JP2003191511A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JP2003191511A
JP2003191511A JP2001393201A JP2001393201A JP2003191511A JP 2003191511 A JP2003191511 A JP 2003191511A JP 2001393201 A JP2001393201 A JP 2001393201A JP 2001393201 A JP2001393201 A JP 2001393201A JP 2003191511 A JP2003191511 A JP 2003191511A
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thermal head
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heating resistors
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JP2001393201A
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Daisaku Kato
大策 加藤
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】濃度むらの発生を有効に防止することが可能な
高性能のサーマルヘッドを提供する。 【解決手段】セラミック基板1の上面に、頂部に凸条3
を有する断面円弧状のグレーズ層2を被着させるととも
に、該グレーズ層2の上面のうち、前記凸条3上に主走
査方向に配列する多数の発熱抵抗体を配設して成り、こ
れらの発熱抵抗体を主走査方向に連続するN個(Nは3
以上の自然数)の発熱抵抗体から成る印画ブロックA,
B・・・毎に時分割駆動しつつ記録媒体を副走査方向に
搬送して印画を行うサーマルヘッドにおいて、前記凸条
3の幅を、各印画ブロックA,B・・・の中央域に位置
する発熱抵抗体の直下に比し両端域に位置する発熱抵抗
体の直下で副走査方向に幅広となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリやビ
デオプリンタ等の記録デバイスとして幅広く用いられて
いるサーマルヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりファクシミリ等の記録デバイス
としてサーマルヘッドが用いられている。
【0003】かかる従来のサーマルヘッドとしては、例
えば図4に示す如く、セラミック基板11の上面に、頂
部に凸条13を有する断面円弧状のグレーズ層12を被
着させるとともに、該グレーズ層12の上面のうち、前
記凸条13上に多数の発熱抵抗体14を、凸条13の両
側に、各発熱抵抗体14に個別に接続される個別導電層
15a及び全ての発熱抵抗体14に共通接続される共通
導電層15bを被着・形成し、更に個別導電層15aの
一端をセラミック基板12の上面まで導出させた上、こ
れらをドライバーIC17の出力端子に電気的に接続さ
せた構造のものが知られており、記録媒体を図示しない
プラテンローラ等によってサーマルヘッドの発熱抵抗体
14上に搬送しながら、多数の発熱抵抗体14を外部か
らの画像データに基づいて個々に選択的にジュール発熱
させ、これらの熱を記録媒体に伝達させることによって
所定の印画が形成される。
【0004】尚、前記グレーズ層12は、ガラス等の低
熱伝導性材料によって所定形状をなすように形成されて
おり、該グレーズ層12の内部で発熱抵抗体14の発し
た熱の一部を蓄積及び放散することによりサーマルヘッ
ドの熱応答特性を良好に維持し、また頂部に設けられて
いる凸条13でもって発熱抵抗体14を上方へ突出さ
せ、印画に際して両者の密着性を向上させるようにして
いる。
【0005】また、発熱抵抗体4がA4サイズ等に対応
する広い領域にわたって配列されている場合は、全ての
