JP2003182793A - キャッピング方法 - Google Patents

キャッピング方法

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JP2003182793A
JP2003182793A JP2001386170A JP2001386170A JP2003182793A JP 2003182793 A JP2003182793 A JP 2003182793A JP 2001386170 A JP2001386170 A JP 2001386170A JP 2001386170 A JP2001386170 A JP 2001386170A JP 2003182793 A JP2003182793 A JP 2003182793A
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cap
roller
bottle
screw forming
forming step
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JP2001386170A
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Tatsuya Hanabusa
達也 花房
Ryuichi Ito
隆一 伊藤
Noribumi Ozaki
紀文 尾▲崎▼
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボトルの口金部に変形が生じることなく、十
分な巻き締め力でキャップ材をボトルの口金部に確実に
被着すること。 【解決手段】 ROローラ4は、一回目のねじ形成工程
X時に大きな巻き締め力で巻き締めることによってねじ
部59を形成し、二回目のねじ形成工程Yに一回目より
弱い巻き締め力で巻き締め、一回目のねじ形成工程と二
回目のねじ形成工程とで巻き締め力を変える。ROロー
ラ4の一回目の巻き締め力を変えるため、その巻き締め
時にはカムフォロアがコーンカムの細径部に当接してキ
ャップ材55の軸線寄りの位置に付勢され、二回目には
カムフォロアがコーンカムにおける拡径部と細径部との
間の中間径部に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボトルにキャッ
プ材を被着するキャッピング方法に係り、特に、ボトル
の口金部にキャップ材が被せられたとき、そのキャップ
材を口金部に巻き締めることによって被着する形式のキ
ャッピング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のキャッピング方法は、ボルトの
口金部にキャップ材55が被せられたとき、図10に示
すように、キャップ材55にROローラaを周囲から押
し付けてキャップ材55を巻き締めることにより、キャ
ップ材55がボトル50の口金部51に被着される。
【0003】ROローラaは、口金部51に押し付けら
れると、この口金部51のねじ山52に沿って転動する
ことにより、キャップ材55を所定の巻き締め力で巻き
締めながらねじ部59を形成するようになっている。こ
のROローラaは、ボトル50に被せられたキャップ材
55に対し、同じ動作を二回繰り返すことによってキャ
ップ材55にねじ部59を形成する。
【0004】これは、ガラス製のボトルを対象とした場
合、ROローラaによる巻き締力を大きく設定しても、
ボトルの口金部の強度が大きいので、問題となることが
ないものの、例えばアルミニウム製、若しくはアルミニ
ウム合金製のボトル(以下はアルミニウムボトルと呼
ぶ)を対象とすると、アルミニウムボトルでは、ガラス
製のボトルに比べ剛性が低く、大きな巻き締め力で一度
に巻き締めると変形してしまうことから、二回に分けて
巻き締めることにより、キャップ材55を口金部51に
被着するようにしている。
【0005】従って、アルミニウムボトルを対象とした
場合、ROローラaによるキャップ材55の巻き締めを
二回繰り返してねじ部59を形成するようにしており、
その際、ROローラaによる一回目の巻き締め力xと、
二回目の巻き締め力yとは同じ大きさに設定されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のキャ
