JP2003196801A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JP2003196801A
JP2003196801A JP2001390721A JP2001390721A JP2003196801A JP 2003196801 A JP2003196801 A JP 2003196801A JP 2001390721 A JP2001390721 A JP 2001390721A JP 2001390721 A JP2001390721 A JP 2001390721A JP 2003196801 A JP2003196801 A JP 2003196801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
recording
reproducing
sense current
reproduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001390721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3850287B2 (ja
Inventor
Kohei Baba
康平 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001390721A priority Critical patent/JP3850287B2/ja
Publication of JP2003196801A publication Critical patent/JP2003196801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3850287B2 publication Critical patent/JP3850287B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 MRヘッドの経時変化等に対応して、容易に
MRヘッドの最適なセンス電流を再調整することがで
き、更には異なる磁気特性を有するテープの互換再生に
おいても良好な誤り率を実現することができる磁気記録
再生装置を提供する。 【解決手段】 記録ヘッド6から発生するCW信号クロ
ストーク7をMRヘッド8で検知して、基本波に対する
2次高調波が最小となるように、センス電流9が調整さ
れ、CW信号のクロストークレベルは通常再生レベルと
ほぼ同等となるように、CW記録電流は調整され、通常
再生時やヘッド磨耗時においても、センス電流は常時調
整可能であり、異なる磁気特性を有するテープの互換再
生時においては、記録ヘッド6は再生ヘッドとして機能
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープに対し
てデータを記録再生するために回転シリンダにコイル型
の記録ヘッドと磁気抵抗効果型の再生ヘッドとを有した
磁気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、記録媒体である磁気テープに対し
てデータを記録再生する磁気記録再生装置において、再
生用として広く使用されるようになった磁気抵抗効果型
の再生ヘッド(以下、MRヘッドと略称する)は、再生
感度が従来のリングヘッドに比べて遙かに大きく、更に
高周波特性に優れることから、記録密度の向上に不可欠
なデバイスである。
【0003】リングヘッドは受動素子であるが、MRヘ
ッドは電源を要する能動素子である。MRヘッドは、ヘ
ッドに加わる磁束の変化を抵抗値の変化に変換する。従
って、ヘッドに定電流(センス電流)を供給することに
より、磁束変化に基づいて再生出力を電圧変化として取
り出すことができる。
【0004】センス電流は、抵抗変化を電圧変化に変換
すると共に、MRヘッドにバイアスを与える役目を有す
る。これは、バイアスを最適に与えることで、磁界変化
に対する抵抗変化を線形として直線性を持たせ、再生波
形の上下対称性を確保するものである。
【0005】上記のように、センス電流を、MRヘッド
の磁界変化に対する抵抗変化が線形となるような値に最
適化するには、単一周波数の信号が記録されたテープを
再生するか、あるいは、ヘッドに単一周波数の外部磁界
を印加し、非線形の場合に存在する基本波に対する2次
高調波が最小となる値に、センス電流を調整するのが一
般的である。
【0006】従って、最適センス電流の設定には、単一
周波数の記録済みテープ、または、単一周波数の外部磁
界を印加する治具(調整用の器具のことを言う)を用い
て、主に手動で調整を行っていた。
【0007】更に、MRヘッドがテープとの接触で磨耗
した場合、その抵抗変化範囲が移動してしまい、その状
態で磁界変化に対する抵抗変化の線形特性を得るため
