JP2003191405A - 医療用液体容器用プラスチックフィルム - Google Patents
医療用液体容器用プラスチックフィルムInfo
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Abstract
からなり、プロピレンの単独重合体を主成分とする第1
層と、シール層に近接する第2層と、プロピレンと他の
モノマーとの共重合体を主成分とするシール層とが積層
されてなり、上記第2層がポリアミド系樹脂と、α−オ
レフィンと他のモノマーとの共重合体とを含有する医療
用液体容器用プラスチックフィルム。 【効果】 効果的に誘電シールが行え、更に、耐熱性の
向上、ポリプロピレン等の樹脂とポリアミド系樹脂との
相溶性の改善なども可能で、フィルム加工時の白化を極
力抑え、また121℃の蒸気減菌による白化や樹脂の分
離析出によるスジ模様を抑え、外観性も良く、溶出物等
の問題も発生せず良好なシール性を保持した安全な医療
用液体容器用プラスチックフィルムが得られる。
Description
プラスチックフィルムに関し、より詳しくは、高周波誘
電加熱シールを容易に行うことが可能であり、例えば1
21℃の蒸気滅菌にも耐え、フィルムの白化を抑えた透
明性と柔軟性を保有することができ、更に、内容液中へ
の安全衛生性にも配慮した医療用液体容器用プラスチッ
クフィルムに関する。
シールを行うことで、医療用バッグを形成する方法は、
従来ポリ塩化ビニル(PVC)製のフィルムに対して行
われている技術である。PVCは、それ自体が極性基を
含むために、高周波誘電により容易に発熱する。一方、
近年ダイオキシン等の環境問題からPVCを使用しない
で、ポリオレフィン系のフィルムによってバッグを製造
するようになってきている。この場合、ポリオレフィン
自体には極性基がなく、高周波シール機にてシールする
ことができない。
5−71242号公報ではシール層に極性基を有するポ
リアミド層を設けることで高周波シール性を確保してい
る。しかし、ポリアミド層を単独で内層に用いることは
溶出性の観点から好ましくはない。また、特開平10−
330505号公報では極性を改良する目的でポリアミ
ドを使用することが開示されているが、これも溶出性の
観点から好ましくはない。また、特開平8−15500
9号公報では、ポリエーテルナイロンを内層とする3層
構成の医療用容器が開示されている。しかし、ポリアミ
ド系樹脂は、価格が高く、また溶出性も良くないため内
層に使用するには問題がある。また、ポリアミド系樹脂
とポリオレフィンとは互いに相溶させることが難しく、
ブレンドしてフィルム化した場合には、ポリアミド系樹
脂の含有量が多すぎると白化してしまう問題があり、ま
た、121℃の蒸気滅菌により、互いに分離析出しよう
とすることによって、フィルムにスジ状の模様が発生し
てしまい、外観上好ましくない。
に高周波シール適性を付与する方法として、内層(シー
ル層)に極性基を有する(高周波シール適性のある)樹
脂(例えばポリアミド系樹脂等)をそのまま、あるい
は、他の樹脂とブレンドして使用している。しかしこれ
らの方法では高周波シール適性は向上するが、内容液中
への溶出について安全性を重視する医療用途への適用に
は不向きである。また、ポリアミド系樹脂をそのままシ
ール層とした場合には、製品の落下衝撃強度が低下する
ため実用的ではなく、使用するポリアミド系樹脂等が非
常に高価であり、コスト高となってしまう。また、ポリ
オレフィンとブレンドして使用する場合でもポリオレフ
ィンと極性基のある樹脂(ポリアミド、ポリアクリロニ
トリル等)は相溶性が悪く、フィルムに加工すると白化
したり、121℃の蒸気滅菌によって更に白化し、内容
液の目視確認等が行い難い等の問題が発生する。また蒸
気滅菌によってブレンドした樹脂が互いに分離析出しよ
うとして、外観上、スジ模様が発生したりする。
で、例えば121℃の蒸気滅菌を行っても、内容液が見
えなくなるような白化を起こさず、透明性と柔軟性を保
持することができ、しかも内容液中への溶出物も少ない
高強度なフィルムであり、更に、高周波シール適性も良
好な医療用液体容器用プラスチックフィルムを提供する
ことを目的とする。
解決すべく、鋭意検討した結果、高周波シール適性を付
