JP2003195917A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

Info

Publication number
JP2003195917A
JP2003195917A JP2002266487A JP2002266487A JP2003195917A JP 2003195917 A JP2003195917 A JP 2003195917A JP 2002266487 A JP2002266487 A JP 2002266487A JP 2002266487 A JP2002266487 A JP 2002266487A JP 2003195917 A JP2003195917 A JP 2003195917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
axis
movement
command
coordinate system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002266487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3643098B2 (ja
Inventor
Toshiaki Otsuki
俊明 大槻
Shinyo Shibata
進洋 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2002266487A priority Critical patent/JP3643098B2/ja
Publication of JP2003195917A publication Critical patent/JP2003195917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3643098B2 publication Critical patent/JP3643098B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テーブル回転軸を有する工作機械において、
加工プログラムの作成が容易で、プログラム長も短く、
工具長変更も容易な数値制御装置を得る。 【解決手段】 テーブルと共に回転するワーク座標系で
加工移動経路を指令する。直線移動軸の前記移動経路指
令を移動速度指令に基づいて補間して前記移動径路の補
間位置情報を得る(S5,6)。また、回転移動軸の移動
指令を補間して回転移動軸の補間位置情報を得る(S
8)。該回転移動軸の補間位置情報に基づいて直線移動
軸の補間位置情報を補正する(S9,10,11)。前記
移動径路の補正された補間位置情報と、前記回転移動軸
の補間位置情報に基づいて対応する各軸のサーボモータ
を駆動する。ワーク座標系はテーブルと共に回転するか
ら、ワーク座標系で定義された加工形状が回転するワー
ク上に加工されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを回転させ
て加工する加工機を制御する数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数個の直線移動軸及びテーブル
回転移動軸を少なくとも1軸有し、さらに、工具ヘッド
回転用に1軸、または、テーブル回転用に1軸持った工
作機械が知られている。例えば、図1のようなテーブル
1が直交するX,Y軸方向に駆動され、該X,Y軸と直
交するZ軸方向に工具2が駆動され、さらに、X軸周り
の回転軸Aにより工具2が回動制御されると同時に、Z
軸周りの回転軸Cによりテーブル1が制御され、テーブ
ル1に載置固定されたワーク3を加工する5軸加工機が
知られている。
【0003】また、図2のように、工具2は直交する
X,Y,Z軸方向に駆動され、テーブル1は、X軸回り
の回転軸A、Z軸回りの回転軸Cにより回転制御され、
このテーブル1に載置固定されたワーク3を工具2で加
工するようにした5軸加工機も公知である。
【0004】それらの回転軸A,Cが回転しながら工具
2の先端点が所期の経路を所期の速度で移動する動作を
行うためには、従来はCAMによって微小線分のプログ
ラムを作成し、指令する必要があった。
【0005】例えば、図3のようなテーブル1の回転用
に1軸(C軸)、工具2のヘッド回転用に1軸(A軸)
を持った工作機械において、図4のようにテーブル1を
回転させ、かつ工具2の傾き角度を変化させながらテー
ブル1上のワーク3に直線Lを切削加工する場合、1個
の直線指令のブロックとして指令することはできず、次
の<従来のプログラム指令>の例に示すように、ブロッ
クN301、N302等,多数のブロックに分割して指
令する必要があった。なお、図3において、COは、C
軸の回転中心であり、CSはC軸の基準位置であり、プ
ログラムで指令されるC軸回転位置がこの基準位置CS
に位置決めされるように制御されるものである。また、
Pは工具2の制御点であり、かつ、この制御点Pが工具
2の回転中心である。 <従来のプログラム指令>N200 G01 G90 XXc0 YYc
0 ZZc0 A60.0 C30.0 ;N301 XXc1 YYc1 ZZc1 A
45.0 C90.0 ;N302 XXc2 YYc2 ZZc2 A30.0 C15
0.0 ;G01は、切削送り指令であり、G90は、アブ
ソリュート指令を意味する。このプログラムにより、工
作機械の各軸は図5のように動作する。図5(a)は、
第1のブロック「N200」によるX軸=Xc0,Y軸=Y
c0,Z軸=Zc0,A軸=60度,C軸=30度の位置へ
の位置決め位置であり、第2のブロック「N301」に
よる加工の開始点である。図5(b)は、第2のブロッ
ク「N301」の終点であり、第3のブロック「N30
1」の始点を表している。第2のブロック「N301」
の加工指令によって、実線で示すように直線状に切削加
工がなされる。また、図5(c)は第3のブロック「N
301」の終点であり、この第2、第3のブロックの指
令によって、直線Lの切削加工がなされる。
【0006】しかし、このように、この直線Lの加工を
2ブロック程度に分割したのでは精度良く直線Lを切削
できず、実際は精度良く加工するために、非常に多くの
ブロックに分割して指令する必要がある。
【0007】なお、図4は便宜上C軸を固定して描いた
図にしてある。 実際はC軸が回転しながら動作する。
また、図4と図5はZ軸+方向から見た図である。上記
説明では、テーブル回転用に1軸(C)と工具ヘッド回転
用に1軸(A)持った工作機械で説明しているが、A,C
以外の軸構成やテーブル回転用に2軸持った工作機械に
おいても同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、テーブ
ル回転用に1軸と工具ヘッド回転用に1軸、または、テ
ーブル回転用に2軸持った工作機械等の少なくともテー
ブル回転軸を備えた工作機械において、それらの回転軸
が回転しながら工具先端点が指令された経路を指令され
た速度で移動する動作を行うためには、CAMによって
微小線分のプログラムを作成し、指令する必要がある。
その結果、 .CAM装置が必要である。 .多くの微小線分の指令になるので、プログラム長が
長くなる。そのため、大容量の記憶装置が必要になる。 .プログラム長が長くなるため、DNC運転(外部機
器から数値制御装置(CNC)にプログラムを転送しな
がら行なう運転)の場合、外部機器からCNCへ高速に
転送する必要がある。 .多くの微小線分の指令になるので、CNCがプログ
ラムを解析することに時間がかかり、スムーズに加工で
きない場合がある。 .工具長を変更した場合、CAMによってプログラム
から作成し直す必要があり、時間がかかる。といった問
題がある。
【0009】そこで、本発明は、ワークを保持するテー
ブル等を駆動する回転軸を備える加工機の数値制御装置
であって、上述した問題点を解決し、加工プログラムの
作成が容易で、かつその加工プログラム長も短くてす
み、工具長変更にも容易に対処できる数値制御装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個の直線
移動軸及びテーブルの回転移動軸を少なくとも1軸有す
る工作機械、さらには工具をテーブルに対して傾ける回
転移動軸を有する工作機械を制御して、テーブル上に固
定されたワークを工具により連続的に加工するための数
値制御装置であって、前記直線移動軸の移動経路指令、
前記ワークと前記工具との相対移動速度指令および前記
テーブルに対する前記工具の方向として工具方向を与え
るための前記回転移動軸の移動指令を与える移動指令手
段と、前記テーブル上に座標系を定義する手段と、前記
直線移動軸の前記移動経路指令を前記テーブル上に定義
された座標系において前記相対移動速度指令に基づいて
補間して前記移動径路の補間位置情報を得る第1補間手
段と、前記回転移動軸の移動指令を前記移動径路指令及
び相対移動速度指令に基づいて補間して回転移動軸の補
間位置情報を得る第2補間手段と、該回転移動軸の補間
位置情報に基づいて前記第1補間手段からの補間位置情
報を補正する手段とを備え、前記移動径路の補正された
補間位置情報と、前記回転移動軸の補間位置情報に基づ
いて対応する各軸のサーボモータを駆動することによ
り、前記工具上に指定される工具先端点が指令された移
動経路上を指令された速度で移動するように制御する数
値制御装置である。
【0011】前記第1補間手段からの補間位置情報を補
正する手段は、設定された工具長補正量及び工具径補正
量を加味して補正するようにした。また、前記工具方向
は、回転移動軸の回転移動位置の移動指令として与えら
れるか、方向ベクトルとして与えられるか、または、方
向ベクトルとシフト角度の組み合わせとして与えられ
る。さらに、前記移動指令手段は、前記テーブル上に定
義された座標系がテーブルと共に回転するものとして該
座標系上に前記直線移動軸の移動経路指令を指令するも
のでも、また、テーブルと共には回転しない座標系に基
づいて指令されたものでもよく、テーブルと共には回転
しない座標系に基づいて指令された直線移動軸の移動経
路指令の場合には、前記移動指令手段は、前記直線移動
軸の移動経路指令を前記直線移動軸の移動経路指令をテ
ーブルと共に回転する座標系に変換する手段をも備え
る。また、前記工具先端点は設定されるもので、工具の
頂点、ボールエンドミル工具の先端における半球の中
心、ボールエンドミル工具の先端における半球上の切削
点、フラットエンドミル工具の先端面の中心、フラット
エンドミル工具の先端面の切削点を工具先端点として設
定するが、これら工具の任意の位置及び他種の工具の任
意の位置を工具先端点として設定することも可能であ
る。さらに、旋盤に対しても本発明は適用されるもの
で、ワークを把持しC軸によって回転制御されるワーク
把持台を前記テーブルの代わりとすればよいものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】まず,本発明の原理について、図
