JP2008288357A - 基板支持装置及び基板支持方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】常温より高い温度の基板を支持して冷却する際、基板の表面の高さの変動を抑制する。
【解決手段】基板支持装置10は、基板1を支持して冷却する基板1より小さい複数の冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108と、冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108を搭載する台110とを備える。冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108は、互いに所定の隙間dを設けて台110上に配置されている。各冷却プレートは、支持する基板の中央に近い位置で台110に固定され、かつ固定された位置から離れた位置で伸縮可能に台110に取り付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば液晶ディスプレイ装置等のパネル基板の処理、検査又は測定において、基板を支持する基板支持装置及び基板支持方法に係り、特に常温より高い温度の基板を支持して冷却するのに好適な基板支持装置及び基板支持方法に関する。
アクティブマトリクス駆動方式の液晶ディスプレイ装置は、TFT(Thin Film Transistor)基板とカラーフィルタ基板との間に液晶を封入して製造される。製造工程において、TFT基板又はカラーフィルタ基板の表面には、両基板の間隔を保つためのスペーサ(フォトスペーサ)が形成される。そして、形成されたフォトスペーサは、両基板の間隔を一定にして液晶層の厚さを均一にするため、高さ測定が行われる。
フォトスペーサ等の微小突起物の高さを簡単な構成で測定する方法として、ピンホールを用いた共焦点方式がある。共焦点方式は、光学系の焦点位置を移動しながら、白色光を基板の表面へ垂直に照射し、基板の表面からの反射光を集光し、集光した反射光をピンホールを通して受光し、受光した反射光の強度の変化から、基板の表面の微小突起物の高さを検出するものである。ピンホールを通して受光される反射光の強度は、光学系の焦点位置が基板の表面又は微小突起物の上面に合っているときにそれぞれ大きくなるので、反射光の強度が大きくなる光学系の焦点位置から、微小突起物の高さを測定することができる。なお、この様な共焦点方式を用いた高さ測定装置及び高さ測定方法として、特許文献1に記載のものがある。
特開2007−85809号公報
フォトスペーサが形成されたTFT基板又はカラーフィルタ基板は、フォトスペーサの高さ測定を行う前に、フォトスペーサを固着させるためのベーキングが行われる。従来、フォトスペーサの高さ測定では、ベーキングにより加熱された基板を基板とほぼ同じ大きさの基板支持用のテーブルに搭載し、タクトタイムを短縮するため、基板をテーブルで冷却しながら測定を行っていた。その際、基板の熱がテーブルへ伝わるに従って、テーブルが熱膨張し、テーブルの中央部の高さの変動が周辺部よりも大きくなっていった。そのため、共焦点方式で光学系の焦点位置を移動しながらフォトスペーサの高さ測定を行うと、測定中に基板の表面の高さが変動し、正確な測定が行えないという問題があった。一方、基板の表面の高さが変動しなくなるのを待って測定を行うと、タクトタイムが長くなるという問題があった。また、基板の温度とステージの温度を一致させるのが困難であった。
本発明の課題は、常温より高い温度の基板を支持して冷却する際、基板の表面の高さの変動を抑制することである。
本発明の基板支持装置は、基板を支持して冷却する基板より小さい複数の冷却プレートと、複数の冷却プレートを搭載する台とを備え、複数の冷却プレートは、互いに所定の隙間を設けて台上に配置され、各冷却プレートは、支持する基板の中央に近い位置で台に固定され、かつ固定された位置から離れた位置で伸縮可能に台に取り付けられたものである。
また、本発明の基板支持方法は、支持する基板より小さい複数の冷却プレートを、互いに所定の隙間を設けて台上に配置し、各冷却プレートを、支持する基板の中央に近い位置で台に固定し、かつ固定した位置から離れた位置で伸縮可能に台に取り付け、基板を基板より小さい複数の冷却プレートで支持して冷却するものである。
基板を基板より小さい複数の冷却プレートで支持して冷却するので、各冷却プレートの熱膨張が、従来の基板とほぼ同じ大きさのテーブル全体の熱膨張に比べて小さくなる。また、複数の冷却プレートを、互いに所定の隙間を設けて配置するので、各冷却プレートの横方向の膨張が隙間で吸収される。そして、各冷却プレートを、支持する基板の中央に近い位置で台に固定し、かつ固定した位置から離れた位置で伸縮可能に台に取り付けるので、各冷却プレートが固定した位置を基準に伸縮する。従って、各冷却プレートの基板の中央に近い位置での歪みが小さくなり、従来は最も大きかった基板の中央での高さの変動が小さくなる。