発熱抵抗体14を一度に発熱させると、発熱抵抗体14
の一端に共通接続される共通導電層15bや図示しない
グランド電極内で大きな電圧降下を発生し、発熱抵抗体
14に供給される電力の大きさにバラツキを生じること
から、1ラインを複数個の印画ブロックに区画し、これ
らの印画ブロック毎に発熱抵抗体14を時分割駆動する
ことで電圧降下の発生を防止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のサーマルヘッドにおいては、凸条13の幅や厚みが
略一定に設計され、凸条13の熱容量が主走査方向(発
熱抵抗体14の配列方向)にわたり均一になしてある。
【0007】このような従来のサーマルヘッドを用いて
時分割駆動を行った場合、駆動中の印画ブロックでは凸
条13中に発熱抵抗体14の発した熱の一部が蓄積され
ることにより凸条13の温度が上昇するのに対し、非駆
動状態の印画ブロックでは発熱抵抗体14より熱が発生
することはなく、凸条13の温度は比較的低温に保たれ
ることから、凸条13内の熱が駆動中の印画ブロックか
らその両側に隣接する非駆動状態の印画ブロックに逃げ
ることにより、凸条13の温度が印画ブロックの両端域
で大幅に低下してしまうことがある。それ故、印画ブロ
ックの境界付近で印画濃度が薄くなる傾向があり、記録
媒体に印画の濃度むらが形成される欠点を有していた。
【0008】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は、濃度むらの発生を有効に防止すること
が可能な高性能のサーマルヘッドを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルヘッド
は、セラミック基板の上面に、頂部もしくはその近傍に
凸条を有する断面円弧状のグレーズ層を被着させるとと
もに、該グレーズ層の上面のうち、前記凸条上に主走査
方向に配列する多数の発熱抵抗体を配設して成り、これ
らの発熱抵抗体を主走査方向に連続するN個(Nは3以
上の自然数)の発熱抵抗体から成る印画ブロック毎に時
分割駆動しつつ記録媒体を副走査方向に搬送して印画を
行うサーマルヘッドにおいて、前記凸条の幅を、各印画
ブロックの中央域に位置する発熱抵抗体の直下に比し両
端域に位置する発熱抵抗体の直下で副走査方向に幅広に
なしたことを特徴とするものである。
【0010】また本発明のサーマルヘッドは、記録媒体
の摺接方向上流側に位置する前記凸条のエッジが主走査
方向にわたり直線状であることを特徴とするものであ
る。
【0011】本発明のサーマルヘッドによれば、グレー
ズ層の頂部もしくはその近傍に設けられる凸条の幅を、
各印画ブロックの中央域に位置する発熱抵抗体の直下に
比し両端域に位置する発熱抵抗体の直下で幅広になした
ことから、凸条の熱容量を各印画ブロックの両端域で大
きく設定することができる。従って、サーマルヘッドを
用いて時分割駆動を行う際に凸条内の熱の一部が駆動中
の印画ブロックからその両側に隣接する非駆動状態の印
画ブロックに逃げても、印画ブロック両端域の凸条内に
は十分な熱が残ることとなって凸条の温度が印画ブロッ
クの両端域で大幅に低下することはなく、これによって
印画濃度を主走査方向にわたり均一化して、濃度むらの
少ない鮮明な印画を形成することが可能となる。
【0012】また本発明のサーマルヘッドによれば、記
録媒体の摺接方向上流側に位置する凸条のエッジを主走
査方向にわたり直線状となしておくことにより、記録媒
体の押圧が極めて強くなる凸条の上流側角部において記
録媒体を凸条に対して主走査方向にわたり略等しい強さ
で押圧することができるようになり、記録媒体のシワや
紙詰まりの発生を有効に防止することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係るサ
ーマルヘッドの平面図、図2は図1のサーマルヘッドの
断面図であり、図中の1はセラミックセラミック基板、
2はグレーズ層、3は凸条、4は発熱抵抗体、5aは個
別導電層、5bは共通導電層、6は保護膜、7はドライ
バーICである。
