JP2003193019A - ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤 - Google Patents

ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤

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JP2003193019A JP2001395232A JP2001395232A JP2003193019A JP 2003193019 A JP2003193019 A JP 2003193019A JP 2001395232 A JP2001395232 A JP 2001395232A JP 2001395232 A JP2001395232 A JP 2001395232A JP 2003193019 A JP2003193019 A JP 2003193019A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼り合わせ可能時間が長く、貼り合わせ後の
接着性を発現する性能が優れ、遊離のイソシアネートモ
ノマーの揮散による毒性を低減させることができるウレ
タン樹脂系ホットメルト接着剤を提供する。 【解決手段】 主鎖に少なくともポリエステル骨格を有
し、その分子内に −RN−CO−NH− 結合(Rは
特定置換基)と加水分解性珪素基を有するウレタン系樹
脂及びビニル重合体を成分とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ウレタン樹脂系ホ
ットメルト接着剤に関し、より詳細には、被着体への塗
布直後の接着性に優れ、高熱になる塗布作業時の毒性を
大幅に低減させ得るウレタン樹脂系ホットメルト接着剤
に関する。 【0002】 【従来の技術】ウレタン樹脂系の反応性ホットメルト接
着剤は、非反応性のホットメルト接着剤の長所である初
期接着性を発現する性能と、反応性接着剤の耐熱性を併
せ持つ接着剤として近年特に需要が増大している。しか
しながら、一般のウレタン樹脂系の反応性ホットメルト
接着剤は、塗布作業時に遊離のイソシアネートモノマー
が揮散するために、取り扱いには注意を要するのが現状
である。 【0003】これらの現状を踏まえ、一般のウレタン樹
脂系の反応性ホットメルト接着剤に用いられる結晶性に
優れたポリエステルポリオールとイソシアネートモノマ
ーを用いてプレポリマーとし、更にシリル化することに
より、上記毒性を低減させた反応性ホットメルト接着剤
の開発に努めている。しかし、ポリエステルポリオール
の種類を変えただけでは、作業幅の自由度を上げる等の
調整には限界がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、貼り合わせ
可能時間が長く、貼り合わせ直後の接着性を発現する性
能が優れ、遊離のイソシアネートモノマーの揮散による
毒性を低減させることができるウレタン樹脂系ホットメ
ルト接着剤を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、主鎖に少なく
ともポリエステル骨格を有し、その分子内に −RN−
CO−NH− 結合(Rは特定置換基)と加水分解性珪
素基を有するウレタン系樹脂及び重合性ビニル基含有モ
ノマーを重合してなるビニル重合体を成分とするものが
本発明の目的を達成し得ることを見出だして本発明に到
達した。 【0006】すなわち、本発明は、主鎖に少なくともポ
リエステル骨格を有し、その分子内に下記一般式(1)
及び下記一般式(2)で表される基を有するウレタン系
樹脂(A)並びに重合性ビニル基含有モノマーを重合し
てなるビニル重合体(B)を成分として含有するウレタ
ン樹脂系ホットメルト接着剤を要旨とする。 【0007】 【化7】 【化8】 【0008】但し、Rは下記一般式(3)、下記一
般式(4)、下記一般式(5)又は炭素数1〜20個の
置換若しくは非置換の有機基を、Rは炭素数1〜2
0個の置換若しくは非置換の有機基を、Xは水酸基又は
加水分解性基を、nは0,1又は2を、それぞれ示し、
が複数存在するときはそれらのRは同じでも
異なっても良く、Xが複数存在するときはそれらのXは
同じでも異なっても良い。 【0009】 【化9】 【化10】 【化11】 【0010】但し、Rは水素原子又は−COOR
10を、Rは水素原子又はメチル基を、Rは−
COOR11又はニトリル基を、Rは炭素数1〜2
0個の置換若しくは非置換の2価の有機基を、R
分子量500以下の珪素原子を含んでも良い有機基を、
及びRは上記一般式(3)又は下記一般式
(6)を、それぞれ示し、R及びRは同じでも
異なっても良い。R10及びR11は分子量500以下
の有機基を、それぞれ示す。 【0011】 【化12】 【0012】 【発明の実施の形態】本発明のウレタン樹脂系ホットメ
ルト接着剤は、主鎖にポリエステル骨格を有し、その分
子内に上記一般式(1)及び上記一般式(2)で表され
る基を有するウレタン系樹脂(A)並びに重合性ビニル
基含有モノマーを重合してなるビニル重合体(B)を成
分として含有するものである。 【0013】ウレタン系樹脂(A)を示す上記一般式
(1)及び上記一般式(2)におけるR、R
びnは上記の通りであり、Xの加水分解性基としては、
アルコキシ基、アセトキシ基、オキシム基等が挙げれる
が、特にアルコキシ基が好ましい。ウレタン系樹脂
(A)は、代表的には、主鎖に少なくともポリエステル
骨格を有し、その分子内に水酸基を2個又はそれ以上を
有する化合物(化合物(b))とポリイソシアネート化
合物(化合物(c))と反応させてウレタンプレポリマ
ー(C)を製造し、更にウレタンプレポリマー(C)と
下記一般式(7)で表される化合物(化合物(d))を
反応させることにより製造することができる。 【0014】化合物(b)の主鎖に少なくともポリエス
テル骨格を有するポリオール化合物としては、熱可塑性
ポリエステルポリオールが用いられ、例えば、ジカルボ
ン酸とジオール化合物との反応により製造される。ジカ
ルボン酸としては、フタル酸、フマル酸、テレフタル
酸、イソフタル酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、
オクタデカンジカルボン酸、ダイマー酸、メチルヘキサ
ヒドロフタル酸、メチルテトラヒドロフタル酸、1,3
−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸等及びこれらの酸無水物等が挙げられ
る。ジオール化合物としては、エチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
1,10−デカンジオール、ネオペンチルグリコール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,
4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキ
サンジオール、ビスフェノールA、ビスフェノールF、
水添ビスフェノールA、水添ビスフェノールF等が挙げ
られる。 【0015】これらの化合物(b)としては、数平均分
子量が1,000〜10,000、特に2,500〜
8,000のもの、融点が50℃以上、特に60〜90
℃のもの、ガラス転移温度が10℃以上、特に20〜8
0℃のものを使用するのが好ましい。 【0016】上記以外のポリエステルポリオールとして
は、ひまし油系ポリオール、カプロラクトン系ポリオー
ル、ポリカーボネートジオール、キョーワポールPA