ッピング方法は、アルミニウムボトルを対象としてお
り、キャップ材55に対しROローラaが二回に分けて
巻き締めることにより、キャップ材55を口金部51に
被着するようにしているものの、キャップ材55の巻き
締め力を十分に得ることができなかった。この問題を解
消するため、ROローラaの巻き締め力x,yを大きく
すると、アルミニウムボトルの口金部51が上述したよ
うに変形したりし、或いはキャップ材55の周面が極端
に上下方向に引張られてキャップ材55にブリッジ切れ
が発生するという問題があった。
【0007】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、その目的は、ボトルの口金部に変形が生
じることなく、十分な巻き締め力でキャップ材をボトル
の口金部に良好に被着することができるキャッピング方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下の手段を提案している。請求項1に
係る発明は、金属製のボトルの口金部にキャップ材が被
せられたとき、ローラがキャップ材に対し周囲からボト
ルの口金部のねじ山と対応するねじ部を形成するねじ形
成工程を有し、かつ該ねじ形成工程を二回繰り返してキ
ャップ材をボトルの口金部に被着するキャッピング方法
において、前記ローラによる一回目のねじ形成工程と、
二回目のねじ形成工程とで前記口金部に対するキャップ
材の巻き締め力を変えることを特徴とする。
【0009】この発明に係るキャッピング方法によれ
ば、ローラの一回目のねじ形成工程と二回目のねじ形成
工程とでキャップ材の巻き締め力を変えるので、キャッ
プ材の周面をボトルの口金部のねじ山に倣うよう密着状
態に形成することができ、ボトルの口金部が変形するこ
となくかつキャップ材が破損することなく、キャップ材
の周面にねじ部を良好に形成することができる。
【0010】請求項2に係る発明は、金属製のボトルの
口金部にキャップ材が被せられたとき、キャッピング装
置のローラがキャップ材に対し周囲からボトルの口金部
のねじ山と対応するねじ部を形成するねじ形成工程によ
り、キャップ材をボトルの口金部に被着するキャッピン
グ方法において、二台のキャッピング装置を用い、その
うち、一台目のキャッピング装置における前記ローラが
キャップ材を巻き締めて一回目のねじ形成工程を経た
後、二台目のキャッピング装置における前記ローラがキ
ャップ材を巻き締めて二回目のねじ形成工程を行い、か
つ一回目のねじ形成工程と、二回目のねじ形成工程とで
キャップ材に対する巻き締め力を変えることを特徴とす
る。
【0011】この発明のキャッピング方法によれば、一
台目のキャッピング装置による一回目のねじ形成工程
と、二台目のキャッピング装置による二回目のねじ形成
工程とでキャップ材の巻き締め力変えるので、請求項1
の場合と同様、キャップ材の周面をボトルの口金部のね
じ山に倣うよう密着状態に形成することができ、キャッ
プ材の周面にねじ部を良好に形成することができる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載のキャッピング装置において、二回目のねじ形成工程
は、一回目のねじ形成工程よりキャップ材に対するロー
ラの巻き締め力を弱めることを特徴とする。
【0013】この発明に係るキャッピング方法によれ
ば、二回目のねじ形成工程が一回目のねじ形成工程より
弱い巻き締め力で巻き締めるので、キャップ材のねじ部
が上下に引張られてブリッジ切れが発生するということ
もなく、良好なねじ部を確実に形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
実施の形態について説明する。図1から図9はこの発明
の一実施の形態に係るキャッピング方法を示す図であっ
て、図1はキキャッピング方法を適用したキャッピング
装置を示す要部の断面図、図2は図1に示すキャッピン
グ装置の底面図、図3はアルミニウムボトルに被せられ
たキャップ材にプレッシャーブロックが降下した状態を
示す要部の拡大図、図4はROローラによる巻き締め量
を変えるためのロアカムとカムフォロアとの関係を示す
説明図、図5はROローラが一回目のねじ形成工程と二
回目のねじ形成工程とでキャップ材にねじ部を形成する
ときの説明図、図6はキャッピング装置を適用したアル