【0014】前記セラミック基板1は、アルミナセラミ
ックス等の電気絶縁性材料により矩形状をなすように形
成されており、その上面にはグレーズ層2や多数の発熱
抵抗体4,個別導電層5a,共通導電層5b,保護膜6,
ドライバーIC7等が設けられ、これらを支持する支持
母材として機能する。
【0015】前記セラミック基板1は、アルミナセラミ
ックスから成る場合、アルミナ、シリカ、マグネシア等
のセラミックス原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加
混合して泥漿状に成すとともに、これを従来周知のドク
ターブレード法やカレンダーロール法等を採用すること
によってセラミックグリーンシートを得、しかる後、前
記セラミックグリーンシートを所定形状に打ち抜いた
上、高温で焼成することによって製作される。
【0016】また前記セラミック基板1の上面に設けら
れているグレーズ層2はガラス等の低熱伝導性材料によ
り断面円弧状をなすように形成され、その頂部には断面
台形状の凸条3が主走査方向にわたって被着されてい
る。
【0017】前記グレーズ層2の上面には、凸条3上に
多数の発熱抵抗体4が、凸条2の両側に凸条3を挟んで
対向する個別導電層5a及び共通導電層5bがそれぞれ
被着・形成されており、かかるグレーズ層2は、前記凸
条3によって多数の発熱抵抗体4を上方に突出せしめ記
録媒体に対する発熱抵抗体4の押圧力を有効に高めると
ともに、その内部で発熱抵抗体4の発する熱の一部を蓄
積及び放散してサーマルヘッドの熱応答特性を良好に維
持する作用を為す。
【0018】また前記グレーズ層2は、全体の幅及び厚
みが主走査方向にわたり略一定(±10%以内)の寸法
(幅:0.5mm〜2.0mm、厚み:25μm〜90
μm)に設定されているのに対し、凸条3はその厚みの
みが略一定(2μm〜4μm)で、幅wは図3に示す如
く印画ブロック(時分割駆動の際に同時に駆動される領
域)の両端域と中央域とで異なる寸法に設定されてい
る。より具体的には、前記凸条3の幅wは、印画ブロッ
クA,B,Cの中央域で60μmの場合、両端域では例
えば中央域の幅wの120%〜150%に相当する72
μm〜90μmに設定され、しかも記録媒体の摺接方向
上流側に位置する凸条3のエッジは主走査方向にわたり
直線状になしてある。
【0019】このように、凸条3の幅wを印画ブロック
A,B,Cの中央域に位置する発熱抵抗体4の直下に比
し両端域に位置する発熱抵抗体4の直下で幅広になして
おくのは、凸条3の熱容量を各印画ブロックA,B,C
の両端域で大きくなすためであり、これによってサーマ
ルヘッドを用いて時分割駆動を行う際に凸条3内の熱の
一部が駆動中の印画ブロックからその両側に隣接する非
駆動状態の印画ブロックに逃げても、印画ブロック両端
域の凸条3内には十分な熱が残ることとなって凸条3の
温度が印画ブロックの両端域で大幅に低下することはな
い。
【0020】また記録媒体の摺接方向上流側に位置する
凸条3のエッジを主走査方向にわたり直線状になしてお
くのは、印画に際して記録媒体を凸条3に押圧すると
き、記録媒体の押圧が極めて強くなる凸条3の上流側角
部で記録媒体を凸条3に対し主走査方向にわたって略等
しい強さで押圧するためであり、これによって記録媒体
のシワや紙詰まりの発生も有効に防止される。
【0021】尚、前記グレーズ層2は、まずガラス粉末
に適当な有機溶剤を添加・混合して得た所定のガラスペ
ーストを従来周知のスクリーン印刷等によってセラミッ
ク基板1の上面に28μm〜95μmの厚みで帯状に印
刷・塗布するとともに、これを高温で焼き付けることに
よって断面円弧状のガラス層を形成し、しかる後、得ら
れたガラス層の一部表面、具体的には頂部を除く部位を
例えば2μm〜4μmの深さ領域までエッチング除去
し、頂部に断面台形状の凸条3を残すことによって形成
される。
【0022】そして、上述したグレーズ層2の凸条3上
に設けられる多数の発熱抵抗体4は、例えば300dp
i(dot per inch)の密度で主走査方向に直線状に配列
