JP4284079B2 - サーマルプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発熱素子を選択的に発熱させて印画を行うサーマルプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、発熱素子を選択的に発熱させて印画を行うプリンタとしてサーマルプリンタが知られている。
【0003】
かかる従来のサーマルプリンタは、例えば図2に示す如く、アルミナセラミックス等からなる基板21の上面に多数の発熱素子23を被着・配列させるとともに該発熱素子23を保護膜25で被覆してなるサーマルヘッドTと、前記発熱素子23の上方に配設されるプラテンローラPとを備えた構造のものが知られており、記録媒体として感熱紙を用いる場合、サーマルヘッドTとプラテンローラPとの間に感熱紙を送り込み、該感熱紙を保護膜25の表面に摺接させながら、外部からの画像データに基づいて複数の発熱素子23を個々に選択的にジュール発熱させるとともに、その熱を保護膜25を介して感熱紙に伝導させ、該伝導させた熱で感熱紙の所定箇所を発色させることで、感熱紙に所定の画像が記録されるようになっている。
【0004】
尚、前記プラテンローラPは、SUS等の金属からなる軸芯にシリコーンゴムやブタジエンゴム等の弾性材をロール状に巻きつけた円柱状を成しており、発熱素子23の上方に回転可能に保持されており、記録媒体を発熱素子23上の保護膜25に対して押圧し、印圧を適度な大きさに保持するとともに、記録媒体を発熱素子23上に搬送するためのものである。
【0005】
また前記サーマルヘッドT上の保護膜25は、窒化珪素(Si34)やサイアロン(Si-Al-O-N)等の耐磨耗性に優れた無機質材料から成り、発熱素子23等を記録媒体の摺接による磨耗や大気中に含まれている水分等の接触による腐食から保護する作用を為す。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−192761号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のサーマルヘッドにおいては、保護膜25とプラテンローラPの表面を構成する弾性材とは互いに異なる材料により形成されており、双方の運動摩擦係数が異なっていることから、記録媒体をサーマルヘッド上に搬送する際に、記録媒体の表面(保護膜25側)と裏面(プラテンローラ側)とで記録媒体に生じる摩擦力が相違することとなり、記録媒体の搬送状態が不安定となってスティッキング等が生じる原因となっていた。
【0008】
またプラテンローラの弾性材は、ブタジエンゴム等のように比較的軟らかく、表面が粗い材料で形成されており、その表面の運動摩擦係数が0.8〜1.0と大きいことから、記録媒体の裏面側で特に摩擦力が大きくなっており、これによっても記録媒体の搬送状態が不安定となっていた。
【0009】
更に、サーマルヘッド上に搬送される記録媒体の表面には静電気等の影響によって大気中のほこりが引き寄せられる。このような記録媒体がプラテンローラとサーマルヘッドとの間に送り込まれると、記録媒体のほこりがプラテンローラや保護膜25の表面に付着することとなり、プラテンローラからサーマルヘッドへの押圧力の分布にバラツキが生じて印画の濃度むらを形成したり、あるいは、発熱素子23からの熱を良好に記録媒体へ伝導させることを阻害して、サーマルプリンタの熱効率を低下させるおそれがあった。
【0010】
本発明は上記課題を解決すべく案出されたもので、その目的は、記録媒体の搬送状態を安定化させて、良好な印画を形成することが可能な高信頼性のサーマルプリンタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1のサーマルプリンタは、基板と、該基板の上面に配列されている複数の発熱素子と、複数の発熱素子を被覆している保護膜とを有するサーマルヘッドと、前記発熱素子の上方に配設されてい、軸心が金属からなるプラテンローラとを備え、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に記録媒体を送り込みながら印画を行うサーマルプリンタであって、前記発熱素子上に位置する前記保護膜表面、およ前記プラテンローラ表面の双方に同質の撥水性材料からなる絶縁性のオーバーコート層が被着されており、
前記プラテンローラの表面に被着されているオーバーコート層の厚みが前記保護膜の表面に被着されているオーバーコート層の厚みよりも小さいことを特徴とする。
【0012】