与するためにポリアミド系樹脂を使用し、これをシール
層に近接する第2層に含有させることで、ポリアミド系
樹脂の使用量を少なくでき、内容液中への溶出の問題を
解決し、また、121℃の蒸気減菌によりポリオレフィ
ンとブレンドしたポリアミド系樹脂との分離析出による
スジ模様の発生や白化を極力抑えるために、α−オレフ
ィンと他のモノマーとの共重合体をポリオレフィンとポ
リアミド系樹脂との相溶化剤として含有させ、更に、上
記効果を更に高めるために、アイオノマーを含有させ、
また、シール層はポリオレフィンとの相溶性の悪いポリ
アミド系樹脂等の高周波誘電加熱が可能な樹脂を含まな
いために、落下衝撃強度の高いフィルムとすることが可
能となることを見出し、本発明をなすに至った。
も3層の積層体からなる医療用液体容器用プラスチック
フィルムであって、プロピレンの単独重合体を主成分と
する第1層と、シール層に近接する第2層と、プロピレ
ンと他のモノマーとの共重合体を主成分とするシール層
とが積層されてなり、上記第2層がポリアミド系樹脂
と、α−オレフィンと他のモノマーとの共重合体とを含
有することを特徴とする医療用液体容器用プラスチック
フィルムを提供する。なお、本発明において、「シール
層に近接する」の意味はシール層の近くに存在すると言
う意味であり、誘電加熱の機能に関与しない層を存在さ
せることなく、シール層に直接、または、接着剤や接着
用の樹脂層を介して隣接することを意味する。
ィルムは、プロピレンの単独重合体を主成分とする第1
層と、シール層に近接する第2層と、プロピレンと他の
モノマーとの共重合体を主成分とするシール層とが積層
され、上記第2層がポリアミド系樹脂と、α−オレフィ
ンと他のモノマーとの共重合体とを含有しているので、
シール層に近接する層に高周波誘電加熱の機能が付与さ
れており、これによって、効率的に誘電シールが行える
ので、ポリアミド系樹脂の使用量を最小限に抑えること
ができ、内容液中への溶出物を極力抑えた安全性の高い
フィルムとすることが可能となる。
ン系樹脂を含有し、該ポリプロピレン系樹脂を40〜7
0質量%、上記α−オレフィンと他のモノマーとの共重
合体を10〜50質量%、上記ポリアミド系樹脂を2〜
15質量%含有するものであったり、更にアイオノマー
を含有するものであると、ポリプロピレン等の樹脂と相
溶性の悪いポリアミド系樹脂との相溶性が悪いことに起
因する白化の問題と、スジ模様を解決することができる
ので、より好適である。そして、上記第2層がZn系ア
イオノマーを含有するものである場合、その含有量が2
〜15質量%であると、より効果的である。
トマー、より好ましくはスチレン系エラストマーを含有
するものであると、ポリオレフィンとの相溶性が良いた
めに透明性が向上することと、柔軟性を向上させること
ができるので、より好適である。
ピレンと他のモノマーとの共重合体がプロピレンとエチ
レンとのランダム共重合体であり、該ランダム共重合体
におけるエチレンの含有量が5〜40質量%であると、
低温時の落下強度が優れるので、より好適である。
レンと他のモノマーとの共重合体が、プロピレンと他の
モノマーとの非エラストマー系共重合体、プロピレン系
エラストマー、又は上記非エラストマー系共重合体と上
記プロピレン系エラストマーとの混合物であると、柔軟
性の更なる向上による落下強度がはかれるので、より好
適である。
μmであると、上記第2層のみに高周波誘電加熱が可能
な樹脂を含有させたことによるシール性への影響を抑え
ることが可能で、この範囲内であれば良好なシール強度
を確保することが可能であるので、より好適である。
容器用プラスチックフィルムは、ポリプロピレン等の樹
脂とポリアミド系樹脂との相溶性が改善され、加工時の
白化も極力抑えられており、また、121℃の蒸気滅菌
による白化や樹脂の分離析出によるスジ模様の抑制、外
観の向上も可能であり、更に、高周波誘電加熱が可能な
ポリアミド系樹脂がシール層に含有されず、シール層に
近接する第2層に含有されるため、溶出物等の問題も発
生せず、良好なシール性を保持した安全なフィルムであ
るので、医療用液体容器の形成材料として特に有用であ
る。
細に説明する。本発明の医療用液体容器用プラスチック
フィルムは、シール層を含む3層以上の積層フィルムで
