JP2003195455A - 感光材料遮光包装体 - Google Patents

感光材料遮光包装体

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JP2003195455A
JP2003195455A JP2001396860A JP2001396860A JP2003195455A JP 2003195455 A JP2003195455 A JP 2003195455A JP 2001396860 A JP2001396860 A JP 2001396860A JP 2001396860 A JP2001396860 A JP 2001396860A JP 2003195455 A JP2003195455 A JP 2003195455A
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shielding
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photosensitive material
roll
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Yoshio Hara
芳夫 原
Makoto Kawamura
誠 河村
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期保存しても、感光材料の側縁部が不均一
に伸びないロール状感光材料遮光包装体を提供するこ
と。 【解決手段】 板紙からなる遮光性巻芯1に長尺感光材
料2を巻き付け、該巻芯1に遮光性フランジ3の円筒状
挿入部5を挿入し、長尺感光材料2の先端に遮光性リー
ダー6を接合して長尺感光材料2の外周を被覆するロー
ル状感光材料遮光包装体において、該巻芯1の外周表面
にクッション層8を設け、かつ、該フランジ3の円筒状
挿入部5を該巻芯1に挿入したときに広がる巻芯胴径の
増大分よりも、長尺感光材料2を巻き付けたときの該ク
ッション層8の厚みを大きくしたロール状感光材料遮光
包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状感光材料
遮光包装体に関し、特にロール状感光材料遮光包装体を
高温で長期保存しても感光材料の両端部の伸びが生じな
いようにしたロール状感光材料遮光包装体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】感光材料、特にロール状感光材料を露光
装置に明室下で装填できるようにした遮光包装体が知ら
れている。例えば、実公平6−31465号公報には製
版用スキャナーに用いる名室装填可能なロール状感光材
料遮光包装体が記載されている。前記包装体の感光材料
に記録する方法はフィルムマガジンに感光材料包装体を
装填し、フィルムマガジンのフィルム取り出し口から遮
光性リーダーの先端部を引き出し、次に遮光性リーダー
を除去して感光材料の先端がフィルム取り出し口からで
た状態のフィルムマガジンを製版用スキャナーにセット
する。その後未感光の感光材料を記録用ドラムに巻き付
けて感光材料にスキャナー露光することによって記録す
る。
【0003】ところが記録された感光材料を現像処理す
ると感光材料の端部に記録された画像がいわゆるピンぼ
けのために不鮮明である現象が発生した。原因を調べた
ところ記録ドラムに巻き付けた感光材料の両端が伸びて
いたため記録ドラムに十分吸着されなかったことがわか
った。この結果、感光材料が記録ドラムから浮き上が
り、スキャナーの焦点があわずに不鮮明な画像となるこ
とが判明した。
【0004】製版用機材に用いられるロール状感光材料
は各種の製版用機材に適合するように遮光性フランジは
ISO14535(First edition 2001-07-15)に規
定されている。遮光性フランジは硬質タイプと軟質タイ
プがあり、硬質タイプの場合には、一般に紙製の巻芯を
用いることが一般的である。硬質の遮光性フランジには
円筒状挿入部を紙製の巻芯に押し込むことによって簡単
に嵌合させることができるからである。
【0005】前記公報は輸送中に遮光性フランジが脱落
しないように円筒状支持部に突起を設けることで解決を
図っている。この方法であれば嵌合力を高くすることな
く輸送中の脱落を防止することができる。しかしながら