さらに、本発明の基板支持装置は、各冷却プレートが、支持する基板の中央に近い位置及びそこから離れた位置に貫通孔を有し、支持する基板の中央に近い位置の貫通孔に通した円錐形の頭部を有するねじにより台に固定され、かつそこから離れた位置の貫通孔に通した座面が平らな頭部を有するねじにより台に取り付けられたものである。
また、本発明の基板支持方法は、各冷却プレートの支持する基板の中央に近い位置及びそこから離れた位置に貫通孔を設け、支持する基板の中央に近い位置に設けた貫通孔に円錐形の頭部を有するねじを通して各冷却プレートを台に固定し、かつそこから離れた位置に設けた貫通孔に座面が平らな頭部を有するねじを通して各冷却プレートを台に取り付けるものである。
各冷却プレートの円錐形の頭部を有するねじにより台に固定された位置では、ねじの円錐形の頭部の側面が貫通孔の上端に接触して、各冷却プレートの変位が防止される。一方、各冷却プレートの座面が平らな頭部を有するねじにより台に取り付けられた位置では、ねじの頭部の平らな座面が貫通孔の回りを押さえているだけなので、貫通孔の直径とねじの軸部の直径との差だけ、各冷却プレートの変位が可能である。ねじを用いた簡単な構成で、各冷却プレートが、支持する基板の中央に近い位置で台に固定され、かつ固定した位置から離れた位置で伸縮可能に台に取り付けられる。
さらに、本発明の基板支持装置は、各冷却プレートが、内部に、冷却水が流れる冷却水通路を有するものである。また、本発明の基板支持方法は、各冷却プレートの内部に冷却水通路を設け、冷却水通路に冷却水を流して各冷却プレートを冷却するものである。冷却水通路を流れる冷却水により各冷却プレートが冷却されるので、各冷却プレートの熱膨張がさらに小さくなる。
本発明によれば、基板を基板より小さい複数の冷却プレートで支持して冷却することにより、各冷却プレートの熱膨張を、従来の基板とほぼ同じ大きさのテーブル全体の熱膨張に比べて小さくすることができる。また、複数の冷却プレートを、互いに所定の隙間を設けて配置し、各冷却プレートを、支持する基板の中央に近い位置で台に固定し、かつ固定した位置から離れた位置で伸縮可能に台に取り付けることにより、各冷却プレートの基板の中央に近い位置での歪みを小さくすることができ、従来は最も大きかった基板の中央での高さの変動を小さくすることができる。従って、基板の表面の高さの変動を抑制することができる。
さらに、本発明によれば、円錐形の頭部を有するねじ及び座面が平らな頭部を有するねじを用いることにより、簡単な構成で、各冷却プレートを、支持する基板の中央に近い位置で台に固定し、かつ固定した位置から離れた位置で伸縮可能に台に取り付けることができる。
さらに、本発明によれば、冷却プレートの内部に冷却水通路を設け、冷却水通路に冷却水を流して各冷却プレートを冷却することにより、各冷却プレートの熱膨張をさらに小さくすることができ、かつ熱の蓄積をなくすことができるので、基板の表面の高さの変動をさらに抑制することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による基板支持装置を用いた高さ測定装置の上面図である。また、図2は、本発明の一実施の形態による基板支持装置を用いた高さ測定装置の側面図である。図1及び図2は、基板の表面に形成されたフォトスペーサの高さを測定する高さ測定装置の例を示している。高さ測定装置は、基板支持装置10、ベース11、Xガイド12、X移動ベース13、Yガイド14、Y移動ベース15、及び光学ユニットを含んで構成されている。
図1及び図2において、表面に測定対象のフォトスペーサが形成され、ベーキングされて常温より高い温度の基板1が、ベース11上の基板支持装置10に搭載されている。基板支持装置10は、基板1を支持しながら基板1の冷却を行う。
白色光源21及びCCDカメラ28を含む光学ユニットが、Y移動ベース15にZ方向へ移動可能に搭載されている。Y移動ベース15は、図示しないボールねじ等の移動機構により、X移動ベース13上に設置されたYガイド14に沿ってY方向へ移動する。X移動ベース13は、図示しないボールねじ等の移動機構により、ベース11上に設置されたXガイド12に沿ってX方向へ移動する。X移動ベース13のX方向への移動及びY移動ベース15のY方向への移動によって、光学ユニットが基板支持装置10に搭載された基板1の各測定点の上方へ移動する。
図3は、光学ユニットの概略構成を示す図である。光学ユニットは、白色光源21、集光レンズ22、ハーフミラー23、対物レンズ24、収束レンズ25、ピンホール26、結像レンズ27、及びCCDカメラ28を含んで構成されている。