(協和発酵社製商品名)等を用いることができる。又、
接着性や物性の調整に、これらのポリエステルポリオー
ルや上記のポリエステルポリオールに加えて、PTMG
(ポリテトラメチレングルコール)等のポリエーテルポ
リオール、アクリルポリオール等も適宜用いることがで
きる。 【0017】化合物(b)と反応させてウレタンプレポ
リマー(C)を製造する際に用いられるイソシアネート
化合物(化合物(c))としては、ジイソシアネート化
合物、ジイソシアネート化合物を除くポリイソシアネー
ト化合物、その他等が挙げられる。ジイソシアネート化
合物としては、例えば脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳
香族ジイソシアネート化合物等が挙げられる。以下、そ
れらの具体例を挙げる。 【0018】脂肪族ジイソシアネート化合物:トリメチ
レンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペンタメチレン
ジイソシアネート、1,2−プロピレンジイソシアネー
ト、1,2−ブチレンジイソシアネート、2,3−ブチ
レンジイソシアネート、1,3−ブチレンジイソシアネ
ート、2,4,4−又は2,2,4−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシアネート
メチルカプロエート等。 【0019】脂環式ジイソシアネート化合物:1,3−
シクロペンテンジイソシアネート、1,4−シクロヘキ
サンジイソシアネート、1,3−シクロヘキサンジイソ
シアネート、3−イソシアネートメチル−3,5,5−
トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、4,4′−
メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチ
ル−2,4−シクロヘキサンジイソシアネート、メチル
−2,6−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−
ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、1,4
−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、イソ
ホロンジイソシアネート等。 【0020】芳香脂肪族ジイソシアネート化合物:1,
3−若しくは1,4−キシリレンジイソシアネート又は
それらの混合物、ω,ω′−ジイソシアネート−1,4
−ジエチルベンゼン、1,3−若しくは1,4−ビス
(1−イソシアネート−1−メチルエチル)ベンゼン又
はそれらの混合物等。 【0021】芳香族ジイソシアネート化合物:m−フェ
ニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルジイソシアネート、1,5
−ナフタレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート、2,4−又は2,6−トリレ
ンジイソシアネート、4,4′−トルイジンジイソシア
ネート、4,4′−ジフェニルエーテルジイソシアネー
ト等。 【0022】ジイソシアネート化合物を除くポリイソシ
アネート化合物としては、例えば脂肪族、脂環式、芳香
脂肪族、芳香族ポリイソシアネート化合物等が挙げられ
る。以下、それらの具体例を挙げる。 【0023】脂肪族ポリイソシアネート化合物:リジン
エステルトリイソシアネート、1,4,8−トリイソシ
アネートオクタン、1,6,11−トリイソシアネート
ウンデカン、1,8−ジイソシアネート−4−イソシア
ネートメチルオクタン、1,3,6−トリイソシアネー
トヘキサン、2,5,7−トリメチル−1,8−ジイソ
シアネート−5−イソシアネートメチルオクタン等。 【0024】脂環式ポリイソシアネート化合物:1,
3,5−トリイソシアネートシクロヘキサン、1,3,
5−トリメチルイソシアネートシクロヘキサン、3−イ
ソシアネート−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル
イソシアネート、2−(3−イソシアネートプロピル)
−2,5−ジ(イソシアネートメチル)−ビシクロ
[2,2,1]ヘプタン、2−(3−イソシアネートプ
ロピル)−2,6−ジ(イソシアネートメチル)−ビシ
クロ[2,2,1]ヘプタン、5−(2−イソシアネー
トエチル)−2−イソシアネートメチル−3−(3−イ
ソシアネートプロピル)−ビシクロ[2,2,1]ヘプ
タン、6−(2−イソシアネートエチル)−2−イソシ
アネートメチル−3−(3−イソシアネートプロピル)
−ビシクロ[2,2,1]ヘプタン、5−(2−イソシ
アネートエチル)−2−イソシアネートメチル−2−
(3−イソシアネートプロピル)−ビシクロ[2,2,
1]ヘプタン、6−(2−イソシアネートエチル)−2
−(3−イソシアネートプロピル)−ビシクロ[2,
2,1]ヘプタン等。 【0025】芳香脂肪族ポリイソシアネート化合物:
1,3,5−トリイソシアネートメチルベンゼン等。 【0026】芳香族ポリイソシアネート化合物:トリフ
ェニルメタン−4,4′,4″−トリイソシアネート、
1,3,5−トリイソシアネートベンゼン、2,4,6
−トリイソシアネートトルエン、4,4′−ジフェニル
メタン−2,2′,5,5′−テトライソシアネート
等。 【0027】その他のポリイソシアネート化合物:フェ
ニルジイソチオシアネート等硫黄原子を含むジイソシア
ネート類。 【0028】ウレタンプレポリマー(C)と反応させる
化合物(d)は、下記一般式(7)で表される。 【0029】 【化13】 【0030】但し、R、R、X及びnは上記の
規定と同意義であり、Yは炭素数1〜20個の置換若し
くは非置換の2価の有機基、下記一般式(8)又は下記
一般式 (9)を、それぞれ示す。 【0031】 【化14】【化15】 【0032】但し、R、R、R、R
及びRは上記の規定と同意義であり、R12及びR
13は炭素数1〜10個の置換若しくは非置換の2価の
有機基を示す。 【0033】上記一般式(7)で表される化合物(d)
の具体例としては、N−フェニル−γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、N−(n−ブチル)−γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(n−ブチ
ル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N
−エチルアミノイソブチルトリメトキシシラン、N−メ
チルアミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−メチ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン、ビス(トリメト
キシシリルプロピル)アミン等が挙げられるが、以下の
方法により製造することができる。 【0034】(1)Rが上記一般式(3)で示さ
れ、Yが2価の有機基である化合物第一級アミノ基及び
加水分解性基含有珪素基若しくは水酸基含有珪素基(好
ましくは加水分解性基含有珪素基)をそれぞれ一つ持つ
化合物(化合物(e))と、それと化学当量のα,β−
不飽和カルボニル化合物(化合物(f))、マレイン酸
ジエステル(化合物(g))及びアクリロニトリルから
選ばれる1種又は2種以上とを反応させる方法 (2)Rが上記一般式(3)で示され、Yが上記一