遮光性フランジの円筒状支持部に突起を設けると感光材
料を使い切って巻芯と遮光性フランジを廃棄するとき、
巻芯から遮光性フランジを抜き取ることが難しくなると
いう問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ロール状感光材料遮光包装体を長期保管し
ても感光材料の側縁部に不均一な伸びを生じず、ピント
ぼけの発生しないロール状感光材料遮光包装体を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の手
段により解決することができた。中空の遮光性巻芯、該
巻芯の外周に巻き付けたロール状長尺感光材料、該巻芯
の中空部に嵌合する挿入部を有し、感光材料のロール面
に当接する遮光性フランジ、及び、長尺感光材料の先端
に接合されて感光材料の外周を被覆する遮光性リーダー
により構成されたロール状感光材料遮光包装体であっ
て、該巻芯表面にクッション層が設けられこのクッショ
ン層が該フランジの挿入部を該巻芯へ挿入することによ
り生じる該巻芯表面の膨張を吸収することができる厚み
を有することを特徴とするロール状感光材料遮光包装体
によって達成された。上記のロール状感光材料遮光包装
体において、該フランジの挿入部が円筒状挿入部をな
し、該挿入部外周に挿入方向に向かうほど低く形成した
突起を複数設けることが好ましい。また、発泡倍率が1
0ないし50倍の発泡合成樹脂をクッション層に使用し
たロール状感光材料遮光包装体であることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明について具体的に説明す
る。図1(a)は、本発明の1実施例であるロール状感
光材料遮光包装体の部分断面図を示す。遮光性巻芯1は
中空の紙製巻芯7とその外周面に設けたクッション層8
からなる。遮光性巻芯1の外周に長尺感光材料2を巻き
付けロール状態となっており、巻芯1の中空部には両側
から遮光性フランジ3の挿入部が挿入されている。遮光
性フランジ3は、中央部に硬質樹脂からなる円筒状挿入
部5を有し、周囲には感光材料の端部から構成されるロ
ール面に当接するフランジ4からなる。長尺感光材料2
はその最外周先端部に遮光性リーダー6を有している。
この遮光性リーダー6の幅は、長尺感光材料2の幅より
広いことが好ましく、遮光性リーダー6を長尺感光材料
2のロール周囲長より少なくとも1.5倍以上の長さと
して被覆し感光材料2の外周を遮光している。ロール状
感光材料遮光包装体の外面を図1(b)に示すが、感光
材料を被覆した遮光性リーダー6の最終端はテープ9で
係止されている。
【0009】図2は、フランジ4の一実施態様を示す概
念図であり、図2(a)は円筒状挿入部5の外周に設け
られた突起部10の例を示す正面図である。図2(b)
に示すように、突起部10は該挿入部外周に挿入方向に
向かうほど低く形成されている。
【0010】以下に本発明の感光材料遮光包装体を構成
する部材について順次説明する。中空の遮光性巻芯は、
少なくともその両端がフランジの挿入部が勘合するよう
に中空である必要があるが、全長にわたり中空であるこ
とが好ましい。遮光性巻芯の材料は、好ましくは板紙で
あり、好ましくは、クラフトパルプ紙、アルカリパルプ
紙などの板紙を積層することによって構成される。紙の
材質は特に限定されないが遊離硫黄などの含有量が少な
く感光材料の写真特性に影響しない紙が好ましい。本発
明に使用する巻芯は、通常板紙を5〜15層程度スパイ
ラル状に積層して厚さ約2.0mm〜3.0mmとし、
必要な長さに切断して作ることができる。このように積
層した巻芯は通常必要な遮光性を有しているが、遮光性
を高める目的で、板紙に遮光性物質を適宜添加すること
ができる。
【0011】クッション層は、遮光性巻芯の外周面に適
当な弾性圧縮性(クッション性)を有する材料を必要な
厚さ巻き付けることにより設けることができる。クッシ
ョン性を有するシートを巻き付けた巻芯に感光材料が巻
き付けられると、クッション層は巻き絞める張力により
圧縮されてクッション層の厚さが減少する。クッション
層は、感光材料の巻き付けにより半分程度に薄くなるこ
とが多いので、フリーの状態のクッション層は約0.1
〜3.0mmの厚さにしておくことが好ましく、0.2
ないし2.0mmの厚さが好ましい。
【0012】本発明者らは、上述したように、巻芯の外
周面にクッション層を設けることで課題を解決したもの
である。クッション層は、感光材料を巻き付けたとき巻
き締めによって圧縮されて層の厚さが薄くなる。しか
し、遮光性フランジの挿入部が巻芯を膨張させる胴径の
増加量よりも、圧縮された状態におけるクッション層の
厚さを厚くすることにより、巻芯の膨張を吸収すること
ができた。
【0013】クッション層を設けるための材料として
は、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリ
スチレンなどの発泡樹脂フィルムシート、パルプ発泡シ
ート、不職布等などがある。発泡倍率が10ないし50
倍の発泡合成樹脂をクッション層に使用することが好ま
しい。発泡樹脂フィルムとしては、「ミラマット」
((株)JSP製、登録商標)、「トーレペフ」(東レ
(株)製、登録商標)を例示することができる。ミラマ
ットは、発泡倍率が25倍〜30倍の高圧法ポリエチレ
ンでポリエチレンと同程度の防湿性・防水性がある。そ
のため巻芯側からの吸湿を防止できるメリットも有して
いる。また、ミラマットは0.5mm〜10mmの厚さ
の商品があるので、適宜選択して本発明に使用すること
ができる。トーレペフはポリエチレンのほか、ポリプロ
ピレンやエチレン酢酸ビニル共重合体から製造されたも
のもある。発泡倍率が5倍〜40倍あるので適宜選択す
ることができる。発泡していないシートと同程度の防湿
性・防水性があるので巻芯からの吸湿を防止することが
できる。
【0014】パルプ発泡シートとして、フワットライト
(王子製紙(株)製、登録商標)がある。フワットライ
トの密度は0.20g/m程度であり、通常の上質紙
や白板紙の約1/5程度の重量である。
【0015】ミラマットやトーレペフのように気泡がフ
ィルム中で独立していると気泡がない樹脂フィルムと同
程度の防湿性・防水性が得られるので本発明のクッショ
ン材として好ましい。
【0016】遮光性フランジは、円盤状フランジ部およ
びその中央に設けられた円筒状挿入部からなる。円筒状
挿入部を遮光性巻芯内側の中空部に挿入することによ
り、ロール状長尺感光材料をその側面から遮光するため
に有効である。また、円筒状挿入部は、製版用スキャナ
ーのような露光機材に装填できるように金属製の主軸を
通すことができる穴を中央部に有している。レーザース
キャナー等の中で前記の主軸が円筒状挿入部の内側に挿
入され、感光材料を所定の位置に支持する。円筒状挿入
部の外径は挿入する遮光性巻芯の内径より若干大きくし
てあり、それによって遮光性フランジと遮光性巻芯との
間で嵌合力を得る。円筒状支持部の外径と遮光性巻芯の
内径との関係は嵌合力が30kg〜60kgになるよう
に設定することが好ましい。嵌合力が20kg以下にな
ると、感光材料包装体の輸送中の振動や落下により、遮
光性フランジがずれたり抜けたりする可能性がある。ま
た嵌合力が70kgを超えると遮光性巻芯の膨張が大き
くなるのでクッション層が遮光性巻芯の膨張を吸収でき
なくなる懸念がある。
【0017】ISO14535には、2種類のフランジ
−硬質フランジ及び柔軟性フランジ−について規定して
いる。硬質フランジは、その中に露光装置の主軸が挿入
される仕様において使用される。本発明の感光材料遮光
包装体は、硬質の遮光性フランジを使用する。この硬質
の遮光性フランジは、耐磨耗性ポリスチレン樹脂、ハイ
インパクトポリスチレン樹脂、各種ポリプロピレン樹
脂、ABS(アクリルニトリル/ブタジエン/スチレン
共重合体)樹脂等を成形して作ることができる。また、
必要な遮光性を得るため成形する前に樹脂にカーボンブ
ラックのような遮光材料を混練させて成形する。遮光性
フランジの厚さは、1mm〜5mmであることが好まし
い。因みにISO14535の規格によると、フランジ
のリムの厚さは、3mm±0.3mmと規定されてい
る。
【0018】遮光性フランジの円筒状挿入部の外周に
は、巻芯との嵌合力を高めるために、突起すなわちリブ
を設けることが好ましい。遮光性フランジとして図1
(a)に示されるような円筒状挿入部に突起をもたない
遮光性フランジを使用することもできるが、図2(a)
で示されるような円筒状挿入部に突起を有するフランジ
の方が巻きズレが生じないために好ましい。突起は円盤
状端部に近い円筒状挿入部の根元から円筒状挿入部の先
端に向かってテーパー状に設けると、巻芯に容易に挿入
することができるので好ましい。また、感光材料を使用
