JP2003192092A - キャッピング方法及びその装置 - Google Patents
キャッピング方法及びその装置Info
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Abstract
なく、キャップ材に的確にねじ部を形成して良好な開栓
性を得ること。 【解決手段】 ROローラは、ROローラ4a,4bを
備える。ROローラ4aは、アルミニウムボトル50に
キャップ材55が被せられたとき、キャップ材55の周
面を巻き締めて口金部51のねじ山52よりやや大きな
円弧となるよう浅いねじ部59aを形成し、ROローラ
4bは、ROローラ4aによってキャップ材55の周面
に浅いねじ部59aが形成された後、浅いねじ部59a
をさらに巻き締め、最終的に口金部51のねじ山52に
対応する大きさのねじ部59を形成する。
Description
プ材を被着するキャッピング方法と、そのキャッピング
方法を実施するためのキャッピング装置に係り、特に、
ボトルの口金部にキャップ材が被せられたとき、そのキ
ャップ材を口金部に巻き締めることによって被着する形
式のものに関する。
口金部にキャップ材が被せられたとき、そのキャップ材
にローラを周囲から押し付けてキャップ材を巻き締める
ことにより、キャップ材が口金部に被着される。ローラ
は、キャップ材の周囲に口金部のねじ山と対応するねじ
部を形成するROローラと、キャップ材の下端部を口金
部に封止するPPローラとからなっている。
と、この口金部のねじ山に沿って転動することにより、
キャップ材を所定の巻き締め力で巻き締めながらねじ部
を形成するようになっており、複数個からなっている。
そして、複数個からなるROローラの各々は、共に同一
形状であって、外周面の半径、つまり縦断面外周面輪郭
の曲率半径が同一に形成されている。
ッピング装置は、ガラス製のボトルを対象とした場合、
ROローラによる巻き締力を大きく設定しても、ボトル
の口金部の強度が大きいので、問題となることはない。
しかしながら、例えばアルミニウム製、若しくはアルミ
ニウム合金製のボトル(以下はアルミニウムボトルと呼
ぶ)を用いた場合、剛性が低いことから以下に示す問題
があった。
工誤差によってばらつきがあるのに加え、キャップ材の
巻き締め時、キャップ材が被せられた状態で上方から下
方に押圧されてしまう(トップ荷重という)と共に、R
Oローラの各々によって中心方向の横圧を受けるので、
ねじ山の部分が上下方向及び径方向に不規則に変動して
複雑な挙動をとる。
中、各々が同一寸法であって、かつ縦断面外周面輪郭の
曲率半径も同一に形成されたROローラがキャップ材の
周面にねじ部を形成すると、ねじ部の深さがばらついて
しまい、結果としてキャップ材の開栓トルクが不安定に
なり、閉栓性及び開栓性に悪影響を与える問題があっ
た。
されたもので、その目的は、ボトルの口金部の不規則な
変形に拘わることなく、キャップ材に的確にねじ部を形
成して良好な閉栓性及び開栓性を得ることができるキャ
ッピング方法を提供することにあり、他の目的は、上記
方法を的確に実施し得るキャッピング装置を提供するこ
とにある。
に、この発明は以下の手段を提案している。請求項1に
係る発明は、金属製のボトルの口金部にキャップ材が被
せられたとき、ローラがキャップ材に対し周囲からボト
ルの口金部のねじ山と対応するねじ部を形成してキャッ
プ材をボトルの口金部に被着するキャッピング方法にお
いて、前記ローラによるねじ部の形成時、キャップ材の
周面に浅いねじ部を形成する浅ねじ切り工程と、キャッ
プ材の周面の浅いねじ部をさらにねじ山と対応する形状
に形成するねじ切り仕上げ工程とを有することを特徴と
する。
記浅ねじ切り工程によってキャップ材の周面に浅いねじ
部を形成し、前記ねじ切り仕上げ工程によってキャップ
材の周面の浅いねじ部をさらにねじ山と対応する形状に
形成するので、ボトルの口金部にキャップ材の周面を的
確に密着させることができ、ねじ山の深さ等がばらつく
ことがなくなり、キャップ材を良好に被着することがで
きる。
口金部にキャップ材が被せられたとき、キャッピング装
置におけるローラが、キャップ材に対し周囲からボトル
の口金部のねじ山と対応するねじ部を形成してキャップ