に、センス電流の再調整が必要であるが、上記の治具の
必要から、出荷した後での調整は不可能であった。
【0008】また、再生中にエラーが増加した時や、異
なる種類のテープの互換再生時においても、センス電流
を再調整することが望ましいが、やはり上記の治具の必
要から、出荷した後での調整は不可能であった。
【0009】さらに、同種類でも異なる特性(記録レベ
ルなど)を有する磁気テープの互換再生時に、MRヘッ
ド出力が飽和して、著しく誤り率が悪化した場合におい
ても、上記の理由から改善は困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の磁気記録再生装置において、MRヘッドの最
適センス電流の設定には、記録済みテープや外部磁界を
印加する専用の治具が必要となり、コストアップにつな
がるという問題点を有していた。
【0011】更に、製品の出荷後において、特にユーザ
側で、MRヘッドの経時変化、記録および再生の際のエ
ラー増加、異なる磁気テープの互換再生等に対応して、
MRヘッドの最適なセンス電流を再調整することは、不
可能であるという問題点をも有していた。
【0012】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、MRヘッドの経時変化等に対応して、容易にMR
ヘッドの最適なセンス電流を再調整することができ、更
には異なる磁気特性を有するテープの互換再生において
も良好な誤り率を実現することができる磁気記録再生装
置を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の磁気記録再生装置は、回転シリンダ上に少
なくともコイル型の記録ヘッドと磁気抵抗効果型の再生
ヘッドとを有し、記録媒体であり前記回転シリンダに巻
き付けた磁気テープに対して、前記記録ヘッドおよび前
記再生ヘッドを通じて、データを記録および再生する磁
気記録再生装置において、前記再生の際に前記磁気抵抗
効果型再生ヘッドにそのバイアス用として供給するセン
ス電流を、前記記録ヘッドと前記再生ヘッド間の磁気的
なクロストークを用い、そのクロストークに応じて前記
再生ヘッドから得られる再生信号に基づいて制御するこ
とにより、適正値に調整する手段を備えた構成としたこ
とを特徴とする。
【0014】以上により、磁気抵抗効果型再生ヘッドの
センス電流の調整を、特別のテープや専用治具を用いる
ことなく、自動で行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の磁気記
録再生装置は、回転シリンダ上に少なくともコイル型の
記録ヘッドと磁気抵抗効果型の再生ヘッドとを有し、記
録媒体であり前記回転シリンダに巻き付けた磁気テープ
に対して、前記記録ヘッドおよび前記再生ヘッドを通じ
て、データを記録および再生する磁気記録再生装置にお
いて、前記再生の際に前記磁気抵抗効果型再生ヘッドに
そのバイアス用として供給するセンス電流を、前記記録
ヘッドと前記再生ヘッド間の磁気的なクロストークを用
い、そのクロストークに応じて前記再生ヘッドから得ら
れる再生信号に基づいて制御することにより、適正値に
調整する手段を備えた構成とする。
【0016】請求項2に記載の磁気記録再生装置は、請
求項1記載の前記センス電流を、前記記録ヘッドからの
クロストークにより生じる前記再生ヘッドから得られる
再生信号の偶数次高調波に基づいて、そのレベルが最小
となるように制御することにより、適正値に調整するよ
う構成する。
【0017】請求項3に記載の磁気記録再生装置は、請
求項1または請求項2記載の前記記録ヘッドからのクロ
ストークを発生させるために前記記録ヘッドに供給する
記録電流として、一定周波数の正弦波または矩形波を供
給するよう構成する。
【0018】請求項4に記載の磁気記録再生装置は、請
求項3記載の前記記録電流の電流値を、前記再生ヘッド
からの再生信号が所定の再生レベルと略一致するよう
に、設定するよう構成する。
【0019】請求項5に記載の磁気記録再生装置は、請
求項3記載の前記記録電流として、その周波数が前記再
生ヘッドによる再生可能帯域の1/2以下である正弦波
または矩形波を供給するよう構成する。
【0020】請求項6に記載の磁気記録再生装置は、請
求項1記載の前記再生ヘッドの経時変化を検出する手段
を有し、前記センス電流を、前記記録ヘッドからのクロ
ストークにより前記再生ヘッドから前記経時変化に応じ
て得られる再生信号のレベルに基づいて、そのレベルが
初期調整値とほぼ同一となるように制御することによ
り、前記経時変化時の適正値に調整するよう構成する。
【0021】請求項7に記載の磁気記録再生装置は、請
求項1から請求項6のいずれかに記載の前記センス電流
の調整を、各ヘッドと記録媒体が接触していない時に行
うよう構成する。
【0022】請求項8に記載の磁気記録再生装置は、請