あり、プロピレンの単独重合体を主成分とする第1層
と、シール層に近接する第2層と、プロピレンと他のモ
ノマーとの共重合体を主成分とするシール層とが積層さ
れたものであり、上記第2層に高周波誘電加熱が可能な
樹脂としてポリアミド系樹脂、また、ポリアミド系樹脂
とポリオレフィンとの相溶化剤としてα−オレフィンと
他のモノマーとの共重合体を含有するものである。
の単独重合体(PPホモポリマー)としては、溶断シー
ルの妨げとならず、医療用液体容器の形成材料として使
用し得るものであれば、その特性が特に制限されるもの
ではなく、例えば1種類のPPホモポリマーのみを使用
することもできるが、耐熱性、溶断シール性、製膜性、
フィルム強度などを考慮すれれば、2種以上のPPホモ
ポリマーを230℃におけるMFRが5g/10分以下
となるように混合することが望ましい。
合して形成する場合、その組み合わせは、特に制限され
るものではないが、例えば2種類のPPホモポリマーを
混合するのであれば、230℃におけるMFRが0.1
〜5g/10分、特に0.5〜4g/10分であり、密
度が880〜913kg/m3であるPPホモポリマー
(A)と、230℃におけるMFRが5〜50g/10
分、特に6〜20g/10分であり、密度が880〜9
13kg/m3であるPPホモポリマー(B)とを組み
合わせると、好適である。また、その配合比としては、
(A):(B)(質量比)=1:9〜9:1、特に2:
8〜8:2とすると、好適である。また、この場合、フ
ィルムの加工性を考慮すれば、混合したときの樹脂全体
の230℃におけるMFRが5g/10分以下、特に2
〜5g/10分となるようにすると、より好適である。
更に、メタロセン触媒を用いて重合されたポリプロピレ
ンを使用すると、より効果的である。
よって構成されている必要はなく、表面層としての特性
を損なわない限り、例えばオレフィンとプロピレンとの
ランダム共重合体等を混合することもでき、このように
混合樹脂とする場合、PPホモポリマーの配合割合は、
50質量%以上、特に70質量%以上とすることが好ま
しい。そして、この層にも誘電加熱が可能な樹脂が配合
されていても良いが、フィルムをロール状に巻き取った
ときに、シール層と第1層とが接触して誘電加熱が可能
な樹脂がシール層に移行する場合があるので、第1層に
は誘電加熱が可能な樹脂を配合しないことが好ましい。
はないが、5〜20μm、特に6〜18μmとすると好
適である。層厚さが薄すぎると、充分な耐熱性を得るこ
とができなかったり、高周波溶断シール適性が悪化する
場合があり、厚すぎると充分な柔軟性が得られず、ま
た、必要な衝撃強度、落下強度が得られない場合があ
る。なお、いずれの層厚さであっても第1層の層厚さ
は、フィルム全体の厚さの15%以下であることが望ま
しい。
ポリアミド系樹脂と、α−オレフィンと他のモノマーと
の共重合体とを混合したものであり、これらのみによっ
て形成されていても良いが、更に、ポリプロピレン系樹
脂(PP系樹脂)を混合すると、耐熱性が向上するの
で、より好適である。
プロラクタム、アミノカプロン酸、エナントラクタム、
7−アミノヘプタノール酸及び11−アミノウンデカン
酸等のポリマー、又は、ジアミン(ブタンジアミン、ヘ
キサメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデ
カメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、m−キ
シレンジアミン等)とジカルボン酸(テレフタル酸、イ
ソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン二塩基
性酸、グルタル酸等)とのポリ縮合により得られるポリ
マー、これらのコポリマー又はこれらのブレンドなどが
好適に使用される。また、脂肪族ポリアミド樹脂(ポリ
アミド4.6、ポリアミド6、ポリアミド6.6、ポリ
アミド6.10、ポリアミド11、ポリアミド12、ポ
リアミド6.12等)、芳香族ポリアミド樹脂(ポリ
(ヘキサメチレンジアミン・ターフタルアミド)、ポリ
(ヘキサメチレン・イソフタルアミド)、キシレン基含
有ポリアミド、無定形ポリアミド等)なども好適であ
る。これらの中では、ポリアミド6、ポリアミド6.