また本発明の第2のサーマルプリンタは、基板と、該基板の上面に配列されている複数の発熱素子と、該複数の発熱素子を被覆している保護膜とを有するサーマルヘッドと、前記発熱素子の上方に配設されているプラテンローラとを備え、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に記録媒体を送り込みながら印画を行うサーマルプリンタであって、前記発熱素子上に位置する前記保護膜の表面、および前記プラテンローラの表面の双方に同質の撥水性材料からなるオーバーコート層が被着されており、前記プラテンローラの表面に被着されているオーバーコート層および前記保護膜の表面に被着されているオーバーコート層の双方もしくはいずれか一方の表面の運動摩擦係数が、前記複数の発熱素子の配列方向における両端域よりも中央域で小さくなっていることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタの断面図であり、同図に示すサーマルプリンタは大略サーマルヘッドTとプラテンローラPとで構成されている。
【0019】
前記サーマルヘッドTは、基板1上に部分グレーズ層2や複数の発熱素子3、一対の電極4、保護膜5等を被着させた構造を有しており、そのベースとなる基板1は、アルミナセラミックス等の電気絶縁性材料によって矩形状をなすように形成され、その上面に取着される部分グレーズ層2や発熱素子3,一対の電極4、保護膜5等を支持する支持母材として機能する。
【0020】
前記基板1は、例えばアルミナセラミックスから成る場合、アルミナ、シリカ、マグネシア等のセラミックス原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状に成すとともにこれを従来周知のドクターブレード法等を採用することによってセラミックグリーンシートを形成し、これを所定形状に打ち抜いた上、高温で焼成することにより製作される。
【0021】
また前記基板1の上面には、ガラス製の部分グレーズ層2が基板1の長手方向に帯状に被着され、その頂部付近には複数の発熱素子3が設けられる。
【0022】
前記部分グレーズ層2は、例えば曲率半径1mm〜4mmの断面円弧状をなすように形成されており、その頂部の厚みは20μm〜160μmに設定される。
【0023】
この部分グレーズ層2は、低熱伝導性(熱伝導率:0.7W/m・K〜1.0W/m・K)のガラスにより形成されているため、その内部で発熱素子3の発する熱の一部を蓄積してサーマルヘッドの熱応答特性を良好に維持する作用、具体的には、発熱素子3の温度を短時間で印画に必要な所定の温度まで上昇させる蓄熱層としての作用を為す。
【0024】
尚、前記部分グレーズ層2は、ガラス粉末に適当な有機溶剤を添加・混合して得た所定のガラスペーストを従来周知のスクリーン印刷等によって基板1の上面に帯状に印刷・塗布し、これを高温で焼き付けることによって形成される。
【0025】
更に前記部分グレーズ層2の頂部付近に設けられる多数の発熱素子3は、例えば600dpi(dot per inch)の密度で主走査方向に直線状に配列されており、これらの発熱素子3は各々がTaNやTaSiO,TiSiO等の電気抵抗材料により形成されているため、その両端に電気的に接続される一対の電極4等を介して電源電力が印加されるとジュール発熱を起こし、記録媒体に印画を形成するのに必要な温度、例えば130℃〜350℃の温度となる。
【0026】
また前記発熱素子3に接続される一対の電極4は、発熱素子3等に電力を供給する給電配線として機能するものであり、アルミニウムや銅等の金属材料から成り、部分グレーズ層2上から基板1の表面にかけて被着・導出された上、この導出部で後述するドライバーICの対応する端子等に電気的に接続される。
【0027】
このような発熱素子3や一対の電極4は、従来周知の薄膜形成技術、例えばTaN等の電気抵抗材料とアルミニウム等の金属材料とを部分グレーズ層2を被着させた基板1の上面に従来周知のスパッタリング等によって順次被着させ、これらのスパッタ膜を従来周知のフォトリソグラフィー技術やエッチング技術等を採用し所定パターンに加工することによって形成される。
【0028】
また上述した多数の発熱素子3や一対の電極4の表面には保護膜5が被着され、このような保護膜5によって発熱素子3や一対の電極4等が共通に被覆されている。
【0029】
前記保護膜5は、窒化珪素(Si34)やサイアロン(Si-Al-O-N)等の耐磨耗性に優れた無機質材料から成り、発熱素子3や一対の電極4を記録媒体の摺接による磨耗や大気中に含まれている水分等の接触による腐食から保護する作用を為す。
【0030】
このような保護膜5は、従来周知の薄膜形成技術、例えばスパッタリングを採用し、上述の無機質材料を発熱素子3や一対の電極4等の上面に2μm〜20μmの厚みに被着させることにより形成される。
【0031】