した後は容易に引き出すこともできる。突起の数は特に
制限されないが、挿入部の外周に4ないし8個を等間隔
に設けることが好ましい。最も好ましい態様として、突
起を持たない円筒状支持部のとき5kg〜20kg程度
の嵌合力を得るように設定した上で突起を設けて最終的
に30kg〜60kgの嵌合力を得るようにすることが
好ましい。
【0019】遮光性リーダーは、ポリエチレンフィル
ム、OPP(延伸ポリプロピレン)フィルムなどの熱可
塑性樹脂フィルムが用いられる。遮光性リーダーは複数
の熱可塑性樹脂フィルムを積層した複合フィルムを用い
ることができる。また、熱収縮性フィルムも用いること
ができる。遮光性リーダーの遮光性はカーボンブラック
などの遮光材料を含有させることによって得られる。遮
光性リーダーは、特開平6−175291号、同8−6
2783号及び実公平6−31465号の各公報に記載
されているように構成される。すなわち、遮光性フラン
ジのフランジ部(円盤状端部)を越えて外側面の一部を
覆うようにして遮光することが好ましい。前記公報に記
載された遮光性リーダーは引っ張りながら感光材料の外
周面を被覆して両端を収縮させることで遮光性フランジ
の円盤状端部を固定することができる。また、特開20
01−183777号公報に記載された遮光性リーダー
は感光材料の外周面を被覆しながら熱をかけて遮光性フ
ランジの円盤状端部付近で収縮させることができる。
【0020】本発明のロール状感光材料遮光包装体は、
板紙等からなる巻芯の外周面にクッション層を設けた遮
光性巻芯に長尺感光材料を巻き付けた後、巻芯の両側に
硬質樹脂からなる円筒状挿入部を有する遮光性フランジ
を挿入し、長尺感光材料の先端に感光材料の幅より広い
遮光性リーダーを接合し、次いで該感光材料の外周長の
1.5倍以上を被覆することによって製造することがで
きる。
【0021】本発明のロール状感光材料遮光包装体を使
用するにあたっては、感光材料に後続する遮光性リーダ
ーを取り外した後、未感光の感光材料を必要なサイズに
裁断して使用することができる。また、明室下で露光機
材に装填して機材の中でシート状に裁断しながら自動的
に記録することができる。また、露光機材の中で自動的
に記録ドラムに巻き付けて記録することもできる。本発
明のロール状感光材料遮光包装体の感光材料として、カ
ラーペーパー、カラーネガフィルム、熱現像性のX−レ
イフィルム、電算写植ペーパーなどの感光材料を用いる
ことができる。感光材料の支持体が紙である場合は、支
持体の変形が起こりやすく、本発明を使用すると効果が
顕著である。
【0022】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明は、これらの
実施例に限られるものではない。 (実施例1)厚さ0.5mmのクラフトパルプ原紙(K
P紙、興陽製紙(株)製)を2周巻き付け、更に0.5
mmのアルカリパルプ原紙(NSA原紙、王子製紙
(株)製)を2周巻き付けて厚さ約2mmの紙製の巻芯
を作製し、更にその上に表1に示すような3種類のクッ
ション材を厚さが1mmになるように巻き付けて遮光性
巻芯A、BおよびCとした。この巻芯は内径が71.1
5mmとなるように原紙およびクッション材をスパイラ
ル状に連続して巻き付け、長さ635mmに切断して作
製した。次に、カーボンブラックを混練したポリスチレ
ン樹脂からなる遮光性フランジをISO14535の規
格に適合するように作製した。遮光性フランジの寸法
は、フランジ部の外径(130.80mm)、円筒状挿
入部の外径(71.30mm)、円筒状挿入部の中央に
設けた穴の内径(37.40mm)、フランジ部のリム
厚さ(3.00mm)である。さらに図2に示すような
突起を円筒状支持部の根元に6個等間隔で設けた。突起
の最大高さを0.70mmに設定したので円筒状挿入部
の最大径は72.00mmである。前記の遮光性巻芯
A,B,Cそれぞれに、635mm幅に裁断したカラー
ペーパー、「スピードプルーフペーパー」を59m巻き
付けた後、前記の遮光性フランジを遮光性巻芯の中空部
に両端から挿入した。次に、遮光性巻芯に巻き付けたロ
ール状長尺感光材料の最外端に遮光性リーダーを接続し
て感光材料の外周面を被覆した。そして、最後に遮光性
リーダーの最終端をテープでとめてロール状感光材料遮
光包装体A、BおよびCとした。遮光性リーダーは、ポ
リエチレン樹脂にカーボンブラックを含有した厚さ0.