材をボトルの口金部に被着するキャッピング方法におい
て、二台のキャッピング装置を並設しておき、前記キャ
ップ材の巻き締め時、一台目のキャッピング装置におけ
る前記ローラが、キャップ材を巻き締めしてキャップ材
の周面に浅いねじ部を形成して浅ねじ切り工程を行い、
その後、二台目のキャッピング装置における前記ローラ
が、キャップ材を巻き締めして前記浅いねじ部をさらに
ねじ山と対応する形状に形成するねじ切り仕上げ工程を
行うことを特徴とする。
台目のキャッピング装置によって浅ねじ切り工程を行
い、二台目のキャッピング装置によってねじ切り仕上げ
工程を行うので、これによってもボトルの口金部にキャ
ップ材の周面を的確に密着させることができ、キャップ
材を良好に被着することができる。
口金部にキャップ材が被せられたとき、そのキャップ材
に対し周囲から口金部のねじ山と対応するねじ部を形成
してキャップ材をボトルの口金部に被着する複数のロー
ラを備えたキャッピング装置において、前記ローラの各
々は、縦断面外周面輪郭の曲率半径が互いに異なる大き
さに形成された第1ローラと第2ローラとを有すること
を特徴とするキャッピング装置。
ーラの各々が、前記曲率半径が異なる大きさに形成され
た第1ローラと第2ローラとを有するので、第1ローラ
と第2ローラとのうち、前記曲率半径の大きいローラに
よってキャップ材の周面に浅いねじ部を形成し、前記曲
率半径の小さいローラによってさらにねじ山と対応する
形状に形成することができ、これにより、請求項1のキ
ャッピング方法を的確に実施することができる。
口金部にキャップ材が被せられたとき、そのキャップ材
に対し周囲から口金部のねじ山と対応するねじ部を形成
してキャップ材をボトルの口金部に被着するローラを備
え、かつボトルの搬送方向に少なくとも二台並設される
キャッピング装置であって、前記ローラは、一台目のキ
ャッピング装置における第1ローラと、二台目のキャッ
ピング装置における第2ローラとからなり、第1ローラ
と第2ローラとは、縦断面外周面輪郭の曲率半径が互い
に異なる大きさに形成されていることを特徴とする。
1ローラと第2ローラとのうち、前記曲率半径の大きい
ローラを有するキャッピング装置によってキャップ材の
周面に浅いねじ部を形成し、前記曲率半径の小さいロー
ラを有するキャッピング装置によってねじ山と対応する
形状に形成することができ、これにより、請求項2のキ
ャッピング方法を的確に実施することができる。
載のキャッピング装置において、前記第1ローラの縦断
面外周面輪郭の曲率半径は、前記第2ローラのそれより
大きくしていることを特徴とする。
1ローラの前記曲率半径が、他方のキャッピング装置に
おける第2ローラの外周面のそれより大きくしているこ
とにより、キャップ材の周面に浅いねじ部を簡単に形成
することができ、第2ローラの挿入が容易になると共に
第2ローラによるねじ部の形成を的確なものとすること
ができる。
実施の形態について説明する。図1から図9はこの発明
の一実施の形態に係るキャッピング装置を示す図であっ
て、図1はキャッピング装置を示す要部の断面図、図2
は図1に示すキャッピング装置の底面図、図3はアルミ
ニウムボトルに被せられたキャップ材にプレッシャーブ
ロックが降下した状態を示す要部の拡大図、図4は縦断
面外周面輪郭の曲率半径の異なるROローラとアルミニ
ウムボトルの口金部との関係を示す要部の拡大図、図5
はこの発明の実施の形態に係るキャッピング方法を示す
ROローラによる浅ねじ切り工程とねじ切り仕上げ工程
との説明図、図6はキャッピング装置を適用したアルミ
ニウムボトルの搬送経路を示す説明図、図7はアルミニ
ウムボトルの搬送経路におけるキャッピング装置の動作
を示す説明図、図8はアルミニウムボトルとその口金部
にキャップ材が被着された状態とを示す説明図、図9は
図8におけるアルミニウムボトルの口金部を示す拡大図
である。
ムボトル50について述べると、このアルミニウムボト
ル50は、炭酸飲料,果汁飲料などを入れるためのもの
であって、アルミニウム製若しくはアルミニウム合金製
からなっており、図7〜図9に示すように、その上部に
口金部51が形成されている。
に示すようにねじ山52が設けられ、そのねじ山52よ