求項2、4、5、7記載の前記再生ヘッドの経時変化を
検出する手段を有し、前記経時変化に応じて、前記セン
ス電流を適正値に調整して変化させ、そのセンス電流を
前記再生ヘッドに供給して再生するよう構成する。
【0023】請求項9に記載の磁気記録再生装置は、請
求項8記載の前記経時変化として再生誤り率が劣化した
ことを検出した時に、前記センス電流を適正値に調整し
て変化させ、そのセンス電流を前記再生ヘッドに供給し
て再生するよう構成する。
【0024】請求項10に記載の磁気記録再生装置は、
請求項9記載の前記経時変化として再生誤り率が劣化し
たことを検出した時に、前記センス電流をその初期調整
値となるように変化させ、適正値に調整したセンス電流
を前記再生ヘッドに供給して再生するよう構成する。
【0025】請求項11に記載の磁気記録再生装置は、
請求項10記載の前記記録ヘッドを再生ヘッドとして用
い、前記再生ヘッド用の増幅回路を通じて再生するよう
構成する。
【0026】請求項12に記載の磁気記録再生装置は、
請求項11記載の前記記録ヘッドを再生ヘッドとして用
いる場合に、前記記録ヘッドを再生ヘッドに切り替える
制御信号として、前記再生ヘッド用のセンス電流制御信
号を用いるよう構成する。
【0027】これらの構成によると、磁気抵抗効果型再
生ヘッドのセンス電流の調整を、特別のテープや専用治
具を用いることなく、自動で行うことを可能にする。以
下、本発明の実施の形態を示す磁気記録再生装置につい
て、図面を参照しながら具体的に説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1の磁気記録再生
装置を説明する。
【0028】図1は本実施の形態1の磁気記録再生装置
の全体構成を示すブロック図であり、図2は図1の磁気
記録再生装置における回転シリンダ部の詳細構成を示す
ブロック図であり、回転シリンダ部に搭載されたMRヘ
ッドを用いて、磁気テープから再生される信号をPR4
等化する記録再生装置であって、1ヘッドの再生系と1
ヘッドの記録系を表したものである。なお、回転シリン
ダ部の径は、21.7mmとする。
【0029】尚、回転シリンダ部40には、記録ヘッド
6とMRヘッド8に加えて、記録用ロータリートランス
5、再生用ロータリートランス12、電源伝送用ロータ
リートランス33、シリンダ搭載再生アンプ11、セン
ス電流制御信号抽出回路35、センス電流生成回路1
0、整流回路34、スイッチ回路51が含まれる。
【0030】図1および図2に基づいて、まず最適セン
ス電流の調整時における記録系の動作から説明する。記
録信号生成回路2で生成された記録信号41、並びにC
W信号生成回路1で生成された連続する単一周波数の正
弦波(Continuous Wave)信号(以下、
CW信号と略す)42は、スイッチ回路3に入力され
る。スイッチ回路3は、入力端子27から入力される制
御信号28に基づき、最適センス電流調整時にはCW信
号42を、それ以外の時には記録信号41を記録アンプ
4に出力する。
【0031】これらCW信号42あるいは記録信号41
に基づいて記録アンプ4から出力される各記録電流は、
制御信号19(後述する)によって制御されるが、最適
センス電流調整時には、その際に記録アンプ4から出力
されるCW信号42の記録電流は、記録用ロータリート
ランス5をへて、回転シリンダ部40内の記録ヘッド6
に伝送される。そこで、記録ヘッド6の周辺では、CW
信号42に対応する磁界が発生する。
【0032】一方、MRヘッド8は、磁界変化を抵抗変
化に変換する素子であり、磁界変化に対して極めて高い
感度を有しており、従って、小径シリンダ上での記録ヘ
ッド6からの記録磁界は、クロストークとしてMRヘッ
ド8に印加される。つまり、記録と再生を同時に行え
ば、上記のクロストークにより、記録信号がほぼそのま
まMRヘッド8で取り出すことができる。
【0033】いま、記録ヘッド6からCW信号の磁界が
発生しているので、CW信号クロストーク7という磁界
(CW磁界と略称する)がMRヘッド8に印加される。
このCW磁界の変化は、MRヘッド8で抵抗変化に変換
され、センス電流生成回路10から出力されたセンス電
流9によってCW電圧の変化となり、スイッチ回路51
を通じてシリンダ搭載再生アンプ11に入力される。こ
のようなCW電圧に基づいてシリンダ搭載再生アンプ1
1から出力されたCW信号は、再生用ロータリートラン
ス12を経て、回転シリンダ部40の外部の再生アンプ
13に入力される。
【0034】ここで、センス電流生成回路10とシリン
ダ搭載再生アンプ11への電源供給、並びにセンス電流
制御は、以下の通り行われる。電源伝送信号生成回路3
1から供給される電源伝送信号は、アンプ32で増幅さ
れた後、加算回路30に供給される。加算回路30は、
アンプ32からの電源伝送信号に、センス電流制御回路