ミニウムボトルの搬送経路を示す説明図、図7はアルミ
ニウムボトルの搬送経路におけるキャッピング装置の動
作を示す説明図、図8はアルミニウムボトルとその口金
部にキャップ材が被着された状態とを示す説明図、図9
は図8におけるアルミニウムボトルの口金部を示す拡大
図である。
【0015】この実施形態を説明する前に、アルミニウ
ムボトル50について述べると、このアルミニウムボト
ル50は、炭酸飲料,果汁飲料などを入れるためのもの
であって、アルミニウム製若しくはアルミニウム合金製
からなっており、図7〜図9に示すように、その上部に
口金部51が形成されている。
【0016】口金部51の上部外周には、図8及び図9
に示すようにねじ山52が設けられ、そのねじ山52よ
り下方には膨出部53が形成されると共に、その下に頸
部54が形成されている。そして、この口金部51にキ
ャップ材55が図7のロ及び図8の鎖線に示すように被
せられたとき、そのキャップ材55がキャッピングヘッ
ドによって巻締められることにより口金部51に被着さ
れるようになっている。
【0017】そのため、キャップ材55は、被着される
前の段階では、図8に鎖線にて示すように上部が天板5
6によって塞がれると共に、その下部が下方に向かって
真直に開口された下端部57を有する筒状に形成されて
いる。キャップ材55の天板56の内側にはライナー5
8が装着されている。
【0018】また、アルミニウムボトル50は、図7に
示すように、キャッピング経路上を通過するようになっ
ており、例えば、ボトル搬送路A上に搬送されていると
きに口金部51にキャップ材55が被せられ、その後、
ボトル搬送路Aからボトル搬送路Bを通過しているとき
にキャップ材55が被着されるようになっている。その
際、アルミニウムボトル50は、ボトル搬送路Bに沿っ
て搬送されると、その円弧状の搬送路に沿って搬送され
る。そして、ボトル搬送路B上でキャップ材50が被着
された後、キャップ材55の被着されたアルミニウムボ
トル50がボトル搬送路Bからボトル排出経路Cを通過
して排出されるようになっている。なお、キャップ材5
5は、アルミニウムボトル50がキャップ材供給位置に
達した時点で、図示しない供給手段によってアルミニウ
ムボトル50の口金部51に図8に示すように被せられ
るようになっている。
【0019】そして、図1に示すように、アルミニウム
ボトル50にキャップ材55を被着するキャッピングヘ
ッド1は、装置本体に配設された円筒状のヘッド支持軸
2の下部に一体に取り付けられている。このヘッド1に
はローラ機構3を介してねじ部59を形成するローラと
してのROローラ4,キャップ材55の下端部57を口
金部51に封止するローラとしてのPPローラ5が備え
られている。
【0020】ROローラ4は、図3に示すように、アル
ミニウムボトル50の口金部51にキャップ材55が被
せられたとき、そのキャップ材55を周囲から口金部5
1に押し付けると共に、口金部51のねじ山52に沿い
キャップ材55の外周を押し付けて巻き締めることによ
り、キャップ材55の周囲にねじ部59を形成するため
のものである。PPローラ5は、口金部51にキャップ
材55が被せられたとき、キャップ材55の下端部57
を周囲から口金部51の膨出部53に沿い押し付けて巻
き締めることにより、膨出部53の外周に気密に封止す
るテンパーエビデンス部(以下、TE部と称す)60を
形成するためのものである。
【0021】ローラ機構3は、図1及び図2に示すよう
に、大別すると、支持ブロック6と、支持軸7と、支持
アーム8とを有して構成されている。支持ブロック6
は、ヘッド支持軸2の下部の周側部に固定されている。
支持軸7は、支持ブロック6の周側部にその中心軸に沿
って支持されている。支持軸7の下部には水平方向に回
動可能に支持アーム8が取り付けられている。この支持
アーム8の一端にはローラ回転軸9を介してROローラ
4,PPローラ5が軸周りに回転可能に取り付けられて
いる。
【0022】その場合、ROローラ4が図3に示す口金
部51の周りにねじ部59を形成できるように、かつP
Pローラ5が口金部51の膨出部53にTE部60を形
成できるようにするため、ROローラ4よりPPローラ
5が若干下方に下がった位置となっている。そのため、
回転軸9は、ROローラ4とPPローラ5の種類に応じ
長さが異なっている。