り下方には膨出部53が形成されると共に、その下に頸
部54が形成されている。そして、この口金部51にキ
ャップ材55が図7のロ及び図8の鎖線に示すように被
せられたとき、そのキャップ材55がキャッピングヘッ
ドによって巻締められることにより口金部51に被着さ
れるようになっている。
前の段階では、図8に鎖線にて示すように上部が天板5
6によって塞がれると共に、その下部が下方に向かって
真直に開口された下端部57を有する筒状に形成されて
いる。キャップ材55の天板56の内側にはライナー5
8が装着されている。
図7に示すように、キャッピング経路上を通過するよう
になっており、例えば、ボトル搬送路A上に搬送されて
いるときに口金部51にキャップ材55が被せられ、そ
の後、ボトル搬送路Aからボトル搬送路Bを通過してい
るときにキャップ材55が被着されるようになってい
る。
ル搬送路Bに沿って搬送されると、その円弧状の搬送路
に沿って搬送される。そして、ボトル搬送路B上でキャ
ップ材55が被着された後、キャップ材55の被着され
たアルミニウムボトル50がボトル搬送路Bからボトル
排出経路Cを通過して排出されるようになっている。
トル50がキャップ材供給位置に達した時点で、図示し
ない供給手段によってアルミニウムボトル50の口金部
51に図8に示すように被せられるようになっている。
ボトル50にキャップ材55を被着するキャッピングヘ
ッド1は、装置本体に配設された円筒状のヘッド支持軸
2の下部に一体に取り付けられている。このキャッピン
グヘッド1にはローラ機構3を介してねじ部59を形成
するローラとしてのROローラ4,キャップ材55の下
端部57を口金部51に封止するローラとしてのPPロ
ーラ5が備えられている。
ミニウムボトル50の口金部51にキャップ材55が被
せられたとき、そのキャップ材55を周囲から口金部5
1に押し付けると共に、口金部51のねじ山52に沿い
キャップ材55の外周を押し付けて巻き締めることによ
り、キャップ材55の外周にねじ部59を形成するため
のものである。PPローラ5は、口金部51にキャップ
材55が被せられたとき、キャップ材55の下端部57
を周囲から口金部51の膨出部53に沿い押し付けて巻
き締めることにより、膨出部53の外周に気密に封止す
るテンパーエビデンス部(以下、TE部と称す)60を
形成するためのものである。
に、大別すると、支持ブロック6と、支持軸7と、支持
アーム8とを有して構成されている。支持ブロック6
は、ヘッド支持軸2の下部の周側部に固定されている。
支持軸7は、支持ブロック6の周側部にその中心軸に沿
って支持されている。支持軸7の下部には水平方向に回
動可能に支持アーム8が取り付けられている。この支持
アーム8の一端にはローラ回転軸9を介してROローラ
4,PPローラ5が軸周りに回転可能に取り付けられて
いる。
部51の周りにねじ部59を形成できるように、かつP
Pローラ5が口金部51の膨出部53にTE部60を形
成できるようにするため、ROローラ4よりPPローラ
5が若干下方に下がった位置となっている。そのため、
回転軸9は、ROローラ4とPPローラ5の種類に応じ
長さが異なっている。
0が嵌装されている。このコイルばね10は、下部10
aが支持アーム8の下部に設けられた係止ピン11に引
き掛けられると共に、その上部10bが支持ブロック6
に引き掛けられ、そのばね力により、ヘッド1の中心軸
方向にROローラ4,PPローラ5が接近するよう支持
アーム8を常時付勢している。
転可能に取り付けられ、そのロッド12の一端部に枢軸
13を介してカムフォロア14が水平方向に回転自在に
取り付けられている。このカムフォロア14は、コーン
カム15の下端の外周部に形成された拡径部15aに当
接する状態では内方に変位しないが、所定のタイミング
でコーンカム15が相対的に下方に降下したとき、コー
ンカム15の細径部15bに当接することによって内方
に変位し、支持アーム8がコイルばね10の付勢力で回
動することにより、ROローラ4,PPローラ5がキャ
ップ材55の周面に押し付けられるようになっている。
キャップ材55をその周面に渡って巻き締め、これによ
って、ROローラ4がキャップ材55の周面にねじ部5
9を形成する一方、PPローラ5がキャップ材55の下
端部57を口金部51の膨出部53に倣わせるようTE
部60を形成するようになっている。なお、コーンカム
15は、内部にヘッド支持軸2を挿通しており、キャッ
プ材55の被着に際し、ヘッド支持軸2が降下した後、
予め定められた所定のタイミングで降下するようになっ
ている。
の内方にはプレッシャーシャフト16が挿通しており、
プレッシャーシャフト16の下端に、プレッシャーブロ
ック17が装着されている。プレッシャーブロック17
は、プレッシャーシャフト16の下端にコイルばね18
を介し、下方に付勢された状態で装着されており、キャ
ップ材55の被着に際し、キャップ材55の天板56を
アルミニウムボトル50の口金部51に押圧するように
なっている。
に、ヘッド1の軸線の円周上に、即ち、アルミニウムボ
トル50に被せられたキャップ材55の軸線を中心とす
る円周上に複数個配置され、例えば二個からなってい
る。これら二個のROローラ4は、二個のPPローラ5
(5a、5b)と共に90度の間隔を隔てるように配設
されている。そして、二個のROローラ4は、互いに隣
接配置されており、回転方向Xにおいて前方に位置する
と共に互いに隣接配置された二個の第1ローラーである
ROローラ4aと、その後方に隣接配置された第2ロー
ラーであるROローラ4bとからなっている。
0にキャップ材55が被せられたとき、図5の左側に示
すように、キャップ材55の周面を巻き締め、口金部5
1のねじ山52の谷径より大きな円弧となるよう浅いね
じ部59aを形成するようになっている。ROローラ4
bは、ROローラ4aによってキャップ材55の周面に
浅いねじ部59aが形成された後、その浅いねじ部59
aをさらに巻き締めることにより、図5の右側に示すよ
うに、最終的に口金部51のねじ山52の谷径に対応す
る大きさのねじ部59を形成するようになっている。浅
いねじ部59aは、口金部51のねじ山52の谷径より
大きな円弧をなしている。
4bの縦断面外周面輪郭の曲率半径R2は、アルミニウ
ムボトル50の口金部51に設けられたねじ山52の谷
径の大きさに略対応する大きさであり、ROローラ4a
の縦断面外周面輪郭の曲率半径R1は、それより大きい
寸法で形成されている。つまり、ROローラ4aの縦断
面外周面輪郭の曲率半径R1とROローラ4bの縦断面
外周面輪郭の曲率半径R2とは、R1>R2の関係とな
っている。
プ材55の巻き締め時、ROローラ4aがキャップ材5
5の周面を巻き締めて浅いねじ部59aを形成する浅ね
じ切り工程と、ROローラ4bが浅いねじ部59aをさ
らに巻き締めてねじ部59を最終的に形成するねじ切り
仕上げ工程とを順次行うようになっている。
ように構成されており、次に、キャッピングヘッド1の
動作に関連してこの発明のキャッピング方法の一実施形
態について説明する。いま、アルミニウムボトル50が
図6及び図7に示すように、ボトル搬送路Aの円弧状の
経路に沿って順に搬送され、その経路上のキャップ材供
給位置に達すると、アルミニウムボトル50の口金部5
1にキャップ材55が順次被せられる(図7ロ参照)。
ボトル50は、ボトル搬送路Aからボトル搬送路Bに受
け渡され、ボトル搬送路Bの円弧状の経路に沿い順次時
計方向に搬送されると共に、その搬送中にキャッピング
ヘッド1によってキャップ材55が被着されることとな
る(図7ハ〜リ参照)。
イドバー22及びコーンカム用のロアガイドバー23に
よってガイドされることにより、アルミニウムボトル5
0がキャップ材55を被せた状態のままボトル搬送路A
からボトル搬送路Bに搬入されると、キャッピングヘッ
ド1がアッパーカムによって降下し、その降下によって
プレッシャーブロック17の下部がキャップ材55の天
板56を下方に押圧する(図7ニ及び図3参照)。
コーンカム用のガイドバー23の一段下降部23aに案
内されることによってさらに下降する(図7ホ参照)。
この下降により、コーンカム15の細径部15bにカム
フォロア14が当接して内方に変位し、その変位によっ
て支持アーム8がコイルばね10の付勢力で回動するこ
とにより、ROローラ4及びPPローラ5が図2に示す
ようにキャップ材55の周面に押し付けられ、これによ
ってキャップ材55の周面を巻き締めする(図7ホ及び
ヘ参照)。
搬送路Bに搬入され、かつその円弧状の経路に沿って移
動するが、キャッピングヘッド1が常時自転することに
より、ROローラ4がキャップ材55の周面を巻き締め
し、PPローラ5がキャップ材55の下端部57を巻き
締めする。
持、コーンカム15の細径部15bにカムフォロア14
が当接すると、ROローラ4がキャップ材55の軸線方
向に対する寄り量が大きく、その状態でキャップ材55
の周面に当接してねじ部59を形成するが、その場合、
まず、ROローラ4aがキャップ材55の周面を押圧
し、アルミニウムボトル50の口金部51のねじ山52
に沿ってキャップ材55の周面を巻き締めることによ
り、キャップ材55に浅いねじ部59aを形成し、続い
てROローラ4bが浅いねじ部59aをさらにねじ山5
2の谷径方向に押圧してねじ部59を最終的に形成する
(図5参照)。
Oローラ4のROローラ4aにより浅ねじ切り工程を行
った後、ROローラ4bによりねじ切り仕上げ工程を行
うことによってねじ部59を形成するので、従来のよう
に上下方向及び径方向に不規則に変動して複雑な挙動と
なっている口金部51であっても、口金部51にキャッ
プ材55の周面を密着させることができ、ねじ山52の
深さ等がばらつくことがなくなり、キャップ材55を良
好に被着することができる。
らず、また剛性の低いアルミニウムボトル50に拘わら
ず、開栓トルクが安定した状態でキャップ材55を被着
することができ、開栓性の安定化を図ることができる。
ーラ4がROローラ4aとROローラ4bとを備え、R
Oローラ4aがキャップ材55に浅いねじ部59aを形
成した後、ROローラ4bが浅いねじ部59aを巻き締
めてねじ部59を形成するので、上記方法を的確に実施
することができる。
いてROローラ4bの前方に配置されているので、RO
ローラ4aによる巻き締めと、ROローラ4bによる巻
き締めとを順に行うので、浅いねじ部59aと最終的な
ねじ部59とを確実に形成することができる。
ャップ材55にねじ部59,TE部60が形成された
後、コーンカム15がロアガイドバー23の上段部23
bにガイドされて一旦上昇するので、ROローラ4a,
4bとPPローラ5はキャップ材55に対する巻き締め
を解除する(図7ト参照)。その後、コーンカム15が
ガイドバー23の二段下降部23cにガイドされること
によってコーンカム15が再び降下し、前記ROローラ
4a,4bと前記PPローラ5がキャップ材55に対す
る巻き締めを再度行うこととなる(図7チ,リ参照)。
Oローラ4a,4bとPPローラ5は、キャップ材55
を一度巻き締めることによってねじ部59,TE部60
を形成した後、再びそれと同様の工程を実行するので、
ねじ部59及びTE部60の形成を確実に行うことがで
きる。これにより、アルミニウムボトル50に対して、
キャップ材55をいっそう良好に被着させることができ
る。
ング装置だけを用い、該キャッピング装置により、RO
ローラ4aとROローラ4bとの二種類が浅いねじ部5
9a,ねじ部59を形成するように構成した例を示した
が、これに限定されるものではなく、以下のように構成
することもできる。
二台のキャッピング装置を用意し、その上流側のキャッ
ピング装置のROローラ4がROローラ4aとして構成
されると共に、下流側のキャッピング装置のROローラ
4がROローラ4bとして構成されると、アルミニウム
ボトル50に被せられたキャップ材55が、二台のキャ
ッピング装置を順に経ることによりキャップ材55にね
じ部59を確実に形成することができ、上記と同様の作
用効果を得ることができる。
ニウムボトル50の材質及び厚み並びに大きさ等によっ
て異なり、また口金部51の大きさやキャップ材55の
材質等によっても微妙に異なるので、適宜選定されるの
が好ましい。
ーラ4が二個のROローラ4a、ROローラ4bである
例を示したが、二個以上であってもよい。また、ROロ
ーラ4とPPローラ5とが二個ずつの場合に限られず、
各ローラ4,5の数の合計が四個以上であってもよく、
従って、ROローラ4,PPローラ5の数は図示例に限
定されるものではない。また更に、アルミニウムボトル
50を対象とした例を示したが、他の金属製のボトルに
も同様に適用できるのは勿論である。
明によれば、ローラがキャップ材の周面に浅いねじ部を
形成した後、その浅いねじ部をねじ部として最終的に形
成するように構成したので、ボトルの口金部の不規則な
変形に拘わることなく、キャップ材に的確にねじ部を形
成することができ、閉栓性及び開栓性の安定化を図るこ
とができる効果が得られる。
金部にキャップ材の周面を的確に密着させることがで
き、キャップ材を良好に被着することができる。
発明を的確に実施することができる。
発明を的確に実施することができる。
の周面に浅いねじ部を簡単に形成することができ、第2
ローラの挿入が容易になると共に第2ローラによるねじ
部の形成が的確なものとすることができる。
装置を示す要部の断面図である。
る。
にプレッシャーブロックが降下した状態を示す要部の拡
大図である。
ーラとアルミニウムボトルの口金部との関係を示す要部
の拡大図である。
方法を示すROローラによる浅ねじ切り工程とねじ切り
仕上げ工程との説明図である。
トルの搬送経路を示す説明図である。
ッピング装置の動作を示す説明図である。
プ材が被着された状態とを示す説明図である。
示す拡大図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 金属製のボトルの口金部にキャップ材が
被せられたとき、ローラがキャップ材に対し周囲からボ
トルの口金部のねじ山と対応するねじ部を形成してキャ
ップ材をボトルの口金部に被着するキャッピング方法に
おいて、 前記ローラによるねじ部の形成時、キャップ材の周面に
浅いねじ部を形成する浅ねじ切り工程と、 キャップ材の周面の浅いねじ部をさらにねじ山と対応す
る形状に形成するねじ切り仕上げ工程とを有することを
特徴とするキャッピング方法。 - 【請求項2】 金属製のボトルの口金部にキャップ材が
被せられたとき、キャッピング装置におけるローラが、
キャップ材に対し周囲からボトルの口金部のねじ山と対
応するねじ部を形成してキャップ材をボトルの口金部に
被着するキャッピング方法において、 二台のキャッピング装置を並設しておき、前記キャップ
材の巻き締め時、一台目のキャッピング装置における前
記ローラが、キャップ材を巻き締めしてキャップ材の周
面に浅いねじ部を形成して浅ねじ切り工程を行い、 その後、二台目のキャッピング装置における前記ローラ
が、キャップ材を巻き締めして前記浅いねじ部をさらに
ねじ山と対応する形状に形成するねじ切り仕上げ工程を
行うことを特徴とするキャッピング方法。 - 【請求項3】 金属製のボトルの口金部にキャップ材が
被せられたとき、そのキャップ材に対し周囲から口金部
のねじ山と対応するねじ部を形成してキャップ材をボト
ルの口金部に被着する複数のローラを備えたキャッピン
グ装置において、 前記ローラの各々は、縦断面外周面輪郭の曲率半径が互
いに異なる大きさに形成された第1ローラと第2ローラ
とを有することを特徴とするキャッピング装置。 - 【請求項4】 金属製のボトルの口金部にキャップ材が
被せられたとき、そのキャップ材に対し周囲から口金部
のねじ山と対応するねじ部を形成してキャップ材をボト
ルの口金部に被着するローラを備え、かつボトルの搬送
方向に少なくとも二台並設されるキャッピング装置であ
って、 前記ローラは、一台目のキャッピング装置における第1
ローラと、二台目のキャッピング装置における第2ロー
ラとからなり、第1ローラと第2ローラとは、縦断面外
周面輪郭の曲率半径が互いに異なる大きさに形成されて
いることを特徴とするキャッピング装置。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載のキャッピング装置
において、 前記第1ローラの縦断面外周面輪郭の曲率半径は、前記
第2ローラのそれより大きくしていることを特徴とする
キャッピング装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001389637A JP3780935B2 (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | キャッピング装置 |
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