6、ポリアミド12などがより好適である。
体としては、エチレンやプロピレンと炭素数が3〜10
のα−オレフィンとの共重合体を挙げることができ、例
えば、エチレンやプロピレンを共重合させた三井化学
(株)製のタフマー等が好適に使用できる。
も良いが、柔軟性と落下強度、衝撃強度などを考慮すれ
ば、プロピレンと他のモノマーとのランダム共重合体で
あることが望ましく、上記他のモノマーがエチレンであ
れば、透明性により優れるので、特に好適である。この
場合、共重合体のエチレン含量は、特に制限されるもの
ではないが、通常、5〜40質量%、特に10〜30質
量%とすると好適である。エチレン含量が高すぎるとゴ
ム状となる場合があり、低すぎると充分な柔軟性、落下
強度、衝撃強度が得られない場合がある。なお、プロピ
レンとエチレンとのランダム共重合体は、三菱化学
(株)製のSPX#8000シリーズやチッソ(株)製
のVSRシリーズなどとして市販されているもの等を好
適に使用することができる。
が混合樹脂の場合、PP系樹脂とα−オレフィンと他の
モノマーとの共重合体とポリアミド系樹脂との配合比率
が特に制限されるものではないが、PP系樹脂を40〜
70質量%、特に50〜60質量%、α−オレフィンと
他のモノマーとの共重合体を10〜50質量%、特に2
5〜45質量%、ポリアミド系樹脂を2〜15質量%、
特に5〜10質量%となるように混合すると、好適であ
る。PP系樹脂の配合量が多すぎると柔軟性が劣る場合
があり、α−オレフィンと他のモノマーとの共重合体の
配合量が多すぎると耐熱性が低下する場合がある。一
方、ポリアミド系樹脂の配合量が多すぎると、内容液の
状態を確認できないほどの激しい白化が生じる場合があ
る。
脂のみによって構成することもできるが、更に、アイオ
ノマーが混合されていると、ポリオレフィンとポリアミ
ド系樹脂との相溶性を改善し、透明性の改善がはかれる
ので、より好適である。アイオノマーとしては、医療用
液体容器の形成材料として使用可能なものであれば、そ
の種類は特に制限されるものではなく、例えば三井化学
(株)製のハイミラン等のZn系アイオノマー、三井化
学(株)製のAM79261等のナイロン含有アイオノ
マーなどが好適に使用されるが、これらの中でも特に上
記Zn系アイオノマーはポリアミド系樹脂と錯体を形成
させることで更に白化を抑え、透明性を高めることがで
き、より好適である。
合量は特に制限されるものではなく、アイオノマーの種
類などによって適宜選定することができ、例えば上記Z
n系アイオノマーを配合する場合、上記混合樹脂全体
(第2層全量)に対して2〜15質量%、特に3〜10
質量%となるようにすると、より好適である。配合量が
少なすぎると透明性が劣る場合があり、多すぎると内容
液中への溶出の懼れが生じる場合がある。
更に、熱可塑性エラストマーが混合されていると、より
好適であり、熱可塑性エラストマーとしては、医療用液
体容器の形成材料として使用可能なものであれば、その
種類は特に制限されるものではなく、スチレン系、オレ
フィン系、塩化ビニル系、ウレタン系、エステル系、ア
ミド系、塩素化ポリエチレン系、Syn−1,2−ポリ
ブタジエン、Trans−1,4−ポリイソプレン、フ
ッ素系等が使用できるが、特にポリスチレン−ビニルポ
リイソプレン、ポリスチレン−水素添加ビニルポリイソ
プレン、ポリスチレン−ビニルポリイソプレン−ポリス
チレン、ポリスチレン−水素添加ビニルポリイソプレン
−ポリスチレン、ポリスチレン−エチレンブテン、ポリ
スチレン−エチレンブテン−ポリスチレン、ポリスチレ
ン−エチレンプロピレン、ポリスチレン−エチレンプロ
ピレン−ポリスチレン、ポリスチレン−プロピレンブテ
ン、ポリスチレン−プロピレンブテン−ポリスチレン、