されており、印画に際して、主走査方向に連続するN個
(Nは3以上の自然数)の発熱抵抗体4から成る印画ブ
ロック毎に時分割駆動される。
【0023】前記発熱抵抗体4は、その各々がTaSi
OやTiSiO,TiCSiO等の電気抵抗材料により
形成されているため、その両端に接続される個別導電層
5a及び共通導電層5bを介して電源電力が供給される
とジュール発熱を起こし、記録媒体に印画ドットを形成
するのに必要な所定の温度、例えば150℃〜300℃
の温度となる。
【0024】本実施形態においては全体を3つの印画ブ
ロックA,B,Cに区画して、各印画ブロックA,B,
Cに含まれる発熱抵抗体4の個数(N個)を例えば38
4個に設定し、各印画ブロックに含まれるN個の発熱抵
抗体4を2個のドライバーIC7により発熱・駆動す
る。この場合、1個のドライバーIC7によって192
個の発熱抵抗体4に対する通電が制御されることとな
る。
【0025】尚、前記個別導電層5aは、その一端側が
凸条3に対し記録媒体の搬送方向上流側で各発熱抵抗体
4に個別に接続され、他端側はセラミック基板1の上面
まで導出された上、ドライバーIC7の出力端子に対し
て電気的に接続される。一方、前記共通導電層5bは、
その一部が凸条3に対し記録媒体の搬送方向下流側に発
熱抵抗体4の配列と略平行に配されており、この部分で
全ての発熱抵抗体4に共通接続されている。
【0026】また前記発熱抵抗体4とドライバーIC7
との接続は、例えばドライバーIC7がフリップチップ
タイプである場合、ドライバーIC7の出力端子を半田
等のロウ材を介して対応する個別導電層5aの導出部に
対向配置させ、両者を半田接合することによって行なわ
れる。
【0027】このような発熱抵抗体4や個別導電層5
a,共通導電層5bは、従来周知の薄膜形成技術、例え
ばスパッタリング法やフォトリソグラフィー技術,エッ
チング技術等を採用することによってグレーズ層2の表
面からセラミック基板1の表面にかけて所定厚み、所定
パターンをなすように被着・形成される。
【0028】そして更に前記発熱抵抗体4や個別導電層
5a,共通導電層5bの上面には、耐磨耗性、並びに封
止性に優れた無機質材料、例えば窒化珪素や炭化珪素等
等から成る保護膜6が被着され、かかる保護膜6によっ
て発熱抵抗体4や個別導電層5a,共通導電層5bが被
覆されている。
【0029】前記保護膜6は、発熱抵抗体4や個別導電
層5a,共通導電層5bを記録媒体の摺接による磨耗や
大気中に含まれている水分等の接触による腐食から保護
するためのものであり、上述の無機質材料を従来周知の
薄膜形成技術、例えばスパッタリングや真空蒸着法等を
採用し、発熱抵抗体4等の上面に例えば3μm〜13μ
mの厚みに被着させることにより形成される。
【0030】かくして上述した本実施形態のサーマルヘ
ッドは、記録媒体を図示しないプラテンローラ等によっ
て副走査方向に搬送して、これを発熱抵抗体4上の保護
膜表面に摺接させながら、発熱抵抗体4を外部からの画
像データに基づいて印画ブロック毎に時分割駆動させる
とともに、各印画ブロックA,B,Cの発熱抵抗体4よ
り発する熱を記録媒体へ伝達させ、記録媒体に所定の印
画を形成することによってサーマルヘッドとして機能す
る。
【0031】以上のような本実施形態のサーマルヘッド
によれば、グレーズ層2の頂部に設けられる凸条3の幅
wを、各印画ブロックA,B,Cの中央域に位置する発
熱抵抗体4の直下に比し両端域に位置する発熱抵抗体4
の直下で幅広になしたことから、凸条3の熱容量を各印
画ブロックA,B,Cの両端域で大きく設定することが
できる。従って、サーマルヘッドを用いて時分割駆動を
行う際に凸条3内の熱の一部が駆動中の印画ブロックか
らその隣に位置する非駆動状態の印画ブロックに逃げて
も、印画ブロック両端域の凸条3内には十分な熱が残る
こととなって凸条3の温度が印画ブロックA,B,Cの
両端域で大幅に低下することはなく、これによって印画
濃度を主走査方向にわたり均一化して、濃度むらの少な
い鮮明な印画を形成することが可能となる。
【0032】また本実施形態のサーマルヘッドによれ
ば、記録媒体の摺接方向上流側に位置する凸条3のエッ
ジが主走査方向にわたり直線状となしてあることから、
記録媒体の押圧が極めて強くなる凸条3の上流側角部に
おいて記録媒体を凸条3に対して主走査方向にわたり略
等しい強さで押圧することができ、記録媒体のシワや紙
詰まりの発生を有効に防止することも可能となる。
【0033】尚、本発明は上述の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の変更、改良等が可能である。
【0034】例えば、上述の実施形態においては凸条3
をグレーズ層2の頂部に設けたが、これに代えて、凸条
3をグレーズ層2の頂部から少しずれた位置に設けても
構わない。
【0035】また上述の実施形態において、凸条3をフ
ォトエッチングにて形成した後でグレーズ層全体をアニ
ールし、凸条3の角部に丸みを設けるようにすれば、そ
の上に被着される発熱抵抗体4の断線を有効に防止する
ことができる利点もある。
【0036】
【発明の効果】本発明のサーマルヘッドによれば、グレ
ーズ層の頂部もしくはその近傍に設けられる凸条の幅
を、各印画ブロックの中央域に位置する発熱抵抗体の直
下に比し両端域に位置する発熱抵抗体の直下で幅広にな
したことから、凸条の熱容量を各印画ブロックの両端域
で大きく設定することができる。従って、サーマルヘッ
ドを用いて時分割駆動を行う際に凸条内の熱の一部が駆
動中の印画ブロックからその両側に隣接する非駆動状態
の印画ブロックに逃げても、印画ブロック両端域の凸条
内には十分な熱が残ることとなって凸条の温度が印画ブ
ロックの両端域で大幅に低下することはなく、これによ
って印画濃度を主走査方向にわたり均一化して、濃度む
らの少ない鮮明な印画を形成することが可能となる。
【0037】また本発明のサーマルヘッドによれば、記
録媒体の摺接方向上流側に位置する凸条のエッジを主走
査方向にわたり直線状となしておくことにより、記録媒
体の押圧が極めて強くなる凸条の上流側角部において記
録媒体を凸条に対して主走査方向にわたり略等しい強さ
で押圧することができるようになり、記録媒体のシワや
紙詰まりの発生を有効に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサーマルヘッドの構
成を示す平面図である。
【図2】図1のサーマルヘッドの要部を拡大して示す断
面図である。
【図3】図1のサーマルヘッドにおける凸条の幅を示す
ための概略図である。
【図4】従来のサーマルヘッドの構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・セラミックセラミック基板1・・・グレーズ層
2・・・凸条、4・・・発熱抵抗体、5a・・・個別導
電層、5b・・・共通導電層、6・・・保護膜、7・・
・ドライバーIC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック基板の上面に、頂部もしくはそ
    の近傍に凸条を有する断面円弧状のグレーズ層を被着さ
    せるとともに、該グレーズ層の上面のうち、前記凸条上
    に主走査方向に配列する多数の発熱抵抗体を配設して成
    り、これらの発熱抵抗体を主走査方向に連続するN個
    (Nは3以上の自然数)の発熱抵抗体から成る印画ブロ
    ック毎に時分割駆動しつつ記録媒体を副走査方向に搬送
    して印画を行うサーマルヘッドにおいて、 前記凸条の幅を、各印画ブロックの中央域に位置する発
    熱抵抗体の直下に比し両端域に位置する発熱抵抗体の直
    下で副走査方向に幅広になしたことを特徴とするサーマ
    ルヘッド。
  2. 【請求項2】記録媒体の摺接方向上流側に位置する前記
    凸条のエッジが主走査方向にわたり直線状であることを
    特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッド。
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