JP2003193625A - 屋根材 - Google Patents

屋根材

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JP2003193625A
JP2003193625A JP2001392209A JP2001392209A JP2003193625A JP 2003193625 A JP2003193625 A JP 2003193625A JP 2001392209 A JP2001392209 A JP 2001392209A JP 2001392209 A JP2001392209 A JP 2001392209A JP 2003193625 A JP2003193625 A JP 2003193625A
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JP
Japan
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roofing material
end portion
main body
roofing
rainwater
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Pending
Application number
JP2001392209A
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English (en)
Inventor
Kazuya Matsumoto
和也 松本
Yasuhiro Sakamoto
康宏 阪本
Susumu Maekawa
進 前川
Kazumasa Fukutomi
和正 福冨
Takeya Kondo
健也 近藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下段の屋根材上に葺設された上段の屋根材の
前側端部の重合部からの雨水の浸入や、炎の進入を防止
することのできる重厚感のある屋根材を提供するもので
ある。 【解決手段】 屋根材本体1の横方向の各々の側端部に
下片部2と上片部3とからなる第一重合部4を有すると
ともに前側端部5を下段の屋根材6の後側端部7に重合
する第二重合部8とを設けて成る屋根材である。さら
に、この屋根材Aには、屋根材本体1の後側端部7の上
面に突出部9を形成するとともに前側端部5の裏面側に
前側端部5の高さと略同一高さの垂下片10を形成して
成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、矩形状をした屋根
材本体の横方向の各々の側端部及び前側端部を下段の屋
根材の後側端部に重合して葺設する屋根材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来は、図7に示したように、矩形状を
したセメント板、木質板等からなる下段の平板屋根材2
0の横方向の側端部を当接させながら横方向(軒方向)
に連接し、この下段の平板屋根材20上に上段の平板屋
根材21を当接目地22の中心から等間隔に配置される
ように重合させ、この上段の平板屋根材21の横方向の
側端部を当接させながら横方向(軒方向)に下段の平板
屋根材20と同様に連接していくものである。さらに、
上段の平板屋根材21上に順次、棟方向に同様にして葺
設していくものである。
【0003】このような,平板屋根材20,21は厚さ
が9〜15mmしかないので、重厚感がないので、デザ
イン上重厚感のあるような平板屋根材を現出することが
できなかった。又,重厚感のあるようにするためには、
前端の厚みを厚くしなければならず、重量が増加し,屋
根上での施工作業がやりにくいという問題があった。そ
こで、軽量化材料を用いて平板屋根材20,21を製作
しようとすると平板屋根材20,21の前側端部の重合
部23からの雨水の浸入や火事などによる炎が入りやす
くなるので好ましくないという問題があった。そこで、
図8の樹脂製の平板屋根材20,21の前側端部を重厚
感を現出するために立上り部24を設けて、この前側端
部の立上り部24を下段の平板屋根材20の後側端部に
重合することを種々検討した。
【0004】しかしながら、下段の平板屋根材20上の
雨水は、上段の平板屋根材21の重合部23から浸入
し,一旦下段の平板屋根材20の後端上部に設けられた
堰部25によって、堰きとめられるが強風が吹くと堰部
25を越えて,屋根下地材上(図示せず)に浸入してし
まい野地板等を腐敗させてしまうという問題があった。
又、炎は重合部23から進入し、上段の平板屋根材21
の裏面から伝って内部へ進行していくという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点の
解決を目的とするものであり、下段の屋根材上に葺設さ
れた上段の屋根材の前側端部の重合部からの雨水の浸入
や、炎の進入を防止することのできる重厚感のある屋根
材を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
屋根材は、矩形状をした屋根材本体の横方向の各々の側
端部に下片部と上片部とからなる第一重合部を有すると
ともに前側端部を下段の屋根材の後側端部に重合する第