26から供給されるセンス電流制御信号29を重畳加算
する回路である。加算回路30は、電源伝送用ロータリ
ートランス33の伝送帯域内でセンス電流制御信号29
を伝送すべく、そのセンス電流制御信号29により電源
伝送信号を変調する機能も併せ持っている。なお、加算
回路30による重畳加算に際し、センス電流制御信号2
9のみならず他の制御信号や、マルチチャンネル記録の
際にはヘッド切替信号も併せて加算・伝送しても良い。
【0035】加算回路30から出力された信号は、回転
シリンダ部40内で、電源伝送用ロータリートランス3
3を経て、整流回路34とセンス電流制御信号抽出回路
35に供給される。整流回路34で整流された電圧37
は、センス電流生成回路10とシリンダ搭載再生アンプ
11に供給される。一方、センス電流制御信号抽出回路
35は、電源伝送信号からセンス電流制御信号36を抽
出して、センス電流生成回路10に供給する。
【0036】なお、センス電流制御信号36の抽出に際
し、加算回路30により電源伝送信号に加算されたセン
ス電流制御信号29のみならず、他の制御信号や、マル
チチャンネル記録の際にはヘッド切替信号も併せて抽出
して、他の回路に供給するように構成しても良い。
【0037】以上のようにして再生アンプ13に入力さ
れ増幅されたCW信号は、出力端子39から後段の等化
回路に供給されると共に、エンベ検波回路14、CW基
本波バンドパスフィルタ(BPF)22、CW2次高調
波バンドパスフィルタ(BPF)23に供給される。
【0038】まずエンベ検波回路14のエンベロープ
(以下、エンベと略称する)検波出力は、判別回路15
に供給される。判別回路15は、エンベ検波出力と再生
レベル記憶回路21の検波出力とを比較して、判別信号
25をCW信号用記録電流制御回路16並びにスイッチ
回路20に出力する。再生レベル記憶回路21は、通常
再生時のエンベ検波レベルを記憶した回路である。通常
再生時のエンベ検波レベルとは、同一ロットのMRヘッ
ド8における平均的な再生レベル、即ち基準再生レベル
のことである。
【0039】また、判別回路15からの判別信号25
は、CW信号用記録電流制御回路16からの制御信号1
9により、CW信号の記録電流の設定を制御して、その
結果CW信号のエンベ検波レベルと通常再生時の検波レ
ベルとが一致するように、その制御信号19を出力すべ
くCW信号用記録電流制御回路16に指示する信号であ
る。このようにクロストークによるCW信号レベルが通
常再生時と同等となれば、MRヘッド8へのCW信号ク
ロストーク7は通常再生時とほぼ同等に調整されたこと
を意味する。
【0040】ここで、制御信号19について述べる。制
御信号19は、記録アンプ4から出力される記録電流を
制御する。入力端子27から入力される制御信号28に
基づき、スイッチ回路18により、最適センス電流調整
時にはCW信号用記録電流制御回路16の出力を、それ
以外の時には記録信号用記録電流制御回路17の出力
を、それぞれ選択したものが制御信号19である。な
お、CW信号用記録電流制御回路16においては、上記
の最適センス電流調整時のCW信号用記録電流値を、そ
の初期調整値として記憶するものとする。
【0041】なお、CW信号は、本実施の形態では、正
弦波としたが、2次高調波成分が少ない信号であればよ
く、矩形波であっても良いことは明らかである。更に、
2次高調波を精度良く検出するためには、CW信号の周
波数を、MRヘッドによる再生可能帯域の1/2以下と
することが望ましく。更には、再生信号の周波数特性に
おいて、出力が最大となる周波数に設定することが望ま
しい。なぜなら、通常再生時のエンベ検波出力は、出力
最大となる周波数の再生信号レベルに依存しているから
である。
【0042】また、この最適センス電流の設定は、各ヘ
ッドと記録媒体である磁気テープが接触していない期間
に行わなければならない。なぜなら、各ヘッドが記録媒
体に接触していると、CW信号が記録される可能性があ
るからである。従って、入力端子27から入力される制
御信号28により、ヘッドが媒体に接触している間は、
最適センス電流設定、即ちCW記録電流の調整モードに
移行することはない。ただし、後述する、経時変化によ
るヘッド磨耗時のセンス電流の調整は、制御信号28に
よって禁止されるものではなく、可能である。
【0043】以上が、最適センス電流の調整時における
記録系、即ちCW信号の記録電流の設定についての説明
である。次に、MRヘッドにおいて磁界変化に対する抵
抗変化の線形性を得るための最適センス電流の設定につ
いて説明する。
【0044】再生アンプ13で増幅されたCW信号は、
前述の通り、出力端子39から後段の等化回路に供給さ
れると共に、エンベ検波回路14、CW基本波BPF2
2、CW2次高調波BPF23に供給される。CW基本
波BPF22ではCW信号の基本波を抽出し、CW2次