水素添加ポリスチレン−ブタジエン、水素添加ポリスチ
レン−ブタジエン−水素添加ポリスチレン、ポリスチレ
ン−エチレンブチレン、ポリスチレン−エチレンブチレ
ン−ポリスチレン、ポリスチレン−エチレンブチレン−
ポリエチレン、ポリスチレン−エチレンブチレン−ポリ
プロピレン、ポリスチレン−エチレンプロピレン−ポリ
エチエレン、ポリスチレン−エチレンプロピレン−ポリ
プロピレン、ポリスチレン−エチレンブテン−ポリエチ
レン、ポリスチレン−エチレンブテン−ポリプロピレ
ン、ポリスチレン−プロピレンブテン−ポリエチレン、
ポリスチレン−プロピレンブテン−ポリプロピレン等の
スチレン系エラストマーなどが好適である。
接する第2層を構成する上記混合樹脂に配合する場合、
その配合量は特に制限されるものではなく、エラストマ
ーの種類などによって適宜選定することができるが、通
常、上記混合樹脂全体(第2層全量)に対して3〜30
質量%、特に5〜20質量%となるようにすると、より
好適である。配合量が少なすぎると十分な柔軟性が得ら
れない場合があり、多すぎると樹脂価格が高価であり、
フィルムが高価になってしまう場合がある。
アミド系樹脂に加えて、さらに、別の高周波誘電加熱可
能な樹脂を含有すると、高周波溶断シール性がさらに向
上するので、より好適である。このような樹脂として
は、PVC、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ
樹脂、多価アルコール、アクリレート系樹脂、EVO
H、EVA、EMA、EMMA、EAA、EEA、EM
AA、ポリウレタン、ポリエステル、アミドワックス、
ブチリルクエン酸トリヘキシル、ポリエーテル系ナイロ
ン、スチレン系エラストマー、エチレン−酸無水物−コ
モノマー共重合体、ポリエステル系エラストマーなどが
好適である。
樹脂を混合する場合、該樹脂の配合割合は、第2層の全
量に対して5質量%以下、特に1〜3質量%とすること
が好ましい。配合量が多すぎると、高周波誘電加熱適性
は向上するが、内容液中への溶出量が問題となる場合が
ある。
はないが、40〜300μm、特に80〜200μmと
すると好適である。層厚さが薄すぎると、必要な柔軟性
と強度が得られない場合があり、厚すぎると強度は向上
するものの、柔軟性が損なわれたり、高圧蒸気滅菌によ
り白化したり、コストアップの要因となる場合がある。
の共重合体を主成分とするものであれば良く、上記他の
モノマーの種類は、特に制限されないが、医療用容器の
形成材料であり、また、高圧蒸気滅菌後の白化と落下強
度などを考慮すれば、エチレンとのランダム共重合体で
あることが望ましい。この場合、共重合体のエチレン含
量は、特に制限されるものではないが、通常、5〜40
質量%、特に10〜30質量%とすると好適である。エ
チレン含量が高すぎるとゴム状となる場合があり、低す
ぎると充分な柔軟性、落下強度、衝撃強度などが得られ
ない場合がある。また、上記共重合体は、シール強度を
考慮すれば、230℃におけるMFRが1〜8g/10
分、特に1.5〜6g/10分であり、密度が850〜
980kg/m3、特に880〜940kg/m3である
と、より好適である。
共重合体は、一般的に市販されているものを好適に使用
することができる。
モノマーとの共重合体としては、上記プロピレンとエチ
レンとのランダム共重合体以外に、プロピレンと他のモ
ノマーとの非エラストマー系共重合体、プロピレン系エ
ラストマー、又は上記非エラストマー系共重合体と上記
プロピレン系エラストマーとの混合物(以下、これらを
総称して「プロピレン系エラストマー等」という。)を
使用することもできる。プロピレン系エラストマーとし
て、より具体的には、例えば次に挙げるハードセグメン