二重合部とを設けて成る屋根材において、屋根材本体の
後側端部上面に突出部を形成するとともに前側端部裏面
側に前端部の高さと略同一高さの垂下片を形成して成る
ものである。
【0007】したがって、垂下片によって、下段の屋根
材上に葺設された上段の屋根材の前側端部の第二重合部
からの雨水の浸入や、炎の進入を防止することのできる
ものである。又、屋根材本体の前側端部が高くなるので
重厚感があり、踏み割れ強度も強い屋根材を現出するこ
とができる。
【0008】本発明の請求項2記載の屋根材は、請求項
1記載の屋根材本体の後側端部上面に形成された突出部
が、横方向に連設しているものである。
【0009】したがって、第二重合部からの雨水の浸入
や炎の進入を防止することができるものである。
【0010】本発明の請求項3記載の屋根材は、請求項
1又は請求項2記載の屋根材本体の前側端部裏面側に形
成されている垂下片が、横方向に連設されていることを
特徴とする。
【0011】したがって、第二重合部から雨水が浸入し
てもこの垂下片に衝突することにより雨水速度を減退さ
せることができるので、より雨水を防止することができ
るものである。又、炎の進入を防止することができる。
【0012】本発明の請求項4記載の屋根材は、請求項
1乃至請求項3記載のいづれか1項記載の屋根材本体の
前側端部裏面側に形成されている垂下片が、複数本横方
向に連設されていることを特徴とする
【0013】したがって、第二重合部から雨水が浸入し
ても、この複数本横方向に連設されている垂下片に数回
衝突することにより雨水速度を減退させることができる
ので、より雨水を防止することができるものである。
【0014】本発明の請求項5記載の屋根材は、請求項
1乃至請求項4記載のいづれか1項記載の屋根材本体が
樹脂で形成されているので、デザイン上、重厚感のある
ような屋根材を現出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、請求項1乃至請
求項5に係る発明に対応する一実施形態の屋根材を示す
図で以下に説明する。
【0016】図1及び図2において、Aは矩形状をした
屋根材本体1の横方向の各々の側端部に下片部2と上片
部3とからなる第一重合部4を有するとともに前側端部
5を下段の屋根材6の後側端部7に重合する第二重合部
8とを設けて成る屋根材である。さらに、この屋根材A
には、屋根材本体1の後側端部7の上面に突出部9を形
成するとともに前側端部5の裏面側に前側端部5の高さ
と略同一高さの垂下片10を形成して成るものである。
この屋根材Aの屋根材本体1の後側端部7の上面に形成
された突出部9は、縦断面矩形状をしており横方向に連
設している。この突出部9は雨水の浸入を防止するよう
にすれば良いので縦断面形状は三角形状、楕円形状であ
っても良い。
【0017】さらに、屋根材本体1の前側端部5の裏面
側に形成されている垂下片10が、横方向に連設されて
いるものであって、縦断面形状は、四角形状、三角形
状、楕円形状であっても良い。要するに、雨水や火事等
で発生する炎の進入を防止するように形成すれば良い。
このとき、図3及び図4のように、矩形状をした屋根材
本体1の横方向の各々の側端部に設けられている下片部
2は、屋根材の底面11を外方に延出して形成された複
数本の立設片12を形成しており、この立設片12は屋
根材本体1の上面の肉厚より低く設定させていれば良い
ものである。この下片部2に重合される上片部3は、屋
根材本体1の側端部上面を外方に延出させ、先端部を下
方に屈曲して挿入片13を形成したものである。そして
この下片部2の立設片12、12間に上片部3に設けら
れている挿入片13を挿入して第一重合部4(図示せ
ず)を構成するものである。
【0018】又、屋根材本体1の前側端部5裏面側に形
成されている垂下片10が、複数本横方向に連設されて
いることにより、より雨仕舞い性や、防火性が向上す
る。又、屋根材本体1の前側端部5は、高く形成されて
いて上下段の屋根材A1、A2を重合する際にデザイン
上重厚感のあるように成形されている。このように、下
段の屋根材A1の後側端部7の上面に形成された突出部
9を被装するようにして、上段の屋根材A2の前側端部
5の裏面側に形成されている垂下片10が前方に配設さ
れるように重合して第二重合部8を形成する。
【0019】このとき、図5に示したように、上下段の
屋根材A1、A2の重合面から強風によって浸入した雨
水は、上段の屋根材A1に設けられている垂下片10に
衝突して速度が減退されるので、屋根材本体1の後側端
部7の上面の横方向に連設されている突出部9より雨水
がオーバーフローすることもない。したがって、雨水の
浸入により野地板等の屋根下地材を腐敗させることもな
い。さらに、火事等により上下段の屋根材A1、A2の
重合面から炎が進入してもこの上段の屋根材A1に設け
られている垂下片10によって、遮断され内部にまで進
入しにくいので安全である。
【0020】尚,図6は、上段の屋根材A1に設けられ
ている垂下片10を複数個配設したものであって、雨水
の浸入や炎の進入をこの垂下片10によって、さらに防
止することが可能となる。又,上段の屋根材A1に設け
られている垂下片10と下段の屋根材A2に設けられて
いる突出部9とを上下方向に配置するとより雨水の浸入
