JPH0782604B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0782604B2
JPH0782604B2 JP61150403A JP15040386A JPH0782604B2 JP H0782604 B2 JPH0782604 B2 JP H0782604B2 JP 61150403 A JP61150403 A JP 61150403A JP 15040386 A JP15040386 A JP 15040386A JP H0782604 B2 JPH0782604 B2 JP H0782604B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、古い記録の上に重ねて記録するオーバーラ
イトを行なう磁気記録再生装置、特にデイジタルオーデ
オテープレコーダ等のデイジタル磁気記録再生装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
第4図は従来のデイジタル磁気記録再生装置のブロツク
図の一例であり、図において、(1)は入力されたデイ
ジタル信号をたとえば8−10変調、8−9変調などに変
調する変調器、(2)は変調器(1)によつて変調され
た信号電圧を電流に変換し増幅する記録アンプ、(3)
は記録、再生を切換える切換スイツチ、(4)は固定側
から回転シリンダへ信号を伝達するロータリートラン
ス、(5)は磁気テープ、(6)は磁気テープ(5)に
記録再生を行なう磁気ヘッド、(7)は磁気ヘツド
(6)からの再生信号を増幅する再生アンプ、(8)は
再生信号の等化を行なう等化器、(9)は等化器(8)
で等化された信号を二値化するゼロクロスコンパレー
タ、(10)は復調器である。
つぎに動作について説明する。
変調器(1)によつて変調されたデイジタル信号は、記
録アンプ(2)、切換スイッチ(3)およびロータリー
トランス(4)を通つて磁気ヘツド(6)に入力され、
磁気テープ(5)に記録される。記録アンプ(2)の周
波数特性は、使用周波数帯域内で磁気ヘツド(6)に流
れる記録電流がほぼ一定となるように設定されている。
第5図に記録電流一定とした時の記録磁界の周波数特性
を示す。図において、(20)は磁気ヘツド(6)に流れ
る記録電流の周波数特性、(21)は磁気ヘツド(6)か
ら出力される記録磁界の周波数特性である。第5図より
記録電流(20)が一定であつても、磁気ヘツド(6)の
ヒステリシス損失、うず電流損失などの高周波損失のた
めに、記録磁界(21)は周波数が高くなるにつれて減少
する。
通常、記録電流(20)の値は、最短記録波長(最大周波
数)の信号を記録再生して、最大再生出力が得られる記
録電流(最適記録電流)を用いる。
第5図(20)に示すような記録電流特性で記録をおこな
つた磁気テープ(5)の縦断面図を第6図(a)に示
す。図において(50)は磁気テープ(5)のベース層、
(51)は磁気テープ(5)の磁性層、(52)は磁性層表
面、(30)は低い周波数によつて記録した場合の記録磁
化、(31)は高い周波数によつて記録した場合の記録磁
化である。高い周波数に比べて低い周波数の記録磁界
は、前述のように強いので、低い周波数の記録磁化(3
0)は磁気テープ磁性層表面(52)から深く磁化され、
高周波数の記録磁化(31)は、磁性層表面(52)から浅
く磁化される。
デイジタル磁気記録においては、磁気テープの古い記録
の上に、直接重ねて記録するオーバーライトが一般に用
いられる。第6図(a)に示した記録磁化に、高い周波
数の記録磁化(31)と同じ周波数でオーバーライトを行
なつた磁気テープ(5)の縦断面図を第6図(b)に示
す。図において、(32)は新しい記録磁化、(30)は新
しい記録磁化の記録によつて消し残つた低い周波数の古
い記録磁化である。
第6図(b)に示すような記録磁化を再生すれば古い記
録磁化(30)がある所では、新しい記録磁化(32)によ
る再生信号に古い記録磁化(30)による信号が妨害をあ
たえ、S/Nが低下する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のデイジタル磁気記録再生装置は以上のように構成
されているので、低い周波数で記録した媒体の上に高い
周波数でオーバーライトを行なつた場合、低い周波数の