6に示すような、テーブル回転用にZ軸周りの回転軸で
あるC軸と工具ヘッド回転用にX軸周りの回転軸である
A軸の2つの回転移動軸を持った工作機械で説明する。
しかし、A,C軸以外の軸構成やテーブル回転用に2軸
持った工作機械においても同様である。また、工具先端
点Tpは工具上に指定される位置であり、以降の説明で
は、工具先端点Tpは工具の頂点であるとして説明す
る。
【0013】工具先端点制御モードにおいては、予め設
定されている機械座標系ΣM上のワーク座標系ΣWの原
点位置(Xw,Yw,Zw)を記憶することで、ワーク座標系ΣW
を記憶する。また、工具2の回転中心(制御点)Pから工
具先端点Tpまでの長さである工具長補正量Hを記憶す
る。
【0014】加工しようとする直線の加工開始点の位
置,すなわち加工開始点の制御点Pの機械座標系ΣMの
位置(Xm,Ym,Zm)、工具方向(A,C軸の機械座標位置(A
m,Cm))、工具長補正量Hから、次の式(1)〜(3)を演算し
て、ワーク座標系ΣW上の加工開始時の工具先端点Tp
の位置(Xs,Ys,Zs)を求める。回転軸については機械座標
位置(Am,Cm)を加工開始位置(As,Cs)とする。また、この
加工開始点の位置(Xm,Ym,Zm,Am,Cm)を後述する補間処理
で用いる前回の補間処理後の位置(Xo,Yo,Zo,Ao,Co)と
し、ワーク座標系ΣW上の加工開始時の工具先端点位置
(Xs,Ys,Zs)を前回の補間処理後の位置(Xj,Yj,Zj)とす
る。なお、工具方向は、工具2のワークに対する相対方
向であるから、工具2の回転、テーブル1(ワーク3)
の回転を表すA軸,C軸の回転角Am,Cmで表される。 Xs = Xm−Xw …(1) Ys = Ym−H*cos(Am)−Yw …(2) Zs = Zm−H*sin(Am)−Zw …(3) この時のC軸の位置をCzとして記憶する。また、(Xr,Y
r,Zr)は機械座標系上の回転中心位置として別途パラメ
ータに記憶されておく。
【0015】なお、上述した例では、直線軸の加工開始
の制御点PのX,Y,Z軸の機械座標位置(Xm,Ym,Z
m))、工具方向(A,C軸の機械座標位置(Am,Cm)、工具
長補正量Hから、ワーク座標系ΣW上の開始時の工具先
端点Tpの位置(Xs,Ys,Zs)を求めたが、工具方向(A
軸,C軸の機械座標位置(Am,Cm))、工具長補正量Hから
工具補正ベクトルVを求め、直線軸の加工開始の制御点
Pの位置(X,Y,Z軸の機械座標位置(Xm,Ym,Zm))が
ワーク座標系上の加工開始時の工具先端点Tpの位置(X
s,Ys,Zs)となるように動作させて、工具先端点制御を開
始することもできる。つまり、次の式(4)〜(6)で示され
るベクトルVを求め、 Vx=0 …(4) Vy= H*cos(Am) …(5) Vz= H*sin(Am) …(6) X,Y,Z軸をこのベクトルVだけ移動させ、そのとき
の機械座標系ΣM上の制御点Pの位置(Xm,Ym,Zm)から
式(7)〜(9)で示されるようにワーク座標系ΣWの原点位
置(Xw,Yw,Zw)を減じてワーク座標系ΣW上の加工開始時
の工具先端点位置(Xs,Ys,Zs)を求める。 Xs = Xm−Xw …(7) Ys = Ym−Yw …(8) Zs = Zm−Zw …(9) こうして、ワーク座標系ΣW上の加工開始時の工具先端
点Tpの位置(Xs,Ys,Zs)を求めた後は、その後のプログ
ラム指令は記憶されたワーク座標系で指令されたものと
みなし(プログラムではそのように指令しておく)、その
ワーク座標系ΣW上で指令された速度Fにもとづいて補
間を行う。つまり、次のブロックの指令を(Xe,Ye,Ze,A
e,Ce)とした時、次のように補間周期ΔtごとにX,Y,
Z,A,C軸の移動するべき制御点P(機械座標位置)(X
c,Yc,Zc,Ac,Cc)を求める。
【0016】まず、ワーク座標系上の補間点(Xi,Yi,Zi)
について、指令速度Fにもとづいて補間を行う(第1の
補間)。補間周期をΔt、前回のワーク座標系ΣW上の補
間点を(Xj,Yj,Zj)(加工開始時は前述したように(Xs,Y
s,Zs)=(Xj,Yj,Zj))とし、 K1 =Δt * F …(10) (Δt間に補間すべき長さ) D = √( (Xe−Xs)2 + (Ye−Ys) 2 + (Ze−Zs) 2) …(11) (ブロックの長さ) とすると、 Xi = K1 * [(Xe−Xs)/D] + Xj …(12) Yi = K1 * [(Ye−Ys)/D] + Yj …(13) Zi = K1 * [(Ze−Zs)/D] + Zj …(14) A軸、C軸についても開始位置(As, Cs)から指令位置(A
e, Ce)に向かって補間を行ない(第2の補間)、補間点(A
i,Ci)を求める。この時、補間点(Ai,Ci)の位置は、開始
時の工具先端点(Xs,Ys,Zs)からX,Y,Z軸の指令終点
位置(Xe,Ye,Ze)への移動と同じ比例配分とする。つま
り、 K2 = [√((Xi−Xs)2 + (Yi−Ys)2 + (Zi−Zs)2)]/ [√((Xe−Xs)2 + (Ye−Ys)2 + (Ze−Zs)2)] …(15) とすると、 Ai = K2*(Ae−As) + As …(16) Ci = K2*(Ce−Cs) + Cs …(17) となる。
【0017】上記補間処理毎に、テーブル回転分だけ補
正して、上記直線軸の補間点(Xi,Yi,Zi)を変換し、次の
式(18)〜(20)の演算により機械座標系ΣM上のX,Y,
Z軸の位置(Xa,Ya,Za)を求める。なお、式(18)〜(20)に
おける(Xr,Yr,Zr)は別途パラメータに設定されている回
転中心位置である。 Xa = (Xw + Xi−Xr)*cos(-Ci+Cz)−(Yw + Yi−Yr)*sin(-Ci+Cz) + Xr …(18) Ya = (Xw + Xi−Xr) *sin(-Ci+Cz) + (Yw + Yi−Yr)*cos(-Ci+Cz) + Yr …(19) Za = Zw + Zi …(20) 上記補間処理毎に、補間された工具ヘッド回転軸位置
(Ai)と上記工具長補正量Hによって、工具長補正ベク
トルV(Vx,Vy,Vz)を計算する。 Vx = 0 …(21) Vy = H*cos(Ai) …(22) Vz = H*sin(Ai) …(23) 上記補間処理毎に、機械座標系ΣM上の直線軸位置(Xa,
Ya,Za)と上記工具長補正ベクトルVを加算して補正し、
直線軸の制御点Pの位置(Xc,Yc,Zc)を計算する。 ま
た、(Ai,Ci)を(Ac,Cc)とする。 (Xc,Yc,Zc) = (Xa,Ya,Za) + (Vx,Vy,Vz) …(24) 以上のようにして、制御点Pの機械座標位置(Xc,Yc,Zc,
Ac,Cc)が求められる。
【0018】上記直線軸の制御点位置(Xc,Yc,Zc)と前回
の補間処理での直線軸の制御点位置(Xo,Yo,Zo)との差分
を直線軸の移動量としてサーボに出力する。 上記補間
された回転軸位置(Ac,Cc)と前回の補間処理における回
転軸位置(Ao,Co)との差分を回転軸の移動量としてサー
ボに出力する。
【0019】今回の制御点位置(Xc,Yc,Zc)を(Xo,Yo,Zo)
とし、今回の回転軸補間位置(Ac,Cc)を(Ao,Co)として、
次回の補間に備える。次の指令が工具先端点制御終了指
令であった場合、X,Y,Z軸について、次の式(25)〜
(27)で求められる指令がプログラム指令(Xp,Yp,Zp)であ
ったとみなみなし、以降のプログラム指令に対応する。 Xp = Xc−Xw …(25) Yp = Yc−Yw …(26) Zp = Zc−Zw …(27) 以上のようにして、回転するテーブルに載置されたワー
クに対して、簡単なNCプログラムにより補間しながら
正確な加工を行うことができる。なお、ここでは簡単な
ためA,C軸についてワーク座標系ΣWを考慮していな
いが、A,C軸に対してX,Y,Z軸と同様にワーク座
標系ΣWを考慮して計算することも可能である。
【0020】上述した説明では、工具先端点制御開始時
にワーク座標系ΣWが記憶され、記憶されたワーク座標
系ΣW上でプログラムが指令され、その記憶されたワー
ク座標系ΣWはテーブル回転と共に回転する場合の方式
である。この方式であると、ワーク座標系ΣWはテーブ
ル1と共に回転するから、ワーク座標系ΣWにおいて、
加工しようとする形状を工具先端点Tp位置の経路とし
て指令しておけば、この経路とワーク座標系ΣWとの関
係は固定されたものとなるが、このワーク座標系ΣWが
テーブル1と共に回転するから,テーブル1上のワーク
3に対して加工された形状は、ワーク座標系ΣWにおい
て指令した形状となる。
【0021】しかしながら,固定されたワーク座標系上
でプログラムしても良い。つまり、ワーク座標系ΣWは
テーブル回転とともに回転はせず、そのテーブル回転に
は影響を受けないワーク座標系ΣW上でプログラムが指
令されることも可能である。
【0022】この場合は、式(10)〜(15)で用いた次のブ
ロックの指令を(Xe,Ye,Ze)の代わりに次の式(28)〜(30)
の計算を行って得られた位置(Xe1,Ye1,Ze1)を (Xe,Ye,Z
e)とみなして、式(10)以降の処理を行う。つまり、図7
に示すように、回転しないワーク座標系ΣWR上の指令
位置(Xe,Ye,Ze)から記憶されたワーク座標系(テーブル
と共に回転するワーク座標系)ΣW上での位置(Xe1,Ye1,
Ze1)を求め、その位置を記憶されたワーク座標系(テー
ブルと共に回転するワーク座標系)ΣW上での指令位置
とみなして式(10)以降の処理を行う。 Xe1=(Xw+Xe-Xr)*cos(Ce-Cz)-(Yw+Ye-Yr)*sin(Ce-Cz)-(Xw-Xr) …(28) Ye1=(Xw+Xe-Xr)*sin(Ce-Cz)+(Yw+Ye-Yr)*cos(Ce-Cz)-(Yw-Yr) …(29) Ze1=Ze …(30) また、工具方向をI,J,Kのような方向ベクトルで指令し
てもよい。この方向ベクトルによる指令に基づいて、回
転軸がどのような位置に補間されるべきか数値制御装置
(CNC)側で自動計算する方法を採用してもよい。こ
の場合、次のブロックの指令を(Xe,Ye,Ze,Ae,Ce)とした
が、その指令を(Xe,Ye,Ze,Ie,Je,Ke)とし、(Ie,Je,Ke)
を記憶されたワーク座標系上の工具方向を示すベクトル
とする。そして、方向ベクトル(Ie,Je,Ke)から対応する
回転軸位置(Ae,Ce)を計算し、計算された回転軸位置(A
e,Ce)を使用して上記の処理を行うようにすればよい。
【0023】また、工具方向をI,J,Kのような方向ベク
トルとそれからのシフト量で指定してもよい。工具先端
点がボールエンドミル工具の先端における半球上の切削
点である場合、図17のように加工物表面に垂直な方向
をI,J,Kの方向ベクトルで指令し、工具方向をI,J,Kの方
向からのプログラム進行方向に対する接線方向のシフト
角度Qで指令することができる。その場合、指令を(Xe,Y
e,Ze,Ie,Je,Ke,Qe)とし、(Ie,Je,Ke)を加工物表面の垂