トとソフトセグメントとの組み合わせであればよく、ハ
ードセグメントとしては、ポリプロピレン、ポリプロピ
レンとポリエチレン等のポリプロピレン以外のポリオレ
フィンとの混合物、ソフトセグメントとしては、水素添
加ブタジエンラバー、EPDM、EPM、EBM、NB
R、ブチルゴム、天然ゴム、ニトリルゴム等を挙げるこ
とができる。
チレン・プロピレンラバー)を多段リアクター内で重
合、生成してポリマーアロイ化したリアクターTPOな
どのポリマーアロイ、架橋ポリオレフィンアロイであっ
ても良い。なお、プロピレン系エラストマーは、上記プ
ロピレンとエチレンとのランダム共重合体と同様に、一
般的に市販されているものを好適に使用することができ
る。
体的には、例えば三菱化学(株)製のゼラスシリーズな
どを好適に使用することができる。
ンとのランダム共重合体のみによって構成することもで
き、更に、上記プロピレン系エラストマー等を適宜割合
で混合したり、上記プロピレン系エラストマー等のみに
よって構成することもできる。
モノマーとの共重合体が主成分となり、本発明の効果を
妨げない限り、例えばポリエチレンをハードセグメント
とし、上記同様のソフトセグメントを組み合わせたプロ
ピレン系エラストマー以外のオレフィン系エラストマー
を配合することもできる。
ノマーとの共重合体を主成分とするものであり、その配
合量は上記共重合体の種類などによって適宜選定するこ
とができ、例えばプロピレンとエチレンとのランダム共
重合体であれば、シール層の全量に対して30〜100
質量%、特に40〜100質量%となるようにすると、
より好適である。一方、上記プロピレン系エラストマー
等を使用する場合、シール層の全量に対し30〜100
質量%、特に40〜100質量%とすることが好まし
い。
ものではないが、10〜120μm、特に30〜100
μmとすると好適である。層厚さが薄すぎると、充分な
シール強度が得られなかったり、シール層に近接する第
2層に熱可塑性エラストマーやポリアミド系樹脂や他の
高周波誘電加熱可能な樹脂、アイオノマー等を混合した
時に、内容液への溶出問題などが生じる場合があり、厚
すぎると充分な柔軟性が得られなかったり、第2層にポ
リアミド系樹脂や他の高周波誘電加熱用樹脂を混合した
時に、高周波シール時の発熱が充分にシール界面に伝達
されない場合がある。
ムは、上述したように第1層、第2層、シール層及び必
要に応じて他の層とを積層したものであり、これらの層
厚さの比率は、特に制限されるものではないが、各層が
上記各層の好適な層厚さの範囲内であり、且つ上述した
ように、第1層の層厚さがフィルム全体の厚さの15%
以下であると、更に好適である。
ムは、上記構成からなる限り、その物性などが特に制限
されるものではないが、形成した医療用液体容器が高圧
蒸気滅菌処理直後の内容液の検査を速やかに効率良く行
えるようにすることを考慮すれば、121℃、30分間
の高圧蒸気滅菌直後のJIS−7105による全光線透
過率が80%以上、特に85%以上、JIS−K710
5によるヘイズが30%以下、特に25%以下であるこ
とが望ましく、また、121℃、30分間の高圧蒸気滅
菌直後のJIS−7127による引張弾性率が300M
Pa以下、好ましくは10〜300MPa、より好まし
くは50〜200MPaであることが望ましい。
ムは、その製膜方法が特に制限されるものではないが、
接着剤、接着性樹脂などからなる接着層を介することな
く積層することが好ましく、例えば共押出しTダイ法又
は共押出しインフレーション法により好適に製膜するこ
とができる。なお、共押出しインフレーション法の場合
には、水冷方式がより好ましい。
フィルムは、上記三層構成に制限されるものではなく、