そして前記保護膜5の上面、具体的には発熱素子3の直上に位置する保護膜5の上面には、フッ素樹脂やシリコーン樹脂等の撥水性材料からなるオーバーコート層6が被着されている。
【0032】
前記オーバーコート層6は、例えば0.1μm〜10μmの厚みに形成されており、その表面粗さは例えば算術平均粗さRaで0.03μm〜0.1μmに、表面の運動摩擦係数は例えば0.05〜0.25にそれぞれ設定され、かかる運動摩擦係数が非常に小さいことから、表面に摺接される記録媒体の搬送を安定化させるようになっている。
【0033】
尚、前記オーバーコート層6は、フッ素樹脂からなる場合、例えば液状に成したフッ素樹脂の前駆体を、ディスペンサー等を用いて保護膜5の上面に部分的に塗布するとともに、これを100℃〜200℃の温度で硬化・重合させることによって形成される。
【0034】
一方、前記プラテンローラPはSUSやAl等の金属からなる軸心7に、ブタジエンゴムやシリコーンゴム等の弾性材8を3mm〜15mm程度の厚みにロール状に巻きつけた円柱状の部材であり、サーマルヘッドTの発熱素子3上に回転可能に支持され、記録媒体を発熱素子3上のオーバーコート層6の表面に押圧しつつ記録媒体を発熱素子3の配列と直交する方向に搬送する。
【0035】
そして、かかるプラテンローラPの弾性材表面には、保護膜5の上面に被着されたオーバーコート層6と同質の撥水性材料、例えばフッ素樹脂やシリコーン樹脂等からなるオーバーコート層9が被着されている。
【0036】
前記オーバーコート層9は、その厚みが保護膜上に被着されたオーバーコート層6の厚みよりも小さく設定されており(0.01μm〜0.09μm)、その表面粗さは例えば算術平均粗さRaで0.03μm〜0.1μmに、表面の運動摩擦係数は例えば0.05〜0.25にそれぞれ設定され、更に、オーバーコート層9の運動摩擦係数と保護膜上の運動摩擦係数との差が0.1以内に設定されている。
【0037】
また前記オーバーコート層9は、それ自体、運動摩擦係数が非常に小さいことから、上述したオーバーコート層6と同様に、表面に摺接される記録媒体の搬送を安定化させる作用を為す。
【0038】
このようにオーバーコート層9は、保護膜5の上面に被着されたオーバーコート層6と同様に、撥水性材料により形成されていることから、感熱紙等の記録媒体をサーマルヘッドT上に搬送する際、記録媒体の表面側と裏面側で摩擦力を略等しくなすことができ、記録媒体の搬送状態を安定化させ、良好な印画の形成に供することが可能となる。尚、記録媒体の搬送状態を更に安定化させるには、本実施形態の如く、オーバーコート層6,9間の運動摩擦係数の差を0.1以内に収めることが好ましい。
【0039】
またプラテンローラPの弾性材8は、表面が滑らかな撥水性材料からなるオーバーコート層9で被覆されるため、プラテンローラPの表面の運動摩擦係数が大幅に低減されることとなり、それ故、記録媒体の裏面に印加される摩擦力が大幅に低減され、これによっても記録媒体の搬送状態を安定化させることができる。
【0040】
更に、前記オーバーコート層6,9を構成するフッ素樹脂は、化学結合的に表面が平滑になるため、オーバーコート層6,9の下地となる保護膜5の表面や弾性材8の表面に凹凸が形成されている場合であっても、オーバーコート層6,9の表面の平滑性を高く維持することができるという利点がある。
【0041】
また更に、前記オーバーコート層6,9を構成するフッ素樹脂は優れた防汚作用を備えているため、記録動作に際してオーバーコート層6,9に記録媒体が接触した際に、静電気等の影響によって記録媒体の表面に引き寄せられたほこりがオーバーコート層6,9に付着するのを有効に防止することができ、サーマルヘッドTに対するプラテンローラPからの押圧力を押圧領域全体にわたり略均一にして濃度むらの少ない良好な画像を形成することが可能となり、更には、発熱素子3からの熱を効率的に記録媒体に伝導させてサーマルプリンタの熱効率を高く維持することが可能となる。
【0042】
た更に、前記プラテンローラPの表面に被着されたオーバーコート層9の厚みを保護膜5の表面に被着されたオーバーコート層6の厚みよりも小さくなるように設定したことから、オーバーコート層9の絶縁抵抗がオーバーコート層6よりも小さくなり、記録媒体に付着した静電気がオーバーコート層9に逃げやすくなる。従って、上記静電気によってサーマルヘッドの保護膜が絶縁破壊するといった不具合が有効に防止され、保護膜を長期にわたり良好に機能させることができる。
【0043】
かくして上述したサーマルプリンタは、サーマルヘッドTとプラテンローラPとの間に感熱紙を送り込み、該感熱紙をオーバーコート層6,9の表面に摺接させながら、外部からの画像データに基づいて複数の発熱素子3を個々に選択的にジュール発熱させるとともに、その熱を保護膜5及びオーバーコート層6を介して感熱紙に伝導させ、該伝導させた熱で感熱紙の所定箇所を発色させることで、感熱紙に所定の画像が記録されるようになっている。
