JP2003182791A - キャッピング方法およびキャッピング装置 - Google Patents

キャッピング方法およびキャッピング装置

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JP2003182791A JP2001381881A JP2001381881A JP2003182791A JP 2003182791 A JP2003182791 A JP 2003182791A JP 2001381881 A JP2001381881 A JP 2001381881A JP 2001381881 A JP2001381881 A JP 2001381881A JP 2003182791 A JP2003182791 A JP 2003182791A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻き締め不良を発生させずに、確実にキャッ
プをボトルに被着させる。 【解決手段】 ねじ山、膨出部および頸部が外周部に設
けられた金属製のボトル50の口金部51に被せられた
キャップ材55に対し、ねじ部形成ローラ4がねじ山と
対応するねじ部を形成する一方、裾巻きローラ5がキャ
ップ材55の下端部を口金部51に巻き締めてピルファ
ープルーフ部を形成する巻き締め工程を行うことによ
り、キャップ材55をボトル50の口金部51に被着す
るキャッピング方法であって、巻き締め工程を複数回行
うとともに、1回目の巻き締め工程で、キャップ材55
の下端部を複数の裾巻きローラ5により巻き締める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製のボトルに
キャップを被着するキャッピング方法と、その方法を実
施するためのキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製のボトルにキャップを被着
させるには、ボトル口金部に被せられた金属製のキャッ
プ材にローラを側方から押しつけて巻き締めるキャッピ
ング装置が用いられている。キャッピング装置は、キャ
ップ材の側面に口金部のねじ山と対応するねじ部を形成
するねじ部形成ローラと、キャップ材の下端部を口金部
に巻き締める裾巻きローラとを備えるのが一般的であ
る。
【0003】ねじ部形成ローラは、所定の押圧力でキャ
ップ材側面に押しつけられた状態で口金部の周囲を回転
され、口金部のねじ山に沿って転動することにより、キ
ャップ材を所定の巻き締め力で巻き締めながらねじ部を
形成するように構成されている。一方裾巻きローラは、
キャップ材の下端部に押しつけられた状態で口金部の周
囲を回転され、口金部の膨出部に沿って転動することに
より、キャップ材の下端部を膨出部に沿うように変形さ
せて巻き締め、ピルファープルーフ部を形成するように
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなキャッピン
グ装置による巻き締めの場合、巻き締め後にローラがキ
ャップ材から離れると金属製のキャップ材がスプリング
バックしてしまうため、確実にキャップをボトルに被着
させることが難しい。各ローラの押圧力を大きくすれば
スプリングバックを小さくすることはできるが、ローラ
の押圧力が大きいことによりボトル口金部が大きく急激
な変形を強いられることとなる。
【0005】この対策として、特開2001−2401
88号公報に記載のように、第1キャッパーと第2キャ
ッパーとを用いて、それぞれ所定の押圧力によって段階
的に巻き締めることにより、ボトルの口金部やキャップ
に対して過剰な力を作用させずに、容器の口部を変形さ
せたりキャップを傷つけたりすることなく、安定してキ
ャップを被着する方法がある。しかしながら、このよう
な方法で口金部を変形させずにねじ部を形成できても、
第1キャッパーでピルファープルーフ部に大きなしわが
形成されてしまうと、第2キャッパーでしわをなくすこ
とはできず、ピルファープルーフ部におけるしわ等の巻
き締め不良の発生が問題となる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、巻き締め不良を発生させずに、確実にキャッ
プをボトルに被着させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係るキャッピング方法は、ねじ
山、膨出部および頸部が外周部に設けられた金属製のボ
トルの口金部に被せられたキャップ材に対し、ねじ部形
成ローラがねじ山と対応するねじ部を形成する一方、裾
巻きローラがキャップ材の下端部を口金部に巻き締めて
ピルファープルーフ部を形成する巻き締め工程を行うこ
とにより、キャップ材をボトルの口金部に被着するキャ
ッピング方法であって、巻き締め工程を複数回行うとと
もに、1回目の巻き締め工程で、キャップ材の下端部を
複数の裾巻きローラにより巻き締めることを特徴として
いる。この発明によれば、複数の裾巻きローラによりキ
ャップ材下端部を巻き締め、さらにその後に再度キャッ
プ材下端部を巻き締める、すなわち裾巻きを行う裾巻き
ローラの個数が多く、巻き締めが複数回行われることに
より、各裾巻きローラの押圧力が小さくても、特に1回
目の巻き締め工程における裾巻きローラの押圧力が小さ
くても十分にキャップ材を変形させることができるの
で、キャップ材を急激に変形させにくく、巻き締め時に
生じやすいピルファープルーフ部のしわを防止すること
ができる。
【0008】請求項2の発明に係るキャッピング方法
は、請求項1のキャッピング方法において、1回目の巻
き締め工程でキャップ材の下端部を仮曲げし、2回目の
巻き締め工程で、仮曲げされた下端部を仕上げ曲げする
ことを特徴としている。この発明によれば、仮曲げと仕
上げ曲げとの2回の巻き締め工程により、キャップ材の
下端部を段階的に変形させるので、より効果的にピルフ
ァープルーフ部のしわを防止しながら、確実にキャップ
材を変形させて、裾巻きすることができる。
【0009】請求項3の発明に係るキャッピング方法
は、請求項1または2のキャッピング方法において、1
回目の巻き締め工程で、3個以上のねじ部形成ローラを
用いてねじ部を形成することを特徴としている。この発
明によれば、3個以上のねじ部形成ローラによりねじ部
を形成し、さらにその後に再度ねじ部形成加工を行うこ
とにより、ねじ部形成を行うねじ部形成ローラの個数が
多く、2回巻き締めが行われることとなるので、各ねじ
部形成ローラの押圧力が小さくても、特に1回目の巻き
締め工程におけるねじ部形成ローラの押圧力が小さくて
も、十分にキャップ材を変形させることができる。した
がって、キャップ材がボトルのねじ山に押し込まれて下
端側が引っ張りあげられるような加工ではなく、キャッ
プ材の展性を生かした巻き締めとなるので、ピルファー
プルーフ部を形成する裾巻きローラとキャップ材を引っ
張り合うことによるブリッジ部の切断も防止することが
できる。
【0010】請求項4の発明に係るキャッピング方法
は、請求項1または2のキャッピング方法において、1
回目の巻き締め工程で、2個のねじ部形成ローラを用い
てねじ部を形成するとともに2個の裾巻きローラを用い
てピルファープルーフ部を形成し、2回目の巻き締め工
程で、3個のねじ部形成ローラを用いてねじ部を形成す
るとともに1個の裾巻きローラを用いてピルファープル
ーフ部を形成することを特徴としている。
【0011】この発明によれば、ピルファープルーフ部
については、1回目の巻き締め時に2個の裾巻きローラ
によりキャップ材下端部を巻き締めるので、裾巻きを行
う裾巻きローラの個数が多く、キャップ材下端部が何度
も押圧されることになるので、1回目の巻き締め工程に
おける各裾巻きローラの押圧力が小さくても十分にキャ
ップ材を変形させることができる。また、ねじ部につい
ては、1回目の巻き締め時に2個のねじ部形成ローラに
よりねじ部を形成した後に、2回目の巻き締め時に3個
のねじ部形成ローラを用いてねじ部を再加工することに
なり、各ねじ部形成ローラの押圧力が小さくても十分に
キャップ材を変形させることができる。つまり、キャッ
プ材に対して大きな圧力を急激に加えずに小さな圧力を
繰り返すことにより確実にキャップ材を変形させるの
で、合計4個のローラを備えたコンパクトな巻き締め機
構を用いて、巻き締め時に生じやすいピルファープルー
フ部のしわや、キャップ材の破断等の巻き締め不良を防
止することができる。
【0012】請求項5の発明に係るキャッピング方法
は、請求項1または2のキャッピング方法において、1
回目の巻き締め工程で、2個のねじ部形成ローラを用い
てねじ部を形成するとともに2個の裾巻きローラを用い
てピルファープルーフ部を形成し、2回目の巻き締め工
程で、2個のねじ部形成ローラを用いてねじ部を形成す
るとともに2個の裾巻きローラを用いてピルファープル
ーフ部を形成することを特徴としている。
【0013】この発明によれば、2個の裾巻きローラに
よりキャップ材下端部を巻き締め、さらにその後に再度
2個の裾巻きローラを用いてキャップ材下端部を巻き締
めることにより、裾巻きを行う裾巻きローラの個数が多
く、キャップ材下端部が何度も押圧されることになるの
で、各裾巻きローラの押圧力が小さくても、特に1回目
の巻き締め工程における裾巻きローラの押圧力が小さく
ても十分にキャップ材を変形させることができる。つま
り、キャップ材に対して大きな圧力を急激に加えずに小
さな圧力を繰り返すことにより確実にキャップ材を変形
させるので、巻き締め時に生じやすいピルファープルー
フ部のしわ防止やブリッジ切れの防止に特に有効な巻き
締めが可能となる。
【0014】請求項6の発明に係るキャッピング装置
は、ねじ山、膨出部および頸部が外周部に設けられた金
属製のボトルの口金部に被せられたキャップ材に対し、
ねじ山と対応するねじ部を形成するねじ部形成ローラ
と、キャップ材の下端部を口金部に巻き締めてピルファ
ープルーフ部を形成する裾巻きローラとを有する巻き締
め機構を複数備え、1回目の巻き締め時に用いられる第
1巻き締め機構に、裾巻きローラが複数備えられること
を特徴としている。
【0015】この発明によれば、複数の裾巻きローラに
より巻き締めたキャップ材の下端を、再度巻き締めるこ
とができる。すなわち裾巻きを行う裾巻きローラの個数
が多く、複数回巻き締めが行われることにより、各裾巻
きローラの押圧力が小さくても、特に1回目の巻き締め
時における裾巻きローラの押圧力が小さくても、十分に
キャップ材を変形させることができるので、キャップ材
を急激に変形させにくく、巻き締め時に生じやすいピル
ファープルーフ部のしわを防止しながら巻き締めること
ができるキャッピング装置の実現が可能となる。
【0016】請求項7の発明に係るキャッピング装置
は、請求項6のキャッピング装置において、第1巻き締
め機構に備えられた裾巻きローラが、キャップ材の下端
部を仮曲げする仮曲げ用裾巻きローラであり、第2巻き
締め機構に備えられた裾巻きローラが、仮曲げされた下
端部を仕上げ曲げする仕上げ曲げ用裾巻きローラである
ことを特徴としている。この発明によれば、仮曲げ用裾
巻きローラと仕上げ曲げ用裾巻きローラとにより、キャ
ップ材の下端部を段階的に変形させることができるの
で、より効果的にピルファープルーフ部のしわを防止し
ながら、確実にキャップ材を変形させて、裾巻きするこ
とができるキャッピング装置を得ることができる。
【0017】請求項8の発明に係るキャッピング装置
は、請求項6または7のキャッピング装置において、第
1巻き締め機構がねじ部形成ローラを3個以上備えるこ
とを特徴としている。この発明によれば、3個以上のね
じ部形成ローラによりねじ部を形成し、さらにその後に
も再度ねじ部形成加工を行うことにより、キャップ材が
多くのねじ部形成ローラにより何回も加工されることと
なるので、各ねじ部形成ローラの押圧力が小さくても、
特に1回目の巻き締め時におけるねじ部形成ローラの押
圧力が小さくても、十分にキャップ材を変形させること
ができる。したがって、キャップ材がボトルのねじ山に
押し込まれて下端側が引っ張りあげられるような加工で
はなく、キャップ材の展性を生かした巻き締めとなるの
で、ピルファープルーフ部を形成する裾巻きローラとキ
ャップ材を引っ張り合うことによるブリッジ部の切断も
発生しにくいキャッピング装置を得ることができる。
【0018】請求項9の発明に係るキャッピング装置
は、請求項6または7のキャッピング装置において、第
1巻き締め機構が、2個のねじ部形成ローラおよび2個
の裾巻きローラを備え、2回目の巻き締め時に用いられ
る第2巻き締め機構が、1個のねじ部形成ローラおよび
3個の裾巻きローラを備えることを特徴としている。
【0019】この発明によれば、ピルファープルーフ部
については、1回目の巻き締め時に2個の裾巻きローラ
によりキャップ材下端部を巻き締めるので、裾巻きを行
う裾巻きローラの個数が多く、キャップ材下端部が何度
も押圧されることになるので、1回目の巻き締め工程に
おける各裾巻きローラの押圧力が小さくても十分にキャ
ップ材を変形させることができる。また、ねじ部につい
ては、1回目の巻き締め時に2個のねじ部形成ローラに
よりねじ部を形成した後に、2回目の巻き締め時に3個
のねじ部形成ローラを用いてねじ部を再加工することに
なり、各ねじ部形成ローラの押圧力が小さくても十分に
キャップ材を変形させることができる。つまり、キャッ
プ材に対して大きな圧力を急激に加えずに小さな圧力を
繰り返すことにより確実にキャップ材を変形させるの
で、合計4個のローラを備えたコンパクトな巻き締め機
構を用いて、巻き締め時に生じやすいピルファープルー
フ部のしわや、キャップ材の破断等の巻き締め不良を防
止することが可能なキャッピング装置が実現される。
【0020】請求項10の発明に係るキャッピング装置
は、請求項6または7のキャッピング装置において、第
1巻き締め機構が、2個のねじ部形成ローラおよび2個
の裾巻きローラを備え、2回目の巻き締め時に用いられ
る第2巻き締め機構が、2個のねじ部形成ローラおよび
2個の裾巻きローラを備えることを特徴としている。
【0021】この発明によれば、2個の裾巻きローラに
よりキャップ材下端部を巻き締め、さらにその後に再度
2個の裾巻きローラを用いてキャップ材下端部を巻き締
めることにより、裾巻きを行う裾巻きローラの個数が多
く、キャップ材下端部が何度も押圧されることになるの
で、各裾巻きローラの押圧力が小さくても、特に1回目
の巻き締め工程における裾巻きローラの押圧力が小さく
ても十分にキャップ材を変形させることができる。つま
り、キャップ材に対して大きな圧力を急激に加えずに小
さな圧力を繰り返すことにより確実にキャップ材を変形
させるので、巻き締め時に生じやすいピルファープルー
フ部のしわやブリッジ切れを特に効果的に防止すること
ができるキャッピング装置の実現が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明によるキ
ャッピング装置Mの搬送路におけるキャッピングヘッド
(第1巻き締め機構)1およびキャッピングヘッド10
1の動作を示す図であり、符号50はボトル、符号55
はキャップ材である。このキャッピング装置Mは、搬送
路A,B,Cに沿ってボトル50を搬送しながらキャッ
プ被着を行う装置であって、搬送路Aにおいてボトル5
0にカップ状のキャップ材50を被せ、搬送路Bにおい
てキャッピングヘッド1によって1回目の巻き締め工程
を行い、搬送路Cにおいて2回目の巻き締め工程を行う
構成となっている。なお、ボトル50は、炭酸飲料、果
汁飲料等に用いられるアルミニウム製またはアルミニウ
ム合金製の容器であって、上部に設けられた口金部51
には、ねじ山52、膨出部53、頸部54が上部から順
に形成されている(図3参照)。
【0023】まず、図2から図4を参照して、キャッピ
ングヘッド1の要部を説明する。キャッピングヘッド1
は、ヘッド支持軸2に固定された支持ブロック6と一体
に上下動可能なローラ機構3と、ヘッド支持軸2に対し
て相対的に上下動可能なコーンカム15とを備え、キャ
ッピング装置Mによりヘッド支持軸2とコーンカム15
とがそれぞれ独立して上下動される構成となっている。
【0024】ローラ機構3は、コーンカム15の外径に
沿って変位されるカムフォロア14と、キャップ材55
に当接されるローラ4,5とが、支持軸7を介して一体
に移動する構成となっている。支持軸7は、図4に示す
ように、キャップ材55の周りに等間隔に5個配置さ
れ、それぞれ回転可能に支持ブロック6に取り付けられ
ている。この支持軸7の上下部にはそれぞれロッド1
2、支持アーム8が固定され、一体に回転可能となって
いる。
【0025】支持軸7に嵌挿されているコイルばね10
は、下部10aが支持アーム8に設けられた係止ピン1
1に係止されるとともに、上部10bが支持ブロック6
に係止されており、そのねじりばね力により、支持軸7
(および支持アーム8、ロッド12)を回転付勢してい
る。
【0026】各支持軸7の下部には、支持アーム8が支
持軸7と一体に回転可能に取り付けられている。各支持
アーム8には、それぞれローラ回転軸9を介して3個の
ROローラ(ねじ部形成ローラ)4および2個のPPロ
ーラ(裾巻きローラ)5が支持されている。上述のコイ
ルばね10は、これらのROローラ4、PPローラ5を
キャッピングヘッド1の中心軸に接近させる方向に支持
軸7を回転付勢している。
【0027】一方、支持軸7の上部に取り付けられたロ
ッド12の一端部に、枢軸13を介してカムフォロア1
4が水平方向に回転自在に取り付けられている。このカ
ムフォロア14は、コーンカム15の下端の外周部に形
成された拡径部15aに当接する状態から、所定のタイ
ミングでコーンカム15が相対的に下降してコーンカム
15の細径部15bに当接することによって、内方に変
位する。このカムフォロア14の変位によってロッド1
2が支持軸7を中心として回転され、支持軸7の回転に
伴い支持アーム8が回動し、ROローラ4、PPローラ
5がコイルばね10の付勢力をもってキャップ材55の
周面に押圧されるようになっている。
【0028】このローラ機構(第1巻き締め機構)3で
は、裾巻きを行うPPローラ5が複数(本実施形態では
2個)あるので、各PPローラ5の押圧力が小さくて
も、十分にキャップ材55を変形させ、裾巻きを行うこ
とができる。また、ねじ部形成を行うROローラ4が3
個以上(本実施形態では3個)備えられているので、各
ROローラ4の押圧力が小さくても、十分にキャップ材
55を変形させ、確実にねじ部59を形成させることが
できる。
【0029】ローラ機構3と一体に上下動するヘッド支
持軸2は、図3に示すように、下端にプレッシャブロッ
ク16が取り付けられていて、プレッシャブロック16
にはコイルばね18により下方に付勢された押圧ブロッ
ク17が装着されている。これらプレッシャブロック1
6および押圧ブロック17は、キャップ材55の被着に
際し下降されることにより、キャップ材55の天板56
を押圧し、天板56の内側に装着されたライナー58を
ボトル50の口金部51に押しつけることができる。
【0030】つぎに、キャッピングヘッド101につい
て図2,図3および図5を参照して説明するが、キャッ
ピングヘッド1と同様の構成については同一の符号を付
して説明を省略する。キャッピングヘッド101のロー
ラ機構103は、キャッピングヘッド1とは異なり4個
の支持軸7を等間隔に備えており、各支持軸7の下部に
取り付けられている各支持アーム8には、ローラ回転軸
9を介して2個のROローラ(ねじ部形成ローラ)10
4および2個のPPローラ(裾巻きローラ)105が支
持されている。そして、PPローラ105をキャップ材
55に押圧するためのコイルばね110は、その押圧力
がキャッピングヘッド1のコイルばね10よりも強くな
るように設定されている。
【0031】つまり、キャッピングヘッド1に備えられ
たPPローラ5は、弱い押圧力によりキャップ材55の
下端部を仮曲げする仮曲げ用裾巻きローラ、キャッピン
グヘッド101に備えられたPPローラ105は、仮曲
げされた下端部を仮曲げ時よりも強い押圧力で仕上げ曲
げする仕上げ曲げ用裾巻きローラであって、キャッピン
グ装置Mは、仮曲げと仕上げ曲げとにより、キャップ材
55の下端部を段階的に変形させることができる。な
お、本実施形態では押圧力の強弱によって仮曲げ用と仕
上げ曲げ用とに設定したが、たとえば仮曲げ用裾巻きロ
ーラの形状と仕上げ曲げ用裾巻きローラの形状とで異な
らせて、キャップ材の変形量が仮曲げ時よりも仕上げ時
に大きくなるように設定してもよい。
【0032】キャッピング装置Mは、ボトル50を搬送
するとともにキャッピングヘッド1およびキャッピング
ヘッド101を順次駆動し、キャッピングヘッド1によ
って1回目の巻き締め工程を行った後に、キャッピング
ヘッド101によって2回目の巻き締め工程を行う。こ
れらの工程について、以下に説明する。まず、図1に示
すボトル搬送路Aにおいて、ボトル50の口金部51に
キャップ材55が被せられる(図1(イ)、(ロ))。
【0033】キャップ材55が被せられたボトル50
は、ボトル搬送路Aからボトル搬送路Bへと移動され、
ボトル搬送路Bの経路に沿って搬送されるとともに、そ
の搬送中に搬送路Bに備えられたキャッピングヘッド1
によってキャップ材55が巻き締められ、被着される
(図1(ハ)〜(ト))。
【0034】すなわち、アッパーカム22によってキャ
ッピングヘッド1のコーンカム15が上下動され、ロア
ーカム23によってキャッピングヘッド1のヘッド支持
軸2が上下動されることにより、ボトル搬送路Bを搬送
されるボトル50に対してキャッピングヘッド1全体が
下降し(図1(ニ))、キャップ材55の天板56が押
圧される。
【0035】キャッピングヘッド1全体が下降した後、
コーンカム15がロアーカム23の下降部23aに案内
されてさらに下降する(図1(ホ))。この下降によ
り、図2に示すコーンカム15の細径部15bにカムフ
ォロア14が当接して内方に変位し、その変位によって
支持アーム8が回動し、コイルばね10の付勢力によっ
てROローラ4およびPPローラ5が図3に示すように
キャップ材55の周面に押しつけられる。キャッピング
ヘッド1は図示しない駆動機構により自転しており、こ
れによってキャップ材55の周面が巻き締められ、キャ
ップ材55にねじ部59およびピルファープルーフ部6
0が形成される(図1(ホ)および(ヘ))。なお、こ
の段階ではピルファープルーフ部60は仮曲げ状態とな
っている。
【0036】続いて、コーンカム15がロアーカム23
の上段部23bに上昇するので、ROローラ4、PPロ
ーラ5はキャップ材55に対する巻き締めを解除する
(図1(ト))。その後、アッパーカム22およびロア
ーカム23によってキャッピングヘッド1全体が上昇し
てキャップ材55の天板56に対する押圧も解除された
後、ボトル50は搬送路Cへと移動される。
【0037】1回目の巻き締め工程を終え、ボトル搬送
路Bからボトル搬送路Cへと移動されたボトル50は、
ボトル搬送路Cの経路に沿って搬送されるとともに、そ
の搬送中に搬送路Cに備えられたキャッピングヘッド1
01によってキャップ材55が再度巻き締められ、被着
される(図1(チ)〜(ヲ))。
【0038】すなわち、アッパーカム24によってキャ
ッピングヘッド101のコーンカム15が上下動され、
ロアーカム25によってキャッピングヘッド101のヘ
ッド支持軸2が上下動されることにより、ボトル搬送路
Cを搬送されるボトル50に対してキャッピングヘッド
101全体が下降し(図1(チ)、(リ))、キャップ
材55の天板56が押圧される。
【0039】キャッピングヘッド101全体が下降した
後、コーンカム15がロアーカム25の下降部25aに
案内されてさらに下降する(図1(ヌ))。この下降に
より、図2に示すコーンカム15の細径部15bにカム
フォロア14が当接して内方に変位し、その変位によっ
て支持アーム8が回動し、コイルばね110の付勢力に
よってROローラ104およびPPローラ105が図3
に示すようにキャップ材55の周面に押しつけられる。
キャッピングヘッド101は図示しない駆動機構により
自転しており、これによってキャップ材55の周面が再
度巻き締められ、キャップ材55にねじ部59およびピ
ルファープルーフ部60が形成される(図1(ル))。
なお、この段階で、ピルファープルーフ部60は仕上げ
曲げが終了した状態となっている。
【0040】続いて、コーンカム15がロアーカム25
の上段部25bに上昇するので、ROローラ104、P
Pローラ105はキャップ材55に対する巻き締めを解
除する(図1(ヲ))。その後、アッパーカム24およ
びロアーカム25によってキャッピングヘッド101全
体が上昇してキャップ材55の天板56に対する押圧も
解除され、ボトル50へのキャップ材55の被着が完了
する。
【0041】以上述べたように、本実施形態のキャッピ
ング装置Mは、1回目の巻き締め工程を行うための第1
巻き締め機構であるキャッピングヘッド1に、従来より
も多数である3個のROローラ4と2個のPPローラ5
とを備えて、従来よりも小さい押圧力で1回目の巻き締
め工程を行い、次いでキャッピングヘッド101によっ
て2回目の巻き締め工程を行うので、キャップ材55お
よびボトル50の口金部51に過剰な押圧力が加えられ
たりキャップ材55が急激に変形されるおそれが小さ
い。したがって、ボトル50の口金部51の変形や、ピ
ルファープルーフ部60のしわが生じにくく、またブリ
ッジ切れも起こりにくく、かつキャップ材55を確実に
巻き締め、外観および密封性のよいキャップが被着され
たボトル50を得ることができる。
【0042】なお、前記実施形態では、ローラ個数の異
なる巻き締め機構を2個備えたキャッピング装置を用い
て、2回の巻き締めを行う方法を示したが、前記実施形
態において示した各構成部材の諸形状や組合せ等は一例
であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設
計要求等に基づき種々変更可能である。
【0043】たとえば前記実施形態では、キャッピング
ヘッド1に合計5個のローラ(ROローラ4、PPロー
ラ5)が備えられているため、合計4個のローラを備え
た従来のキャッピングヘッドよりも大型になることが考
えられ、装置構成上このようなキャッピングヘッド1を
採用することができない場合がある。
【0044】一方で、1回目の巻き締め工程をROロー
ラを1個だけ備える巻き締め機構によりねじ部の形成を
行った場合、1回目の巻き締め工程と2回目の巻き締め
工程の間に、ねじ部の形成が不完全であるキャップ材が
ボトル内圧によりボトルから飛ばされるおそれがあるた
め、少なくとも1回目の巻き締め工程ではROローラを
2個以上備える巻き締め機構を用いることが好ましい。
また、キャップ材の下端部がボトル膨出部の下側でPP
ローラに押圧されるべきところが、ボトル形状のバラツ
キによって膨出部でPPローラに当接されてしまうと、
キャップ材下端を膨出部下部に沿わせるように変形させ
ることができずに裾巻き不良となってしまう。このよう
な事態を防止するために、1回目の巻き締め工程では2
個以上のPPローラを用いて裾巻きを行うことが好まし
い。
【0045】したがって装置のコンパクト性と巻き締め
性を考慮すると、図6(a)に示すように2個のROロ
ーラ204および2個のPPローラ205を備えた巻き
締め機構を用いてキャップ材55の1回目の巻き締め工
程を行い、2回目の巻き締めを図6(b)に示すように
3個のROローラ214および1個のPPローラ215
を備えた巻き締め機構を用いて行う構成とすれば、従来
と同様に合計4個のローラを備えたコンパクトな巻き締
め機構によって、確実なねじ部の形成が可能となる。
【0046】さらに、2回目の巻き締め時にも2個以上
のPPローラを用いれば、1回目の巻き締めで裾巻きを
緩くしてブリッジ切れを防止し(仮曲げ)、2回目の裾
巻きで完全に裾巻きを行う(仕上げ曲げ)ことができ好
ましい。したがって、キャップ材55を巻き締める1回
目の巻き締め工程を図7(a)に示すように2個のRO
ローラ224および2個のPPローラ225を備えた巻
き締め機構を用いて行い、2回目の巻き締め工程を図7
(b)に示すように2個のROローラ234および2個
のPPローラ235を備えた巻き締め機構を用いて行う
構成とすれば、従来と同様に合計4個のローラを備えた
コンパクトな巻き締め機構によって、確実な巻き締めに
加えて寄り効果的なブリッジ切れの防止が可能となる。
【0047】なお、1個の巻き締め機構を2回(若しく
は2回以上)駆動させて2回(若しくは2回以上)の巻
き締めを行ったり、3個以上の巻き締め機構を設けて各
巻き締め機構により1回ずつ巻き締めを行うような構成
であってもよい。また、1つの巻き締め機構を2回以上
の巻き締め工程に用いる場合、各巻き締め工程における
ローラの寄り量や、押圧力を変化させるような駆動機構
を備えれば、より効果的に巻き締め不良を防止した巻き
締めが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るキャッピング方法によれば、複数の裾巻きローラに
よりキャップ材下端部を巻き締め、さらにその後に再度
キャップ材下端部を巻き締める、すなわち裾巻きを行う
裾巻きローラの個数が多く、巻き締めが複数回行われる
ことにより、各裾巻きローラの押圧力が小さくても、特
に1回目の巻き締め工程における裾巻きローラの押圧力
が小さくても十分にキャップ材を変形させることができ
るので、キャップ材を急激に変形させにくく、巻き締め
時に生じやすいピルファープルーフ部のしわを防止する
ことができ、密封性が高く外観のよいボトルを提供する
ことが可能となる。
【0049】請求項2の発明に係るキャッピング方法に
よれば、仮曲げと仕上げ曲げとの2回の巻き締め工程に
より、キャップ材の下端部を段階的に変形させるので、
より効果的にピルファープルーフ部のしわを防止しなが
ら、確実にキャップ材を変形させて、裾巻きすることが
できる。
【0050】請求項3の発明に係るキャッピング方法に
よれば、3個以上のねじ部形成ローラによりねじ部を形
成し、さらにその後に再度ねじ部形成加工を行うことに
より、ねじ部形成を行うねじ部形成ローラの個数が多
く、2回巻き締めが行われることとなるので、各ねじ部
形成ローラの押圧力が小さくても、特に1回目の巻き締
め工程におけるねじ部形成ローラの押圧力が小さくて
も、十分にキャップ材を変形させることができる。した
がって、キャップ材がボトルのねじ山に押し込まれて下
端側が引っ張りあげられるような加工ではなく、キャッ
プ材の展性を生かした巻き締めとなるので、ピルファー
プルーフ部を形成する裾巻きローラとキャップ材を引っ
張り合うことによるブリッジ部の切断も防止することが
できる。
【0051】請求項4の発明に係るキャッピング方法に
よれば、ピルファープルーフ部については、1回目の巻
き締め時に2個の裾巻きローラによりキャップ材下端部
を巻き締めるので、裾巻きを行う裾巻きローラの個数が
多く、キャップ材下端部が何度も押圧されることになる
ので、1回目の巻き締め工程における各裾巻きローラの
押圧力が小さくても十分にキャップ材を変形させること
ができる。また、ねじ部については、1回目の巻き締め
時に2個のねじ部形成ローラによりねじ部を形成した後
に、2回目の巻き締め時に3個のねじ部形成ローラを用
いてねじ部を再加工することになり、各ねじ部形成ロー
ラの押圧力が小さくても十分にキャップ材を変形させる
ことができる。つまり、キャップ材に対して大きな圧力
を急激に加えずに小さな圧力を繰り返すことにより確実
にキャップ材を変形させるので、従来と同様の合計4個
のローラを備えたコンパクトな巻き締め機構を用いて、
巻き締め時に生じやすいピルファープルーフ部のしわ
や、キャップ材の破断等の巻き締め不良を防止すること
ができる。
【0052】請求項5の発明に係るキャッピング方法に
よれば、2個の裾巻きローラによりキャップ材下端部を
巻き締め、さらにその後に再度2個の裾巻きローラを用
いてキャップ材下端部を巻き締めることにより、裾巻き
を行う裾巻きローラの個数が多く、キャップ材下端部が
何度も押圧されることになるので、各裾巻きローラの押
圧力が小さくても、特に1回目の巻き締め工程における
裾巻きローラの押圧力が小さくても十分にキャップ材を
変形させることができる。つまり、キャップ材に対して
大きな圧力を急激に加えずに小さな圧力を繰り返すこと
により確実にキャップ材を変形させるので、巻き締め時
に生じやすいピルファープルーフ部のしわ防止やブリッ
ジ切れの防止に特に有効な巻き締めが可能となる。
【0053】請求項6の発明に係るキャッピング装置に
よれば、複数の裾巻きローラにより巻き締めたキャップ
材の下端を、再度巻き締めることができる。すなわち裾
巻きを行う裾巻きローラの個数が多く、複数回巻き締め
が行われることにより、各裾巻きローラの押圧力が小さ
くても、特に1回目の巻き締め時における裾巻きローラ
の押圧力が小さくても、十分にキャップ材を変形させる
ことができるので、キャップ材を急激に変形させにく
く、巻き締め時に生じやすいピルファープルーフ部のし
わを防止しながら巻き締めることができるキャッピング
装置の実現が可能となる。
【0054】請求項7の発明に係るキャッピング装置に
よれば、仮曲げ用裾巻きローラと仕上げ曲げ用裾巻きロ
ーラとにより、キャップ材の下端部を段階的に変形させ
ることができるので、より効果的にピルファープルーフ
部のしわを防止しながら、確実にキャップ材を変形させ
て、裾巻きすることができるキャッピング装置を得るこ
とができる。
【0055】請求項8の発明に係るキャッピング装置に
よれば、3個以上のねじ部形成ローラによりねじ部を形
成し、さらにその後にも再度ねじ部形成加工を行うこと
により、キャップ材が多くのねじ部形成ローラにより何
回も加工されることとなるので、各ねじ部形成ローラの
押圧力が小さくても、特に1回目の巻き締め時における
ねじ部形成ローラの押圧力が小さくても、十分にキャッ
プ材を変形させることができる。したがって、キャップ
材がボトルのねじ山に押し込まれて下端側が引っ張りあ
げられるような加工ではなく、キャップ材の展性を生か
した巻き締めとなるので、ピルファープルーフ部を形成
する裾巻きローラとキャップ材を引っ張り合うことによ
るブリッジ部の切断も発生しにくいキャッピング装置を
得ることができる。
【0056】請求項9の発明に係るキャッピング装置に
よれば、ピルファープルーフ部については、1回目の巻
き締め時に2個の裾巻きローラによりキャップ材下端部
を巻き締めるので、裾巻きを行う裾巻きローラの個数が
多く、キャップ材下端部が何度も押圧されることになる
ので、1回目の巻き締め工程における各裾巻きローラの
押圧力が小さくても十分にキャップ材を変形させること
ができる。また、ねじ部については、1回目の巻き締め
時に2個のねじ部形成ローラによりねじ部を形成した後
に、2回目の巻き締め時に3個のねじ部形成ローラを用
いてねじ部を再加工することになり、各ねじ部形成ロー
ラの押圧力が小さくても十分にキャップ材を変形させる
ことができる。つまり、キャップ材に対して大きな圧力
を急激に加えずに小さな圧力を繰り返すことにより確実
にキャップ材を変形させるので、合計4個のローラを備
えたコンパクトな巻き締め機構を用いて、巻き締め時に
生じやすいピルファープルーフ部のしわや、キャップ材
の破断等の巻き締め不良を防止することが可能なキャッ
ピング装置が実現される。
【0057】請求項10の発明に係るキャッピング装置
によれば、2個の裾巻きローラによりキャップ材下端部
を巻き締め、さらにその後に再度2個の裾巻きローラを
用いてキャップ材下端部を巻き締めることにより、裾巻
きを行う裾巻きローラの個数が多く、キャップ材下端部
が何度も押圧されることになるので、各裾巻きローラの
押圧力が小さくても、特に1回目の巻き締め工程におけ
る裾巻きローラの押圧力が小さくても十分にキャップ材
を変形させることができる。つまり、キャップ材に対し
て大きな圧力を急激に加えずに小さな圧力を繰り返すこ
とにより確実にキャップ材を変形させるので、巻き締め
時に生じやすいピルファープルーフ部のしわやブリッジ
切れを特に効果的に防止することができるキャッピング
装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるキャッピング装置の搬送路に
おける巻き締め機構の動作を示す図である。
【図2】 図1に示すキャッピング装置の要部である
キャッピングヘッドを示す図である。
【図3】 図2に示すキャッピングヘッドの要部を示
す断面図である。
【図4】 第1巻き締め機構の要部を示す図である。
【図5】 2回目の巻き締めに用いられる巻き締め機
構の一例を示す図である。
【図6】 本発明の他の実施形態によるキャッピング
装置の要部を示す模式図である。
【図7】 本発明の他の実施形態によるキャッピング
装置の要部を示す模式図である。
【符号の説明】
4 ROローラ(ねじ部形成ローラ) 5 PPローラ(仮曲げ用裾巻きローラ) 50 ボトル 51 口金部 52 ねじ山 53 膨出部 54 頸部 55 キャップ材 59 ねじ部 60 ピルファープルーフ部 3 ローラ機構(第1巻き締め機構) 103 ローラ機構(巻き締め機構) 105 PPローラ(仕上げ曲げ用裾巻きローラ) 204,214,224,234 ROローラ 205,215,225,235 PPローラ M キャッピング装置
フロントページの続き (72)発明者 尾▲崎▼ 紀文 静岡県駿東郡小山町菅沼1500番地 三菱マ テリアル株式会社富士小山工場内 Fターム(参考) 3E080 AA08 BB01 CE05 CF02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ山、膨出部および頸部が外周部に
    設けられた金属製のボトルの口金部に被せられたキャッ
    プ材に対し、ねじ部形成ローラが前記ねじ山と対応する
    ねじ部を形成する一方、裾巻きローラが前記キャップ材
    の下端部を前記口金部に巻き締めてピルファープルーフ
    部を形成する巻き締め工程を行うことにより、前記キャ
    ップ材をボトルの口金部に被着するキャッピング方法で
    あって、 前記巻き締め工程を複数回行うとともに、1回目の巻き
    締め工程で、前記キャップ材の下端部を複数の裾巻きロ
    ーラにより巻き締めることを特徴とするキャッピング方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキャッピング方法に
    おいて、 1回目の巻き締め工程で、前記キャップ材の下端部を仮
    曲げし、 2回目の巻き締め工程で、仮曲げされた下端部を仕上げ
    曲げすることを特徴とするキャッピング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のキャッピン
    グ方法において、 1回目の巻き締め工程で、3個以上のねじ部形成ローラ
    を用いてねじ部を形成することを特徴とするキャッピン
    グ方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のキャッピン
    グ方法において、 1回目の巻き締め工程で、2個のねじ部形成ローラを用
    いてねじ部を形成するとともに2個の裾巻きローラを用
    いてピルファープルーフ部を形成し、 2回目の巻き締め工程で、3個のねじ部形成ローラを用
    いてねじ部を形成するとともに1個の裾巻きローラを用
    いてピルファープルーフ部を形成することを特徴とする
    キャッピング方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載のキャッピン
    グ方法において、 1回目の巻き締め工程で、2個のねじ部形成ローラを用
    いてねじ部を形成するとともに2個の裾巻きローラを用
    いてピルファープルーフ部を形成し、 2回目の巻き締め工程で、2個のねじ部形成ローラを用
    いてねじ部を形成するとともに2個の裾巻きローラを用
    いてピルファープルーフ部を形成することを特徴とする
    キャッピング方法。
  6. 【請求項6】 ねじ山、膨出部および頸部が外周部に
    設けられた金属製のボトルの口金部に被せられたキャッ
    プ材に対し、前記ねじ山と対応するねじ部を形成するね
    じ部形成ローラと、前記キャップ材の下端部を前記口金
    部に巻き締めてピルファープルーフ部を形成する裾巻き
    ローラとを有する巻き締め機構を複数備え、1回目の巻
    き締め時に用いられる第1巻き締め機構に、前記裾巻き
    ローラが複 数備えられることを特徴とするキャッピング装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のキャッピング装置に
    おいて、 前記第1巻き締め機構に備えられた前記裾巻きローラ
    が、前記キャップ材の下端部を仮曲げする仮曲げ用裾巻
    きローラであり、 2回目以降の巻き締め時に用いられる第2巻き締め機構
    に備えられた前記裾巻きローラが、仮曲げされた下端部
    を仕上げ曲げする仕上げ曲げ用裾巻きローラであること
    を特徴とするキャッピング装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載のキャッピン
    グ装置において、 前記第1巻き締め機構が前記ねじ部形成ローラを3個以
    上備えることを特徴とするキャッピング装置。
  9. 【請求項9】 請求項6または7に記載のキャッピン
    グ装置において、 前記第1巻き締め機構が、2個の前記ねじ部形成ローラ
    および2個の裾巻きローラを備え、 2回目の巻き締め時に用いられる第2巻き締め機構が、
    1個の前記ねじ部形成ローラおよび3個の裾巻きローラ
    を備えることを特徴とするキャッピング装置。
  10. 【請求項10】 請求項6または7に記載のキャッピ
    ング装置において、前記第1巻き締め機構が、2個の前
    記ねじ部形成ローラおよび2個の裾巻きローラを備え、 2回目の巻き締め時に用いられる第2巻き締め機構が、
    2個の前記ねじ部形成ローラおよび2個の裾巻きローラ
    を備えることを特徴とするキャッピング装置。
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