高調波BPF23では、MRヘッドにおいて磁界変化に
対する抵抗変化が非線形になった場合に現れる2次高調
波、即ち上下非対称成分を抽出する。
【0045】これらの基本波成分と2次高調波成分は、
比較・判別回路24により比較され、基本波に対する2
次高調波が最小となったことを、その状態を示す判別信
号38により、比較・判別回路24から、スイッチ回路
20を介してセンス電流制御回路26に指示する。
【0046】スイッチ回路20は、入力端子27から入
力される制御信号28に基づき、最適センス電流調整時
には判別信号38を、それ以外の時には判別信号25
を、それぞれセンス電流制御回路26に出力する。セン
ス電流制御回路26は、判別信号38または判別信号2
5に基づき、アンプ32からの電源伝送信号に加算重畳
するセンス電流制御信号29を、加算回路30に出力す
る回路である。なお、センス電流制御回路26は、入力
端子27から入力される制御信号28に基づき、最適セ
ンス電流調整時には、判別信号38に従ってCW信号の
2次高調波が最小となるように制御を行い、それ以外の
通常時には、判別信号25に従って制御を行う。通常時
の制御に関しては後述する。
【0047】なお、センス電流制御回路26には、その
初期センス電流値、即ち前述のCW信号の記録電流設定
時におけるセンス電流値として、同一ロットのMRヘッ
ドの平均的なセンス電流値が、予め設定記憶されてい
る。
【0048】以上で、初期センス電流は最適値に設定さ
れた。次に、経年使用により、MRヘッド8が、経時変
化、特に磁気テープとの磨耗などにより経時変化した時
のセンス電流の調整について説明する。
【0049】MRヘッド8が磨耗した場合には、初期の
最適センス電流のままで再生すると、歪が大きくなる。
実験によって、センス電流9の最適値は、磨耗するにつ
れて減少側にシフトすることが知られている。従って、
MRヘッド8の磨耗時には、センス電流9を減少させる
微調整を行う必要がある。
【0050】一方、ヘッド磨耗時には、再生用のMRヘ
ッドが磨耗するため、MR抵抗が上昇する。MRヘッド
が1/2まで磨耗すると、抵抗値は約2倍となる。従っ
て、初期の最適センス電流のままであれば、出力は約2
倍に増加する。これを利用すれば、ヘッドの経時変化即
ち磨耗量は、再生出力のエンベ検波によって検知するこ
とができる。
【0051】そこで、MRヘッドの磨耗に応じたセンス
電流の調整について説明する。前述の通り、センス電流
制御回路26は、入力端子27から入力される制御信号
28に基づき、最適センス電流調整時には、判別信号3
8に従ってCW信号の2次高調波が最小となるように制
御を行い、それ以外の再生時には判別信号25に従って
制御を行う。再生時において、ヘッド磨耗によって再生
レベル記憶回路21に記憶されている基準再生レベルを
大きく上回った時には、判別回路15から判別信号25
が、スイッチ回路20を介して、センス電流制御回路2
6に出力される。
【0052】判別信号25は、エンベ検波レベルが基準
再生レベルに一致するように、センス電流制御回路26
に指示する信号である。センス電流制御回路26は、入
力端子27から入力される制御信号28に基づき、ヘッ
ド磨耗時には判別信号25に従ってセンス電流を減少さ
せるような制御を行う。
【0053】なお、センス電流の減少率は、センス電流
制御回路26が有するテーブルを用いて行い、必ずしも
常に基準再生レベルに一致するように調整するものでは
ない。即ち振幅が2倍になったからといってセンス電流
を1/2にするものではなく、一定のテーブルに基づい
て調整する。本実施の形態では、テーブルは振幅がn倍
の時、センス電流は0.7/n倍とした。また、この再
生時における、センス電流の調整頻度は常時、または一
定期間ごとに行っても良い。
【0054】この調整は、ヘッド磨耗による出力増加を
抑制する方向に働くので、回路系のダイナミックレンジ
(Dレンジ)等に余裕がなくなることにより誤り率が低
下する恐れを回避することができる。また、出力が数倍
に増加することを前提に回路設計しなくてすむので、回
路の追加や複雑化を回避できるばかりか、省電力にも直
結する。
【0055】また、磨耗時のセンス電流調整で、再生し
ながら常時行う前述の方法のみならず、CW信号用記録
電流制御回路16に記憶されている記録電流の初期調整
値を用いて、CW信号クロストーク7から行うこともで
きる。MRヘッドの抵抗値が増加すれば、クロストーク
によるCW信号レベルも増加する。したがって、それを
再生レベル記憶回路21の基準再生レベルと比較して、
同様にセンス電流を調整しても良い。この場合は、ヘッ
ドと媒体が接触していない期間に行わなければならな
い。 (実施の形態2)図1に記載のセンス電流制御手段を用
いれば、ヘッド磨耗時のみならず、誤り率劣化時、例え
ばストレージ機器におけるリトライ時に、センス電流を