白色光源21は、例えばメタルハラルドランプから成り、白色光を発生する。集光レンズ22は、白色光源21からの白色光を集光し、ハーフミラー23は、集光レンズ22で集光された白色光を反射する。対物レンズ24は、ハーフミラー23で反射された白色光を収束させ、基板1の表面へ垂直に照射する。
対物レンズ24は、基板1の表面からの反射光を集光し、収束レンズ25は、対物レンズ24で集光されハーフミラー23を透過した反射光を収束させる。このとき、対物レンズ24の焦点と収束レンズ25の焦点とは共役の位置にあり、ピンホール26は、収束レンズ25の焦点に位置している。結像レンズ27は、ピンホール26を通過した反射光をCCDカメラ28の受光面に結像させる。
対物レンズ24にはピエゾ素子50が取り付けられており、対物レンズ24は、ピエゾ素子50によって、Z方向へ上下に移動する。対物レンズ24のZ方向への移動によって、光学ユニットの焦点位置がZ方向に移動する。光学ユニットの焦点位置をZ方向へ移動しながら、基板1の表面からの反射光をピンホール26を通して受光すると、ピンホール26を通して受光される反射光の強度は、光学ユニットの焦点位置が基板1の表面又はフォトスペーサ2の上面に合っているときにそれぞれ大きくなる。高さ測定装置は、CCDカメラ28の検出信号をディジタル信号に変換して処理し、反射光の強度が大きくなる光学ユニットの焦点位置から、フォトスペーサ2の高さを測定する。この高さ測定装置の動作は、特許文献1(特開2007−85809号公報)に記載のものと同様である。
以下、本発明の一実施の形態による基板支持装置について説明する。図4(a)は本発明の一実施の形態による基板支持装置の上面図、図4(b),(c)は同側面図である。なお、図4(a),(b),(c)では、基板支持装置により支持される基板1が破線で示されている。
基板支持装置は、基板を支持して冷却する基板より小さい複数の冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108と、冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108を搭載する台110とを含んで構成されている。台110の底面に取り付けられた脚部120は、基板1を支持する高さを調整するためのものであり、高さを調整する必要がない場合には、必ずしも設ける必要がない。
冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108は、支持する基板1より小さく、本実施の形態では8つの冷却プレートが用いられているので、各冷却プレートの面積は、基板1の面積の約8分の1である。しかしながら、本発明において冷却プレートの数はこれに限らず、2つ以上の冷却プレートを用い、各冷却プレートを基板1より小さくすればよい。
図4(a)に示す様に、冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108は、互いに所定の隙間dを設けて台110上に配置されている。各冷却プレートは、後述する様に、支持する基板1の中央に近い位置で台110に固定され、かつ固定された位置から離れた位置で伸縮可能に台110に取り付けられている。
図5は、冷却プレート101,102の上面図である。冷却プレート101,102は、図4(a)において、支持する基板1の中央より左下に配置されている。このため、冷却プレート101,102は、図5において、支持する基板1の中央に近い右上の位置で固定ねじ111により台110に固定され、固定された位置から離れた複数の位置で押さえねじ115により伸縮可能に台110に取り付けられている。
図6は、冷却プレート103,104の上面図である。冷却プレート103,104は、図4(a)において、支持する基板1の中央より右下に配置されている。このため、冷却プレート103,104は、図6において、支持する基板1の中央に近い左上の位置で固定ねじ111により台110に固定され、固定された位置から離れた複数の位置で押さえねじ115により伸縮可能に台110に取り付けられている。
図7は、冷却プレート105,106の上面図である。冷却プレート105,106は、図4(a)において、支持する基板1の中央より左上に配置されている。このため、冷却プレート105,106は、図7において、支持する基板1の中央に近い右下の位置で固定ねじ111により台110に固定され、固定された位置から離れた複数の位置で押さえねじ115により伸縮可能に台110に取り付けられている。
図8は、冷却プレート107,108の上面図である。冷却プレート107,108は、図4(a)において、支持する基板1の中央より右上に配置されている。このため、冷却プレート107,108は、図8において、支持する基板1の中央に近い左下の位置で固定ねじ111により台110に固定され、固定された位置から離れた複数の位置で押さえねじ115により伸縮可能に台110に取り付けられている。
図9(a)は固定ねじ111の上面図、図9(b)は図5乃至図8のA−A部の断面図である。冷却プレート101,102には、支持する基板1の中央に近い右上の位置に、図9(b)に示す貫通孔112が設けられている。冷却プレート103,104には、支持する基板1の中央に近い左上の位置に、図9(b)に示す貫通孔112が設けられている。冷却プレート105,106には、支持する基板1の中央に近い右下の位置に、図9(b)に示す貫通孔112が設けられている。冷却プレート107,108には、支持する基板1の中央に近い左下の位置に、図9(b)に示す貫通孔112が設けられている。
図9(b)において、貫通孔112の上端の周囲には段差部113が設けられ、貫通孔112の上端には傾斜部112aが形成されている。貫通孔112には固定ねじ111が挿入され、固定ねじ111は台110に設けたねじ穴114にねじ込まれている。固定ねじ111は、図9(b)に示す様に円錐形の頭部を有し、図9(a)に示す様に頭部の上面にねじを回すために六角穴が形成されている。各冷却プレートの固定ねじ111により台110に固定された位置では、固定ねじ111の円錐形の頭部の側面が、図9(b)に示す様に貫通孔112の上端の傾斜部112aに接触して、各冷却プレートの変位が防止される。
なお、貫通孔112の上端の傾斜部112aは、固定ねじ111の円錐形の頭部の側面との接触面積を大きくするために設けたものであり、貫通孔112の上端と固定ねじ111の円錐形の頭部の側面との接触面積が大きい場合には、必ずしも設ける必要がない。
図10(a)は押さえねじ115の上面図、図10(b)は図5乃至図8のB−B部の断面図である。冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108には、貫通孔112から離れた複数の位置に、図10(b)に示す貫通孔117が設けられている。
図10(b)において、貫通孔117の上端の周囲には段差部118が設けられている。貫通孔117には平座金116を介して押さえねじ115が挿入され、押さえねじ115は台110に設けたねじ穴119にねじ込まれている。押さえねじ115は、図10(b)に示す様に座面が平らな頭部を有し、図10(a)に示す様に頭部がねじを回すために六角形に形成されている。各冷却プレートの押さえねじ115により台110に取り付けられた位置では、押さえねじ115の頭部の平らな座面が平座金116を介して貫通孔117の回りを押さえているだけなので、貫通孔117の直径と押さえねじ115の軸部の直径との差だけ、各冷却プレートの変位が可能である。
なお、図5乃至図8では、冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108が23箇所で押さえねじ115により台110に取り付けられているが、冷却プレートを押さえねじ115により台110に取り付ける位置は、冷却プレートの大きさと押さえねじ115の強度により適宜決定することができる。
図4(a)において、基板支持装置10は、基板1を基板1より小さい複数の冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108で支持して冷却するので、各冷却プレートの熱膨張が、従来の基板とほぼ同じ大きさのテーブル全体の熱膨張に比べて小さくなる。また、複数の冷却プレートを、互いに所定の隙間dを設けて配置するので、各冷却プレートの横方向の膨張が隙間で吸収される。そして、各冷却プレートを、支持する基板1の中央に近い位置で台110に固定し、かつ固定した位置から離れた位置で伸縮可能に台110に取り付けるので、各冷却プレートが固定した位置を基準に伸縮する。従って、各冷却プレートの基板1の中央に近い位置での歪みが小さくなり、従来は最も大きかった基板1の中央での高さの変動が小さくなる。
図5乃至図8において、冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108の内部には、破線で示す冷却水通路130が設けられている。冷却水通路130に冷却水を流して、各冷却プレートを冷却する。冷却水通路130を流れる冷却水により各冷却プレートが冷却されるので、各冷却プレートの熱膨張がさらに小さくなる。
なお、冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108の上面には、基板1を真空吸着して固定するための吸着孔や、基板1の受け渡しを行うリフトピンが通る貫通孔が設けられているが、図5乃至図8ではこれらを省略している。
以上説明した実施の形態によれば、基板を基板より小さい複数の冷却プレート101,102,103,104,105,106,107,108で支持して冷却することにより、各冷却プレートの熱膨張を、従来の基板とほぼ同じ大きさのテーブル全体の熱膨張に比べて小さくすることができる。また、複数の冷却プレートを、互いに所定の隙間を設けて配置し、各冷却プレートを、支持する基板の中央に近い位置で台110に固定し、かつ固定した位置から離れた位置で伸縮可能に台110に取り付けることにより、各冷却プレートの基板の中央に近い位置での歪みを小さくすることができ、従来は最も大きかった基板の中央での高さの変動を小さくすることができる。従って、基板の表面の高さの変動を抑制することができる。
さらに、以上説明した実施の形態によれば、円錐形の頭部を有する固定ねじ111及び座面が平らな頭部を有する押さえねじ115を用いることにより、簡単な構成で、各冷却プレートを、支持する基板の中央に近い位置で台110に固定し、かつ固定した位置から離れた位置で伸縮可能に台110に取り付けることができる。
さらに、以上説明した実施の形態によれば、冷却プレートの内部に冷却水通路130を設け、冷却水通路130に冷却水を流して各冷却プレートを冷却することにより、各冷却プレートの熱膨張をさらに小さくすることができ、かつ熱の蓄積をなくすことができるので、基板の表面の高さの変動をさらに抑制することができる。
本発明は、フォトスペーサの高さ測定に限らず、基板の表面の高さの変動が問題となる常温より高い温度の基板の処理、検査又は測定に適用することができる。
本発明の一実施の形態による基板支持装置を用いた高さ測定装置の上面図である。 本発明の一実施の形態による基板支持装置を用いた高さ測定装置の側面図である。 光学ユニットの概略構成を示す図である。 図4(a)は本発明の一実施の形態による基板支持装置の上面図、図4(b),(c)は同側面図である。 冷却プレート101,102の上面図である。 冷却プレート103,104の上面図である。 冷却プレート105,106の上面図である。 冷却プレート107,108の上面図である。 図9(a)は固定ねじ111の上面図、図9(b)は図5乃至図8のA−A部の断面図である。 図10(a)は押さえねじ115の上面図、図10(b)は図5乃至図8のB−B部の断面図である。
符号の説明
1 基板
10 基板支持装置
11 ベース
12 Xガイド
13 X移動ベース
14 Yガイド
15 Y移動ベース
21 白色光源
22 集光レンズ
23 ハーフミラー
24 対物レンズ
25 収束レンズ
26 ピンホール
27 結像レンズ
28 CCDカメラ
101,102,103,104,105,106,107,108 冷却プレート
110 台
111 固定ねじ
112,117 貫通孔
113,118 段差部
114,119 ねじ穴
115 押さえねじ
116 平座金
120 脚部
130 冷却水通路

Claims (6)

  1. 基板を支持して冷却する基板より小さい複数の冷却プレートと、
    前記複数の冷却プレートを搭載する台とを備え、
    前記複数の冷却プレートは、互いに所定の隙間を設けて前記台上に配置され、
    各冷却プレートは、支持する基板の中央に近い位置で前記台に固定され、かつ固定された位置から離れた位置で伸縮可能に前記台に取り付けられたことを特徴とする基板支持装置。
  2. 各冷却プレートは、支持する基板の中央に近い位置及びそこから離れた位置に貫通孔を有し、支持する基板の中央に近い位置の貫通孔に通した円錐形の頭部を有するねじにより前記台に固定され、かつそこから離れた位置の貫通孔に通した座面が平らな頭部を有するねじにより前記台に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の基板支持装置。
  3. 各冷却プレートは、内部に、冷却水が流れる冷却水通路を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基板支持装置。
  4. 支持する基板より小さい複数の冷却プレートを、互いに所定の隙間を設けて台上に配置し、
    各冷却プレートを、支持する基板の中央に近い位置で台に固定し、かつ固定した位置から離れた位置で伸縮可能に台に取り付け、
    基板を基板より小さい複数の冷却プレートで支持して冷却することを特徴とする基板支持方法。
  5. 各冷却プレートの支持する基板の中央に近い位置及びそこから離れた位置に貫通孔を設け、
    支持する基板の中央に近い位置に設けた貫通孔に円錐形の頭部を有するねじを通して各冷却プレートを台に固定し、かつそこから離れた位置に設けた貫通孔に座面が平らな頭部を有するねじを通して各冷却プレートを台に取り付けることを特徴とする請求項4に記載の基板支持方法。
  6. 各冷却プレートの内部に冷却水通路を設け、冷却水通路に冷却水を流して各冷却プレートを冷却することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の基板支持方法。
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