記録が完全には消えず、新しい記録に妨害をあたえるな
どの問題点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、オーバーライトを行なつた場合に古い記録が
完全に消され、新しい記録に妨害をあたえない磁気記録
再生装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る磁気記録再生装置は、記録信号をディジ
タル変調する変調器と、前記変調器から出力される変調
信号に所要の周波数特性を与える記録イコライザと、こ
の記録イコライザの出力の増幅する記録アンプと、この
記録アンプの出力を磁気記録媒体に記録する磁気ヘッド
とを備え、記録済みの磁気記録媒体にオーバーライト記
録を行う磁気記録再生装置であって、上記記録媒体に記
録する記録磁化の深さが周波数によらずほぼ一定になる
ように前記記録イコライザの周波数特性を設定し、オー
バーライト記録時に記録済みの記録磁化と同じ深さまで
の記録磁化を形成するようにしたものである。
〔作用〕
この発明における記録イコライザは記録時におけるヘツ
ドの出力磁界が、使用周波数帯域内でほぼ一定になるよ
うに記録電流の周波数特性を設定したものであり、記録
磁化の深さが周波数によらず一定となる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図において、(1)は入力されたデイジタル信号を
例えば8−10変調、8−9変調などに変調する変調器、
(11)は変調器(1)によつて変調された変調信号に所
定の周波数特性を与える記録イコライザであり、上記変
調信号の低域を抑圧し高域を強調する、すなわち、周波
数の増大にしたがつて信号レベルを上昇させる。
(2)は記録イコライザ(11)からの信号を増幅する記
録アンプ、(3)は記録、再生を切換える切換スイツ
チ、(4)は固定側から回転シリンダへ信号を伝達する
ロータリトランス、(5)は磁気テープ、(6)は磁気
テープ(5)に記録再生を行なう磁気ヘツド、(7)は
ヘツドからの再生信号を増幅する再生アンプ、(8)は
再生信号の等化を行なう等化器、(9)は等化器(8)
で等化された信号を二値化するゼロクロスコンパレー
タ、(10)は復調器である。
つぎに動作について説明する。
変調器(1)によつて変調されたデイジタル信号は、記
録イコライザ(11)、記録アンプ(2)、切換スイツチ
(3)、ロータリートランス(4)を通つて磁気ヘツド
(6)に入力され、磁気テープ(5)に記録される。
第2図にこの実施例における記録電流(20)の周波数特
性とヘツド出力磁界(21)の周波数特性を示す。図にお
いて(20)は記録電流の周波数特性、(21)はヘツド出
力磁界の周波数特性である。一般に、記録する信号の周
波数が高くなれば、磁気ヘツド(6)のヒステリシス損
失、うず電流損失などの高周波損失のため出力磁界が低
下する。ところが、この発明では記録イコライザ(11)
により低域抑制、高域強調がなされるから、磁気ヘツド
(6)に流れる記録電流(20)が、第2図に示すよう
に、低域抑制・高域強調される結果、磁気ヘツド(6)
の出力磁界(21)が一定になる。ここで、記録磁界(2
1)は、最短記録波長(最大周波数)の信号を記録再生
して最大再生出力が得られる値とする。
第2図に示したような記録電流特性で記録をおこなつた
磁気テープ(5)の縦断面図を第3図(a)に示す。図
において、(50)は磁気テープ(5)のベース層、(5
1)は磁気テープ(5)の磁性層、(52)は磁性層表
面、(30)は低い周波数によつて記録した記録磁化、
(31)は高い周波数によつて記録した記録磁化である。
記録磁界(21)は周波数によらず一定なので、低い周波
数の記録磁化(30)も高い周波数の記録磁化(31)も、
磁性層表面から同じ深さだけ磁化される。第3図(a)
に示した記録磁化に高い周波数の記録磁化(31)と同じ
周波数でオーバーライトを行なつた磁気テープ(5)の
縦断面図を第3図(b)に示す。(32)は新しく記録し
た記録磁化であり、古い記録磁化(30),(31)は完全
に消去されている。このため、古い記録磁化からの妨害
がなくなり、再生信号のS/Nが上昇する。
第2図に示したように出力磁界(21)が一定となる記録
電流特性を得るためには、たとえばそれぞれの周波数で
最大再生出力が得られる最適記録電流を求め、この最適