般式(8)で示される化合物 第一級アミノ基、第二級アミノ基及び加水分解性基含有
珪素基若しくは水酸基含有珪素基(好ましくは加水分解
性基含有珪素基)をそれぞれ一つ持つ化合物(化合物
(h))と、化合物(h)中の第一級アミノ基及び第二
級アミノ基と化学当量の化合物(f)、化合物(g)及
びアクリロニトリルから選ばれる1種又は2種以上とを
反応させる方法 (3)Rが上記一般式(3)で示され、Yが上記一
般式(9)で示される化合物 化合物(h)と、化合物(h)中の第一級アミノ基と化
学当量の化合物(f)、化合物(g)及びアクリロニト
リルから選ばれる1種又は2種以上とを反応させた後、
化合物(h)中の第二級アミノ基と化学当量の式 R
NCO(R は上記と同意義)で表されるモノイソ
シアネート化合物(化合物(i))を反応させる方法 (4)Rが上記一般式(4)で示され、Yが2価の
有機基である化合物化合物(h)と、化合物(h)中の
第一級アミノ基と化学当量の化合物(i)とを反応させ
る方法 (5)Rが上記一般式(5)で示され、かつ一般式
(5)中のR及びRが上記一般式(3)で示さ
れ、Yが2価の有機基である化合物化合物(h)と、化
合物(h)中の第一級アミノ基と2化学当量の化合物
(f)、化合物(g)及びアクリロニトリルから選ばれ
る1種又は2種以上とを反応させる方法 (6)Rが上記一般式(5)で示され、かつ一般式
(5)中のRが上記一般式(3)で示されR
上記一般式(6)で示され、Yが2価の有機基である化
合物 化合物(h)と、化合物(h)中の第一級アミノ基と化
学当量の化合物(f)、化合物(g)及びアクリロニト
リルから選ばれる1種又は2種以上とを反応させた後、
この反応により生成した第二級アミノ基と化学当量の化
合物(i)を反応させる方法。 【0035】化合物(e)としては、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、アミ
ノフェニルトリメトキシシラン等が挙げられる。 【0036】化合物(f)としては、(メタ)アクリル
化合物、ビニルケトン化合物、ビニルアルデヒド化合
物、その他の化合物等が挙げられる。(メタ)アクリル
化合物として、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、
t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)ア
クリレート、アミル(メタ)アクリレート、イソアミル
(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ノニ
ル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレー
ト、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メ
タ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラ
ウリル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)ア
クリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、テトラ
ヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエチ
ル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシ
エチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、メトキシエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、エトキシエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、メトキシポリプロピレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエニル
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレー
ト、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、ボルニ
ル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリ
レート、ジアセトン(メタ)アクリレート、イソブトキ
シメチル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリド
ン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルホルムアル
デヒド、N,N−ジメチルアクリルアミド、t−オクチ
ルアクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジメチル (メタ)アクリルアミド、N,N′−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、アクリロイルモルホリ
ン等の他、東亞合成化学工業社製の商品名:アロニック
スM−102,M−111,M−114,M−117、
日本化薬社製の商品名:カヤハード TC110S,R
629,R644、大阪有機化学社製の商品名:ビスコ
ート3700等が挙げられる。 【0037】更に、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4
−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートトリ(メ
タ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリシクロデ
カンジメタノールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノ
ールAのグルシジルエーテルに(メタ)アクリレートを
付加させたエポキシ(メタ)アクリレート等の多官能性
化合物及び該多官能性化合物の市販品としての、三菱化
学社製の商品名:ユピマーUV,SA1002,SA2
007、大阪有機化学社製の商品名:ビスコート70
0、日本化薬社製の商品名:カヤハード R604,D
PCA−20,DPCA−30,DPCA−60,DP
CA−120,HX−620,D−310,D−33
0、東亞合成化学工業社製の商品名:アロニックスM−
210,M−215,M−315,M−325等が挙げ
られる。 【0038】上記の化合物の他、アルコキシシリル基を
有するγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、
γ−メタクリロキシメチルジメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシメチルジエトキシシラン、γ−アクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシメチル
ジメトキシシラン等が挙げられる。 【0039】ビニルケトン化合物としては、ビニルアセ
トン、ビニルエチルケトン、ビニルブチルケトン等が、
ビニルアルデヒド化合物としては、アクロレイン、メタ
クロレイン、クロトンアルデヒド等が、その他の化合物
としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、イタコン
酸、クロトン酸、N−メチロールアクリルアミド、ダイ