変化させて同一テープ位置を再度再生することができ
る。
【0056】センス電流の変化量は、所定のステップで
行う。この時、センス電流を初期調整値に戻して再生し
ても良い。センス電流を初期調整値に戻して再生すれ
ば、再生振幅は変化するが、もし回路のDレンジ内であ
れば、誤り率が改善されることがある。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3として、記録ヘ
ッドを再生ヘッドとして用いて再生する場合について、
以下に説明する。
【0057】磁気的な特性として、異なる記録レベルを
有する磁気テープの互換再生時、例えば磁性層厚の厚い
磁気テープを互換再生する場合、または再生誤り率が劣
化した場合には、記録ヘッド6を再生ヘッドとして用い
た。すなわち、磁性層厚の厚いテープをMRヘッド8で
再生すると、磁界が強すぎてMRヘッド8の再生出力の
レベルが飽和することがあるが、そのような場合には、
リングヘッドである記録ヘッド6で再生する。
【0058】記録ヘッド6の再生出力は、スイッチ回路
51に入力されて、シリンダ搭載再生アンプ11に入力
される。スイッチ回路51は、センス電流制御信号36
がある一定値のセンス電流を指示している間はMRヘッ
ド8の出力を選択するが、入力端子60から供給される
制御信号によってセンス電流を0にするよう指示したと
きは、記録ヘッド6からの出力を選択する。また、著し
く誤り率が劣化した場合においても、記録ヘッド6によ
る再生は有効である。
【0059】このように、記録ヘッド6からの出力信号
を、本来、MRヘッド8用として回転シリンダ部40内
に設けられたのシリンダ搭載アンプ11を用いて増幅し
て再生することで、記録ヘッド6用に新たなアンプを設
けることも不要とすることができる。加えて、記録ヘッ
ド6の再生機能への切替信号として、センス電流制御信
号36を用いることで、制御の簡略化と省電力化を実現
することができる。
【0060】以上のように、最適センス電流を設定する
場合に、従来例では専用の記録済みテープまたは特別の
冶具が必要であったが、本実施の形態では、記録ヘッド
と再生用のMRヘッド間のクロストークを用いて、CW
信号の2次高調波が最小となるようにセンス電流を設定
することで、最適センス電流を自動調整で尚且つ精度良
く実現することができる。
【0061】また、ヘッド磨耗時におけるセンス電流の
調整をも自動で行うことにより、経時変化による誤り率
劣化も回避することができる。さらに、記録ヘッドでの
再生機能も付加することで、異なる特性を有する磁気テ
ープの互換再生時または再生誤り率劣化時にも、誤り率
を改善することができる。このとき、記録ヘッド6から
の出力信号の再生アンプをMRヘッドと共用すること
で、回路や回転シリンダ部40の構成を大幅に簡略化す
ることができ、加えて、記録ヘッドの再生機能への切替
制御を、センス電流制御信号で行うことで、制御の簡略
化と省電力化も実現することができる。
【0062】なお、本実施の形態では、より高いC/N
を確保するために、回転シリンダ部40内にシリンダ搭
載アンプ11を配置したが、回転シリンダ内に必須なの
は整流回路34とセンス電流生成回路10であり、シリ
ンダ搭載再生アンプ11等は、回転シリンダ部40の外
部に配置して構成しても良い。
【0063】また、本実施の形態では、CW信号の2次
高調波が最小となるようにセンス電流を設定したが、他
の隅数次高調波でもよい。また、本実施の形態では、記
録ヘッド6は記録再生両機能を有するが、記録機能のみ
であっても、最適センス電流の設定手法の有効性に影響
しないことは明らかである。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気抵抗
効果型再生ヘッドのセンス電流の調整を、特別のテープ
や専用治具を用いることなく、自動で行うことができ
る。
【0065】そのため、磁気抵抗効果型再生ヘッドの経
時変化等に対応して、容易に磁気抵抗効果型再生ヘッド
の最適なセンス電流を再調整することができ、更には異
なる磁気特性を有するテープの互換再生においても良好
な誤り率を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の磁気記録再生装置の全体
構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態の磁気記録再生装置における回転
