JP2003197485A - チップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
チップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法Info
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- H01L24/93—Batch processes
- H01L24/95—Batch processes at chip-level, i.e. with connecting carried out on a plurality of singulated devices, i.e. on diced chips
- H01L24/97—Batch processes at chip-level, i.e. with connecting carried out on a plurality of singulated devices, i.e. on diced chips the devices being connected to a common substrate, e.g. interposer, said common substrate being separable into individual assemblies after connecting
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- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/181—Encapsulation
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切断時における陰極端子の脱落や、ESR特
性が悪化を防止すること。 【解決手段】 陽極導出線4を有するとともに、弁作用
金属から成る陽極体の表面に誘電体酸化皮膜と電解質層
と陰極層とを順次積層形成して、その外周が前記陰極層
とされたコンデンサ素子2を、前記コンデンサ素子2の
陽極導出線4に接続される陽極端子5並びに前記コンデ
ンサ素子2の陰極層に接続される陰極端子6とを具備す
る繰返し単位を複数有するリードフレーム11に搭載
し、該リードフレーム11に搭載された前記コンデンサ
素子2と前記陽極端子5並びに陰極端子6とを、各極端
子の一部が露出するように外装樹脂3にて被覆するとと
もに、該外装樹脂3にて被覆された前記コンデンサ素子
2を内在する前記リードフレーム11の繰返し単位を所
定の形状に切断して得られるチップ型固体電解コンデン
サであって、前記リードフレーム11の前記コンデンサ
素子2の搭載部を囲むように該リードフレーム11に薄
肉部30,31を形成。
性が悪化を防止すること。 【解決手段】 陽極導出線4を有するとともに、弁作用
金属から成る陽極体の表面に誘電体酸化皮膜と電解質層
と陰極層とを順次積層形成して、その外周が前記陰極層
とされたコンデンサ素子2を、前記コンデンサ素子2の
陽極導出線4に接続される陽極端子5並びに前記コンデ
ンサ素子2の陰極層に接続される陰極端子6とを具備す
る繰返し単位を複数有するリードフレーム11に搭載
し、該リードフレーム11に搭載された前記コンデンサ
素子2と前記陽極端子5並びに陰極端子6とを、各極端
子の一部が露出するように外装樹脂3にて被覆するとと
もに、該外装樹脂3にて被覆された前記コンデンサ素子
2を内在する前記リードフレーム11の繰返し単位を所
定の形状に切断して得られるチップ型固体電解コンデン
サであって、前記リードフレーム11の前記コンデンサ
素子2の搭載部を囲むように該リードフレーム11に薄
肉部30,31を形成。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、各種電子機器に
搭載される高密度表面実装に使用可能なチップ型固体電
解コンデンサの改良に関する。
搭載される高密度表面実装に使用可能なチップ型固体電
解コンデンサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】これら高密度表面実装に使用可能なチッ
プ型固体電解コンデンサとしては、特開2001−69
78号公報に提案されているように、陽極導出線を有す
るとともに、弁作用金属から成る陽極体の表面に誘電体
酸化皮膜と電解質層とを順次積層してその外周が前記陰
極層とされたコンデンサ素子を、前記コンデンサ素子の
陽極導出線に接続される陽極端子並びに前記陰極層に接
続される陰極端子とを具備する繰返し単位を複数有する
リードフレームに搭載する搭載工程と、該リードフレー
ムに搭載された前記コンデンサ素子と前記陽極端子並び
に陰極端子とを、各極端子の一部が露出するように外装
樹脂にて被覆する被覆工程と、前記外装樹脂にて被覆さ
れた前記コンデンサ素子を内在する前記リードフレーム
の繰返し単位を所定の形状に切断する切断工程よりなる
チップ型固体電解コンデンサの製造方法が知られてい
る。
プ型固体電解コンデンサとしては、特開2001−69
78号公報に提案されているように、陽極導出線を有す
るとともに、弁作用金属から成る陽極体の表面に誘電体
酸化皮膜と電解質層とを順次積層してその外周が前記陰
極層とされたコンデンサ素子を、前記コンデンサ素子の
陽極導出線に接続される陽極端子並びに前記陰極層に接
続される陰極端子とを具備する繰返し単位を複数有する
リードフレームに搭載する搭載工程と、該リードフレー
ムに搭載された前記コンデンサ素子と前記陽極端子並び
に陰極端子とを、各極端子の一部が露出するように外装
樹脂にて被覆する被覆工程と、前記外装樹脂にて被覆さ
れた前記コンデンサ素子を内在する前記リードフレーム
の繰返し単位を所定の形状に切断する切断工程よりなる
チップ型固体電解コンデンサの製造方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら前記した製造方
法によって得られるチップ型固体電解コンデンサの電極
端子、特に陰極端子は、前記外装樹脂との接触面積が小
さく、外装樹脂と陰極端子との接着強度が弱いものとな
ってしまい、特には、前記前記リードフレームに縦横に
複数のコンデンサ素子を搭載して外装樹脂にて被覆した
後に切断する場合にあっては、前記リードフレームの前
記陰極端子となる部分の切断時において、これら複数配
置されたコンデンサ素子の外周部に位置するチップ型固
体電解コンデンサに切断における振動や機械的ストレス
が集中し易く、これら振動や機械的ストレスにより陰極
端子が脱落してしまう場合があったり、これら脱落しな
いまでも、前記コンデンサ素子の陰極層との電気的接続
特性、例えばESR特性が悪化してしまう等の問題があ
った。
法によって得られるチップ型固体電解コンデンサの電極
端子、特に陰極端子は、前記外装樹脂との接触面積が小
さく、外装樹脂と陰極端子との接着強度が弱いものとな
ってしまい、特には、前記前記リードフレームに縦横に
複数のコンデンサ素子を搭載して外装樹脂にて被覆した
後に切断する場合にあっては、前記リードフレームの前
記陰極端子となる部分の切断時において、これら複数配
置されたコンデンサ素子の外周部に位置するチップ型固
体電解コンデンサに切断における振動や機械的ストレス
が集中し易く、これら振動や機械的ストレスにより陰極
端子が脱落してしまう場合があったり、これら脱落しな
いまでも、前記コンデンサ素子の陰極層との電気的接続
特性、例えばESR特性が悪化してしまう等の問題があ
った。
【0004】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、切断によって陰極端子が脱落してし
まったり、前記ESR特性が悪化してしまうことの少な
いチップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供
することを目的としている。
てなされたもので、切断によって陰極端子が脱落してし
まったり、前記ESR特性が悪化してしまうことの少な
いチップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明のチップ型固体電解コンデンサは、陽極
導出線を有するとともに、弁作用金属から成る陽極体の
表面に誘電体酸化皮膜と電解質層と陰極層とを順次積層
形成して、その外周が前記陰極層とされたコンデンサ素
子を、前記コンデンサ素子の陽極導出線に接続される陽
極端子並びに前記コンデンサ素子の陰極層に接続される
陰極端子とを具備する繰返し単位を複数有するリードフ
レームに搭載し、該リードフレームに搭載された前記コ
ンデンサ素子と前記陽極端子並びに陰極端子とを、各極
端子の一部が露出するように外装樹脂にて被覆するとと
もに、該外装樹脂にて被覆された前記コンデンサ素子を
内在する前記リードフレームの繰返し単位を所定の形状
に切断して得られるチップ型固体電解コンデンサであっ
て、前記リードフレームの前記コンデンサ素子の搭載部
を囲むように該リードフレームに薄肉部を形成したこと
を特徴としている。この特徴によれば、前記薄肉部を前
記コンデンサ素子の搭載部を囲むようにリードフレーム
に設けておくことで、前記リードフレームの外周部等の
切断時において、これら切断における振動や機械的スト
レスが前記チップ型固体電解コンデンサの電極端子、特
に陰極端子に伝達されて印加されることを防止でき、よ
って、切断によって陰極端子が脱落してしまったり、前
記ESR特性が悪化してしまうことを大幅に低減するこ
とができる。
ために、本発明のチップ型固体電解コンデンサは、陽極
導出線を有するとともに、弁作用金属から成る陽極体の
表面に誘電体酸化皮膜と電解質層と陰極層とを順次積層
形成して、その外周が前記陰極層とされたコンデンサ素
子を、前記コンデンサ素子の陽極導出線に接続される陽
極端子並びに前記コンデンサ素子の陰極層に接続される
陰極端子とを具備する繰返し単位を複数有するリードフ
レームに搭載し、該リードフレームに搭載された前記コ
ンデンサ素子と前記陽極端子並びに陰極端子とを、各極
端子の一部が露出するように外装樹脂にて被覆するとと
もに、該外装樹脂にて被覆された前記コンデンサ素子を
内在する前記リードフレームの繰返し単位を所定の形状
に切断して得られるチップ型固体電解コンデンサであっ
て、前記リードフレームの前記コンデンサ素子の搭載部
を囲むように該リードフレームに薄肉部を形成したこと
を特徴としている。この特徴によれば、前記薄肉部を前
記コンデンサ素子の搭載部を囲むようにリードフレーム
に設けておくことで、前記リードフレームの外周部等の
切断時において、これら切断における振動や機械的スト
レスが前記チップ型固体電解コンデンサの電極端子、特
に陰極端子に伝達されて印加されることを防止でき、よ
って、切断によって陰極端子が脱落してしまったり、前
記ESR特性が悪化してしまうことを大幅に低減するこ
とができる。
【0006】本発明のチップ型固体電解コンデンサは、
前記薄肉部が貫通孔であることが好ましい。このように
すれば、薄肉部を貫通孔とすることで、より一層振動や
機械的ストレスが前記電極端子、特に陰極端子に伝達さ
れて印加されることを防止できる。
前記薄肉部が貫通孔であることが好ましい。このように
すれば、薄肉部を貫通孔とすることで、より一層振動や
機械的ストレスが前記電極端子、特に陰極端子に伝達さ
れて印加されることを防止できる。
【0007】本発明のチップ型固体電解コンデンサの製
造方法は、陽極導出線を有するとともに、弁作用金属か
ら成る陽極体の表面に誘電体酸化皮膜と電解質層と陰極
層とを順次積層形成して、その外周が前記陰極層とされ
たコンデンサ素子を、前記コンデンサ素子の陽極導出線
に接続される陽極端子並びに前記コンデンサ素子の陰極
層に接続される陰極端子とを具備する繰返し単位を複数
有するリードフレームに搭載する搭載工程と、該リード
フレームに搭載された前記コンデンサ素子と前記陽極端
子並びに陰極端子とを、各極端子の一部が露出するよう
に外装樹脂にて被覆する被覆工程と、前記外装樹脂にて
被覆された前記コンデンサ素子を内在する前記リードフ
レームの繰返し単位を所定の形状に切断する切断工程
と、を含むチップ型固体電解コンデンサの製造方法であ
って、前記リードフレームが、前記コンデンサ素子の搭
載部を囲むように薄肉部を形成されていることを特徴と
している。この特徴によれば、前記薄肉部を前記コンデ
ンサ素子の搭載部を囲むようにリードフレームに設けて
おくことで、前記リードフレームの外周部等の切断時に
おいて、これら切断における振動や機械的ストレスが前
記チップ型固体電解コンデンサの電極端子、特に陰極端
子に伝達されて印加されることを防止でき、よって、切
断によって陰極端子が脱落してしまったり、前記ESR
特性が悪化してしまうことを大幅に低減することができ
る。
造方法は、陽極導出線を有するとともに、弁作用金属か
ら成る陽極体の表面に誘電体酸化皮膜と電解質層と陰極
層とを順次積層形成して、その外周が前記陰極層とされ
たコンデンサ素子を、前記コンデンサ素子の陽極導出線
に接続される陽極端子並びに前記コンデンサ素子の陰極
層に接続される陰極端子とを具備する繰返し単位を複数
有するリードフレームに搭載する搭載工程と、該リード
フレームに搭載された前記コンデンサ素子と前記陽極端
子並びに陰極端子とを、各極端子の一部が露出するよう
に外装樹脂にて被覆する被覆工程と、前記外装樹脂にて
被覆された前記コンデンサ素子を内在する前記リードフ
レームの繰返し単位を所定の形状に切断する切断工程
と、を含むチップ型固体電解コンデンサの製造方法であ
って、前記リードフレームが、前記コンデンサ素子の搭
載部を囲むように薄肉部を形成されていることを特徴と
している。この特徴によれば、前記薄肉部を前記コンデ
ンサ素子の搭載部を囲むようにリードフレームに設けて
おくことで、前記リードフレームの外周部等の切断時に
おいて、これら切断における振動や機械的ストレスが前
記チップ型固体電解コンデンサの電極端子、特に陰極端
子に伝達されて印加されることを防止でき、よって、切
断によって陰極端子が脱落してしまったり、前記ESR
特性が悪化してしまうことを大幅に低減することができ
る。
【0008】本発明のチップ型固体電解コンデンサの製
造方法は、前記薄肉部が貫通孔であることが好ましい。
このようにすれば、薄肉部を貫通孔とすることで、より
一層振動や機械的ストレスが前記電極端子、特に陰極端
子に伝達されて印加されることを防止できる。
造方法は、前記薄肉部が貫通孔であることが好ましい。
このようにすれば、薄肉部を貫通孔とすることで、より
一層振動や機械的ストレスが前記電極端子、特に陰極端
子に伝達されて印加されることを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。 (実施例)図1は本実施例のチップ型固体電解コンデン
サの構造を示す斜視図であり、図2は、本実施例のチッ
プ型固体電解コンデンサを示す断面図であり、図3は、
本実施例に用いたリードフレームの形状を示す図であ
る。
施形態を説明する。 (実施例)図1は本実施例のチップ型固体電解コンデン
サの構造を示す斜視図であり、図2は、本実施例のチッ
プ型固体電解コンデンサを示す断面図であり、図3は、
本実施例に用いたリードフレームの形状を示す図であ
る。
【0010】本実施例のチップ型固体電解コンデンサ1
は、図1に示すように、コンデンサ素子2と、該コンデ
ンサ素子2の1側面から導出された陽極導出線4に対し
て折り曲げられることで当接し、該陽極導出線4の外周
に溶接にて接続される舌部8を備える陽極端子5と、該
陽極端子5と前記コンデンサ素子2を挟んで対向する側
に、該コンデンサ素子2の下方に配置されるとともに、
該コンデンサ素子2の外周部下面と導電性接着剤10に
て電気的並びに機械的に接合された陰極端子6と、これ
ら陽極端子5並びに陰極端子6露出部を除く部分を、前
記コンデンサ素子2を被覆するように覆う外装樹脂3
と、から主に構成されている。
は、図1に示すように、コンデンサ素子2と、該コンデ
ンサ素子2の1側面から導出された陽極導出線4に対し
て折り曲げられることで当接し、該陽極導出線4の外周
に溶接にて接続される舌部8を備える陽極端子5と、該
陽極端子5と前記コンデンサ素子2を挟んで対向する側
に、該コンデンサ素子2の下方に配置されるとともに、
該コンデンサ素子2の外周部下面と導電性接着剤10に
て電気的並びに機械的に接合された陰極端子6と、これ
ら陽極端子5並びに陰極端子6露出部を除く部分を、前
記コンデンサ素子2を被覆するように覆う外装樹脂3
と、から主に構成されている。
【0011】この本実施例に用いた前記陽極端子5に
は、図3に示すように、前記コンデンサ素子2が搭載さ
れる領域の側方に張り出すようにリボン状に形成された
舌部8が、該舌部8を張り出し部の導出部から折曲げる
ことで前記陽極導出線4に当接できるような長さにて形
成されているとともに、搭載される前記コンデンサ素子
2の下面と陽極端子5の上面とが当接すると、コンデン
サ素子2の表面に形成されている陰極層を介して該陽極
端子5と陰極端子6とが短絡することから、該コンデン
サ素子2の下面との間に絶縁樹脂9が介在するように、
前記上面に絶縁樹脂9が設けられている。
は、図3に示すように、前記コンデンサ素子2が搭載さ
れる領域の側方に張り出すようにリボン状に形成された
舌部8が、該舌部8を張り出し部の導出部から折曲げる
ことで前記陽極導出線4に当接できるような長さにて形
成されているとともに、搭載される前記コンデンサ素子
2の下面と陽極端子5の上面とが当接すると、コンデン
サ素子2の表面に形成されている陰極層を介して該陽極
端子5と陰極端子6とが短絡することから、該コンデン
サ素子2の下面との間に絶縁樹脂9が介在するように、
前記上面に絶縁樹脂9が設けられている。
【0012】前記コンデンサ素子2としては、従来より
固体電解コンデンサ素子として使用されている素子、例
えばタンタルのような弁金属粉末を成型して焼結するこ
とにより得た焼結体の表面に陽極酸化により誘電体とな
る酸化皮膜を形成して陽極体とし、この陽極体上に二酸
化マンガンなどの固体電解質層と、カーボンや銀ペース
トから成る陰極層とを積層形成することにより得られる
コンデンサ素子等を好適に使用することができる。尚、
前記固体電解質としてポリピロール等の高分子電解質を
用いたもの等も使用することができる。
固体電解コンデンサ素子として使用されている素子、例
えばタンタルのような弁金属粉末を成型して焼結するこ
とにより得た焼結体の表面に陽極酸化により誘電体とな
る酸化皮膜を形成して陽極体とし、この陽極体上に二酸
化マンガンなどの固体電解質層と、カーボンや銀ペース
トから成る陰極層とを積層形成することにより得られる
コンデンサ素子等を好適に使用することができる。尚、
前記固体電解質としてポリピロール等の高分子電解質を
用いたもの等も使用することができる。
【0013】本実施例において前記陽極端子5並びに舌
部8と陰極端子6とは、図3に示すような形状とされ、
1対の陽極端子5と陰極端子6とから成る繰返し単位が
複数配列されて複数のコンデンサ素子2を搭載可能とさ
れたリードフレーム11により形成されており、本実施
例においては、これらコンデンサ素子2を搭載可能な繰
返し単位が、3×5=15個配置されて封止樹脂3にて
同時に封止される封止領域となる集合単位を形成し、該
集合単位が間隙を設けずに封止樹脂3にて封止されると
ともに、これら集合単位である封止領域がリードフレー
ム11の長手方向に繰返し配置されている。
部8と陰極端子6とは、図3に示すような形状とされ、
1対の陽極端子5と陰極端子6とから成る繰返し単位が
複数配列されて複数のコンデンサ素子2を搭載可能とさ
れたリードフレーム11により形成されており、本実施
例においては、これらコンデンサ素子2を搭載可能な繰
返し単位が、3×5=15個配置されて封止樹脂3にて
同時に封止される封止領域となる集合単位を形成し、該
集合単位が間隙を設けずに封止樹脂3にて封止されると
ともに、これら集合単位である封止領域がリードフレー
ム11の長手方向に繰返し配置されている。
【0014】また、本実施例のリードフレーム11に
は、図3に示すように、前記集合単位を囲む外周位置
に、切断を行い易くするための切断線34,35の目安
となる切断用ガイド孔32が設けられているとともに、
該切断用ガイド孔32の外周位置には、本発明の特徴と
なる貫通孔30,31とが設けられており、前記リード
フレーム11の切断時、特には図3に示す前記集合単位
の外周部11a,11bの切断時に、これら外周部の切
断における振動や機械的ストレス(応力)が前記集合単
位に内在されるリードフレーム11やコンデンサ素子2
に伝達され難いようになっている。
は、図3に示すように、前記集合単位を囲む外周位置
に、切断を行い易くするための切断線34,35の目安
となる切断用ガイド孔32が設けられているとともに、
該切断用ガイド孔32の外周位置には、本発明の特徴と
なる貫通孔30,31とが設けられており、前記リード
フレーム11の切断時、特には図3に示す前記集合単位
の外周部11a,11bの切断時に、これら外周部の切
断における振動や機械的ストレス(応力)が前記集合単
位に内在されるリードフレーム11やコンデンサ素子2
に伝達され難いようになっている。
【0015】尚、本実施例では、前記したように前記集
合単位を囲むように前記貫通孔30,31を設けている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貫
通孔30,31の部分を薄肉の凹部としても良い。
合単位を囲むように前記貫通孔30,31を設けている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら貫
通孔30,31の部分を薄肉の凹部としても良い。
【0016】また、本実施例では前記したように、前記
貫通孔30,31を前記集合単位を囲むように配置して
おり、このようにすることで、前記コンデンサ素子2が
搭載される前記繰返し単位を効率良く囲めるようにして
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
ら貫通孔30,31は、コンデンサ素子2が搭載される
前記繰返し単位を囲むようにすれば良く、これら貫通孔
30,31の配置位置は、前記集合単位における繰返し
単位の配置構成等により適宜に選択すれば良い。
貫通孔30,31を前記集合単位を囲むように配置して
おり、このようにすることで、前記コンデンサ素子2が
搭載される前記繰返し単位を効率良く囲めるようにして
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
ら貫通孔30,31は、コンデンサ素子2が搭載される
前記繰返し単位を囲むようにすれば良く、これら貫通孔
30,31の配置位置は、前記集合単位における繰返し
単位の配置構成等により適宜に選択すれば良い。
【0017】以下、本実施例のチップ型固体電解コンデ
ンサ1をその製造工程に沿って説明する。まず、このリ
ードフレーム11の陽極端子5となる部分の上面に、図
4(a)に示すように塗料を塗布、乾燥させて絶縁樹脂
9を形成する。本実施例においては、これら塗料を塗布
の方法として、図示しないインクジェットノズルを用い
てリードフレーム11の該当部位に、絶縁樹脂9の厚み
が十分な絶縁性が得られる厚みとなるように塗料を塗
布、乾燥させて形成をしているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これら絶縁樹脂9の形成方法とし
ては任意の方法を用いることができる。
ンサ1をその製造工程に沿って説明する。まず、このリ
ードフレーム11の陽極端子5となる部分の上面に、図
4(a)に示すように塗料を塗布、乾燥させて絶縁樹脂
9を形成する。本実施例においては、これら塗料を塗布
の方法として、図示しないインクジェットノズルを用い
てリードフレーム11の該当部位に、絶縁樹脂9の厚み
が十分な絶縁性が得られる厚みとなるように塗料を塗
布、乾燥させて形成をしているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これら絶縁樹脂9の形成方法とし
ては任意の方法を用いることができる。
【0018】尚、前記インクジェットノズルによる塗
布、乾燥においては、ピンホールのない良好な絶縁樹脂
層を形成できるように、塗布、乾燥を複数回に渡り繰返
し実施するようになっている。
布、乾燥においては、ピンホールのない良好な絶縁樹脂
層を形成できるように、塗布、乾燥を複数回に渡り繰返
し実施するようになっている。
【0019】また、これら絶縁樹脂9としては、乾燥工
程の効率化とともに、樹脂の固形分の高さから容易に比
較的厚みの大きな塗膜を得られることから、本実施例で
は紫外線硬化樹脂を使用しているが、本発明はこれに限
定されるものではない。
程の効率化とともに、樹脂の固形分の高さから容易に比
較的厚みの大きな塗膜を得られることから、本実施例で
は紫外線硬化樹脂を使用しているが、本発明はこれに限
定されるものではない。
【0020】これら絶縁樹脂9の形成後に、図4(b)
に示すように、陰極端子6となる部分の上面に、導電性
接着材10を塗布形成し、該塗布後に図4(c)に示す
ようにコンデンサ素子2を搭載する。
に示すように、陰極端子6となる部分の上面に、導電性
接着材10を塗布形成し、該塗布後に図4(c)に示す
ようにコンデンサ素子2を搭載する。
【0021】これら導電性接着材10としては、接続す
る前記コンデンサ素子2の下面が前述のようにカーボン
や銀ペーストから成る陰極層が露出していることから、
これら陰極層との接着性等の観点から、通常においてI
C等のマウントに使用される銀系の導電性接着材10が
好適に使用されるが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、これら導電性接着材10に代えて半田ペースト
等を塗布しておき、コンデンサ素子2の搭載後において
該半田ペーストを溶融させてコンデンサ素子2を固定、
搭載するようにしても良い。
る前記コンデンサ素子2の下面が前述のようにカーボン
や銀ペーストから成る陰極層が露出していることから、
これら陰極層との接着性等の観点から、通常においてI
C等のマウントに使用される銀系の導電性接着材10が
好適に使用されるが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、これら導電性接着材10に代えて半田ペースト
等を塗布しておき、コンデンサ素子2の搭載後において
該半田ペーストを溶融させてコンデンサ素子2を固定、
搭載するようにしても良い。
【0022】これらコンデンサ素子2の搭載後におい
て、前記導電性接着材10の乾燥或いは硬化を行ってコ
ンデンサ素子2を固定し、該固定の後に図4(d)に示
すように、前記陽極端子5より導出形成されている舌部
8をコンデンサ素子2の搭載側へ折り曲げて、前記陽極
導出線4と当接させるとともに、陽極導出線4と舌部8
とを溶接にて接続して陽極導出線4を前記陽極端子5に
電気的に接続する。
て、前記導電性接着材10の乾燥或いは硬化を行ってコ
ンデンサ素子2を固定し、該固定の後に図4(d)に示
すように、前記陽極端子5より導出形成されている舌部
8をコンデンサ素子2の搭載側へ折り曲げて、前記陽極
導出線4と当接させるとともに、陽極導出線4と舌部8
とを溶接にて接続して陽極導出線4を前記陽極端子5に
電気的に接続する。
【0023】次いで、図4(e)に示すように、前記コ
ンデンサ素子2を搭載したリードフレーム11を、該リ
ードフレーム11のコンデンサ素子2の非搭載面を下面
として平坦板であるフェライト板19上に配置し、前記
下面とフェライト板19の上面とが当接するようにした
後、前記リードフレーム11のコンデンサ素子2の搭載
側より全体に外装樹脂3となる封止樹脂を、前記コンデ
ンサ素子2全体が該外装樹脂3に覆われるような所定厚
みとなるように流し込むとともに、該リードフレーム1
1の外部雰囲気を真空とすることで、内部の微細な領域
まで外装樹脂3が充填されるようにした後、該外装樹脂
3を硬化させる。
ンデンサ素子2を搭載したリードフレーム11を、該リ
ードフレーム11のコンデンサ素子2の非搭載面を下面
として平坦板であるフェライト板19上に配置し、前記
下面とフェライト板19の上面とが当接するようにした
後、前記リードフレーム11のコンデンサ素子2の搭載
側より全体に外装樹脂3となる封止樹脂を、前記コンデ
ンサ素子2全体が該外装樹脂3に覆われるような所定厚
みとなるように流し込むとともに、該リードフレーム1
1の外部雰囲気を真空とすることで、内部の微細な領域
まで外装樹脂3が充填されるようにした後、該外装樹脂
3を硬化させる。
【0024】このように、外部雰囲気を真空とすること
は、内部の微細な領域まで外装樹脂3を迅速に充填でき
るようになることから好ましいが、本発明はこれに限定
されるものではない。
は、内部の微細な領域まで外装樹脂3を迅速に充填でき
るようになることから好ましいが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0025】これら外装樹脂3としては、従来のトラン
スファーモールド成型に使用されるモールド樹脂である
エポキシアクリレート等のエポキシ系樹脂を好適に使用
することができるとともに、基板実装時の半田耐熱に耐
えられる耐熱性を有し、適宜な加熱状態或いは常温にお
いて液体状態を得ることができる樹脂であれば好適に使
用することができる。
スファーモールド成型に使用されるモールド樹脂である
エポキシアクリレート等のエポキシ系樹脂を好適に使用
することができるとともに、基板実装時の半田耐熱に耐
えられる耐熱性を有し、適宜な加熱状態或いは常温にお
いて液体状態を得ることができる樹脂であれば好適に使
用することができる。
【0026】また、本実施例では、前記のように、コン
デンサ素子2が搭載されたリードフレーム11を、磁性
体であり、耐熱性の高いフェライト板19上に載置して
外装樹脂3となる封止樹脂を流し込むようにしており、
このようにすることは、これら平坦板であるフェライト
板19により、封止樹脂の前記リードフレーム11の下
面への流出量を規制でき、外装樹脂のはみ出し部3’の
大きさを低減できることから好ましいが、本実施例はこ
れに限定されるものではなく、これらフェライト板19
に代えて耐熱性フィルムを貼着して外装樹脂3を形成し
たり、或いは金型内部にリードフレーム11を配置して
外装樹脂3を形成するようにしても良い。
デンサ素子2が搭載されたリードフレーム11を、磁性
体であり、耐熱性の高いフェライト板19上に載置して
外装樹脂3となる封止樹脂を流し込むようにしており、
このようにすることは、これら平坦板であるフェライト
板19により、封止樹脂の前記リードフレーム11の下
面への流出量を規制でき、外装樹脂のはみ出し部3’の
大きさを低減できることから好ましいが、本実施例はこ
れに限定されるものではなく、これらフェライト板19
に代えて耐熱性フィルムを貼着して外装樹脂3を形成し
たり、或いは金型内部にリードフレーム11を配置して
外装樹脂3を形成するようにしても良い。
【0027】尚、これらフェライト板19の上面に外装
樹脂3との接着を阻害する離型剤等を塗布すること等は
任意とされる。
樹脂3との接着を阻害する離型剤等を塗布すること等は
任意とされる。
【0028】前記外装樹脂3が適宜な硬化状態となった
後において、図5(f)に示すように、封止樹脂された
リードフレーム11を前記フェライト板19より剥がし
た後に、前記外装樹脂のはみ出し部3’とリードフレー
ム11とを、該リードフレーム11の下面より弾性研磨
体を用いて研削する。尚、本実施例では該弾性研磨体と
して弾性研磨体の側面外周を前記リードフレーム11の
下面に当接させて研磨しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これら弾性研磨体として円盤状の
ものを使用し、該盤面を前記リードフレーム11の下面
に当接させて研磨するようにしても良い。
後において、図5(f)に示すように、封止樹脂された
リードフレーム11を前記フェライト板19より剥がし
た後に、前記外装樹脂のはみ出し部3’とリードフレー
ム11とを、該リードフレーム11の下面より弾性研磨
体を用いて研削する。尚、本実施例では該弾性研磨体と
して弾性研磨体の側面外周を前記リードフレーム11の
下面に当接させて研磨しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、これら弾性研磨体として円盤状の
ものを使用し、該盤面を前記リードフレーム11の下面
に当接させて研磨するようにしても良い。
【0029】このように、前記外装樹脂のはみ出し部
3’のみならず、リードフレーム11の下面全体を薄肉
に研削するようにすることは、樹脂封止される以前のリ
ードフレーム11として高強度で反り難く、取り扱い性
に優れた厚肉のリードフレームを使用できるようにな
り、作業性を向上できるとともに、得られるコンデンサ
中に占めるリードフレーム11の体積比率を、リードフ
レーム11の下面全体を薄肉に研削しないものに比較し
て低減できるとともに、より大きな(高さのある)コン
デンサ素子2を搭載することが可能となることから、該
コンデンサに占めるコンデンサ素子2の体積比率をより
高いものとできることから好ましいが、本実施例はこれ
に限定されるものではない。
3’のみならず、リードフレーム11の下面全体を薄肉
に研削するようにすることは、樹脂封止される以前のリ
ードフレーム11として高強度で反り難く、取り扱い性
に優れた厚肉のリードフレームを使用できるようにな
り、作業性を向上できるとともに、得られるコンデンサ
中に占めるリードフレーム11の体積比率を、リードフ
レーム11の下面全体を薄肉に研削しないものに比較し
て低減できるとともに、より大きな(高さのある)コン
デンサ素子2を搭載することが可能となることから、該
コンデンサに占めるコンデンサ素子2の体積比率をより
高いものとできることから好ましいが、本実施例はこれ
に限定されるものではない。
【0030】これら研削の後、前記リードフレーム11
の所定位置を図5(g)に示すようにリードフレーム1
1の角部が曲部をなるようにR加工を実施することで、
図2に示す陽極端子5並びに陰極端子6の半田収容部
7、7’を形成する。
の所定位置を図5(g)に示すようにリードフレーム1
1の角部が曲部をなるようにR加工を実施することで、
図2に示す陽極端子5並びに陰極端子6の半田収容部
7、7’を形成する。
【0031】このようにして半田収容部7、7’を形成
することは、得られたチップ型固体電解コンデンサ1を
基板実装する際に、半田との接触面積を十分に取れるよ
うになるり良好な実装強度が得られるばかりか、チップ
型固体電解コンデンサ1の外周に露出する半田フィレッ
トの領域を大幅に少ないものとすることができ、実装効
率を向上できるようになることから好ましいが、本発明
はこれに限定されるものではない。
することは、得られたチップ型固体電解コンデンサ1を
基板実装する際に、半田との接触面積を十分に取れるよ
うになるり良好な実装強度が得られるばかりか、チップ
型固体電解コンデンサ1の外周に露出する半田フィレッ
トの領域を大幅に少ないものとすることができ、実装効
率を向上できるようになることから好ましいが、本発明
はこれに限定されるものではない。
【0032】これらR加工の実施後において、図5
(h)に示すように、リードフレーム11の露出部に半
田メッキ14等の半田との塗れ性を向上できる金属のメ
ッキ加工を実施した後、チップ型固体電解コンデンサ1
の上面に相当する該リードフレーム11の露出面とは反
対面に、図5(i)に示すように、ダイシングテープ1
5を貼着して、図5(J)に示すように、前記凹部13
側より切断溝16を形成して所定形状のチップ型固体電
解コンデンサ1が得られる。
(h)に示すように、リードフレーム11の露出部に半
田メッキ14等の半田との塗れ性を向上できる金属のメ
ッキ加工を実施した後、チップ型固体電解コンデンサ1
の上面に相当する該リードフレーム11の露出面とは反
対面に、図5(i)に示すように、ダイシングテープ1
5を貼着して、図5(J)に示すように、前記凹部13
側より切断溝16を形成して所定形状のチップ型固体電
解コンデンサ1が得られる。
【0033】以上、本発明を図面に基づいて説明してき
たが、本発明はこれら前記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での変更や追加が
あっても、本発明に含まれることは言うまでもない。
たが、本発明はこれら前記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での変更や追加が
あっても、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0034】例えば、前記実施例では、集合単位内に1
5個のコンデンサ素子2を内蔵するようにしているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これら集合単
位内に4個、6個や9個のコンデンサ素子2を内蔵する
ようにしても良く、これら素子数は集合単位の形状や大
きさにより適宜に選定すれば良い。
5個のコンデンサ素子2を内蔵するようにしているが、
本発明はこれに限定されるものではなく、これら集合単
位内に4個、6個や9個のコンデンサ素子2を内蔵する
ようにしても良く、これら素子数は集合単位の形状や大
きさにより適宜に選定すれば良い。
【0035】また、前記実施例では、舌部8を用いて前
記陽極導出線4と陽極端子5とを接続しているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、これら陽極端子5
を前記陽極導出線4の下端に当接可能な断面視L字状の
形状としたり、該陽極端子5と陽極導出線4との間に枕
状の接続部材を配置して接続するようにしても良く、こ
れら陽極導出線4と陽極端子5との接続方法は適宜に選
択すれば良い。
記陽極導出線4と陽極端子5とを接続しているが、本発
明はこれに限定されるものではなく、これら陽極端子5
を前記陽極導出線4の下端に当接可能な断面視L字状の
形状としたり、該陽極端子5と陽極導出線4との間に枕
状の接続部材を配置して接続するようにしても良く、こ
れら陽極導出線4と陽極端子5との接続方法は適宜に選
択すれば良い。
【0036】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、前記薄肉部を前記コン
デンサ素子の搭載部を囲むようにリードフレームに設け
ておくことで、前記リードフレームの外周部等の切断時
において、これら切断における振動や機械的ストレスが
前記チップ型固体電解コンデンサの電極端子、特に陰極
端子に伝達されて印加されることを防止でき、よって、
切断によって陰極端子が脱落してしまったり、前記ES
R特性が悪化してしまうことを大幅に低減することがで
きる。
デンサ素子の搭載部を囲むようにリードフレームに設け
ておくことで、前記リードフレームの外周部等の切断時
において、これら切断における振動や機械的ストレスが
前記チップ型固体電解コンデンサの電極端子、特に陰極
端子に伝達されて印加されることを防止でき、よって、
切断によって陰極端子が脱落してしまったり、前記ES
R特性が悪化してしまうことを大幅に低減することがで
きる。
【0037】(b)請求項2の発明によれば、薄肉部を
貫通孔とすることで、より一層振動や機械的ストレスが
前記電極端子、特に陰極端子に伝達されて印加されるこ
とを防止できる。
貫通孔とすることで、より一層振動や機械的ストレスが
前記電極端子、特に陰極端子に伝達されて印加されるこ
とを防止できる。
【0038】(c)請求項3の発明によれば、前記薄肉
部を前記コンデンサ素子の搭載部を囲むようにリードフ
レームに設けておくことで、前記リードフレームの外周
部等の切断時において、これら切断における振動や機械
的ストレスが前記チップ型固体電解コンデンサの電極端
子、特に陰極端子に伝達されて印加されることを防止で
き、よって、切断によって陰極端子が脱落してしまった
り、前記ESR特性が悪化してしまうことを大幅に低減
することができる。
部を前記コンデンサ素子の搭載部を囲むようにリードフ
レームに設けておくことで、前記リードフレームの外周
部等の切断時において、これら切断における振動や機械
的ストレスが前記チップ型固体電解コンデンサの電極端
子、特に陰極端子に伝達されて印加されることを防止で
き、よって、切断によって陰極端子が脱落してしまった
り、前記ESR特性が悪化してしまうことを大幅に低減
することができる。
【0039】(d)請求項4の発明によれば、薄肉部を
貫通孔とすることで、より一層振動や機械的ストレスが
前記電極端子、特に陰極端子に伝達されて印加されるこ
とを防止できる。
貫通孔とすることで、より一層振動や機械的ストレスが
前記電極端子、特に陰極端子に伝達されて印加されるこ
とを防止できる。
【図1】本発明の実施例におけるチップ型固体電解コン
デンサの構造を示す斜視図である。
デンサの構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例におけるチップ型固体電解コン
デンサを示す断面図である。
デンサを示す断面図である。
【図3】本発明の本実施例にて用いたリードフレームの
形状を示す図である。
形状を示す図である。
【図4】本発明のチップ型固体電解コンデンサの製造工
程を示す図である。
程を示す図である。
【図5】本発明のチップ型固体電解コンデンサの製造工
程を示す図である。
程を示す図である。
1 チップ型固体電解コンデンサ
2 コンデンサ素子
3 外装樹脂
3’ 外装樹脂(はみ出し部)
4 陽極導出線
5 陽極端子
6 陰極端子
7 半田収容部(陽極)
7’ 半田収容部(陰極)
8 舌部
9 絶縁樹脂
10 導電性接着剤
11 リードフレーム
12 弾性研磨体
13 凹部
14 半田メッキ
15 ダイシングテープ
16 切断溝
19 フェライト板(平坦板)
30 貫通孔
31 貫通孔
32 切断用ガイド孔
34 切断線
35 切断線
Claims (4)
- 【請求項1】 陽極導出線を有するとともに、弁作用金
属から成る陽極体の表面に誘電体酸化皮膜と電解質層と
陰極層とを順次積層形成して、その外周が前記陰極層と
されたコンデンサ素子を、前記コンデンサ素子の陽極導
出線に接続される陽極端子並びに前記コンデンサ素子の
陰極層に接続される陰極端子とを具備する繰返し単位を
複数有するリードフレームに搭載し、該リードフレーム
に搭載された前記コンデンサ素子と前記陽極端子並びに
陰極端子とを、各極端子の一部が露出するように外装樹
脂にて被覆するとともに、該外装樹脂にて被覆された前
記コンデンサ素子を内在する前記リードフレームの繰返
し単位を所定の形状に切断して得られるチップ型固体電
解コンデンサであって、前記リードフレームの前記コン
デンサ素子の搭載部を囲むように該リードフレームに薄
肉部を形成したことを特徴とするチップ型固体電解コン
デンサ。 - 【請求項2】 前記薄肉部が貫通孔である請求項1に記
載のチップ型固体電解コンデンサ。 - 【請求項3】 陽極導出線を有するとともに、弁作用金
属から成る陽極体の表面に誘電体酸化皮膜と電解質層と
陰極層とを順次積層形成して、その外周が前記陰極層と
されたコンデンサ素子を、前記コンデンサ素子の陽極導
出線に接続される陽極端子並びに前記コンデンサ素子の
陰極層に接続される陰極端子とを具備する繰返し単位を
複数有するリードフレームに搭載する搭載工程と、該リ
ードフレームに搭載された前記コンデンサ素子と前記陽
極端子並びに陰極端子とを、各極端子の一部が露出する
ように外装樹脂にて被覆する被覆工程と、前記外装樹脂
にて被覆された前記コンデンサ素子を内在する前記リー
ドフレームの繰返し単位を所定の形状に切断する切断工
程と、を含むチップ型固体電解コンデンサの製造方法で
あって、前記リードフレームが、前記コンデンサ素子の
搭載部を囲むように薄肉部を形成されていることを特徴
とするチップ型固体電解コンデンサの製造方法。 - 【請求項4】 前記薄肉部が貫通孔である請求項3に記
載のチップ型固体電解コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396838A JP2003197485A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | チップ型固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003197485A true JP2003197485A (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=27602799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2003197485A (ja) |
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2001
- 2001-12-27 JP JP2001396838A patent/JP2003197485A/ja active Pending
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