アセトンアクリルアミド、N−[3−(ジメチルアミ
ノ)プロピル]メタクリルアミド、N,N−ジメチルア
クリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−
t−オクチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリ
ルアミド等が挙げられる。 【0040】上記化合物の他、その内部に弗素原子、硫
黄原子又はリン原子を含む化合物も含まれる。弗素原子
を含む化合物としては、パーフルオロオクチルエチル
(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)ア
クリレート等が、リン原子を含む化合物としては、(メ
タ)アクリロキシエチルフェニルアシッドホスフェート
等が挙げられる。 【0041】上記化合物(f)の中でも、反応のし易
さ、広く市販され入手の容易さの点から、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、オクチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラ
ウリルアクリレート等が好ましい。この内、速硬化性を
付与するにはメチルアクリレート、エチルアクリレート
が特に好ましく、柔軟性を付与するには2−エチルヘキ
シルアクリレート、ラウリルアクリレートが特に好まし
い。又、化合物(f)は、1種又は2種以上使用でき
る。 【0042】化合物(g)(マレイン酸ジエステル)と
しては、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マ
レイン酸ジブチル、マレイン酸ジ2−エチルヘキシル、
マレイン酸ジオクチル等が挙げられ、これらは1種又は
2種以上使用できる。これらの中でも、反応のし易さ、
広く市販され入手の容易さの点から、マレイン酸ジメチ
ル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレイ
ン酸ジ2−エチルヘキシルが好ましい。又、化合物
(g)は、1種又は2種以上使用できる。 【0043】化合物(h)としては、N−β(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ
−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−3−
[アミノ(ジプロピレンオキシ)]アミノプロピルトリ
メトキシシラン、(アミノエチルアミノメチル)フェネ
チルトリメトキシシラン、N−(6−アミノヘキシル)
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノ
エチル)−11−アミノウンデシルトリメトキシシラ
ン、この他特殊アミノシランである信越化学工業社製、
商品名:KBM6063、X−12−896、KBM5
76、X−12−565、X−12−580、X−12
−5263、KBM6123、X−12−575、X−
12−562、X−12−5202、X−12−520
4、KBE9703等が挙げられる。 【0044】上記の化合物(h)の中でも、反応のし易
さ、広く市販され入手の容易さの点から、N−β(アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピルメチルジメトキシシランが好ましい。 【0045】化合物(i)としては、イソシアン酸エチ
ル、イソシアン酸n−ヘキシル、イソシアン酸n−ドデ
シル、イソシアン酸p−トルエンスルホニル、イソシア
ン酸n−ヘキシル、イソシアン酸ベンジル、イソシアン
酸2−メトキシフェニル等の他、信越化学工業社製商品
名:KBM9007(γ−イソシアネートプロピルトリ
メトキシシラン)等のイソシアネートシラン等が挙げら
れる。 【0046】上記化合物(b)と上記化合物(c)とを
反応させて、ウレタンプレポリマー(C)とする方法
は、ポリオール化合物とポリイソシアネート化合物を反
応させてウレタンプレポリマーを製造する通常の方法に
準じて行えば良い。又、上記化合物(d)とウレタンプ
レポリマー(C)とを反応させて、ウレタン系樹脂
(A)とする方法は、50〜100℃で、30分間〜3
時間行われる。 【0047】本発明のウレタン樹脂系ホットメルト接着
剤は、上記ウレタン系樹脂(A)に重合性ビニル基含有
モノマー(化合物(a))を重合してなるビニル重合体
(B)を配合することにより製造することができる。 【0048】ビニル重合体(B)は、重合性ビニル基含
有モノマーである化合物(a)の重合体であり、化合物
(a)としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸エステル若しくはメタクリル酸エステル(以下、これ
らを(メタ)アクリレートと記す。)、スチレン系化合
物、アクリロニトリル、α−メチルアクリロニトリル、
2,4−ジシアノブテン−1、ビニルピロリドン、ビニ
ルカルバゾール、コハク酸2−メタクリロイルオキシエ
チル、マレイン酸2−メタクリロイルオキシエチル、フ
タル酸2−メタクリロイルオキシエチル、ヘキサヒドロ
フタル酸2−メタクリロイルオキシエチル、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、ビニルグリシジルエーテル、
アリルグリシジルエーテル、メタクリルグリシジルエー
テル、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
ブタジエン、イソプレン、クロロプレン;これら以外の
オレフィン、不飽和エステル類、ハロゲン化オレフィ
ン、ビニルエーテル等が挙げられる。 【0049】(メタ)アクリレートとしては、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メ
タ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレ
ート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アク
リレート、テトラデシル(メタ)アクリレート、ヘキサ
デシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)ア
クリレート等アルキル基の炭素数が1〜20個のアクリ
ル酸若しくはメタクリル酸のアルキルエステル;シクロ
ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、
フェニルアクリレート、フェニルメタクリレート、イソ
ボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、
ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエ
チルメタクリレート、tert−ブチルアミノエチルア
クリレート、tert−ブチルアミノエチルメタクリレ
ート、シクロヘキシルアミノエチルアクリレート、シク
ロヘキシルアミノエチルメタクリレート、グリシジルア
クリレート、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロ
フランアクリレート、テトラヒドロフランメタクリレー
ト、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシ−3
−フェノキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−
