JP2003224173A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2003224173A
JP2003224173A JP2002020711A JP2002020711A JP2003224173A JP 2003224173 A JP2003224173 A JP 2003224173A JP 2002020711 A JP2002020711 A JP 2002020711A JP 2002020711 A JP2002020711 A JP 2002020711A JP 2003224173 A JP2003224173 A JP 2003224173A
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Japan
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wafer
deposition
station
semiconductor manufacturing
reaction chamber
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JP2002020711A
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English (en)
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Shinji Marutani
新治 丸谷
Hidetoshi Takeda
英俊 武田
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Sumco Techxiv Corp
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送室内部に存在する副生成物のウェハへの
付着を抑制し、ウェハにSF(積層欠陥)が発生するこ
とを防止することができる機構を提供する。 【解決手段】 搬送室4内に成膜前のウェハ24を載置
する成膜前載置部13と、成膜後のウェハ24を載置す
る成膜後載置部12を、搬送ロボット21の旋回範囲1
1外に配設する。成膜前載置部13と成膜後載置部12
は搬送ロボット21中心と搬送室4入り口を結ぶ直線に
対し片側に位置し、成膜前載置部13の方をゲートバル
ブ6から遠い位置に設ける。そのため、反応室3で生じ
た副生成物のウェハ24への付着を抑制することができ
る。またウェハ24を搬送する距離が必要最小限で済む
ため、ウェハ支持ハンド8の振動が原因で発生するウェ
ハ24裏面の傷を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハ製造装置に
関し、特に、ウェハカセットを収納するロードロック室
から取り出したウェハを搬送室において搬送する機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】ウェハの表面にシリコンの結晶層を成長
させることにより、結晶欠陥がなく、所望の抵抗率を有
するシリコンウェハを製造する技術が知られている。こ
のシリコンの結晶層を成長させるための一般的な処理手
順において、ウェハはロードロック室に収納された室温
のウェハカセットから搬送ロボットにより取り出され、
反応室で高温処理され、その後ウェハは処理済ウェハと
して元のウェハカセットまたは別のウェハカセットに戻
される。ところが、高温処理の際の温度は1200°に
も達することから、処理直後のウェハは一般的なウェハ
カセットの耐熱温度を超えるウェハ温度となる。したが
って、反応室から取り出された処理直後のウェハを直接
ウェハカセットに戻すことはできない。
【0003】特表2001−510279号公報におい
ては、図17に示すように高温の反応炉から取り出した
成膜後ウェハを、ロードロック室109内のウェハカセ
ットまたは他のステーションに移送する前に、クーリン
グステーション112に載置し、クーリングガスをウェ
ハの上下面に吹き付けウェハを冷却し、その後ウェハカ
セットに戻している。また、その冷却中に次の成膜前ウ
ェハを反応炉に装填することを可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の技術
においては、いくつかの問題点があった。
【0005】1つのクーリングステーション112には
成膜前ウェハと成膜後ウェハが交互に載置される。とこ
ろが反応室にて成膜したウェハには、搬送室104へ取
り出すときに反応室の内壁などに付着している副生成物
が付着する。そのため、クーリングステーション112
に載置したときにウェハ支持ピンに転写したり、ガス噴
出し部に付着したりすることがあり、クーリングガスを
放出しても一部は残ったままになる。そのため、クーリ
ングステーション112から冷却したウェハを取り出し
た後、同じクーリングステーションに成膜前のウェハを
載置すると、残留していた副生成物がウェハに付着す
る。この副生成物が付着した成膜前ウェハをそのまま反
応室にて成膜処理すると、成膜したウェハにはSF(積
層欠陥)が発生し、ウェハ品質を悪化させるという問題
があった。
【0006】また、搬送室104内の気圧の方が反応室
内の気圧よりも若干高くなるように調整している。その
ため、ウェハを反応室へ出し入れする時に、ゲートバル
ブ106を開けると搬送室104から反応室へガスが流
れる。しかし、ゲートバルブ106を開けた瞬間にはガ
ス流れの乱れにより、反応室から搬送室104へガスが
逆流することがある。この逆流により反応室内の内壁に
付着していた副生成物が搬送室104へ流れ込むことが
ある。クーリングステーション112の位置は反応炉入
口に向かって左右両側で、それぞれ50°の位置に設置
されているが、ゲートバルブ106から近い位置にある
ため、クーリングステーション112に載置されている
成膜前ウェハに副生成物が付着する。その結果、前記と
同様にSFが発生し、ウェハ品質を悪化させるという問
題があった。
【0007】更に、クーリングステーション112の位
置は反応炉入口に向かって左右両側で、それぞれ50°
の位置に設置されているため、クーリングステーション
112から反応炉への出し入れだけでは移動角度が小さ
くて済む。しかし、ロードロック室109は反応室の反
対側にあり、ウェハがロードロック室109から取り出
され、反応室で成膜され、再びロードロック室109へ
戻されるまでの移動角度は、50°×2=100°分多
く移動しなければならない。そのため、移動時の振動に
よるウェハの裏面傷や位置ズレが発生しやすくなるとい
う問題があった。なお、当該内容については、後に詳述
する。
【0008】また、反応室へのウェハの移動は搬送ロボ
ット121のベルヌーイハンドで行うが、ガスをハンド
とウェハの間に流すため、吹き出したガスは搬送室10
4内や反応室内のガス流れを乱す。そのため、搬送室1
04や反応室の内壁に付着・堆積した反応ガスの副生成
物(パーティクル)を巻き上げてしまい、載置後のウェ
ハに付着させウェハ品質を悪化させる。更に、クーリン
グステーションでのウェハの冷却はウェハの上下からガ
スを噴出して行うが、搬送室104内でガスを噴出する
と搬送室104の底面などに堆積・付着しているパーテ
ィクルを巻き上げる。そのため、巻き上がったパーティ
クルは、ウェハの冷却が完了しガスの噴出しを止めたク
ーリングステーション上の成膜後ウェハの上下面に付着
したり、片方のクーリングステーション上の成膜前ウェ
ハの上下面に付着したりして、ウェハ品質を悪化させ
る。搬送室104内に堆積・付着したパーティクルは定
期的に清掃することで減らすことはできるが、清掃に要
する時間は数時間以上であり、また反応室で常に副生成
物が生成され、ウェハと共に搬送室104内に持ちこま
れるという問題もあった。
【0009】本出願に係る発明は、上記のような問題点
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは、成膜前載置部および成膜後載置部に載置され
たウェハに付着するパーティクルの量を抑制できる機構
を提供することにある。
【0010】また、本出願に係る発明の第2の目的は、
成膜前載置部に載置した際に、ウェハ支持ピンによりウ
ェハへ与えられる傷などのダメージを抑制する機構を提
供することにある。
【0011】さらに、本出願に係る発明の第3の目的
は、ウェハがロボットハンドに乗って移動する際に、ロ
ボットハンドの振動が原因で発生するウェハ裏面の傷や
ハンド上でのウェハのズレを抑制できる機構を提供する
ことにある。
【0012】また、本出願に係る発明の第4の目的は、
ウェハを反応室に載置する際に、高温の反応室内におい
てウェハへの金属汚染を低減し、さらにウェハを安定し
て反応室に搬送できる機構を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1の発明は、ウェハカセットを収納
するロードロック室と、ウェハの成膜処理を行う反応室
と、前記ウェハを支持する支持ハンドを備えた搬送ロボ
ットを内部に設置した搬送室と、を備えた半導体製造装
置において、成膜処理後のウェハを載置する成膜後載置
部とは別に、前記ウェハカセットから取り出した成膜処
理前のウェハを載置する成膜前載置部を備えることを特
徴とする半導体製造装置である。
【0014】また、本出願に係る第2の発明は、ウェハ
カセットを収納するロードロック室と、ウェハの成膜処
理を行う反応室と、前記ウェハを支持する支持ハンドを
備えた搬送ロボットを内部に設置した搬送室と、を備え
た半導体製造装置において、前記搬送室内に少なくとも
2以上のウェハ載置部が、前記搬送ロボットの旋回範囲
外にあり、それらが前記搬送ロボット中心と前記反応室
へウェハを出し入れする搬送室出入口を結ぶ直線に対し
片側に偏在することを特徴とする半導体製造装置であ
る。
【0015】更に、本出願に係る第3の発明は、前記ウ
ェハ載置部が、成膜処理前のウェハを載置する成膜前載
置部と、成膜処理後のウェハを載置する成膜後載置部と
からなる前記第2の発明に記載の半導体製造装置であ
る。
【0016】また、本出願に係る第4の発明は、前記成
膜前載置部が前記成膜後載置部よりも前記反応室から離
れた位置にあることを特徴とする前記第1または第3の
発明に記載の半導体製造装置である。
【0017】更に、本出願に係る第5の発明は、前記ウ
ェハ支持ハンドが、前記ウェハの下面を支持し、前記反
応室に侵入する部分が全て石英で構成されることを特徴
とする前記第1乃至4の発明の何れか1つに記載の半導
体製造装置である。
【0018】また、本出願に係る第6の発明は、前記成
膜後載置部はその下部に少なくとも1つの排気穴を有す
ることを特徴とする前記第1または第3の発明に記載の
半導体製造装置である。
【0019】更に、本出願に係る第7の発明は、前記成
膜前載置部においては、ウェハに直接接触する部位をウ
ェハよりも硬度が低い部材により構成することを特徴と
する前記第1または第3の発明に記載の半導体製造装置
である。
【0020】また、本出願に係る第8の発明は、前記成
膜前載置部と前記成膜後載置部の両方または何れか一方
に、前記ウェハのアライメント機構を備えることを特徴
とする前記第1または第3の発明に記載の半導体製造装
置である。
【0021】更に、本出願に係る第9の発明は、前記ア
ライメント機構は、ウェハの水平方向の変位量を測定す
る変位センサとウェハを水平方向に移動させる移動手段
と、を備えることを特徴とする前記第8の発明に記載の
半導体製造装置である。
【0022】また、本出願に係る第10の発明は、成膜
処理前のウェハを成膜前載置部に載置し、成膜処理後の
ウェハを成膜後載置部に載置するように、前記搬送ロボ
ットを制御する制御装置を備えることを特徴とする前記
第1または第3の発明に記載の半導体製造装置である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本出願に係る発明の一実施
の形態について、図1〜図16に基づいて詳細に説明す
る。図1および図2はそれぞれ、本発明に係る半導体製
造装置の概略構造を示す横断面図および縦断面図であ
る。両図において図面中央に搬送室4を図示している。
この搬送室4はウェハ24を搬送する搬送ロボット21
と、ウェハ24を載置する成膜前載置部13と成膜後載
置部12(図2では不図示)を含んでいる。搬送室4
は、搬送室出入口にゲートバルブ6を配置し、開閉可能
なゲートバルブ6を介して反応室3に接続する。更に搬
送室4は両図の図面右側に示すようにロードロック室9
に接続する。搬送室4とロードロック室9との接続部に
は、ゲートバルブを設けるのが一般的だが、本願におい
ては必須の要件ではないため、図示及び説明を省略す
る。
【0024】更に、ロードロック室9内にはウェハカセ
ット10を配置する。ウェハカセット10はその下部を
ウェハカセット昇降機構23に支持される。ウェハカセ
ット昇降機構23を垂直方向に移動可能とすることによ
り、特定のウェハ24を搬送ロボットに受け渡しするこ
とができる。ウェハ24はインゴットからスライス加工
され、研削工程、研磨工程を経てなり、薄い円板状をな
している。一例としては、直径200mm,厚さ0.7
〜0.75mm程度のものがある。
【0025】図1及び図2に示すように、搬送室4はそ
の周囲をフレーム19で覆っている。また、図2に示す
ように搬送室4の上面にはカバー20を被せている。更
に搬送室4の内部には、その中央にロボットアーム22
を備えた搬送ロボット21を配設している。搬送ロボッ
ト21の周囲には、反応室3で処理された後のウェハ2
4を載置する成膜後載置部12と、反応室3で処理され
る前のウェハ24を載置する成膜前載置部13を備えて
いる。成膜後載置部12は搬送ロボット21の中心から
反応室3の入口に向かって左側65°の位置に設置し、
成膜前載置部13の位置は同様に搬送ロボット21の中
心から反応室3の入口に向かって左側115°の位置に
設置する。
【0026】従来技術で説明した通り、ゲートバルブ6
を開閉したときに、反応室3内の雰囲気ガスが搬送室4
へ逆流し、反応室3内のパーティクルが搬送室4内に侵
入する。ところが、このように成膜前載置部13をゲー
トバルブ6から離れた位置に設置することにより、パー
ティクルが成膜前載置部13まで届かず、成膜前載置部
13に載置されたウェハ24に付着することがなくな
る。
【0027】また、成膜前載置部13と搬送ロボット2
1の間には排気口16を設けており、ここから搬送室4
内のパージガスと共にパーティクルを排気する。このよ
うに排気口16を成膜前載置部13に近い位置に設けて
いるため、特に成膜前載置部13周囲をクリーンな状態
に保つことができ、成膜前のウェハ24にパーティクル
が付着することを抑制することができる。
【0028】搬送ロボット21は、その本体17及び、
本体17に接続したロボットアーム22から構成してい
る。ロボットアーム22は搬送ロボット本体17に直接
接続されている第1のロボットアーム36及び、第1の
ロボットアーム36に直接接続されている第2のロボッ
トアーム37及び、第2のロボットアーム37に直接接
続されている第3のロボットアーム38から構成してい
る。
【0029】第1のロボットアーム36及び第2のロボ
ットアーム37はステンレスなどの金属から構成する。
第3のロボットアーム38はウェハ24を支持するため
のウェハ支持ハンド8を含み、このウェハ支持ハンド8
は全体を石英で構成している。搬送ロボット本体17と
第1のロボットアーム36の接続部分、第1のロボット
アーム36と第2のロボットアーム37の接続部分、第
2のロボットアーム37と第3のロボットアーム38の
接続部分にはそれぞれモータを配設し、各ロボットアー
ムを回転制御可能としている。
【0030】搬送ロボット21は第1〜第3のロボット
アーム36〜38を回転させることにより、ウェハ支持
ハンド8を自在に回転・伸縮させウェハ24をロードロ
ック室9、成膜前載置部13、反応室3、成膜後載置部
12へと搬送する。また、このときの搬送ロボット21
の旋回範囲11を図1に点線で示している。更に、搬送
ロボット本体17に昇降機構を設け、ロボットアームを
上下動可能としている。図示していないが、搬送ロボッ
ト21の第1〜第3のロボットアーム36〜38を駆動
させるモータは制御部に接続されており、制御部からの
指令によりモータの回転を制御し、ウェハ支持ハンド8
の移動経路を指定する。
【0031】次にウェハ支持ハンド8について図3
(a)(b)(c)を用いて説明する。図3(a)はウ
ェハ支持ハンド8の平面図であり、ウェハ支持ハンド8
は全て石英で構成している。図3(b)はウェハ支持ハ
ンド8の側面図であり、図3(c)はウェハ支持ハンド
8の他、ロボットアーム22及び反応室3を示した平面
図である。ウェハ支持ハンド8は反応室3に侵入する反
応室侵入部27の材質をすべて石英で構成する。石英は
金属含有量が小さいため、高温の反応室3内でのウェハ
24への金属汚染を低減している。また、加熱ランプ光
を透過するため反応室3に侵入したときにランプ光を遮
ることがなく、温度変化が小さくなる。また、石英は熱
膨張率が小さいため高温の反応室3内でもハンドの変形
が少なく、ウェハ24の位置ズレを小さくでき、ウェハ
24を安定して反応室3に搬送することができる。
【0032】このウェハ支持ハンド8の根元の部分をス
テンレスなどの金属板にネジ2で固定する。この金属板
の形状はウェハ支持ハンド8を確実に固定できるもので
あればどのような形状でも良い。本実施例においては4
本のネジ2と、ステンレス製のL字型部材と緩衝部材及
び板材でコの字型に固定している。L字型部材の上にウ
ェハ支持ハンド8を載置し、その上に緩衝部材を配置し
て上部から板材で挟み、板材を通してネジ2をL字型部
材にねじ込んでコの字型に固定する。上記固定構造によ
り、石英製のウェハ支持ハンド8の根元の部分に特段の
加工を施さずにウェハ支持ハンド8を固定することが出
来る。
【0033】そして、ウェハ支持ハンド8を固定した金
属部分(L字型部材)を第2のロボットアーム37の先
端に回転自在に取り付ける。この回転は制御可能であ
り、第2のロボットアーム37の先端に垂直軸を中心に
回転制御可能なモータを回転不可能に固定し、このモー
タの軸上にウェハ支持ハンド8を固定し制御しても良
い。或いは搬送ロボット本体17に動力源をまとめて設
置し、第1のロボットアーム36及び第2のロボットア
ーム37内部にベルトとプーリーを設けて、動力を伝達
し制御しても良い。
【0034】次に成膜後載置部12について図4(a)
(b)を用いて説明する。図4(a)は成膜後載置部1
2の平面図であり、図4(b)は縦断面図である。成膜
後載置部12には反応室3で高温処理された高温のウェ
ハ24を載置するための3つの石英ピン30(図4
(b)においては、2個しか図示されていない)を備え
ている。これらの石英ピン30は高温のウェハ温度に耐
えられるように石英で構成している。
【0035】この3つの石英ピン30はそれぞれその下
端を、先端が円筒状の3本の垂直に立てられた棒32
(図4(b)においては、2個しか図示されていない)
の上端に嵌め込み固定している。3本の棒32は水平に
支持された3本のアーム33によりそれぞれその下端を
支持される。この3本のアーム33は成膜後載置部12
の中心から120°ずつの角度で放射状に配置し、成膜
後載置部12の中心に集まる根元部分をナット35で固
定する。
【0036】更にその下部には不図示の真空ポンプに接
続された排気穴15と連続する排気口14を設け、成膜
後のウェハ24に付着しているパーティクルを排気34
と共に排気穴15から排出している。従来技術の装置に
おいてはクーリングステーションを二個設けていたが、
成膜前のウェハ24を載置するクーリングステーション
と成膜後のウェハ24を載置するクーリングステーショ
ンとを使い分けてはいなかった。しかし、本願発明は成
膜前のウェハ24のみを載置する成膜前載置部13を成
膜後載置部12とは別に設けているため、成膜後のウェ
ハ24に付着しているパーティクルは上述の排気穴15
から排気され、成膜前載置部13まで飛来することが無
くなり、成膜前ウェハ24に付着することがなくなる。
また、このような成膜後載置部12の下部を剛体よりな
る支持フレーム19で固定している。
【0037】次に、成膜後載置部12にウェハ24を載
置する動作について説明する。図5(a)に示すよう
に、反応室3で成膜したウェハ24を石英製のウェハ支
持ハンド8の上に載せ、搬送ロボット21により成膜後
載置部12に向かって搬送する。(ステップ1)
【0038】その後、図5(b)に示すように成膜後載
置部12の直上にウェハ支持ハンド8を移動する。この
とき図6(a)にその平面図で示すように、ウェハ支持
ハンド8は、3本の石英ピン30の投影面内に配置され
ない位置に停止させる。(ステップ2)
【0039】その後、図5(c)に示すように、ウェハ
支持ハンド8を下降させ、石英ピン30の上端位置より
も低い位置まで下降する。石英ピン30がウェハ24の
裏面に接触してウェハ24を支持し、ウェハ支持ハンド
8上に載置されていたウェハ24が石英ピン30上へと
移載され、ウェハ24は3本の石英ピン30によって支
持された状態となる。(ステップ3)
【0040】そして、図5(d)に示すように、ウェハ
支持ハンド8を成膜後載置部12から抜き出し、後退さ
せる。高温のウェハ24は成膜後載置部12において自
然冷却される。(ステップ4)
【0041】従来技術によれば、高温のウェハ24の冷
却はウェハ24の上下からクーリングガスを噴出して行
っていた。そのため、搬送室4の底面などに堆積・付着
しているパーティクルを巻き上げてしまい、巻き上がっ
たパーティクルがウェハ24上下面に付着し、ウェハ品
質を悪化させていた。本願発明によれば、ウェハ24を
成膜後載置部12に載置した状態で自然冷却のみで冷却
を行うことで、パーティクルの巻上げが無く、ウェハ2
4へのパーティクル付着を最小限に低減することができ
る。また、排気口14から吸気することにより、パーテ
ィクルを巻き上げることなくウェハ24を冷却させるこ
とができ、さらに、石英ピン30に付着しているパーテ
ィクルを排気穴15から排出することができる。
【0042】次に成膜前載置部13について図7〜9を
用いて説明する。図7はウェハ支持ハンド8及び成膜前
載置部13の平面図であり、図8(a)は成膜前載置部
13の縦断面図である。成膜前載置部13にはロードロ
ック室9から取り出した成膜前のウェハ24を載置する
ための樹脂で構成した3つの樹脂ピン31(図8(a)
においては、2個しか図示されていない)を備えてい
る。従来技術ではウェハ載置部を成膜前載置部13と成
膜後載置部12に分けていなかったため、ウェハ支持用
のピンは耐熱性を持った石英などの硬度が高いピンを使
用していた。そのため、ウェハ24の裏面に傷などを発
生させることがあった。
【0043】本願発明によればウェハ載置部を成膜前載
置部13と成膜後載置部12に分け、成膜前載置部13
にはロードロック室9から取り出された成膜前の常温の
ウェハ24のみを載置するため、ウェハ支持用のピンは
樹脂などの硬度が小さい部材にすることができ、ウェハ
24へ傷などのダメージを減らすことができる。
【0044】3本の樹脂ピン31はそれぞれその下端
を、先端が円筒状の3本の垂直に立てられた棒39(図
8(a)においては、2本しか図示されていない)の上
端に嵌め込み固定している。3本の棒39は剛体支持フ
レームであるフレーム19によりその下端を固定してい
る。
【0045】また、図9に示すようにフレーム19には
L字型のセンサ支持用フレーム28をネジ47により固
定している。さらに、このセンサ支持用フレーム28の
上部にウェハ変位測定センサ41を固定している。図9
に示すように、ウェハ変位測定センサ41は、ウェハ2
4の上方に設けたレーザ照射部41aからレーザを照射
し、ウェハ24の下方に設けたレーザ受光部41bによ
りレーザを受光して、ウェハ24外径部分のX軸方向の
変位Xを測定する。
【0046】成膜前載置部13の中央には、ウェハ24
を昇降させる支持パッド45及びOリング43を備えて
いる。支持パッド45はOリング43を嵌め込むための
窪みを周縁部に有しており、ウェハ24は支持パッド4
5に嵌め込まれたOリング43により支持される。支持
パッド45はステンレスよりなる円板部材であり、その
直径はウェハ24よりも小さい。また、Oリング43は
弾性を有する樹脂やゴムよりなる。Oリング43には成
膜前のウェハ24のみを載置するため、耐熱性は不要で
ある。
【0047】後述のように、支持パッド45及びOリン
グ43は支持パッド回転中心26とウェハ中心25との
ズレを測定するため、ウェハ24を樹脂ピン31から持
ち上げるべく上下動する。また支持パッド45及びOリ
ング43はこのズレを測定する間、ウェハ24の板面と
平行な面内において、鉛直軸を回転中心として回転動
し、更にこの測定されたズレを補正するために図8
(a)の奥行き方向に並行移動する。
【0048】支持パッド45の下面には、支持パッド4
5を水平に支持し回転軸となるシャフト42を固定す
る。シャフト42は、その軸心と支持パッド45の円板
中心とが一致する位置に垂直に配置されており、シャフ
ト42の回転により支持パッド45が回転する。シャフ
ト42への回転は、回転駆動機構によって与えられる。
【0049】シャフト42はブラケット51を挿通して
おり、ベアリング50によって回転動自在に支持されて
いる。シャフト42は、ブラケット51に対して、独立
して上下方向に移動しないように支持されている。
【0050】次に、昇降機構について説明する。図8
(a)に示すように、成膜前載置部13の外周には剛体
支持フレームであるフレーム19が配置されている。フ
レーム19には、ネジ29によって垂直下方に向けブラ
ケット46が固定されている。ブラケット46には、そ
の下端部に、上方に向けて上下動可能な上下動シリンダ
49を支持している。上下動シリンダ49のロッドの上
端にはプレート48が配置されており、プレート48は
上下動シリンダ49によってその下端が支持されてい
る。そして、ポンプ53を作動させることにより上下動
シリンダ49のロッドが上下動し、ロッドの上端によっ
てプレート48が下方から押し上げられ、プレート48
が上下動を行う。
【0051】また、プレート48の側面には昇降動作時
のガイドとなる凹状のアリ溝を設けたガイド部材62を
設けており、ブラケット46に垂直方向にわたって設け
た凸状のガイドレール63に嵌合している。そして、プ
レート48は、ガイドレール63に案内され、安定した
状態で前記上下動シリンダ49によって昇降動する。
【0052】図8(b)は水平移動機構(X軸)の概略
図である。プレート48には、図8(b)に示すように
水平方向に向けてその回転軸を配置した状態で、水平移
動用モータ(X軸)57を固定している。水平移動用モ
ータ(X軸)57はその回転軸の延長上において、カッ
プリング58によりねじ送り機構用の雄ネジ59と結合
している。そして、水平移動用モータ(X軸)57の回
転によって回転軸上に設けられた雄ネジ59は、その場
で回転する。
【0053】雄ネジ59には、ブラケット51の側部に
回転不能に固定された雌ネジ60が嵌合しており、雄ネ
ジ59の回転動によって雌ネジ60が水平移動する。雌
ネジ60はブラケット51に固定されているため、雄ネ
ジ59の回転によって雌ネジ60と共にブラケット51
が水平方向に水平移動する。また、図8(a)に示すよ
うにブラケット51の側面には水平移動動作時のガイド
となる凹状のアリ溝を設けたガイド部材64を設けてお
り、プレート48に水平方向にわたって設けた凸状のガ
イドレール65に嵌合している。そして、ブラケット5
1は、ガイドレール65に案内され、安定した状態で前
記ねじ送り機構によって水平方向にねじ送りされる。
【0054】更に、ブラケット51には、シャフト42
駆動用の回転駆動用モータ(θ軸)66を設けている。
回転駆動用モータ(θ軸)66の回転軸は垂直下方に向
けて配置され、その下端には駆動プーリー55を固定し
ている。また、シャフト42の下端部外周にもプーリー
54を設けており、駆動プーリー55からシャフト42
のプーリー54にわたって、環状のタイミングベルト5
6が掛けられている。回転駆動用モータ(θ軸)66の
駆動によって駆動プーリー55が回転し、駆動プーリー
55の回転に従ってタイミングベルト56を介してプー
リー54及びシャフト42が回転を行う。なお、本例で
は駆動プーリー55とプーリー54を用いているが、駆
動ギヤとギヤを用いて直接噛み合わせる構造であっても
良い。
【0055】上下動シリンダ49,水平移動用モータ
(X軸)57,回転駆動用モータ(θ軸)66は、装置
内若しくは装置とは別途に設けた制御部52に接続され
ている。制御部52はエアシリンダ用ポンプ53の圧力
制御を行うことにより、支持パッド45の昇降動をコン
トロールする。また、制御部52は水平移動用モータ
(X軸)57の回転を制御することにより、支持パッド
45のX軸方向の水平移動をコントロールする。更に、
制御部52は回転駆動用モータ(θ軸)66の回転を制
御することにより、支持パッド45の回転の角度及び回
転数をコントロールする。この制御部52は、装置内に
設けたものであっても、装置とは別に設けた例えばパー
ソナルコンピュータ等のコントロール装置であっても良
い。また、制御部52をディスプレイに接続することに
より、支持パッド45の昇降状態や水平移動・回転動情
報をグラフィカルに若しくは数値的にディスプレイに表
示して、作業者がディスプレイの表示を確認しながら作
業を行えるようにしても良く、自動で制御しても良い。
【0056】次に、図9〜14を用いて、成膜前載置部
13に載置されたウェハ24のズレを修正するアライナ
機構の動作説明を行う。図10〜14は、本動作の遷移
の様子を模式的に示した図である。本動作説明において
は、昇降機構や回転駆動機構の機械的な動作の説明は省
略し、支持パッド45およびウェハ支持ハンド8とウェ
ハ24との動作関係、及び、それらの位置関係について
のみ説明する。
【0057】最初の動作において図10(a)に示すよ
うに搬送ロボット21はウェハ24をロードロック室9
から取り出し石英製のウェハ支持ハンド8の上に載せ、
成膜前載置部13に向かって搬送する。(ステップ1)
【0058】このとき、ウェハ24は、ウェハ支持ハン
ド8上でズレた状態で搬送される場合が多い。そのた
め、図10(b)に示すように成膜前載置部13の直上
にウェハ支持ハンド8を移動したときも、ウェハ24は
正確に成膜前載置部13の真上に配置されていない場合
がある。尚、このときウェハ支持ハンド8は、図6
(b)にその平面図で示すように、3本の樹脂ピン31
の投影面内に配置されない位置に停止させる。(ステッ
プ2)
【0059】その後、図10(c)に示すように、ウェ
ハ支持ハンド8を下降させ、樹脂ピン31の位置よりも
低い位置まで下降する。すると樹脂ピン31がウェハ2
4の裏面に接触してウェハ24を支持し、ウェハ支持ハ
ンド8上に載置されていたウェハ24が樹脂ピン31上
へと移載され、ウェハ24は3本の樹脂ピン31によっ
て支持された状態となる。ところが、この際ウェハ24
はウェハ中心25と支持パッド回転中心26が正確に一
致していない状態で成膜前載置部13に載置される。
(ステップ3)
【0060】そして図10(d)に示すように、ウェハ
支持ハンド8を成膜前載置部13から抜き出す。(ステ
ップ4)
【0061】その後、図11(a)に示すように上下動
シリンダ49を駆動させることにより、支持パッド45
を上昇させる。支持パッド45が上昇するに従ってウェ
ハ24の裏面が支持パッド45に嵌め込まれたOリング
43に接触し、ウェハ24が樹脂ピン31上から支持パ
ッド45上へ移載される。
【0062】その後、回転駆動用モータ(θ軸)66を
駆動させることにより支持パッド45と共にウェハ24
を回転させる。このとき図9に示すようにウェハ24を
回転させながら、ウェハ変位測定センサ41は支持パッ
ド回転中心26とウェハ24の外周との距離を測るため
Xの値を測定する。測定の結果、Xの値が最も大きいウ
ェハ角度、即ち、支持パッド回転中心26とウェハ24
の外周との距離が最大となるウェハ角度をX軸方向に合
わせ回転位置を停止する。(ステップ5)
【0063】図14はその状態を図示したものである。
同図から分かるように、この位置で回転を停止すると支
持パッド回転中心26とウェハ中心25はX軸方向に一
直線に並ぶ。そのため、支持パッド回転中心26とウェ
ハ中心25はX軸と直交する方向にはズレていない状態
となる。
【0064】前記位置で停止した後、図11(b)に示
すようにウェハ支持パッド45をX軸方向にX1だけ移
動させる。この移動は水平移動用モータ(X軸)57を
回転させることにより行われ、載置部中心とウェハ中心
25が一致する点で停止させる。この動作により支持パ
ッド回転中心26とウェハ中心25は正確に位置合わせ
された状態となる。ウェハ24は円形であることから、
この移動距離X1はステップ5で測定したXの最大値及
び最小値の差の2分の1で与えられる。(ステップ6)
【0065】その後、図11(c)に示すように上下動
シリンダ49を駆動させることにより、支持パッド45
を下降させる。支持パッド45が下降するに従ってウェ
ハ24の裏面が樹脂ピン31に接触し、ウェハ24が支
持パッド45上から樹脂ピン31上へ移載される。(ス
テップ7)
【0066】支持パッド45を下降させた後、図12
(a)に示すように支持パッド45をX軸方向に移動さ
せ載置部中心まで戻す。この移動も水平移動用モータ
(X軸)57を回転させることにより行われる。(ステ
ップ8)
【0067】支持パッド45を載置部中心まで戻した
後、図12(b)に示すように支持パッド45を上昇さ
せる。そして支持パッド45でウェハ24を支持し、支
持パッド45と共にウェハ24を回転させる。図9に示
すようにウェハ24が回転している間、ウェハ変位測定
センサ41はウェハ24の変位量にあたるXの値を再測
定する。その結果、Xの値が一定、即ち、ウェハ中心2
5が支持パッド回転中心26と正確に一致していること
が確認されたら、ウェハ24のノッチ位置を目安に支持
パッド45の回転を所定の位置で停止させる。(ステッ
プ9)
【0068】もし、Xの値が一定でない、即ち、ウェハ
24が位置ズレを起こしていることが確認されたらステ
ップ5に戻りXの値が最も大きい位置、即ち、支持パッ
ド回転中心26とウェハ24の外周との距離が最大とな
るウェハ角度をX軸方向に合わせ回転位置を停止し、そ
の後ステップ6から同様の手順を行う。
【0069】その後、図13(a)に示すように支持パ
ッド45を下降させ、ウェハ24を樹脂ピン31上に載
置する。このとき載置部中心とウェハ中心25は完全に
一致し、ウェハノッチ40も正確に位置合わせされた状
態となっている。(ステップ10) 支持パッド45を下降させた後、図13(b)に示すよ
うにウェハ支持ハンド8をウェハ24の真下に侵入させ
る。(ステップ11)
【0070】その後、図13(c)に示すように、ウェ
ハ支持ハンド8を樹脂ピン31の位置よりも高い位置ま
で上昇させる。するとウェハ支持ハンド8がウェハ24
の裏面に接触してウェハ24を支持し、樹脂ピン31に
載置されていたウェハ24がウェハ支持ハンド8上へと
移載され、ウェハ24はウェハ支持ハンド8によって支
持された状態となる。このときウェハ24は正確にウェ
ハ支持ハンド8のウェハ24支持部中心に乗っている。
(ステップ12)
【0071】そして、図13(d)に示すようにウェハ
支持ハンド8と共にウェハ24を成膜前載置部13から
後退させる。
【0072】なお、本実施例においては成膜前載置部1
3にアライナ機構を設けた例について説明しているが、
成膜後載置部12にも同様にアライナ機構を設けること
ができる。成膜後載置部12にアライナ機構を設ける構
造は、成膜前載置部13にアライナ機構を設ける構造と
基本的に同様である。成膜後載置部12にアライナ機構
を設けることで、ロードロック室9内のカセットへウェ
ハを戻す際のカセットとウェハの干渉を低減することが
できる。
【0073】次に反応室3について図1及び図2を用い
て説明する。反応室3はゲートバルブ6を介して搬送室
4と接続されており、周囲はベルジャ7で覆われてい
る。反応室3はゲートバルブ6の開閉により密閉構造を
保っている。また、反応室3内にはウェハ24を上部に
支持するサセプタ5を収納している。サセプタ5は上方
から見ると円板形状をしており、その直径はウェハ24
よりも大きく、サセプタ5の上面にはウェハ24が収納
される円形状のウェハ収納用凹部を設けている。サセプ
タ5は、本例においては炭素Cの基材に炭化シリコンS
iCの被膜を施したものであり、ウェハ24を加熱する
際にウェハ24全体の温度を均一に保つ均熱盤としての
役割を果たす。そして、サセプタ5はエピタキシャル層
成長処理操作の間、ウェハ24の板面と平行な面内にお
いて、垂直軸を回転中心として回転動をする。
【0074】図2に示すようにサセプタ5の下面には、
サセプタ5を水平に支持し回転軸となるサセプタ支持棒
18が当接する。サセプタ支持棒18は、その軸心とサ
セプタ5の円板中心とが一致する位置に垂直に配置され
ており、サセプタ支持棒18の回転によりサセプタ5が
回転する。サセプタ支持棒18への回転は、図示されて
いない回転駆動機構によって与えられる。
【0075】ウェハ24は石英製のウェハ支持ハンド8
上に載せられ反応室3内に搬入される。なお、説明の都
合上、反応室3の下部に設けられたサセプタ5駆動装
置、および反応室3内にウェハ24を搬入出するための
アーム33駆動装置の図示を省略している。
【0076】〔本願の搬送動作〕次に本願発明に係る搬
送ロボット21によるウェハの搬送動作について図15
及び表1を用いて説明する。
【表1】
【0077】最初の動作において搬送ロボット21はウ
ェハ支持ハンド8を図15ののステーションまで移動
させる。次に、ウェハ支持ハンド8はのステーション
であるロードロック室9内に入り、ウェハの下まで伸び
る。既に述べたように、ウェハカセット10は垂直に移
動可能となっており、ウェハカセット10が下降するこ
とによりウェハ支持ハンド8は第1のウェハを支持す
る。その後ウェハ支持ハンド8はのステーションまで
戻り(LL出し(1))、反応室3手前ののステーシ
ョンまで第1のウェハを支持したまま160°移動す
る。次にウェハ支持ハンド8はのステーションである
反応室3まで移動し第1のウェハをサセプタ5上に載置
し(LOAD(1))、のステーションまで戻って来
る。
【0078】第1のウェハが反応室3内で成膜処理され
ている間、ウェハ支持ハンド8はのステーションまで
160°移動し、ロードロック室9内のステーション
まで伸びた後、第2のウェハを取りだし、のステーシ
ョンまで戻って来る(LL出し(2))。その後、ウェ
ハ支持ハンド8は第2のウェハを支持したまま、のス
テーションまで45°移動し、のステーションまで移
動後、成膜前載置部13に第2のウェハを載置しての
ステーションまで戻って来る。既に述べたように、成膜
前載置部13に載置されている間に第2のウェハはアラ
イナ機構により所定の位置に位置合わせされる。
【0079】次にウェハ支持ハンド8はのステーショ
ンまで115°移動し、のステーションである反応室
3内まで伸びた後、成膜処理が終了した第1のウェハを
サセプタ5上から取り出し(UNLOAD(1))、
のステーションまで戻って来る。その後ウェハ支持ハン
ド8はのステーションまで65°移動し、のステー
ションである成膜後載置部12まで伸びた後、第1のウ
ェハを成膜後載置部12に載置し、のステーションま
で戻って来る。
【0080】次にウェハ支持ハンド8はのステーショ
ンまで50°移動し、のステーションである成膜前載
置部13まで伸び、アライナ機構により位置合わせされ
た第2のウェハを取り出した後、のステーションまで
戻って来る。その後ウェハ支持ハンド8はのステーシ
ョンまで115°移動し、のステーションまで伸びた
後、第2のウェハをサセプタ5上に載置し(LOAD
(2))、のステーションまで戻って来る。
【0081】第2のウェハが反応室3内で成膜処理され
ている間、ウェハ支持ハンド8はのステーションまで
65°移動した後、のステーションである成膜後載置
部12から自然冷却された第1のウェハを取り出し、
のステーションまで戻って来る。その後、ウェハ支持ハ
ンド8は第1のウェハを支持したままのステーション
まで95°移動した後、のステーションまで伸びる。
ウェハ支持ハンド8がのステーションで停止した後、
ウェハカセット10が上昇することによりウェハカセッ
ト10はウェハ支持ハンド8上の第1のウェハを支持す
る。ウェハ支持ハンド8はこのように第1のウェハをロ
ードロック室9に戻して(LL入れ(1))、のステ
ーションまで戻って来る。
【0082】次にウェハ支持ハンド8はのステーショ
ンまで伸び、第3のウェハを取りだした後、のステー
ションまで戻って来る(LL出し(3))。その後は同
様の手順を繰り返し、第5のウェハまで成膜処理しウェ
ハカセット10に戻す。なお、2つのロードロック室9
内のウェハカセット10を、成膜前ウェハ用と成膜後ウ
ェハ用に分けて使用しても良いことは言うまでもない。
【0083】〔従来機の搬送動作]次に従来技術に係る
搬送ロボット21によるウェハの搬送動作について図1
6及び表1を用いて説明する。
【0084】最初の動作において搬送ロボット21はウ
ェハ支持ハンド8を図16ののステーションまで移動
させる。次に、ウェハ支持ハンド8はのステーション
であるロードロック室9内に入り、ウェハの下まで伸び
る。するとウェハカセット10が下降し、ウェハ支持ハ
ンド8は第1のウェハを支持する。その後ウェハ支持ハ
ンド8はのステーションまで戻り(LL出し
(1))、反応室3手前ののステーションまで第1の
ウェハを支持したまま160°移動する。次にウェハ支
持ハンド8はのステーションである反応室3まで移動
し第1のウェハをサセプタ5上に載置し(LOAD
(1))、のステーションまで戻って来る。
【0085】第1のウェハが反応室3内で成膜処理され
ている間、ウェハ支持ハンド8はのステーションまで
160°移動し、ロードロック室9内のステーション
まで伸びた後、第2のウェハを取りだし、のステーシ
ョンまで戻って来る(LL出し(2))。その後、ウェ
ハ支持ハンド8は第2のウェハを支持したまま、のス
テーションまで210°移動し、のステーションまで
移動後、クーリングステーション61に第2のウェハを
載置してのステーションまで戻って来る。
【0086】次にウェハ支持ハンド8はのステーショ
ンまで50°移動し、のステーションである反応室3
内まで伸びた後、成膜処理が終了した第1のウェハをサ
セプタ5上から取り出し(UNLOAD(1))、の
ステーションまで戻って来る。その後ウェハ支持ハンド
8はのステーションまで50°移動し、のステーシ
ョンまで伸びた後、第1のウェハをクーリングステーシ
ョン61に載置し、のステーションまで戻って来る。
【0087】次にウェハ支持ハンド8はのステーショ
ンまで100°移動し、のステーションまで伸び、ク
ーリングステーション61に載置された第2のウェハを
取り出した後、のステーションまで戻って来る。その
後ウェハ支持ハンド8はのステーションまで50°移
動し、のステーションまで伸びた後、第2のウェハを
サセプタ5上に載置し(LOAD(2))、のステー
ションまで戻って来る。
【0088】第2のウェハが反応室3内で成膜処理され
ている間、ウェハ支持ハンド8はのステーションまで
50°移動した後、のステーションであるクーリング
ステーション61からクーリングガスにより冷却された
第1のウェハを取り出し、のステーションまで戻って
来る。その後、ウェハ支持ハンド8は第1のウェハを支
持したままのステーションまで110°移動した後、
のステーションまで伸びる。ウェハ支持ハンド8が
のステーションで停止した後、ウェハカセット10が上
昇することによりウェハカセット10はウェハ支持ハン
ド8上の第1のウェハを支持する。ウェハ支持ハンド8
はこのように第1のウェハをロードロック室9に戻して
(LL入れ(1))、のステーションまで戻って来
る。
【0089】次にウェハ支持ハンド8はのステーショ
ンまで伸び、第3のウェハを取りだした後、のステー
ションまで戻って来る(LL出し(3))。
【0090】その後、ウェハ支持ハンド8は第3のウェ
ハを支持したまま、のステーションまで110°移動
し、のステーションまで移動後、クーリングステーシ
ョン61に第3のウェハを載置してのステーションま
で戻って来る。
【0091】次にウェハ支持ハンド8はのステーショ
ンまで50°移動し、のステーションである反応室3
内まで伸びた後、成膜処理が終了した第2のウェハをサ
セプタ5上から取り出し(UNLOAD(2))、の
ステーションまで戻って来る。その後ウェハ支持ハンド
8はのステーションまで50°移動し、のステーシ
ョンまで伸びた後、第2のウェハをクーリングステーシ
ョン61に載置し、のステーションまで戻って来る。
【0092】次にウェハ支持ハンド8はのステーショ
ンまで100°移動し、のステーションまで伸び、ク
ーリングステーション61に載置された第3のウェハを
取り出した後、のステーションまで戻って来る。その
後ウェハ支持ハンド8はのステーションまで50°移
動し、のステーションまで伸びた後、第3のウェハを
サセプタ5上に載置し(LOAD(3))、のステー
ションまで戻って来る。
【0093】第3のウェハが反応室3内で成膜処理され
ている間、ウェハ支持ハンド8はのステーションまで
50°移動した後、のステーションであるクーリング
ステーション61からクーリングガスにより冷却された
第2のウェハを取り出し、のステーションまで戻って
来る。その後、ウェハ支持ハンド8は第1のウェハを支
持したままのステーションまで210°移動した後、
のステーションまで伸び、第2のウェハをロードロッ
ク室9に戻して(LL入れ(2))、のステーション
まで戻って来る。
【0094】次にウェハ支持ハンド8はのステーショ
ンまで伸び、第4のウェハを取りだした後、のステー
ションまで戻って来る(LL出し(4))。その後は同
様の手順を繰り返し、第5のウェハまで成膜処理しウェ
ハカセット10に戻す。
【0095】[従来機と本願発明の比較結果]上述のよ
うに第5のウェハの成膜処理が完了しウェハが載置部に
載置されるまでに、本願の装置の場合には搬送ロボット
21が移動する角度は2745°であり、従来機の31
10°に比し少ない。またウェハがロボットハンドに乗
って移動する距離は本実施例では1550°であり従来
機の2100°に比し少ない。このようにウェハ載置部
が一方のサイドに位置することで、搬送ロボット21の
旋回角度が小さくなり、ウェハがロボットハンドに乗っ
て移動する距離が短くなる。そのため旋回移動中のロボ
ットハンドの振動が原因で発生するウェハ裏面の傷やハ
ンド上でのズレを抑制することができる。
【0096】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。 本発明における半導体製造装置
は、ウェハカセット10を収納するロードロック室9
と、ウェハ24の成膜処理を行う反応室3と、ウェハ2
4を支持する支持ハンド8を備えた搬送ロボット21を
内部に設置した搬送室4と、を備える。更に、成膜処理
後のウェハ24を載置する成膜後載置部12とは別に、
ウェハカセット10から取り出した成膜処理前のウェハ
24を載置する成膜前載置部13を備える。
【0097】また、ウェハカセット10を収納するロー
ドロック室9と、ウェハ24の成膜処理を行う反応室3
と、ウェハ24を支持する支持ハンド8を備えた搬送ロ
ボット21を内部に設置した搬送室4と、を備えた半導
体製造装置において、搬送室4内に少なくとも2以上の
ウェハ載置部が、搬送ロボット21の旋回範囲11外に
あり、それらが搬送ロボット21中心と搬送室4出入口
を結ぶ直線に対し片側に偏在することを特徴とする。さ
らに、ウェハ載置部は、成膜処理前のウェハ24を載置
する成膜前載置部13と、成膜処理後のウェハ24を載
置する成膜後載置部12とからなる。また、成膜前載置
部13が成膜後載置部12よりも反応室3から離れた位
置にある。
【0098】さらに、支持ハンド8が、ウェハ24の下
面を支持し、反応室3に侵入する部分が全て石英で構成
される。また、ウェハ載置部は、ウェハ24を略水平状
態にウェハ24下面を支持する部材からなり、成膜後載
置部12のウェハ支持部材は、1つ以上の高温耐熱部材
からなる。この高温耐熱部材は、石英、セラミック、S
iCなどからなる。
【0099】また、成膜後載置部12はその下部に少な
くとも1つの排気穴15を有する。さらに、成膜前載置
部13はウェハ24よりも硬度が低い少なくとも一つの
部材からなり、このウェハ24よりも硬度が低い部材は
フッ素系樹脂に代表される樹脂やゴムなどからなる。
【0100】ウェハ載置部は、ウェハ24のアライメン
ト機構を有し、ウェハライメント機構は、回転・上下・
水平移動するウェハ支持パッド45とウェハ24の水平
方向の変位量を測定する変位センサ41を備える。ま
た、搬送室4において、ロボット旋回半径内の底面に複
数の排気口16を有する。更に、排気口16の一部また
は全てが成膜前載置部13と搬送ロボット21中心を結
んだ線上の近傍に位置する。また、成膜処理前のウェハ
24を成膜前載置部13に載置し、成膜処理後のウェハ
24を成膜後載置部12に載置するように、搬送ロボッ
ト21を制御する制御装置を備える。
【0101】
【発明の効果】本願発明によれば、成膜前載置部に載置
されたウェハに対するパーティクルの付着を抑制するこ
とができる。
【0102】また、本発明によれば、ウェハ載置部が一
方のサイドに位置するため、搬送ロボットの旋回角度が
小さくなり、ウェハがロボットハンドに乗って移動する
距離が短くなるので、旋回移動中のロボットハンドの振
動が原因で発生するウェハ裏面の傷やハンド上でのズレ
を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のウェハ製造装置全体の概略を示す、
横断面図である。
【図2】本願発明のウェハ製造装置全体の概略を示す、
縦断面図である。
【図3】(a)は本願発明のウェハ支持ハンドの平面
図、(b)は側面図、(c)はウェハ支持ハンドと反応
室の位置関係を示す概念図である。
【図4】(a)は成膜後載置部の平面図、(b)は縦断
面図である。
【図5】図5(a)〜(d)は、成膜後載置部にウェハ
を載置する手順を示す図である。
【図6】図6(a)及び(b)はそれぞれ、ウェハ支持
ハンドの停止位置を示す成膜後載置部および成膜前載置
部と、ウェハ支持ハンドの位置関係を図示した平面図で
ある。
【図7】成膜前載置部とウェハ支持ハンドを表した平面
図である。
【図8】(a)は成膜前載置部の縦断面図、(b)は水
平移動機構(X軸)の概略図である。
【図9】アライナ機構を図示した成膜前載置部の縦断面
図である。
【図10】図10(a)〜(d)は、本願発明の成膜前
載置部にウェハを載置する手順を示す図である。
【図11】図11(a)〜(c)は、本願発明のアライ
ナ機構によりウェハを位置合わせする手順を示す図であ
る。
【図12】図12(a)及び(b)は、本願発明のアラ
イナ機構によりウェハが正確に位置合わせされているか
を確認する手順を示す図である。
【図13】図13(a)〜(d)は、本願発明の成膜前
載置部からウェハを搬出する手順を示す図である。
【図14】支持パッド回転中心とウェハ外周との距離が
最大となるウェハ角度をX軸方向に合わせ回転を停止さ
せたウェハの上面図である。
【図15】本願発明のウェハ製造装置における搬送ロボ
ットの搬送手順を示す概略図である。
【図16】従来技術のウェハ製造装置における搬送ロボ
ットの搬送手順を示す概略図である。
【図17】従来技術のウェハ製造装置におけるロードロ
ック室および搬送室の斜視図である。
【符号の説明】
2…ネジ 3…反応室 4…搬送室 5…サセプタ 6…ゲートバルブ 7…ベルジャ 8…ウェハ支持ハンド 9…ロードロック室 10…ウェハカセット 11…旋回範囲 12…成膜後載置部 13…成膜前載置部 14…排気口 15…排気穴 16…排気口 17…本体 18…サセプタ支持棒 19…フレーム 20…カバー 21…搬送ロボット 22…ロボットアーム 23…ウェハカセット昇降機構 24…ウェハ 25…ウェハ中心 26…支持パッド回転 27…反応室侵入部 28…センサ支持用フレーム 29…ネジ 30…石英ピン 31…樹脂ピン 32…棒 33…アーム 34…排気 35…ナット 36…第1のロボットアーム 37…第2のロボットアーム 38…第3のロボットアーム 39…棒 41…ウェハ変位測定センサ、41a…レーザ照射部、
41b…レーザ受光部 42…シャフト 43…Oリング 44…ベローズ 45…支持パッド 46…ブラケット 47…ネジ 48…プレート 49…上下動シリンダ 50…ベアリング 51…ブラケット 52…制御部 53…ポンプ 54…プーリー 55…駆動プーリー 56…タイミングベルト 57…水平移動用モータ(X軸) 58…カップリング 59…雄ネジ 60…雌ネジ 61…クーリングステーション 62…ガイド部材 63…ガイドレール 64…ガイド部材 65…ガイドレール 66…回転駆動用モータ(θ軸) 104…搬送室 106…ゲートバルブ 109…ロードロック室 112…クーリングステーション 119…フレーム 121…搬送ロボット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 英俊 神奈川県平塚市万田1200番地 株式会社小 松製作所研究本部内 Fターム(参考) 5F031 CA02 FA07 FA11 FA12 FA15 GA02 GA32 GA33 GA43 GA47 GA49 HA02 HA08 HA12 HA53 HA58 HA59 JA05 JA15 JA32 JA35 JA36 KA06 KA11 KA14 LA12 LA13 LA14 LA15 MA28 MA30 NA07 NA14 PA23 PA26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハカセットを収納するロードロック室
    と、 ウェハの成膜処理を行う反応室と、 前記ウェハを支持する支持ハンドを備えた搬送ロボット
    を内部に設置した搬送室と、を備えた半導体製造装置に
    おいて、 成膜処理後のウェハを載置する成膜後載置部とは別に、
    前記ウェハカセットから取り出した成膜処理前のウェハ
    を載置する成膜前載置部を備えることを特徴とする半導
    体製造装置。
  2. 【請求項2】ウェハカセットを収納するロードロック室
    と、 ウェハの成膜処理を行う反応室と、 前記ウェハを支持する支持ハンドを備えた搬送ロボット
    を内部に設置した搬送室と、を備えた半導体製造装置に
    おいて、 前記搬送室内に少なくとも2以上のウェハ載置部が、前
    記搬送ロボットの旋回範囲外にあり、それらが前記搬送
    ロボット中心と前記反応室へウェハを出し入れする搬送
    室出入口を結ぶ直線に対し片側に偏在することを特徴と
    する半導体製造装置。
  3. 【請求項3】前記ウェハ載置部が、成膜処理前のウェハ
    を載置する成膜前載置部と、成膜処理後のウェハを載置
    する成膜後載置部とからなる請求項2に記載の半導体製
    造装置。
  4. 【請求項4】前記成膜前載置部が前記成膜後載置部より
    も前記反応室から離れた位置にあることを特徴とする請
    求項1または3に記載の半導体製造装置。
  5. 【請求項5】前記ウェハ支持ハンドが、前記ウェハの下
    面を支持し、前記反応室に侵入する部分が全て石英で構
    成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1つ
    に記載の半導体製造装置。
  6. 【請求項6】前記成膜後載置部はその下部に少なくとも
    1つの排気穴を有することを特徴とする請求項1または
    3に記載の半導体製造装置。
  7. 【請求項7】前記成膜前載置部においては、ウェハに直
    接接触する部位をウェハよりも硬度が低い部材により構
    成することを特徴とする請求項1または3に記載の半導
    体製造装置。
  8. 【請求項8】前記成膜前載置部と前記成膜後載置部の両
    方または何れか一方に、前記ウェハのアライメント機構
    を備えることを特徴とする請求項1または3に記載の半
    導体製造装置。
  9. 【請求項9】前記アライメント機構は、ウェハの水平方
    向の変位量を測定する変位センサとウェハを水平方向に
    移動させる移動手段と、を備えることを特徴とする請求
    項8に記載の半導体製造装置。
  10. 【請求項10】成膜処理前のウェハを成膜前載置部に載
    置し、成膜処理後のウェハを成膜後載置部に載置するよ
    うに、前記搬送ロボットを制御する制御装置を備えるこ
    とを特徴とする請求項1または3に記載の半導体製造装
    置。
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