シリンダ部の詳細構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 CW信号生成回路 2 記録信号生成回路 3、18、20、51 スイッチ回路 4 記録アンプ 5 記録用ロータリートランス 6 記録ヘッド 7 CW信号クロストーク 8 MRヘッド 9 センス電流 10 センス電流生成回路 11 シリンダ搭載再生アンプ 12 再生用ロータリートランス 13 再生アンプ 14 エンベ検波回路 15 判別回路 16 CW信号用記録電流制御回路 17 記録信号用記録電流制御回路 19、28 制御信号 21 再生レベル記憶回路 22 CW基本波BPF 23 CW2次高調波BPF 24 比較・判別回路 25、38 判別信号 26 センス電流制御回路 27、60 入力端子 29 センス電流制御信号 30 加算回路 31 電源伝送信号生成回路 32 アンプ 33 電源伝送用ロータリートランス 34 整流回路 35 センス電流制御信号抽出回路 36 センス電流制御信号 37 電圧 39 出力端子 40 回転シリンダ部 41 記録信号 42 CW信号

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転シリンダ上に少なくともコイル型の
    記録ヘッドと磁気抵抗効果型の再生ヘッドとを有し、記
    録媒体であり前記回転シリンダに巻き付けた磁気テープ
    に対して、前記記録ヘッドおよび前記再生ヘッドを通じ
    て、データを記録および再生する磁気記録再生装置にお
    いて、前記再生の際に前記磁気抵抗効果型再生ヘッドに
    そのバイアス用として供給するセンス電流を、前記記録
    ヘッドと前記再生ヘッド間の磁気的なクロストークを用
    い、そのクロストークに応じて前記再生ヘッドから得ら
    れる再生信号に基づいて制御することにより、適正値に
    調整する手段を備えたことを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記センス電流を、前記記録ヘッドから
    のクロストークにより生じる前記再生ヘッドから得られ
    る再生信号の偶数次高調波に基づいて、そのレベルが最
    小となるように制御することにより、適正値に調整する
    よう構成したことを特徴とする請求項1記載の磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドからのクロストークを発
    生させるために前記記録ヘッドに供給する記録電流とし
    て、一定周波数の正弦波または矩形波を供給するよう構
    成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記記録電流の電流値を、前記再生ヘッ
    ドからの再生信号が所定の再生レベルと略一致するよう
    に、設定するよう構成したことを特徴とする請求項3記
    載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記録電流として、その周波数が前記
    再生ヘッドによる再生可能帯域の1/2以下である正弦
    波または矩形波を供給するよう構成したことを特徴とす
    る請求項3記載の磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記再生ヘッドの経時変化を検出する手
    段を有し、前記センス電流を、前記記録ヘッドからのク
    ロストークにより前記再生ヘッドから前記経時変化に応
    じて得られる再生信号のレベルに基づいて、そのレベル
    が初期調整値とほぼ同一となるように制御することによ
    り、前記経時変化時の適正値に調整するよう構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記センス電流の調整を、各ヘッドと記
    録媒体が接触していない時に行うよう構成したことを特
    徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の磁気
    記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記再生ヘッドの経時変化を検出する手
    段を有し、前記経時変化に応じて、前記センス電流を適
    正値に調整して変化させ、そのセンス電流を前記再生ヘ
    ッドに供給して再生するよう構成したことを特徴とする
    請求項2、4、5、7記載の磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記経時変化として再生誤り率が劣化し
    たことを検出した時に、前記センス電流を適正値に調整
    して変化させ、そのセンス電流を前記再生ヘッドに供給
    して再生するよう構成したことを特徴とする請求項8記
    載の磁気記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記経時変化として再生誤り率が劣化
    したことを検出した時に、前記センス電流をその初期調
    整値となるように変化させ、適正値に調整したセンス電