3−フェノキシプロピルメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、東亜合成社製商品名:M−110
及びM−111、シェル化学社製商品名:ベオバ9及び
ベオバ10、トリフルオロエチルメタクリレート等が挙
げられる。 【0050】スチレン系化合物としては、スチレン、ビ
ニルトルエン、ジビニルベンゼン、α−メチルスチレ
ン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、p−エチルスチレン、p−メトキシスチ
レン等が挙げられる。これらの中でも、アクリロニトリ
ル、スチレン、グリシジルメタクリレート、炭素数が1
〜20個のアクリル酸若しくはメタクリル酸のアルキル
エステル等が好ましい。これら重合性ビニル基含有モノ
マー(化合物(a))は、1種に限らず、2種以上を用
いることができる。 【0051】又、化合物(a)として、加水分解性珪素
基を有するビニル基含有モノマーも使用することができ
る。該ビニル基含有モノマーとしては、ビニルメチルジ
メトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニ
ルトリメトキシシラン、トリス(2−メトキシエトキ
シ)ビニルシラン、3−アクリロイルオキシプロピルメ
チルジメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、3−アクリロイルオキシ
プロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシラン等が挙げられが、これら
の中でも3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメト
キシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、3−アクリロイルオキシプロピルト
リメトキシシラン、3−メタクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシランが特に好ましい。 【0052】化合物(a)の重合法は、これらモノマー
の重合に通常行われているラジカル重合、アニオン重
合、カチオン重合等、既知の方法のいずれも採用するこ
とができる。特に、2,2′−アゾビスイソブチロニト
リル、2,2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)、2,2′−アゾビス(2−メチル−4−トリ
メトキシシリルペントニトリル)、2,2′−アゾビス
(2−メチル−4−メチルジメトキシシリルペントニト
リル)、和光純薬工業社製商品名:VA−046B、V
A−057、VA−061、VA−085、VA−08
6、VA−096、V−601、V−65及びVAm−
110等のアゾ化合物、ベンゾイルパーオキシド、t−
アルキルパーオキシエステル、アセチルパーオキシド、
ジイソプロピルパーオキシカーボネート等の過酸化物重
合開始剤の存在下行う、ラジカル重合法が好適である。
この際、ラウリルメルカプタン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチル
ジメトキシシラン、チオ−β−ナフトール、チオフェノ
ール、n−ブチルメルカプタン、エチルチオグリコレー
ト、イソプロピルメルカプタン、t−ブチルメルカプタ
ン、γ−トリメトキシシリルプロピルジスルフィド等の
連鎖移動剤の存在下に重合を行うことができる。重合反
応は、20〜200℃、特に50〜150℃の温度で数
時間〜数十時間行うことが好ましい。又、キシレン、ト
ルエン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、
酢酸ブチル等の溶媒の存在下に重合を行うことができ
る。これらの溶媒は、重合終了後、必要に応じて減圧蒸
留等の方法で除去してもよく、これらの溶媒を除去しな
いでウレタン系樹脂(A)、その他と混合しても良い。 【0053】ウレタン系樹脂(A)にビニル重合体
(B)を配合する際の両者の配合割合は、ウレタン系樹
脂(A)100質量部当り、ビニル重合体(B)5〜5
00質量部、好ましくは10〜200質量部である。ビ
ニル重合体(B)の配合量が5質量部未満では、ウレタ
ン系樹脂(A)の貼り合わせ可能時間が長く、貼り合わ
せ直後の接着性を発現する効果が十分でなく、500質
量部を超えると、初期接着性の発現が悪くなる。 【0054】本発明のビニル重合体(B)を配合したウ
レタン樹脂系ホットメルト接着剤は、ウレタン系樹脂
(A)及びビニル重合体(B)を配合して調製する以外
に、(1)ウレタン系樹脂(A)中で上記化合物(a)
を重合する方法、(2)ウレタン系樹脂(A)を調製す
る上記の方法において、上記化合物(b)中で上記化合
物 (a)を重合した後、上記化合物(c)、更に上記
化合物(d)と反応する方法、(3)ウレタン系樹脂
(A)を調製する上記の方法において、上記化合物
(b)と上記化合物(c)を反応してウレタンプレポリ
マー(C)を得、ウレタンプレポリマー(C)中で上記
化合物(a)を重合した後、上記化合物(d)と反応す
る方法によっても調製することができる。 【0055】本発明のウレタン樹脂系ホットメルト接着
剤は、上記ウレタン系樹脂(A)及び上記ビニル重合体
(B)を有効成分として含有するであるが、これら有効
成分以外に、必要に応じて硬化触媒、充填剤、各種添加
剤を含むことができる。 【0056】必要に応じて含むことができる上記硬化触
媒として、有機錫化合物、金属錯体、塩基性化合物、有
機燐化合物及び水(空気中の湿気)が使用できる。具体
的には、有機錫化合物としては、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジオクチル錫ジマレエート、ジブチル錫フタレー
ト、オクチル酸第一錫、ジブチル錫メトキシド、ジブチ
ル錫ジアセチルアセテート、ジブチル錫ジバーサテー
ト、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫オキサイドとフ
タル酸ジエステルとの反応生成物等が挙げられる。 【0057】金属錯体としては、テトラブチルチタネー
ト、テトライソプロピルチタネート、トリエタノールア
ミンチタネート等のチタネート化合物類、オクチル酸
鉛、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸コ
バルト、オクチル酸ビスマス、ビスマスバーサテート等
のカルボン酸金属塩、アルミニウムアセチルアセトナー
ト錯体、バナジウムアセチルアセトナート錯体等の金属
アセチルアセトナート錯体等が挙げられる。 【0058】塩基性化合物としては、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン等のアミノシラン類、テトラメチルアンモニウ
ムクロライド、ベンザルコニウムクロライド等の第四級
アンモニウム塩類、三共エアプロダクツ社製のDABC
O(登録商標)シリーズ、DABCO BLシリーズ、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−7−
エン等の複数の窒素を含む直鎖或いは環状の第三級アミ
ン及び第四級アンモニウム塩等が挙げられる。 【0059】有機燐化合物としては、モノメチル燐酸、
ジ−n−ブチル燐酸、燐酸トリフェニル等が挙げられ
る。該硬化触媒の配合割合は、ウレタン樹脂系ホットメ
ルト接着剤の有効成分100質量部当り0.01〜10
質量部である。 【0060】充填剤としては、フュームドシリカ、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、クレー、タルク、シリ
カ、各種バルーン等が挙げられる。 【0061】各種添加剤としては、可塑剤、添加剤、溶
剤、脱水剤等を挙げることができる。上記可塑剤として
は、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート等のフ
タル酸エステル類、アジピン酸ジオクチル、セバチン酸
ジブチル等の脂肪族カルボン酸エステル等を用いること
ができる。上記添加剤としては、老化防止剤、チキソ性
付与剤、紫外線吸収剤、顔料、各種タッキファイアー、
シランカップリング剤、チタネートカップリング剤、ア
ルミニウムカップリング剤、ビスフェノールA型やビス
フェノールF型等のエポキシ樹脂等が挙げられる。シラ
ンカップリング剤としては、特にアミノシランが好まし
い。上記溶剤としては、上記ウレタン樹脂系ホットメル
ト接着剤等と相溶性がよく水分含有量が500ppm以
下であればいずれを用いても良い。上記脱水剤として
は、生石灰、オルト珪酸エステル、無水硫酸ナトリウ
ム、ゼオライト、メチルシリケート、エチルシリケー
ト、各種アルキルアルコキシシラン、各種ビニルアルコ
キシシラン等が挙げられる。 【0062】 【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。 【0063】(実施例1) (1)数平均分子量3,500のポリエステルポリオー
ル(ダイナコール7360、商品名:デグサジャパン社
製)を100g、数平均分子量3,000のポリエステ
ルポリオール(ダイナコール7130、商品名:デグサ
ジャパン社製)を100g、スミジュールT−80(商
品名:住友バイエルウレタン社製、トリレンジイソシア
ネート)を23.2gの割合で反応容器に入れ、窒素雰
囲気下、攪拌しながら90℃で5時間反応させてウレタ
ンプレポリマー(PUR−1)を得た。 (2)KBM903(商品名:信越化学工業社製、γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン)を179.3g、
メチルアクリレートを86.1gの割合で混合し、23
℃で7日間反応させて反応物(AS−1)を得た。 (3)KBM902(商品名:信越化学工業社製、γ−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン)を163.3
g、2−エチルヘキシルアクリレートを184.3gの
割合で混合し、23℃で7日間反応させて反応物(AS
−2)を得た。 (4)ウレタンプレポリマー(PUR−1)を100
g、反応物(AS−1)を9.5g、反応物(AS−
2)を12.6gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気
下、攪拌しながら90℃で1時間反応させて、固体のウ
レタン系樹脂(1)を得た。 (5)ウレタン系樹脂(1)50gを反応容器に入れ、
窒素雰囲気下100℃に加熱し、メチルメタクリレート
を25g、ラウリルメタクリレートを25g、KBM5
03(商品名:信越化学工業社製、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン)を5g、KBM803
(商品名:信越化学工業社製、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン)を0.5g、ラウリルメルカプタ
ンを0.5g及びアゾビスイソブチロニトリルを0.5
gの割合で混合した混合溶液を、5時間かけて滴下し、
更に100℃で2時間反応させて固体のビニル重合体と
ウレタン系樹脂の混合物(1−1)を得た。 (6)上記混合物(1−1)100gを減圧下100℃
で加熱脱水した後、スタンNo.918(商品名:三共
有機合成社製、有機錫触媒)0.05gを混練して、ウ
レタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0064】(実施例2) (1)メチルメタクリレートを50g、ラウリルメタク
リレートを50g、KBM503を10g、KBM80
3を1g、ラウリルメルカプタンを1g及びアゾビスイ
ソブチロニトリルを1.5gの割合で混合した混合溶液
を調製した。混合溶液40gを反応容器に入れ、100
℃で1時間反応させた後、残りの混合溶液70gを2時
間かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させてビニ
ル重合体(1)を得た。 (2)ウレタン系樹脂(1)100gとビニル重合体
(1)100gを混合し、固体のそれらの混合物(1−
2)を得た。 (3)混合物(1−2)100gにスタンBL(商品
名:三共有機合成社製、有機錫触媒)0.1gを混練し
て、固体のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0065】(実施例3) (1)数平均分子量3,500のポリエステルポリオー
ル(ダイナコール7380、商品名:デグサジャパン社
製)を100g、ダイナコール7130を100g、ノ
ルボルナンジイソシアネート(三井化学社製)を25.
6gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しな
がら90℃で6時間反応させてウレタンプレポリマー
(PUR−2)を得た。 (2)KBM603(商品名:信越化学工業社製、N−
β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン)を111.2g、メチルアクリレートを43
g、n−ブチルアクリレートを68gの割合で混合し、
45℃で7日間反応させて反応物(AS−3)を得た。 (3)ウレタンプレポリマー(PUR−2)を100
g、反応物(AS−3)を55gの割合で反応容器に入
れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反応さ
せて、固体のウレタン系樹脂(2)を得た。 (4)ウレタン系樹脂(1)100gを反応容器に入
れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、メチルメタクリレ
ートを25g、ラウリルメタクリレートを25g、KB
M503を5g、KBM803を0.5g、ラウリルメ
ルカプタンを0.5g及びアゾビスイソブチロニトリル
を0.5gの割合で混合した混合溶液を、5時間かけて
滴下し、更に100℃で2時間反応させて固体のビニル
重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−3)を得た。 (5)上記混合物(1−3)100gを減圧下100℃
で加熱脱水した後、ネオスタンU−303(商品名:日
東化成社製、有機錫触媒)0.05gを混練して、ウレ
タン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0066】(実施例4) (1)ダイナコール7380を100g、ダイナコール
7130を100g、デスモジュールI(商品名:住友
バイエルウレタン社製、イソホロンジイソシアネート)
を27.7gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気下、
攪拌しながら90℃で6時間反応させてウレタンプレポ
リマー(PUR−3)を得た。 (2)KBM603を222.4g、マレイン酸ジメチ
ルを144.1g、n−ブチルアクリレートを129.
0gの割合で混合し、50℃で10日間反応させて反応
物(AS−4)を得た。 (3)ウレタンプレポリマー(PUR−3)を100
g、反応物(AS−4)を23.9gの割合で反応容器
に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反
応させて、固体のウレタン系樹脂(3)を得た。 (4)ウレタン系樹脂(3)100gを反応容器に入
れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、メチルメタクリレ
ートを25g、ラウリルメタクリレートを25g、KB
M503を5g、KBM803を0.5g、ラウリルメ
ルカプタンを0.5g及びアゾビスイソブチロニトリル
を0.5gの割合で混合した混合溶液を、5時間かけて
滴下し、更に100℃で2時間反応させてビニル重合体
とウレタン系樹脂の混合物(1−4)からなる固体のウ
レタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0067】(実施例5) (1)ダイナコール7380を100g、ダイナコール
7130を100g、デスモジュールW(商品名:住友
バイエルウレタン社製、4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネートの水添物)を32gの割合で反応容器に
入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で7時間反応
させてウレタンプレポリマー(PUR−4)を得た。 (2)KBM602(商品名:信越化学工業社製、N−
β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメト
キシシラン)を206.4g、メチルメタクリレートを
100.1g、n−ブチルアクリレートを129.0g
の割合で混合し、50℃で10日間反応させて反応物
(AS−5)を得た。 (3)ウレタンプレポリマー(PUR−4)を100
g、反応物(AS−5)を23.3gの割合で反応容器
に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反
応させて、固体のウレタン系樹脂(4)を得た。 (4)ウレタン系樹脂(4)100gを反応容器に入
れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、メチルメタクリレ
ートを25g、ラウリルメタクリレートを25g、KB
M5103(商品名:信越化学工業社製、γ−アクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン)を5g、KBM80
2(商品名:信越化学工業社製、γ−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン)を0.5g、ラウリルメル
カプタンを0.5g及びアゾビスイソブチロニトリルを
0.5gの割合で混合した混合溶液を、2時間かけて滴
下し、更に100℃で2時間反応させて固体のビニル重
合体とウレタン系樹脂の混合物(1−5)を得た。 (5)上記混合物(1−5)100gを減圧下100℃
で加熱脱水した後、ネオスタンU−700(商品名:日
東化成社製、有機錫触媒)0.05gを混練して、固体
のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0068】(実施例6) (1)ウレタン系樹脂(4)100gを反応容器に入
れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、スチレンを50
g、n−ブチルアクリレートを50g、KBM5103
を10g、KBM803を1g、ラウリルメルカプタン
を1g及びアゾビスイソブチロニトリルを1gの割合で
混合した混合溶液を、2時間かけて滴下し、更に100
℃で2時間反応させて固体のビニル重合体とウレタン系
樹脂の混合物(1−6)を得た。 (2)混合物(1−1)の代りに混合物(1−6)を用
いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタン樹
脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0069】(実施例7) (1)ウレタン系樹脂(3)100gを反応容器に入
れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、アクリロニトリル
を30g、2−エチルヘキシルアクリレートを50g、
KBM503を10g、KBM803を1.5g、ラウ
リルメルカプタンを1g及びアゾビスイソブチロニトリ
ルを1.5gの割合で混合した混合溶液を、1.5時間
かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させて固体の
ビニル重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−7)を得
た。 (2)混合物(1−1)の代りに混合物(1−7)を用
いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタン樹
脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0070】(実施例8) (1)ウレタン系樹脂(1)100gを反応容器に入
れ、窒素雰囲気下100℃に加熱し、グルシジルメタク
リレートを50g、ラウリルメタクリレートを50g、
KBM503を10g、KBM803を1.2g、ラウ
リルメルカプタンを1.5g及びアゾビスイソブチロニ
トリルを1.2gの割合で混合した混合溶液を、1時間
かけて滴下し、更に100℃で2時間反応させて固体の
ビニル重合体とウレタン系樹脂の混合物(1−8)を得
た。 (2)混合物(1−1)の代りに混合物(1−8)を用
いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタン樹
脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0071】(実施例9) (1)ウレタンプレポリマー(PUR−1)を100
g、KBM573(商品名:信越化学工業社製、N−フ
ェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン)を
7.7g、DYNASYLAN1189(商品名:デグ
サジャパン社製、N−(n−ブチル)−γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン)を5.8gの割合で反応容器
に入れ、窒素雰囲気下、攪拌しながら90℃で1時間反
応させて、固体のウレタン系樹脂(5)を得た。 (2)ウレタン系樹脂(1)の代りにウレタン系樹脂
(5)を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体の
ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0072】(実施例10) (1)KBM903を179.3g、マレイン酸ジメチ
ルを144.1gの割合で混合し、23℃で7日間反応
させて反応物(AS−6)を得た。 (2)KBM902を163.3g、マレイン酸ジエチ
ルを172.2gの割合で混合し、23℃で7日間反応
させて反応物(AS−7)を得た。 (3)ウレタンプレポリマー(PUR−1)を100
g、反応物(AS−6)を7.5g、反応物(AS−
7)を7.8gの割合で反応容器に入れ、窒素雰囲気
下、攪拌しながら90℃で1時間反応させて、固体のウ
レタン系樹脂(6)を得た。 (4)ウレタン系樹脂(1)の代りにウレタン系樹脂
(6)を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体の
ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0073】(実施例11) (1)KBM603を222.4g、メチルアクリレー
トを86.1gの割合で混合し、23℃で7日間反応さ
せた。得られた反応物にイソシンアン酸n−ブチルを9
9.1g添加し、更に23℃で7日間反応させて反応物
(AS−8)を得た。 (2)KBM602を206.4g、イソシンアン酸n
−ドデシルを211.2gの割合で混合し、23℃で7
日間反応させて反応物(AS−9)を得た。 (3)ウレタンプレポリマー(PUR−1)を100
g、反応物(AS−8)を9.4g、反応物(AS−
9)を9.6gの割合で、窒素雰囲気下、攪拌しながら
90℃で1時間反応させて、固体のウレタン系樹脂
(7)を得た。 (4)ウレタン系樹脂(1)の代りにウレタン系樹脂
(7)を用いた以外は、実施例1と同様にして、ウレタ
ン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0074】(実施例12) (1)ステンレス鋼製のオートクレーブを窒素ガス置換
した後、数平均分子量2,000のポリエステルポリオ
ール(L4692、商品名:旭化成工業社製)を100
g、トルエンを2リットル投入し、撹拌して均一な溶液
とした。オートクレーブ内の温度を60℃にし、白金ジ
ビニルジシロキサン錯体の10質量%キシレン溶液0.
