JPH09314772A - ポリプロピレン系樹脂を最外層とする包装用積層フィルム - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂を最外層とする包装用積層フィルム

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JPH09314772A
JPH09314772A JP15169196A JP15169196A JPH09314772A JP H09314772 A JPH09314772 A JP H09314772A JP 15169196 A JP15169196 A JP 15169196A JP 15169196 A JP15169196 A JP 15169196A JP H09314772 A JPH09314772 A JP H09314772A
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layer
resin
packaging
laminated film
weight
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JP15169196A
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Seiichi Ibe
清一 伊部
Takeo Omori
武雄 大森
Takashi Sato
孝 佐藤
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Kureha Corp
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Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、耐ピンホール性、透明性、
ガスバリヤー性および成形性に優れるとともに、適度な
柔軟性、優れたラベル適性を有する包装用多層フィルム
を提供することにある。 【解決手段】 最外層がポリプロピレン樹脂とSEBS
ブロック共重合体とからなり、酸素バリヤー層が下記
(1)〜(5)のいずれかの構成、即ち、 (1)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(以下、
「EVOH」と称する)と変性アイオノマ−からなる (2)EVOHとアイオノマーとポリアミドからなる (3)塩化ビニリデン系樹脂からなる (4)ポリアクリロニトリルもしくは不飽和ニトリル系
樹脂からなるか、または (5)芳香族ポリアミド系樹脂からなり、最内層である
シール層がVLDPEからなる包装用積層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリプロピレン樹
脂とSEBSブロック共重合体とからなる樹脂層を最外
層とし、VLDPEからなる層を最内層であってシール
層とする包装用積層フィルムに関する。本発明で提供さ
れる包装用積層フィルムは、耐ピンホール強度、透明性
に優れるとともに、適度な柔軟性を有しており、物品の
包装、主として畜肉食品、水産加工品、加工食品等の包
装に用いられる。
【0002】
【従来の技術】食品の包装形態が多種類にわたってきて
いるが、それぞれの包装形態により用いられるフィルム
に要求される性質は異なるものである。例えば、深絞り
包装用フィルムとしては被包装物とフィルムとの間が密
着していることが要求される。これは、被包装物が非食
品であっても、フィルムが被包装物の形状に沿って密着
していることが包装品の外観を綺麗いに見せる点で要求
される。また食肉などの様に液汁分離を起こしやすい被
包装物にあっては、フィルムと被包装物との間の空隙に
液汁が分離し、外観をそこねたり、腐敗の原因となった
りするので密着すること(密着性)が望まれる。さら
に、被包装品が明瞭に見えること(透明性)、一次成
形、二次成形においてフィルムに皺が入らないこと(成
形性)、包装品自体が酷使に耐えること(耐ピンホール
性)、包装品にラベルが貼り易いこと(ラベル適性)等
が望まれる。同様の特性は深絞り包装に限らず、ピロー
包装、パウチ等に於ても同様に望まれる。
【0003】これらの要望を満たすべく、従来から多く
のフィルムが提案され、現在実用に供されている。例え
ば、最外層にポリプロピレン系樹脂、酸素バリヤー層に
EVOH、中間層にLLDPE、最内層にエチレン−メ
チルメタクリル酸共重合体を使用した深絞り成型用積層
フィルム、また、最外層に6Ny、酸素バリヤー層にE
VOH、中間層にEVA、最内層にエチレン−アクリル
酸共重合体を使用した深絞り成型用フィルム等が市販さ
れている。これらのフィルムは、それぞれ市場に受け入
れられ、その特徴が評価されているが上述の要望点につ
いてさらなる改善が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐ピ
ンホール性、透明性、ガスバリヤー性、成形性に優れる
とともに、適度な柔軟性、優れたラベル適性を有する包
装用多層フィルムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ポリプロ
ピレン樹脂とSEBSブロック共重合体からなる樹脂を
最外層とし、VLDPEからなる層を最内層(シール
層)とする包装用積層フィルムが、かかる課題を解決し
得ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、最外層がポリプロピレ
ン樹脂とスチレン・エチレン・ブチレン・スチレン(以
下、「SEBS」と称する)ブロック共重合体とからな
り、酸素バリヤー層が下記(1)〜(5)のいずれかの
構成、即ち、 (1)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(以下、
「EVOH」と称する)と変性アイオノマ−からなる (2)EVOHとアイオノマーとポリアミドからなる (3)塩化ビニリデン系樹脂からなる (4)ポリアクリロニトリルもしくは不飽和ニトリル系
樹脂からなるか、または (5)芳香族ポリアミド系樹脂からなり、最内層である
シール層がVLDPEからなる包装用積層フィルムおよ
びかかる積層フィルムを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳細に説明す
る。本発明で使用する最外層の樹脂組成はポリプロピレ
ン樹脂とSEBSブロック共重合体とからなり、この樹
脂層は本発明を構成する他の樹脂層との組み合わせに於
いて、積層フィルムの透明性、ラベル適性の向上に寄与
するものである。
【0008】最外層を構成するポリプロピレン樹脂は、
この樹脂層において基材となるものでプロピレンホモポ
リマーのほか、エチレン等のプロピレン以外のα−オレ
フィンとプロピレンとの共重合体であってもよい。ま
た、共重合体はランダムコポリマー、ブロックコポリマ
ーのいずれであってもよい。ポリプロピレン樹脂の物性
としては特に限定するものではないが、通常フィルム成
形に適したメルトインデックス(MFR)が0.5〜2
0g/10分(JIS K6758に準拠、230℃,
2.16Kg荷重で測定)の範囲にあるもの、特に0.
5〜10g/10分の範囲にあるものが好ましく、また
密度が0.89〜0.91g/cm3の範囲にあるもの
が好ましい。また、得られる包装用フィルムの使用対象
食品や使用方法により異なるが、結晶融点が通常140
℃以上、好ましくは145℃以上のものが望ましい。
【0009】本発明で使用されるSEBSブロック共重
合体は熱可塑性エラストマーの一種であり、前記のポリ
プロピレン樹脂との相溶性に優れ、この層の透明性を向
上させるのに重要な役割を果たすものと考えられる。ま
た、この層に柔軟性を与えている。SEBSブロック共
重合体は、スチレン・ブタジエン・スチレン(SBS)
ブロック共重合体を水素化(水添)処理して得られる。
水添原料であるSBSブロック共重合体には、スチレン
成分の一部にα−メチルスチレン、ビニルトルエン、p
−tert−ブチルスチレン、ビニルキシレン、エチル
ビニルキシレン、ビニルナフタレン等のビニル芳香族化
合物が、またブタジエン成分の一部にイソプレン、1,
3−ペンタジエン、2,3−ジメチルブタジエン等が用
いられていてもよい。またブロック共重合体としては種
々の構造のものが例示されるが、末端ブロックがスチレ
ンからなるものが好ましい。ブロック共重合体の重量平
均分子量は、好ましくは約10,000〜約1000、
000、特に約20、000〜300,000の範囲で
あることが好ましい。
【0010】SBSブロック共重合体の水素化物として
は、脂肪族二重結合の90%以上、特に99%以上が水
素化されたものが好ましい。この様な水素化物は特開昭
52−150457号公報にも記載されているように、
ブタジエン重合体ブロック中のブタジエン単位がある割
合で1,2−配置をとるため、エチレンおよび1−ブテ
ン(1−ブチレン)の正規共重合体ブロック(EB)で
あるか、またはこれと似た構造のものとなる。このた
め、通常スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロ
ック共重合体(SEBSブロック共重合体)と称され、
日本合成ゴム株式会社の「ダイナロン 1320P」、
アロン化成株式会社の「エラストマーAR」やシェル化
学株式会社のクレイトン G(Kraton G)等の
商品名で市販されている。なお、引用したSEBSブロ
ック共重合体は上記の通りであるが、本発明のSEBS
ブロック共重合体には、これ以外にスチレン・イソプレ
ン・スチレン(SIS)ブロック共重合体を同様に水添
して得られる水素化物も含まれるものとする。
【0011】本発明の最外層における樹脂組成中、ポリ
プロピレン樹脂は好ましくは90〜60重量%、より好
ましくは80〜60重量%であり、SEBSブロック共
重合体は10〜40重量%、より好ましくは20〜40
重量%である。
【0012】酸素バリヤー層は下記(1)〜(5)のい
ずれかの構成、即ち、 (1)EVOHと変性アイオノマ−からなる (2)EVOHとアイオノマーとポリアミドからなる (3)塩化ビニリデン系樹脂からなる (4)ポリアクリロニトリルもしくは不飽和ニトリル系
樹脂からなるか、または (5)芳香族ポリアミド系樹脂からなる。
【0013】このうち、(1)または(2)が好まし
く、中でも(1)が好適に用いられる。変性アイオノマ
ーとは、カルボキシル基を含むポリオレフィンであっ
て、そのカルボキシル基の一部が遷移金属陽イオンで中
和され、他の一部が他の陽イオンで中和され、更にカル
ボキシル基または中和された部分が片末端もしくは両末
端に一級アミノ基を有するポリアミドオリゴマーとイオ
ン的に結合しているものである。カルボキシル基を含む
ポリオレフィンとしてはα−オレフィンと不飽和カルボ
ン酸との共重合体、例えばエチレンと不飽和カルボン酸
であるアクリル酸、メタクリル酸等との共重合体などが
例示できる。変性アイオノマーとしては、エチレン−不
飽和カルボン酸共重合体中のカルボキシル基の少なくと
も一部が遷移金属陽イオンで中和されたアイオノマー成
分(A)と、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体また
は、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体中のカルボキ
シル基の少なくとも一部がアルカリ金属イオン、アルカ
リ土類金属イオンまたはアンモニウムイオンで中和され
たアイオノマー成分(B)と、片末端もしくは両末端に
一級アミノ基を有するポリアミドオリゴマー(C)との
組成物であり、ポリアミドオリゴマー成分(C)が
(A)または(A)および(B)にイオン的に結合して
いるものが好適に用いられる。このうち、オリゴマーの
平均重合度は5〜35が好ましく用いられる。
【0014】変性アイオノマー中、遷移金属陽イオンで
中和されたアイオノマーは好ましくは50〜97重量
%、より好ましくは60〜85重量%である。また、ア
ルカリ金属イオンまたはアンモニウムイオンで中和され
たアイオノマーは好ましくは2〜49重量%、より好ま
しくは10〜35重量%である。また、片末端もしくは
両末端に一級アミノ基を有するポリアミドオリゴマーは
変性アイオノマー中、好ましくは1〜20重量%、より
好ましくは2〜15重量%である。オリゴマーを重合す
る際、末端封鎖剤(重合度調製剤)として一級アミンま
たは一級ジアミンが好適に用いられる。かかる組成物は
200〜270℃の樹脂温度条件下で溶融混練すること
によって製造される。さらに詳細な製造方法は例えば、
特開平2−140253号、特開昭59−71378
号、特開昭62−294329号等に記載されている。
変性アイオノマーは商品名ハイミランAM7926とし
て三井デュポンポリケミカル社から市販されている。
【0015】変性アイオノマー中のポリアミドとしては
ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6
6、ナイロン6−9、ナイロン6−10、ナイロン6−
12、ナイロン6−66、ナイロン6−69等の脂肪族
ポリアミドが用いられる。ポリアミドとアイオノマーと
は両者が緊密に混合されるべく、予め溶融混練したもの
が好適に用いられる。
【0016】酸素バリヤー層中、EVOHは好ましくは
60〜95重量%、より好ましくは70〜95重量%、
より一層好ましくは80〜95重量%である。EVOH
が95重量%を超えると溶融挙動が悪く積層される樹脂
構成によってはフラクチュエーションを起こし易いので
好ましくなく、60重量%未満では酸素バリヤー性が低
下するので好ましくない。
【0017】酸素バリヤー層中、変性アイオノマーは好
ましくは5〜35重量%、より好ましくは5〜25重量
%、より一層好ましくは5〜20重量%であり、アイオ
ノマーは好ましくは4〜35重量%、より好ましくは5
〜25重量%、より一層好ましくは5〜20重量%であ
る。変性アイオノマーが4重量%未満或いはアイオノマ
ーが5重量%未満ではフラクチュエーションを起こし易
く、35重量%を越すと酸素バリヤー性が低下する。
【0018】また、酸素バリヤー層中のポリアミドはE
VOHとアイオノマーとの混合を均一化させ透明性に寄
与する。ポリアミドを全く含まないと不透明であり、ま
た、多すぎるとゲル化を起こし不透明となる。従ってポ
リアミドは好ましくは1〜30重量%、より好ましくは
1〜25重量%、より一層好ましくは1〜20重量%の
範囲が用いられる。また、変性アイオノマー中のポリア
ミドオリゴマーの量が多いときにはポリアミドがなくと
も透明性がよいが、ポリアミドを併用してもよい。その
場合、ポリアミドは好ましくは0〜30重量%、より好
ましくは0〜25重量%、より好ましくは0〜25重量
%、より一層好ましくは0〜20重量%である。
【0019】EVOHは通常エチレン含量40〜60モ
ル%、ケン化度60モル%以上のものが好ましく、より
好ましくはエチレン含量42〜55モル%、ケン化度7
0モル%以上であり、さらにはエチレン含量44〜50
モル%、ケン化度80〜100モル%のものが特に好ま
しく用いられる。
【0020】酸素バリヤー層はこの他、(3)塩化ビニ
リデン系樹脂からなるもの、(4)ポリアクリロニトリ
ルもしくは不飽和ニトリル系樹脂からなるものまたは
(5)芳香族ポリアミド系樹脂からなるものであっても
よい。不飽和ニトリル系樹脂としては不飽和ニトリルを
50重量%以上含有するハイニトリル系共重合体樹脂が
包含される。また、芳香族ポリアミド系樹脂としてはナ
イロンMXD6、ナイロン6I−6T等が例示される。
【0021】中間層はあってもなくてもよい。この層は
積層体に強度を付与するものであり、強度を特に要求さ
れない用途に対しては必要ではない。中間層に用いられ
る樹脂としてはポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹
脂、リサイクル樹脂などが例示される。好ましくはポリ
アミド系樹脂が用いられる。
【0022】最内層は、VLDPEからなる。この層は
シール層としての機能を有している。本発明で用いるは
VLDPEは密度が0.870〜0.920g/cm3
の範囲でエチレンを主成分とし、副成分としてプロピレ
ン、ブテン−1、ペンテンー1、4−メチルペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテンー1等の炭素数10までの
α−オレフィンとの共重合体が含まれる。チーグラー触
媒により製造されたもの、メタロセン触媒により製造さ
れたものを問わず用いることが出来る。また、上記の樹
脂の混合物を使用しても差し支えない。VLDPEは、
シール性、ホットタック性、透明性がよいので好んで用
いられる。
【0023】これらのVLDPEはシール層としての機
能を考慮し、好ましくは結晶融点86℃以上、さらには
90〜125℃の範囲のものから選ばれる。また、シー
ル温度範囲を調節するために低融点のものとそれより融
点の高いものとの混合樹脂であっても差し支えない。
【0024】最内層の樹脂には、アンチブロッキング
剤、滑剤等を添加してもよい。アンチブロッキング剤と
しては酸化珪素、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム等
の粉末、滑剤としては、オレイン酸アマイド、パルミチ
ン酸アマイド、エルカ酸アマイドおよびステアリン酸ア
マイド等のアマイド系のものがよい。これらの添加量
は、最外層にこれらのアンチブロッキング剤0.02〜
0.8重量%、好ましくは0.2〜0.6重量%、滑剤
は5×10-3〜0.2重量%、好ましくは5×10-2
0.15重量%の範囲で含まれることが望ましい。これ
ら滑剤を含むマスターバッチを添加する方法を用いると
よい。アンチブロッキング剤、滑剤は、シール層に用い
るVLDPEが大きい粘着性を有する場合、フィルム巻
き取り時にべた付きによるトラブルを防ぐ目的で使用す
ることが望ましい。
【0025】最内層に隣接して、最外層側にポリオレフ
ィンからなるもう一つの中間層を設けてもよい。この中
間層は、もう一つの強度付与層となる。この層のポリオ
レフィンとして用いる樹脂は、フィルムの透明性を損な
わない限り限定はしない。最内層の超低密度ポリエチレ
ンと同種のものであってもよく、異なるものであっても
よい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピ
レンと他のαーオレフィンとの共重合体、LLDPE、
VLDPE、エチレンー酢酸ビニル共重合体などが挙げ
られる。また、最内層に添加したアンチブロッキング
剤、滑剤は成形の過程で散逸し効果が顕著に発現しない
ことがあるので、この中間層にこれらの添加剤を添加し
ておき、最内層へ移行させて効果を維持させてもよい。
上記の樹脂の内、VLDPEが好ましく用いられる。
【0026】各層間の接着をより強くするために接着層
を各層間に設けてもよい。接着層に用いる樹脂としては
軟化温度の低い熱可塑性重合体およびこれらの樹脂の不
飽和カルボン酸変性物もしくは該酸変性物の金属変性物
など、ならびにこれらを含む混合物が好ましい。例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレンとアクリ
ル酸エチル共重合体、およびマレイン酸、アクリル酸、
メタクリル酸、イタコン酸またはこれらの無水物などで
変性されたオレフィン共重合体、熱可塑性ポリウレタン
エラストマーのブレンド樹脂などがある。これらの中で
マレイン酸で変性したポリオレフィン、例えばマレイン
酸で変性したLLDPE、EVAなどが好ましく用いら
れる。
【0027】積層体の厚みは特に限定しないが、深絞り
成型用のフィルムとして用いる場合の全層厚みは、好ま
しくは100〜250μm、さらに好ましくは120〜
250μmである。最外層の厚みは10〜40μm、さ
らには10〜35μmが望ましい。また、最内層の厚み
は、好ましくは10〜80μm、さらには15〜80μ
m程度が望ましい。その他の層の厚さは包装対象物によ
り各層の厚さを適宜選定してよい。
【0028】積層フィルムの製造の際、各樹脂層には必
要により、所望する性質を損なわない範囲で各種添加
剤、安定剤などを添加してもよい。添加剤の配合は公知
の方法により行うことが出来る。各樹脂はそれぞれ別の
押出機で溶融混練され、Tダイ共押出、または円形ダイ
により溶融成形される。本発明の積層フィルムは延伸さ
れていても、未延伸であってもよい。延伸フィルムはT
ダイ延伸法、インフレーション法などの公知の方法で延
伸される。未延伸の場合はTダイ共押出しにより樹脂温
度200〜250℃で積層構成の溶融パリソンを成形す
る。ついでこのパリソンを規定の厚みになるようにドラ
フト比を設定し、40〜60℃のチルロール上で急冷
し、ドラフトして未延伸多層フィルムを得る。積層フィ
ルムを深絞り用に使う場合は前記の厚み範囲のフィルム
を使用するのが好ましい。この場合はフィルムの最内層
が被包装物に接する面となるように使用することによ
り、耐ピンホール性、透明性に優れ、柔軟性に富んでい
るため被包装物の形状に密着した包装体を与え、かつ、
包装体表面へのラベル貼着性(ラベル適性)も優れたも
のとなる。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。得られたフィルムの評価は以下の方法で行った。 1.耐ピンホール強度(六角回転テスト) ブロック状焼豚を充填した略円柱状包装体(直径8c
m、長さ10cm)20個をランダムに入れた箱体を回
転させて、経過時間毎に試料を取り出してピンホールが
発生している試料の数を求めた。箱体は硬質塩化ビニル
樹脂製であり、縦断面が正六角形の筒状体である。箱体
の回転軸は正六角形の中心である。箱体の正六角形の一
辺の長さは20cmであり、筒の長さは61.5cmで
あり、箱体の厚さは0.5cmである。筒の中には3枚
の長方形状の邪魔板があり、それぞれの邪魔板は正六角
形の6頂点の内の一つ置きに指定した3頂点より箱体の
回転軸に向かって設けられている。その回転軸に向かっ
て伸びる辺の長さが7.8cmであり、他方の辺は筒の
長さとおなじであり、邪魔板の厚みは0.5cmであ
る。邪魔板も硬質塩化ビニル樹脂製である。箱体を5℃
の温度雰囲気で30回転/分の条件で回転させた。
【0030】2.透明性(Haze) ASTM D1003に準じて測定した。 3.柔軟性(ヤング率) ASTM D882に準じて測定した。
【0031】4.ラベル適性 アクリル系粘着剤を使用したラベルを用いて、以下の条
件でラベルしたものの剥離強度を測定した。剥離強度の
測定は5℃、剥離速度200mm/分で180゜剥離を行
った。 a)温度5℃の水中に焼豚を充填した積層フィルムを3
0分間浸した後、ラベルを水中に入れ、水の中で手でフ
ィルムの最外層の面にラベルを貼着した。貼着後直ちに
剥離強度を測定した。 b)焼豚を充填したフィルムを98℃、30分間ボイル
水中に浸した後、フィルムを取り出し水滴を拭き取り、
5℃の冷蔵庫に入れた後、23℃の空気中に戻して結露
させた。結露させたまま最外層の面にラベルを貼着し
た。貼着後直ちに剥離強度を測定した。この条件は実際
にユーザーが行うボイル殺菌後のラベル貼り付け工程に
近似する。 c)室温に放置したフィルムの最外層の面にラベルを貼
着した。貼着後直ちに剥離強度を測定した。
【0032】(実施例1)以下の6種の樹脂材料を用い
て7層構成の多層フィルムを製膜した。 (1)最外層:プロピレン−エチレンランダム共重合体
(PP−Et)(昭和電工社製;「ショウアロマーMG
511」、密度;0.90g/cm3(以下,密度の単
位は省略する)MFR=12.0g/10分[230
℃],融点=152℃、エチレン含量10重量%)とS
EBSブロック共重合体(日本合成ゴム社製;「ダイナ
ロン1320P」、水素添加スチレンブタジエンラバ
ー:密度;0.89,MFR=3.5g/10分[23
0℃]、スチレン含量10%)を70:30の重量比で
ブレンドした。 (2)酸素バリヤー層:EVOH(日本合成化学社製;
「ソアノールA4412B」、密度;1.14、MFR
=12.0g/10分[210℃]、融点=164℃、
エチレン含量44モル%)と変性アイオノマー(三井デ
ュポンポリケミカル社製、「ハイミランAM792
6」、密度;1.0、MFR=9.01g/10分[2
30℃]、融点=81℃、198℃)を90:10の重
量比でブレンドした。 (3)接着剤層:マレイン酸変性LLDPE(三井石油
化学社製;「アドマー」、密度;0.904、MFR=
9.5g/10分[190℃],融点=104℃、12
3℃)。 (4)中間層1:6−66共重合ポリアミド(東レ社
製;「アミランCM6001XF」、密度;1.13、
相対粘度3.2、融点=195℃、共重合(重量)比6
Ny:66Ny=85:15)。 (5)中間層2;エチレンー1−オクテン共重合体(ダ
ウケミカル社製;VLDPE、「AFFINITY F
W1650」、密度=0.902、MFR=3.0g/
10分[190℃]、融点=98℃)。 (6)最内層 ;中間層2と同じVLDPEに対しアン
チブロッキング剤として酸化珪素0.4重量%、滑剤と
してエルカ酸アマイド0.1重量%を添加した。6台の
押出機を使用し、上記の6種の樹脂材料を別々に溶融混
練し、Tダイ共押出しにより樹脂温度230℃で最外層
/接着層/酸素バリヤー層/中間層1/中間層2/最内
層の7層構成の溶融パリソンを成形した。ついでこのパ
リソンを規定の厚みになるようにドラフト比を設定し、
40℃のチルロール上で急冷し、ドラフトして未延伸多
層フィルムを得た。得られた多層フィルムの厚みは最外
層から順に30/10/15/40/10/80/15
の計200μmであった。耐ピンホール強度、透明性、
柔軟性の評価結果を表1に、ラベル適性の評価結果を表
2に示した。
【0033】(比較例1)以下の4種の樹脂材料を使用
し、製膜方法は実施例1と同様に行い、5層の積層フィ
ルムを得た。 (1)最外層;ポリアミド樹脂:6Ny(東レ社製:
「アミランCM1021FS4」、密度=1.13、溶
融粘度;5,200ポイズ[250℃]、融点=225
℃)。 (2)酸素バリヤー層:EVOH(日本合成化学社製;
「ソアノールA4412B」、密度;1.14、MFR
=12.0g/10分[210℃]、融点=164℃、
エチレン含量44モル%)。 (3)接着層:酸変性EVA(三井石油化学社製;「ア
ドマー」、密度=0.93、MFR=2.0g/10分
[190℃]、融点=90℃)。 (4)中間層:エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)(住友化学社製;「エバテートD2011」、密度
=0.92、MFR=2.0g/10分[190℃]、
融点=103℃、酢酸ビニル含量5重量%)。 (5)最内層;エチレン−アクリル酸共重合体(三菱樹
脂社製:(EAA);「ユカロンXA201H」;密度
=0.94、MFR=2.5g/10分[190℃]、
融点90℃、アクリル酸含量7重量%)。得られた5層
積層フィルムは最外層(6Ny)/酸素バリヤー層(E
VOH)/接着層(酸変性EVA)/中間層(EVA)
/最外層(EMAA)の層構成の未延伸積層フィルム
で、フィルムの厚みは最外層から順に20/20/10
/50/20の計120μmであった。耐ピンホール強
度、透明性、柔軟性の評価結果を表1に示した。
【0034】(比較例2)以下の6種の樹脂材料を使用
し、製膜方法は実施例1と同様に行い、7層の未延伸積
層フィルムを得た。 (1)最外層:プロピレン−エチレンランダム共重合体
(PP−Et)(昭和電工社製;「ショウアロマーMG
511」、密度;0.90,MFR=12.0g/10
分[230℃],融点=152℃、エチレン含量10
%)。 (2)接着剤層:マレイン酸変性LLDPE(三井石油
化学社製;「アドマー」、密度;0.904、MFR=
9.5g/10分[190℃],融点=104℃、12
3℃)。 (3)酸素バリヤー層:EVOH(日本合成化学社製;
「ソアノールA4412B」、密度;1.14、MFR
=12.0g/10分[210℃]、融点=164℃、
エチレン含量44モル%)。 (4)中間層1:6−66共重合ポリアミド(東レ社
製;「アミランCM6001XF」、密度;1.13、
相対粘度3.2、融点=195℃、共重合(重量)比6
Ny:66Ny=85:15)。 (5)中間層2:線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)(出光石油化学社製;「モアテック0438C
N」、密度=0.920、MFR=4.0g/10分
[190℃],融点=98℃)。 (6)最内層:エチレン−メチルメタクリル酸共重合体
(EMAA)(三井デュポンポリケミカル社製、「ニュ
クレル0903HC」、密度=0.93、MFR=3.
0g/10分[190℃],融点=98℃、メチルメタ
クリル酸含量9重量%)。得られた7層積層フィルムは
最外層(PP−Et)/接着層(マレイン酸変性LLD
PE)/酸素バリヤー層(EVOH)/中間層1(6−
66Ny)/接着層(マレイン酸変性LLDPE)/中
間層2(LLDPE)/最外層(EMAA)の層構成
で、多層フィルムの厚み構成は最外層から順に35/1
5/25/18/15/90/20の計218μmであ
った。耐ピンホール強度、透明性、柔軟性の評価結果を
表1に示した。
【0035】(比較例3)以下の5種の樹脂材料を使用
し、製膜方法は実施例1と同様に行い、6層の未延伸積
層フィルムを得た。 (1)最外層:ポリアミド樹脂:6Ny(東レ社製:
「アミランCM1021FS4」、密度=1.13、溶
融粘度;5、200ポイズ[250℃]、融点=225
℃)。 (2)接着剤層:マレイン酸変性LLDPE(三井石油
化学社製;「アドマー」、密度;0.904、MFR=
9.5[190℃],融点=104℃、123℃)。 (3)酸素バリヤー層:EVOH(日本合成化学社製;
「ソアノールA4412B」、密度;1.14、MFR
=12.0g/10分[210℃]、融点=164℃、
エチレン含量44モル%)。 (4)中間層:線状低密度ポリエチレン(LLDPE)
(出光石油化学社製;「モアテック0438CN」、密
度=0.920、MFR=4.0g/10分[190
℃],融点=98℃)。 (5)最内層:エチレン−メチルメタクリル酸共重合体
(EMAA)(三井ジュポンポリケミカル社製、「ニュ
クレル0903HC」、密度=0.93、MFR=3.
0g/10分[190℃],融点=98℃、メチルメタ
クリル酸含量9重量%)。得られた6層積層フィルムは
最外層(6Ny)/接着層(マレイン酸変性LLDP
E)/酸素バリヤー層(EVOH)/接着層(マレイン
酸変性LLDPE)/中間層(LLDPE)/最外層
(EMAA)の層構成で、フィルムの厚み構成は最外層
から順に75/12/11/13/83/18の計21
2μmであった。ラベル適性の評価結果を表2に示し
た。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】上述した様に、本発明の包装用積層フィ
ルムは優れた耐ピンホール性、透明性、ガスバリヤー性
および成形性を有し、さらに適度な柔軟性を具備するも
のである。積層フィルム全体が柔軟であるため、例えば
深絞り包装した場合、フィルムと包装対象物とが密着
し、空隙の発生を防ぎ、包装体の外観を綺麗なものとす
る。また、包装品が食肉などの様に液汁を含むものにあ
っては、液汁の分離を防ぐことが出来る。さらに、フィ
ルムの最外層を構成するポリプロピレン樹脂とSEBS
ブロック共重合体とからなる樹脂層とラベルに使用され
るアクリル系粘着剤との接着性がよいので優れたラベル
適性を与える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝 茨城県新治郡玉里村大字上玉里18−13 呉 羽化学工業株式会社樹脂加工技術センター 内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最外層がポリプロピレン樹脂とスチレン・
    エチレン・ブチレン・スチレン(以下、「SEBS」と
    称する)ブロック共重合体とからなり、酸素バリヤー層
    が下記(1)〜(5)のいずれかの構成、即ち、 (1)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(以下、
    「EVOH」と称する)と変性アイオノマ−からなる (2)EVOHとアイオノマーとポリアミドからなる (3)塩化ビニリデン系樹脂からなる (4)ポリアクリロニトリルもしくは不飽和ニトリル系
    樹脂からなるか、または (5)芳香族ポリアミド系樹脂からなり、最内層である
    シール層が超低密度ポリエチレン(以下、「VLDP
    E」と称する)からなる包装用積層フィルム。
  2. 【請求項2】最外層がポリプロピレン系樹脂90〜60
    重量%とSEBSブロック共重合体10〜40重量%か
    らなる請求項1に記載の包装用積層フィルム。
  3. 【請求項3】深絞り成形用である請求項1または2に記
    載の包装用積層フィルム。
  4. 【請求項4】ピロー包装用である請求項1または2に記
    載の包装用積層フィルム。
  5. 【請求項5】パウチ用である請求項1または2に記載の
    包装用積層フィルム。
  6. 【請求項6】最内層に隣接して、最外層側にさらにポリ
    オレフィンからなる層を有する請求項1に記載の包装用
    積層フィルム。
  7. 【請求項7】最内層を構成するVLDPEがアンチブロ
    ッキング剤、滑剤を含む請求項1に記載の包装用積層フ
    ィルム。
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