    流を前記再生ヘッドに供給して再生するよう構成したこ
    とを特徴とする請求項9記載の磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドを再生ヘッドとして用
    い、前記再生ヘッド用の増幅回路を通じて再生するよう
    構成したことを特徴とする請求項10記載の磁気記録再
    生装置。
  12. 【請求項12】 前記記録ヘッドを再生ヘッドとして用
    いる場合に、前記記録ヘッドを再生ヘッドに切り替える
    制御信号として、前記再生ヘッド用のセンス電流制御信
    号を用いるよう構成したことを特徴とする請求項11記
    載の磁気記録再生装置。
JP2001390721A 2001-12-25 2001-12-25 磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JP3850287B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390721A JP3850287B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001390721A JP3850287B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003196801A true JP2003196801A (ja) 2003-07-11
JP3850287B2 JP3850287B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=27598515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001390721A Expired - Fee Related JP3850287B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3850287B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3850287B2 (ja) 2006-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960016898B1 (ko) 디지탈 신호의 전송계에 있어서 손실된 저주파수 성분을 재생하여 보상하기 위한 직류 재생회로
JP3850287B2 (ja) 磁気記録再生装置
KR100903240B1 (ko) 자기 기록 데이터 재생 장치 및 방법
KR100307176B1 (ko) 자동조정용기록포맷과 그 기록장치 및 자동조정장치
JPH05325110A (ja) 磁気抵抗効果型ヘッド用リードアンプ回路
US6867938B2 (en) Digital information reproducing apparatus using rotary magnetic heads
JPH04341901A (ja) ヘッド電流調整装置および磁気記録再生装置
JP3494122B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3052858B2 (ja) ディジタル信号記録再生の自動調整方法および装置
JPH09293215A (ja) 磁気記録再生装置
JP3550624B2 (ja) 記録増幅回路
JPH0782604B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2532295B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH04216303A (ja) ビデオレコーダ用デジタル信号記録/再生回路
JPH0542050B2 (ja)
JPH033161A (ja) 回転ヘッド型磁気記録再生装置
JPH06259713A (ja) 磁気記録再生装置
JPS6113286B2 (ja)
JPH05197906A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0397103A (ja) 記録装置
JPH052701A (ja) 磁気記録再生装置
JPH09115104A (ja) 回転シリンダ装置およびそれを用いた磁気記録再生装置
JPS6180503A (ja) 再生プリアンプ回路
JPH05325512A (ja) 磁気記録装置及び磁気記録媒体
JP2002367104A (ja) 記録再生装置および回転磁気ヘッド型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060829

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees