ1の上面がプレート22の下面に近接す
る高さに停止される。また、排気口18が真空排気装置
によって排気される。
【0048】続いて、回転ドラム35が回転軸34によ
って回転される。このとき、回転側ピン52は処理室1
1の底面から離座し、ヒータ側ピン55は回転側リング
51から離座しているため、回転ドラム35の回転がウ
エハ昇降装置50に妨げられることはなく、しかも、加
熱ユニット27は停止状態を維持することができる。す
なわち、ウエハ昇降装置50においては、回転側リング
51が回転ドラム35と共に回転し、ヒータ側リング5
4が加熱ユニット27と共に停止した状態になってい
る。
【0049】排気口18の排気量および回転ドラム35
の回転作動が安定した時点で、処理ガス3がガス導入管
21に導入される。ガス導入管21に導入された処理ガ
ス3はガス溜め24に作用する排気口18の排気力によ
ってガス溜め24に流入するとともに、径方向外向きに
放射状に拡散して、プレート22の各吹出口23からそ
れぞれが略均等な流れになって、ウエハ1に向かってシ
ャワー状に吹き出す。吹出口23群からシャワー状に吹
き出した処理ガス3は排気口18に吸い込まれて排気さ
れて行く。
【0050】この際、回転ドラム35に支持されたサセ
プタ40上のウエハ1は回転しているため、吹出口23
群からシャワー状に吹き出した処理ガス3はウエハ1の
全面にわたって均等に接触する状態になる。処理ガス3
がウエハ1の全面にわたって均等に接触するため、ウエ
ハ1に処理ガス3によって形成されるCVD膜の膜厚分
布や膜質分布はウエハ1の全面にわたって均一になる。
【0051】また、加熱ユニット27は支持軸26に支
持されることにより回転しない状態になっているため、
回転ドラム35によって回転されながら加熱ユニット2
7によって加熱されるウエハ1の温度分布は周方向にお
いて均一に制御される。しかも、サセプタ40には突上
部57を挿通するための挿通孔が開設されていないた
め、かつまた、サセプタ40を受け取る際に中央部材4
1は予熱されているため、ウエハ1の温度分布は全体に
わたって均一に制御される。このようにウエハ1の温度
分布が全面にわたって均一に制御されることにより、ウ
エハ1に熱化学反応によって形成されるCVD膜の膜厚
分布や膜質分布はウエハ1の全面にわたって均一に制御
される。
【0052】以上のようにしてCVD膜がウエハ1の全
面にわたって均一に形成されて所定の処理時間が経過す
ると、図1に示されているように、回転ドラム35およ
び加熱ユニット27は回転軸34および支持軸26によ
って搬入搬出位置に下降される。下降の途中において、
ウエハ昇降装置50の回転側ピン52が処理室11の底
面に突合し、ヒータ側ピン55が回転側リング51に突
合するため、前述した作動により、ウエハ昇降装置50
はウエハ1をサセプタ40の中央部材41の上昇によっ
て浮き上げる。
【0053】以降、前述した作業が繰り返されることに
より、ウエハ1にCVD膜が枚葉式CVD装置10によ
って枚葉処理されて行く。
【0054】前記実施の形態によれば、次の効果が得ら
れる。
【0055】(1)ウエハ1の載置されたサセプタ40
の温度を非接触型温度センサである放射温度計32によ
って直接測定することにより、コントローラは放射温度
計32によってウエハ1の現在の温度を略直接的にモニ
タリングすることができるため、コントローラはウエハ
1の加熱初期におけるウエハ1の温度をシーケンス制御
の目標温度にヒータ30に対するフィードバック制御に
よって適正かつ迅速に上昇させることができる。その結
果、ウエハ1のサセプタ40への移載時におけるウエハ
1の昇温時間を短縮することができる。
【0056】(2)常に同じ表面状態を維持して同じエ
ネルギー放射率を維持するサセプタ40の下面を放射温
度計32によって観察してサセプタ40の温度を測定す
ることにより、放射温度計32は常に同一の測定条件で
フィードバック制御のための温度を測定することになる
ため、ウエハ1が絶縁膜を被着されたものか金属膜を被
着されたものかに影響を受けずに、放射温度計32はフ
ィードバック制御のための温度を安定して正確に測定す
ることができる。
【0057】(3)支持軸26を通じて回転ドラム35
の内部に供給された窒素ガス4を窒素ガス吹出口45か
ら吹き出させて回転ドラム35の内部に窒素ガス4を充
満させることによって、処理ガス3が回転ドラム35の
内部に侵入してサセプタ40の下面に接触するのを防止
することにより、サセプタ40の下面にCVD膜や未反
応生成物が付着するのを防止することができるため、放
射温度計32の観察対象となるサセプタ40の下面はよ
り一層確実に一定の状態を維持することができる。
【0058】(4)サセプタ40の温度測定に際して、
放射温度計32の検出子である光ファイバ33の先端部
を中央部材41の中心に没設された穴部44に挿入させ
ることにより、サセプタ40以外の発熱部からの明光の
受光を回避することができるため、放射温度計32はサ
セプタ40の温度をより一層正確に測定することができ
る。
【0059】(5)ヒータ30を放射温度計32に基づ
いてコントローラによってフィードバック制御すること
により、FFCのようにウエハ1の実際の温度が目標温
度を一時的に超えてしまうのを防止することができるた
め、ウエハ1の過度の加熱による弊害の発生を未然に防
止することができる。
【0060】(6)ウエハ1を保持したサセプタ40を
回転させることにより、処理ガス3をウエハ1の全面に
わたって均等に接触させることができるため、処理ガス
3によってウエハ1に形成されるCVD膜の膜厚分布や
膜質分布を全面にわたって均一に制御することができ
る。
【0061】(7)ウエハ1を保持したサセプタ40を
回転させるとともに加熱ユニット27を停止させること
により、サセプタ40によって回転されながら加熱ユニ
ット27によって加熱されるウエハ1の温度分布を周方
向において均一に制御することができるため、ウエハ1
に熱化学反応によって形成されるCVD膜の膜厚分布や
膜質分布をウエハ1の全面にわたって均一に制御するこ
とができる。
【0062】(8)加熱ユニット27を回転させないこ
とにより、加熱ユニット27の内部にヒータ30を設置
することができるとともに、ヒータ30の電線や放射温
度計32の光ファイバ33を加熱ユニット27に敷設す
ることができる。
【0063】(9)ウエハ1のサセプタ40に対する授
受に際して、ウエハ昇降装置50がウエハ1を昇降させ
てウエハ1の下面とサセプタ40の下面に挿入スペース
を形成することにより、その挿入スペースにツィーザ2
を挿入することができるため、ウエハ1をツィーザ2に
よって下側から機械的に支持することができ、ウエハ1
を機械式ウエハ移載装置によって授受することができ
る。
【0064】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々に変更が可能であることはいうまでもない。
【0065】例えば、非接触型温度センサとしては、光
ファイバを用いた放射温度計を使用するに限らず、他の
光学系を用いた放射温度計等を使用することができる。
【0066】被処理基板はウエハに限らず、LCD装置
の製造工程におけるガラス基板や液晶パネル等の基板で
あってもよい。
【0067】本発明は、枚葉式コールドウオール形CV
D装置に限らず、ドライエッチング装置等の基板処理装
置全般に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被処理基板を適正かつ迅速に昇温させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である枚葉式CVD装置
のウエハ搬入搬出工程を示す正面断面図である。
【図2】その主要部を示す斜視図である。
【図3】その枚葉式CVD装置の処理工程を示す正面断
面図である。
【図4】その主要部を示す斜視図である。
【図5】ヒータの作用を説明するための各一部省略正面
断面図であり、(a)は処理中の加熱作用を示し、
(b)は搬入搬出時の加熱作用を示しており、(c)は
比較例における搬入搬出時の加熱作用を示している。
【図6】従来の運用シーケンスでの温度変化を示す線図
である。
【図7】本実施の形態の運用シーケンスでの温度変化を
示す線図である。
【符号の説明】
1…ウエハ(被処理基板)、2…ウエハ移載装置のツィ
ーザ、3…処理ガス、4…窒素ガス、10…枚葉式CV
D装置(基板処理装置)、11…処理室、12…チャン
バ、13…下側カップ、14…上側カップ、15…ボト
ムキャップ、16…ウエハ搬入搬出口、17…ゲートバ
ルブ、18…排気口、20…ガスヘッド、21…ガス導
入管、22…ガス吹出プレート、23…ガス吹出口、2
4…ガス溜め、25…挿通孔、26…支持軸、27…加
熱ユニット、28…支持板、29…電極、30…ヒー
タ、30a…中央ヒータ部材、30b…周辺ヒータ部
材、31…反射板、31a…支柱、32…放射温度計
(非接触型温度センサ)、33…光ファイバ(温度検出
子)、34…回転軸、35…回転ドラム、36…回転
板、37…回転筒、38…ベローズ、39…非接触型カ
ップリング、40…サセプタ、41…中央部材、42…
第一周辺部材、43…第二周辺部材、44…穴部、45
…窒素ガス吹出口、50…ウエハ昇降装置(被処理基板
昇降装置)、51…回転側リング(昇降リング)、52
…回転側ピン(突き上げピン)、53…ガイド孔、54
…ヒータ側リング(第二の昇降リング)、55…ヒータ
側ピン(突き上げピン)、56…ガイド孔、57…突上
部(突き上げピン)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/00 310 H05B 3/00 310D (72)発明者 岡田 格 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 笠次 克尚 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 3K058 AA02 AA41 BA19 CA23 CA70 4K030 CA04 CA12 FA10 GA05 JA10 KA24 KA39 KA41 4M104 DD44 HH20 5F031 CA02 CA05 FA01 FA02 FA12 HA33 HA37 JA01 JA46 MA28 MA32 5F045 BB01 BB08 DP02 EF05 EK22 EK27 EM02 EM09 EM10 EN04 GB05 GB15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板が載置されるサセプタと、前
    記サセプタの下方に配置されて前記サセプタに載置され
    た前記被処理基板を加熱する加熱ユニットとを処理室内
    に備えており、前記サセプタと前記加熱ユニットとが相
    対的に回転された状態で前記被処理基板に処理が施され
    る基板処理装置であって、前記サセプタが非接触型温度
    センサによって測定され、前記加熱ユニットのヒータが
    前記非接触型温度センサの測定結果に基づいて制御され
    るように構成されていることを特徴とする基板処理装
    置。
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