直方向を示すベクトルとし、(Qe)を指令されたプログラ
ム進行方向に対する接線方向のシフト角度とする。そし
て、(Ie,Je,Ke) 、(Qe)およびプログラム進行方向から
対応する回転軸位置(Ae,Ce)を計算するとともに、(Ie,J
e,Ke)と工具径補正量Dから工具先端球中心を求める。そ
して、求めた工具先端球中心を上記の処理における工具
先端点とし、計算された回転軸位置(Ae,Ce)を使用して
上記の処理を行うようにすればよい。
【0024】ここで、シフト角度Qについては、プログ
ラム進行方向に対する接線方向のシフト角度をQ1、プロ
グラム進行方向に対する法線方向のシフト角度をQ2とし
て指令することも可能である。その場合も、上記と同様
に、対応する回転軸位置(Ae,Ce)を計算するとともに、
(Ie,Je,Ke)と工具径補正量Dから工具先端球中心を求
め、求めた工具先端球中心を上記の処理における工具先
端点とし、計算された回転軸位置(Ae,Ce)を使用して上
記の処理を行うようにすればよい。
【0025】また、工具先端点がフラットエンドミル工
具の先端面の切削点である場合は、図18のように、工
具方向をI,J,Kの方向ベクトルまたは回転軸位置で指令
し、工具先端面の切削点と工具先端面中心の距離を工具
径補正量Dで指令する。工具方向をI,J,Kの方向ベクトル
で指令する場合、指令を(Xe,Ye,Ze,Ie,Je,Ke)とし、(I
e,Je,Ke)を工具方向を示すベクトルとする。そして、(I
e,Je,Ke)から対応する回転軸位置(Ae,Ce)を計算し、(I
e,Je,Ke) とプログラム指令の進行方向が作る面上で(I
e,Je,Ke)に垂直な方向に工具先端点から工具径補正量D
だけ距離をとった点として工具先端面中心の位置を求め
る。そして、求めた工具先端面中心を上記の処理におけ
る工具先端点とし、計算された回転軸位置(Ae,Ce)を使
用して上記の処理を行うようにすればよい。
【0026】図8は本発明の工具先端点制御を実施する
一実施形態の数値制御装置(CNC)100のブロック
図である。CPU11は数値制御装置100を全体的に
制御するプロセッサである。CPU11は、ROM12
に格納されたシステムプログラムをバス20を介して読
み出し、該システムプログラムに従って数値制御装置全
体を制御する。RAM13には一時的な計算データや表
示データ及び表示器/MDIユニット70を介してオペ
レータが入力した各種データが格納される。CMOSメ
モリ14は図示しないバッテリでバックアップされ、数
値制御装置100の電源がオフされても記憶状態が保持
される不揮発性メモリとして構成される。CMOSメモ
リ14中には、インターフェイス15を介して読み込ま
れた加工プログラムや表示器/MDIユニット70を介
して入力された加工プログラム等が記憶される。また、
ROM12には、加工プログラムの作成及び編集のため
に必要とされる編集モードの処理や自動運転のための処
理を実施するための各種システムプログラムがあらかじ
め書き込まれている。
【0027】本発明を実行する加工プログラム等の各種
加工プログラムはインターフェイス15やCRT/MD
Iユニット70を介して入力し、CMOSメモリ14に
格納することができる。
【0028】インターフェイス15は、数値制御装置1
00とアダプタ等の外部機器72との接続を可能とする
ものである。外部機器72側からは加工プログラムや各
種パラメータ等が読み込まれる。また、数値制御装置1
00内で編集した加工プログラムは、外部機器72を介
して外部記憶手段に記憶させることができる。PMC
(プログラマブル・マシン・コントローラ)16は、数
値制御装置100に内蔵されたシーケンスプログラムで
工作機械の補助装置(例えば、工具交換用のロボットハ
ンドといったアクチュエータ)にI/Oユニット17を
介して信号を出力し制御する。また、工作機械の本体に
配備された操作盤の各種スイッチ等の信号を受け、必要
な信号処理をした後、CPU11に渡す。
【0029】表示器/MDIユニット70はディスプレ
イやキーボード等を備えた手動データ入力装置であり、
インターフェイス18は表示器/MDIユニット70の
キーボードからの指令,データを受けてCPU11に渡
す。インターフェイス19は手動パルス発生器等を備え
た操作盤71に接続されている。
【0030】各軸の軸制御回路30〜34はCPU11
からの各軸の移動指令量を受けて、各軸の指令をサーボ
アンプ40〜44に出力する。サーボアンプ40〜44
はこの指令を受けて、各軸のサーボモータ50〜54を
駆動する。各軸のサーボモータ50〜54は位置・速度
検出器を内蔵し、この位置・速度検出器からの位置・速
度フィードバック信号を軸制御回路30〜34にフィー
ドバックし、位置・速度のフィードバック制御を行う。
なお、図8では、位置・速度のフィードバックについて
は省略している。
【0031】サーボモータ50〜54は、工作機械の
X,Y,Z,A,C軸を駆動するもので、図1、図2に
示した5軸工作機械を駆動制御するものである。また、
スピンドル制御回路60は主軸回転指令を受け、スピン
ドルアンプ61にスピンドル速度信号を出力する。スピ
ンドルアンプ61はスピンドル速度信号を受けて、主軸
モータ62を指令された回転速度で回転させる。ポジシ
ョンコーダ63は、主軸モータ62の回転に同期して帰
還パルスをスピンドル制御回路60にフィードバック
し、速度制御を行う。
【0032】以上のような数値制御装置100の構成は
従来の数値制御装置の構成とは変りはなく、この数値制
御装置100によって、図1、図2に示すような5軸加
工機を駆動制御して工具先端点制御を実施する。そこ
で、この数値制御装置により図1に示すタイプの5軸加
工機を制御して工具先端点制御による加工の一例を以下
説明する。
【0033】<ワーク座標系ΣWがテーブルと共に回転
する場合>まず、図6に示すように、機械座標系ΣMに
おけるワーク座標系ΣWの原点位置(Xw,Yw,Z
w)を設定してワーク座標系ΣWを設定記憶させてお
く。さらに、機械座標系ΣMにおけるテーブル1(ワー
ク3)の回転中心位置(Xr,Yr,Zr)をパラメー
タとして設定記憶しておく。以下に説明する例では、X
w=Xr,Yw=Yrとしているが、必ずしも等しくな
くてもよい。
【0034】そして、回転するワーク3に対する加工の
工具先端点制御モードによる加工プログラム指令は、上
記設定したワーク座標系ΣWで作成される。そしてこの
ワーク座標系ΣWは、工具先端点制御開始時に記憶さ
れ、工具先端点制御中はこのワーク座標系ΣWはテーブ
ルと共に回転する方式、すなわち、ワーク座標系ΣWは
テーブル1に張り付いた形となるものである。
【0035】そこで、図9に示すように、回転するワー
ク3上に直線Lを加工するために次のような加工プログ
ラム指令がなされたとする。 <本発明のプログラムの例1−テーブルと共にワーク座標系ΣWが回転する> N100 G54 H01 C30.0 ; :ワーク座標系選択、工具長補正番号指定 N101 G90 G00 X0.0 Y150.0 Z86.603 A 60.0 C 30.0 ; 始点への位置決め N200 G43.4 ; :工具先端点制御開始 N301 G01 X- 86.603 Y- 50.0 Z0.0 A 30.0 C 150.0 F5000 ; 直線Lの切削加工指令 N400 G49 ; :工具先端点制御終了 N100のブロックにおいて、数値制御装置100はそ
の時のワーク座標系(G54のワーク座標系原点位置:X
w,Yw,Zw)を記憶,設定し、工具補正番号01に対応す
る工具長補正量Hを記憶する。ここでは、工具長補正量
Hは100.0で、ワーク座標系ΣW、回転中心位置(Xw,Yw,
Zw)=(Xr,Yr,Zr)=(200.0, 200.0, 100.0)とする。
【0036】N101のブロックにおいて、「G90」は
アブソリュート指令のコードで、「G00」は位置決め指
令のコードであり、制御点Pのワーク座標系ΣW上の位
置が「X0.0 Y150.0 Z86.603 A 60.0 C 30.0 」と
して指令されている。
【0037】このワーク座標系ΣW上での指令は、機械
座標系ΣM上に変換され、機械座標位置(Xm,Ym,Zm,Am,C
m)は次のようになる。 Xm = 0.0 + 200.0 = 200.0 …(31) Ym = 150.0 + 200.0 = 350.0 …(32) Zm = 86.603 + 100.0 = 186.603 …(33) Am = 60.0 …(34) Cm = 30.0 …(35) そして、このN101のブロックの指令により、工作機
械の各軸は上記位置に移動させられる。この状態を図1
0(a)に示す。
【0038】N200のブロックの「G43.4」の指令
は、工具先端点制御開始指令であり、以後、この工具先
端点制御の終了までは、工具先端点Tpの移動軌跡がプ
ログラムとして指令される。このN200の「G43.4」
の指令により、現在の制御点P、工具方向(Am,Cm)、工
具長補正量Hから開始時の工具先端点Tp=(Xs,Ys,Zs)
を求める。 現在の制御点P(機械位置)が(Xm,Ym,Zm)=(2
00.0, 350.0, 186.603)、工具方向が(A60.0, C30.0)、
工具長補正量Hが100.0の場合、上述した式(1)〜
(3)により、下記に示すように、工具先端点位置Tp
=(Xs,Ys,Zs)は(X0.0,Y100.0, Z0.0)となる。 Xs = Xm−Xw = 200.0−200.0 = 0.0 …(36) Ys = Ym−H*cos(Am)−Yw = 350.0−100.0*cos(60.0)−200.0 = 100.0 …(37) Zs = Zm−H*sin(Am)−Zw = 186.603−100.0*sin(60.0)−100.0 = 0.0 …(38) 上記の値を(Xj,Yj,Zj)にもセットし、上記制御点Pの機
械座標位置(Xm,Ym,Zm,Am,Cm)を(Xo,Yo,Zo,Ao,Co)とす
る。また、C軸の位置30.0をCzとする。
【0039】このときの状態は図10(a)の状態で、
直線Lの加工開始位置に工具2は位置決めされた状態で
ある。N301のブロックにおける「G01」は切削送り
指令であり、工具先端点Tp=(Xs,Ys,Zs)が(X-86.603,
Y-50.0, Z0.0)、工具方向が(A30.0, C150.0)の目標値
まで、送り速度Fが5000mm/minで切削加工する指令であ
る。
【0040】X,Y,Z軸について、開始時の工具先端
点Tp(Xs,Ys,Zs)=(X0.0, Y100.0,Z0.0)から指令位置
(Xe,Ye,Ze)=(X-86.603, Y-50.0, Z0.0)に向かって補間
を行ない、補間点(Xi,Yi,Zi)を求める。すなわち、式
(10)〜(14)の演算を行って補間点(Xi,Yi,Zi)を
求める。補間周期Δt=1msecとすると、 K1=1msec*5000mm/min=0.083mm …(39) D=√((-86.603−0.0)2 + (-50.0−100.0)2 + (0.0−0.0)2) = 173.205 …(40) Xi = 0.083 * (86.603 / 173.205) + Xj = 0.042 + Xj …(41) Yi = 0.083* (150.0 / 173.205) + Yj = 0.072 + Xj …(42) Zi = 0.0 …(43) A軸、C軸についても現在位置(A60.0, C30.0)から指令
位置(A 30.0, C150.0)に向かって補間を行ない、補間点
(Ai,Ci)を求める。 この時、補間点(Ai,Ci)の位置は、
工具先端点Tpの加工開始時の位置(Xs,Ys,Zs)=(X0.0,
Y100.0, Z0.0)から指令終点位置(Xe,Ye,Ze) (X-86.60
3, Y-50.0 Z0.0)への移動と同じ比例配分とする。つま
り、式(15)より、 K2 = [√((Xi−0.0)2 + (Yi−100.0)2 + (Zi−0.0)2)]/[√((-86.603−0.0)2 + (-50.0−100.0)2 + (0.0−0.0)2)] …(44) とすると、式(16)、(17)より Ai = K2*(30.0−60.0) …(45) Ci = K2*(150.0−30.0) …(46) となる。
【0041】例えば、X,Y,Z軸の補間点(Xi,Yi,Zi)
が(-43.302, 25.0, 0.0)の時、Ai=45.0, Ci=90.0,とな
る(図10(b)参照)。
【0042】X,Y,Z軸の補間点(Xi,Yi,Zi)、C軸の
補間位置(Ci)から実際に工具先端点Tpが移動する機械
座標系ΣM上の補間位置(Xa, Ya. Za)を式(18)〜(2
0)を演算して求める。たとえば、図10(b)に示すよ
うに、C軸の補間位置がCi=90.0の時、X,Y,Z軸の
補間点の位置は(Xi,Yi,Zi)=(-43.302, 25.0, 0.0)であ
り、下記に示すように、式(18)〜(20)を行うことに
より、機械座標系ΣM上の工具先端点Tpの補間位置(X
a, Ya. Za)=(175.0, 243.302, 100.0)が得られる。 Xa = (-43.302)*cos(-90.0+30.0)−25.0*sin(-90.0+30.0) + 200.0 = 200.0 …(47) Ya = (-43.302)*sin(-90.0+30.0) + 25.0*cos(-90.0+30.0) + 200.0 = 250.0 …(48) Za = 0.0 + 100.0 = 100.0 …(49) また、A軸の補間位置(Ai)から工具長補正ベクトルVを
求める。Ai=45.0の時、 式(21)〜(22)より、工具長
補正ベクトルVは(0.0, 70.711, 70.711)となる。 Vx = 0.0 …(50) Vy = 100*cos(45.0) = 70.711 …(51) Vz = 100*sin(45.0) = 70.711 …(52) そこで、求めた機械座標系ΣM上の工具先端点Tpの補
間位置(Xa, Ya. Za)に上記工具長補正ベクトルVを加算
する式(24)の演算を行って、機械座標系ΣM上の制御
点Pの位置(Xc,Yc,Zc)を求める。 Xc = 200.0 + 0.0 = 200.0 …(53) Yc = 250.0 + 70.711 = 320.711 …(54) Zc = 100.0 + 70.711 = 170.711 …(55) 前回の補間周期におけるX,Y,Z軸の制御点Tp(Xc,
Yc, Zc)と前回の制御点Tp(Xo, Yo, Zo)との差分を今
回の補間周期におけるX,Y,Z軸の移動量としてX,
Y,Z軸の軸制御回路30〜32へ出力する。また、同
時に前回の補間周期におけるA,C軸の補間位置(Ao,C
o)と今回の補間周期におけるA,C軸の補間点(Ai,Ci)
=(Ac,Cc)との差分を今回の補間周期におけるA,C軸
の移動量としてA軸、C軸の軸制御回路33、34へ出
力する。さらに、今回の制御点Pの位置(Xc,Yc,Zc)を(X
o, Yo, Zo)とし、工具方向(Ac,Cc)を(Ao,Co)とする。
【0043】以上のようにして、補間処理をしてX,
Y,Z,A,C軸補間位置へ駆動しながら、N301の
ブロックで指令した位置まで移動させ、ワーク3に切削
加工を行う。図10(c)はこの加工終了位置に達して加
工が終了した状態を表す。
【0044】そして、N400のブロックの「G49」
は、工具先端点制御終了のコードであり、このコードが
読み込まれると、制御点Pに対する最後の補間点(Xc,Y
c,Zc)を式(25)〜(27)の演算を行いワーク座標系に
変換し、プログラム指令(Xp,Yp,Zp)であったとみなし、
以降のプログラム指令に対応する。 Xp = Xc−Xw = 200.0−200.0 = 0.0 …(56) Yp = Yc−Yw = 386.603−200.0 = 186.603 …(57) Zp = Zc−Zw = 150.0−100.0 = 50.0 …(58) これによって、図10(c)に示すように直線Lの切削加
工が完了する。図3〜図5で説明した従来の直線Lの切
削では、前述した<従来のプログラム例>では、「N30
1」、「N302」の2ブロックでこの直線Lを切削加工す
るように記載したが、この2つのブロックでは、精度の
高い直線加工ができないことから、実際はさらに多数の
ブロックの指令が必要となる。しかし、本発明は、上述
したように<本発明のプログラムの例1>、及び、図9
〜図10で示すように、「N301」の1ブロックの指令で
よく、プログラムが簡単となる。
【0045】なお、上述した例は工具方向を工具2の回
転角を示すA軸の位置と、テーブルの回転を示すC軸の
位置によって、工具方向を示したが、工具方向をI,J,K
のような方向ベクトルで指令し、回転軸がどのような位
置に補間されるべきか数値制御装置側で自動計算するこ
ともできる。
【0046】この場合、上記プログラムにおいて、N3
01では、A30.0 C150.0と指令しているが、これは、
記憶されたワーク座標系上では、 X:-0.866, Y:-0.5,
Z:0.577 の方向である。したがって、A30.0 C150.0の
代わりにI-0.866 J-0.5 K0.577と指令し、このI,
J,Kの方向から実際のA軸、C軸の移動方向はA30.0
C150.0であることを数値制御装置で計算させるように
してもよい。
【0047】<ワーク座標系ΣWを固定した場合>次
に、テーブルと共に回転せず、固定されたワーク座標系
ΣWR上でプログラムする場合の実施例について述べ
る。つまり、ワーク座標系ΣWRはテーブル回転ととも
に回転はせず、そのテーブル回転には影響を受けないワ
ーク座標系ΣWR上でプログラムが指令される場合の実
施例について述べる。
【0048】先に示した<本発明のプログラム例1>と
同じように直線Lを加工するときのプログラム指令は次
のようになる。 <本発明のプログラム例2−ワーク座標系ΣWを固定> N100 G54 H01 C30.0 ; :ワーク座標系選択設定、工具長補正番号指定 N101 G90 G00 X0.0 Y150.0 Z86.603 A 60.0 C 30.0 ; : 始点への位置決め N200 G43.4 ; :工具先端点制御開始 N301 G01 X0.0 Y100.0 Z0.0 A 30.0 C 150.0 F5000; :直線Lの切削加工指令 N400 G49 ; :工具先端点制御終了 この「プログラムの例2」が「プログラム例1」と相違
する点は「N301」のブロックにおいて、「プログラム
例1」では、 「G01 X- 86.603 Y- 50.0 Z0.0 A 30.0 C 150.0
F5000」 であったが、「プログラム例2」では、 「G01 X0.0 Y100.0 Z0.0 A 30.0 C 150.0 F500
0」 であり、このブロックの指令のみが相違し他は同じであ
る。
【0049】この「プログラム例2」のブロック「N30
1」の指令は、固定されたワーク座標系ΣWR上の工具
先端位置Tpで指令されているものであるから、この位
置をテーブル1の回転と共に回転するワーク座標系上の
位置に変換すれば、その後は上述したプログラム例1の
処理と同一となる。
【0050】すなわち、このブロックで指令された位置
(加工終了目標位置)(Xe,Ye,Ze)を式(28)〜(30)で示した
次の演算を行うことによって、テーブル1と共に回転す
るワーク座標系上の位置(Xe1,Ye1,Ze1)を求め、位置(Xe
1,Ye1,Ze1)をテーブル1と共に回転するワーク座標系Σ
WR上での指令位置とみなして、以降の処理では、(Xe
1,Ye1,Ze1)を(Xe,Ye,Ze)の代わりに用いればよい。 Xe1 = (Xw + Xe−Xr)*cos(Ce-Cz)−(Yw + Ye−Yr)*sin(Ce-Cz)−(Xw−Xr) = 0.0*cos(120.0)−100.0*sin(120.0) = -86.603 …(59) Ye1 = (Xw + Xe−Xr) *sin(Ce-Cz) + (Yw + Ye−Yr)*cos(Ce-Cz)−(Yw−Yr) = 0.0*sin(120.0) + 100.0*cos(120.0) = -50.0 …(60) Ze1 = Ze =0.0 …(61) 以上のように、変換した位置(Xe1,Ye1,Ze1)=(-86.603,
-50.0, 0.0)は、「プログラム例1」のブロック「N30
1」の指令「X- 86.603 Y- 50.0 Z0.0」で指令された
位置と同じであり、以後の処理動作は、上述したプログ
ラム例1で述べたものと同一となる。
【0051】図11は、数値制御装置100のプロセッ
サ11が実行する工具先端点制御のフローチャートであ
る。
【0052】プロセッサ11は、プログラムより工具先
端点制御指令の「G43.4」を読み込むとこの図11
に示す処理を開始する。なお、先のプログラム例1、2
に示すように、この工具先端点制御指令の「G43.
4」が読み込まれる前には、ワーク座標系ΣW(Xw,Yw,
Zw)、工具長補正量Hは指定され記憶されている。ま
た、工具先端点制御による加工開始位置へすでに位置決
めされているものとする。
【0053】工具先端点制御指令の「G43.4」が読
み込まれると、位置決めされている現在の制御点Pの位
置(Xm,Ym,Zm)、A軸,C軸の回転角Am,Cm、及び工具長
補正量Hより、式(1)〜(3)の演算を行うことにより、
ワーク座標系ΣW上の加工開始時の工具先端点位置(Xs,
Ys,Zs)をもとめる(ステップS1)。
【0054】位置(Xm,Ym,Zm,Am,Cm)を1つ前の補間時の
位置(Xo,Yo,Zo,Ao,Co)として記憶し、工具先端点位置(X
s,Ys,Zs)を1つ前の補間位置(Xj,Yj,Zj)として記憶す
る。さらに、(Am,Cm)を (As,Cs)、CmをCsとして記憶す
る(ステップS2)。その後、次のブロックを読み工具先
端点制御終了指令(G49)か否か判断する(ステップS
3、S4)。工具先端点制御指令(G43.4)の後に
は、切削加工指令がプログラムされているから,これが
読み込まれ,ステップS5に進み、このブロックで読込
まれた指令位置(Xe,Ye,Ze)とステップS1で求めた現在
の工具先端位置(Xs,Ys,Zs)及び指令速度Fより,式(1
0)、(11)の演算を行って、補間周期間に移動すべき
長さK1、及び当該ブロックで指令された加工長Dを求
める(ステップS5)。
【0055】求められた、K1、D、指令位置(Xe,Ye,Z
e)、現在の位置(Xs,Ys,Zs)、位置(Xj,Yj,Zj)を用いて、
式(12)〜(14)の演算を行って、補間点位置(Xi,Yi,Z
i)を求める(ステップS6)。また、式(15)の演算を行
って、比例定数K2を求め(ステップS7)、求めた比例
定数K2を使用して、式(16),(17)の演算を行い
A,C軸の補間点Ai、Ciを求める(ステップS8)。
【0056】求められたテーブル1の回転角Ciにより、
式(18)〜(20)の演算を行い、この回転分、補間点位
置(Xi,Yi,Zi)を回転させて機械座標系上の工具先端位置
(Xa,Ya,Za)を求める(ステップS9)。さらに、求めれた
工具の傾きであるA軸の回転角Aiより、式(21)〜(2
3)の演算を行い、工具長補正ベクトルV(Vx,Vy,Vz)を
求め(ステップS10)、機械座標系上の工具先端点位置
(Xa,Ya,Za)に工具長補正ベクトルV(Vx,Vy,Vz)を加算し
て(式(24))、機械座標系上の制御点Pの位置(Xc,Yc,Z
c)を求める(ステップS11)。
【0057】(Xi,Yi,Zi)を(Xj,Yj,Zj)として格納し、ま
た、(Ai,Ci)を(Ac,Cc)として格納し(ステップS12)、
次の補間処理に備える。そして、補間によって得られた
制御点Pの位置(Xc,Yc,Zc)から現在位置(Xo,Yo,Zo)を減
じて、その値をX,Y,Z軸のサーボモータ50、5
1、52への指令として出力する。また、A,C軸の補
間位置Ac、Ccから現在位置Ao、Coを減じてその値をA,
C軸のサーボモータ53、54への指令として出力する
(ステップS13)。
【0058】次に、制御点Pの位置(Xc,Yc,Zc)、A,C
軸の補間位置Ac、Ccを、現在位置(Xo,Yo,Zo)、現在の位
置Ao、Coとして,記憶し(ステップS14)、当該ブロッ
クの終点位置まで達したか判断し(ステップS15)、達
してなければ、ステップS6に戻り、ステップS6以下
の処理を行う。
【0059】以下、ステップS6〜ステップS16の処
理を繰り返し実行し、指令位置まで補間して各軸を駆動
制御し、ステップS15でこのブロックでの指令位置に
達したことが判別されると、この終点位置(Xe,Ye,Ze,A
e,Ce)を次のブロックの開始位置として記憶し(ステップ
S16)、ステップS3に戻り、ステップS3以下の処
理を実行する。加工のブロックが続き、工具先端点制御
終了の指令が読込まれなければ、ステップS3以下の処
理を繰り返し実行し、工具先端点制御終了コードが読込
まれると、ステップS4より、ステップS17に移行
し、式(25)〜(27)の演算を行って、(Xp,Yp,Zp)を求
め、これをプログラム指令として、この工具先端点制御
処理を終了する。
【0060】なお、上述したように、工具先端点制御の
プログラムが、テーブルと共に回転しない固定されたワ
ーク座標系ΣWRで位置が指令されている場合には、ス
テップS5で読み出された指令位置(Xe,Ye,Ze)を、式
(28)〜(30)によってワークと共に回転する座標系Σ
W上の位置(Xe1,Ye1,Ze1)に変換し、この位置(Xe1,Ye1,
Ze1)を指令位置(Xe,Ye,Ze)の代わりに使用して、図11
に示す処理を実行すればよい。
【0061】また、工具補正ベクトルVを先に補正する
方法を採用する場合には、ステップS1の処理が相違す
るのみである。この場合、X,Y,Z軸の機械座標系上
の制御点Pの現在位置(Xm,Ym,Zm)、A,C軸の現在位置
(Am,Cm)を読み取り、このA,C軸の現在位置(Am,Cm)と
工具補正量Hより、式(4)〜(6)の演算を行って工具補
正ベクトルVを求め、このベクトル分だけX,Y,Z軸
を移動させる。そしてこの移動後のX,Y,Z軸の位置
を読み取り、これを制御点Pの現在位置(Xm,Ym,Zm)とし
て、式(7)〜(9)の演算を行って、ワーク座標系ΣW上
の加工開始時の工具先端点位置(Xs,Ys,Zs)を求めるよう
にすればよい。他は、図11に示す処理と同一である。
【0062】また、上述した実施形態では、テーブル回
転用に1軸(C)、工具ヘッド回転用に1軸(A)を持った
工作機械で説明したが、A,C軸以外の軸構成や、テー
ブル回転用に2軸を持った工作機械にも同様に適用でき
るものである。また、図19に示すようにテーブル回転
軸Cのみで、工具ヘッド回転用軸Aを持たない工作機械
にも本発明は適用できるものである。この場合、A軸に
ついての指令値、現在値等全て「0」または固定値を入
れればよいものである。同様に、図20に示すように、
工具ヘッド回転軸Aのみで、テーブル回転用軸Cを持た
ない工作機械にも本発明は適用できるものである。この
場合、C軸についての指令値、現在値等全て「0」又は
固定値を入れればよいものである。さらに、本発明は、
旋盤において5軸加工を実現することも可能である。例
えば、図21に示すように、ワーク3をC軸で回転さ
せ、工具2をB軸で回転するようにした旋盤において
も、本発明は適用できるものである。図21に示す旋盤
による5軸加工の加工機は、ワーク3をワーク把持台4
上に治具によって固定し、工具2を直交する直線移動軸
によりX,Y,Z軸方向に駆動すると共に、B軸により
Y軸周りに回転するように構成している。この図21に
示す旋盤による加工機は、上述した図1に示す5軸加工
機における工具ヘッド回転用のA軸の代わりに工具2を
回転させるB軸を用いるだけで、他は実質的に差異はな
いものであり、A軸の代わりにB軸を用いることによっ
て、本発明を適用できるものである。
【0063】また、工具先端点Tpは、工具2上に指定
される位置であり、上述した説明では、工具先端点Tp
は工具の頂点であるとして説明したが、工具先端点Tp
は、図12〜図16に示すように、工具2上の各種位置
を工具先端点Tpとして設定するものである。
【0064】図12は、工具先端点Tpが工具先端にあ
る場合を示す図であり、図13は工具先端点Tpがボー
ルエンドミル工具の先端における半球の中心にある場
合、図14は工具先端点Tpがボールエンドミル工具の
先端における半球上の切削点である場合、図15は工具
先端点Tpがフラットエンドミル工具の先端面の中心で
ある場合、図16は工具先端点Tpがフラットエンドミ
ル工具の先端面の切削点である場合を示す図である。
【0065】
【発明の効果】本発明は、少なくともテーブル回転用に
1軸を有し、さらには、テーブル回転用に1軸と工具ヘ
ッド回転用に1軸、または、テーブル回転用に2軸持っ
た工作機械の数値制御装置であり、これらの回転軸が回
転しながら工具先端点が所期の経路を所期の速度で移動
する加工を行うとき、プログラムを容易に作成でき、プ
ログラム長が短くなり、工具長を変更した場合CAMか
らプログラムを作成し直す必要がなく加工サイクルタイ
ムを短縮できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーブル回転用に1軸と工具ヘッド回転用に1
軸を有する5軸加工機の説明図である。
【図2】テーブルがX軸回りの回転軸A、Z軸回りの回
転軸Cにより回転制御され5軸加工機の説明図である。
【図3】テーブルの回転用に1軸(C軸)、工具のヘッ
ド回転用に1軸(A軸)を持った工作機械の要部説明図
である。
【図4】テーブルを回転させ工具の傾き角度を変化させ
ながらテーブル上のワークに直線を切削加工する場合の
従来例の説明図である。
【図5】従来例による直線加工の動作説明図である。
【図6】テーブル回転用に1軸(C)と工具ヘッド回転用
に1軸(A)持った工作機械を本発明の一実施形態の数値
制御装置により制御して加工するときの原理説明図であ
る。
【図7】同実施形態による、別な加工方法の原理説明図
である。
【図8】本発明の一実施形態のブロック図である。
【図9】同実施形態による直線切削加工の説明図であ
る。
【図10】同実施形態による直線加工の動作説明図であ
る。
【図11】同実施形態の動作フローチャートである。
【図12】工具先端点が工具先端にある場合を示す図で
ある。
【図13】工具先端点がボールエンドミル工具の先端に
おける半球の中心にある場合の説明図である。
【図14】工具先端点がボールエンドミル工具の先端に
おける半球上の切削点である場合の説明図である。
【図15】工具先端点がフラットエンドミル工具の先端
面の中心である場合の説明図である。
【図16】工具先端点がフラットエンドミル工具の先端
面の切削点である場合の説明図である。
【図17】工具先端点がボールエンドミル工具の先端面
の切削点である場合で、方向ベクトルでシフト量を指定
するときの説明図である。
【図18】工具先端点がフラットエンドミル工具の先端
面の切削点である場合で、方向ベクトルでシフト量を指
定するときの説明図である。
【図19】本発明が適用可能なテーブル回転軸のみで、
工具ヘッド回転用の軸を持たない工作機械の例を示す図
である。
【図20】本発明が適用可能な工具ヘッド回転軸のみ
で、テーブル回転用の軸を持たない工作機械の例を示す
図である。
【図21】本発明が適用される旋盤による5軸加工機の
説明図である。
【符号の説明】 1 テーブル 2 工具 3 ワーク 4 ワーク把持台 100 数値制御装置 P 制御点 CO 回転中心 CS C軸基準位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H269 AB05 BB05 BB08 CC07 CC13 DD01 EE01 HH02 RA01 RB03 RB13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の直線移動軸及びテーブルの回転
    移動軸を少なくとも1軸有する工作機械を制御して、テ
    ーブル上に固定されたワークを工具により連続的に加工
    するための数値制御装置において、前記直線移動軸の移
    動経路指令、前記ワークと前記工具との相対移動速度指
    令および前記テーブルに対する前記工具の方向として工
    具方向を与えるための前記回転移動軸の移動指令を与え
    る移動指令手段と、前記テーブル上に座標系を定義する
    手段と、前記直線移動軸の前記移動経路指令を前記テー
    ブル上に定義された座標系において前記相対移動速度指
    令に基づいて補間して前記移動径路の補間位置情報を得
    る第1補間手段と、前記回転移動軸の移動指令を前記移
    動径路指令及び相対移動速度指令に基づいて補間して回
    転移動軸の補間位置情報を得る第2補間手段と、該回転
    移動軸の補間位置情報に基づいて前記第1補間手段から
    の補間位置情報を補正する手段と、を備え、前記移動径
    路の補正された補間位置情報と、前記回転移動軸の補間
    位置情報に基づいて対応する各軸のサーボモータを駆動
    することにより、前記工具上に指定される工具先端点が
    指令された移動経路上を指令された速度で移動するよう
    にしたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記工作機械は、前記回転移動軸として
    工具を前記テーブルに対して傾ける回転移動軸をも含む
    請求項1記載の数値制御装置。
  3. 【請求項3】 前記工作機械は、前記回転移動軸として
    前記テーブルを前記工具に対して傾ける回転移動軸をも
    含む請求項1記載の数値制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1補間手段からの補間位置情報を
    補正する手段は、設定された工具長補正量、工具径補正
    量、またはその両方を加味して補正する請求項1乃至3
    の内いずれか1項記載の数値制御装置。
  5. 【請求項5】 前記工具方向は、回転移動軸の回転移動
    位置の移動指令として与えられる請求項1乃至4の内い
    ずれか1項記載の数値制御装置。
  6. 【請求項6】 前記工具方向は,方向ベクトルとして与
    えられる請求項1乃至4の内いずれか1項記載の数値制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記移動指令手段は、前記直線移動軸の
    移動経路指令を前記テーブル上に定義された座標系がテ
    ーブルと共に回転するものとして該座標系上に基づいて
    指令している請求項1乃至6の内いずれか1項記載の数
    値制御装置。
  8. 【請求項8】 前記移動指令手段は、前記直線移動軸の
    移動経路指令をテーブルと共には回転しない座標系に基
    づいて指令された前記直線移動軸の移動経路指令をテー
    ブルと共に回転する座標系に変換して前記直線移動軸の
    移動経路指令とする請求項1乃至6の内いずれか1項記
    載の数値制御装置。
  9. 【請求項9】 工具先端点は工具の頂点である請求項1
    乃至8の内いずれか1項記載の数値制御装置。
  10. 【請求項10】 工具先端点はボールエンドミル工具の
    先端における半球の中心、または、ボールエンドミル工
    具の先端における半球上の切削点である請求項1乃至8
    の内いずれか1項記載の数値制御装置。
  11. 【請求項11】 工具先端点はフラットエンドミル工具
    の先端面の中心、または、フラットエンドミル工具の先
    端面の切削点である請求項1乃至8の内いずれか1項記
    載の数値制御装置。
  12. 【請求項12】 複数個の直線移動軸及び回転軸を少な
    くとも1軸有する工作機械を制御して、回転軸によって
    回転するワーク把持台上に固定されたワークを工具によ
    り連続的に加工するための数値制御装置において、前記
    直線移動軸の移動経路指令、前記ワークと前記工具との
    相対移動速度指令および前記回転軸によって回転するワ
    ーク把持台に対する前記工具の方向として工具方向を与
    えるための前記回転軸の移動指令を与える移動指令手段
    と、前記回転軸によって回転するワーク把持台上に座標
    系を定義する手段と、前記直線移動軸の前記移動経路指
    令を前記回転軸によって回転するワーク把持台上に定義
    された座標系において前記相対移動速度指令に基づいて
    補間して前記移動径路の補間位置情報を得る第1補間手
    段と、前記回転軸の移動指令を前記移動径路指令及び相
    対移動速度指令に基づいて補間して回転軸の補間位置情
    報を得る第2補間手段と、該回転軸の補間位置情報に基
    づいて前記第1補間手段からの補間位置情報を補正する
    手段と、を備え、前記移動径路の補正された補間位置情
    報と、前記回転軸の補間位置情報に基づいて対応する各
    軸のモータを駆動することにより、前記工具上に指定さ
    れる工具先端点が指令された移動経路上を指令された速
    度で移動するようにしたことを特徴とする数値制御装
    置。
JP2002266487A 2001-10-16 2002-09-12 数値制御装置 Expired - Fee Related JP3643098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002266487A JP3643098B2 (ja) 2001-10-16 2002-09-12 数値制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318147 2001-10-16
JP2001-318147 2001-10-16
JP2002266487A JP3643098B2 (ja) 2001-10-16 2002-09-12 数値制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003195917A true JP2003195917A (ja) 2003-07-11
JP3643098B2 JP3643098B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=27615478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002266487A Expired - Fee Related JP3643098B2 (ja) 2001-10-16 2002-09-12 数値制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3643098B2 (ja)

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005131775A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Horkos Corp 工作機械の軸平行処理装置
JP2008077352A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JP2008225825A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Shin Nippon Koki Co Ltd 数値制御装置
JP2009015464A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JP2009054186A (ja) * 2008-10-27 2009-03-12 Fanuc Ltd 5軸加工機の数値制御方法
CN101419447A (zh) * 2007-10-26 2009-04-29 大隈株式会社 具有手动移动操作功能的数字控制设备
EP2071422A2 (en) 2007-12-13 2009-06-17 Fanuc Ltd Numerical controller for controlling five-axis machining apparatus
EP2098931A2 (en) 2008-03-07 2009-09-09 Fanuc Ltd Numerical controller controlling five-axis processing machine
JP2009537338A (ja) * 2006-05-16 2009-10-29 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 研削盤の制御のための方法および数値制御研削盤
DE102009003003A1 (de) 2008-06-11 2009-12-17 Fanuc Ltd., Oshino Numerische Steuerung mit der Funktion einer Koordinatentransformation der Werkzeugphase
WO2010032284A1 (ja) 2008-09-16 2010-03-25 新日本工機株式会社 数値制御装置
JP2010167516A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Fanuc Ltd 5軸加工機の数値制御装置
WO2010095164A1 (ja) * 2009-02-17 2010-08-26 三菱電機株式会社 数値制御装置、数値制御装置の制御方法、及びシステムプログラム
JP2010250643A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Jtekt Corp 工作機械の表示装置
JP2011070483A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Fanuc Ltd テーブル旋回5軸加工機用数値制御装置
JP2011076640A (ja) * 2011-01-20 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp 数値制御方法
DE102011015296A1 (de) 2010-05-10 2011-11-10 Fanuc Corporation Numerische Steuerung für eine mehrachsige Werkzeugmaschine
JP2012014335A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Fanuc Ltd 多軸加工機用数値制御装置
DE102011110111A1 (de) 2010-08-20 2012-04-19 Fanuc Corporation Numerische Steuerung einer mehrachsigen Werkzeugmaschine für das Steuern der Lage der Tool Center Point Position
JP4975872B1 (ja) * 2011-02-25 2012-07-11 ファナック株式会社 多軸加工機用速度制御機能を有する数値制御装置
JP2012150848A (ja) * 2012-05-18 2012-08-09 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JP2013117924A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Fanuc Ltd 工具背面での切削点指令により加工を行う数値制御装置
DE102014005844A1 (de) 2013-04-23 2014-10-23 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit Anzeige und Eingabe einer Werkzeugrichtung in Bezug auf ein Werkstück
DE102014009761A1 (de) 2013-07-08 2015-01-08 Fanuc Corporation Numerische Steuervorrichtung zur Steuerung einer fünfachsigen Bearbeitungsmaschine
DE102015008246A1 (de) 2014-06-26 2015-12-31 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit Werkzeugspitzenpunktsteuerungsfunktion
JP2016066375A (ja) * 2015-12-21 2016-04-28 ファナック株式会社 工具先端点制御中に生じるバックラッシを抑制することを特徴とする数値制御装置
US9507337B2 (en) 2011-10-27 2016-11-29 Mitsubishi Electric Corporation Numerical control device
US9897992B2 (en) 2012-05-22 2018-02-20 Mitsubishi Electric Corporation Numerical control apparatus
DE102017011654A1 (de) 2016-12-22 2018-06-28 Fanuc Corporation Numerische Steuervorrichtung
CN108873818A (zh) * 2017-05-11 2018-11-23 发那科株式会社 数值控制装置
US11003157B2 (en) 2018-05-24 2021-05-11 Fanuc Corporation Numerical controller for machine tool with installation error compensation unit
US11338406B2 (en) 2019-11-08 2022-05-24 Fanuc Corporation Estimating device and estimating system
US11402818B2 (en) 2016-12-12 2022-08-02 Fanuc Corporation Numerical controller and data structure

Cited By (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4549051B2 (ja) * 2003-10-31 2010-09-22 ホーコス株式会社 工作機械の軸制御装置、工作機械の軸制御プログラム
JP2005131775A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Horkos Corp 工作機械の軸平行処理装置
JP2009537338A (ja) * 2006-05-16 2009-10-29 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 研削盤の制御のための方法および数値制御研削盤
JP2008077352A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JP2008225825A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Shin Nippon Koki Co Ltd 数値制御装置
JP2009015464A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
JP4673346B2 (ja) * 2007-07-02 2011-04-20 三菱電機株式会社 数値制御装置
JP2009110083A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Okuma Corp 手動シフト操作機能を備えた数値制御装置
DE102008043182A1 (de) 2007-10-26 2009-04-30 Okuma Corporation Numerisches Steuergerät mit einer Betriebsfunktionsweise für eine händische Verstellung
DE102008043182B4 (de) 2007-10-26 2020-06-10 Okuma Corporation Numerisches Steuergerät mit einer Betriebsfunktionsweise für eine händische Verstellung
CN101419447A (zh) * 2007-10-26 2009-04-29 大隈株式会社 具有手动移动操作功能的数字控制设备
US8380340B2 (en) 2007-10-26 2013-02-19 Okuma Corporation Numerical control apparatus with manual shift operation functionality
EP2071422A2 (en) 2007-12-13 2009-06-17 Fanuc Ltd Numerical controller for controlling five-axis machining apparatus
US8260453B2 (en) 2007-12-13 2012-09-04 Fanuc Ltd Numerical controller for controlling five-axis machining apparatus
EP2098931A2 (en) 2008-03-07 2009-09-09 Fanuc Ltd Numerical controller controlling five-axis processing machine
DE102009003003A1 (de) 2008-06-11 2009-12-17 Fanuc Ltd., Oshino Numerische Steuerung mit der Funktion einer Koordinatentransformation der Werkzeugphase
WO2010032284A1 (ja) 2008-09-16 2010-03-25 新日本工機株式会社 数値制御装置
US8478438B2 (en) 2008-09-16 2013-07-02 Shin Nippon Koki Co., Ltd. Numerical control device
JP4607993B2 (ja) * 2008-10-27 2011-01-05 ファナック株式会社 5軸加工機の数値制御方法
JP2009054186A (ja) * 2008-10-27 2009-03-12 Fanuc Ltd 5軸加工機の数値制御方法
JP2010167516A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Fanuc Ltd 5軸加工機の数値制御装置
WO2010095164A1 (ja) * 2009-02-17 2010-08-26 三菱電機株式会社 数値制御装置、数値制御装置の制御方法、及びシステムプログラム
CN102301292A (zh) * 2009-02-17 2011-12-28 三菱电机株式会社 数控装置、数控装置的控制方法、以及系统程序
US8831768B2 (en) 2009-02-17 2014-09-09 Mitsubishi Electric Corporation Numerical control device, method of controlling the same, and system program therefor
DE112009004583B4 (de) 2009-02-17 2018-06-14 Mitsubishi Electric Corporation Numerische Steuervorrichtung, Verfahren zum Steuern derselben und Systemprogramm dafür
JP5187436B2 (ja) * 2009-02-17 2013-04-24 三菱電機株式会社 数値制御装置、数値制御装置の制御方法、及びシステムプログラム
DE112009004583T5 (de) 2009-02-17 2012-08-16 Mitsubishi Electric Corporation Numerische Steuervorrichtung, Verfahren zum Steuern derselben und Systemprogramm dafür
JP2010250643A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Jtekt Corp 工作機械の表示装置
JP2011070483A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Fanuc Ltd テーブル旋回5軸加工機用数値制御装置
DE102011015296B4 (de) * 2010-05-10 2013-05-16 Fanuc Corporation Numerische Steuerung für eine mehrachsige Werkzeugmaschine
US8255078B2 (en) 2010-05-10 2012-08-28 Fanuc Corporation Numerical controller for multi-axis machine tool
DE102011015296A1 (de) 2010-05-10 2011-11-10 Fanuc Corporation Numerische Steuerung für eine mehrachsige Werkzeugmaschine
JP2012014335A (ja) * 2010-06-30 2012-01-19 Fanuc Ltd 多軸加工機用数値制御装置
US8350514B2 (en) 2010-06-30 2013-01-08 Fanuc Corporation Numerical controller for multi-axis machine
DE102011110111B4 (de) * 2010-08-20 2017-06-14 Fanuc Corporation Numerische Steuerung einer mehrachsigen Werkzeugmaschine für das Steuern der Lage der Tool Center Point Position
DE102011110111A1 (de) 2010-08-20 2012-04-19 Fanuc Corporation Numerische Steuerung einer mehrachsigen Werkzeugmaschine für das Steuern der Lage der Tool Center Point Position