356mlを加え、30分間撹拌した。次に、メチルジ
メトキシシラン54.9gを滴下ロートから加え、60
℃で3時間反応させた。その後、過剰のメチルジメトキ
シシランとトルエンを減圧留去して、反応性珪素基を末
端に有するポリエステル系化合物(A)を得た。 (2)ウレタン系樹脂(1)を100g、ポリエステル
系化合物(A)を50gの割合で窒素雰囲気下、攪拌し
ながら90℃で30分間混合させて、固体の混合物(2
−1)を得た。 (3)ウレタン系樹脂(1)の代りに混合物(2−1)
を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタ
ン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0075】(実施例13) (1)ウレタン系樹脂(2)を100g、カネカMSポ
リマーS203(商品名:鐘淵化学工業社製、分子末端
メチルジメトキシシリル型の変成シリコーン樹脂)を2
0g、カネカEPIONポリマーEP505S(商品
名:鐘淵化学工業社製、分子末端メチルジメトキシシリ
ル型の変成シリコーン樹脂)を20gの割合で窒素雰囲
気下、攪拌しながら90℃で30分間混合させて、固体
の混合物(2−2)を得た。 (2)ウレタン系樹脂(1)の代りに混合物(2−2)
を用いた以外は、実施例1と同様にして、固体のウレタ
ン樹脂系ホットメルト接着剤を得た。 【0076】(比較例1)ビニル重合体とウレタン樹脂
系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂(1)を
用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂
系ホットメルト接着剤を得た。 【0077】(比較例2)ビニル重合体とウレタン樹脂
系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂(2)を
用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂
系ホットメルト接着剤を得た。 【0078】(比較例3)ビニル重合体とウレタン樹脂
系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂(3)を
用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂
系ホットメルト接着剤を得た。 【0079】(比較例4)ビニル重合体とウレタン樹脂
系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂(4)を
用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂
系ホットメルト接着剤を得た。 【0080】(比較例5)ビニル重合体とウレタン樹脂
系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂(5)を
用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂
系ホットメルト接着剤を得た。 【0081】(比較例6)ビニル重合体とウレタン樹脂
系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂(6)を
用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂
系ホットメルト接着剤を得た。 【0082】(比較例7)ビニル重合体とウレタン樹脂
系の混合物(1−1)の代りにウレタン系樹脂(7)を
用いた以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂
系ホットメルト接着剤を得た。 【0083】(比較例8)ビニル重合体とウレタン樹脂
系の混合物(1−1)の代りに混合物(2−1)を用い
た以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホ
ットメルト接着剤を得た。 【0084】(比較例9)ビニル重合体とウレタン樹脂
系の混合物(1−1)の代りに混合物(2−2)を用い
た以外は、実施例1と同様にして、シリコーン樹脂系ホ
ットメルト接着剤を得た。 【0085】実施例及び比較例で得られたホットメルト
接着剤について、セットタイム及びオープンタイムを下
記の要領で測定し、それらの結果を表1に示した。な
お、セットタイム及びオープンタイムの測定において、
ライナー紙を貼り合わせる際の環境は、温度23℃、相
対湿度50%(±10%)である。 【0086】セットタイム 120℃に加熱した上記各接着剤をCダンボール紙上に
ビード塗布(直径5mm程度)し、直ちにライナー紙を
貼り合わせて圧締する。所定時間経過後、ライナー紙を
700gfの荷重で引き剥がし、引き剥がせなくなった
ときの所定時間をセットタイムとする。オープンタイム 120℃に加熱した上記各接着剤をライナー紙上にビー
ド塗布(直径5mm程度)する。所定時間経過後、ビー
ド塗布した面に別のライナー紙を貼り合わせ、1kgの
重りで5秒間圧締する。温度23℃、相対湿度50%
(±10%)で1日間養生した後、ライナー紙が材破す
るまでの所定時間をオープンタイムとする。 【0087】 【表1】 【0088】表1の結果から、実施例で得られたウレタ
ン樹脂系ホットメルト接着剤は、それらに対応する比較
例で得られたウレタン樹脂系ホットメルト接着剤に比べ
て、オープンタイムが総て長く、又セットタイムについ
ては、実施例3と4と5のものが、それらに対応する比
較例2と3と4のものに比べて若干長い他は、それ以外
の実施例のものは、それらに対応する比較例のものより
も短いことが判る。従って、実施例で得られたウレタン
樹脂系ホットメルト接着剤は、従来のものよりも貼り合
わせ可能時間が長いという長所を有する。 【0089】 【発明の効果】本発明のウレタン樹脂系ホットメルト接
着剤は、従来のウレタン樹脂系ホットメルト接着剤に比
較して、貼り合わせ可能時間が長く、貼り合わせ後の接
着力発現性能に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 明寛 埼玉県さいたま市西堀5−3−35 コニシ 株式会社浦和研究所内 Fターム(参考) 4J040 DF002 DG002 EF111 GA31 JB01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 主鎖に少なくともポリエステル骨格を有
    し、その分子内に下記一般式(1)及び下記一般式
    (2)で表される基を有するウレタン系樹脂(A)並び
    に重合性ビニル基含有モノマーを重合してなるビニル重
    合体(B)を成分とするウレタン樹脂系ホットメルト接
    着剤。 【化1】 【化2】 但し、Rは下記一般式(3)、下記一般式(4)、
    下記一般式(5)又は炭素数1〜20個の置換若しくは
    非置換の有機基を、Rは炭素数1〜20個の置換若
    しくは非置換の有機基を、Xは水酸基又は加水分解性基
    を、nは0,1又は2を、それぞれ示し、Rが複数
    存在するときはそれらのRは同じでも異なっても良
    く、Xが複数存在するときはそれらのXは同じでも異な
    っても良い。 【化3】 【化4】 【化5】 但し、Rは水素原子又は−COOR10を、R
    は水素原子又はメチル基を、Rは−COOR11
    はニトリル基を、Rは炭素数1〜20個の置換若し
    くは非置換の2価の有機基を、Rは分子量500以
    下の珪素原子を含んでも良い有機基を、R及びR
    は上記一般式(3)又は下記一般式(6)を、それ
    ぞれ示し、R及びRは同じでも異なっても良
    い。R10及びR11は分子量500以下の有機基を、
    それぞれ示す。 【化6】
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