記録電流を記録波長で割つた値の定数倍に記録電流がな
るように、記録イコライザ(11)の周波数特性を設定す
ればよい。
電子通信学会磁気記録研究会資料MR75−28「無バイアス
記録時の短波長記録特性の検討」(村松)によれば、最
適記録電流で記録した記録磁化は、磁性層表面より記録
波長の1/4の深さまで磁化されるので、最適記録電流を
記録波長で割つた値に記録電流(20)を設定することに
よつて、記録磁化の磁性層表面(52)からの深さを一定
にすることができる。記録磁化の深さは最短記録波長の
信号の再生出力が最大となる深さが望ましいので、最短
記録波長の1/4の深さまで磁化する。このような記録電
流特性は、各周波数における記録電流が、 各周波数の最適記録電流×(最短記録波長/各周波数に
おける記録波長) となるように記録イコライザ(11)を設定することによ
つて得られる。
なお、上記実施例では磁気記録媒体(5)として磁気テ
ープを用いたが、磁気デイスク等他の磁気記録媒体であ
つてもよい。
なお、上記実施例では、最適記録電流と記録波長より磁
気ヘツドの出力磁界(21)が一定となる記録電流特性を
求めたが、磁気ヘツドコアの透磁率の周波数特性、有限
要素法による計算など他の方法によつて、上記出力磁界
(21)が一定となる記録電流特性を求めてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係る磁気記録再生装置によれ
ば、記録信号をディジタル変調する変調器と、前記変調
器から出力される変調信号に所要の周波数特性を与える
記録イコライザと、この記録イコライザの出力を増幅す
る記録アンプと、この記録アンプの出力を磁気記録媒体
に記録する磁気ヘッドとを備え、記録済みの磁気記録媒
体にオーバーライト記録を行う磁気記録再生装置であっ
て、上記記録媒体に記録する記録磁化の深さが周波数に
よらずほぼ一定になるように前記記録イコライザの周波
数特性を設定して、オーバーライト記録時に記録済みの
記録磁化と同じ深さまでの記録磁化を形成するようにし
たので、磁性層が厚い記録媒体についても、オーバーラ
イトをおこなつた場合のS/Nが改善される効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による磁気記録再生装置を
示すブロツク図、第2図はこの発明の一実施例による記
録電流と記録磁界の周波数特性を示す特性図、第3図は
この発明の一実施例による磁気記録再生装置によつて記
録した磁気テープを示す縦断面図、第4図は従来の磁気
記録再生装置を示すブロツク図、第5図は従来の磁気記
録再生装置の記録電流と記録磁界の周波数特性を示す特
性図、第6図は従来の磁気記録再生装置によつて記録し
た磁気テープを示す縦断面図である。 (1)……変調器、(2)……記録アンプ、(5)……
磁気テープ、(6)……磁気ヘツド、(11)……記録イ
コライザ、(20)記録電流、(21)……出力磁界。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録信号をディジタル変調する変調器と、 前記変調器から出力される変調信号に所要の周波数特性
    を与える記録イコライザと、 この記録イコライザの出力の増幅する記録アンプと、 この記録アンプの出力を磁気記録媒体に記録する磁気ヘ
    ッドとを備え、 記録済みの磁気記録媒体にオーバーライト記録を行う磁
    気記録再生装置であって、 上記記録媒体に記録する記録磁化の深さが周波数によら
    ずほぼ一定になるように前記記録イコライザの周波数特
    性を設定したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記磁気ヘッドに流れる記録電流につい
    て、 最大再生出力が得られる電流を最適記録電流としたと
    き、前記記録電流の値が、それぞれの周波数において、 各周波数における最適記録電流×(最短記録波長/各周
    波数における記録波長) となるように、前記記録イコライザの周波数特性が設定
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の磁気記録再生装置。
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