や炎の進入を防止することができる。
【0021】尚,この屋根材Aは、塩化ビニール樹脂、
アクリル樹脂、ポリカーボネート等の樹脂で射出成形や
注型等により製造すれば良いものであるが,屋根材Aと
しては、不燃性や強度を向上させるためにガラス繊維や
スチール繊維、ガラスビーズ、炭酸カルシウム等の不燃
材料を充填材として適宜配合すれば良い。そして、重厚
感のある形状を現出させ、軽量化及び強度の大なる屋根
材Aを作ることが可能となる。
【0022】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の屋
根材は、矩形状をした屋根材本体の横方向の各々の側端
部に下片部と上片部とからなる第一重合部を有するとと
もに前側端部を下段の屋根材の後側端部に重合する第二
重合部とを設けて成る屋根材において、屋根材本体の後
側端部上面に突出部を形成するとともに前側端部裏面側
に前端部の高さと略同一高さの垂下片を形成して成るか
ら、垂下片によって、下段の屋根材上に葺設された上段
の屋根材の前側端部の第二重合部からの雨水の浸入や、
炎の進入を防止することのできるものである。又、屋根
材本体の前側端部が高くなるので重厚感があり、踏み割
れ強度も強い屋根材を現出することができる。
【0023】本発明の請求項2記載の屋根材は、屋根材
本体の後側端部上面に形成された突出部が、横方向に連
設しているから、第二重合部からの雨水の浸入を防止す
ることができる。
【0024】本発明の請求項3記載の屋根材は、屋根材
本体の前側端部裏面側に形成されている垂下片が、横方
向に連設されているから、第二重合部から雨水が浸入し
てもこの垂下片に衝突することにより雨水速度を減退さ
せることができるので、より雨水を防止することができ
るものである。
【0025】本発明の請求項4記載の屋根材は、屋根材
本体の前側端部裏面側に形成されている垂下片が、複数
本横方向に連設されているから、第二重合部から雨水が
浸入しても、この複数本横方向に連設されている垂下片
に数回衝突することにより雨水速度を減退させることが
できるので、より雨水を防止することができるものであ
る。
【0026】本発明の請求項5記載の屋根材は、屋根材
本体が樹脂で形成されているので、デザイン上、重厚感
のあるような屋根材を簡単に現出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根材の全体を示す斜視図である。
【図2】本発明の図1で示した屋根材のA−A縦断面図
である。
【図3】本発明の図1で示した屋根材のB−B縦断面図
である。
【図4】本発明の図1で示した屋根材のC−C縦断面図
である。
【図5】本発明の一実施形態に係わる上下段の屋根材の
重合状態を示す要部の縦断面図である。
【図6】本発明の異なる実施形態に係わる上下段の屋根
材の重合状態を示す要部の縦断面図である。
【図7】従来の平板屋根材の重合状態を示す要部の平面
図である。
【図8】従来の上下段の平板屋根材の重合状態を示す要
部の縦断面図である。
【符号の説明】
A 屋根材 1 屋根材本体 2 下片部 3 上片部 4 第一重合部 5 前側端部 7 後側端部 8 第二重合部 9 突出部 10 垂下片 11 底面 12 立設片 13 挿入片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 進 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 福冨 和正 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 近藤 健也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状をした屋根材本体の横方向の各々
    の側端部に下片部と上片部とからなる第一重合部を有す
    るとともに前側端部を下段の屋根材の後側端部に重合す
    る第二重合部とを設けて成る屋根材において、屋根材本
    体の後側端部上面に突出部を形成するとともに前側端部
    裏面側に前端部の高さと略同一高さの垂下片を形成して
    成る屋根材。
  2. 【請求項2】 上記屋根材本体の後側端部上面に形成さ
    れた突出部が、横方向に連設していることを特徴とする
    請求項1記載の屋根材。
  3. 【請求項3】 上記屋根材本体の前側端部裏面側に形成
    されている垂下片が、横方向に連設されていることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の屋根材。
  4. 【請求項4】 上記屋根材本体の前側端部裏面側に形成
    されている垂下片が、複数本横方向に連設されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいづれか1
    項記載の屋根材。
  5. 【請求項5】 上記屋根材本体が樹脂で形成されたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のいづれか1
    項記載の屋根材。
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