第2層がシール層に近接する層となり、且つ該フィルム
の上記作用効果、特性などを損なわない限り、更に、他
の層を積層することができ、例えばポリエステル、ポリ
プロピレン、ポリアミド、PVDC、ポリエチレンなど
を積層することができる。
ムは、これを形成材料として、例えば輸液用バッグを作
成することができる。この場合、例えばプラスチックフ
ィルムをシール層が容器最内層となるように重ね合わせ
た後、内容液(ここでは輸液)注入、排出用の注出部材
を供えた所定の形状の袋体となるように高周波誘電加熱
シール機を用いて周波数10〜40MHzの高周波誘電
加熱により必要個所の溶断、シールを行ってバッグを作
成するか、ヒートシール機を用いて、150〜240℃
でヒートシールすることにより、袋体(バッグ)とす
る。また輸液を上記注出部材又は別の注入口から注入し
てキャップを締める、又はシールするなどの手段により
輸液をバッグ内に密閉収納し、これに例えば105〜1
21℃、30〜60分間程度加熱する高圧蒸気滅菌処理
を施して、輸液の保存、運搬に使用することができる。
スチックフィルムにより輸液用バッグを作成すると、上
記高圧蒸気滅菌処理によって生じる白化が非常に少な
く、高圧蒸気滅菌処理直後に連続して内容液(輸液)の
検査を速やかに行うことができるので、製袋工程、内容
液の充填工程、高圧蒸気滅菌処理工程、内容液の検査工
程という一連の工程を連続的に行うことが可能となり、
従って、このような一連の工程を自動化ラインで行うこ
とも可能となり、また、従来のように高圧蒸気滅菌後の
白化を回復させるため、例えば24〜72時間程度の時
間をかけなくてよく、トータルコストが低く押さえられ
る。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
して差し支えない。
ックフィルムを実施例によって、より具体的に説明する
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
しTダイ法により実施例1〜5の医療用液体容器用プラ
スチックフィルムを製膜し、各フィルムについて、12
1℃、30分間の高圧蒸気滅菌直後のJIS−K710
5による全光線透過率(透明度)、JIS−K7105
によるヘイズ、JIS−K7127による引張弾性率を
測定した。更に、各フィルムについて、第14改正日本
薬局方プラスチック製医薬品容器試験法中の「プラスチ
ック製水性注射剤容器」試験に準拠して適性試験を行
い、医療用液体容器の形成材料としての適性を判定し
た。また、JIS−K0101による総有機体炭素(T
OC)を測定した。結果を表1に併記する。なお、溶出
物試験は、各フィルムを内面積が15cm×20cm
(600cm2)のバッグ状とし、精製水充填量;20
0ml、高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ);121
℃,30分間の条件で行った。
PPホモポリマーは、230℃におけるMFRが2.7
g/10分、密度が900kg/m3のポリプロピレン
単独重合体(出光石油化学(株)製)であり、PPホ
モポリマーは、230℃におけるMFRが7.5g/1
0分、密度が900kg/m3のポリプロピレン単独重
合体((株)グランドポリマー製)である。
系樹脂は、230℃におけるMFRが3.1g/10
分、密度が890kg/m3のエチレン含量20質量%
のエチレンとプロピレンとのランダム共重合体(三菱化
学(株)製)であり、ポリプロピレン系樹脂は、23
0℃におけるMFRが3.5g/10分、密度が900
kg/m3のエチレンとプロピレンのランダム共重合体
(チッソ(株)製)であり、α−オレフィンと他のモ
ノマーとの共重合体は、230℃におけるMFRが1.
8g/10分、密度が870kg/m3のエチレン−α
−オレフィン共重合体(三井化学(株)製 タフマー
P−0428)であり、α−オレフィンと他のモノマ
ーとの共重合体は、230℃におけるMFRが5.4g
/10分、密度が870kg/m3のエチレン−α−オ
レフィン共重合体(三井化学(株)製 タフマー P−
0248)である。熱可塑性エラストマー(スチレン
系)は、ポリスチレンにビニル−ポリイソプレンを水素
添加したスチレン含有量20質量%のスチレン系エラス
トマーであって、230℃におけるMFRが0.7g/
10分、密度が900kg/m3(クラレ(株)製)で
あり、ポリアミド系樹脂は、融点177℃、相対粘度
2.85のナイロン12のホモグレード(宇部興産
(株))であり、ポリアミド系樹脂は、融点220
℃、相対粘度3.5のナイロン6(宇部興産(株))で
ある。Zn系アイオノマーは三井デュポンポリケミカ
ル(株)のハイミランである。
ロピレンのランダム共重合体は、230℃におけるMF
Rが3.1g/10分、密度が890kg/m3のエチ
レン含量20質量%のエチレンとプロピレンとのランダ
ム共重合体(三菱化学(株)製)であり、プロピレン
系エラストマーは、230℃におけるMFRが3.2g
/10分、密度が890kg/m3のプロピレン系リア
クターTPO(三菱化学(株)製)である。
シール層に近接する第2層は、少なくともポリアミド系
樹脂と、α−オレフィンと他のモノマーとの共重合体と
を混合したものであり、これらによって誘電加熱の機能
が付与され、シール層との距離も近いので、効果的に誘
電シールが行える。そしてこの層に、ポリプロピレン系
樹脂(PP系樹脂)を混合すると、耐熱性が向上するの
で、より好適である。
とポリプロピレン等の樹脂とポリアミド系樹脂との相溶
性が改善され、フィルム加工時の白化を極力抑え、また
121℃の蒸気減菌による白化や樹脂の分離析出による
スジ模様を抑え、外観性も良く、溶出物等の問題も発生
せず良好なシール性を保持した安全な医療用液体容器用
プラスチックフィルムが得られる。
Claims (10)
- 【請求項1】 シール層を含む少なくとも3層の積層体
からなる医療用液体容器用プラスチックフィルムであっ
て、プロピレンの単独重合体を主成分とする第1層と、
シール層に近接する第2層と、プロピレンと他のモノマ
ーとの共重合体を主成分とするシール層とが積層されて
なり、上記第2層がポリアミド系樹脂と、α−オレフィ
ンと他のモノマーとの共重合体とを含有することを特徴
とする医療用液体容器用プラスチックフィルム。 - 【請求項2】 上記第2層が、更にポリプロピレン系樹
脂を含有し、該ポリプロピレン系樹脂を40〜70質量
%、上記α−オレフィンと他のモノマーとの共重合体を
10〜50質量%、上記ポリアミド系樹脂を2〜15質
量%含有する請求項1記載の医療用液体容器用プラスチ
ックフィルム。 - 【請求項3】 上記第2層が、更にアイオノマーを含有
する請求項1又は2記載の医療用液体容器用プラスチッ
クフィルム。 - 【請求項4】 上記アイオノマーがZn系アイオノマー
である請求項3記載の医療用液体容器用プラスチックフ
ィルム。 - 【請求項5】 上記第2層がZn系アイオノマーを2〜
15質量%含有する請求項4記載の医療用液体容器用プ
ラスチックフィルム。 - 【請求項6】 上記第2層が、更に熱可塑性エラストマ
ーを含有する請求項1乃至5のいずれか1項記載の医療
用液体容器用プラスチックフィルム。 - 【請求項7】 上記熱可塑性エラストマーがスチレン系
エラストマーである請求項6記載の医療用液体容器用プ
ラスチックフィルム。 - 【請求項8】 上記シール層の主成分であるプロピレン
と他のモノマーとの共重合体がプロピレンとエチレンと
のランダム共重合体であり、該ランダム共重合体におけ
るエチレンの含有量が5〜40質量%である請求項1乃
至7のいずれか1項記載の医療用液体容器用プラスチッ
クフィルム。 - 【請求項9】 上記シール層の主成分であるプロピレン
と他のモノマーとの共重合体が、プロピレンと他のモノ
マーとの非エラストマー系共重合体、プロピレン系エラ
ストマー又は上記非エラストマー系共重合体と上記プロ
ピレン系エラストマーとの混合物である請求項1乃至7
のいずれか1項記載の医療用液体容器用プラスチックフ
ィルム。 - 【請求項10】 上記シール層の厚みが10μm〜12
0μmである請求項1乃至9のいずれか1項記載の医療
用液体容器用プラスチックフィルム。
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