14mmのフィルムであり、感光材料を被覆する部分の
幅は65.7cmであり、被覆する部分の長さは感光材
料の外周面の長さの約1.5倍であった。製造したロー
ル状感光材料遮光包装体A、BおよびCにおいて、遮光
性巻芯の挿入部の挿入による両端部の胴径変形量は、
(72.00−71.15)/2=0.425(mm)
であった。また、遮光性フランジと遮光性巻芯との嵌合
力は45Kgであった。遮光性巻芯のクッション層は厚
さ1mmになるように作製したがロール状感光材料遮光
包装体としたとき約0.5mmの厚さに押しつぶされて
いた。しかし、遮光性巻芯両端の変形量が0.425m
mであるから、遮光性巻芯を胴径の増加分(押し広げら
れた半径)がクッション層の厚さより小さく遮光性巻芯
の胴径の膨張を吸収することができた。製造したロール
状感光材料遮光包装体A、BおよびCとクッション層を
持たない、従来のタイプDおよびクッション層の代わり
にクラフトパルプ原紙を用いて2周巻いて厚さ1mmの
層を加えた比較試料Eを用いて性能評価をした。結果を
表1に示す。本発明が優れていることは明らかである。
【0023】(包装体の落下試験)JIS Z0200
レベルIIIに準じて行った。具体的には、作製した包
装体を外装用段ボール箱に入れた後、35cmの高さか
ら10の方向で落下させた。その後、包装体を開封して
遮光性フランジがずれていないか調べた。全くずれない
場合は○、少しでもずれた場合は×として評価した。 (感光材料端部の画像の鮮鋭度)製品が倉庫に保管され
た状態をシュミレートするために包装体の試料を46
℃、30%RHの条件に1日間放置した。その後、包装
体を開封して感光材料をドラム式露光機であるLuxel Sp
eedproof 8000 (富士写真フイルム株式会社製)に装
填して、635mm×920mmのサイズにCMYK7
5%の平網にて露光した。それを取り出して現像処理
し、平網が均一に露光されているかどうか調べた。均一
に露光されて画像が鮮明な場合は○、フィルムの端部が
不鮮明になっている場合は×として評価した。
【0024】
【表1】
【0025】なお、参考のために、比較Eの遮光性巻芯
のアルカリパルプ原紙を2周から4周に増やして総厚を
4.0mmにした試料と2周から6周に増やして総厚を
5.0mmにした試料を作製し、前記と同様にして効果
を確かめたところクッション性層と同じような効果が得
られた。しかし。クッション性層に比べると遮光性巻芯
の厚さが厚くなることとコストが高くなると言う問題点
があった。
【0026】
【発明の効果】本発明のロール状感光材料遮光包装体は
輸送中の振動および落下等に対して遮光性フランジが遮
光性巻芯からずれるようなことがない。包装体を高温で
長期保管しても、長尺の感光材料の側縁部が不均一に伸
びることも無く、感光材料を記録ドラムに巻いて画像を
記録したときに感光材料の両端部の画像がピンぼけにな
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はロール状感光材料遮光包装体の一実施
態を模式的に示す断面図であり、(b)はその外観図で
ある。
【図2】(a)は遮光性フランジの他の態様を示す正面
図であり、(b)はその断面図である。
【符号の説明】
1 遮光性巻芯 2 感光材料 3 遮光性フランジ 4、4’フランジ 5 円筒状挿入部 6 遮光性リーダー 7 紙製巻芯 8 クッション層 9 テープ 10 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 G03C 3/00 560Q 560S 560Z 565 565 565M 566 566K 566P 570 570X B65D 81/30 B65D 81/30 C Fターム(参考) 3E067 AA16 AB39 BA01A BA18A BB14A CA12 EA03 FA01 FC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の遮光性巻芯、該巻芯の外周に巻き
    付けたロール状長尺感光材料、該巻芯の中空部に嵌合す
    る挿入部を有し、感光材料のロール面に当接する遮光性
    フランジ、及び、長尺感光材料の先端に接合されて感光
    材料の外周を被覆する遮光性リーダーにより構成された
    ロール状感光材料遮光包装体であって、該巻芯表面にク
    ッション層が設けられこのクッション層が該フランジの
    挿入部を該巻芯へ挿入することにより生じる該巻芯表面
    の膨張を吸収することができる厚みを有することを特徴
    とするロール状感光材料遮光包装体。
  2. 【請求項2】 該フランジの挿入部が円筒状挿入部をな
    し、該挿入部外周に挿入方向に向かうほど低く形成した
    突起を複数設けた請求項1記載のロール状感光材料遮光
    包装体。
  3. 【請求項3】 発泡倍率が10ないし50倍の発泡合成
    樹脂をクッション層に使用する請求項1記載のロール状
    感光材料遮光包装体。
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