【0044】
尚、本発明は上述した実施形態に特に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の改良・変更が可能である。
【0045】
例えば、上述の実施形態において、オーバーコート層6,9の双方もしくはいずれか一方の表面の運動摩擦係数を発熱素子3の配列方向両端域よりも中央域で小さくなるように設定しておけば、サーマルヘッドを長時間にわたり使用することによって、サーマルヘッドに蓄積する熱が発熱素子3の配列方向両端域よりも中央域で多くなり、該中央域の発熱素子3の発熱温度が高くなったとしても、中央域と両端域とで記録媒体とオーバーコート層との摩擦力を略等しくすることができ、記録媒体の搬送状態を更に安定化させることができるという利点がある。
【0046】
【発明の効果】
本発明のサーマルプリンタによれば、前記発熱素子上に位置する保護膜表面及びプラテンローラ表面の双方に同質の撥水性材料からなるオーバーコート層を被着させたことから、感熱紙等の記録媒体をサーマルヘッド上に搬送する際、記録媒体の表面側と裏面側で摩擦力を略等しくなすことができ、記録媒体の搬送状態を安定化させ、良好な印画の形成に供することが可能となる。
【0047】
また、本発明のサーマルプリンタによれば、前記プラテンローラ表面に被着されているオーバーコート層の厚みを保護膜表面に被着されているオーバーコート層の厚みよりも小さくなるように設定することにより、オーバーコート層の絶縁抵抗がサーマルヘッド側よりもプラテンローラ側で小さくなり、記録媒体に付着した静電気がプラテンローラ側のオーバーコート層に逃げやすくなる。従って、サーマルヘッドの保護膜の静電気による絶縁破壊を有効に防止することができ、保護膜を長期にわたり良好に機能させることができる。
【0048】
また、本発明のサーマルプリンタによれば、前記プラテンローラの表面に被着されているオーバーコート層および前記保護膜の表面に被着されているオーバーコート層の双方もしくはいずれか一方の表面の運動摩擦係数が、前記複数の発熱素子の配列方向における両端域よりも中央域で小さくすることによって、サーマルヘッドに蓄積する熱が発熱素子3の配列方向両端域よりも中央域で多くなり、該中央域の発熱素子3の発熱温度が高くなったとしても、中央域と両端域とで記録媒体とオーバーコート層との摩擦力を略等しくすることができ、記録媒体の搬送状態を更に安定化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタの断面図である。
【図2】従来のサーマルプリンタの断面図である。
【符号の説明】
1・・・基板
2・・・部分グレーズ層
3・・・発熱素子
4・・・一対の電極
5・・・保護膜
6,9・・・オーバーコート層
7・・・軸芯
8・・・弾性材
T・・・サーマルヘッド
P・・・プラテンローラ

Claims (2)

  1. 基板と、該基板の上面に配列されている複数の発熱素子と、複数の発熱素子を被覆している保護膜とを有するサーマルヘッドと、前記発熱素子の上方に配設されてい、軸心が金属からなるプラテンローラとを備え、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に記録媒体を送り込みながら印画を行うサーマルプリンタであって、
    前記発熱素子上に位置する前記保護膜表面、およ前記プラテンローラ表面の双方に同質の撥水性材料からなる絶縁性のオーバーコート層が被着されており、
    前記プラテンローラの表面に被着されているオーバーコート層の厚みが前記保護膜の表面に被着されているオーバーコート層の厚みよりも小さいことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 基板と、該基板の上面に配列されている複数の発熱素子と、該複数の発熱素子を被覆している保護膜とを有するサーマルヘッドと、前記発熱素子の上方に配設されているプラテンローラとを備え、前記サーマルヘッドと前記プラテンローラとの間に記録媒体を送り込みながら印画を行うサーマルプリンタであって、
    前記発熱素子上に位置する前記保護膜の表面、および前記プラテンローラの表面の双方に同質の撥水性材料からなるオーバーコート層が被着されており、
    前記プラテンローラの表面に被着されているオーバーコート層および前記保護膜の表面に被着されているオーバーコート層の双方もしくはいずれか一方の表面の運動摩擦係数が、前記複数の発熱素子の配列方向における両端域よりも中央域で小さくなっていることを特徴とするサーマルプリンタ。
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