【0023】また、支持軸7にはさらにコイルばね10
が嵌装されている。このコイルばね10は、下部10a
が支持アーム8の下部に設けられた係止ピン11に引き
掛けられると共に、その上部10bが支持ブロック6に
引き掛けられ、そのばね力により、ヘッド1の中心軸方
向にROローラ4,PPローラ5が接近するよう支持ア
ーム8を常時付勢している。
【0024】一方、支持軸7の上部にはロッド12が回
転可能に取り付けられ、そのロッド12の一端部に枢軸
13を介してカムフォロア14が水平方向に回転自在に
取り付けられている。このカムフォロア14は、コーン
カム15の下端の外周部に形成された拡径部15aに当
接する状態では内方に変位しないが、所定のタイミング
でコーンカム15が相対的に下方に降下したとき、コー
ンカム15の細径部15bに当接することによって内方
に変位し、支持アーム8がコイルばね10の付勢力で回
動することにより、ROローラ4,PPローラ5がキャ
ップ材55の周面に押し付けられるようになっている。
【0025】そして、ROローラ4,PPローラ5が、
キャップ材55をその周面に渡って巻き締め、これによ
って、ROローラ4がキャップ材55の周面にねじ部5
9を形成する一方、PPローラ5がキャップ材55の下
端部57を口金部51の膨出部53に倣わせるようTE
部60を形成するようになっている。なお、コーンカム
15は、内部にヘッド支持軸2を挿通しており、キャッ
プ材55の被着に際し、ヘッド支持軸2が降下した後、
予め定められた所定のタイミングで降下するようになっ
ている。
【0026】また、図3に示すように、ヘッド支持軸2
の内方にはプレッシャーシャフト16が挿通しており、
プレッシャーシャフト16の下端に、プレッシャーブロ
ック17が装着されている。プレッシャーブロック17
は、プレッシャーシャフト16の下端にコイルばね18
を介し、下方に付勢された状態で装着されており、キャ
ップ材55の被着に際し、キャップ材55の天板56を
アルミニウムボトル50の口金部51に押圧するように
なっている。
【0027】他方、ROローラ4は、図2に示すよう
に、ヘッド1の軸線の円周上に、即ち、アルミニウムボ
トル50に被せられたキャップ材55の軸線を中心とす
る円周上に複数個配置され、本例では三個からなってい
る。
【0028】そして、アルミニウムボトル50にキャッ
プ材55が被せられたとき、ROローラ4がキャップ材
55を巻き締めることにより、図5に示すようにキャッ
プ材55にねじ部59を形成するが、その際、この実施
形態においては、一回目のねじ形成工程Xと、二回目の
ねじ形成工程YとでROローラ4による巻き締め力を変
えるようになっている。即ち、ROローラ4は、一回目
のねじ形成工程Xでは大きな巻き締め力で巻き締めるこ
とによってねじ部59を形成し、その後の二回目のねじ
形成工程Yでは、一回目のねじ形成工程Xのときより弱
い巻き締め力で巻き締めるようにしている。図5におい
て、ねじ形成工程X,Yの矢印の長さの違いは、巻き締
め力の大きさを表している。
【0029】そして、ROローラ4による一回目のねじ
形成工程Xでの巻き締め力を大きくするため、その巻き
締め時には図4(a)に示すように、カムフォロア14
がコーンカム15の細径部15bに当接することによっ
てROローラ4がキャップ材55の軸線寄りの位置に付
勢され、二回目のねじ形成工程Yでの巻き締め時には同
図(b)に示すように、カムフォロア14がコーンカム
15における拡径部15aと細径部15bとの間の中間
径部15cに当接することにより、ROローラ4が一回
目のときより弱い巻き締め力でキャップ材55を巻き締
めるようになっている。
【0030】そのため、一回目のねじ形成工程X時に
は、コーンカム15の細径部15bにカムフォロア14
が当接するようにコーンカム15が降下し、その後の二
回目のねじ形成工程時には、コーンカム15の中間径部
15cにカムフォロア14が当接するようにコーンカム
15が降下するようになっている。
【0031】コーンカム15は、ガイドバー23にガイ
ドされることによって下降する。ガイドバー23には、
図7に示すように、一段下降部23aと二段下降部23
cとが設けられ、一回目のねじ形成工程X時、コーンカ
ム15が一段下降部23aにガイドされて降下すると、
カムフォロア14が図4(a)のようにコーンカム15
の細径部15bに当接し、また、二回目のねじ形成工程
Y時、コーンカム15が二段下降部23cにガイドされ
て降下すると、カムフォロア14が図4(b)のように
コーンカム15の中間径部15cに当接するようになっ
ている。なお、ROローラ4の各々と一個のPPローラ
5とは、互いに等間隔に配置されている。
【0032】この実施形態は、上記のように構成されて
おり、次に、キャッピング装置の動作に関連してこの発
明のキャッピング方法について説明する。いま、アルミ
ニウムボトル50が図6に示すように、ボトル搬送路A
の円弧状の経路に沿って順に搬送され、その経路上のキ
ャップ材供給位置に達すると、アルミニウムボトル50
の口金部51にキャップ材55が順次被せられる(図7
ロ参照)。
【0033】キャップ材55が被せられたアルミニウム
ボトル50は、ボトル搬送路Aからボトル搬送路Bに受
け渡され、ボトル搬送路Bの円弧状の経路に沿い順次時
計方向に搬送されると共に、その搬送中にキャッピング
ヘッド1によってキャップ材55が被着されることとな
る(図7ハ〜リ参照)。
【0034】即ち、キャッピング装置のヘッド1がアッ
パーガイドバー22及びロアカム用のロアガイドバー2
3によってガイドされることにより、アルミニウムボト
ル50がキャップ材55を被せた状態のままボトル搬送
路Aからボトル搬送路Bに搬入されると、キャッピング
ヘッド1がアッパーカムによって降下し、その降下によ
ってプレッシャーブロック17の下部がキャップ材55
の天板56を下方に押圧する(図7ニ及び図3参照)。
【0035】ヘッド1が降下した後、コーンカム15が
ロアカム用のガイドバー23の一段下降部23aに案内
されることによってさらに下降する(図7ホ参照)。こ
の下降により、図4(a)に示すようにコーンカム15
の細径部15bにカムフォロア14が当接して内方に変
位し、その変位によって支持アーム8がコイルばね10
の付勢力で回動することにより、ROローラ4及びPP
ローラ5が図2に示すようにキャップ材55の周面に押
し付けられ、これによってキャップ材55の周面を巻き
締めすることにより、一回目のねじ形成工程Xを行う
(図7ホ及びヘ参照)。
【0036】上記キャップ材55の巻き締め持、コーン
カム15の細径部15bにカムフォロア14が当接する
と、ROローラ4がキャップ材55の軸線方向に対する
寄り量が大きく、その状態でキャップ材55の周面にR
Oローラ4がねじ部59を形成する。
【0037】その際、アルミニウムボトル50がボトル
搬送路Bに搬入され、かつその円弧状の経路に沿って移
動するが、キャッピングヘッド1が常時自転することに
より、ROローラ4がキャップ材55の周面を巻き締め
し、PPローラ5がキャップ材55の下端部57を巻き
締めする。
【0038】さらに、ボトル搬送路B上での搬送時、キ
ャップ材55にねじ部59,TE部60が形成された
後、コーンカム15がガイドバー23の上段部23bに
ガイドされて一旦上昇するので、ROローラ4とPPロ
ーラ5はキャップ材55に対する巻き締めを解除する
(図7ト参照)。その後、コーンカム15が図4(b)
に示すようにガイドバー23の二段下降部23cにガイ
ドされることによってコーンカム15が再び降下し、前
記ROローラ4と前記PPローラ5がキャップ材55に
対して二回目の巻き締めすることにより、二回目のねじ
形成工程Yを行う(図7チ,リ参照)。
【0039】この場合、コーンカム15の中間径部15
cにカムフォロア14が当接するので、ROローラ4が
キャップ材55に対する寄り量が一回目のときより小さ
く、従って、ROローラ4は、一回目のねじ形成工程X
のときより小さいな巻き締め力でねじ部59を形成する
こととなる。このときの巻き締め力は、一回目のねじ形
成工程Xでの巻き締め時ではキャップ材55の周面にス
プリングバックが発生するが、そのスプリングバックを
吸収し得る程度の大きさとなっている。
【0040】即ち、この実施形態のキャッピング方法に
よれば、ROローラがキャップ材55に対し二回に分け
て巻き締めることでねじ部59を形成するが、その際、
一回目の二回目とでキャップ材55に対するROローラ
4の寄り量を変え、一回目のねじ形成工程Xと二回目の
ねじ形成工程Yとで巻き締め力を変えるようにしたの
で、キャップ材55の周面をアルミニウムボトル50の
口金部51のねじ山52に倣うよう密着状態に形成する
ことができ、従来のようにアルミニウムボトル50の口
金部51が変形することなく、キャップ材55の周面に
ねじ部59を良好に形成することができる。これによ
り、十分な巻き締め力でキャップ材55を口金部51に
被着させることができる。
【0041】しかも、二回目の巻き締め時には、ROロ
ーラ4がキャップ材55の周面に発生した前記スプリン
グバックを吸収し得る程度の弱い巻き締め力で巻き締め
るので、従来のようにキャップ材55のねじ部59が上
下に引張られてブリッジ切れが発生するということもな
く、良好なねじ部59を的確に形成することができる。
【0042】また、一回目のねじ形成工程Xと二回目の
ねじ形成工程Yとの工程毎にROローラ4の巻き締め量
が明確に設定され、つまり、キャップ材周面に対する寄
り量が明確に決定されているので、各工程毎の巻き締め
状態を良好に得ることができ、アルミニウムボトル50
の口金部51が変形することなくかつキャップ材55が
破損することなく、十分な巻き締め力を有するキャップ
材55を得ることができる。
【0043】更に、このキャッピング装置によれば、ガ
イドバー23に段差を設けることによってコーンカム1
5の降下量を変え、キャップ材55に対するROローラ
4の寄り量を変えるようにしたので、一回目のねじ形成
工程と二回目のねじ形成工程とで巻き締め力の異なるキ
ャッピング装置を確実に構成することができる。
【0044】なお、この実施形態では、一台のキャッピ
ング装置だけを用い、該キャッピング装置により、RO
ローラ4が一回目のねじ形成工程Xと二回目のねじ形成
工程Yとで巻き締め力を変えるように構成した例を示し
たが、二台のキャッピング装置を用いて巻き締め力を変
えるように構成することもできる。
【0045】即ち、キャップ材55が被せられたアルミ
ニウムボトル50を二台のキャッピング装置に順次搬送
させ、一台目のキャッピング装置のROローラ4によっ
て一回目のねじ形成工程Xを行った後、二台目のキャッ
ピング装置のROローラ4によって二回目のねじ形成工
程Yを行う。その場合、二台目のキャッピング装置にお
いてはROローラ4の巻き締め力が、一台目のキャッピ
ング装置におけるROローラ4の巻き締め力より弱目に
設定されることにより、一回目のねじ形成工程Xと二回
目のねじ形成工程Yとで巻き締め力を変えるように構成
することもでき、図示実施形態に限定されるものではな
い。
【0046】なお、一回目のねじ形成工程Xの巻き締め
力に比べ、二回目のねじ形成工程Yの巻き締め力を弱め
るが、その巻き締め力は、アルミニウムボトル50の材
質及び厚み並びに大きさ等によって異なり、また口金部
51の大きさやキャップ材55の材質等によっても微妙
に異なるので、適宜選定されるのが好ましい。
【0047】また、図示実施形態においては、ROロー
ラ4が三個、PPローラ5が一個設けられた例を示した
が、例えば、ROローラ4とPPローラ5とが二個ずつ
であってもよく、さらにはそれらローラ4,5の数の合
計が5個以上であってもよく、したがって、ROローラ
4,PPローラ5の数は図示例に限定されるものではな
い。更に、アルミニウムボトル50を対象とした例を示
したが、他の金属製のボトルにも同様に適用できるのは
勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ローラの一回目のねじ形成工程と二回目の
ねじ形成工程とでキャップ材の巻き締め力を変えるよう
に構成したので、キャップ材の周面をボトルの口金部の
ねじ山に倣うよう密着状態に形成することができ、キャ
ップ材の周面にねじ部を良好に形成することができる結
果、確実に十分な巻き締め力でキャップ材を口金部に被
着させることができる効果が得られる。
【0049】請求項2に係る発明によれば、一台目のキ
ャッピング装置による一回目のねじ形成工程と、二台目
のキャッピング装置による二回目のねじ形成工程とでキ
ャップ材の巻き締め力変えるので、請求項1の場合と同
様、キャップ材の周面をボトルの口金部のねじ山に倣う
よう密着状態に形成することができ、キャップ材の周面
にねじ部を良好に形成することができる。
【0050】請求項3に係る発明によれば、二回目のね
じ形成工程が一回目のねじ形成工程より弱い巻き締め力
で巻き締めるので、キャップ材のねじ部が上下に引張ら
れてブリッジ切れが発生するということもなく、良好な
ねじ部を確実に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態に係るキャッピング
方法を適用したキャッピング装置を示す要部の断面図で
ある。
【図2】 図1に示すキャッピング装置の底面図であ
る。
【図3】 アルミニウムボトルに被せられたキャップ材
にプレッシャーブロックが降下した状態を示す要部の拡
大図である。
【図4】 ROローラによる巻き締め量を変えるための
ロアカムとカムフォロアとの関係を示す説明図である。
【図5】 ROローラが一回目のねじ形成工程と二回目
のねじ形成工程とでキャップ材にねじ部を形成するとき
の説明図である。
【図6】 キャッピング装置を適用したアルミニウムボ
トルの搬送経路を示す説明図である。
【図7】 アルミニウムボトルの搬送経路におけるキャ
ッピング装置の動作を示す説明図である。
【図8】 アルミニウムボトルと、その口金部にキャッ
プ材が被着された状態とを示す説明図である。
【図9】 図8におけるアルミニウムボトルの口金部を
示す拡大図である。
【図10】 従来のキャッピング方法の一例を示す要部
の説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 ヘッド支持軸 3 ローラ機構 4 ROローラ 5 PPローラ 14 カムフォロア 15 コーンカム 16 プレッシャーシャフト 17 プレッシャーブロック 18 コイルばね 50 アルミニウムボトル 51 口金部 52 ねじ山 53 膨出部 54 頸部 55 キャップ材 57 下端部 59 ねじ部 60 テンパーエビデンス部(TE部) A ボトル搬送路 B ボトル搬送路 C ボトル排出経路 X 一回目のねじ形成工程 Y 二回目のねじ形成工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾▲崎▼ 紀文 静岡県駿東郡小山町菅沼1500番地 三菱マ テリアル株式会社富士小山工場内 Fターム(参考) 3E080 AA08 CE03 EE02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のボトルの口金部にキャップ材が
    被せられたとき、ローラがキャップ材に対し周囲からボ
    トルの口金部のねじ山と対応するねじ部を形成するねじ
    形成工程を有し、かつ該ねじ形成工程を二回繰り返して
    キャップ材をボトルの口金部に被着するキャッピング方
    法において、 前記ローラによる一回目のねじ形成工程と、二回目のね
    じ形成工程とで前記口金部に対するキャップ材の巻き締
    め力を変えることを特徴とするキャッピング方法。
  2. 【請求項2】 金属製のボトルの口金部にキャップ材が
    被せられたとき、キャッピング装置のローラがキャップ
    材に対し周囲からボトルの口金部のねじ山と対応するね
    じ部を形成するねじ形成工程により、キャップ材をボト
    ルの口金部に被着するキャッピング方法において、 二台のキャッピング装置を用い、そのうち、一台目のキ
    ャッピング装置における前記ローラがキャップ材を巻き
    締めて一回目のねじ形成工程を経た後、二台目のキャッ
    ピング装置における前記ローラがキャップ材を巻き締め
    て二回目のねじ形成工程を行い、かつ一回目のねじ形成
    工程と、二回目のねじ形成工程とでキャップ材に対する
    巻き締め力を変えることを特徴とするキャッピング方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のキャッピング方法
    において、二回目のねじ形成工程は、一回目のねじ形成
    工程よりキャップ材に対するローラの巻き締め力を弱め
    ることを特徴とするキャッピング方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016137915A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 ユニバーサル製缶株式会社 キャッピング方法及びキャッピング装置

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