JP2011076640A (ja) * 2011-01-20 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp 数値制御方法
DE102012003196A1 (de) 2011-02-25 2012-08-30 Fanuc Corporation Numerische Steuervorrichtung mit einer Geschwindigkeitssteuerfunktion für eine maschinelle Mehrachsenverarbeitungsvorrichtung
US8868228B2 (en) 2011-02-25 2014-10-21 Fanuc Corporation Numerical controller having speed control function for multi-axis machining device
DE102012003196B4 (de) * 2011-02-25 2016-05-12 Fanuc Corporation Numerische Steuervorrichtung mit einer Geschwindigkeitssteuerfunktion für eine maschinelle Mehrachsenverarbeitungsvorrichtung
JP4975872B1 (ja) * 2011-02-25 2012-07-11 ファナック株式会社 多軸加工機用速度制御機能を有する数値制御装置
US9507337B2 (en) 2011-10-27 2016-11-29 Mitsubishi Electric Corporation Numerical control device
JP2013117924A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Fanuc Ltd 工具背面での切削点指令により加工を行う数値制御装置
JP2012150848A (ja) * 2012-05-18 2012-08-09 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置
US9897992B2 (en) 2012-05-22 2018-02-20 Mitsubishi Electric Corporation Numerical control apparatus
DE102014005844A1 (de) 2013-04-23 2014-10-23 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit Anzeige und Eingabe einer Werkzeugrichtung in Bezug auf ein Werkstück
US9513618B2 (en) 2013-04-23 2016-12-06 Fanuc Corporation Numerical controller capable of displaying and inputting tool direction relative to workpiece
DE102014005844B4 (de) 2013-04-23 2022-07-07 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit Anzeige und Eingabe einer Werkzeugrichtung in Bezug auf ein Werkstück
CN104122838A (zh) * 2013-04-23 2014-10-29 发那科株式会社 可显示及输入相对于工件的刀具方向的数值控制装置
JP2014215675A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 ファナック株式会社 ワークに対する相対的工具方向の表示および入力を可能とする数値制御装置
DE102014009761B4 (de) 2013-07-08 2018-08-02 Fanuc Corporation Numerische Steuervorrichtung zur Steuerung einer fünfachsigen Bearbeitungsmaschine
JP2015015006A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 ファナック株式会社 5軸加工機を制御する数値制御装置
DE102014009761A1 (de) 2013-07-08 2015-01-08 Fanuc Corporation Numerische Steuervorrichtung zur Steuerung einer fünfachsigen Bearbeitungsmaschine
US9651932B2 (en) 2013-07-08 2017-05-16 Fanuc Corporation Numerical control device for controlling five-axis processing machine
JP2016009467A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 ファナック株式会社 工具先端点制御中に生じるバックラッシを抑制することを特徴とする数値制御装置
DE102015008246A1 (de) 2014-06-26 2015-12-31 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit Werkzeugspitzenpunktsteuerungsfunktion
CN105278449A (zh) * 2014-06-26 2016-01-27 发那科株式会社 具有工具前端点控制功能的数值控制装置
US10073432B2 (en) 2014-06-26 2018-09-11 Fanuc Corporation Numerical controller having tool tip point control function
DE102015008246B4 (de) 2014-06-26 2022-12-29 Fanuc Corporation Numerische Steuerung mit Werkzeugspitzenpunktsteuerungsfunktion
CN105278449B (zh) * 2014-06-26 2019-02-26 发那科株式会社 具有工具前端点控制功能的数值控制装置
JP2016066375A (ja) * 2015-12-21 2016-04-28 ファナック株式会社 工具先端点制御中に生じるバックラッシを抑制することを特徴とする数値制御装置
US11402818B2 (en) 2016-12-12 2022-08-02 Fanuc Corporation Numerical controller and data structure
DE102017011654A1 (de) 2016-12-22 2018-06-28 Fanuc Corporation Numerische Steuervorrichtung
US10520913B2 (en) 2017-05-11 2019-12-31 Fanuc Corporation Numerical controller
CN108873818B (zh) * 2017-05-11 2019-12-24 发那科株式会社 数值控制装置
JP2018190352A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 ファナック株式会社 数値制御装置
CN108873818A (zh) * 2017-05-11 2018-11-23 发那科株式会社 数值控制装置
US11003157B2 (en) 2018-05-24 2021-05-11 Fanuc Corporation Numerical controller for machine tool with installation error compensation unit
US11338406B2 (en) 2019-11-08 2022-05-24 Fanuc Corporation Estimating device and estimating system

Also Published As

Publication number Publication date
JP3643098B2 (ja) 2005-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3643098B2 (ja) 数値制御装置
EP1302829B1 (en) Numerical controller
JP3671020B2 (ja) 数値制御装置
JP5220183B2 (ja) 数値制御装置および当該数値制御装置の制御方法
JP4199103B2 (ja) 数値制御装置及び数値制御方法
JPS62208104A (ja) 数値制御装置
JP2009217326A (ja) 5軸加工機を制御する数値制御装置
EP1195665A2 (en) Apparatus and method for setting control parameters of machining apparatus
US5563484A (en) Three-dimensional cutter compensation system
JP5872869B2 (ja) 工具背面での切削点指令により加工を行う数値制御装置
US5545959A (en) Speed control method for a numerical control apparatus
JPS6333166B2 (ja)
US6999844B2 (en) Numerical controller
JPS62163109A (ja) 数値制御装置
JP3264705B2 (ja) 数値制御工作機械のロボットハンドの制御方法
JPH10177406A (ja) 5軸加工機の制御装置
JP2007172325A (ja) 自由曲線加工法および数値制御装置
JPH09190211A (ja) 数値制御装置の経路制御方式
JPH09150348A (ja) Nc工作機械における切削誤差補正方法
JPH05100723A (ja) 工作機械の工具長補正方式
JP2899293B2 (ja) 多軸旋盤の数値制御方法
JPH0474205A (ja) 数値制御装置
JPS6147652B2 (ja)
JPH03109606A (ja) 工具補正方式
JPH10337636A (ja) 5軸加工機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3643098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees